JPH11264130A - 水路等で藻を除去する方法及び藻除去具 - Google Patents

水路等で藻を除去する方法及び藻除去具

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JPH11264130A
JPH11264130A JP6839198A JP6839198A JPH11264130A JP H11264130 A JPH11264130 A JP H11264130A JP 6839198 A JP6839198 A JP 6839198A JP 6839198 A JP6839198 A JP 6839198A JP H11264130 A JPH11264130 A JP H11264130A
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JP
Japan
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algae
waterway
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water channel
drain
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JP6839198A
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Kazuo Ishino
和男 石野
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水路等の藻の除去作業を、簡単な作業で容易
に行うことができ、かつ、除去した藻の運搬等の処理が
容易になる水路等で藻を除去する方法及び藻除去具を提
供する。 【解決手段】 外部形状が水路等の流水で回転する形状
で、その外表面に多数の藻を除去する凹凸部を備えた藻
除去具を、水路等の底部に多数配置し、前記水路等内の
流水によって下流に回転移動させることで、前記水路等
の底部に生育している藻を前記藻除去具で掻き落として
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路等での藻を除
去する方法及び藻除去具に係り、特に、都市地域での親
水水路等の水底に生える藻を簡単に除去するための方法
及びそれに用いられる藻除去具に関する。
【0002】
【従来技術】排水等を流通させる親水水路等では、その
水路の水底に藻が発生すると共に生育し、該藻に塵等が
引っかかったり、都市地域等では水路の上面が解放され
ている場合には、景観上も問題になることがある。この
藻の発生育成を防止する対策として、現状では、鍬型の
排除具等を用いて、水路全長に渡って発生した水底の藻
を、全くの人力により掻き落とすことによって前記水路
から除去している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水路の底に
その全長に渡って張り付いて成長している藻を、前記の
如き人力で掻き落とすことは、多大な労力が必要である
と共に、水路等の凹部での作業のために、作業者の作業
姿勢が不自然な状態とならざるを得ず、作業者が疲労し
やすいと共に、作業自体も面倒であった。また、作業回
数、あるいは、藻の掻き落とし易さ等作業性の問題か
ら、藻が幾分成長してから水路等で藻の除去作業を行う
ために、掻き落とされた藻の量が多量となり、その藻の
水路等からの取り出し作業、及びその取り出し後の処分
が問題となっている。本発明は、このような問題に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、水
路等の藻の除去作業を、簡単な作業で容易に行うことが
でき、かつ、除去した藻の運搬等の処理が容易になる水
路等で藻を除去する方法及び藻除去具を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る水路等で藻を除去する藻除去具は、基本的
には、外部形状が水路等の流水で回転する形状で、その
外表面に多数の藻を除去する凹凸部を備えたことを特徴
としている。そして、本発明に係る水路等で藻を除去す
る藻除去具の具体的な態様は、該藻除去具の外部形状が
球状であり、該球状の外形が2〜3cm程度で、比重が
1.5〜2.0程度であり、かつ、藻除去具の素材がセ
ラミック、外部が鉄で内部がモルタルの複合材、あるい
は外部が硬質プラスチックで内部がモルタルの複合材で
形成されていることを特徴としている。
【0005】前記の如く構成された水路等で藻を除去す
る藻除去具を用いた本発明の藻除去方法は、水路等の底
部に発芽し始めた藻を掻き落としにより該底部から分離
除去するものであって、藻除去方法の開始に当たって
は、水路等の上流の底部に多数の前記藻除去具を複数列
状に沈下配列することで、該藻除去具が前記水路等を流
れる流水によってその下流方向に回転されながら流され
る。この時、前記藻除去具の球状外表面に形成されてい
る多数の凹凸部によって、前記水路等の底部に発芽し始
めた藻を掻き落とし、底部から分離して切除する。該切
除された藻も前記水路等を流れる流水によってその下流
方向に流され、水路等の下流に配置された集積部材で前
記藻除去具と共に集積され、その後該水路等から排回収
もしくは排出することを特徴している。
【0006】このように、本発明の水路等での藻を除去
する藻除去具及び該藻除去具を用いた藻を除去する方法
は、その外表面に多数の藻除去凹凸部を備えただけの簡
単な構造の藻除去具を水路等の上流からその流下水の力
を利用して回転流下させるのみで、簡単に水路等に育成
している藻を除去することができる。また、前記藻除去
具によって除去した藻が前記水路の流下水によって下流
に集積されるので、藻の水路からの排出除去作業が容易
に行える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態を
示すもので、水路10に敷設されているU型排水溝11
に、多数の藻除去具20、20・・・を前記水路10を流
れる排水の流れ方向Fと直交する方向に列状に配置した
状態を示す一部切り欠き斜視図であり、図2は図1のII
-II矢視図である。前記U型排水溝11は、底部12と
二つの側壁13、14で形成されていると共に、前記U
型排水溝11には、所定量(水面A1から底部12まで
の深さh)の排水Aが流れており、前記底部12には、
発芽し始めたその長さが2〜3mm程度の沢山の量の藻
B、・・・が育成している。
【0008】前記藻除去具20、20、・・・は、前記底
部12の排水Aの流れ方向Fと直交する方向、即ち、前
記U型排水溝11の幅方向に多列状に多数配置されてい
る。該藻除去具20は、その直径が2〜3cm程度の球状
