JPH11267176A - 全身美容装置 - Google Patents

全身美容装置

Info

Publication number
JPH11267176A
JPH11267176A JP7472498A JP7472498A JPH11267176A JP H11267176 A JPH11267176 A JP H11267176A JP 7472498 A JP7472498 A JP 7472498A JP 7472498 A JP7472498 A JP 7472498A JP H11267176 A JPH11267176 A JP H11267176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
temperature
water supply
supply pipe
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7472498A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamae Watanabe
玉枝 渡辺
Hiromichi Sagiya
宏道 鷺谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TARUGO COSMETIC JAPAN KK
Original Assignee
TARUGO COSMETIC JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TARUGO COSMETIC JAPAN KK filed Critical TARUGO COSMETIC JAPAN KK
Priority to JP7472498A priority Critical patent/JPH11267176A/ja
Publication of JPH11267176A publication Critical patent/JPH11267176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のサウナ装置に比べてより安全な、水蒸気
の発生によりサウナ効果を付与するサウナ装置と、利用
者の足元にのみ部分的に温水を噴射することが可能な温
水噴射装置を有する、より安全性の高い全身美容装置を
提供する。 【解決手段】全身美容装置1において、サウナ装置4
は、水蒸気発生槽8に散布装置9より散布した温水によ
って水蒸気を発生させる構造を有しており、温水噴射装
置5は分岐した各噴射管19a、19bを個別に制御で
きる構造として、利用者の全身に温水を噴射する前に利
用者の足元にのみ温水を噴射可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にエステティッ
クサロン等で使用され、仰臥した利用者の身体にシャワ
ーやサウナを行う全身美容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エステティック、すなわち全身美
容が広範に普及するに伴い、これに使用する全身美容装
置についても様々なものが提案されている。
【0003】従来、全身美容装置については、寝台部と
半球状の蓋部より構成され、利用者が寝台部に仰臥し
て、頭部以外の全身を覆うように蓋部を被せ、内部に付
設された温水噴射装置によって、蓋部内の利用者の身体
にシャワーを行うものや、内部に遠赤外線照射装置を付
設してサウナとして機能するものが提案されている。ま
た複数の機能を併せ持つ全身美容装置も提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、主にエステティ
ックサロンでは、利用者の身体により使用される全身美
容装置においては、遠赤外線照射手段等によってサウナ
機能を持たせている。しかし、遠赤外線の照射によって
は、利用者に十分なサウナ効果を付与するまでに時間が
かかるという欠点があった。
【0005】さらに、利用者に赤外線を直接照射する方
法は、利用者によっては身体に不快感を覚え、また利用
者が火傷を負うことがあった。したがって効率性、安全
性の面で一層の改良が望まれていた。
【0006】また、従来の全身美容装置では、利用者の
全身に対し温水を噴射するシャワー装置、すなわち温水
噴射装置を有する場合、事前に湯温が十分に調整される
ことなく温水が噴射される場合があった。
【0007】本発明は、サウナ装置に水蒸気発生手段を
使用し、さらに利用者に湯温を確認しつつシャワーを行
うことが可能なように、シャワー装置を複数系統のシャ
ワーが可能な構成とすることで、より効率的かつ安全な
