JPH11266265A - Oam装置 - Google Patents

Oam装置

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JPH11266265A
JPH11266265A JP10068688A JP6868898A JPH11266265A JP H11266265 A JPH11266265 A JP H11266265A JP 10068688 A JP10068688 A JP 10068688A JP 6868898 A JP6868898 A JP 6868898A JP H11266265 A JPH11266265 A JP H11266265A
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JP
Japan
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oam
cell
segment
network
connection
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JP10068688A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Yoshikawa
英隆 吉川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物理インターフェース毎にコネクションを分割
管理できるOAM装置を提供することを目的とする。 【解決手段】物理インターフェース毎にTMNと接続す
る手段を具備したOAM装置(1)を設け、当該OAM
装置1をTMNを介してネットワークCPU(108)
に接続することにより、物理インターフェース間のセル
の転送経路毎にOAM機能を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ・網インタ
ーフェイスがポイント・マルチポイント・コネクション
構成からなるOAM装置に関し、特に、コネクションが
分岐または終端するノード毎にTMN(電気通信管理
網)と接続する接続手段を設けることにより、セグメン
ト毎にOAM機能を実現するようにしたOAM装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式で通信を行うIS
DNが普及する一方で、より高速で広帯域な通信を実現
する広帯域ISDN(以下「B−ISDN」という)の
実現化の促進が期待されている。
【0003】この広帯域ISDNでは、非同期転送モー
ド(ATM)と呼ばれる方式により物理レイヤレベルの
通信が行われる。ATMとは、発生する情報をセルと呼
ばれる固定長のパケットに分割して転送する方式であ
り、情報の発生量に応じてセルを送信できるため、映像
データ通信など広帯域が必要でかつ帯域量の分散が大き
な通信に適している。
【0004】また、音声、データなどの情報ソースの種
別に拘わらず任意の情報を同じセルの形式で通信できる
ため、従来のように情報ソースに応じた通信方式を選択
するという必要がなく、音声、データ及び映像を組み合
わせたマルチメディア端末の通信に適した通信方式を構
築することができる。
【0005】このようなATMのもつ特性を十分に活か
したB−ISDNのネットワーキングでは、伝達網がV
C(仮想チャネル)ネットワーク、VP(仮想パス)ネ
ットワーク、伝送媒体ネットワークに階層化されてい
る。
【0006】ATMセルを運ぶための伝送リソースは、
物理レイヤによって提供され、このATMセルは、特定
のフォーマットで構成された伝送フレームに埋め込ま
れ、伝送フレームの連続である伝送フレーム流として前
記伝送媒体ネットワークを介して伝送される。
【0007】また、伝送方式に依存しないATM通信を
実現するために、物理レイヤとは独立にATMレイヤが
設けられ、このATMレイヤは、ATMセルをセルの連
続であるATMセル流として前記VCネットワークまた
はVPネットワークを介して伝送する。
【0008】図7に、上記B−ISDNにおける各階層
間の相互関係を示す。各階層は、それぞれ終端点40
0、中継点401、コネクション402、リンク403
という4つの要素からなる。コネクション402は、各
階層におけるエンド・エンドの情報伝達路である。リン
ク403は、コネクション402を構成する情報伝達路
の最小単位であり、複数のリンク403をつなぎ合わせ
てコネクション402が形成される。終端点400は各
層間の接点に相当し、ここで各階層のコネクションが終
端されて、1つ上の階層のリンクに対して情報伝達サー
ビスが提供される。中継点401は、各階層においてリ
ンクを接続する点である。
【0009】図7に示すように、どの階層もモデルは共
通であり、階層間の関係も同じ形で表現できる。この特
徴は、各階層のマネジメント手法を共通化できることを
意味する。即ち、VC/VPに対して、番号や帯域など
のリソース割当管理のみならず、障害管理や、性能管理
