JPH11269962A - 便器装置 - Google Patents
便器装置Info
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- JPH11269962A JPH11269962A JP9073098A JP9073098A JPH11269962A JP H11269962 A JPH11269962 A JP H11269962A JP 9073098 A JP9073098 A JP 9073098A JP 9073098 A JP9073098 A JP 9073098A JP H11269962 A JPH11269962 A JP H11269962A
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- washing
- hand washing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手洗い動作がし易く、大便器を汚すことな
く、しかも節水効果を奏する便器装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 トイレ空間に配設される便器装置にお
いて、大便器の封水に利用する封水用供給水をトイレ空
間に大便器と別体で配設される手洗い器に給水し、手洗
い器の手洗い水として利用された水を大便器に戻し、大
便器の封水として利用するようにしたことを特徴とす
る。
く、しかも節水効果を奏する便器装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 トイレ空間に配設される便器装置にお
いて、大便器の封水に利用する封水用供給水をトイレ空
間に大便器と別体で配設される手洗い器に給水し、手洗
い器の手洗い水として利用された水を大便器に戻し、大
便器の封水として利用するようにしたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大便器の封水に利
用する封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設
される手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利
用された水を大便器に戻し、大便器の封水として利用す
るようにした便器装置に関するものである。
用する封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設
される手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利
用された水を大便器に戻し、大便器の封水として利用す
るようにした便器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大便器が配設されるトイレ空間に
大便器と別体で手洗い器を設置している場合、この手洗
い器に利用される手洗い水を供給する手洗い装置として
は、水道水を大便器の洗浄や封水に利用される洗浄用供
給水や封水用供給水とは別経路の給排水管を設け、その
給水管に単水栓あるいは定量止水バルブを設ける構成が
一般的である。この種の手洗い装置では、使用者は大便
器の存在に邪魔されることなく手洗い動作を行うことが
でき、手洗いスペースが広く取れ、洗い易いといった良
さがある。また、大便器の洗浄用供給水を貯留するロー
タンク上面に手洗い器を備える、いわゆる手洗い付ロー
タンクでは、ロータンクへの補給水を手洗い器に分岐さ
せることで手洗い水を供給する手洗い装置が知られてい
る。この手洗い付ロータンク用の手洗い装置では、手洗
いに利用された排水を大便器の洗浄用供給水あるいは封
水用供給水として再利用することができ、大きな節水効
果が得られる。
大便器と別体で手洗い器を設置している場合、この手洗
い器に利用される手洗い水を供給する手洗い装置として
は、水道水を大便器の洗浄や封水に利用される洗浄用供
給水や封水用供給水とは別経路の給排水管を設け、その
給水管に単水栓あるいは定量止水バルブを設ける構成が
一般的である。この種の手洗い装置では、使用者は大便
器の存在に邪魔されることなく手洗い動作を行うことが
でき、手洗いスペースが広く取れ、洗い易いといった良
さがある。また、大便器の洗浄用供給水を貯留するロー
タンク上面に手洗い器を備える、いわゆる手洗い付ロー
タンクでは、ロータンクへの補給水を手洗い器に分岐さ
せることで手洗い水を供給する手洗い装置が知られてい
る。この手洗い付ロータンク用の手洗い装置では、手洗
いに利用された排水を大便器の洗浄用供給水あるいは封
水用供給水として再利用することができ、大きな節水効
果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の二種類の手洗い装置はそれぞれ長所があるものの、相
互の長所を短所として有している。すなわち、トイレ空
