JPH11269718A - 前配向ポリエステル繊維及びそれからの加工糸 - Google Patents

前配向ポリエステル繊維及びそれからの加工糸

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JPH11269718A
JPH11269718A JP7067798A JP7067798A JPH11269718A JP H11269718 A JPH11269718 A JP H11269718A JP 7067798 A JP7067798 A JP 7067798A JP 7067798 A JP7067798 A JP 7067798A JP H11269718 A JPH11269718 A JP H11269718A
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達也 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水特性を高めるために高度に異型化された
断面を有する延伸仮撚加工向けの前配向ポリエステル繊
維、及びそれか得られる染色性及びピリング性が改善さ
れた吸水性ポリエステル仮撚加工糸を提供する。 【解決手段】 90モル%以上がエチレンテレフタレー
ト繰り返し単位からなるポリエチレンテレフタレートか
らなり、単糸の断面形状がW字状であるポリエステル繊
維であって、以下の(1)〜(5)の要件を満足するこ
とを特徴とする前配向ポリエステル繊維(1)2≦扁平
度≦4(2)100度≦W字状断面の各凹部の開口角度
≦150度(3)30%≦結晶化度(広角X線回折法測
定)≦50%(4)60%≦破断伸度≦85%(5)5
%≦沸水収縮率≦15%ただし、扁平度は単糸断面の外
接長方形の長辺を短辺で割った値である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水特性を高める
ために高度に異型化された断面を有する延伸仮撚加工向
けの前配向ポリエステル繊維(preoriented
yarn)及びそれから得られる加工糸に係り、詳し
くはスポーツシャツなどに使用する吸汗速乾性に優れる
布帛を作るのに適した、W字状断面を有する前配向ポリ
エステルマルチ繊維及びそれから得られる吸水性ポリエ
ステル仮撚加工糸に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においてはスポーツ衣料へのニーズ
が高度化し、サッカーシャツ、ランニングシャツあるい
はゴルフシャツなどに、汗をかいても快適な状態が維持
されるように、吸汗速乾性有する布帛が考案され、使用
されるようになってきた。吸汗速乾性布帛には、例えば
特公昭62−45340号公報、特許第2667152
号公報などの開示にみられるに、繊維の断面に凹部を有
するポリエステル繊維が用いられることが多い。断面に
凹部を有するポリエステル繊維の一つがW字状断面のポ
リエステル繊維であり、W断面のポリエステル繊維が吸
水性に優れることは既に知られている。W断面のポリエ
ステル繊維は特開昭63−219628号、特開昭62
−6933、特開昭62−21837号、特開昭62−
238842、特開昭62−276060号公報などで
知られている。その代表例である特開昭62−2196
28号公報には、W断面形状を有するマルチフィラメン
トは、その単糸間に毛細管が有効に形成されるために吸
水特性や導水特性に優れることが記載され、その実施例
には吸水性布帛を製造するのに表面親水化されたW断面
のポリエチレンテレフタレート仮撚加工糸が使用された
ことが記載されている。
【0003】前配向ポリエステル繊維を延伸仮撚するこ
とによってポリエステル仮撚加工糸得る方法は、特開昭
50−116717号報などに開示されている。この方
法は、低速紡糸−延伸−仮撚の3段階法で仮撚加工糸を
得ていた従来法に対して、高速紡糸(2500m/分〜