の方法を統一することができる。
【0010】従って、上記階層構造は、ネットワークを
簡潔にすると同時に、OAM(Operation a
nd Maintenance)情報の転送網を統一、
大容量化し、効率的なネットワーク管理の実現を提供し
ている。
【0011】ところで、B−ISDNでは、各階層にお
けるユーザ端末と中継点あるいは中継点と終端点等の各
要素を接続するネットワーキングの手法として、ユーザ
・網インターフェースが定義されている。
【0012】従来、このユーザ・網インターフェースに
おける接続構成の1つとしてポイントマルチポイントコ
ネクションがあり、このポイントマルチポイントコネク
ションは、ユーザとネットワークのユーザ側でメディア
アダプタなどを介して複数端末を収容することが可能で
ある。
【0013】図8に、従来のポイントマルチポイントコ
ネクションの構成を示す。
【0014】ポイントマルチポイントコネクションは、
データを転送する始点であるルート(root)50
0、データを受信する端末であるリーフ(lief)5
01、ルートからリーフへの中継点であるノード(no
de)502で構成される。ここで、ルート500およ
びリーフ501は、図7に示す終端点400であり、ノ
ード502は、中継点401に該当する。
【0015】ルート500は、複数の端末であるリーフ
501を収容しており、その接続経路はノード502で
多岐に分岐している。
【0016】ポイントマルチポイントコネクションでセ
ルを転送する際には、ルート500からリーフ501ま
での接続経路をエンド・エンドコネクション503で設
定し、セルが転送される経路を指定している。
【0017】B−ISDNでは、上述したようなネット
ワークの故障や性能を管理するためのOAM機能が設け
られている。このOAM機能は、各階層によって必要な
機能が異なるため、各階層毎に独立したOAMフローが
提供される。
【0018】OAMフローは、上記構成のネットワーク
上をOAM情報を格納したOAMセルを転送することに
より行われる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ネットワーク構成では、転送始点であるルートにコネク
ションが集中するため、リーフの数に比例して、ルート
から転送されるセルの数またはルートに対して転送され
るセルの数が増大することになる。
【0020】従って、OAMフローを実行する際には、
ルートから転送するOAMセルの帯域を多く確保する必
要があった。
【0021】また、セルの転送経路をエンド・エンドコ
ネクションで設定するため、転送経路が複雑になるに従
い、コネクションに故障が発生した場合に故障個所の特
定が困難となっていた。
【0022】そこで、本発明は、ノード毎にコネクショ
ンを分割管理できるOAM装置を提供することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ユーザ・網インターフェイスが
ポイントマルチポイントコネクション構成からなるOA
M装置において、コネクションが分岐または終端するノ
ード毎に電気通信管理網と接続する接続手段を設け、前
記電気通信管理網を介して各セグメント単位でOAMセ
ルを管理することを特徴とする。
【0024】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、物理レイヤ終端毎に前記OAMセル
の故障情報を監視する監視手段と、前記監視手段により
前記OAMセルの故障情報が検出された時点で前記セグ
メントの始点から終点に向かってセグメントAISセル
を転送し、該セグメントの終点から始点に向かってセグ
メントRDIセルを転送する転送手段を具備することを
特徴とする。
【0025】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記ノード毎に受信した前記OAM
セルの警報転送状態を監視する監視手段と、前記OAM
セルを受信したノードが前記セグメントの終端であれば
該OAMセルを分岐する分岐手段と、前記監視手段によ
り監視した情報を前記電気通信管理網を介して網管理手
段に送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るOAM装置の
一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明のOAM装置の構成を示す
ブロック図である。
【0028】図1において、このOAM装置1は、物理
レイヤの伝送媒体である回線からの信号が入力される端
子である入力端子100、回線に物理レイヤの信号を出
力する端子である出力端子109、回線からの信号に対
しフレーム同期およびセル同期をとる物理レイヤ終端回
路101、物理レイヤの故障を検出する物理レイヤ故障
検出回路102、転送されてきたセルがOAMセルであ
るかどうかを検出するATMレイヤOAMセル検出回路
103、検出されたOAMセルが転送の終点であるかど
うかを判断するために参照されるヘッダテーブル10