全身美容装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段として、本発明の請求項1においては、人体が仰
臥可能な寝台部と、この寝台部に開閉自在に接続され、
人体の頭部より下を収納可能な空間を内部に有する蓋部
と、仰臥した人体に水蒸気を吐出するサウナ装置と、仰
臥した人体に温水を噴射する温水噴射装置を有する全身
美容装置において、前記サウナ装置は、前記寝台部内部
に設置され、開口した上面を有する水蒸気発生槽と、こ
の水蒸気発生層の上方に位置し、前記寝台部上面に形成
された多孔部と、前記水蒸気発生槽の内壁に付設された
温水の散布装置と、前記散布装置に温水を供給するサウ
ナ装置用給湯管と、前記散布装置に接続された制御弁
と、この制御弁に接続された制御装置とを有し、前記温
水噴射装置は、温水を供給する温水供給管と、水を供給
する給水管と、温水供給管及び給水管に接続された湯温
調整手段と、この湯温調整手段に接続され、少なくとも
二以上の方向に分岐する給湯管と、この分岐した給湯管
にそれぞれ接続され、前記蓋部の内壁上面に付設された
噴射管と、前記給湯管が分岐する分岐点に設置された切
替弁と、この切替弁に接続された切替手段とを有する構
成としたことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2では、人体が仰臥可能な
寝台部と、この寝台部に開閉自在に接続され、人体の頭
部より下を収納可能な空間を内部に有する蓋部と、仰臥
した人体に水蒸気を吐出するサウナ装置を有する全身美
容装置において、前記サウナ装置は、前記寝台部内部に
設置され、開口した上面を有する水蒸気発生槽と、この
水蒸気発生層の上方に位置し、前記寝台部上面に形成さ
れた多孔部と、前記水蒸気発生槽の内壁に付設された温
水の散布装置と、前記散布装置に温水を供給するサウナ
装置用給湯管と、前記散布装置に接続された制御弁と、
この制御弁に接続された制御装置とを有する構成とした
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3では、人体が仰臥可能な
寝台部と、この寝台部に開閉自在に接続され、人体の頭
部より下を収納可能な空間を内部に有する蓋部と、仰臥
した人体に温水を噴射する温水噴射装置を有する全身美
容装置において、前記温水噴射装置は、温水を供給する
温水供給管と、水を供給する給水管と、温水供給管及び
給水管に接続された湯温調整手段と、この湯温調整手段
に接続され、少なくとも二以上の方向に分岐する給湯管
と、この分岐した給湯管にそれぞれ接続され、前記蓋部
の内壁上面に付設された噴射管と、前記給湯管が分岐す
る分岐点に設置された切替弁と、この切替弁に接続され
た切替手段とを有する構成としたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4では、請求項1または2
に記載の全身美容装置において、前記制御装置は、蓋部
内部の空間の温度を設定する蓋部内温度設定手段と、前
記蓋部内温度設定手段によって設定された温度を表示す
る蓋部内温度表示手段と、前記蓋部内部の温度を測定す
る温度センサと、前記温度センサで測定された温度が、
所定値よりも低い場合に作動することを特徴とする制御
部とを有する構成としたことを特徴としている。
【0012】本発明の請求項5では、請求項1または3
に記載の温水噴射装置において、少なくとも1の噴射管
を、前記蓋部の全長の後端部より1/3にあたる部分の
上面に付設したことを特徴としている。 (水蒸気発生槽)前記水蒸気発生槽8は、図2に図示す
るように、寝台部2の内部に設置され、かつ多孔部6の
下方に位置している。この水蒸気発生槽8は、上面を開
口して形成されており、その上面の形状は、多孔部6の
形状に応じて適宜変更が可能である。また、底面には図
示しない排水口が付設されている。
【0013】使用する材質は耐水性、耐熱性を有する材
質であれば特に限定されるものではないが、寝台部同様
に耐熱FRP樹脂が好適である。 (多孔部)前記多孔部6は、図1に図示するように寝台
部2の上面に形成されており、水蒸気発生層8の上方に
位置している。表面には、裏面と貫通する穴部が多数形
成されているが、この穴部は水蒸気発生槽8で発生した
水蒸気が通過可能であればいかなる形状でも良く、例え
ばグレーチング形状、すなわち格子状とすることもでき
る。使用する材質としては、防錆性、耐熱性を有し、人
体が仰臥しても変形しない剛性を有する材質であればい
かなるものでもよい。したがって、ステンレス等の金属
や、耐熱FRP樹脂等の合成樹脂のいずれによっても形
成することができる。この多孔部6は、寝台部2と取り
外し可能なように形成しても、寝台部2の上面と一体に
形成してもよい。 (散布装置)前記散布装置9は、より広範囲に温水を散
布可能なように、散布口を広角に形成している。
