JPH11267098A - 面順次方式の電子内視鏡装置 - Google Patents

面順次方式の電子内視鏡装置

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JPH11267098A
JPH11267098A JP10074437A JP7443798A JPH11267098A JP H11267098 A JPH11267098 A JP H11267098A JP 10074437 A JP10074437 A JP 10074437A JP 7443798 A JP7443798 A JP 7443798A JP H11267098 A JPH11267098 A JP H11267098A
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light
color
liquid crystal
emitting element
light emitting
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Application number
JP10074437A
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English (en)
Inventor
Akihiro Miyashita
章裕 宮下
Takashi Mitsubori
貴司 三堀
Koichi Yoshimitsu
浩一 吉満
Makoto Tsunakawa
誠 綱川
Keiichi Arai
敬一 荒井
Masaru Konomura
優 此村
Masakazu Omoto
昌和 尾本
Yoshinao Ooaki
義直 大明
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面順次方式の電子内視鏡装置において、発光
素子を用いた場合の光の利用率を向上させ、発光素子の
光量を充分に利用する。 【解決手段】 電子内視鏡3の先端部9内に配置された
3つの白色発光素子21には、発光素子ドライバ25か
らの点灯駆動信号が印加され、この点灯駆動信号により
白色発光素子21の点灯制御が行われる。3つの白色発
光素子21の前面に設けられたカラー液晶パネル22に
は、液晶ドライバ26からの色を制御するための液晶駆
動信号が印加され、この液晶駆動信号によりカラー液晶
パネル22が、例えばR,G,B各色状態及び遮光状態
(黒色状態)に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面順次方式の電子内
視鏡装置、更に詳しくは発光素子からの照明光の制御部
分に特徴のある面順次方式の電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野における診断
等に用いられ、又、工業用分野においてもプラント等の
検査等に広く用いられるようになった。
【0003】以下、従来例を図面を参照して説明する。
【0004】図8に示すように、電子内視鏡装置101
は、細長で例えば可撓性の挿入部を有した電子内視鏡1
03と、電子内視鏡103に照明光を供給する光源装置
104及び電子内視鏡103からの信号を信号処理する
信号処理回路105が内蔵されたビデオプロセッサ10
6とを備えて構成される。
【0005】電子内視鏡103の挿入部内には、照明光
を伝達するライトガイド107が挿通されており、この
ライトガイド107の先端面は挿入部の先端部108に
配置され、この先端部108から照明光を出射する。
【0006】また、上記先端部108には、対物レンズ
系109が設けられ、この対物レンズ系109の結像位
置に、固体撮像素子110が配設されている。この固体
撮像素子110は、可視領域を含め紫外領域から赤外領
域に至る広い波長域で感度を有している。
【0007】一方、ビデオプロセッサ106内に設けら
れた光源装置104は、紫外光から赤外光に至る広帯域
の光を発光するランプ111を備えている。このランプ
111としては、一般的なキセノンランプやストロボラ
ンプ等を用いることができる。上記キセノンランプやス
トロボランプは、可視光のみならず紫外光及び赤外光を
大量に発光する。
【0008】このランプ111は、電源部112によっ
て電力が供給されるようになっている。上記ランプ11
1の前方には、モータ113によって回転駆動される回
転フィルタ114が配設されている。この回転フィルタ
114には通常観察用の赤(R),緑(G),青(B)
の各波長領域の光を透過するフィルタが周方向に沿って
配列されている。
【0009】また、モータ113はモータドライバ11
5によって回転が制御されて駆動されるようになってい