間の壁面等に大便器と別体で配設された手洗い器用の手
洗い装置は、手洗い動作がし易く、大便器を汚すことが
ないが、その手洗い水は単純に排水されるために上水の
利用効率が低い。一方、手洗い付ロータンク用の手洗い
装置は、手洗い器で使用された排水を大便器洗浄用とし
て再利用でき大きな節水効果がある。しかし、大便器後
部に備えられたロータンク上面に手洗い器が配置される
ため、手洗い動作に不便であり、また手洗い時の飛散水
により大便器を汚してしまう。
の二種類の手洗い装置はそれぞれ長所があるものの、相
互の長所を短所として有している。すなわち、トイレ空
間の壁面等に大便器と別体で配設された手洗い器用の手
洗い装置は、手洗い動作がし易く、大便器を汚すことが
ないが、その手洗い水は単純に排水されるために上水の
利用効率が低い。一方、手洗い付ロータンク用の手洗い
装置は、手洗い器で使用された排水を大便器洗浄用とし
て再利用でき大きな節水効果がある。しかし、大便器後
部に備えられたロータンク上面に手洗い器が配置される
ため、手洗い動作に不便であり、また手洗い時の飛散水
により大便器を汚してしまう。
【0004】本発明の便器装置は、上記二種類の手洗い
装置のそれぞれが有する短所を同時に解決し、手洗い動
作がし易く、大便器を汚すことなく、しかも節水効果を
奏する便器装置を提供することを目的とする。
装置のそれぞれが有する短所を同時に解決し、手洗い動
作がし易く、大便器を汚すことなく、しかも節水効果を
奏する便器装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項第1項記載の発明は、トイレ空間に配
設される便器装置において、大便器の封水に利用する封
水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設される手
洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用された
水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するように
したことを特徴とする。
になされた請求項第1項記載の発明は、トイレ空間に配
設される便器装置において、大便器の封水に利用する封
水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設される手
洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用された
水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するように
したことを特徴とする。
【0006】本発明においては、大便器の封水に利用す
る封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設され
る手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するよ
うにしたことにより、手洗い動作がし易く、大便器を汚
すことなく、しかも節水効果を奏する便器装置を提供す
ることができる。また、従来、手洗い器用として必要で
あった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
る封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設され
る手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するよ
うにしたことにより、手洗い動作がし易く、大便器を汚
すことなく、しかも節水効果を奏する便器装置を提供す
ることができる。また、従来、手洗い器用として必要で
あった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
【0007】請求項第2項記載の発明は、請求項第1項
記載の便器装置において、水道水を、大便器の洗浄に利
用される便器洗浄用供給水と、トイレ空間に大便器と別
体で配設される手洗い器の手洗いに利用される手洗い用
供給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブを有す
ることを特徴とする。
記載の便器装置において、水道水を、大便器の洗浄に利
用される便器洗浄用供給水と、トイレ空間に大便器と別
体で配設される手洗い器の手洗いに利用される手洗い用
供給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブを有す
ることを特徴とする。
【0008】本発明においては、便器洗浄用供給水と手
洗い用供給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブ
を有することにより、便器洗浄が終了した段階で、水路
切り替えバルブの水路を切り替えるだけで、便器洗浄用
供給水を止水するとともに、手洗い用供給水を手洗い器