5000m/分)−延伸仮撚(延伸と仮撚の連続化)と
紡糸の高速化と3工程の2工程化を達成する低コストの
方法である。前配向ポリエステル繊維の工業生産及びそ
れの延伸仮撚による仮撚加工糸の生産は、非常に普及し
ディスク方式やベルト方式の摩擦仮撚ではその加工速度
は400〜500m/分の高速にに達している。
【0004】一般に前配向ポリエステル繊維と呼ばれる
繊維は工業的には延伸仮撚の供給糸と位置づけられ、そ
の製造条件及び物性は広範囲に亘っている。すなわち紡
糸速度では2500〜5500m/ 分の範囲に亘り、繊
維の配向度の一つの尺度の破断伸度であれば200〜5
0%の範囲に亘り、繊維の結晶性の一つの尺度の沸水収
縮率であれば50〜5%範囲に亘っている。
【0005】異型(非円形断面)の前配向ポリエステル
繊維は延伸仮撚の供給糸として、特開昭61−1138
19号公報に提案されている。この公知技術は繊維の断
面形状は帆立貝状卵形であって、延伸仮撚によって得ら
れる加工糸のグリッターを防止(テラテラまたはピカピ
カした外観)する試みを開示しており、この断面形状の
前配向ポリエステル繊維の延伸仮撚の際に起こる断面形
状の変化が小さいことがグリター防止につながり、W断
面のポリエステル繊維と同様吸水(吸汗)特性が優れて
いることが開示さている。しかし、この公報の実施例1
に記載される前配向ポリエステル繊維は得られる仮撚加
工糸のタフネス(破断強度×破断伸度)が非常に小さく
(2.83g/d×14%=39.6)スポーツ衣料の
ようなタフネスを必要とする衣料への使用には制約が多
い。
【0006】前述のW断面のポリエステル繊維の先行技
術の中にはW断面のポリエステル仮撚加工糸を得るに当
たって従来の低速紡糸−延伸−仮撚の3段階法が用いら
れており、前配向ポリエステル繊維を延伸仮撚するなど
の記載はない。またW断面の前配向ポリエステル繊維が
記載された先行技術には、特開平10−1835がある
が、W断面の前配向ポリエステル繊維をカーボンブラッ
ク含有のFOYと複合仮撚して、伸度差仮撚によってカ
ーボンブラック含有のFOYをカバーリングするために
用いてる。このカバーリングに要求される機能は、殆ど
前配向ポリエステル繊維が延伸されない仮撚後の繊維の
非晶量を残すことによるW断面によるカバーリング面積
の増大とカーボンブラック含有のFOYの黒色を製品で
目立たなくするための濃染色化である。そして、非晶量
を残すため仮撚温度が120℃と低温のため低捲縮とな
るため、W断面の前配向ポリエステル繊維を単独で高延
伸倍率且つ高温で延伸仮撚した場合に発現する高捲縮性
と特定W断面による吸汗速乾性を発現させるのに不向き
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在は厳しい国際競争
及び企業間競争の時代になり、吸水特性に優れるW断面
ポリエステル仮撚加工糸のような、いわゆる差別化素材
も低コストを追求する時代になっている。本発明の目的
は吸汗速乾性布帛向けの高品質のポリエステルW断面仮
撚加工糸をしかも低コストで得ること、すなわち高品質
のW断面ポリエステル仮撚加工糸を低コストの高速紡糸
−高速延伸仮撚の2段階法で得ることである。
【0008】通常の前配向ポリエステル繊維の単独仮撚
において高捲縮化する仮撚条件では、仮撚加工糸の染色
性は、FOYの仮撚糸と殆ど変わらない。一方、異型度
の高い前配向ポリエステル繊維に延伸仮撚を施すと一般
に糸切れや毛羽の多発、大きな加工糸の色差(染色性の
ばらつき)、フリースや起毛加工した布帛のピリングの
発生、あるいは低い加工糸タフネスなどの障害が起こ
る。W断面の前配向ポリエステル繊維の場合もその例に
漏れず、同様な障害が起こる。
【0009】仮撚加工糸の染色性が低いと染色時間の延
長等の後工程の生産効率が悪く、毛羽が多いと編織工程
での効率を阻害し、色差が多いと格外品比率が大きく且