4、転送されてきたセルがOAMセルであればセル流か
ら分岐し、また、OAMフローを実行する際にセル流に
OAMセルを挿入するOAMセル分岐・挿入回路10
5、ATMレイヤの故障を検出するATMレイヤ故障検
出回路106、通信網管理の手段としてのネットワーク
であるTMN(telcomunication ma
nagement network)に接続するための
インターフェースとなるTMNインターフェース107
によって構成される。
【0029】上記のように構成されるOAM装置1は、
伝送線路の終端である物理インターフェースにそれぞれ
設けられる。この物理インターフェースは、ネットワー
クの機能に応じてポイントツーポイントコネクション
(1:1接続)やポイントマルチポイントコネクション
(1:多接続)で接続される。
【0030】図2に、物理インターフェースをポイント
マルチポイントコネクションで接続した場合の例を示
す。
【0031】図2に示すように、本発明では、物理イン
ターフェースであるルート200、リーフ201および
ノード202間を接続する伝送線路をセグメント203
として定義し、ルート200からリーフ201までの接
続経路(コネクション)をセグメント203の集合とし
て表す。
【0032】これらの各物理インターフェースに設けら
れたOAM装置1は、TMNインターフェース107を
介してTMNに接続され、TMNからネットワーク管理
CPU108に接続される。
【0033】ここで、TMNは、故障管理、性能管理、
構成管理、会計管理、セキュリティ管理の5種類のネッ
トワーク管理を実現する手段として提供されており、伝
送路の終端をネットワーク管理CPU108と接続す
る。このネットワーク管理CPU108は、伝送路の終
端から転送されてきた情報に基づき、故障管理ではアラ
ームの発生、性能管理では伝送品質の監視等を行う。
【0034】上記のように構成されるOAM装置1にお
いて、OAMフローは、OAMセルという特定のセルを
転送することにより実行される。
【0035】ここで、図3に上記セルの一般的構成を示
す。当該セルは、VPI(Virtual Chann
el Identifier)301、VCI(Vir
tual Path Identifier)302及
びPT(ペイロードタイプ)303、HEC(ヘッダエ
ラーコントロール)304からなる5オクテットのヘッ
ダと、端末間で通信する情報を入れるペイロード305
とから構成されている。
【0036】上記VPI/VCIは単一の物理回線内を
あたかも複数の回線があるかのように割り当てることが
できるようになっている。 このVPI/VCI値は、
端末間のコネクション設定時あるいはネットワーク構成
時に、端末−端末間、端末−ネットワーク間、ネットワ
ーク内など物理レイヤが終端するポイント設けられたテ
ーブルにに割り振られる。
【0037】従って、図2に示すポイントマルチポイン
トコネクションでは、各ノード202にVPI/VCI
値を格納したテーブルが設けられ、ルート200から転
送されたセルは、各ノード202毎にVPI値またはV
CI値が付け替えられ、リーフ201に到達する。
【0038】このVPI/VCI値の付け替えは、各ノ
ード202に設けられたテーブルを現在のVPI/VC
I値で検索し、その検索結果を新たなVPI/VCI値
としてセルヘッダに格納することにより行われる。
【0039】OAMフローは、物理レイヤとATMレイ
ヤでは、その機能が異なり、独立したフローが設けられ
る。例えば、ATMレイヤにおいては、F5フローとし
て、VCコネクション警報監視機能やVCコネクション
連続性チェック機能がVCコネクションの終端機能を実
現する交換機、伝送装置などのネットワークエレメント
間に定義される。
【0040】また、F4フローとして、VPコネクショ
ン警報監視機能やVPコネクション連続性チェック機能
がVPコネクションの終端機能を実現する交換機、伝送
装置などのネットワークエレメント間に定義される。
【0041】上記F4、F5フローでは、それぞれのフ
ローに特定のOAM情報、例えば当該フローの実行手順
を番号で示したシーケンス番号や故障時の警報を表す警
報信号等をペイロード305に格納し、それぞれの識別
子であるVCIとVPIによるOAMセルの転送を行
う。
【0042】OAMセルは、セルの転送経路を示すVP
I/VCI値を有するとともに、OAMセルであること
を識別するための特定の値をセルヘッダに有する。
【0043】この値は、F4フローでは、VCI302
に格納され、F5フローでは、PT303に格納され
る。
【0044】以下に、図2に示すポイントマルチポイン
トコネクションにおけるOAMフローの実行手順につい
て説明する。
【0045】まず、ネットワークCPU108は、ルー
ト200からリーフ201に到達するまでの経路の設定
(コネクションの設定)を行う。この設定は前述したよ
うに、各ノード202に設けられたテーブルにVPI/
VCI値を格納することにより行われる。
【0046】ポイントマルチポイントコネクションにお
