JPH11266243A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JPH11266243A
JPH11266243A JP34405398A JP34405398A JPH11266243A JP H11266243 A JPH11266243 A JP H11266243A JP 34405398 A JP34405398 A JP 34405398A JP 34405398 A JP34405398 A JP 34405398A JP H11266243 A JPH11266243 A JP H11266243A
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JP
Japan
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error correction
information processing
correction code
encryption
code
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JP34405398A
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Akihiro Oishi
晃弘 大石
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Original Assignee
Canon Inc
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータの著作権保護と不正コピー
防止とを実現するとともに、ディジタルデータの内容を
正当なる利用者のみが把握できるようにする。 【解決手段】 情報データ(例えば、1画面分の画像デ
ータ)を誤り訂正符号化する手段4と、誤り訂正符号化
された情報データに含まれる一部(例えば、1トラック
に記録される誤り訂正符号化された画像データ)の誤り
訂正符号のみを暗号化する手段5とを設けることによ
り、この暗号化に対応する復号化を行うための構成を備
えない装置ではデータを完全には復元できないようにし
て、ディジタルデータの著作権保護、不正コピーの防止
を実現するとともに、暗号化が施されていない部分につ
いては復号化のための構成を備えていなくても処理でき
るようにして、情報データの内容を部分的に確認するこ
とができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び方
法に関し、特に、画像や音声等からなるディジタルデー
タの著作権を保護するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信システムの進展および記
録媒体の大容量化に伴って、画像や音声からなる大容量
のディジタルデータをネットワークを介してやり取りし
たり、CD−ROMや光磁気ディスク、あるいは磁気テ
ープ等の記録媒体を介してやり取りすることができるよ
うになってきた。
【0003】一方、通常ディジタルデータは、複製・伝
送・保管などの操作が容易であり、またこれらの操作を
行っても品質の劣化が起こらないという特徴を持つ。こ
のため、ディジタルデータを第三者が不正に読み取るあ
るいはコピーすることが予想されるため、データの著作
権保護およびコピーの防止を図ることが必要となってき
た。
【0004】そこで従来は、ディジタルビデオデータお
よびディジタルオーディオデータにおいて、データの特
定部にコピー禁止フラグを挿入しておくことにより、不
正なコピー防止を図ってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ディジタルデータ自体は何ら変化することな
くそのまま維持されているので、ダンプコピー等の手法
によればそのデータをそのまま不正にコピーすることが
できてしまうという問題があった。その一方で、近年で
はディジタルデータを保護する技術として暗号化技術を
用いることが提案されているが、ディジタルデータを暗
号化してしまうと、正当に複製・伝送・保管などの操作
を行おうとする一般の利用者が利用できなくなってしま
い、不都合である。
【0006】本発明は、上述のような問題を解決するこ
とを目的とする。本発明の他の目的は、ディジタルデー
タに対する著作権の保護と不正コピー等の防止とを実現
するとともに、当該ディジタルデータの内容を正当なる
利用者が把握できるようにすることにある。また、本発
明のその他の目的は、ディジタルデータのセキュリティ
能力を更に高め、そのデータに対する著作権の保護と不
正コピーの防止とを実現できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、情報データを誤り訂正符号化し、該情報データおよ