へ供給することができる。また、従来、手洗い器用とし
て必要であった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
洗い用供給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブ
を有することにより、便器洗浄が終了した段階で、水路
切り替えバルブの水路を切り替えるだけで、便器洗浄用
供給水を止水するとともに、手洗い用供給水を手洗い器
へ供給することができる。また、従来、手洗い器用とし
て必要であった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
【0009】請求項第3項記載の発明は、請求項第1項
記載の便器装置において、水道水を、大便器のリム洗浄
に利用されるリム洗浄用供給水と、大便器の洗浄に利用
される便器洗浄用供給水と、トイレ空間に大便器と別体
で配設される手洗い器の手洗いに利用される手洗い用供
給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブを有する
ことを特徴とする。
記載の便器装置において、水道水を、大便器のリム洗浄
に利用されるリム洗浄用供給水と、大便器の洗浄に利用
される便器洗浄用供給水と、トイレ空間に大便器と別体
で配設される手洗い器の手洗いに利用される手洗い用供
給水とに水路を切り替える水路切り替えバルブを有する
ことを特徴とする。
【0010】本発明においては、リム洗浄、便器洗浄、
手洗い水供給を水路切り替えバルブ一つで行うことがで
きる。
手洗い水供給を水路切り替えバルブ一つで行うことがで
きる。
【0011】請求項第4項記載の発明は、請求項第1項
記載の便器装置において、大便器の洗浄用供給水を貯留
する洗浄用タンクに内蔵され、水道水を、前記洗浄用タ
ンクへの供給水と、トイレ空間に大便器と別体で配設さ
れる手洗い器の手洗いに利用される手洗い用供給水とに
水路を切り替えるボールタップバルブを有することを特
徴とする。
記載の便器装置において、大便器の洗浄用供給水を貯留
する洗浄用タンクに内蔵され、水道水を、前記洗浄用タ
ンクへの供給水と、トイレ空間に大便器と別体で配設さ
れる手洗い器の手洗いに利用される手洗い用供給水とに
水路を切り替えるボールタップバルブを有することを特
徴とする。
【0012】本発明においては、従来のボールタップバ
ルブの封水用供給水をリム洗浄配管へ供給していたリフ
ュール管を、手洗い器へ手洗い水を供給する手洗い水供
給配管とすることで、簡単に請求項第1項記載の発明を
実施することができる。また、従来、手洗い器用として
必要であった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
ルブの封水用供給水をリム洗浄配管へ供給していたリフ
ュール管を、手洗い器へ手洗い水を供給する手洗い水供
給配管とすることで、簡単に請求項第1項記載の発明を
実施することができる。また、従来、手洗い器用として
必要であった単水栓や定量止水バルブが不要となる。
【0013】請求項第5項記載の発明は、請求項第1項
乃至請求項第4項記載の便器装置において、手洗い器の
手洗い水として利用された水を大便器に戻すための戻り
配管を、大便器のリム洗浄配管に接続したことを特徴と
する。
乃至請求項第4項記載の便器装置において、手洗い器の
手洗い水として利用された水を大便器に戻すための戻り
配管を、大便器のリム洗浄配管に接続したことを特徴と
する。
【0014】本発明においては、手洗い器の手洗い水と
して利用された水を大便器に戻すための戻り配管を、大
便器のリム洗浄配管に接続したことにより、手洗い水と
して利用された水が自然落下により大便器に流れ込むと
共に、リム洗浄配管から大便器に流れ込むため手洗い水
として利用された水が大便器のボール面を洗浄した後封
水となる。
して利用された水を大便器に戻すための戻り配管を、大
便器のリム洗浄配管に接続したことにより、手洗い水と
して利用された水が自然落下により大便器に流れ込むと
共に、リム洗浄配管から大便器に流れ込むため手洗い水
として利用された水が大便器のボール面を洗浄した後封
水となる。
【0015】請求項第6項記載の発明は、請求項第1項
乃至請求項第5項記載の便器装置において、トイレ空間
に大便器と別体で配設される手洗い器の手洗いに利用さ
れる手洗い用供給水を供給する手洗い水供給配管及び/
または手洗い器の手洗い水として利用された水を大便器
に戻すための戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前
記壁に沿って設置される構造物の内部に配設したことを
特徴とする。
乃至請求項第5項記載の便器装置において、トイレ空間
に大便器と別体で配設される手洗い器の手洗いに利用さ
れる手洗い用供給水を供給する手洗い水供給配管及び/
または手洗い器の手洗い水として利用された水を大便器
に戻すための戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前