る。上記回転フィルタ114を透過し、R,G,Bの各
波長領域の光に時系列的に分離された光は、さらにライ
トガイド107の入射端に入射され、このライトガイド
107を介して先端部108に導かれ、この先端部10
8から出射されて、観察部位等を照明する。
【0010】この照明光による観察部位等の被検体(被
写体)からの戻り光は、対物レンズ系109によって、
固体撮像素子110上に結像され、光電変換される。こ
の固体撮像素子110には、上記ビデオプロセッサ10
6内の信号処理回路105のドライバ121からの駆動
パルスが印加され、この駆動パルスによって光電変換さ
れた被検体の画像に対応した電気信号(映像信号)のみ
読出しが行われる。
【0011】上記固体撮像素子110から読み出された
電気信号は、上記ビデオプロセッサ106内または電子
内視鏡103内に設けられたプリアンプ122に入力さ
れ、プリアンプ122で増幅された映像信号は、信号処
理回路105のプロセス回路123に入力され、γ補正
及びホワイトバランス等の信号処理を施され、A/D変
換器124によって、デジタル信号に変換される。
【0012】このデジタルの映像信号は、セレクト回路
125によって、例えば赤(R),緑(G),青(B)
の各色に対応する3つの第1メモリ126a,第2メモ
リ126b,第3メモリ126cに選択的に記憶され、
第1メモリ126a,第2メモリ126b,第3メモリ
126cに記憶されたR,G,B色信号は、同時に読み
出され、色補正回路127に入力する。
【0013】上記色補正回路127では、R,B色信号
がそれぞれ係数器128,129に入力する。係数器1
28,129では入力信号の大きさを所定の大きさに変
換する。この変換は予め設定された値或いは外部より設
定された値によって行われる。
【0014】上記色補正回路127によって、色補正さ
れたR,G,B色信号は、D/A変換器130によっ
て、アナログ信号に変換され、R,G,B色信号として
出力されると共に、エンコーダ131に入力され、この
エンコーダ131からNTSCコンポジット信号として
出力される。
【0015】そして、上記R,G,B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ(図示せず)
に入力され、観察部位がカラー表示される。
【0016】また、上記ビデオプロセッサ106内に
は、システム全体のタイミングを作るタイミングジェネ
レータ132が設けられ、このタイミングジェネレータ
132によって、モータドライバ115,ドライバ12
1,セレクト回路125等の各回路間の同期が取られて
いる。
【0017】また、近年このような電子内視鏡装置にお
いて、従来のキセノンやハロゲンを使った光源装置から
出射される光の代わりに発光素子を照明として使用する
方法は考案されてきている。
【0018】また、発光素子を内蔵した固体撮像素子も
考案されてきており、例えば、特開平6−153097
号公報のように、異なる色を発光する複数の発光素子を
有する固体撮像素子が考えられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面順次
方式の電子内視鏡装置においては、発光素子を照明とし
て使用する上記従来技術では、RGBのカラー画像を得
るためにはそれぞれ別々にRGBの発光素子を設けなけ
ればならず、各色に対して発光素子の光量が総発光素子
数の3分の1となってしまうために光の利用率が低いと
いう問題がある。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、面順次方式の電子内視鏡装置において、発光素
子を用いた場合の光の利用率を向上させ、発光素子の光
量を充分に利用することのできる面順次方式の電子内視
鏡装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の面順次方式の電
子内視鏡装置は、照明光を被写体に照射する照明手段と
して発光素子と、前記発光素子を駆動制御する発光素子
制御手段と、前記被写体の像を撮像する固体撮像素子
と、前記固体撮像素子を駆動制御する固体撮像素子制御
手段とを具備した面順次方式の電子内視鏡装置におい
て、前記発光素子または前記固体撮像素子の前面に設け
られたカラー液晶パネルと、前記カラー液晶パネルの色
を制御する液晶制御手段とを備えて構成される。
【0022】本発明の面順次方式の電子内視鏡装置で
は、前記液晶制御手段が前記発光素子または前記固体撮
像素子の前面に設けられた前記カラー液晶パネルの色を
制御することで、発光素子を用いた場合の光の利用率を
向上させ、発光素子の光量を充分に利用することを可能
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0024】図1ないし図4は本発明の第1の実施の形
