JPH11263365A - ディスペンサー容器 - Google Patents
ディスペンサー容器Info
- Publication number
- JPH11263365A JPH11263365A JP10085090A JP8509098A JPH11263365A JP H11263365 A JPH11263365 A JP H11263365A JP 10085090 A JP10085090 A JP 10085090A JP 8509098 A JP8509098 A JP 8509098A JP H11263365 A JPH11263365 A JP H11263365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone
- dispenser container
- added
- sliding
- sliding mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスペンサー容器中の摺動機構部の摺動性
を向上させたディスペンサー容器に関する。 【解決手段】 ディスペンサー容器の摺動機構部に相当
する部品として、その部品素材中にシリコーン粉末を添
加して形成された摺動部品を使用することを特徴とす
る。
を向上させたディスペンサー容器に関する。 【解決手段】 ディスペンサー容器の摺動機構部に相当
する部品として、その部品素材中にシリコーン粉末を添
加して形成された摺動部品を使用することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスペンサー容
器に関し、さらに詳しくは、ディスペンサー容器中の摺
動機構部の摺動性を向上させたディスペンサー容器に関
する。
器に関し、さらに詳しくは、ディスペンサー容器中の摺
動機構部の摺動性を向上させたディスペンサー容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスペンサー容器におけるピス
トンやタンク等の摺動機構部には、当該部位の摺動性を
向上させるために、シリコーン等の粘稠状の潤滑剤を部
品組み付け時に塗布して組み立てていた。
トンやタンク等の摺動機構部には、当該部位の摺動性を
向上させるために、シリコーン等の粘稠状の潤滑剤を部
品組み付け時に塗布して組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
摺動機構部に塗布された潤滑剤において、その塗布量が
少な過ぎた場合には、摺動機構部の作動円滑性が不足し
て摺動作動が硬くなったりする弊害があり、一方その塗
布量が多過ぎた場合には、潤滑剤がディスペンサー容器
中の内容物に溶け出すことがあり、その結果内容物を変
質させたりする等の原因となったり、ディスペンサー容
器の使い初め当初は作動円滑性が確保されているが、使
用の途中で塗布した潤滑剤が内容物によって洗い流され
たりして摺動機構部の作動円滑性を低下させる等の弊害
があった。
摺動機構部に塗布された潤滑剤において、その塗布量が
少な過ぎた場合には、摺動機構部の作動円滑性が不足し
て摺動作動が硬くなったりする弊害があり、一方その塗
布量が多過ぎた場合には、潤滑剤がディスペンサー容器
中の内容物に溶け出すことがあり、その結果内容物を変
質させたりする等の原因となったり、ディスペンサー容
器の使い初め当初は作動円滑性が確保されているが、使
用の途中で塗布した潤滑剤が内容物によって洗い流され
たりして摺動機構部の作動円滑性を低下させる等の弊害
があった。
【0004】この発明は、ディスペンサー容器の摺動機
構部に相当する部品素材中にシリコーン素材を添加し、
その素材にて摺動部品を形成して、上述の問題点を解消
しようとするものである。
構部に相当する部品素材中にシリコーン素材を添加し、
その素材にて摺動部品を形成して、上述の問題点を解消
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明の請求項
1に記載したディスペンサー容器は、ディスペンサー容
器の摺動機構部に相当する部品として、その部品素材中
にシリコーン粉末を添加して形成された摺動部品を使用
することを特徴とする。
1に記載したディスペンサー容器は、ディスペンサー容
器の摺動機構部に相当する部品として、その部品素材中
にシリコーン粉末を添加して形成された摺動部品を使用
することを特徴とする。
【0006】上記した本発明に係るディスペンサー容器
は、潤滑剤の溶出がなく、そのピストンやタンク等の摺
動機構部が長期間に渉り円滑に作動することとなる。
は、潤滑剤の溶出がなく、そのピストンやタンク等の摺
動機構部が長期間に渉り円滑に作動することとなる。
【0007】また請求項2に記載したディスペンサー容
器は、ディスペンサー容器の摺動機構部に相当する部品
として、その部品素材中にシリコーン粉末及びシリコー
ンオイル含有樹脂を添加して形成された摺動部品を使用
することを特徴とする。
器は、ディスペンサー容器の摺動機構部に相当する部品
として、その部品素材中にシリコーン粉末及びシリコー
ンオイル含有樹脂を添加して形成された摺動部品を使用
することを特徴とする。
【0008】上記した本発明に係るディスペンサー容器
も、潤滑剤の溶出がなく、請求項1と同様にそのピスト