いては、図4に示すようにルート200、リーフ201
およびノード202並びにセグメント203には、それ
ぞれ特定の番号が付されており、各要素が識別できる構
成となっている。これらの番号は、図5に示すセグメン
ト情報テーブル310に予め格納されており、各セグメ
ント203を特定する番号がセグメント番号情報311
に、当該セグメントの始点となるノード202の番号が
ノード始点番号情報312に、当該セグメントの終点と
なるノード202の番号がノード終点番号情報313の
各フィールドにそれぞれ格納されている。
【0047】従って、ネットワークCPU108は、コ
ネクション設定時にルート200からリーフ201まで
の経路を構成する各セグメントの順序をセグメント番号
情報311の組み合わせとしてアクセス可能なメモリ等
に記憶しておくことにより、コネクションをセグメント
の集合として表す。
【0048】例えば、図4に示す太線の経路は、セグメ
ント番号1、3、4の連続としてメモリ等に記録され
る。
【0049】次にネットワーク管理CPU108は、各
セグメントに転送するOAMセルを生成する。OAMセ
ルの生成は、OAMセル用特定パターンをセルヘッダ
に、OAM情報をペイロードに格納することにより行
う。これらの値は、OAMセルを転送する階層によって
異なり、各階層で独立のOAM機能を提供する。
【0050】また、ルート200からリーフ201まで
の転送経路をエンドエンドコネクションで設定する場合
とセグメントの集合で設定する場合とでは、導通試験や
故障検出の際にOAMセルを転送する区間が異なるた
め、これらのコネクションの設定方法を識別できること
が必要である。
【0051】以下、各階層ごとにOAMセルの作成例を
示す。
【0052】OAMセルをVCコネクションに転送する
場合には、OAMセル用特定パターンは、セグメントを
特定するVPI値とVCI値を図3に示すVPI301
およびVCI302にそれぞれ格納し、当該セルがOA
Mセルであることを識別するためのペイロードタイプ識
別子をPT303に格納する。このペイロードタイプ識
別子としては、ユーザ情報セルの場合は“00”を、セ
グメントOAMセルの場合は“01”を、エンドエンド
OAMセルの場合は“10”をそれぞれ格納する。これ
らの値の定義については、適宜変更可能である。
【0053】OAMセルをVPコネクションに転送する
場合には、OAMセル用特定パターンは、セグメントを
特定するVPI値を図3に示すVPI301に格納し、
当該セルがOAMセルであることを識別するためのVC
I値をVCI302に格納する。このVCI値として
は、ユーザ情報セルの場合は“00”を、セグメントO
AMセルの場合は“01”を、エンドエンドOAMセル
の場合は“10”をそれぞれ格納する。これらの値の定
義については、適宜変更可能である。
【0054】OAMセルを物理レイヤの伝送媒体に転送
する場合には、前記VCコネクションおよびVPコネク
ションの場合と異なり、セルによる転送は行わず、セル
を伝送フレームに埋め込み、この伝送フレームを転送す
る。
【0055】図6に伝送フレームの構造例を示す。
【0056】伝送フレームは、OAM情報を格納するS
OH(セクションオーバーヘッド)320、伝送フレー
ムに埋め込まれたATMセル323の境界の先頭を示す
POH(パスオーバーヘッド)およびATMセル323
を埋め込む領域であるペイロード322によって構成さ
れる。
【0057】物理レイヤにおけるOAM機能としては、
信号断、フレーム同期はずれ、セル同期はずれ、BIP
(Bit Interleaved Parity)−
8やBIP−24による入力信号のビット誤り監視等が
ある。
【0058】SOH320には、個々のOAM機能に対
応する領域が確保されており、これらの領域は、OAM
機能に応じてその確保されるビット数が異なっている。
【0059】従って、物理レイヤにおけるOAM情報
は、SOH320に設けられた特定の領域のビットを立
てることにより、OAM用の伝送フレームとして作成さ
れ、物理レイヤの伝送媒体に転送される。
【0060】ネットワークCPU108は、以上のよう
にして作成されたOAMセルまたはOAM用伝送フレー
ムをTMNを介して、被検査セグメントのノード202
に転送する。
【0061】この様子を図1を参照してさらに詳しく説
明する。
【0062】ATMレイヤにおけるOAMフローでは、
ネットワークCPU108は、作成したOAMセルをT
MNを介して、被検査セグメントのノード始点に設けら
れたOAM装置1のTMNインターフェース107に転
送する。TMNインターフェースは、OAMセルをOA
Mセル分岐・挿入回路105に転送し、OAMセル分岐
・挿入回路105は受信したOAMセルをセル流に挿入
する。このセル流は、出力端子109よりスイッチへ出
力される。このスイッチには、複数の転送経路が接続さ
れており、セルヘッダに格納されたVPI/VCI値を
参照することにより、セル流の転送経路の切り替えを行
う。この切り替えにより、被検査セグメントへとOAM