びパリティチェックコードからなる誤り訂正符号を生成
する誤り訂正符号化手段と、上記誤り訂正符号に含まれ
る情報データの少なくとも一部およびパリティチェック
コードの少なくとも一部の双方を暗号化する暗号化手段
とを具備することを特徴とする。また、本発明の他の態
様では、情報データの少なくとも一部およびパリティチ
ェックコードの少なくとも一部の双方が暗号化された誤
り訂正符号の暗号を復号する暗号復号手段と、上記暗号
復号手段から出力された誤り訂正符号を復号する復号手
段とを具備することを特徴とする。
【0008】また、本発明のその他の態様では、情報デ
ータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、上記
誤り訂正符号化手段から出力される一部の誤り訂正符号
のみを暗号化する暗号化手段とを具備することを特徴と
する。また、本発明のその他の態様では、一部の誤り訂
正符号のみが暗号化された誤り訂正符号の暗号を復号す
る暗号復号手段と、上記暗号復号手段から出力された誤
り訂正符号を復号する復号手段とを具備することを特徴
とする。
【0009】また、本発明のその他の態様では、情報デ
ータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、上記
誤り訂正符号化手段から出力された誤り訂正符号を2重
に暗号化する暗号化手段とを具備することを特徴とす
る。また、本発明のその他の態様では、2重に暗号化さ
れた誤り訂正符号の暗号を復号する暗号復号手段と、上
記暗号復号手段から出力された誤り訂正符号を復号する
復号手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明の情報処理方法は、情報デー
タを誤り訂正符号化し、該情報データとパリティチェッ
クコードとからなる誤り訂正符号を生成し、上記誤り訂
正符号に含まれる情報データの少なくとも一部とパリテ
ィチェックコードの少なくとも一部との双方を暗号化す
ることを特徴とする。また、本発明の他の態様では、情
報データの少なくとも一部とパリティチェックコードの
少なくとも一部との双方が暗号化された誤り訂正符号の
暗号を復号し、暗号の復号された誤り訂正符号を復号す
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明のその他の態様では、情報デ
ータを誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化された誤り訂
正符号の一部のみを暗号化することを特徴とする。ま
た、本発明のその他の態様では、一部の誤り訂正符号の
みが暗号化された誤り訂正符号の暗号を復号し、暗号の
復号された誤り訂正符号を復号することを特徴とする。
【0012】また、本発明のその他の態様では、情報デ
ータを誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化された誤り訂
正符号を2重に暗号化することを特徴とする。また、本
発明のその他の態様では、2重に暗号化された誤り訂正
符号の暗号を復号し、暗号の復号された誤り訂正符号を
復号することを特徴とする。
【0013】本発明の上記以外の目的並びにその特徴と
するところは、以下に続く発明の態様の詳細な説明によ
り明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、本発
明による情報処理装置の一実施形態を図面に基づいて詳
細に説明する。ここでは、情報処理装置の一例として、
ディジタル画像データの記録再生を行う記録再生装置
(例えば、ディジタルビデオレコーダ)を例にとって説
明する。
【0015】図1は、第1の実施形態による記録再生装
置の構成を最もよく表すブロック図である。なお、図1
の記録再生装置は、記録(又は外部出力)側20と、再
生(又は外部入力)側21とから構成されている。
【0016】図1の記録(又は外部出力)側20の構成
において、入力端子1より入力されたディジタル画像デ
ータは、DCT回路2によって直交変換された後、量子
化回路3によって量子化され、その結果データ圧縮され
る。この圧縮されたディジタルデータは、誤り訂正符号
化回路4によって誤り訂正符号化の処理が施され、これ
により得られる情報データおよびパリティ検査符号(パ
リティチェックコード)は、暗号化回路5によって暗号
化される。
【0017】そして、このように暗号化されたデータ
は、フォーマッタ6により所定のフォーマットに変換さ
れ、アンプ7を介して出力端子8に出力される。アンプ
7および出力端子8は、例えば記録アンプおよび記録端
子により構成され、出力端子8より出力された暗号化デ
ータは、記録媒体18に記録される。この場合、フォー
マッタ6は、記録媒体18あるいは当該記録媒体18を
利用するアプリケーション等に合ったフォーマットに上
記暗号化データを変換する。なお、記録媒体18は、磁