つ染め異常が多く、ピリングが発生すると商品価値が極
端に低下し、タフネスが低いと強さを要するスポーツ衣
料への使用に制約が大きい。そこで、本発明の課題は、
染色時間を短縮できる程に染色性が良好で、編織工程で
の使用に耐えるほどに毛羽が少なく、従来法の仮撚加工
糸並にの色差が小さく、加工糸の染色性が良好で、ピリ
ングの発生が少なく、且つ高いタフネスを有するW断面
ポリエステル仮撚加工糸の提供及びそれを高速延伸仮撚
法で製造可能な、供給糸である前配向ポリエステル繊維
の提供である。
【0010】本発明者らは上記課題を解決せんと鋭意研
究した結果、W断面前配向ポリエステ繊維は延伸仮撚の
断面形状の変化が比較的小さく、W断面前配向ポリエス
テル繊維の異型度及び特定の物性範囲に特定することが
有効であることをを見出し、本発明を完成した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は90モル%以上
がエチレンテレフタレート繰り返し単位からなるポリエ
チレンテレフタレートからなり、単糸の断面形状がW字
状であるポリエステル繊維であって、以下の条件(1)
ー(5)を満足することを特徴とする前配向ポリエステ
ル繊維 (1)2≦扁平度≦4 (2)100度≦W字状断面の各凹部の開口角度≦15
0度 (3)30%≦結晶化度(広角X線回折法測定)≦50
% (4)60%≦破断伸度≦85% (5)5%≦沸水収縮率≦15% ただし、扁平度は単糸断面の外接長方形の長辺を短辺で
割った値を示す。
【0012】本発明の前配向ポリエステル繊維は、複数
の単糸から構成されるマルチフィラメント、仮撚加工糸
などのテクスチャード加工糸、トウ、短繊維、及び紡績
糸であることができる。そして、前配向ポリエステル繊
維を構成する単糸の断面積の標準偏差は、単糸間の物性
及び構造のバラツキに相当するもので、延伸仮撚時に弱
い単糸が切れ毛羽につながる原因となる。従って、本発
明の前配向ポリエステル繊維を構成する単糸の断面積の
標準偏差は0.5以下、好ましくは0.4以下、さらに
好ましくは0.3以下であることが望ましい。標準偏差
が0.5を越えると、延伸仮撚時に毛羽が多発する。
【0013】本発明の前配向ポリエステル繊維がマルチ
フィラメントであるとき、特にW型単糸断面糸のような
特殊異形糸の延伸仮撚において毛羽発生を抑制するため
には、延伸仮撚時の特に延伸点に於ける撚りの入り方が
安定していることが必要である。そのためには、延伸仮
撚に糸を供給するときの交絡による糸の集束性を増大さ
せること必要である。そのため、マルチフィラメントの
糸長方向に交絡を5ケ/m以上、好ましくは10ケ/m
以上、更に好ましくは15ケ/m以上入れる必要があ
る。糸長方向の交絡数が5ケ/m未満では、延伸仮撚時
の解舒時に糸がバラケて糸切れや毛羽発生につながるだ
けでなく、延伸仮撚に糸を供給するときの交絡による糸
の集束性が低く延伸仮撚時の特に延伸点における撚りの
入り方が不安定となり、毛羽が発生し易くなる。また、
仮撚解撚ゾーンでの糸の集束性が不足し、ガイド等で単
糸が引っかかり毛羽が発生し、実質上高品質なW断面仮
撚加工糸を得ることが困難になる。
【0014】本発明の前配向ポリエステル繊維がマルチ
フィラメント糸が仮撚加工糸である場合、タフネスが8
0g/d×%及び破断伸度は30〜40%ででなければ
ならない。タフネスが80g/d×%未満で且つ破断伸
度が30%未満では、タフネスを要するを要するスポー
ツ衣料の分野では使用範囲が極めて制約される。破断伸
度が40%を越える範囲では加工糸に染め斑を発生し易
い。
【0015】本発明の前配向ポリエステル繊維は、90
モル%以上がエチレンテレフタレート繰り返し単位から
形成されるポリマーからなり、かかるポリマーは汎用さ
れる公知の製法で製造される繊維形成性のポリエステル
を包含する。また、繊維は適宜,必要に応じて艶消し
剤、制電剤、安定剤 などの添加剤を含んでいることが
できる。