態に係わり、図1は電子内視鏡装置の外観を示す外観
図、図2は図1の電子内視鏡装置の構成を示す構成図、
図3は図2の電子内視鏡装置の作用を説明する第1の説
明図、図4は図2の電子内視鏡装置の作用を説明する第
2の説明図である。
【0025】図1に示すように、本実施の形態の電子内
視鏡装置1は、細長で例えば可撓性の挿入部2を有する
電子内視鏡3を備え、この挿入部2の後端に太径の操作
部4が連設されている。上記操作部4の後端付近からは
側方に可撓性のユニバーサルケーブル5が延設され、こ
のユニバーサルケーブル5の先端部にコネクタ6が設け
られている。
【0026】上記電子内視鏡3は、上記コネクタ6を介
して、信号処理回路が内蔵されたビデオプロセッサ7に
接続されるようになっている。さらに、上記ビデオプロ
セッサ7には、カラーモニタ8が接続されるようになっ
ている。上記挿入部2の先端側には、硬性の先端部9及
びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部1
0が順次設けられている。
【0027】そして、上記操作部4に設けられた湾曲操
作ノブ11を回動操作することによって、上記湾曲部1
0を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようになっ
ている。また、上記操作部4には、上記挿入部2内に設
けられた図示しない処置具チャンネルに連通する挿入口
12が設けられている。
【0028】図2に示すように、電子内視鏡3の挿入部
2の先端部9には、白色光を発光する例えば3つの白色
発光素子21が配置され(図中には1つのみ図示)、こ
の先端部9からカラー液晶パネル22を介して照明光を
出射できるようになっている。また、上記白色発光素子
21及びカラー液晶パネル22には、信号線23,24
が接続され、これら信号線23,24は、上記挿入部2
及びユニバーサルケーブル5内に挿通されて上記コネク
タ6に接続されている。
【0029】3つの白色発光素子21には、上記信号線
23を介して、上記ビデオプロセッサ7内の発光素子ド
ライバ25からの点灯駆動信号が印加され、この点灯駆
動信号により白色発光素子21の点灯制御が行われるよ
うになっている。また、カラー液晶パネル22には、上
記信号線24を介して、上記ビデオプロセッサ7内の液
晶ドライバ26からの色を制御するための液晶駆動信号
が印加され、この液晶駆動信号によりカラー液晶パネル
22が、例えばR,G,B各色状態及び遮光状態(黒色
状態)に制御されるようになっている。
【0030】従って、3つの白色発光素子21の点灯を
発光素子ドライバ26により制御すると共に、カラー液
晶パネル22の状態を液晶ドライバ26により制御する
ことにより、3つの白色発光素子21からの白色照明光
をカラー液晶パネル22を介することで観察部位にR,
G,Bの面順次光を照射できるようになっている。
【0031】また、上記先端部9には、対物レンズ系2
7が設けられ、この対物レンズ系27の結像位置に、固
体撮像素子28が配設されている。この固体撮像素子2
8は、可視領域を含め紫外領域から赤外領域に至る広い
波長域で感度を有している。上記固体撮像素子28に
は、信号線29,30が接続され、これら信号線29,
30は、上記挿入部2及びユニバーサルケーブル5内に
挿通されて上記コネクタ6に接続されている。
【0032】カラー液晶パネル22を介した白色発光素
子21からの照明光による観察部位等の被検体(被写
体)からの戻り光は、対物レンズ系27によって、固体
撮像素子28上に結像され、光電変換されるようになっ
ている。この固体撮像素子28には、上記信号線29を
介して、上記ビデオプロセッサ7内の撮像素子ドライバ
31からの駆動パルスが印加され、この駆動パルスによ
って光電変換された被検体の画像に対応した電気信号
(映像信号)のみ読出しが行われるようになっている。
【0033】この固体撮像素子28から読み出された電
気信号は、上記信号線30を介して、上記ビデオプロセ
ッサ7内または電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ
32に入力されるようになっている。このプリアンプ3
2で増幅された映像信号は、プロセス回路33に入力さ
れ、γ補正及びホワイトバランス等の信号処理を施さ
れ、A/D変換器34によって、デジタル信号に変換さ
れるようになっている。
【0034】このデジタルの映像信号は、セレクト回路
35によって、例えば赤(R),緑(G),青(B)の
各色に対応する3つの第1メモリ36a,第2メモリ3
6b,第3メモリ36cに選択的に記憶されるようにな
っている。上記第1メモリ36a,第2メモリ36b,