気テープ、光磁気ディスク等から構成される。
【0018】なお、出力端子8を外部のネットワーク
(通信回線)19に接続するようにしても良い。このよ
うに構成した場合には、出力端子8より出力された暗号
化データは、ネットワーク19を介して図示しない外部
機器に送信され、ここで動作しているアプリケーション
によって利用されたり、記録媒体に記録されたりする。
この場合、フォーマッタ6は、ネットワーク19あるい
は上記外部機器で動作しているアプリケーション等に合
ったフォーマットに上記暗号化データを変換する。
【0019】次に、上述した誤り訂正符号化回路4およ
び暗号化回路5の処理について、図2および図3を用い
て詳しく説明する。図2は、誤り訂正符号化の対象とな
る単位を表している。同図において、一方の方向(水平
方向)に対するパリティ検査符号をC1符号とし、その
方向をC1方向とする。また、他方の方向(垂直方向)
に対するパリティ検査符号をC2符号とし、その方向を
C2方向とする。
【0020】量子化回路3で量子化されたデータは、図
2(a)に示すブロックの左上から同一ライン上ではC
1方向に、各ライン間ではC2方向に誤り訂正符号化回
路4に順に入力される。誤り訂正符号化回路4では、各
入力データに対する生成多項式に基づいて誤り訂正用の
パリティ(C1,C2)を算出する(ステップS30
1)。パリティはC1,C2方向のデータにそれぞれ付
けられる。これにより、誤り訂正符号化回路4は、図2
(a)のように構成されるデータを生成する。なお、図
2(a)に示す誤り訂正符号は、情報データ201とパ
リティ検査データ202,203とから構成され、この
誤り訂正符号内の情報データ201は、複数のDCTブ
ロックに対応している。
【0021】暗号化回路5は、この図2(a)のような
誤り訂正符号に対して、C1,C2方向の誤り訂正符号
を構成するパリティ検査符号(C1,C2)202、2
03および情報データ201の双方の少なくとも一部に
ついて暗号化を行い、図2(b)のような暗号化データ
を生成する(ステップS302、S303)。なお、後
述するように、再生(又は外部入力)側21では、誤り
訂正復号前に暗号の復号化を行う構成のため、各データ
に対して定数との排他的論理和または、初期値をインク
リメントやデクリメントした値との排他的論理和等、デ
ータに誤りがあっても差し支えないように暗号化する必
要がある。また、暗号化回路5は、C1方向の誤り訂正
符号とC2方向の誤り訂正符号とを同じ暗号化回路を用
いて同じ暗号キーで暗号化したが、異なる暗号キーで夫
々を暗号化しても良い。
【0022】次に、図4を用いて、再生(又は外部入
力)側21における暗号化データの復号処理について説
明する。図1において、記録媒体18またはネットワー
ク19からの暗号化データは、入力端子9から再生アン
プ10に入力され、デフォーマッタ11により本装置に
合ったデータ形式にデフォーマットされる。
【0023】デフォーマッタ11によりデフォーマット
された暗号化データは、暗号復号化回路12によってC
2方向、C1方向について暗号の復号化が施された後
(ステップS401、S402)、誤り訂正復号化回路
13によって誤りが訂正される(ステップS403)。
このとき誤り訂正復号化回路13は、誤り訂正符号単位
で誤り訂正不能か否かを示すエラーフラグを出力する
(ステップS404)。
【0024】そして、誤りを訂正されたディジタル画像
データは、逆量子化回路14にて伸長され、IDCT回
路15により逆直交変換されて変換前のデータに戻され
る。さらに、IDCT回路15にて処理されたデータ
は、誤り修正回路16に供給され、誤り訂正復号化回路
13より与えられるエラーフラグに応じて補間等の誤り
修正の処理が行われ、その結果が出力端子17から出力
される(ステップS405)。出力端子17の出力は、
モニタ(例えば、ディジタルTV)22に供給され、そ
こで視覚的に表示される。なお、モニタ17は、再生
(又は外部入力)側21と一体化させても良い。
【0025】このように、第1の実施形態の記録再生装
置によって暗号化データの復号を行うことによって、情
報データと共に少なくとも一部の暗号化されたパリティ
検査符号を復号することができる。これにより、第1の
実施形態の記録再生装置を使用するユーザのみが再生あ
るいは外部入力された暗号化画像データを正常に復号
し、利用することができる。
【0026】これに対して、第1の実施形態とは異なる
構成の記録再生装置により再生あるいは外部入力された
暗号化画像データを復号する処理について、図5を用い
て説明する。
【0027】図5は、第1の実施形態とは異なる構成の
記録再生装置、特に再生(又は外部入力)側の構成が異
なる装置を示す図である。ここで、図5に示す装置は、
図1の装置と異なり、暗号復号化回路12を備えていな
い。図5において、例えば記録媒体18から再生された