【0016】本発明の前配向ポリエステル繊維を構成す
る単糸はW形状の断面を有するが、その断面の偏平度が
2〜4でなければならない。扁平度が4を越えると単な
る扁平糸に近くなり、毛細管現象による繊維の吸水特性
が不十分である。一方、扁平度が2未満であると延伸仮
撚の際に糸を構成する単糸のW形状断面の変形が大きく
なり、W字断面形状の持つ溝の多くが潰れてしまい、繊
維の吸水特性が不充分なものとある。好ましい扁平度は
2.5〜3.5である。本発明では、W字状断面の各凹
部の開口角度が100〜150度であることが好まし
い。この開口角度は、断面形状の鋭利さを示し、角度が
小さい程断面が鋭利であり、角度が大きい程鈍である。
開口角度が100度未満では、延伸仮撚の際に糸を構成
する単糸のW字状断面の変形が大きく、W断面形状の持
つ溝の多くが潰れてしまい、繊維の吸水特性が不充分と
なる。一方、開口角度が150度を越えると毛細管現象
による繊維の吸水特性が不充分となる。
【0017】本発明の前配向ポリエステル繊維の沸水収
縮率は、5%〜15%である。この領域の前配向ポリエ
ステル繊維は、延伸仮撚用の原糸とした場合のシェルフ
タイムが長く工業的使用に制約がないし、比較的染色性
が低いが、沸水収縮率のばらつきに起因する仮撚加工性
の低下や加工糸が染色色差を発現することがない。そし
て、この沸水収率の領域において、仮撚延伸時の毛羽発
生しにくく、加工糸のピリング発生の抑制に都合のよい
繊維微細構造(結晶化度)と破断伸度とをもつ前配向ポ
リエステル繊維を選択することができる。
【0018】本発明の前配向ポリエステル繊維の製造方
法及び仮撚加工糸の製造方法を以下に説明する。本発明
の前配向ポリエステル繊維の製造に用いられるポリエス
テルは、固有粘度[η]を0.6〜1.0のポリマーが
用いられる。繊維の製造には、通常の前配向ポリエステ
ル繊維の溶融紡糸機を使用する。これは引き取り用のゴ
デットロール付きのものあるいはゴデットロールなしの
ものいずれでも良い。この紡糸機に複数このW字状ノズ
ルを有する紡糸口金を装着する。ポリマーを押し出し機
で溶融後、スピンヘッドに内蔵したギヤポンプで計量し
て上記紡糸口金を経てマルチフィラメント状に押し出
す。次いで、マルチフィラメントは引き取りロールまた
は巻き取り機の引っ張り力によってドラフトされつつ、
冷却風を吹き付けられ、固化する。その後引き取りロー
ル経てあるいは経ずに巻き取り機によって、所定の繊度
と断面形状を有する前配向ポリエステル繊維として巻き
取られる。一般に、前配向ポリエステル繊維の物性は図
1〜図3に示されるように、紡糸速度に最も大きく依存
していることが知られている。本発明の前配向ポリエス
テル繊維は引取り速度が約3700〜約4600m/分
で調製される。
【0019】図1は前配向ポリエステル繊維の結晶化度
と紡糸速度との関係、図2は破断伸度と紡糸速度との関
係をそれぞれ示す。図3は本発明の前配向ポリエステル
繊維の沸水収縮率と紡糸速度との関係を示す。繊維物性
は、紡糸速度以外に冷却条件、単糸繊度、断面形状など
によっても変わるが、主として紡糸速度によっていわゆ
る分子配向が変わり、紡糸速度が大きいほど分子配向が
大きくなるという関係にある。沸水収縮率の紡糸速度依
存性は劇的である(図3参照)。本発明の前配向ポリエ
ステル繊維の沸水収縮率は、図3中Cの領域ものであ
る。繊維の所定の結晶化度及び破断伸度の領域は、冷却
風速度などの紡糸速度以外の条件を適宜選択することに
よって調整されされる。
【0020】本発明の前配向ポリエステル繊維は、巻き
取りに先立ってインターレーサーを適用して、5ケ/m
以上好ましくは10ケ/m以上、更に好ましくは15ケ
/m以上の交絡を付与する。但し、紡糸工程の交絡数よ
り追加して交絡を入れる場合には、延伸仮撚前にインタ
ーレサーを適用して更に交絡を入れてもよい。仮撚加工
糸の製造には、摩擦方式またはスピンドル方式の延伸仮
撚機をしようする。摩擦方式の場合、ディスクタイプあ