セルを挿入したセル流が転送される。
【0063】上記のように転送されたセル流は、セグメ
ントの終端点に設けられたOAM装置1の入力端子10
0からOAMセル分岐・挿入回路105に入力される。
このとき、ATMレイヤOAMセル検出回路103は、
当該セル流に含まれるセルに対してセル同期をとり、セ
ルヘッダに格納されたVCI値またはPTI値を順次読
み取っていく。
【0064】ここで、読み取ったVCI値またはPTI
値より、当該セルがOAMセルであるかどうかを判断
し、 OAMセルある場合には、ヘッダテーブル104
を当該セルのVPI/VCI値でインデックスする。そ
の結果、当該セルのVPI/VCI値とインデックス後
のVPI/VCI値が同じであれば、当該セルがセグメ
ントの終端点であるとして、OAMセル分岐・挿入回路
105に信号を出力する。この信号を受けたOAMセル
分岐・挿入回路105は、当該セルをセル流から分岐
し、ATMレイヤ故障検出回路106に出力する。当該
セルがOAMセルでないか、またはセグメントの終端点
でない場合には、そのまま通過させる。
【0065】ATMレイヤ故障検出回路106は、この
分岐されたOAMセルに格納されたOAM情報をチェッ
クすることにより、被検査セグメントの故障を検出す
る。この検出方法としては、例えば、ネットワーク管理
CPU108がOAMセルに格納したOAM情報と、A
TMレイヤ故障検出回路106が受信したOAM情報を
比較し、これらのOAM情報に差異がある場合には、セ
グメントの故障と判断するような方法を用いることがで
きる。
【0066】ここで、ATMレイヤ故障検出回路106
が故障を検出した場合には、TMNインターフェース1
07がTMNを介してネットワーク管理CPU108と
通信することにより、ネットワーク管理CPU108に
故障情報を通知する。
【0067】故障情報を受信したネットワーク管理CP
U108は、転送経路の変更等を行う。物理レイヤにお
けるOAMフローでは、ネットワーク管理CPU108
が作成したOAM用伝送フレームをTMNを介して被検
査セグメントの物理レイヤ終端回路101に転送し、O
AM用伝送フレームを出力端子109から回線に転送す
る。
【0068】このOAM用伝送フレームはセグメントの
ノード終点の物理レイヤ終端回路101に入力される。
物理レイヤ終端回路101は、当該OAM用伝送フレー
ムを物理レイヤ故障検出回路102に出力し、物理レイ
ヤ故障検出回路102がネットワーク管理CPU108
が作成したOAM用伝送フレームに格納したOAM情報
と当該伝送フレームに格納されたOAM情報とを比較
し、これらのOAM情報に差異がある場合には、物理レ
イヤの故障と判断する。
【0069】ここで、物理レイヤ故障検出回路102が
故障を検出した場合には、TMNインターフェース10
7がTMNを介してネットワーク管理CPU108と通
信することにより、ネットワーク管理CPU108に故
障情報を通知する。
【0070】故障情報を受信したネットワーク管理CP
U108は、転送経路の変更等を行う。
【0071】以上のようにして、ポイントマルチポイン
トコネクションにおけるOAMフローが実行される。
【0072】次に、OAM機能のうち故障管理と性能管
理の実行フローについてさらに詳細に説明する。
【0073】本発明においては、各セグメントの故障管
理および性能管理の方法として、セグメントの送受信双
方向チェックまたは送信方向若しくは受信方向を択一的
にチェックする単方向チェックの両方を行うことができ
る。
【0074】セグメントの送受信双方向チェックでは、
ノード始点からAIS(AlarmIndicatio
n Signal)セルを送出し、AISセルを受信し
たノード終点がノード始点に対しRDIセルを返送する
ことにより、そのセグメントのノード始点が送信側と受
信側の双方向のセグメントを管理する。
【0075】一方、セグメントの単方向チェックでは、
検査したいセグメントの方向に応じて、ノード始点また
はノード終点からAISセルを送出し、AISセルを受
信したノードが、順方向または対向のセグメントを管理
する。
【0076】上記AISセルおよびRDIセルは、前述
したOAMセルと同様の転送方法で作成され、転送され
る。OAMセルとの相違点は、格納するOAM情報が異
なることである。
【0077】以下にセグメントの送受信方向で性能管理
を実行するときの例を図1を参照して説明する。
【0078】まず、ネットワークCPU108は、セグ
メント終端点に対する転送経路をVPI/VCI値とし
て格納したAISセルを作成し、TMNを介してOAM
セル分岐・挿入回路105に転送する。ここで、AIS
セルはセル流に挿入され出力端子109からスイッチを
経て目的のノードへと転送される。このセル流は目的の
ノードに設けられたATMレイヤOAMセル検出回路1
03でAISセルであることが判断され、AISセルで
あれば分岐される。分岐されたAISセルはATMレイ
ヤ故障検出回路106に転送され、ATMレイヤ故障検
出回路106はTMNを介してネットワーク管理CPU
