JPH11267268A - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents

シンボル可変表示遊技機

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JPH11267268A
JPH11267268A JP10092813A JP9281398A JPH11267268A JP H11267268 A JPH11267268 A JP H11267268A JP 10092813 A JP10092813 A JP 10092813A JP 9281398 A JP9281398 A JP 9281398A JP H11267268 A JPH11267268 A JP H11267268A
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Takashi Fujii
隆 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールを見る視野が遮られず、しかもリール
駆動系などの余計な内部機構が視野に入らないようにす
る。 【解決手段】 正面パネル11の板面中央にシンボル表
示窓20が形成される。シンボル表示窓20は、整列配
置される3個のリール8a,8b,8cの整列長さに相
応する幅を有する。シンボル表示窓20の背後には、3
個のリール8a,8b,8cが位置する。隣り合うリー
ルの間隙位置には、間隙の幅以上の幅に設定された弾性
材料より成る覆い板80,80がリールの外周面に沿っ
て設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種のシンボルが
外周面に表された複数個のリールを回転させることによ
り、シンボルの列を移動状態で外部より視認可能とした
スロットマシンなどのシンボル可変表示遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンでは、図14に示
すように、前面の正面パネル100に3個のシンボル表
示窓101a,101b,101cが並列して設けてあ
る。機械の内部には、各シンボル表示窓101a,10
1b,101cの背後位置に、3個のリール102a,
102b,102cを対応させて整列状態で配置してあ
る。各リール102a,102b,102cは個別に回
転可能であり、リール回転時にはリールの外周面に表さ
れたシンボルの列が移動状態で、またリール停止時には
リール毎に3駒分のシンボルが停止状態で、それぞれ各
シンボル表示窓101a,101b,101cより視認
可能である。
【0003】正面パネル100は、透明な合成樹脂板ま
たは強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して
形成されており、板面中央には、カラー印刷された不透
明な仕切部103,103で区分される3個の透明なシ
ンボル表示窓101a,101b,101cが形成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したリール毎のシ
ンボル表示窓101a,101b,101cの場合、図
15に示すように、遊技者の眼104の位置が、例えば
シンボル表示窓101bの真正面にあるようなときは問
題ないが、眼104が真正面から側方へずれた位置にあ
ると、リール102bを見る視野105内に仕切部10
3が入り、仕切部103で視野105が遮られてシンボ
ルの視認に支障が生ずる。
【0005】先般、前記の仕切部103をなくし、図1
6に示すように、リール102a,102b,102c
の整列長さLに相応する幅Dにシンボル表示窓101を
形成することにより、上記の問題を解消したスロットマ
シンが提案された(実開昭60−43382号)。
【0006】このスロットマシンでは、眼104の位置
がシンボル表示窓101の真正面から側方へずれても、
仕切部が存在しないため、視野105は遮られない。と
ころが、各リール102a,102b,102cの外周
面以外の部分、具体的には、隣り合うリール間の間隙部
分P,Qも露出するため、各リール102a,102
b,102cの駆動系などの内部機構も視野に入り、こ
れがリール外周面のシンボルを注視することの障害とな
り、遊技者はゲームに集中できない、という問題があ
る。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、隣り合うリールの間隙位置に目隠しのための覆
い板を配備することにより、リールを見る視野が遮られ
ず、しかもリール駆動系などの余計な内部構造が視野に
入ることのないシンボル可変表示遊技機を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、整列状態の