第3メモリ36cに記憶されたR,G,B色信号は、同
時に読み出され、色補正回路37に入力する。
【0035】上記色補正回路37では、R,B色信号が
それぞれ係数器38,39に入力する。係数器38,3
9では入力信号の大きさを所定の大きさに変換する。こ
の変換は予め設定された値或いは外部より設定された値
によって行われる。
【0036】上記色補正回路37によって、色補正され
たR,G,B色信号は、D/A変換器40によって、ア
ナログ信号に変換され、R,G,B色信号として出力さ
れると共に、エンコーダ41に入力され、このエンコー
ダ41からNTSCコンポジット信号として出力される
ようになっている。
【0037】そして、上記R,G,B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ8に入力さ
れ、このカラーモニタ8によって、観察部位がカラー表
示されるようになっている。
【0038】また、上記ビデオプロセッサ7内には、シ
ステム全体のタイミングを作るタイミングジェネレータ
42が設けられ、このタイミングジェネレータ42によ
って、発光素子ドライバ25,液晶ドライバ26,撮像
素子ドライバ31,セレクト回路35等の各回路間の同
期が取られている。
【0039】次に、このように構成された本実施の形態
の電子内視鏡装置の作用について説明する。
【0040】タイミングジェネレータ42によって、撮
像素子ドライバ31が固体撮像素子28を駆動するため
の駆動パルスを生成すると共に、カラー液晶パネル22
の色を制御するための液晶駆動信号及び3つの白色発光
素子21を点灯させるための点灯駆動信号をそれぞれ液
晶ドライバ26,発光素子ドライバ25を介して発生さ
せる。
【0041】ここで、固体撮像素子28の遮光タイミン
グと露光タイミングについて説明する。
【0042】図3は、固体撮像素子28としてフレーム
トランスファ方固体撮像素子を用いた時の駆動タイミン
グを示す図であり、フレームトランスファ型固体撮像素
子は露光タイミングで感光部に信号電荷が蓄積され、蓄
積された信号電荷は遮光タイミングで蓄積部に転送され
る。
【0043】本実施の形態の面順次方式の電子内視鏡装
置1においては、垂直同期信号(図3(a))のタイミ
ングでカラー液晶パネル22の状態を遮光状態(黒色状
態)をはさみR,G,B各色状態の順で制御する(図3
(d))。つまり、カラー液晶パネル22は、前記露光
タイミングのRGBの順に応じて、黒をはさんで液晶の
色を変えることにより、それぞれ指定したタイミングで
RGBの色に変更する。
【0044】3つの白色発光素子21の前面にはカラー
液晶パネル22が設けられているので、白色発光素子5
2から発っせられた光は、カラー液晶パネル22の色の
変化に合わせて先端部9から色のついたRGBの照明光
が出射される。
【0045】この先端部9から出射された光により、観
察部位を照明するようになっており、この観察部位から
の戻り光は対物レンズ系27によって、固体撮像素子2
8上に結像され、光電変換される。
【0046】従って、固体撮像素子28では、遮光タイ
ミング(図3(b))と露光タイミング(図3(c))
がRGBの順で交互に行われ、順次、固体撮像素子28
より信号を読み出して、後段の第1メモリ36a,第2
メモリ36b,第3メモリ36cで同時化することによ
り1画面のカラー映像を得る。
【0047】このように本実施の形態の電子内視鏡装置
1では、図4(b)に示す従来のR専用発光素子50
a、G専用発光素子50b、B発光素子専用の50cを
露光タイミングに合わせて順次点滅させる方式に対し
て、図4(a)に示すように、従来のR専用発光素子5
0a、G専用発光素子50b、B発光素子専用の50c
の配置スペースに3つの白色発光素子21を配置し、3
つの白色発光素子21からの白色光を、カラー液晶パネ
ル22を露光タイミングに合わせてRGBの順で液晶パ
ネルの色を変更することにより、R,G,Bの面順次光
として出射させるので、従来の方式の出射の方法に比
べ、各RGBの光量は3倍となり、光の利用効率を上げ
ることができる。
【0048】なお、本実施の形態では、カラー液晶パネ
ル22を遮光タイミング期間中は黒にしていたが、タイ
ミングジェネレータ42で発光素子ドライバ25を制御
することにより、遮光タイミング時に白色発光素子21
を消灯させることにより、遮光期間を設けてもよい。
【0049】図5は本発明の第2の実施の形態に係る電
子内視鏡装置の構成を示す構成図である。
【0050】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0051】本実施の形態は、カラー液晶パネル22の
配置を白色発光素子21の前面から固体撮像素子28の