るいベルトタイプのいずれのタイプの仮撚機を用いるこ
とができる。繊維はパッケージから繊維は解除された
後、延伸仮撚ゾーンに導かれ延伸と同時に仮撚加工が加
えられる。その後、リラックス熱処理を受け、あるいは
受けずに加工糸として巻き取られる。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、本
発明で用いられる諸物性の定義または測定法を示す。 (1)扁平度 繊維の扁平度は、図6に示すように繊維の単糸断面の外
接長方形の長辺Aと短辺Bの比とし次式にて求めた。
【0022】扁平度=A/B (2)W字状断面の各凹部の開口角度の測定方法 図6に示したように凹部の各接線の交差角度を測定し開
口角度とした。 (3)結晶化度(広角X回折法測定) 結晶化度および結晶配向度は、理学電気社製X線発生装
置(RINT2000)、イメージングプレート(R−
AXIS2)を用いニッケルフィルターで単色化したC
u−Kα線(波長=1.5418オングストロング)で
測定される。
【0023】繊維試料の繊維軸がX線回折面に対して垂
直になるようにサンプルホルダーにセットする。この時
試料の厚みは、1mmになる試料を作成しておく。強度
40kv、152mAでX線発生装置を運転し、約30
分間測定した。結晶化度は、X線回折像のデバイ環の赤
道方向で、5度〜35度の範囲においてX線回折強度曲
線を測定し、ブラッグ角2θ=5度と35度の回折強度
曲線間を直線で結びベースラインとすた。図の様に2θ
=20度付近の谷を頂点とし、低角側及び高角側のすそ
に沿って直線で結び、結晶部と非晶部に分離し、次式に
従って面積法で結晶化度Xc を求めた。
【0024】Xc=(結晶部の散乱強度/全散乱強度)
×100(%) (4)結晶配向度(広角X線回折法測定) 結晶配向度は、ブラッグ角2θ=25.8度付近の結晶
ピークの方位角方向のX線回折強度を0度〜180度の
範囲で測定し、得られた方位角方向の回折強度曲線のピ
ークから半価巾の角度Hを算出し、下記式にて結晶配向
度を算出した。
【0025】結晶配向度(%)=((180−H)/1
80)×100 (5)破断伸度 破断伸度は、ツェルベーガーウスター社製UTR−3強
伸度測定器にて糸長250mm、引張速度500mm/
minにて破断強度・破断伸度を求めた。 (6)沸水収縮率 沸水収縮率は、試料を枠周1.125mの検尺機で巻数
20回のかせを作り、そのかせに0.025g/dの初
期荷重をかけてかせ長L0 を測定する。そして、このか
せを8状に折り重ね輪状にしてガーゼの布で軽く包み、
ガーゼごと沸騰した100℃の湯の中30分沈め、熱水
処理する。30分後、ガーゼごとサンプルを取り出し、
試料を吸取紙の上で自然乾燥し、再び0.025g/d
の荷重をかけ処理後のかせ長L1 を測定し、次式にて1
00℃の沸水収縮率を求めた。
【0026】沸水収縮率(%)=((L0 −L1 )/L
0 )×100 (7)単糸間の断面積の標準偏差 マルチフィラメントの横断面写真を撮影し、各単糸断面
部を切り取り重量を測定して標準偏差を求めた。 (8)吸水性 目付150g/cm2 で編んだ編地をポリエチレングリ
コール系の親水処理剤(高松油脂製SR1000)を用
い5%owf水溶液にて30分間沸水中で処理した後、
60℃の温風乾燥器にて完全に乾燥させ、縦横10cm
に切断し、切断した編み地の重量W0 を測定する。その
後、十分な水浴中に編み地を30分間浸漬し、編み地を
取り出し脱水機にて1000rpmの回転数で1分間脱
水し、直ちに編み地重量W1 を測定し、下記式により吸
水性値を算出した。
【0027】吸水性値={(W1 −W0 )/W0 }×1
00(%)の値とした。なお、吸水性は、70%以上が
好ましい。80%以上であれば、優れた吸水性を示すと
判定した。 (9)仮撚毛羽の評価 仮撚糸の毛羽評価は、仮撚糸のパッケージから糸を解舒