複数個のリールと、リールの整列長さに相応する幅のシ
ンボル表示窓とを備え、このシンボル表示窓の内側に、
各リールの外周面に表されたシンボルがシンボル表示窓
より視認できるよう、各リールが位置決めされて成るシ
ンボル可変表示遊技機において、前記シンボル表示窓の
内側の隣り合うリールの間隙位置には、前記間隙の幅以
上の幅に設定された弾性を有する覆い板が設けられて成
る。
【0009】請求項2の発明では、前記覆い板は、各リ
ールが一体に組み付けられたリールブロックに取り付け
られた支持板により支持されたものである。
【0010】請求項3の発明では、前記覆い板は、複数
個の点状光源を並べて構成される境界表示部を備えたも
のである。
【0011】請求項4の発明では、前記覆い板は、線状
光源で構成される境界表示部を備えたものである。
【0012】請求項5の発明では、前記覆い板は、蛍光
材料により形成される境界表示部を備えたものである。
【0013】
【作用】隣り合うリールの間隙位置に、間隙の幅以上の
幅に設定された覆い板が設けられるので、覆い板がリー
ル駆動系などの内部機構に対する目隠しとなり、リール
駆動系などの余計な内部構造が遊技者の視野に入ること
がない。
【0014】請求項2のシンボル可変表示遊技機では、
覆い板は、リールブロックに取り付けられた支持板によ
り支持され、隣り合うリールの間隙位置に定位する。
【0015】請求項3のシンボル可変表示遊技機では、
覆い板に設けられた複数個の点状光源を点灯動作する
と、境界表示部が光り、隣り合うリール間の境界を遊技
者に明示する。
【0016】請求項4のシンボル可変表示遊技機では、
覆い板に設けられた線状光源を点灯動作すると、境界表
示部が光り、隣り合うリール間の境界を遊技者に明示す
る。
【0017】請求項5のシンボル可変表示遊技機では、
覆い板に光を当てると、境界表示部が発光し、隣り合う
リール間の境界を遊技者に明示する。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。このスロットマシンの機体1は、
ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3が開閉可能
に取り付けられて成る。前記本体部2の中空内部には、
図2に示すように、上段位置にリールブロック4や制御
回路などの回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを
収容するホッパー6aを有するメダル放出機6が、それ
ぞれ組み込まれている。
【0019】前記リールブロック4は、枠体7に3個の
リール8a,8b,8cが一体に組付けられて成る。各
リール8a,8b,8cの外周面には、図柄,文字,数
字などの複数種のシンボルが表されており、その幾つか
のシンボルは、入賞を成立させるための入賞シンボルを
構成する。このリールブロック4には、各リール8a,
8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9
a,9b,9cが組み付けてある。
【0020】前記扉部3の前面は、各リール8a,8
b,8cのシンボルを表示するための中央の正面パネル
11と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネ
ル12および下部パネル13とで構成される。各パネル
11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラ
スの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成される。
正面パネル11の下方には、始動レバー14、3個の停
止釦スイッチ15a,15b,15c、メダル投入口1
6などが、また下部パネル13の下方には、メダル放出
口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。
【0021】正面パネル11の板面中央には、不透明な
カラー印刷面で周囲が囲まれた横長矩形状をなす透明の
シンボル表示窓20が形成されている。このシンボル表
示窓20は、整列配置される3個のリール8a,8b,
8cの整列長さに相応する幅を有する。このシンボル表
示窓20の背後には、前記リールブロック4の3個のリ
ール8a,8b,8cが位置し、リール停止時には、シ
ンボル表示窓20より各リール8a,8b,8cの外周
面に表されたシンボルがそれぞれ3駒分だけ視認可能で
ある。
【0022】正面パネル11の表面には、図3に示すよ
うに、シンボル表示窓20を横切るように、上,中,
下,斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されて