前面に配置したという構成が異なるのみであり、その他
の部分は第1の実施の形態と同じである。
【0052】本実施の形態では、白色発光素子21から
照射された白色光は観察部位を照明し、この照明光の観
察部位からの戻り光は対物レンズ系27を通って、カラ
ー液晶パネル22を通過し、固体撮像素子28上に結像
される。
【0053】ここで、カラー液晶パネル22はタイミン
グジェネレータ42により、第1の実施の形態と同様
に、露光タイミング及び遮光タイミングに応じて液晶パ
ネルの色が変化する。この結果、固体撮像素子28には
所定の露光タイミングでRGBの色信号が結像され、後
段の信号処理回路へ出力される。
【0054】従って、本実施の形態でも第1の実施の形
態と同様に、RGBで専用の発光素子を持つ必要がない
ため、白色発光素子の数量分だけ光量を得ることがで
き、光を効率良く使用することができる。
【0055】図6及び図7は本発明の第3の実施の形態
に係わり、図6はフレームトランスファ型固体撮像素子
の構成を示す構成図、図7は図6のフレームトランスフ
ァ型固体撮像素子の変形例の構成を示す構成図である。
【0056】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0057】本実施の形態では、白色発光素子21及び
固体撮像素子28の代わりに、図6(a)に示すよう
に、感光部60、蓄積部61、水平転送レジスタ62及
び出力アンプ63からなり、感光部60の左右に例えば
3つの白色発光素子65からなる白色発光素子群65
a,65bをそれぞれ内蔵したフレームトランスファ型
固体撮像素子64を用いて構成され、白色発光素子群6
5a,65bの上部には、カラー液晶パネル22が配置
され、カラー液晶パネル22は、第1の実施の形態と同
様に、露光タイミング及び遮光タイミングによって、R
GBに色を変化させ、各色の照明光を出射できるように
なっている。
【0058】なお、カラー液晶パネル22は、白色発光
素子群65a,65bを内蔵したフレームトランスファ
型固体撮像素子64のパッケージに内蔵しても良いし、
パッケージの上にカラー液晶パネル22を張り合わせた
ものでもよい。固体撮像素子及び白色発光素子及びカラ
ー液晶パネルを一体化することにより、従来の電子内視
鏡装置に比べ、より小型な内視鏡を提供するが可能とな
る。
【0059】その他の構成及び作用は第1の実施の形態
と同じである。
【0060】従って、図6(b)に示す、2組のR専用
発光素子66a、G専用発光素子66b、B専用発光素
子66cを内蔵した従来のフレームトランスファ型撮像
素子67と比べ、同じスペースに3つの白色発光素子6
5からなる2組の白色発光素子群65a,65bを配置
し、カラー液晶パネル22により観察部位にRGB面順
次光を照射することができ、本実施の形態でも第1の実
施の形態と同様に、RGBで専用の発光素子を持つ必要
がないため、白色発光素子の数量分だけ光量を得ること
ができ、光を効率良く使用することができる。
【0061】第3の実施の形態においては、白色発光素
子群65a,65bの上部にカラー液晶パネル22を配
置するとしたが、図7に示すように、白色発光素子群6
5a,65bを内蔵したフレームフランスファ型固体撮
像素子62の感光部60の上面にカラー液晶パネル22
を配置して、第1の実施の形態と同様に、露光タイミン
グ、遮光タイミングに応じてカラー液晶パネル22の色
をRGBの順で変化させることにより、カラー撮像信号
を得るように構成してもよい。
【0062】なお、上記各実施の形態では、固体撮像素
子をフレームトランスファ型として説明したが、これに
限らず、その他の転送方式を持ったインターライントラ
ンスファ型固体撮像素子またはフレームインターライン
トランスファ型固体撮像素子等でもよい。
【0063】また、上記各実施の形態では、カラー液晶
パネルはRGBの原信号の順で変化すると述べたが、こ
れは、マゼンダ、シアン、イエロー等の補色系の色に変
化させて信号処理を行ってもよい。
【0064】[付記] (付記項1) 照明光を被写体に照射する照明手段とし
て発光素子と、前記発光素子を駆動制御する発光素子制
御手段と、前記被写体の像を撮像する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子を駆動制御する固体撮像素子制御手段
とを具備した面順次方式の電子内視鏡装置において、前
記発光素子または前記固体撮像素子の前面に設けられた
カラー液晶パネルと、前記カラー液晶パネルの色を制御
する液晶制御手段とを備えたことを特徴とする面順次方
式の電子内視鏡装置。
【0065】(付記項2) 固体撮像素子制御手段によ
る前記固体撮像素子の駆動タイミングに応じて、前記発