記壁に沿って設置される構造物の内部に配設したことを
特徴とする。
【0016】本発明においては、手洗い水供給配管及び
/または戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前記壁
に沿って設置される構造物の内部に収納したことによ
り、トイレ空間に配管がむき出しとなることが防止さ
れ、掃除が簡便となり、また意匠的にも好適となる。
/または戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前記壁
に沿って設置される構造物の内部に収納したことによ
り、トイレ空間に配管がむき出しとなることが防止さ
れ、掃除が簡便となり、また意匠的にも好適となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
面により詳細に説明する。
【0018】
【実施例1】図1は、第一の実施例を示す図であり、水
道直結型サイホンジェット大便器と、大便器と別体で配
設される手洗い器とを組合わせた例である。まず、構成
について説明する。大便器1は、洗浄動作をコントロー
ルするシーケンシャルバルブ2及びこのシーケンシャル
バルブ2を制御する図示しない制御手段を有する。シー
ケンシャルバルブ2とは、便器洗浄においてリム吐水と
ジェット吐水とをアクチュエータで切替えるバルブのこ
とである。アクチュエータにはステッピングモータなど
が用いられる。シーケンシャルバルブ2には、ジェット
ノズル3と、リム配管8さらには手洗い器4へ手洗い水
を供給する手洗い水供給配管5が連結されている。ま
た、手洗い水供給配管5の途中には、定流量弁7が設け
られている。また、手洗い器4の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻すための戻り配管6が大便器のリム
洗浄配管8に接続されている。
道直結型サイホンジェット大便器と、大便器と別体で配
設される手洗い器とを組合わせた例である。まず、構成
について説明する。大便器1は、洗浄動作をコントロー
ルするシーケンシャルバルブ2及びこのシーケンシャル
バルブ2を制御する図示しない制御手段を有する。シー
ケンシャルバルブ2とは、便器洗浄においてリム吐水と
ジェット吐水とをアクチュエータで切替えるバルブのこ
とである。アクチュエータにはステッピングモータなど
が用いられる。シーケンシャルバルブ2には、ジェット
ノズル3と、リム配管8さらには手洗い器4へ手洗い水
を供給する手洗い水供給配管5が連結されている。ま
た、手洗い水供給配管5の途中には、定流量弁7が設け
られている。また、手洗い器4の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻すための戻り配管6が大便器のリム
洗浄配管8に接続されている。
【0019】次に、動作について説明する。リモコン9
の洗浄SW10を押すと、図示しない制御手段によって
シーケンシャルバルブ2が作動し水道水をリム洗浄配管
8へ供給しリム洗浄が行われる。続いてシーケンシャル
バルブ2の流路がジェットノズル3側に切替り、ジェッ
トノズル3から便器洗浄水が噴射され便器洗浄を開始す
る。便器洗浄が終わるとシーケンシャルバルブ2の流路
が手洗い水供給配管5側に切替り、手洗い水供給配管5
を介して手洗い器4へ手洗い水が供給される。手洗い水
は定流量弁7を介して供給されるため、水道水の水圧が
高圧である地域であっても手洗い水が勢い良く飛び散る
ことがない。
の洗浄SW10を押すと、図示しない制御手段によって
シーケンシャルバルブ2が作動し水道水をリム洗浄配管
8へ供給しリム洗浄が行われる。続いてシーケンシャル
バルブ2の流路がジェットノズル3側に切替り、ジェッ
トノズル3から便器洗浄水が噴射され便器洗浄を開始す
る。便器洗浄が終わるとシーケンシャルバルブ2の流路
が手洗い水供給配管5側に切替り、手洗い水供給配管5
を介して手洗い器4へ手洗い水が供給される。手洗い水
は定流量弁7を介して供給されるため、水道水の水圧が
高圧である地域であっても手洗い水が勢い良く飛び散る
ことがない。
【0020】手洗い水として供給される水道水の量は、
大便器の封水として利用される水の量と同量となるよう
に予め設定された量だけ、図示しない制御手段とシーケ
ンシャルバルブ2によって調整される。これにより手洗
い器4へは封水面が所定位置になる量の給水を継続し、
所定量給水した後に停止する。よって、手洗い器4へ手
洗い水として供給される水道水は、手洗い水として利用
された後、戻り配管6及びリム洗浄配管8を介して大便
器に戻され大便器の封水として利用される。
大便器の封水として利用される水の量と同量となるよう
に予め設定された量だけ、図示しない制御手段とシーケ
ンシャルバルブ2によって調整される。これにより手洗
い器4へは封水面が所定位置になる量の給水を継続し、
所定量給水した後に停止する。よって、手洗い器4へ手