いる。リール停止時、これら停止ラインL1〜L5上に
各リール8a,8b,8cのシンボルが整列する。これ
ら停止ラインL1〜L5は、前記メダル投入口16への
メダルの投入枚数が1枚であれば、中央の1本の停止ラ
インL1のみが、2枚であれば、上,中,下の3本の停
止ラインL1〜L3が、3枚であれば、5本すべての停
止ラインL1〜L5が、それぞれ有効化される。前記扉
部3の内側には、リール8a,8b,8cの外周面を照
明するための照明装置21が配備されている。
【0023】上記構成のスロットマシンにおいて、メダ
ル投入口16よりメダルが投入されると、その投入枚数
に応じた数の停止ラインが有効化される。ついで始動レ
バー14が操作されると、3個のリール8a,8b,8
cが一斉に始動する。この後、停止釦スイッチ15a,
15b,15cが操作される都度、対応するリール8
a,8b,8cが停止する。このとき、有効化された停
止ライン上に、入賞のシンボルの組み合わせが成立する
と、入賞となり、メダル払出機6の作動により、所定枚
数のメダルがメダル放出口17よりメダル受け皿18へ
放出される。
【0024】図4〜図7は、前記リールブロック4の構
成例を示すもので、図4が分解した状態を、図5〜図7
が組み立てた状態を、それぞれ示す。このリールブロッ
ク4は、前記した枠体7と、この枠体7内に組み込まれ
る3個のリールユニット32(図8に示す)とから成
る。枠体7は、プラスチックなどの合成樹脂成形体であ
り、上壁33,下壁34,両側壁35,35,背壁36
とを一体に備えた前面開放の筐型形状に形成されてい
る。両側壁35,35は前端縁を切り欠いた凹溝37を
備えると共に、下壁34および背壁36の適所には板面
を切り欠いた複数の貫通孔38が形成されている。
【0025】前記上壁33および下壁34の内面には、
各リールユニット32の組込位置に対応させてスライド
溝40が前後方向にそれぞれ平行に形成してある。な
お、図4には上壁33の内面に形成されたスライド溝4
0は現れていない。各スライド溝40は、平行な2本の
突条間に形成され、各リールユニット32の後述する取
付板50の厚みに合わせた溝幅を有する。各スライド溝
40には、取付板50の上下端縁が摺動自由に係合可能
である。各スライド溝40の前端にはビス42の挿入が
可能なビス孔41が切り欠いてある。
【0026】前記背壁36の上端部には、プリント基板
43を取り付けるようになっており、このプリント基板
43上に固定板44を当てて枠体7へビス止め固定す
る。プリント基板43には3個のコネクタ45と端子板
46とが装着され、前記端子板46から引き出される複
数のリード線47は前記回路基板5に電気接続される。
なお図中、48は上壁33の外面に設けられた手提げ用
の把手である。
【0027】各リールユニット32は、リール8a,8
b,8cとリール駆動用のステッピングモータ9a,9
b,9c(なお、9aは図4に現れていない。)とがそ
れぞれの取付板50に一体に設けられて成る。各リール
8a,8b,8cは、プラスチックなどの合成樹脂成形
体であり、中央にリング状のボス部53を有する。この
ボス部53の外周には複数の軸状体54を介して環状部
55が形成されている。この環状部55の外周面には複
数のシンボルが描かれたテープ56が一周して貼設され
る。
【0028】リール駆動用のステッピングモータ9a,
9b,9cには、モータ軸57が突出する側の端面に、
固定板58がそれぞれ装着してある。
【0029】前記取付板50は、枠体7の上壁33と下
壁34との間隔に対応する長さを有し、板面の中央部を
一方へ膨出させて角錐状のモータ支持部60が形成して
ある。このモータ支持部60は矩形状の支持面61を有
しており、モータ支持部60の窪み内部に前記ステッピ
ングモータ9a,9b,9cを嵌入し、前記固定板58
と支持面61とをビス62により止着してステッピング
モータ9a,9b,9cを取付板50に固定する。前記
支持面61には貫通孔63が形成してあり、この貫通孔
63よりモータ支持部60に固定されたモータ52のモ
ータ軸57を突出させる。このモータ軸57の突出端は
円板状の接続板64を介してリール8a,8b,8cの
ボス部53に接続される。なお図中、65は接続板64
に設けられたモータ軸の取付孔であり、この取付孔65
に挿入されたモータ軸57はネジ66により止着され
る。また67は接続板64とリール8a,8b,8cの
ボス部53とを止着するためのビスである。
【0030】各リールユニット32の取付板50には、
上下端面の前端部にナット73が埋設されるナット取付
溝74が設けてある。この取付板50を枠体7の上壁3
3と下壁34との間へスライド溝40に沿って挿入した
とき、前記ナット73と枠体7のビス孔41との位置が
一致し、ビス孔41を介してビス42を前記ナット73