【0014】本発明では散布装置9の噴射方向を水平方
向として、前記水蒸気発生槽8の内面側壁に温水を散布
するように形成しているが、内壁に向けて散布するので
あれば、いかなる方向でも良く、散布方向を下面に向け
ても同様の効果が得られる。 (温度センサ)前記温度センサ14は、蓋部3と寝台部
2によって形成される空間内部の気温を測定するもので
あり、通常の温水の温度を測定可能であれば、いかなる
温度センサを使用してもよい。蓋部3の内壁、多孔部
6、水蒸気発生槽8の内壁など、水蒸気発生槽8で発生
した水蒸気の温度を測定可能な場所であれば、いずれの
場所にも付設することができる。本温度センサ14は、
前記制御装置13に電気的に接続されている。 (蓋部内温度設定手段)前記蓋部内温度設定手段16
a,16bは、所望の設定温度を入力する装置であり、
入力毎に設定温度を1℃ずつ上昇させる上昇キー16a
と、入力毎に設定温度を1℃ずつ下降させる下降キー1
6bによって構成される。これに替えてボリューム入力
方式の、つまみ型の入力手段としてもよい。 (蓋部内温度表示手段)前記蓋部内温度表示手段17
a、17bは液晶表示装置であり、17aは温度センサ
14で測定された現在の蓋部内の温度を表示し、17b
は前記蓋部内温度設定手段16a、16bによって設定
された温度を表示する。尚、17a、17bには液晶表
示装置を使用することが望ましい。 (制御弁)前記制御弁12は、前記温水供給手段10に
よって供給された温水の噴射の有無を決定するものであ
るため、二方弁が特に好適である。主に電磁弁が用いら
れるが、手動制御のバルブとし、別途ハンドル等のバル
ブ開閉手段を蓋部3や寝台部2の側面に設けてもよい。 (制御部)前記制御部は中央処理装置(CPU)15
a、記憶装置である読み出し/書き込みメモリ(RA
M)15bとを有し、蓋部内温度設定手段16a、16
b、蓋部内温度表示手段17a、17b、温度センサ1
4及び制御弁12に接続されている。蓋部内温度設定手
段16a、16bで設定された温度を読み出し/書き込
みメモリに記憶し、温度センサ14で測定された温度と
比較して、制御弁12を制御する。
【0015】また、読み出し/書き込みメモリ(RA
M)の代わりに読み出し専用メモリ(ROM)を使用し
ても良い。この場合には固定された既設定の温度と比較
することによって、前記制御弁12を制御する。
【0016】さらに、制御装置13と制御弁12を接続
せずに、制御弁12を手動とすることもできる。この場
合は、表示手段には、温度センサ14で表示された水蒸
気の温度のみが表示されるようにしてもよい。 (湯温調整手段)前記湯温調整手段23は、温水供給管
11bから供給される温水と、前記給水手段21から給
水管22を介して供給される水を混合して、あらかじめ
設定された温度になるように湯温を調整する装置であ
り、公知のサーモスタット付ミキシングバルブ24と、
図示しない湯温測定センサと、設定温度を入力する湯温
設定手段25a、25bと、現在の湯温を表示する26
a及び設定温度を表示する湯温表示手段26bより構成
される。湯温設定手段25a、25b及び湯温表示手段
26a、26bは制御装置13と同様のものを使用する
ことができる。 (噴射管)前記噴射管19a、19bは、給湯管27
a、27bから供給される温水を利用者の身体に噴射す
る中空のパイプであり、それぞれ一端部において給湯管
27a、27bと接続されている。
【0017】請求項4において、噴射管19bの付設位
置を蓋部3の後端部から1/3の位置までとしているの
は、全身美容装置1の寝台部2に利用者が仰臥した場
合、かかる位置に噴射管19bを形成することで、利用
者の足元に温水を噴射可能であるためである。 (切替弁)前記切替弁28は主に電磁弁が使用される
が、手動制御のバルブを用いることもできる。湯温調整
手段23から流入する温水を複数方向に供出できるもの
であればいかなるものでもよい。請求項5においては、
サーモスタット付ミキシングバルブ24より供給される
温水を1方向または2方向に流れるようにするため、三
方弁を用いることが望ましい。 (切替手段)前記切替手段29は、前記切替弁28と接
続され、前記湯温調整手段23によって湯温を調整され
た温水をいずれの噴射管に噴射するかを決定する。
【0018】制御弁12を電磁弁として電気的に制御す
る場合は、つまみ型の切替スイッチによるものが好適だ
が、スナップスイッチなど他の入力手段を用いてもよ
い。また、制御弁12を手動によるバルブとした場合
は、ハンドル等の装置を用いることができる。
【0019】前記切替手段29は、前記寝台部2、前記
蓋部3のいずれに設置してもよいが、寝台部2に設置す
る場合は、蓋部内温度設定手段16a、16b、湯温設
定手段25a、25b等に隣接させて設置するのが好適