洗い水として供給される水道水は、手洗い水として利用
された後、戻り配管6及びリム洗浄配管8を介して大便
器に戻され大便器の封水として利用される。
【0021】なお、本実施例では、便器洗浄が終わると
シーケンシャルバルブ2の流路が切替り、手洗い水を手
洗い器4へ供給する例を示したが、便器洗浄から手洗い
水供給に切り換える際、一旦全て止水することにより、
便器洗浄終了から手洗い水供給までの間の時間を制御手
段によって調整することも可能である。また、リモコン
9に洗浄SW10とは別のSW(手洗い水供給用)を設
け、該SWを押すことによってシーケンシャルバルブ2
の流路を切替えて手洗い水を供給するようにすることも
できる。更に、手洗い水供給用SWを、手洗い器4の近
傍に設けたセンサーSWとすることにより、使用者はリ
モコン9の洗浄SW10を押してから手洗い動作を行う
までの時間について何ら気遣う必要がなくトイレを使用
することができる。
シーケンシャルバルブ2の流路が切替り、手洗い水を手
洗い器4へ供給する例を示したが、便器洗浄から手洗い
水供給に切り換える際、一旦全て止水することにより、
便器洗浄終了から手洗い水供給までの間の時間を制御手
段によって調整することも可能である。また、リモコン
9に洗浄SW10とは別のSW(手洗い水供給用)を設
け、該SWを押すことによってシーケンシャルバルブ2
の流路を切替えて手洗い水を供給するようにすることも
できる。更に、手洗い水供給用SWを、手洗い器4の近
傍に設けたセンサーSWとすることにより、使用者はリ
モコン9の洗浄SW10を押してから手洗い動作を行う
までの時間について何ら気遣う必要がなくトイレを使用
することができる。
【0022】
【実施例2】図2は、第二の実施例を示す図であり、ロ
ータンク付きサイホン式大便器と、大便器と別体で配設
される手洗い器とを組合わせた例である。まず、構成に
ついて説明する。大便器1は、ロータンク12を有す
る。ロータンク12には、ボールタップバル11が内蔵
されておりロータンク12への給水量を管理している。
ボールタップバル11には、ロータンク12へ便器洗浄
用水を供給する供給管13と、手洗い器4へ手洗い水を
供給する手洗い水供給配管5が連結されている。また、
手洗い水供給配管5の途中には、定流量弁7が設けられ
ている。また、手洗い器4の手洗い水として利用された
水を大便器に戻すための戻り配管6が大便器のリム洗浄
配管8に接続されている。
ータンク付きサイホン式大便器と、大便器と別体で配設
される手洗い器とを組合わせた例である。まず、構成に
ついて説明する。大便器1は、ロータンク12を有す
る。ロータンク12には、ボールタップバル11が内蔵
されておりロータンク12への給水量を管理している。
ボールタップバル11には、ロータンク12へ便器洗浄
用水を供給する供給管13と、手洗い器4へ手洗い水を
供給する手洗い水供給配管5が連結されている。また、
手洗い水供給配管5の途中には、定流量弁7が設けられ
ている。また、手洗い器4の手洗い水として利用された
水を大便器に戻すための戻り配管6が大便器のリム洗浄
配管8に接続されている。
【0023】なお、従来の便器装置においては、ボール
タップバル11には、ロータンク12へ便器洗浄用水を
供給する供給管13と、大便器のリム洗浄を行うための
リム洗浄配管8に水道水を供給する図示しないリフュー
ル管が接続されていたものである。この従来のリフュー
ル管を、手洗い器へ手洗い水を供給する手洗い水供給配
管5とすることで、簡単に請求項第1項記載の発明を実
施することができる。
タップバル11には、ロータンク12へ便器洗浄用水を
供給する供給管13と、大便器のリム洗浄を行うための
リム洗浄配管8に水道水を供給する図示しないリフュー
ル管が接続されていたものである。この従来のリフュー
ル管を、手洗い器へ手洗い水を供給する手洗い水供給配
管5とすることで、簡単に請求項第1項記載の発明を実
施することができる。
【0024】次に、動作について説明する。ロータンク
12に設けられた図示しない洗浄レバーを操作すると、
ロータンク12内の水がリム洗浄配管8を介して大便器
へ排出され、サイホン作用によって便器洗浄が行われ
る。この時大便器内の封水面が下がる。ロータンク12
内の水が排出されると、ボールタップバル11の浮玉が
下がりボールタップバル11からロータンク12及び手
洗い器4への給水が開始される。ロータンク12への給
水と手洗い器4への給水は、ボールタップバル11の作
動により並行して給水・止水が行われる。そのため、手
洗い器4へ手洗い水として供給される水道水の量は、ロ
ータンク12へ供給される水道水によってボールタップ
バル11の浮玉が上がりボールタップバル11が止水す
るまでの間に、大便器の封水として利用される水の量と
同量となるように、定流量弁7により調整されている。
よって、手洗い器4へ手洗い水として供給される水道水
は、手洗い水として利用された後、戻り配管6及びリム
洗浄配管8を介して大便器に戻され大便器の封水として
利用される。