にねじ込むことにより取付板50が枠体7に固定され
る。
【0031】また、各リールユニット32の取付板50
にはプリント基板71がビス72により固定されてい
る。このプリント基板71にはコネクタ70が装着され
る。このコネクタ70は、枠体7に取付けられたプリン
ト基板43のコネクタ45と脱着可能である。このプリ
ント基板71にはステッピングモータ9a,9b,9c
のリード線75が接続され、これによりステッピングモ
ータ9a,9b,9cと前記回路基板5とがコネクタ4
5,70やプリント基板43,71を介して電気的に接
続される。なお図中、76はリール8a,8b,8cの
回転初期位置を検出するためのフォトインタラプタであ
り、各リール8a,8b,8cに設けられたシャッタ
(図示せず)がこのフォトインタラプタ76の光路を横
切るとき、イニシャライズ信号が生成されてリード線7
7より取り出される。
【0032】正面から見て左側のリール8aと中央のリ
ール8bとの間の間隙部分Pおよび中央のリール8bと
右側のリール8cとの間の間隙部分Qには、リール8
a,8b,8cの環状部55の前側部分に沿って湾曲す
る覆い板80,80がそれぞれ配備されている。
【0033】各覆い板80は、各リール8a,8b,8
cと接触しないように、リールの環状部55の前側部分
の内側に位置する。覆い板80の幅d2は、間隙部分
P,Qの幅d1(隣り合うリールの環状部55,55間
の距離)以上、望ましくは、覆い板80の両側縁がリー
ルの環状部55の内側へ張り出して重なるように設定さ
れる。
【0034】各覆い板80は、合成ゴムのような弾性材
料により形成される。合成ゴムとして、塩ビ系、オレフ
ィン系、スチレン系、ウレタン系、ナイロン系、ポリエ
ステル系のエラストマーやソフトポリマーなどが使用可
能である。覆い板80の後面の幅中央部には、図9〜図
11に示すように、互いに対向する一対の取付片81,
81が全長にわたり一体に突設されている。
【0035】各取付片81は、湾曲させることが可能な
ように、複数個のV字状の切欠82が等間隔に設けてあ
る。この覆い板80の両端を同方向へ押圧すると、各切
欠82の溝開口が狭められつつ覆い板80が湾曲する。
なお、各切欠82の深さや開口幅は、湾曲度合に応じて
適宜決定する。
【0036】上記した2個の覆い板80,80は、中央
および右側の各リールユニット32に取り付けられた支
持板83にそれぞれ装着される。これら支持板83は、
中央および右側のリールユニット32の取付板50にビ
ス91により止着されるもので、後端部の上下位置には
ビス止め片85,85が突設されている。
【0037】この支持板83の前端縁にはリールの環状
部55に沿って湾曲する形状の湾曲縁部84が形成され
ている。この湾曲縁部84を覆い板80の取付片81,
81間へ挿入しつつ覆い板80を湾曲させることによ
り、覆い板80は支持板83に装着される。取付片8
1,18の上端部および下端部は、止め具90により支
持板83に一体に固定される。
【0038】図12および図13は、覆い板80の他の
実施例を示す。図示例の覆い板80には、複数個の透光
孔86が等間隔に開設されている。各透光孔86の位置
に合わせて、覆い板80の背後位置には、発光ダイオー
ドや豆電球のような点状光源87が位置決め配備されて
いる。各点状光源87は、リール間の境界を明示するた
めの境界表示部88を構成するもので、各点状光源87
が点灯動作すると、各点状光源87からの光が透光孔8
6を通過し、これにより境界表示部88が光る。なお、
図13において、89は各点状光源87が実装されるプ
リント基板である。
【0039】各点状光源87として、赤、緑、青などに
多色発光する発光ダイオードを用いることもできる。こ
の場合は、例えば通常のゲーム時には各点状光源87を
青色に発光させ、ボーナスゲーム時には赤色に点滅発光
させ、さらには、内部抽選で当たりフラグが立ったとき
は、緑色に点滅発光させるなど、遊技状態に応じて発光
色を変えることができる。
【0040】なお、上記実施例では、複数個の点状光源
87により境界表示部88を構成しているが、これに限
らず、ELランプ、冷陰極管ランプ、側面発光型の光フ
ァイバーなどの線状光源を覆い板80の表面に長さ方向
に沿って設けることにより境界表示部88を構成するこ
ともできる。また、覆い板80に、紫外線などの光の照
射で発光する蛍光材料を含有させたり、蛍光塗料を覆い
板80の表面に塗布したりするなどして境界表示部88
を構成することも可能である。
【0041】上記構成のスロットマシンでは、左側のリ
ール8aと中央のリール8bとの間の間隙部分Pおよび
中央のリール8bと右側のリール8cとの間の間隙部分
Qのそれぞれに、間隙の幅d1以上の幅d2に設定され
た覆い板80がリールの環状部55の前側部分に沿って
設けてあるので、各覆い板80は、リール駆動系などの