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る全身美容装置
1の斜視図であり、図2は使用状態を示す本発明に係る
全身美容装置1の縦断面図である。尚、図1においては
本発明に係る全身美容装置1の外観を視覚的に把握しや
すいものとするために、細部を省略している。
【0021】本実施の形態において、全身美容装置1
は、図1のような構造を有する。寝台部2は、耐熱FR
P樹脂によって形成され、少なくとも身長190cm迄
の利用者が仰臥できるように前後長を210cmに形成
されている。
【0022】また、寝台部2の上面の中央には、多数の
穴が貫設されたステンレス製の多孔部6が形成されてい
る。蓋部3は、利用者の頭部から下の全身を収納できる
空間を形成するように形成されている。また、利用者の
頭部側にあたる一端部には凹部を形成しており、利用者
の頭部のみを外に露出した形で閉蓋が可能である。使用
する材質は、寝台部2同様に耐熱FRP樹脂を使用して
いるが、これに替えて他の耐水性、耐熱性に優れた材質
を使用することもできる。
【0023】蓋部3は前記寝台部2の側端部に設けられ
たヒンジ等の開閉手段7によって、寝台部2に開閉自在
に接続されている。本実施の形態においては開閉手段7
を寝台部2の側端に付設しているが、開閉手段7を後端
部に付設し、後端部で開閉自在に接続することもでき
る。
【0024】本実施の形態においてサウナ装置4は、水
蒸気発生槽8、多孔部6、散布装置9、温水供給管11
a、制御弁12、制御装置13によって構成されてい
る。すなわち、寝台部2の内部には、上方を開口した水
蒸気発生槽8が多孔部6の下方に位置するように設置さ
れている。水蒸気発生槽8の底面には水平方向に向けた
放射状の散布口を有する散布装置9が設置されている。
【0025】一方、全身美容装置1の外部には図示しな
い温水供給手段10が存在し、散布装置9と温水供給管
11aを介して接続されている。温水供給手段10は約
52℃〜55℃以上の圧力が1cm2あたり1kg以上
の温水を供給できる一般的な給湯システムであれば、家
庭用の給湯器でもよい。本実施の形態においてはガス瞬
間湯沸かし器が使用されている。温水供給管11aに
は、制御弁12が接続され、さらに制御弁12には制御
装置13が接続されている。この制御装置13は、図2
に示すように蓋部3の内壁に付設された温度センサ14
と、制御部15と、キー入力方式の蓋部内温度設定手段
16a,16bと、液晶表示装置である蓋部内温度表示
手段17a、17bを有している。本実施の形態におい
ては、蓋部内温度設定手段16a、16bと蓋部内温度
表示手段17a、17bは寝台部2側面に付設されてい
る。図3に示されるように、16aは設定温度を入力毎
に1℃ずつ上昇させる上昇キーであり、16bは入力毎
に1℃ずつ下降させる下降キーである。17aは温度セ
ンサ14で測定された温度を表示し、17bは蓋部内温
度設定手段16a、16bで設定された温度を表示する
液晶表示装置である。また、蓋部内温度設定手段16
a、16bに隣接して、制御装置13の作動を決定する
作動スイッチ18aが設置されている。本実施の形態に
おいては、制御部15は図4に示すように中央処理装置
15aと記憶装置15bから構成されており、蓋部内温
度設定手段16a、16bによって入力された設定温度
及び温度センサ14によって測定された測定値、すなわ
ち蓋部の内部空間の温度が制御部内の記憶装置15bに
記憶され、蓋部内温度表示手段17aに表示される。中
央処理装置15aは設定温度を蓋部内温度表示手段17
bに表示する一方で、後述する図5の手順による処理を
行い、制御弁12を制御する。尚、本実施の形態におい
ては17a、17bは上下に並列して配置されており、
上段を17a、下段を17bとしているが、この配置は
逆でもよく、また17a、17bは左右に配置してもよ
い。尚、視覚的に現在の蓋部内温度と設定温度を比較し
易くするため、17aを赤で、17bを緑で表示するよ
うにしているが、それぞれ他の色で表示してもよく、ま
た17a、17bを同一の色で表示してもよい。
【0026】また、本実施の形態においては、温水噴射
装置5は、温水供給管11b、給水管22、湯温調整手
段23、給湯管27、噴射管19a、19b、切替弁2
8、切替手段29より構成されている。
【0027】すなわち、蓋部3の内壁上面には、前記蓋
部3の長手方向に沿って噴射管19a、19bが付設さ
れ、各噴射管には下方に向けた噴射口20が付設されて
いる。
【0028】本実施の形態では、噴射管19bは蓋部3
の内壁上面において、後端部より1/3の位置まで付設
されている。すなわち、蓋部3の前後長を174cmと
しているので、後端部より長手方向に58cmの位置ま