暗号化データは、入力端子9、再生アンプ10を介して
入力され、デフォーマッタ11によりデフォーマットさ
れる。デフォーマットされた暗号化データは、誤り訂正
復号化回路13に直接入力され、誤りが訂正される。
【0028】このような装置の場合、誤り訂正復号化回
路13には、暗号化データがそのまま入力される。その
ため、そのデータに誤り訂正処理を行ったとしても誤り
の訂正は不能となり、全ての誤り訂正符号にエラーフラ
グが発生する。これにより、再生あるいは外部入力され
た暗号化データの全てを補間する必要があり、暗号化デ
ータが復号できなければ情報データを不正に処理するこ
ともできなくなる。つまり、図5の記録再生装置を使用
するユーザに対しては、ディジタルデータの著作権の保
護や不正コピーの防止を実現することができる。
【0029】以上のように、第1の実施形態では、図2
(a)に示す誤り訂正符号に含まれる単一の誤り訂正符
号を構成するパリティ検査符号のみならず、その誤り訂
正符号を構成する情報データについても暗号化を施して
いる。このように構成することにより、第1の実施形態
では、パリティ検査符号のみを暗号化して記録あるいは
外部出力する構成と比べて、次のような利点を有する。
【0030】例えば、パリティ検査符号202,203
のみを暗号化する構成では、そのパリティ検査符号20
2,203のみを取り除くことによって、情報データ2
01を不正に処理することができてしまう。これに対し
て第1の実施形態では、パリティ検査符号202,20
3のみならず情報データ201も暗号化するため、必ず
双方を復号した後に誤り訂正処理を行わなければ、正常
なディジタルデータを復元することはできない。その結
果、ディジタルデータのセキュリティ能力をより一層高
めることができる。
【0031】また、第1の実施形態では、図2に示すよ
うに、C1方向の誤り訂正符号とC2方向の誤り訂正符
号の夫々に対して暗号化を行っている。つまり、1単位
の圧縮画像データに対する誤り訂正処理と組み合わせて
2重の暗号化処理を行っている。これにより、ディジタ
ルデータのセキュリティ能力を更に高め、そのデータに
対する著作権の保護や不正コピーの防止をより確実なも
のとすることができる。
【0032】(第2の実施形態)以下に、本発明の第2
の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図6
は、第2の実施形態による記録再生装置(例えば、ディ
ジタルビデオレコーダ等)の構成を最もよく表すブロッ
ク図である。なお、図1に示した第1の実施形態と同様
の構成および機能からなる処理回路については同一の符
号を付す。また、図7は、誤り訂正符号化回路4、暗号
化セレクタ401および暗号化回路402の処理を示す
フローチャートである。
【0033】図6の記録(又は外部出力)側400にお
いて、入力端子1より入力されたディジタル画像データ
は、DCT回路2によって直交変換された後、量子化回
路3によって量子化され、その結果データ圧縮される。
この圧縮されたディジタルデータは、誤り訂正符号化回
路4によって誤り訂正符号化され、これにより得られる
誤り訂正符号(1トラック分の情報データおよびパリテ
ィ検査符号からなる)は、暗号化セレクタ401に入力
される(ステップS701)。暗号化セレクタ401
は、入力されたデータ(即ち、誤り訂正符号)を暗号化
するか否かを判定する(ステップS702)。
【0034】暗号化セレクタ401の判定は、トラック
ナンバー等により識別される1データマトリクスを単位
として行われる。その結果、図8(a)に示すように、
1画面分の圧縮画像を予め設定された画像位置毎に暗号
化(例えば、トラック0、2、4、6、8に記録される
圧縮画像の暗号化)を行うことができる。
【0035】ここで、1単位のデータマトリクスとは、
図8(b)に示すように、1トラックに記録される圧縮
画像データ、そのデータのC1方向に形成された誤り訂
正符号のパリティ検査符号(C1)およびそのデータの
C2方向に形成された誤り訂正符号のパリティ検査符号
(C2)から構成される。なお、1トラックとは、1画
面分の圧縮画像データを記録する10個の記録エリア
(即ち、トラック)内の1つである。また、各データマ
トリクスは、複数の誤り訂正符号から構成されている。
【0036】上記暗号化セレクタ401によって暗号化
を行うと判定されたデータマトリクスは、暗号化回路4
02によってC1方向、C2方向に暗号化される(ステ
ップS703、S704)。ここで、暗号化回路402
は、1データマトリクスを構成する全ての誤り訂正符号
において、情報データとパリティ検査符号(C1,C
2)との少なくとも一部を暗号化する。そして、このよ
うに暗号化されたデータは、フォーマッタ403により
所定のフォーマットに変換され、アンプ7を介して出力
端子8に出力される。
【0037】また、上記暗号化セレクタ401により暗