をしており、該球の表面全体に前記藻を掻き落とすため
の多数のざらざらな凹凸部、本実施形態では多数の先鋭
突起21、21・・・を形成している。また、前記球状の
藻除去具20は、排水の流れによって、回転して水底で
ある前記U型排水溝11の底部12を排水Aの流れ方向
Fに移動するように、その重さ(比重)が調整されてい
る。そして、前記藻除去具20は、水底に沈んで水流に
よって回転移動するものであれば、その内部が中空ある
いは無垢のいずれであってもかまわない。具体例として
は、比重が1.5〜2.0程度のものが適当である。
【0009】更に、前記球状の藻除去具20の素材とし
ては、セラミック、複合材(外部:鉄、内部:モルタ
ル、あるいは、他の複合材(外部:硬質プラスチック、
内部:モルタル)等が適当である。次に、前記の如き構
成の球状の藻除去具20を用いた水路等のU型排水溝1
1の底部12に生育している藻の除去方法について説明
する。図3は、前記U型排水溝11での藻の除去過程を
示したものであり、(イ)は、藻除去開始時の球状の藻
除去具20の配置状態を示しており、(ロ)は、藻除去
中の状態を示しており、(ハ)は、藻除去終了時の状態
を示している。
【0010】藻除去作業の開始に当たっては、水路等の
U型排水溝11の上流の底部12に図3(イ)に示すよ
うに、多数の球状の藻除去具20、20・・・を複数の列
状に沈下配列する。該配列した前記藻除去具20、20
・・・の下流のU型排水溝11の底部12には沢山の量の
発芽し始めた藻が成育しており、前記球状の藻除去具2
0、20・・・が前記水路等のU型排水溝11を流れる流
水によってその下流方向Fに回転されながら流される。
【0011】この時、図3(ロ)に示すように、前記藻
除去具20の球状外表面に形成されている多数の凹凸部
(先鋭突起)21、21・・・によって、底部12に育成
している発芽し始めた藻Bが掻き落とされ、底部12か
ら分離されて切除藻B1となる。該切除藻B1も前記U型
排水溝11を流れる流水によってその下流方向Fに流さ
れる。前記藻除去具20が前記U型排水溝11を流下す
る過程で藻Bを除去して、図3(ハ)に示すような適当
な除去終了位置に来たら、該位置に設置されている集積
部材30によって、切除藻B1と藻除去具20が堰止め
られる。前記集積部材30は、網状等になっており、排
水は流下させるが、切除藻B1と藻除去具20を堰止め
る構造になっている。
【0012】前記藻除去終了位置では、前記U型排水溝
11の底部12から前記藻除去具20、20・・・を回収
すると共に、前記集積部材30の上流部に集積している
切除藻B1を適宜な道具ですくい上げて排除する。前記
回収した前記藻除去具20、20・・・は、藻が完全に除
去されず、再度除去作業をすることが必要な場合は、上
流に運搬して図3(イ)のように配置して藻除去作業を
繰り返す。以上、本発明の一実施形態について詳述した
が、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載されている本発明の精神を逸
脱することなく、設計において種々の変更ができるもの
である。
【0013】例えば、前記実施形態においては、藻除去
具を球状とするものとして説明したが、球状にかぎら
ず、円柱状とすることもできるし、あるいは、排水の流
れによって回転する他の形状もものでも良いものであ
る。また、前記藻除去具の外表面は、多数の先鋭突起と
しているが、これにかぎらず、藻除去機能を奏するざら
ざらな凹凸形状であれば良い。例えば、ゴルフボール程
度の表面粗さのものでもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の水路等での藻を除去する方法及び藻除去具は、簡単
な構造の藻除去具を水路等の上流からその流下水の力を
利用して回転流下させることで、簡単に水路等に育成し
ている藻を除去することができる。また、前記藻除去具
によって除去した藻が前記水路の流下水によって下流に
集積されるので、藻の水路からの排出除去作業が容易に
行える。更に、前記藻除去具によって、発芽し始めた藻
を掻き落とすようにしたので、藻の生育初期に除去で
き、除去藻の量が少なく排出が容易であると共に、水路
が藻により美観を損なう前に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、水路に敷設されて
いるU型排水溝に複数の藻除去具が列状に配置された状
態を示す一部切り欠き斜視図。
【図2】図1の実施形態のII-II矢視図。
【図3】図1の実施形態のU型排水溝での藻の除去過程
を示し、(イ)は、藻除去開始時の球状の藻除去具の配
置状態、(ロ)は、藻除去中の状態、(ハ)は、藻除去
終了時の状態を示す図。
【符号の説明】
10 水路 11 U型排水溝 12 底面 13 側壁 14 側壁 20 藻除去具 A 排水 A1 水面 B 藻 B1 切除藻 F 流れ方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部形状が水路等の流水で回転する形状
    で、その外表面に多数の藻を除去する凹凸部を備えたこ
    とを特徴とする水路等の藻除去具。
  2. 【請求項2】 前記外部形状が球状であることを特徴と
    する請求項1に記載の水路等の藻除去具。
  3. 【請求項3】 前記球状の外形が2〜3cm程度で、比重
    が1.5〜2.0程度であることを特徴とする請求項2
    に記載の水路等の藻除去具。
  4. 【請求項4】 前記藻除去具の素材が、セラミック、外
    部が鉄で内部がモルタルの複合材、外部が硬質プラスチ
    ックで内部がモルタルの複合材で形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の水路
    等の藻除去具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項の水路等
    の藻除去具を水路等の底部に多数配置し、前記水路等内
    の流水によって下流に回転移動させることで、前記水路
    等の底部に生育している藻を前記藻除去具で掻き落とす
    ことを特徴とする水路等で藻を除去する方法。
  6. 【請求項6】 水路等の下流に集積部材を配置し、前記
    多数の藻除去具と切除藻とを堰止め集積して、回収ある
    いは排出することを特徴とする請求項5に記載の水路等
    で藻を除去する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107836408A (zh) * 2017-12-05 2018-03-27 苏州贝多环保技术有限公司 具有行走机构的鱼缸清洁装置
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