JPH11267246A - 上半身装着部付き浮輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】浮輪の内側に上半身装着部を取り付け一体化
し、着衣型にすることによって、浮輪の脱却を防ぎ水泳
・遊泳を補助するための浮輪。 【構成】本発明は、水泳・遊泳を補助するための上半身
装着部付き浮輪に関するものである。この浮輪は、水着
の上からまるでランニングシャツなどを着衣するように
装着する。つまり、そで穴、首穴の付いた着衣型の浮輪
である。浮輪と上半身装着部を一体化することによっ
て、使用者が両手を離しても浮輪が体にピッタリと密着
した状態であり、水中で浮輪から体が抜け落ちたり、浮
輪が体から外れたりする心配がない。よって、水中での
不安感や恐怖感をやわらげ、泳ぎを円滑にし安定させ補
助する。内蔵のチューブも丈夫で安心なゴム素材を使用
し、空気注入バルブには気密性に優れた部品を用いるの
で不注意で空気が漏れ出したりする心配がない。しか
も、空気を抜いた状態で、たたんで保管が可能である。
また、乾燥の早い生地を用いているので、いつまでも濡
れているという使用後の不快感を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は水泳・遊泳を補助する
ための上半身装着部付き浮輪に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の浮輪は、単にドーナツ型チューブ
であった。このため陸上では、使用者自身が常に両手で
浮輪を持ち上げつかんでいなければ浮輪が抜け落ちてし
まった。特に水中では、浮輪から過って腕が抜けると簡
単に浮輪が外れ、体が水中に投げ出されてしまうとい
う、非常に不安定な状態である。そのため、泳ぐという
行為に伴なう手を浮輪から離すことができない矛盾をか
かえていた。また、従来のビニール製浮輪では簡単に口
で膨らますことが可能だが、その反面、空気の注入口が
簡易であるため空気が漏れやすいという欠点があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
から生じる、浮輪が水泳中に与えがちであった手を離す
と水中へ投げ出されるという不安感、及び水への恐怖感
をやわらげ、泳ぎを円滑に安定させて補助することであ
る。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】それを図面をもとに説
明すると次のような構造となる。 ａ．浮輪の内側に上半身装着部を固定し一体化させ着衣
型にする。（第２図参照） ｂ．浮輪部分のチューブには丈夫なゴム等の素材を使用
し、さらにその外表面を上半身装着部と同じ、伸縮性に
優れた速乾性のある素材でくるみ、着衣時に体に密着す
るようにする（第３図参照） ｃ．空気注入口のバルブには、気密に優れた部品を用い
る。（第３図参照）

【０００５】

【実施例】本発明の使用方法については、まず、水着を
着た上に第４図のように腕を頭の上にあげ、腕をそで穴
に通す。次に第５図のように膨らませたチューブを肘か
ら下へおろし頭と肩を一気にすべらせて着衣させる。そ
のまま水に入り体を浮かせればよい。（第６図参照）

【０００６】

【発明の効果】その結果、この浮輪は手ばなしの状態で
も体に密着したままである。つまり、水中で浮輪から体
が抜け落ちたり、浮輪が体から外れる心配がない。従っ
て、安心して水泳本来の両手を用いた動作が可能であ
る。また、乾燥の早い素材を用いることによって、水か
ら上がった後もいつまでも濡れているという不快感を与
えることが少ない。さらに、空気注入口には気密性に富
んだ部品を用いることによって不注意に空気が漏れだす
ことがなく、なおかつ空気を抜いた状態で保存が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 従来の浮輪を示した斜視図である。

【図２】 本発明上半身装着部付き浮輪を示した斜視図
である。

【図３】 本発明上半身装着部付き浮輪の内部構造を示
した斜視図である。

【図４】 本発明上半身装着部付き浮輪を装着する方法
を示す斜視図である。

【図５】 本発明上半身装着部付き浮輪を装着した時の
斜視図である。

【図６】 本発明上半身装着部付き浮輪を装着した状態
で入水した場合の図である。

【符合の説明】

（１）上半身装着部 （２）上半身装着部と同じ素材で一体的に覆った浮輪 （３）伸縮性、速乾性に優れた生地 （４）気密性に優れた空気注入バルブ （５）丈夫で安心なゴムチューブ （６）上半身装着部付き浮輪 （７）水着 （８）水面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上半身装着部を内側に固定してなる浮輪
2. 【請求項２】 浮輪部分のチューブ外表面を上半身装着
   部と同じ素材でさらに一体的に被覆してなる「請求項
   １」の浮輪