号化を行わないと判定されたデータマトリクスは、暗号
化回路402を介することなく直接フォーマッタ6によ
り所定のフォーマットに変換され、アンプ7を介して出
力端子8に出力される。
【0038】ここで、アンプ7および出力端子8は、例
えば記録アンプおよび記録端子により構成され、出力端
子8より出力された暗号化データは、記録媒体18に記
録される。また、出力端子8をネットワーク(通信回
線)19に接続した場合は、出力端子8より出力された
暗号化データは、ネットワーク19を介して図示しない
外部機器に送信され、ここで動作しているアプリケーシ
ョンによって利用されたり、記録媒体に記録されたりす
る。
【0039】このように、第2の実施形態では、所定の
トラックナンバー等により識別されるデータマトリクス
を暗号化の単位とし、あらかじめ設定した画像位置のデ
ータマトリクスに対してのみ暗号化を行い、その他の部
分については暗号化することなくそのまま記録あるいは
外部出力している。そのため、暗号化されていない部分
については、復号回路の構成を備えない装置や送信先に
おいても処理でき、例えば画面表示を許容することがで
きる。これにより、第2の実施形態の記録再生装置を使
用しないユーザであっても、再生あるいは外部入力した
画像の一部の内容を閲覧することができる。
【0040】また、暗号化データの再生(又は外部入
力)側21の構成は、図1と図6とで同じであり、第2
の実施形態における暗号化データの再生あるいは外部入
力の動作についても第1の実施形態とほぼ同様である。
しかしながら、第2の実施形態では、1画面の一部領域
の情報データおよびパリティデータの少なくとも一部の
みが暗号化されているので、暗号復号化回路12および
誤り訂正復号化回路13は以下のように動作する。
【0041】すなわち、暗号復号化回路12は、デフォ
ーマットされた1画面のディジタル画像データのうち、
暗号化されている特定部分のデータのみを復号する。ま
た、誤り訂正復号化回路13は、復号化されたあるいは
元々暗号化されていないパリティ検査符号をもとに、誤
り訂正の処理を行う。
【0042】このように、第2の実施形態の記録再生装
置により復号処理を行うことによって、1画面の一部を
暗号化した画像データを復号することができる。これに
より、第2の実施形態の記録再生装置を使用するユーザ
のみが再生あるいは外部入力された暗号化画像データの
全てを正常に処理することができる。これに対して、図
5に示す再生(又は外部入力)装置を使用するユーザ
は、限られた範囲内でしか暗号化画像データを正常に処
理することができない。
【0043】つまり、図5に示す装置では、暗号化され
ている部分については復号されずにそのまま誤り訂正復
号化回路13に供給されるため、訂正不能を示すフラグ
が発生する。これにより、図5に示す装置では、暗号化
画像データを正常に処理することができず、非暗号化画
像データのみが正常に処理されることになる。
【0044】したがって、第2の実施形態の暗号化回路
402は、例えば図9に示すように、画像の中心部のみ
を暗号化するようにしても良い。これにより、図5に示
す装置では、画像の中央部は正常に表示することができ
ないため、その画像の著作権を保護できるとともに、不
正なコピー等を防止することができる。また、画像の中
央部以外は正常に表示することができるので、その画像
を限られた範囲内で一般のユーザに閲覧させることがで
きる。つまり、暗号化処理を行う範囲を任意に制御する
ことによって、画像データの著作権の保護、不正コピー
の防止を実現するとともに、その画像データの内容が一
般のユーザでもある程度分かるように制御することがで
きる。
【0045】なお、本発明はその精神、または主要な特
徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施すること
ができる。例えば、第1、第2の実施形態では、暗号化
された画像データの記録再生(又は外部との入出力)を
例に挙げて説明したが、画像データには限らず、音声デ
ータやテキストデータなど他のディジタルデータであっ
ても良い。また、記録(又は外部出力)側の構成と再生
(又は外部入力)側の構成は、同一装置内に備えても別
々の装置に備えても良い。また、パリティデータは画像
の縦方向および横方向の何れに対しても算出したが、ど
ちらか一方に対してのみ求めるようにしても良い。
【0046】また、上述の第1、第2の実施形態では、
C1,C2方向に符号化された誤り訂正符号に含まれる
情報データの少なくとも一部と、パリティ検査符号の少
なくとも一部とに対して暗号化を行っているが、それに
限るものではない。例えば、図10(a)に示すよう
に、第1の方向の誤り訂正符号については、情報データ
の一部とパリティ検査符号の一部とに対して暗号化処理
を施し、第2の方向の誤り訂正符号については、パリテ
ィ検査符号のみに対して暗号化処理を施すようにしても
良い。