ンやタンク等の摺動機構部が長期間に渉り円滑に作動す
ることとなる。
も、潤滑剤の溶出がなく、請求項1と同様にそのピスト
ンやタンク等の摺動機構部が長期間に渉り円滑に作動す
ることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ディスペンサ
ー容器1においては、容器本体2内に充填されている内
溶液3をノズル4から吐出するが、その吐出操作はステ
ム5を上下動させ、ステム5の先端に取付けたピストン
6をタンク7の内周壁に密接した状態で上下方向に摺動
させることにより行う。
に基づいて説明する。図1に示すように、ディスペンサ
ー容器1においては、容器本体2内に充填されている内
溶液3をノズル4から吐出するが、その吐出操作はステ
ム5を上下動させ、ステム5の先端に取付けたピストン
6をタンク7の内周壁に密接した状態で上下方向に摺動
させることにより行う。
【0010】ピストン6は、ポペット8に沿って上下動
するが、この上下動によりタンク7内の容積が変化し、
その容積変化に連れてタンク7内の圧力が変化すること
になり、また圧力変化に従って上下弁9a、9bの開閉
が行われる。
するが、この上下動によりタンク7内の容積が変化し、
その容積変化に連れてタンク7内の圧力が変化すること
になり、また圧力変化に従って上下弁9a、9bの開閉
が行われる。
【0011】上記の実施例では、ディスペンサー容器1
の摺動機構部に相当する部品としては、例えばステム
5、ピストン6、タンク7等、摺動操作に関与するもの
が該当する。本発明では、この摺動機構部に相当する部
品として、その部品素材中にシリコーン粉末添加して形
成された摺動部品、あるいはシリコーン粉末とシリコー
ンオイル含有樹脂を添加した素材を使用している。
の摺動機構部に相当する部品としては、例えばステム
5、ピストン6、タンク7等、摺動操作に関与するもの
が該当する。本発明では、この摺動機構部に相当する部
品として、その部品素材中にシリコーン粉末添加して形
成された摺動部品、あるいはシリコーン粉末とシリコー
ンオイル含有樹脂を添加した素材を使用している。
【0012】本発明では、シリコーン粉末の添加量は
0.1〜10%程度が適量である。またシリコーン含有
樹脂としては、PE、PP、PBT等の通常樹脂やエラ
ストマーにシリコーンオイルを高濃度に添加した樹脂が
好ましく、樹脂素材の種類によってシリコーンオイルの
添加量は調整されるが、一般的添加量としては0.5〜
30%が適量である。
0.1〜10%程度が適量である。またシリコーン含有
樹脂としては、PE、PP、PBT等の通常樹脂やエラ
ストマーにシリコーンオイルを高濃度に添加した樹脂が
好ましく、樹脂素材の種類によってシリコーンオイルの
添加量は調整されるが、一般的添加量としては0.5〜
30%が適量である。
【0013】なおシリコーン粉末の添加量が0.1%未
満では、摺動機構部の円滑性が不十分であり、10%を
越えるとシリコーン材料のコストが著しく高騰して不経
済なものとなる。シリコーン含有樹脂におけるシリコー
ンオイルの含有量が0.5%未満では、摺動機構部の円
滑性が不十分であり、30%を越えるとシリコーンオイ
ル材料のコストが著しく高騰して不経済なものとなる。
満では、摺動機構部の円滑性が不十分であり、10%を
越えるとシリコーン材料のコストが著しく高騰して不経
済なものとなる。シリコーン含有樹脂におけるシリコー
ンオイルの含有量が0.5%未満では、摺動機構部の円
滑性が不十分であり、30%を越えるとシリコーンオイ
ル材料のコストが著しく高騰して不経済なものとなる。
【0014】図示のディスペンサー容器1の摺動機構部
に相当する部品として、シリコーン粉末を2%、シリコ
ーンオイル含有PP樹脂を2%添加した素材で形成した
摺動部品を使用した実施例の、作動性の評価結果を表1
に示す。
に相当する部品として、シリコーン粉末を2%、シリコ
ーンオイル含有PP樹脂を2%添加した素材で形成した
摺動部品を使用した実施例の、作動性の評価結果を表1
に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】よって本発明は、摺動機構部に相当する
部品の素材中にシリコーン等を直接添加したので、従来
のものと変わらない摺動効果が得られながら、内容物中
にシリコーンが溶出することがなく、かつ作動性が時間
の変化によって低下することもない等の優れた効果があ
る。
部品の素材中にシリコーン等を直接添加したので、従来
のものと変わらない摺動効果が得られながら、内容物中
にシリコーンが溶出することがなく、かつ作動性が時間
の変化によって低下することもない等の優れた効果があ
る。
【図1】本発明に係るディスペンサー容器の縦断面図で
ある。
ある。
1…ディスペンサー容器 2…容器本体 3…内溶液 4…ノズル 5…ステム 6…ピストン 7…タンク 8…ポペット 9a、9b…上下弁
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスペンサー容器の摺動機構部に相当
する部品として、その部品素材中にシリコーン粉末を添
加して形成された摺動部品を使用することを特徴とする
ディスペンサー容器。 - 【請求項2】 ディスペンサー容器の摺動機構部に相当
する部品として、その部品素材中にシリコーン粉末及び
シリコーンオイル含有樹脂を添加して形成された摺動部