12に設けられた図示しない洗浄レバーを操作すると、
ロータンク12内の水がリム洗浄配管8を介して大便器
へ排出され、サイホン作用によって便器洗浄が行われ
る。この時大便器内の封水面が下がる。ロータンク12
内の水が排出されると、ボールタップバル11の浮玉が
下がりボールタップバル11からロータンク12及び手
洗い器4への給水が開始される。ロータンク12への給
水と手洗い器4への給水は、ボールタップバル11の作
動により並行して給水・止水が行われる。そのため、手
洗い器4へ手洗い水として供給される水道水の量は、ロ
ータンク12へ供給される水道水によってボールタップ
バル11の浮玉が上がりボールタップバル11が止水す
るまでの間に、大便器の封水として利用される水の量と
同量となるように、定流量弁7により調整されている。
よって、手洗い器4へ手洗い水として供給される水道水
は、手洗い水として利用された後、戻り配管6及びリム
洗浄配管8を介して大便器に戻され大便器の封水として
利用される。
【0025】
【実施例3】図3は、第三の実施例を示す図であり、収
納などに利用するキャビネット内に手洗い器への給排水
管を通らせた例である。図3において、14は収納など
に利用されるキャビネットであり、手洗い器4へ手洗い
水を供給する手洗い水供給配管5及び手洗い器4の手洗
い水として利用された水を大便器に戻すための戻り配管
6がキャビネット14の内部に配設されている。第三の
実施例においては、手洗い水供給配管5及び戻り配管6
がキャビネット14の内部に配設されている例を示した
が、前記配管5,6をトイレ空間の壁の内部または床内
部に配設しても構わない。
納などに利用するキャビネット内に手洗い器への給排水
管を通らせた例である。図3において、14は収納など
に利用されるキャビネットであり、手洗い器4へ手洗い
水を供給する手洗い水供給配管5及び手洗い器4の手洗
い水として利用された水を大便器に戻すための戻り配管
6がキャビネット14の内部に配設されている。第三の
実施例においては、手洗い水供給配管5及び戻り配管6
がキャビネット14の内部に配設されている例を示した
が、前記配管5,6をトイレ空間の壁の内部または床内
部に配設しても構わない。
【0026】前記第一、第二の実施例においては、手洗
い器4へ供給する手洗い水の量を大便器の封水として利
用される水の量と同量となるように調整したが、手洗い
器4へ供給する手洗い水の量が大便器の封水として利用
される水の量より多い場合であっても実施可能である。
い器4へ供給する手洗い水の量を大便器の封水として利
用される水の量と同量となるように調整したが、手洗い
器4へ供給する手洗い水の量が大便器の封水として利用
される水の量より多い場合であっても実施可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、大便器の封水に利用す
る封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設され
る手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するよ
うにしたことにより、手洗い動作がし易く、大便器を汚
すことなく、しかも節水効果を奏する便器装置を提供す
ることができる。また、手洗い水供給配管及び/または
戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前記壁に沿って
設置される構造物の内部に収納したことにより、トイレ
空間に配管がむき出しとなることが防止され、掃除が簡
便となり、また意匠的にも好適となる。
る封水用供給水をトイレ空間に大便器と別体で配設され
る手洗い器に給水し、手洗い器の手洗い水として利用さ
れた水を大便器に戻し、大便器の封水として利用するよ
うにしたことにより、手洗い動作がし易く、大便器を汚
すことなく、しかも節水効果を奏する便器装置を提供す
ることができる。また、手洗い水供給配管及び/または
戻り配管をトイレ空間の壁の内部または前記壁に沿って
設置される構造物の内部に収納したことにより、トイレ
空間に配管がむき出しとなることが防止され、掃除が簡
便となり、また意匠的にも好適となる。
【図1】第一の実施例を示す図である。
【図2】第二の実施例を示す図である。
【図3】第三の実施例を示す図である。
1…大便器、2…シーケンシャルバルブ、3…ジェット
ノズル、4…手洗い器、5…手洗い水供給配管、6…戻
り配管6、7…定流量弁、8…リム洗浄配管、9…リモ
コン、10…洗浄SW、11…ボールタップバル、12
…ロータンク、13…便器洗浄用水を供給する供給管、
14…キャビネット
ノズル、4…手洗い器、5…手洗い水供給配管、6…戻
り配管6、7…定流量弁、8…リム洗浄配管、9…リモ
コン、10…洗浄SW、11…ボールタップバル、12
…ロータンク、13…便器洗浄用水を供給する供給管、
14…キャビネット
Claims (6)
- 【請求項1】 トイレ空間に配設される便器装置にお