しながら供給し、KASUGADENKI CO.,L
TD.製FLUFF DETECTER DETECT
ION UNIT TYPE B−670の光電管式毛
羽センサーにて毛羽を検出し、巻取ローラーを用い糸速
150m/minで引き取り、糸長10 6 m当たりの毛
羽発生数を測定した。評価のグレードは、糸長106
当たり6個以下を○とし、7〜12個までを△とし、1
3個以上を×とした。 (10)染めのバラツキ評価 染めバラツキは、仮撚糸を栄光産業(株)製AUTOM
ATIC SEAM−LESS HOSIERY MA
CHINE MODEL TN−26筒編み機にて筒編
み地を作成し、続いてテクサム技研社製のMINI−C
OLOUR TIPE MC12SLJにて筒編み地を
分散染料(大阪サンド社製フオロンネイビーブルー)及
び染料分散剤(花王(株)社製ディスパーTL)を筒編
み地対比3wt%で浴比1:18で完全分散状態に調整
し温度97℃で30分攪拌しながら染色し、十分水洗し
た後、乾燥させ筒編み地に表黒色で裏白色の判定板を挿
入し十分明るい場所で染めバラツキをベテランの加工技
術者3名で評価した。
【0028】染めのバラツキの極めて小さいものを○、
小さいものを△、大きいものを×とした。 (11)ピリング評価 起毛加工した布帛を用い、JIS−L−1076のピリ
ング試験方法A法にてピルの発生する外観検査を求め評
価した。ピル発生の程度によって少ないものから○、
△、×として評価した。 (12)総合評価 仮撚後タフネス、仮撚毛羽発生状況、仮撚糸染めバラツ
キ、吸水性、ピリングから総合評価した。
【0029】〔実施例1〜4及び比較例1〜5〕酸化チ
タンを0.5重量%含有し固有粘度[η]が0.65
(オルソクロロフェノール中、1重量%で測定)するポ
リエチレンテレフタレートポリマーチップを、W型に穿
孔された紡糸孔を30個有する紡口より、紡糸温度(ス
ピンヘッド温度)295℃でポリマー吐出量38.5g
/minで押し出した。紡口下120mmの位置から温
度20℃、湿度65%の冷風を0.8m/秒の速さで水
平方向より吹き出し、冷却を行った。油剤を付与した
後、紡糸速度2000m/min、2500m/min
・2800m/min・3300m/min・3600
m/min・3600m/min・3800m/min
・3900m/min・4200m/min・4500
m/minの各速度で引き取り、延伸仮撚後に75デニ
ール/30フィラメントになるような繊度のW字断面の
前配向ポリエステル繊維を製造した。そして図5のよう
なベルトタイプ摩擦方式の延伸仮撚機を用いて、仮撚温
度180 ℃、撚数3400T/mで仮撚加工後75デニールに
なる延伸倍率で延伸仮撚した後リラックス温度150℃
で6%リラックスして加工糸を得た。
【0030】各実施例の前配向ポリエステル繊維の、紡
糸条件、構造パラメーター、原糸物性、仮撚物性、品位
評価等を表1に示す。実施例1〜4は、前配向ポリエス
テル繊維の微細構造に於ける結晶化度Xcが35%以上
であり、破断伸度も50〜80%、沸水収縮率5〜1
0.5%と前配向ポリエステル繊維の中では比較的リジ
ッドな構造を有しており、交絡が6〜7ケ/m程度でも
延伸仮撚部分での糸径の変形が少なく延伸前から安定し
て撚りが入り、仮撚糸の毛羽が少なく、染めバラツキが
少なく、スポーツ用途に必要なタフネスと良好なピリン
グ状態が両立した仮撚糸が得られた。一方、比較例1〜
5の前配向ポリエステル繊維の微細構造における結晶化
度Xcが23%以下であり、破断伸度も110〜200
%、沸水収縮率57〜65%と前配向ポリエステル繊維
の中でルーズな構造であり、延伸仮撚時の構造変形の度
合いが大きい。また、延伸仮撚工程での撚りの伝搬が不
均一となり、仮撚糸に毛羽発生が多発し後工程で使用で
きない仮撚加工糸しか得られなかった。
【0031】〔比較例6〕実施例2と同様の紡糸及び巻
取条件で丸型に穿孔された紡糸孔を30個有する紡口を