で噴射管19bが付設されている。
【0029】一方、温水供給手段10に接続された温水
供給管11bと、図示しない給水手段21と接続された
給水管22は、それぞれ寝台部2の内部に設置された湯
温調整手段23に接続されている。給水手段21は、本
実施の形態においては通常の水道を使用している。湯温
調整手段23は、公知のサーモスタット付ミキシングバ
ルブ24と設定温度を入力する湯温設定手段25a、2
5bと湯温表示手段26a、26bより構成されてお
り、この湯温調整手段23には給湯管27が接続されて
いる。制御装置13の場合と同様に、上昇キー25aは
設定温度を入力毎に1℃ずつ上昇させ、下降キー25b
は入力毎に1℃ずつ下降させる。また、湯温表示手段2
6aは現在の湯温を赤で表示する液晶表示装置であり、
湯温表示手段26bは25a、25bで設定された設定
温度を緑で表示する液晶表示装置である。湯温表示手段
26a、26bも蓋部内温度表示手段17a、17bと
同様に、配置や表示色を変更してもよい。本実施の形態
においては、図3に示すように湯温設定手段25a、2
5b及び湯温表示手段26a、26bは、操作の利便を
考慮して、制御装置13の蓋部内温度設定手段16a、
16b及び蓋部内温度表示手段17a、17bと隣接し
て設置されている。さらに湯温調整手段23の作動を決
定する作動スイッチ18bがこれらに隣接して設置され
ている。給湯管27は切替弁28と接続され、接続部分
において給湯管27aと給湯管27bに分岐している。
分岐した給湯管27a、27bはそれぞれ噴射管19
a、19bに接続されている。切替弁28には、蓋部3
の側壁に設けられた切替手段29に接続されている。
【0030】本実施の形態においては、切替手段29は
つまみ型の切替スイッチであり、「脚部」「全身」の2
つのモードに切替られるように形成されている。切替手
段29を「脚部」に設定した場合は、制御弁は噴射管1
9bにのみ流路が開かれ、切替手段29を「全身」に設
定した場合は噴射管19a、19bの両方に流路が開か
れる。
【0031】温水供給管11bより供給された温水と、
給水手段21より供給された水は、湯温調整手段23に
よって混合され、給湯管27a、27bによって噴射管
19a、19bに供給される。給湯管27に接続された
制御弁28及びこれと接続された切替手段29によっ
て、いずれの噴射管に流路を開くかが制御される。
【0032】また、本実施の形態において電力の供給に
よって作動する部分、即ち温度センサ14、制御弁1
2、制御装置13、湯温調整手段23、切替弁28、切
替手段29は図示しない外部電源によって電力を供給さ
れるが、この外部電源と各装置の間には、図示しない変
圧器が介在している。この変圧器は内部に可変抵抗を有
しているため、本実施の形態に係る全身美容装置1は業
務用の200V電源または家庭用の100V電源のいず
れによっても動作可能である。
【0033】以下、本発明に係る全身美容装置1の動作
を全身美容装置1内部の構造を表す図2、本発明に係る
蓋部内温度設定手段16a、16b等の配置を表す正面
図である図3、制御部15の各部の接続状況を表す概念
図である図4、及び制御装置13の動作手順を表す図5
に基いて説明する。
【0034】図2に示すように、利用者は前記全身美容
装置1の寝台部2の上面に仰臥する。続いて蓋部3を閉
めることにより、頭部を除く利用者の身体を蓋部3の内
部空間に密閉する。
【0035】次に、図示しない温水供給手段10を操作
し、水蒸気発生槽8内の散布装置9に温水を供給する。
この時点では制御弁12は閉状態であるが、制御装置1
3の作動スイッチ18aを操作して制御装置13を作動
させたあと、所望の設定温度を上昇キー16a及び下降
キー16bによって入力する。
【0036】尚、本実施の形態においては、設定温度を
人体に特に快適な温度である36℃〜46℃の間とする
ことが望ましい。以下、制御装置13の動作を表すフロ
ーチャートである図5を用いて制御装置13の制御手順
を説明する。温度センサ14で測定された現在の蓋部内
の温度と蓋部内温度設定手段16a、下降キー16bに
よって設定された蓋部内の設定温度は制御部15内の記
憶装置に記憶され、同時に制御部15を介してそれぞれ
蓋部内温度表示手段17a、17bに表示される。ステ
ップ001において、制御部15内の中央処理装置15
aは、記憶装置に設定温度の入力がされているかどうか
を確認し、肯定枝はステップ002において設定温度を
記憶装置より読み込み、否定枝はステップ001の循環
ルーチンとなる。同時に温度センサ14の測定値も読み
こまれ、ステップ003において測定値と設定温度を比
較し、測定値が設定温度より1℃以上低いかどうかを判
断する。肯定枝はステップ004に進み、制御弁12が