【0047】また、例えば、図10(b)に示すよう
に、第1の方向の誤り訂正符号については、情報データ
の一部とパリティ検査符号の全てとに対して暗号化処理
を施し、第2の方向の誤り訂正符号については、情報デ
ータの一部のみに対して暗号化処理を施すようにしても
良い。つまり、第1の方向の誤り訂正符号については、
少なくとも情報データの一部とパリティ検査符号の一部
とに対して暗号化処理を施し、第2の方向の誤り訂正符
号については、少なくとも情報データの一部あるいはパ
リティ検査符号の一部に対して暗号化処理を施せば良
い。
【0048】以上のように、情報データと複数のパリテ
ィ検査符号(C1,C2)との夫々に対する暗号化を適
応的に組み合わせることにより、より短時間の処理を実
現し、かつ、よりセキュリティ能力の高い暗号化データ
を記録媒体18あるいは通信回線19に出力することが
できる。
【0049】したがって、上述の各実施形態はあらゆる
点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならな
い。本発明の範囲は特許請求の範囲により示すものであ
って、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許
請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は全て本発明
の範囲のものである。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述したように、情報データを
誤り訂正符号化し、これにより得られる誤り訂正符号中
の情報データの少なくとも一部とパリティ検査符号の少
なくとも一部とを暗号化するようにした。これにより、
この暗号化に対応する復号回路の構成を備えない装置で
はデータを復元することができないため、情報データの
著作権保護および不正コピー防止等を実現することがで
きる。さらに、パリティ検査符号のみならず情報データ
についても暗号化を行っているので、暗号化されたパリ
ティ検査符号を取り除いても情報データを不正に処理す
ることはできず、必ず双方を復号した後に誤り訂正処理
を行わなければ、正常なディジタルデータを復元するこ
とはできないようにすることができる。これにより、パ
リティ検査符号のみを暗号化する構成と比べて、ディジ
タルデータのセキュリティ能力をより一層高めることが
できる。
【0051】また、本発明の他の特徴によれば、複数の
誤り訂正符号中、一部の誤り訂正符号にのみ暗号化処理
を施すようにしたので、暗号化が施されていない部分に
ついては上述の復号回路の構成を備えていなくても再生
することができ、情報データの内容を部分的に確認する
ことができる。よって、情報データが画像である場合に
は、完全に復号できなくてもそれが何の画像であるかを
判別することができ、画像データの内容を正当なる利用
者が把握できるようにすることができる。
【0052】また、本発明のその他の特徴によれば、誤
り訂正符号化された誤り訂正符号を2重に暗号化するよ
うにしたので、ディジタルデータのセキュリティ能力を
更に高め、そのデータに対する著作権の保護や不正コピ
ーの防止をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による情報処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の実施形態による誤り訂正符号化処理およ
び暗号化処理を説明するための図である。
【図3】第1の実施形態による情報処理装置の誤り訂正
符号化処理および暗号化処理を説明するフローチャート
である。
【図4】第1の実施形態による情報処理装置の暗号復号
処理および誤り訂正復号化処理を説明するフローチャー
トである。
【図5】他の情報処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】第2の実施形態による情報処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】第2の実施形態による情報処理装置の誤り訂正
符号化処理および暗号化処理を説明するフローチャート
である。
【図8】第2の実施形態のデータマトリクスの構成を説
明するための図である。
【図9】第2の実施形態の暗号化処理を説明するための
図である。
【図10】更に別の暗号化処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
4 誤り訂正符号化回路 5 暗号化回路 12 暗号復号化回路 13 誤り訂正復号化回路 201 情報データ 202,203 誤り検査符号 401 暗号化セレクタ 402 暗号化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/167 H04N 7/167 Z