用い、延伸仮撚後に75デニール/30フィラメントに
なるような繊度の丸断面の前配向ポリエステル繊維を製
造した。そして、実施例2と同様の仮撚設備及び条件で
加工糸を得た。前配向ポリエステル繊維の、紡糸条件、
構造パラメーター、原糸物性、仮撚物性、品位評価等を
表1に示す。
【0032】丸断面の前配向ポリエステル繊維は、吸水
性が66%と低く吸水性ポリエステル仮撚加工糸が得ら
れなかった。 〔実施例5〜6及び比較例7〜8〕実施例2と同様の紡
糸及び巻取条件で縦横比を変更し扁平度を変更できるW
型に穿孔された紡糸孔を30個有する紡口を用い、延伸
仮撚後に75デニール/30フィラメントになるような
繊度のW断面の前配向ポリエステル繊維を製造した。そ
して、実施例2と同様の仮撚設備及び条件で加工糸を得
た。前配向ポリエステル繊維の、紡糸条件、構造パラメ
ーター、原糸物性、仮撚物性、品位評価等を表1に示
す。
【0033】実施例5〜6の前配向ポリエステル繊維の
扁平度は2.4と3で、仮撚糸の毛羽は少なく、染めバ
ラツキが少なく、スポーツ用途に必要なタフネスと良好
なピリング状態が両立した仮撚糸が得られた。一方、比
較例7の扁平度1.5で開口角度90°の前配向ポリエ
ステル繊維では、延伸仮撚時にW型の横から力が加わっ
たような変形によりW型の凹部が潰れたものが多く、本
発明の特徴とする吸水性が68%と低く吸水性ポリエス
テル仮撚加工糸が得られなかった。
【0034】比較例8繊維の扁平度が4.5で、開口角
度が180°の単なる扁平糸の前配向ポリエステル繊維
は、極端に扁平度が大きいため延伸仮撚時に糸の集束性
が悪く毛羽の発生が多かった。また、凹部がないため毛
細管現象による繊維の吸水性が67%と低く、吸水性ポ
リエステル仮撚加工糸が得られなかった。 〔比較例9〕実施例2と同様の紡糸及び巻取条件でW型
に穿孔された紡糸孔を30個有する紡口を用い、インタ
ーレーサーによる交絡を2ケ/m入れ、延伸仮撚後に7
5デニール/30フィラメントになるような繊度のW断
面の前配向ポリエステル繊維を製造した。そして、実施
例2と同様の仮撚設備及び条件で加工糸を得た。前配向
ポリエステル繊維の、紡糸条件、構造パラメーター、原
糸物性、仮撚物性、品位評価等を表1に示す。
【0035】比較例9では、前配向ポリエステル繊維に
交絡を2ケ/m入れたが、延伸仮撚時に糸の集束性を欠
き延伸仮撚工程での撚りの伝搬が不均一となり仮撚糸の
毛羽発生が多発し後工程で使用出来ないほど問題となる
仮撚加工糸しか得られなかった。 〔実施例7〜8〕実施例2と同様の紡糸及び巻取条件で
W型に穿孔された紡糸孔を30個有する紡口を用い、イ
ンターレーサーによる交絡を12ケ/m及び20ケ/m
入れ、延伸仮撚後に75デニール/30フィラメントに
なるような繊度のW断面の前配向ポリエステル繊維を製
造した。そして、実施例2と同様の仮撚設備及び条件で
加工糸を得た。前配向ポリエステル繊維の紡糸条件、構
造パラメーター、原糸物性、仮撚物性、品位評価等を表
1に示す。
【0036】交絡を12ケ/mと20ケ/m入れた場
合、交絡数が多いほど延伸前から安定して撚りが入り仮
撚糸の毛羽が極めて少なく、目的とする吸水性ポリエス
テル仮撚加工糸が得られた。 〔実施例9〜10及び比較例10〕実施例2と同様の紡
糸及び巻取条件でW型に穿孔された紡糸孔を30個有す
る紡口を用い、冷却風を乱し単糸断面積の標準偏差を変
更したW断面の前配向ポリエステル繊維を製造した。ま
た、インターレーサーによる交絡は15ケ/mとし、延
伸仮撚後に75デニール/30フィラメントになるよう
な繊度とした。そして、実施例2と同様の仮撚設備及び
条件で加工糸を得た。前配向ポリエステル繊維の、紡糸
条件、繊維微細構造パラメーター、原糸物性、仮撚物
性、品位評価等を表1に示す。
【0037】前配向ポリエステル繊維の単糸の断面積の
標準偏差は、単糸間の物性及び構造のバラツキを反映し
ている。標準偏差の値が0.6の比較例10では、延伸