いて、大便器の封水に利用する封水用供給水をトイレ空
間に大便器と別体で配設される手洗い器に給水し、手洗
い器の手洗い水として利用された水を大便器に戻し、大
便器の封水として利用するようにしたことを特徴とする
便器装置。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の便器装置におい
て、水道水を、大便器の洗浄に利用される便器洗浄用供
給水と、トイレ空間に大便器と別体で配設される手洗い
器の手洗いに利用される手洗い用供給水とに水路を切り
替える水路切り替えバルブを有することを特徴とする便
器装置。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の便器装置におい
て、水道水を、大便器のリム洗浄に利用されるリム洗浄
用供給水と、大便器の洗浄に利用される便器洗浄用供給
水と、トイレ空間に大便器と別体で配設される手洗い器
の手洗いに利用される手洗い用供給水とに水路を切り替
える水路切り替えバルブを有することを特徴とする便器
装置。 - 【請求項4】 請求項第1項記載の便器装置におい
て、大便器の洗浄用供給水を貯留する洗浄用タンクに内
蔵され、水道水を、前記洗浄用タンクへの供給水と、ト
イレ空間に大便器と別体で配設される手洗い器の手洗い
に利用される手洗い用供給水とに水路を切り替えるボー
ルタップバルブを有することを特徴とする便器装置。 - 【請求項5】 請求項第1項乃至請求項第4項記載の
便器装置において、手洗い器の手洗い水として利用され
た水を大便器に戻すための戻り配管を、大便器のリム洗
浄配管に接続したことを特徴とする便器装置。 - 【請求項6】 請求項第1項乃至請求項第5項記載の
便器装置において、トイレ空間に大便器と別体で配設さ
れる手洗い器の手洗いに利用される手洗い用供給水を供
給する手洗い水供給配管及び/または手洗い器の手洗い
水として利用された水を大便器に戻すための戻り配管を
トイレ空間の壁の内部または前記壁に沿って設置される
構造物の内部に配設したことを特徴とする便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073098A JPH11269962A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073098A JPH11269962A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 便器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269962A true JPH11269962A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14006687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9073098A Pending JPH11269962A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 便器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269962A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102828550A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 刘吉向 | 节水型多角度清洗式座厕 |
CN104594476A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-05-06 | 黄振波 | 一体式蹲便器 |
JP2017020323A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 株式会社Lixil | 便器洗浄装置 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP9073098A patent/JPH11269962A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102828550A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 刘吉向 | 节水型多角度清洗式座厕 |
CN104594476A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-05-06 | 黄振波 | 一体式蹲便器 |
JP2017020323A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 株式会社Lixil | 便器洗浄装置 |
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