開状態になる。したがって、水蒸気発生槽8内の散布装
置9が作動する。否定枝はステップ005に進み、制御
弁12は閉状態のままである。制御弁12が開閉いずれ
の状態となってもステップ006に移行し、所定時間の
経過の有無が判断されたあと、肯定枝はステップ007
に進み、制御弁12を閉じて、全ての手順を終了する。
否定枝はステップ001に手順が戻り、以下この処理は
所定時間の経過まで繰り返され循環ルーチンとなる。こ
こで本実施の形態においては所定時間は無限大に設定さ
れており、本体の起動後、電源がOFFとなるまでこの
ルーチンが繰り返されるが、制御装置13に別途サウナ
装置4の動作時間を設定する入力手段を設けてもよい。
この場合には本体の電源がON状態となっていても、一
定時間経過後にサウナ装置4の動作が停止する。
【0037】制御弁12が開状態となり、散布装置9が
作動した場合は、水蒸気発生槽8の内壁側面に温水が散
布されることにより、水蒸気発生槽8において水蒸気が
発生する。発生した水蒸気は上昇し、多孔部6に貫設さ
れている穴を通して利用者の身体にサウナ効果を付与す
る。蒸発しなかった温水は図示しない排水口より排水管
によって排水される。
【0038】本実施の形態に係るサウナ装置4によって
は、水蒸気発生槽8にて水蒸気を発生させ、多孔部6を
介して利用者の身体にサウナ効果を付与する構造として
いるので、利用者はより安全にサウナ効果を得ることが
できる。
【0039】サウナ効果により利用者の身体の発汗作用
が促進された後は、以下に示す手順によって利用者の身
体を温水により洗浄する。まず、図3の作動スイッチ1
8bを操作して、湯温調整手段23を作動させ、上昇キ
ー25a及び下降キー25bを操作して所望の設定温度
を入力する。蓋部3内部の現在の温度は湯温表示手段2
6aに表示され、入力された設定温度は湯温表示手段2
6bに表示されると同時に、公知のサーモスタット付ミ
キシングバルブ24に伝えられ、このサーモスタット付
ミキシングバルブ24は入力された設定温度になるよう
に温水供給管11bから供給される温水と、給水管22
から供給される水を混合し、給湯管27に供給する。
【0040】次に利用者に突然熱湯が噴射されることに
より火傷が生じるのを防ぐため、切替手段29を操作し
て噴射モードを「脚部」に設定する。この操作によって
噴射管19bにのみ温水が供給され、噴射管19bに付
設された噴射口20より、温水が噴射される。噴射管1
9bは利用者の脚部に温水が噴射されるように形成され
ているので、利用者は足元に噴射された温水を体感し、
湯温が適温であるかどうかを全身にシャワーを行う前に
確認できる。
【0041】利用者から湯温について指示があれば、湯
温調整手段23における入力手段25a、25bを操作
し、湯温の調節を行う。変更された湯温の設定温度は湯
温表示手段26bに表示されるとともに、サーモスタッ
ト付ミキシングバルブ24に伝達され、供給される温水
の温度を上下する。
【0042】利用者の湯温が適温である旨指示を受けた
場合は、切替手段29を操作して、「全身」に設定す
る。この操作は、同様に切替弁28に伝達され、蓋部3
内壁の噴射管19a及び噴射管19bの全てに温水が供
給され、各噴射口20より利用者の全身に温水が噴射さ
れる。
【0043】本実施の形態に係る温水噴射装置5は、利
用者の身体に温水を噴射するにあたり、脚部から全身へ
と段階的に温水を噴射するように制御可能であり、各段
階で湯温の調節が可能であるので、より安全性の高い全
身美容装置1を提供することができる。
【0044】
【発明の効果】本実施の形態に係るサウナ装置によって
は、水蒸気発生槽にて水蒸気を発生させ、多孔部を介し
て利用者の身体にサウナ効果を付与する構造としている
ので、利用者により安全にサウナ効果を付与するサウナ
装置を有する全身美容装置を提供することができる。
【0045】また、本発明に係る全身美容装置によって
は、噴射管を分割し、複数の噴射管をそれぞれ別個に制
御できるようにすることによって、利用者の全身に温水
を噴射する前に、利用者の足元にのみ温水を噴射可能な
構造としたので、利用者に湯温が適温かどうかを確認し
ながらシャワー効果を付与することができる。
【0046】したがって、より安全で事故の少ない温水
噴射装置を有する全身美容装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全身美容装置を表す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る実施の形態における全身美容装置
の使用状態を表す断面図である。
【図3】本発明に係る制御部の動作を表す概念図であ
る。
【図4】本発明に係る実施の形態の表示手段及び入力手
段を表す正面図である。