仮撚時に全ての単糸が均一に延伸されないためと推定さ
れる毛羽が仮撚糸に多発した。一方、標準偏差0.4と
0.19のものでは、仮撚糸の毛羽は少なく、特に標準
偏差0.19のものでは仮撚糸の毛羽は極めて少ない吸
水性ポリエステル仮撚加工糸が得られた。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の前配向ポリエステル繊維は、吸
水特性を高めるために高度に異型化された断面を有し、
延伸仮撚加工した際に毛羽や染めのバラツキを極めて抑
えることができ且つ染色性が良好に改善でき、フリース
や起毛した布帛でのピリングの発生を極端に改善可能な
吸汗速乾性布帛向けの高品質のポリエステルW断面仮撚
加工糸を低コストの高速紡糸−高速延伸仮撚の2段階法
にて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリエステル繊維の紡糸速度を結晶化度の関係
を示す図である。
【図2】ポリエステル繊維の紡糸速度と破断伸度の関係
を示す図である。
【図3】ポリエステル繊維の紡糸速度と沸水収縮率の関
係を示す図である。
【図4】ポリエステル繊維のX線チャートを示す図であ
る。
【図5】延伸仮撚設備を模式的に示す図である。
【図6】本発明の前配向ポリエステル繊維の単糸断面を
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D02G 3/26 D02G 3/26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 90モル%以上がエチレンテレフタレー
    ト繰り返し単位からなるポリエチレンテレフタレートか
    らなり、単糸の断面形状がW字状であるポリエステル繊
    維であって、以下の条件(1)〜(5)を満足すること
    を特徴とする前配向ポリエステル繊維 (1)2≦扁平度≦4 (2)100度≦W字状断面の各凹部の開口角度≦15
    0度 (3)30%≦結晶化度(広角X線回折法測定)≦50
    % (4)60%≦破断伸度≦85% (5)5%≦沸水収縮率≦15% ただし、扁平度は単糸断面の外接長方形の長辺を短辺で
    割った値である。
  2. 【請求項2】 マルチフィラメントの単糸間の断面積の
    標準偏差が0.5以下であることを特徴とする請求項1
    記載の前配向ポリエステル繊維。
  3. 【請求項3】 マルチフィラメントの糸長方向に交絡を
    5ケ/m以上有することを特徴とする請求項1及び請求
    項2記載の前配向ポリエステル繊維。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2及び請求項3記載の
    前配向ポリエステル繊維を延伸仮撚することによって得
    られる破断強度破断×破断伸度で表されるタフネスが8
    0g/d×%以上であり且つ破断伸度が25〜40%で
    あることを特徴とするポリエステル仮撚加工糸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7000375B2 (en) 2002-12-19 2006-02-21 Teijin Limited Polyester false-twist yarn and method of manufacturing the yarn
JP2012502194A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 コーロン インダストリーズ インク エアバッグ用織物及びその製造方法
JPWO2018123043A1 (ja) * 2016-12-28 2019-07-25 旭化成株式会社 吸水性ポリエステル繊維の巻糸体及びその製法

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