108にAISセルを受信したことを通知する。この通
知を受けたネットワーク管理CPU108は、上流側の
ノードに対する転送経路をVPI/VCI値として格納
したRDIセルを作成し、このRDIセルをOAMセル
分岐・挿入回路105に転送する。OAMセル分岐・挿
入回路105は当該RDIセルをセル流に挿入し、スイ
ッチを経て目的のノードに転送する。当該RDIセル
は、目的のノードのATMレイヤ故障検出回路106で
受信され、当該RDIセルをもとに性能劣化がないかど
うかが判断される。この判断結果は、TMNを介してネ
ットワークCPU108に通知され、ネットワークCP
U108はその結果に応じて適切な処理を行う。
【0079】セグメントを単方向でチェックする場合に
は、双方向でチェックする場合に使用されるRDI信号
の転送を行わずに目的のノードがAIS信号を受信した
時点で、モニタ情報をTMNを介してネットワーク管理
CPU108に通知する。尚、本発明に係るOAM装置
は、エンド・エンドコネクションを設定した場合には、
OAMセルヘッダをエンド・エンドコネクション用のパ
ターンに設定することにより、セグメント毎の管理とコ
ネクション毎の管理を使い分けることが可能である。
【0080】さらに、本発明は、ポイントマルチポイン
トコネクションだけでなく、ポイントツーポイントの接
続構成においても適用可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セルの転送経路をセグメント毎に管理することにより、
転送始点であるルートにコネクションが集中ぜず、ルー
トから転送するOAMセルの帯域を少なく設定できる。
【0082】また、セグメント毎にセルの転送経路の故
障点を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物理レイヤ終端におけるポイントマルチポイン
トOAM装置の構成を示すブロック図。
【図2】物理インターフェースをポイントマルチポイン
トコネクションで接続した場合の接続図。
【図3】ATMセルの一般的構成を示す図。
【図4】ポイントマルチポイントコネクションにおい
て、各要素に識別番号を付したときの例を示す図。
【図5】セグメント情報テーブルの構造例を示す図。
【図6】伝送フレームの構造例を示す図。
【図7】ATM網の階層化を示す図。
【図8】従来のポイントマルチポイントコネクションを
示す接続図。
【符号の説明】
1 OAM装置 100 入力端子 102 物理レイヤ故障検出回路 103 ATMレイヤOAMセル検出回路 104 ヘッダテーブル 105 OAMセル分岐・挿入回路 106 ATMレイヤ故障検出回路 107 TMNインターフェース 108 ネットワーク管理CPU 109 出力端子 200 ルート 201 リーフ 202 ノード 203 セグメント 301 VPI 302 VCI 303 PT 304 HEC 305 ペイロード 310 セグメント情報テーブル 311 セグメント番号情報 312 ノード始点情報 313 ノード終点情報 320 SOH 321 POH 322 ペイロード 323 ATMセル 400 終端点 401 中継点 402 コネクション 403 リンク 500 ルート 501 リーフ 502 ノード 503 セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ・網インターフェイスがポイント
    マルチポイントコネクション構成からなるOAM装置に
    おいて、 コネクションが分岐または終端するノード毎に電気通信
    管理網と接続する接続手段を設け、前記電気通信管理網
    を介して各セグメント単位でOAMセルを管理すること
    を特徴とするOAM装置。
  2. 【請求項2】 物理レイヤ終端毎に前記OAMセルの故
    障情報を監視する監視手段と、 前記監視手段により前記OAMセルの故障情報が検出さ
    れた時点で前記セグメントの始点から終点に向かってセ
    グメントAISセルを転送し、該セグメントの終点から
    始点に向かってセグメントRDIセルを転送する転送手
    段を具備することを特徴とする請求項1記載のOAM装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノード毎に受信した前記OAMセル
    の警報転送状態を監視する監視手段と、 前記OAMセルを受信したノードが前記セグメントの終
    端であれば該OAMセルを分岐する分岐手段と、 前記監視手段により監視した情報を前記電気通信管理網
    を介して網管理手段に送信する送信手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載のOAM装置。
JP10068688A 1998-03-18 1998-03-18 Oam装置 Pending JPH11266265A (ja)

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