【図5】本発明に係る実施の形態の制御装置の制御手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・全身美容装置 2・・寝台部 3・・蓋部 4・・サウナ装置 5・・温水噴射装置 6・・多孔部 7・・開閉手段 8・・水蒸気発生槽 9・・散布装置 10・・温水供給手段 11a,11b・・温水供給管 12・・制御弁 13・・制御装置 14・・温度センサ 15・・制御部 16a,16b・・蓋部内温度設定手段 17a,17b・・蓋部内温度表示手段 18a,18b・・作動スイッチ 19a,19b・・噴射管 20・・噴射口 21・・給水手段 22・・給水管 23・・湯温調整手段 24・・サーモスタット付ミキシングバルブ 25a,25b・・湯温設定手段 26a,26b・・湯温表示手段 27a,27b・・給湯管 28・・切替弁 29・・切替手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体が仰臥可能な寝台部と、この寝台部
    に開閉自在に接続され、人体の頭部より下を収納可能な
    空間を内部に有する蓋部と、 仰臥した人体に水蒸気を吐出するサウナ装置と、仰臥し
    た人体に温水を噴射する温水噴射装置を有する全身美容
    装置において、 前記サウナ装置は、前記寝台部内部に設置され、開口し
    た上面を有する水蒸気発生槽と、この水蒸気発生層の上
    方に位置し、前記寝台部上面に形成された多孔部と、前
    記水蒸気発生槽の内壁に付設された温水の散布装置と、
    前記散布装置に温水を供給する給湯管と、前記散布装置
    に接続された制御弁と、この制御弁に接続された制御装
    置とを有し、 前記温水噴射装置は、温水を供給する温水供給管と、水
    を供給する給水管と、温水供給管及び給水管に接続され
    た湯温調整手段と、この湯温調整手段に接続され、少な
    くとも二以上の方向に分岐する給湯管とこの分岐した給
    湯管にそれぞれ接続され、前記蓋部の内壁上面に付設さ
    れた噴射管と、前記給湯管が分岐する分岐点に設置され
    た切替弁と、この切替弁に接続された切替手段を有する
    ことを特徴とする全身美容装置。
  2. 【請求項2】 人体が仰臥可能な寝台部と、 この寝台部に開閉自在に接続され、人体の頭部より下を
    収納可能な空間を内部に有する蓋部と、 仰臥した人体に水蒸気を吐出するサウナ装置を有する全
    身美容装置において、 前記サウナ装置は、前記寝台部内部に設置され、開口し
    た上面を有する水蒸気発生槽と、この水蒸気発生層の上
    方に位置し、前記寝台部上面に形成された多孔部と、 前記水蒸気発生槽の内壁に付設された温水の散布装置
    と、前記散布装置に温水を供給する給湯管と、前記散布
    装置に接続された制御弁と、この制御弁に接続された制
    御装置とを有することを特徴とする、全身美容装置。
  3. 【請求項3】 人体が仰臥可能な寝台部と、 この寝台部に開閉自在に接続され、人体の頭部より下を
    収納可能な空間を内部に有する蓋部と、 仰臥した人体に温水を噴射する温水噴射装置を有する全
    身美容装置において、 前記温水噴射装置は、温水を供給する温水供給管と、水
    を供給する給水管と、温水供給管及び給水管に接続され
    た湯温調整手段と、この湯温調整手段に接続され、少な
    くとも二以上の方向に分岐する給湯管と、この分岐した
    給湯管にそれぞれ接続され、前記蓋部の内壁上面に付設
    された噴射管と、前記給湯管が分岐する分岐点に設置さ
    れた切替弁と、この切替弁に接続された切替手段とを有
    することを特徴とする、全身美容装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、蓋部内部の空間の温度
    を設定する蓋部内温度設定手段と、前記蓋部内温度設定
    手段によって設定された温度を表示する蓋部内温度表示
    手段と、前記蓋部内部の温度を測定する温度センサと、 前記温度センサで測定された温度が、所定値よりも低い
    場合に作動することを特徴とする制御部とを有する、請
    求項1または2に記載の全身美容装置。
  5. 【請求項5】請求項1または3に記載の温水噴射装置に
    おいて、少なくとも1の噴射管を、前記蓋部の全長の後
    端部より1/3にあたる部分の上面に付設したことを特
    徴とする、請求項1または3に記載の全身美容装置。