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを誤り訂正符号化し、該情報
    データおよびパリティチェックコードからなる誤り訂正
    符号を生成する誤り訂正符号化手段と、 上記誤り訂正符号に含まれる情報データの少なくとも一
    部およびパリティチェックコードの少なくとも一部の双
    方を暗号化する暗号化手段とを具備することを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記誤り訂正符号化手段は、上記情報デ
    ータを第1の方向と該第1の方向とは異なる第2の方向
    とに誤り訂正符号化することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記暗号化手段は、上記第1の方向と上
    記第2の方向とに誤り訂正符号化された誤り訂正符号を
    単位として暗号化することを特徴とする請求項2に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記暗号化手段は、上記第1の方向と上
    記第2の方向とに誤り訂正符号化された誤り訂正符号の
    うち、少なくとも一方の方向に誤り訂正符号化された誤
    り訂正符号を暗号化することを特徴とする請求項2また
    は3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記暗号化手段は、上記誤り訂正符号化
    手段にて生成された単一の誤り訂正符号に含まれる情報
    データの少なくとも一部およびパリティチェックコード
    の少なくとも一部の双方を暗号化することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記情報処理装置は更に、上記暗号化手
    段の出力を複数の記録エリアに記録する記録手段を具備
    し、上記記録手段は上記暗号化手段により暗号化された
    誤り訂正符号を該記録エリアの1つに記録することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記情報データは画像データであること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 情報データの少なくとも一部およびパリ
    ティチェックコードの少なくとも一部の双方が暗号化さ
    れた誤り訂正符号の暗号を復号する暗号復号手段と、 上記暗号復号手段から出力された誤り訂正符号を復号す
    る復号手段とを具備することを特徴とする情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 情報データを誤り訂正符号化し、該情報
    データとパリティチェックコードとからなる誤り訂正符
    号を生成し、 上記誤り訂正符号に含まれる情報データの少なくとも一
    部とパリティチェックコードの少なくとも一部との双方
    を暗号化することを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 情報データの少なくとも一部とパリテ
    ィチェックコードの少なくとも一部との双方が暗号化さ
    れた誤り訂正符号の暗号を復号し、 暗号の復号された誤り訂正符号を復号することを特徴と
    する情報処理方法。
  11. 【請求項11】 情報データを誤り訂正符号化する誤り
    訂正符号化手段と、上記誤り訂正符号化手段から出力さ
    れる一部の誤り訂正符号のみを暗号化する暗号化手段と
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 上記誤り訂正符号化手段は、上記情報
    データを第1の方向と該第1の方向とは異なる第2の方
    向とに誤り訂正符号化することを特徴とする請求項11
    に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 上記暗号化手段は、上記第1の方向と
    上記第2の方向とに誤り訂正符号化された誤り訂正符号
    を単位として暗号化するか否かを制御することを特徴と
    する請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 上記情報処理装置は更に、上記第1の
    方向と上記第2の方向とに誤り訂正符号化された誤り訂
    正符号を単位として複数の記録エリアの1つに記録する
    記録手段を具備することを特徴とする請求項11または
    12に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 上記情報処理装置は更に、上記暗号化
    手段の出力を複数の記録エリアに記録する記録手段を具