内部機構の目隠しとして機能し、シンボル表示窓20を
通して機械内部の余計な構造部分が遊技者の眼に入るこ
とはない。
【0042】図12および図13の実施例では、各覆い
板80に沿って配備された複数個の点状光源87を点灯
動作させると、各点状光源87を発した光が覆い板80
に設けられた透光孔86を透過するため、境界表示部8
8が光り、左側のリール8aと中央のリール8bとの境
界および中央のリール8bと右側のリール8cとの境界
が遊技者に明示される。
【0043】なお、この発明は、上記したスロットマシ
ンに限らず、例えばパチンコ遊技機のように、シンボル
可変表示装置をもつ遊技機であれば、その他の遊技機に
も適用実施できる。
【0044】
【発明の効果】この発明は上記の如く、シンボル表示窓
を複数個のリールの整列長さに相応する幅に形成すると
共に、隣り合うリールの間隙位置に目隠しのための覆い
板を配備したから、リールを見る視野が遮られず、しか
もリール駆動系などの余計な内部構造が遊技者の視野に
入るのを防止できる。その結果、遊技者はゲームに集中
することができる。しかも、覆い板は弾性を有するか
ら、特に覆い板の幅を十分に大きく設定して目隠しの効
果を高めた場合、リール作動時のみならず、リールの組
立時や分解時に、たとえ覆い板がリールに触れても、リ
ールを損傷することがない。
【0045】請求項2の発明では、前記覆い板は、リー
ルブロックに取り付けられた支持板により支持するよう
にしたから、覆い板を隣り合うリールの間隙位置に安定
した状態で位置決めできる。
【0046】請求項3の発明では、複数個の点状光源で
構成される境界表示部を、また請求項4の発明では、線
状光源で構成される境界表示部を、さらに請求項5の発
明では、蛍光材料で形成される境界表示部を、それぞれ
覆い板に設けたから、境界表示部を光らせることによ
り、隣り合うリール間の境界を遊技者に明示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外
観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】スロットマシンの正面パネルを示す正面図であ
る。
【図4】リールブロックの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図5】リールブロックの正面図である。
【図6】リールブロックの側面図である。
【図7】リールブロックの平面図である。
【図8】リールユニットの斜視図である。
【図9】覆い板の側面図である。
【図10】覆い板を支持板に取り付けた状態を示す側面
図である。
【図11】図10のA−A線に沿う断面図である。
【図12】覆い板の他の実施例を示すリールブロックの
正面図である。
【図13】図12の実施例の側面図である。
【図14】従来のスロットマシンの正面パネルを示す正
面図である。
【図15】図14の従来例の問題点を説明するための説
明図である。
【図16】他の従来例の問題点を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 20 シンボル表示窓 80 覆い板 83 支持板 87 点状光源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整列状態の複数個のリールと、リールの
    整列長さに相応する幅のシンボル表示窓とを備え、この
    シンボル表示窓の内側に、各リールの外周面に表された
    シンボルがシンボル表示窓より視認できるよう、各リー
    ルが位置決めされて成るシンボル可変表示遊技機におい
    て、 前記シンボル表示窓の内側の隣り合うリールの間隙位置
    には、前記間隙の幅以上の幅に設定された弾性を有する
    覆い板が設けられて成るシンボル可変表示遊技機。
  2. 【請求項2】 前記覆い板は、各リールが一体に組み立
    てられたリールブロックに取り付けられた支持板により
    支持されている請求項1に記載されたシンボル可変表示
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記覆い板は、複数個の点状光源を並べ
    て構成される境界表示部を備えている請求項1または2
    に記載されたシンボル可変表示遊技機。
  4. 【請求項4】 前記覆い板は、線状光源で構成される境
    界表示部を備えている請求項1または2に記載されたシ
    ンボル可変表示遊技機。
  5. 【請求項5】 前記覆い板は、蛍光材料により形成され
    る境界表示部を備えている請求項1または2に記載され
    たシンボル可変表示遊技機。
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