JP7472498A 1998-03-23 1998-03-23 全身美容装置 Pending JPH11267176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7472498A JPH11267176A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 全身美容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7472498A JPH11267176A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 全身美容装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11267176A true JPH11267176A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13555468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7472498A Pending JPH11267176A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 全身美容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11267176A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342507A (ja) * 2004-05-06 2005-12-15 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽装置
CN105616139A (zh) * 2015-07-23 2016-06-01 陈耀然 一种智能头部雾熏护理机
CN106137720A (zh) * 2016-07-31 2016-11-23 谭普 风浴机
CN113289257A (zh) * 2021-04-06 2021-08-24 深圳市至美优品科技有限公司 一种美容仪及其清洁装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342507A (ja) * 2004-05-06 2005-12-15 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽装置
CN105616139A (zh) * 2015-07-23 2016-06-01 陈耀然 一种智能头部雾熏护理机
CN106137720A (zh) * 2016-07-31 2016-11-23 谭普 风浴机
CN113289257A (zh) * 2021-04-06 2021-08-24 深圳市至美优品科技有限公司 一种美容仪及其清洁装置
CN113289257B (zh) * 2021-04-06 2022-10-11 深圳市至美优品科技有限公司 一种美容仪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7503926B2 (en) Combined sauna and environmental capsule
KR100662058B1 (ko) 건식과 습식을 겸용한 스팀식 족욕기
WO2002036063A2 (en) Chromatherapy shower system
US20070000043A1 (en) Warm bath equipment
KR20080063585A (ko) 스팀 반신욕 장치
JPH11267176A (ja) 全身美容装置
JP2009000394A (ja) 足温浴器
KR200404189Y1 (ko) 족욕기
CN105726295B (zh) 熏蒸装置
JP3143424B2 (ja) 自動洗髪機
CN206529841U (zh) 智能仿真温泉及桑拿沐浴系统、一种沐浴设备
KR200441374Y1 (ko) 전신훈증기
CN217338370U (zh) 沐浴器
KR101338919B1 (ko) 다기능 훈욕기
KR20100010635U (ko) 좌욕의자
KR200399348Y1 (ko) 족욕조 탈부착형 수족온욕기
KR101011022B1 (ko) 온열 욕조
JPH09122035A (ja) 浴室用椅子
RU208701U1 (ru) Купель для осуществления водных процедур
KR200249422Y1 (ko) 좌욕기
KR200388868Y1 (ko) 수족온욕기
CN215652537U (zh) 一种多功能智能熏蒸舱
KR200381220Y1 (ko) 반신욕용 욕조
KR200370119Y1 (ko) 수증기를 이용한 반신욕기
KR20050108195A (ko) 스팀을 이용한 좌석식 반신욕 장치