    備し、上記記録手段は上記暗号化手段により暗号化され
    た誤り訂正符号を該記録エリアの1つに記録することを
    特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 上記暗号化手段は、上記誤り訂正符号
    に含まれる情報データの少なくとも一部とパリティチェ
    ックコードの少なくとも一部との双方を暗号化すること
    を特徴とする請求項11〜15の何れか1項に記載の情
    報処理装置。
  17. 【請求項17】 上記情報データは画像データであるこ
    とを特徴とする請求項11〜16の何れか1項に記載の
    情報処理装置。
  18. 【請求項18】 一部の誤り訂正符号のみが暗号化され
    た誤り訂正符号の暗号を復号する暗号復号手段と、 上記暗号復号手段から出力された誤り訂正符号を復号す
    る復号手段とを具備することを特徴とする情報処理装
    置。
  19. 【請求項19】 情報データを誤り訂正符号化し、 誤り訂正符号化された誤り訂正符号の一部のみを暗号化
    することを特徴とする情報処理方法。
  20. 【請求項20】 一部の誤り訂正符号のみが暗号化され
    た誤り訂正符号の暗号を復号し、 暗号の復号された誤り訂正符号を復号することを特徴と
    する情報処理方法。
  21. 【請求項21】 情報データを誤り訂正符号化する誤り
    訂正符号化手段と、上記誤り訂正符号化手段から出力さ
    れた誤り訂正符号を2重に暗号化する暗号化手段とを具
    備することを特徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】 上記誤り訂正符号化手段は、上記情報
    データを第1の方向と該第1の方向とは異なる第2の方
    向とに誤り訂正符号化することを特徴とする請求項21
    に記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 上記暗号化手段は、上記第1の方向に
    誤り訂正符号化された誤り訂正符号を暗号化するととも
    に、上記第2の方向に誤り訂正符号化された誤り訂正符
    号を暗号化することを特徴とする請求項22に記載の情
    報処理装置。
  24. 【請求項24】 上記暗号化手段は、上記誤り訂正符号
    に含まれる情報データの少なくとも一部とパリティチェ
    ックコードの少なくとも一部との双方を暗号化すること
    を特徴とする請求項21〜23の何れか1項に記載の情
    報処理装置。
  25. 【請求項25】 上記情報データは画像データであるこ
    とを特徴とする請求項21〜24の何れか1項に記載の
    情報処理装置。
  26. 【請求項26】 2重に暗号化された誤り訂正符号の暗
    号を復号する暗号復号手段と、 上記暗号復号手段から出力された誤り訂正符号を復号す
    る復号手段とを具備することを特徴とする情報処理装
    置。
  27. 【請求項27】 情報データを誤り訂正符号化し、 誤り訂正符号化された誤り訂正符号を2重に暗号化する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  28. 【請求項28】 2重に暗号化された誤り訂正符号の暗
    号を復号し、 暗号の復号された誤り訂正符号を復号することを特徴と
    する情報処理方法。
  29. 【請求項29】 複数の記録エリアの1つに記録される
    誤り訂正符号を生成する生成手段と、 上記記録エリア毎に、上記誤り訂正符号を暗号化するか
    否かを選択する暗号化手段と、 上記暗号化手段から出力された誤り訂正符号を上記複数
    の記録エリアの1つに記録する記録手段とを具備するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  30. 【請求項30】 複数の記録エリアを再生する再生手段
    と、 上記複数の記録エリアに記録された誤り訂正符号の暗号
    を復号する暗号復号手段と、 上記暗号復号手段から出力された誤り訂正符号を復号す
    る復号手段とを具備することを特徴とする情報処理装
    置。
  31. 【請求項31】 複数の記録エリアの1つに記録される
    誤り訂正符号を生成し、 上記記録エリア毎に、上記誤り訂正符号を暗号化するか
    否かを選択し、 暗号化された誤り訂正符号を上記複数の記録エリアの1
    つに記録することを特徴とする情報処理方法。
  32. 【請求項32】 複数の記録エリアを再生し、 上記複数の記録エリアに記録された誤り訂正符号の暗号
    を復号し、 暗号の復号された誤り訂正符号を復号することを特徴と
    する情報処理方法。
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