光素子制御手段または前記液晶制御手段は、前記発光素
子または前記カラー液晶パネルの駆動制御を行うことを
特徴とする付記項1に記載の面順次方式の電子内視鏡装
置。
【0066】(付記項3) 前記カラー液晶パネルは、
RGBの原色またはMg、Cy、Yeの補色または遮光
状態に色を可変することを特徴とする付記項1または2
に記載の面順次方式の電子内視鏡装置。
【0067】(付記項4) 前記カラー液晶パネル、前
記発光素子及び前記固体撮像素子が一体化されているこ
とを特徴とする付記項1、2または3のいずれか1つに
記載の面順次方式の電子内視鏡装置。
【0068】(付記項5) 前記発光素子は、白色発光
素子であることを特徴とする付記項1、2、3または4
のいずれか1つに記載の面順次方式の電子内視鏡装置。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の面順次方式
の電子内視鏡装置によれば、制御手段が発光素子または
固体撮像素子の前面に設けられたカラー液晶パネルの色
を制御するので、発光素子を用いた場合の光の利用率を
向上させ、発光素子の光量を充分に利用することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子内視鏡装
置の外観を示す外観図
【図2】図1の電子内視鏡装置の構成を示す構成図
【図3】図2の電子内視鏡装置の作用を説明する第1の
説明図
【図4】図2の電子内視鏡装置の作用を説明する第2の
説明図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電子内視鏡装
置の構成を示す構成図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るフレームトラ
ンスファ型固体撮像素子の構成を示す構成図
【図7】図6のフレームトランスファ型固体撮像素子の
変形例の構成を示す構成図
【図8】従来の電子内視鏡装置の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置 3…電子内視鏡 7…ビデオプロセッサ 8…カラーモニタ 21…白色発光素子 22…カラー液晶パネル 25…発光素子ドライバ 26…液晶ドライバ 28…固体撮像素子 31…撮像素子ドライバ 32…プリアンプ 33…プロセス回路 34…A/D変換器 35…セレクト回路 36a…第1メモリ 36b…第2メモリ 36c…第3メモリ 37…色補正回路 38,39…係数器 40…D/A変換器 41…エンコーダ 42…タイミングジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綱川 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 荒井 敬一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 此村 優 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 尾本 昌和 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を被写体に照射する照明手段とし
    て発光素子と、前記発光素子を駆動制御する発光素子制
    御手段と、前記被写体の像を撮像する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子を駆動制御する固体撮像素子制御手段
    とを具備した面順次方式の電子内視鏡装置において、 前記発光素子または前記固体撮像素子の前面に設けられ
    たカラー液晶パネルと、 前記カラー液晶パネルの色を制御する液晶制御手段とを
    備えたことを特徴とする面順次方式の電子内視鏡装置。
JP10074437A 1998-03-23 1998-03-23 面順次方式の電子内視鏡装置 Withdrawn JPH11267098A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038430A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Pentax Corp 電子内視鏡及び連結ケーブル
JP2010233857A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Rohm Co Ltd 内視鏡
JP2015530893A (ja) * 2012-07-26 2015-10-29 オリーブ・メディカル・コーポレーション 光が不十分な環境での連続的なビデオ

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