品を使用することを特徴とするディスペンサー容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10085090A JPH11263365A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスペンサー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10085090A JPH11263365A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスペンサー容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263365A true JPH11263365A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13848912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10085090A Withdrawn JPH11263365A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ディスペンサー容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263365A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055924A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | ポンプ型歯磨剤容器 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP10085090A patent/JPH11263365A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055924A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | ポンプ型歯磨剤容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4994373B2 (ja) | 流体投与弁 | |
US7757899B2 (en) | Dispensing device | |
US20040251278A1 (en) | Liquid container having cap with slit valve | |
US6622893B2 (en) | Valve gasket for a metering valve | |
EP3207820A1 (en) | Cosmetic compact container provided with dome-shaped refill container cover | |
YU69499A (sh) | Ventil na rezervoaru za aerosol | |
CN107440302A (zh) | 使用双重注射成型的再填充容器 | |
US11786066B2 (en) | Kettle | |
CN104251276B (zh) | 润滑脂阻隔用气缸 | |
US5131774A (en) | Applicator pen for liquids | |
US6536447B1 (en) | Cosmetic compact | |
US5054634A (en) | Capsule with a drawer and a sliding cursor | |
US7491004B2 (en) | Container with applicator | |
US6435748B1 (en) | Dispensing device | |
JPH11263365A (ja) | ディスペンサー容器 | |
WO2005118419A3 (en) | Self-cleaning lid for a paint container fluid pour spout | |
CN206630188U (zh) | 使用双重注射成型的再填充容器 | |
US20170360176A1 (en) | Sealing structure of cream-type cosmetics container | |
EP1391392A3 (en) | Valve mechanism for tube-type fluid container | |
US5395000A (en) | Liquid container with reseatable stopper | |
US2899108A (en) | Self-cleaning and metering liquid spray valve structure | |
JP2007069931A (ja) | 内容物の収納容器 | |
SK14532003A3 (sk) | Nádoba s tesnením na veku | |
JPS608803B2 (ja) | 液体化粧品塗布具 | |
JP2000142850A (ja) | 吐出容器及びキャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |