JPH11261848A - 輪郭補正装置 - Google Patents

輪郭補正装置

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JPH11261848A
JPH11261848A JP10061762A JP6176298A JPH11261848A JP H11261848 A JPH11261848 A JP H11261848A JP 10061762 A JP10061762 A JP 10061762A JP 6176298 A JP6176298 A JP 6176298A JP H11261848 A JPH11261848 A JP H11261848A
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JP
Japan
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contour
output
circuit
signal
horizontal
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JP10061762A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Takaguchi
達至 高口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正歪の軽減と鮮鋭度の向上の視覚上のバラ
ンスを保ちながら適切な輪郭補正が行え、画像の「斜め
エッジ」に対しては歪が生じず、また単なるエッジでは
ない斜め成分を多く含む「斜め模様」の高精細成分は強
調できること。 【解決手段】 保持回路3は、注目画素に対して斜め両
方向近傍に位置する複数の画素に対する映像信号とをそ
れぞれ保持する。斜め方向成分検出回路9は、注目画素
の輪郭方向を全方向で検出し、うち、斜め片方向と、斜
め両方向を区別して検出し対応する制御信号を出力す
る。出力回路8は、斜め方向成分検出回路9から斜め片
方向検出の制御信号を受けると水平,垂直の輪郭補正回
路5,7から出力された映像信号のゲインを所定量制限
して出力し、斜め両方向検出の制御信号を受けると水
平、垂直の輪郭補正回路5,7から出力された映像信号
のゲインを制限せずに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機をはじめとする映像信号処理装置に適用されて、映像
信号の画像の輪郭を補正して画質を改善する装置に関
し、特に、画像の「斜めエッジ」に対する歪を防止する
と共に、単なるエッジではない斜め成分を多く含む「斜
め模様」の高精細成分は強調可能な輪郭補正を実現する
輪郭補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号の伝送系においては、
伝送の帯域が制限されているため、受像機で再現される
画像の鮮鋭度は低下している。このために、輝度信号の
濃度変化時の信号は、受像機では信号の立ち上がり、立
ち下がりの傾斜がある値以上に鋭くならず、画面上での
輪郭部分がややぼやけて見える。このようなぼけを改善
するために、従来から輪郭補正装置が考えられている。
【0003】比較的単純な輪郭補正装置としては、注目
画素(以下、輪郭補正の対象となる映像信号を「注目画
素」と呼ぶ)に対する映像信号と、当該注目画素に対し
て水平、垂直方向それぞれの近傍に位置する複数の画素
に対する映像信号とを保持する遅延回路を使用して、こ
れら複数の画素に基づき2次微分信号を生成し、元の映
像信号に加えることにより、当該注目画素に対して水平
方向近傍に位置する複数の画素においてオーバシュート
およびアンダーシュートを付加し、振幅レベル差を大き
くすることにより輪郭強調を行うことが考えられる。
【0004】しかし、注目画素にアンダーシュートおよ
びオーバーシュートを付加すると画像の輪郭部分の近傍
に白や黒の縁取りが発生し、画像が不自然になる。この
ため、アンダーシュートおよびオーバーシュートを付加
することなく輪郭部分を急峻にした輪郭補正装置が考え
られている。このような輪郭補正装置は、特開平8−1
11791号公報に開示されており、この装置では、輪
郭補正時に生じる画像内の斜め線の歪に対する考慮もな
されている。
【0005】図8は、従来の輪郭補正装置の構成を示す
ブロック図である。図8に示す輪郭補正装置は、入力端
子1と、出力端子2と、保持回路3と、水平方向輪郭補
正用の輪郭補正回路100と、垂直方向輪郭補正用の輪
郭補正回路200と、出力回路310と、方向検出回路
500とを備える。
【0006】入力端子1には、例えば、輝度信号Yが映
像信号として入力される。
【0007】保持回路3は、注目画素に対する映像信号
Cと、注目画素に対して水平方向近傍に位置する複数の
映像信号A,B,D,Eと、注目画素に対して垂直方向
近傍に位置する複数の映像信号C1,C2とを保持す
る。
【0008】輪郭補正回路100は、保持回路3から出
力された注目画素に対する映像信号Cと、水平方向の映
像信号A,B,D,Eと方向検出回路500から出力さ
れた制御信号に基づいて、注目画素に対する映像信号の
振幅の水平方向に対する振幅レベルを調整し、水平方向
に輪郭補正した映像信号を出力する。
【0009】輪郭補正回路200は、保持回路3から出
力された注目画素に対する映像信号Cと、垂直方向の映
像信号C1,C2と方向検出回路500から出力された
制御信号に基づいて、注目画素に対する映像信号の振幅
の水平方向に対する振幅レベルを調整し、垂直方向に輪
郭補正した映像信号を出力する。
【0010】出力回路310は、輪郭補正回路100,
200からそれぞれ出力された水平方向および垂直方向
の輪郭補正した映像信号を、方向検出回路500から出
力された制御信号に基づき、切り替え、または重みづけ
加重し、結果を輪郭補正した映像信号として出力する。
【0011】方向検出回路500は、注目画素の水平・
垂直近傍画素より、画像の輪郭線が水平、垂直どちらの
方向に入っているかを検出し、輪郭補正回路100およ
び200、出力回路310に対する制御信号を発生す
る。
【0012】図9は、図8の保持回路3の構成を示すブ
ロック図である。図9において、保持回路3は、1フレ
ームにおける3ライン分の映像信号を保持するため、複
数の遅延回路Tと、複数のライン遅延回路Hとを備えて
いる。この保持回路3は、注目画素(C)と、注目画素
(C)に対して水平方向に隣接する左右各2画素分
(A,B,D,E)と、注目画素(C)に対して垂直方
向に隣接する上下各1画素分(C1,C2)とをそれぞ
れ保持し、保持した映像信号A,B,C,D,E,C
1,C2とをそれぞれ出力する。
【0013】輪郭補正回路100は、最大値検出回路1
01と、最小値検出回路102と、平均値回路103
と、減算器104と、振幅調整回路115と、加算器1
06と、非線形処理回路107とを備える。
【0014】最大値検出回路101は、保持回路3から
出力された各映像信号A,B,C,D,Eの振幅レベル
を比較し、各映像信号A,B,C,D,E中の最大の振
幅レベルの映像信号を表す最大値信号fを出力する。
【0015】最小値検出回路102は、保持回路3から
出力された各映像信号A,B,C,D,Eの振幅レベル
を比較し、各映像信号A,B,C,D,E中の最小の振
幅レベルの映像信号を表す最小値信号gを出力する。
【0016】平均値回路103は、最大値検出回路10
1から出力された最大値信号fと、最小値検出回路10
2から出力された最小値信号gとの平均値((f+g)
/2)を算出し、その平均値を表す平均値信号hを出力
する。
【0017】減算器104は、保持回路3から出力され
た注目画素の映像信号Cと平均値回路103から出力さ
れた平均値信号hとを減算(C−h)し、減算結果を表
す減算信号iを出力する。
【0018】振幅調整回路115は、方向検出回路50
0から出力された制御信号に基づいて、減算器104か
ら出力された減算信号iの水平方向に対するゲイン値を
調整し、振幅調整信号jを出力する。この振幅調整回路
115は、方向検出回路500が制御信号「縦方向」を
出力した場合、水平方向の振幅調整回路115で乗算す
るためのゲイン値を可変する。この結果、振幅調整回路
115は、可変したゲイン値で乗算した補正信号を加算
器106に供給する。
【0019】また、方向検出回路500が制御信号「ど
ちらでもない」を出力した場合、ゲイン値を可変せず
に、固定のゲイン値を乗算した補正信号を加算器106
に供給する。
【0020】加算器106は、振幅調整回路115から
出力された振幅調整信号jと注目画素の映像信号Cとを
加算(j+C)し、加算結果を表す加算信号kを出力す
る。非線形処理回路107は、注目画素に対して水平方
向に位置する複数の画素において加算器106から出力
された加算信号kを、最大値検出回路101から出力さ
れた最大値信号fと、最小値検出回路102から出力さ
れた最小値信号gとでリミッタ処理することにより、水
平方向に対する振幅を調整した非線形処理信号mを出力
する。
【0021】輪郭補正回路200は、輪郭補正回路10
0とほぼ同様の構成であり、最大値検出回路201と、
最小値検出回路202と、平均値回路203と、減算器
204と、振幅調整回路215と、加算器206と、非
線形処理回路207とを備える。詳細な説明は省略する
が、輪郭補正回路が注目画素を中心とする水平方向の計
5画素(A,B,C,D,E)を用い輪郭補正するに対
し、この輪郭補正回路200は、注目画素を中心とする
垂直方向の計3画素(C,C1,C2)を用い垂直方向
に輪郭補正する点が相違するのみで回路動作は前述同様
となる。なお、各回路の信号には添字”1”を附してあ
る。
【0022】図10は、図8の方向検出回路500の構
成を示すブロック図である。方向検出回路500は、上
限値・下限値設定手段501と、上限下限判断手段50
2A,502B,502D,502E,502C1,5
02C2と、縦方向判断手段(1)503と、縦方向判
断手段(2)504と、横方向判断手段(1)505
と、横方向判断手段(2)506と、横方向判断手段
(3)507と、両方向判断手段508と、制御信号出
力手段509とを備える。
【0023】そして、上限下限判断手段502A,50
2B,502D,502E,502C1,502C2の
注目画素(C)の周囲の映像信号A,B,D,E,C
1,C2の振幅レベルが注目画素(C)とほぼ同等の振
幅レベルであるか否か判断することにより、輪郭線が水
平方向に入っているか、垂直方向に入っているかを判断
する。
【0024】制御信号出力手段509は、縦方向判断手
段(2)504が「縦方向」であると判断した場合、
「縦方向」を表す制御信号を出力し、横方向判断手段
(3)507が「横方向」と判断し、かつ両方向判断手
段508の出力が真でない場合、「横方向」を表す制御
信号を出力し、縦方向判断手段(2)504および横方
向判断手段(3)506の出力がともに真でない場合、
「どちらでもない」を表す制御信号を出力する。
【0025】このように構成された方向検出回路500
は、制御信号出力手段509から輪郭補正回路100、
200および出力回路310に対して、注目画素に対し
て輪郭方向が「縦方向」、「横方向」、「どちらでもな
い」を制御信号として出力する。
【0026】出力回路310は、方向検出回路500の
制御信号に基づいて、非線形処理回路107と非線形処
理回路207とからそれぞれ出力された水平方向に振幅
調整された映像信号と垂直方向に振幅調整された映像信
号との重みづけ加重の比率を制御し、輪郭補正された映
像信号として出力する。
【0027】切替回路302は、方向検出回路500が
制御信号「縦方向」を出力した場合、水平方向の非線形
処理回路107の出力信号を輪郭補正された映像信号と
して出力する。
【0028】また、方向検出回路500が制御信号「横
方向」を出力した場合、垂直方向の非線形処理回路20
7の出力信号を輪郭補正された映像信号として出力す
る。
【0029】さらに、方向検出回路500が制御信号
「どちらでもない」を出力した場合、平均値回路301
から出力された非線形処理回路107の出力信号と非線
形処理回路207の出力信号とを平均値化した信号を輪
郭補正された映像信号として出力する。
【0030】以上のように構成された輪郭補正装置は、
輪郭補正回路100で映像信号の水平方向が輪郭補正さ
れ、輪郭補正回路200により映像信号の垂直方向が輪
郭補正される。
【0031】また、縦方向に画像イメージを持ち、水平
方向に傾斜のある画像振幅レベルを有する映像信号につ
いては、原信号に対して水平方向に輪郭補正する。一
方、横方向に画像イメージを持ち、垂直方向に傾斜のあ
る画像振幅レベルを有する映像信号については、垂直方
向に輪郭補正する。よって、縦方向および横方向に輪郭
方向を持つ映像信号に対しては輪郭補正された映像信号
を得ることができる。
【0032】斜め方向に画像イメージを持つ場合の輪郭
補正については、水平方向と垂直方向の各補正信号を平
均化した輪郭補正処理を行なう。このような場合、各ラ
イン毎の各画素の画像の形状における関係が原信号の形
状に合わなくなり、補正後は歪となる。
【0033】方向検出回路500が輪郭方向が「どちら
でもない」とする制御信号を出力し、水平方向の輪郭補
正回路100および垂直方向の輪郭補正回路200の各
輪郭補正された映像信号を出力回路310にて平均値化
して出力して場合において、各振幅調整回路115,2
15の振幅調整のためのゲイン値が同じとき、平均値化
され出力した輪郭補正信号と、方向検出回路500の制
御により加算回路302より出力した水平方向、垂直方
向の各単方向の輪郭補正回路100あるいは200によ
る輪郭補正された映像信号との輪郭強調の度合いが各画
素ごとに異なり、画質のバランスがくずれる場合があ
る。
【0034】このため、方向検出回路500の出力する
制御信号に応じてゲイン値を可変させる水平方向および
垂直方向の各振幅調整回路115、215を設けて方向
検出回路500の制御信号に応じた振幅調整のためのゲ
イン値を制御する。これにより、方向検出回路500の
制御信号で切替処理される水平方向および垂直方向の各
単方向に輪郭補正した映像信号と、平均値回路301で
平均値化された輪郭補正した映像信号との鮮鋭度のバラ
ンスを保ち、バランスの良い輪郭補正された映像信号の
出力を得る構成となっている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による構成の
場合、方向検出回路500が水平、垂直両方の成分を含
むいわゆる斜め成分を検出して、水平、垂直の輪郭補正
後の信号を混合し、波形歪を押さえつつ輪郭補正をす
る。
【0036】ここで、波形歪が視覚上目立つのは、画像
の輪郭が斜めの特定の方向に連続して存在するいわゆる
「斜めエッジ」のときである。
【0037】しかし、上述した従来の輪郭補正装置で
は、斜め成分として検出される、細かい模様が一様に存
在しているような「斜め模様」の時においては、波形歪
の軽減に比して、水平、垂直の輪郭補正信号の混合によ
り補正効果の低下が目立つという問題点が生じた。
【0038】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、補正歪の軽減と鮮鋭度の向上の視覚上のバラ
ンスを保ちながら適切な輪郭補正が行え、特に、画像の
「斜めエッジ」に対しては歪が生じず、また単なるエッ
ジではない斜め成分を多く含む「斜め模様」の高精細成
分は強調できる輪郭補正装置の提供を目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輪郭補正装
置は、上述の課題を解決するために、注目画素の映像情
報と、該注目画素に対して水平方向近傍に位置する複数
の画素に対する映像情報とに基づいて、該注目画素に対
する映像情報の振幅の水平方向に対する振幅レベルを調
整し、水平方向に輪郭補正した映像情報を出力する水平
方向輪郭補正手段と、注目画素の映像情報と、該注目画
素に対して垂直方向近傍に位置する複数の画素に対する
映像情報とに基づいて、該注目画素に対する映像情報の
振幅の垂直方向に対する振幅レベルを調整し、垂直方向
に輪郭補正した映像情報を出力する垂直方向輪郭補正手
段とを有する。
【0040】また、この各手段と共に、注目画素の映像
情報と、該注目画素に対して水平方向近傍及び垂直方向
近傍に位置する複数の画素の映像情報と、該注目画素に
対して斜め方向近傍に位置する複数の画素の映像情報と
に基づいて、該注目画素の輪郭方向を検出し、該輪郭方
向が水平方向、垂直方向、斜めのどちらかの方向、斜め
の両方向、およびいずれでもないことを表す制御情報を
出力する輪郭方向検出手段と、前記輪郭方向検出手段か
ら出力された制御情報に基づいて、前記水平及び垂直輪
郭補正手段からそれぞれ出力された映像情報の重みづけ
加重及びゲインの比率を変更し輪郭補正した映像情報と
して出力する加算手段とを有する。
【0041】上記構成によれば、斜め方向成分検出手段
が映像情報から注目画素の輪郭方向を検出し、加算回路
が注目画素の輪郭方向にそれぞれ適した個別の輪郭補正
を行なう。これにより、補正歪の提言と鮮鋭度の向上の
視覚上のバランスを保ちながら適切な輪郭補正が行える
ようになる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る輪郭補正装置
の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。本発明の輪郭補正装置は、テレビジョン受
像機をはじめとする映像信号処理装置に適用して映像信
号の画像の輪郭を補正する。
【0043】図1は、本発明の輪郭補正装置の一実施形
態の構成を示すブロック図である。この図1において、
当該輪郭補正装置は、入力端子1と、出力端子2と、保
持回路3と、水平方向輪郭補正回路5と、垂直方向輪郭
補正回路7と、出力回路8と、斜め方向成分検出回路9
とを備える。
【0044】入力端子1には、例えば、輝度信号Yが映
像信号として入力される。なお、映像信号として、色差
信号U,V等を入力するようにしてもよい。
【0045】保持回路3は、注目画素の映像信号Cと、
注目画素に対して水平方向近傍に位置する複数(たとえ
ば、上下左右2画素づつ計4画素)の映像信号A,B,
D,Eと、注目画素に対して垂直方向近傍に位置する複
数(例えば、上下左右1画素づつ計2画素)の映像信号
C1,C2とを保持する。さらに、注目画素に対して斜
め方向の近傍に位置する画素として、B1,B2,D
1,D2を保持する。
【0046】水平方向輪郭補正回路5は、保持回路3か
ら出力された注目画素の映像信号Cと、水平方向の映像
信号A,B,D,Eと、斜め方向成分検出回路9から出
力された制御信号に基づいて、注目画素に対して水平方
向近傍に位置する複数の画素においてオーバシュートお
よびアンダーシュートが生じないように注目画素の映像
信号Cの振幅の水平方向に対する振幅レベルを調整し、
水平方向に輪郭補正した映像信号を出力する。
【0047】垂直方向輪郭補正回路7は、保持回路3か
ら出力された注目画素の映像信号Cと、垂直方向の映像
信号C1,C2と斜め方向成分検出回路9から出力され
た制御信号に基づいて、注目画素に対して垂直方向近傍
に位置する複数の画素においてオーバシュートおよびア
ンダーシュートが生じないように注目画素の映像信号C
の振幅の水平方向に対する振幅レベルを調整し、垂直方
向に輪郭補正した映像信号を出力する。
【0048】出力回路8は、水平及び垂直輪郭補正回路
5,7からそれぞれ出力された水平方向および垂直方向
の輪郭補正した映像信号を、斜め方向成分検出回路9か
ら出力された制御信号に基づき、切り替え、または重み
づけ加重し、結果を輪郭補正した映像信号として出力す
る。
【0049】斜め方向成分検出回路9は、注目画素の水
平・ 垂直・斜めの近傍画素より、画像の輪郭線が水平・
垂直どちらの方向に入っているか、また、斜めのどの方
向にはいっているかを検出し、水平及び垂直輪郭補正回
路5,7、および出力回路8に対する制御信号を発生す
る(詳細は後述する)。
【0050】保持回路3の内部構成は、基本的に従来の
輪郭補正装置で用いた構成と同様(図9参照)である。
【0051】図9において、保持回路3は、1フレーム
における3ライン分の映像信号を保持するため、複数の
遅延回路Tと、複数のライン遅延回路Hとを備えてい
る。入力端子1に入力された映像信号は、第一ラインの
左から右へ、そして第二ラインの左から右へ、そして第
三ラインの左から右へ順次送られる。
【0052】ここでは、注目画素(詳細に言えば注目画
素の映像信号)Cと、注目画素Cに対して水平方向に隣
接する左右各2画素分A,B,D,Eと注目画素Cに対
して垂直方向に隣接する上下各1画素分C1,C2と、
さらに斜め方向の隣接画素B1,B2,D1,D2とを
それぞれ保持し、保持した映像信号A,B,C,D,
E,C1,C2,B1,B2,D1,D2とをそれぞれ
出力する。
【0053】なお、各映像信号A,B,C,D,E,C
1,C2,B1,B2,D1,D2の画素の画像上の位
置関係を図中に示す。ここで、従来例に比較して新たに
保持する画素が増えるが(B1,B2,D1,D2につ
いて)、信号の経路から取り出す画素が増えるだけで、
遅延回路、ライン遅延回路は元々備えているものである
から、回路規模の増大を伴うものではなく、従来の保持
回路3同様の基本構成を利用できる。
【0054】輪郭補正回路5は、最大値検出回路11
と、最小値検出回路12と、平均値検出回路13と、減
算器14と、振幅調整回路15と、加算器16と、非線
形処理回路17とを備える。
【0055】最大値検出回路11は、保持回路3から出
力された各映像信号A,B,C,D,Eの振幅レベルを
比較し、各映像信号A,B,C,D,E中の最大の振幅
レベルの映像信号を表す最大値信号fを出力する。
【0056】最小値検出回路12は、保持回路3から出
力された各映像信号A,B,C,D,Eの振幅レベルを
比較し、各映像信号A,B,C,D,E中の最小の振幅
レベルの映像信号を表す最小値信号gを出力する。
【0057】平均値検出回路13は、最大値検出回路1
1から出力された最大値信号fと、最小値検出回路12
から出力された最小値信号gとの平均値((f+g)/
2)を算出し、その平均値を表す平均値信号hを出力す
る。
【0058】減算器14は、保持回路3から出力された
注目画素の映像信号Cと平均値検出回路13から出力さ
れた平均値信号hとを減算(C−h)し、減算結果を表
す減算信号iを出力する。
【0059】振幅調整回路15は、斜め方向成分検出回
路9から出力された制御信号に基づいて、減算器14か
ら出力された減算信号iの水平方向に対するゲイン値を
調整し、振幅調整信号jを出力する。この振幅調整回路
15は、斜め方向成分検出回路9が制御信号「縦方向」
「斜め片方向」を出力した場合、ゲイン値を可変する。
なお、可変した後のゲイン値は、水平方向の輪郭補正回
路5のみを輪郭補正装置とした場合に得られる画像の鮮
鋭度を検証し、画質改善に適したゲイン値(例えば、
0.5倍)とする。この結果、振幅調整回路15は、可
変したゲイン値で乗算した補正信号を加算器16に供給
する。
【0060】また、斜め方向成分検出回路9が制御信号
「どちらでもない」、「斜め両方向」を出力した場合、
ゲイン値を可変せずに、固定のゲイン値を乗算した補正
信号を加算器16に供給する。なお、可変しないゲイン
値は、平均値回路301より出力した場合に得られる画
像の鮮鋭度を検証し、画質改善に適したゲイン値(例え
ば、1倍)とする。なお、斜め方向成分検出回路9が
「横方向」を出力した場合は、後で述べるとおりここで
処理される信号が用いられないので、感知せずともよ
い。
【0061】加算器16は、振幅調整回路15から出力
された振幅調整信号jと注目画素の映像信号Cとを加算
(j+C)し、加算結果を表す加算信号kを出力する。
非線形処理回路17は、注目画素に対して水平方向に位
置する複数の画素においてオーバシュートおよびアンダ
ーシュートが生じないように、加算器16から出力され
た加算信号kを、最大値検出回路11から出力された最
大値信号fと、最小値検出回路12から出力された最小
値信号gとでリミッタ処理することにより、水平方向に
対する振幅を調整した非線形処理信号mを出力する。
【0062】非線形処理回路17は、具体的には、加算
器16から出力された加算信号kのリミッタ処理を、例
えば以下のように行い、非線形処理信号mを出力する。
加算器16の加算信号kの振幅レベルが最大値検出回路
11の最大値信号fより大きい場合、非線形処理回路1
7は、最大値検出回路11の最大値信号fを出力する。
加算器16の加算信号の振幅レベルが最小値検出回路1
2の最小値信号gより小さい場合、非線形処理回路17
は、最小値検出回路12の最小値信号gを出力する。そ
れ以外の場合、非線形処理回路17は、加算器16の加
算信号kをそのまま出力する。
【0063】輪郭補正回路7は、最大値検出回路21
と、最小値検出回路22と、平均値回路23と、減算器
24と、振幅調整回路25と、加算器26と、非線形処
理回路27とを備える。最大値検出回路21は、保持回
路3から出力された各映像信号C,C1,C2の振幅レ
ベルを比較し、各映像信号C,C1,C2中の最大の振
幅レベルの映像信号を表す最大値信号f1を出力する。
最小値検出回路22は、保持回路3から出力された各映
像信号C,C1,C2の振幅レベルを比較し、各映像信
号C,C1,C2中の最小の振幅レベルの映像信号を表
す最小値信号g1を出力する。
【0064】平均値回路23は、最大値検出回路21か
ら出力された最大値信号f1と、最小値検出回路22か
ら出力された最小値信号g1との平均値((f1+g
1)/2)を算出し、その平均値を表す平均値信号h1
を出力する。減算器24は、保持回路3から出力された
注目画素の映像信号Cと平均値回路23から出力された
平均値信号h1とを減算(C−h1)し、減算結果を表
す減算信号i1を出力する。
【0065】振幅調整回路25は、斜め方向成分検出回
路9から出力された制御信号に基づいて、減算器24か
ら出力された減算信号i1の垂直方向に対するゲイン値
を調整し、振幅調整信号j1を出力する。振幅調整回路
25は、斜め方向成分検出回路9が制御信号「横方向」
「斜め片方向」を出力した場合、ゲイン値を可変する。
なお、可変した後のゲイン値は、垂直方向の輪郭補正回
路7のみを輪郭補正装置とした場合に得られる画像の鮮
鋭度を検証し、画質改善に適したゲイン値(例えば、
0.5倍)とする。
【0066】この結果、振幅調整回路25は、可変した
ゲイン値で乗算した補正信号を加算器26に供給する。
また、斜め方向成分検出回路9が制御信号「どちらでも
ない」「斜め両方向」を出力した場合、水平方向および
垂直ゲイン値を可変せずに、固定のゲイン値を乗算した
補正信号を加算器26に各々供給する。なお、可変しな
いゲイン値は、平均値回路23より出力した場合に得ら
れる画像の鮮鋭度を検証し、画質改善に適したゲイン値
(例えば、1倍)とする。なお、斜め方向成分検出回路
9が「縦方向」を出力した場合は、後で述べるとおりこ
こで処理される信号が用いられないので、感知せずとも
よい。
【0067】加算器26は、振幅調整回路25から出力
された振幅調整信号j1と注目画素の映像信号Cとを加
算(j1+C)し、加算結果を表す加算信号k1を出力
する。
【0068】非線形処理回路27は、注目画素に対して
垂直方向に位置する複数の画素においてオーバシュート
およびアンダーシュートが生じないように、加算器26
から出力された加算信号k1を、最大値検出回路21か
ら出力された最大値信号f1と、最小値検出回路22か
ら出力された最小値信号g1とでリミッタ処理すること
により、垂直方向に対する振幅を調整した非線形処理信
号m1を出力する。
【0069】非線形処理回路27は、具体的には、加算
器26から出力された加算信号k1のリミッタ処理を、
例えば以下のように行い、非線形処理信号m1を出力す
る。加算器26の加算信号k1の振幅レベルが最大値検
出回路21の最大値信号f1より大きい場合、非線形処
理回路27は、最大値検出回路21の最大値信号f1を
出力する。加算器26の加算信号k1の振幅レベルが最
小値検出回路22の最小値信号g1より小さい場合、非
線形処理回路27は、最小値検出回路22の最小値信号
g1を出力する。それ以外の場合は、非線形処理回路2
7は、加算器26の加算信号k1をそのまま出力する。
【0070】図2は、図1の斜め方向成分検出回路9の
構成の一例を示すブロック図である。なお、図2に示す
A,B,C,D,E,C1,C2,B1,B2,D1,
D2は、図9に示す注目画素Cに対する水平方向の所定
領域内の複数の映像信号、と垂直方向の所定領域内の複
数の映像信号を示している。
【0071】斜め方向成分検出回路9は、上限値・下限
値設定手段31と、上限下限判断手段32A,32B,
32D,32E,32C1,32C2,32B1,32
B2,32D1,32D2と、縦方向判断手段(1)3
3と、縦方向判断手段(2)34と、横方向判断手段
(1)35と、横方向判断手段(2)36と、横方向判
断手段(3)37と、両方向判断手段38と、斜め方向
判断手段(1)40と、斜め方向判断手段(2)41
と、斜め両方向判断手段42と、斜め片方向判断手段4
3と、制御信号出力手段44とを備える。
【0072】上限値・下限値設定手段31は、注目画素
(C)の振幅レベルを基準にした任意の範囲の上限値と
下限値とを設定する。ここで、注目画素(C)を輪郭線
が通った場合、注目画素Cの周囲の映像信号A,B,
D,E,C1,C2,B1,B2,D1,D2の振幅レ
ベルは、上限値を上回ったり、下限値を下回ったりす
る。
【0073】上限下限判断手段32A,32B,32
D,32E,32C1,32C2,32B1,32B
2,32D1,32D2は、水平方向の各映像信号
(A,B,D,E)、垂直方向の各映像信号(C1,C
2)および斜め方向の各映像信号(B1,B2,D1,
D2)の振幅レベルが上限値・下限値設定手段31によ
り設定された範囲内であるか否かを判断し、判断結果を
出力する。したがって、上限下限判断手段32A,32
B,32D,32E,32C1,32C2,32B1,
32B2,32D1,32D2の注目画素(C)の周囲
の映像信号A,B,D,E,C1,C2,B1,B2,
D1,D2の振幅レベルが注目画素(C)とほぼ同等の
振幅レベルであるか否か判断することにより、輪郭線が
水平方向に入っているか、垂直方向に入っているか、あ
るいは斜めのどちらかの方向に入っているかを判断する
ことが可能になる。
【0074】縦方向判断手段(1)33は、上限下限判
断手段32A,32B,32D,32Eが水平方向の映
像信号Aと映像信号Bと映像信号Dと映像信号Eとの振
幅レベルが範囲内でないと判断した場合、その判断結果
を出力する。
【0075】縦方向判断手段(2)34は、上限下限判
断手段32C1,32C2が垂直方向の映像信号C1と
映像信号C2の振幅レベルがすべてが範囲内であると判
断し、かつ縦方向判断手段(1)33の出力が範囲内で
ない場合、注目画素の方向性が「縦方向」と判断し、そ
の判断結果を出力する。
【0076】横方向判断手段(1)35は、上限下限判
断手段32D,32Eが映像信号Dと映像信号Eとの振
幅レベルがすべて範囲内であると判断した場合、その結
果を出力する。横方向判断手段(2)36は、上限下限
判断手段32A,32Bが映像信号Aと映像信号Bとの
振幅レベルがすべて範囲内であると判断した場合、その
判断結果を出力する。横方向判断手段(3)37は、上
限下限判断手段32C1,32C2が垂直方向の映像信
号C1と映像信号C2とがすべて範囲内でないと判断
し、かつ、横方向判断手段(1)35または横方向判断
手段(2)36が範囲内であると判断した場合、注目画
素の方向性が「横方向」と判断し、その判断結果を出力
する。両方向判断手段38は、縦方向判断手段(2)3
4が「縦方向」と判断し、かつ横方向判断手段(3)3
7が「横方向」と判断した場合、その判断結果を出力す
る。
【0077】斜め方向判断手段(1)40は、上限下限
判断手段32B1,32D2が映像信号B1と映像信号
D2との振幅レベルがすべて範囲内でないと判断した場
合、その結果を出力する。斜め方向判断手段(2)41
は、上限下限判断手段32B2,32D1が映像信号B
2と映像信号D1との振幅レベルがすべて範囲内でない
と判断した場合、その結果を出力する。斜め両方向判断
手段42は、斜め方向判断手段(1)40と斜め方向判
断手段(2)41の両方が「斜め方向」と判断したとき
に「斜め両方向」の制御信号を出力する。斜め片方向判
断手段43は、斜め方向判断手段(1)40と斜め方向
判断手段(2)41のどちらか一方のみが「斜め方向」
と判断したときに「斜め片方向」の制御信号を出力す
る。
【0078】制御信号出力手段44は、縦方向判断手段
(2)34が「縦方向」であると判断した場合、「縦方
向」を表す制御信号を出力し、横方向判断手段(3)3
7が「横方向」と判断し、かつ両方向判断手段38の出
力が真でない場合、「横方向」を表す制御信号を出力
し、縦方向判断手段(2)34および横方向判断手段
(3)36の出力がともに真でない場合、斜め両方向判
断手段42が「斜め両方向」と判断していれば「斜め両
方向」をあらわす制御信号を出力し、斜め片方向判断手
段43が「斜め片方向」と判断していれば「斜め片方
向」をあらわす制御信号を出力し、いずれも出力されて
いなければ「どちらでもない」を表す制御信号を出力す
る。
【0079】このように構成された斜め方向成分検出回
路9は、制御信号出力手段44から輪郭補正回路5、7
および出力回路8に対して、注目画素に対して輪郭方向
が「縦方向」、「横方向」、「どちらでもない」、「斜
め片方向」、「斜め両方向」を制御信号として出力す
る。なお、斜め方向成分検出回路9が注目画素に対する
輪郭方向を検出するための所定領域の上下方向のタップ
数は、条件判断の精度、装置のハードウェア規模を考慮
して、任意に設定することができる。
【0080】出力回路8は、斜め方向成分検出回路9の
制御信号に基づいて、非線形処理回路17と非線形処理
回路27とからそれぞれ出力された水平方向に振幅調整
された映像信号と垂直方向に振幅調整された映像信号と
の重みづけ加重の比率を制御し、輪郭補正された映像信
号として出力する。
【0081】出力回路8は、具体的には、例えば、図1
に示すように、平均値回路51と切替回路52とで構成
されている。平均値回路51は、重みづけ加重の一例と
して、非線形処理回路17,27の各出力信号の平均値
を検出する。切替回路52は、斜め方向成分検出回路9
から出力された制御信号に基づいて、非線形処理回路1
7の出力信号と、非線形処理回路27の出力信号と、平
均値回路51の出力とのいずれかに切り替える。
【0082】切替回路52は、斜め方向成分検出回路9
が制御信号「縦方向」を出力した場合、水平方向の非線
形処理回路17の出力信号を輪郭補正された映像信号と
して出力する。また、斜め方向成分検出回路9が制御信
号「横方向」を出力した場合、垂直方向の非線形処理回
路27の出力信号を輪郭補正された映像信号として出力
する。さらに、斜め方向成分検出回路9が制御信号「ど
ちらでもない」「斜め片方向」「斜め両方向」を出力し
た場合、平均値回路51から出力された非線形処理回路
17の出力信号と非線形処理回路27の出力信号とを平
均値化した信号を輪郭補正された映像信号として出力す
る。なお、「斜め片方向」「斜め両方向」では前段の水
平、垂直輪郭補正回路におけるゲイン調整が異なってお
り、「斜め片方向」では振幅調整回路15、25により
ゲインを押え、「斜め両方向」ではゲインを保持するよ
うになっているので、双方の出力される映像信号の輪郭
補正の程度が異なっている。
【0083】以上のように構成された図1の輪郭補正装
置について、その動作を説明する。水平方向輪郭補正回
路5は、映像信号の水平方向の輪郭を補正する。輪郭補
正回路5の各部の出力は図3で示す動作波形となる。
【0084】入力端子1から入力された映像信号(図1
のA、図3(a))は、注目画素に対して所定領域内の
振幅レベルを保持する保持回路3へ供給される。なお、
この場合の注目画素は、(図1のC、図3(c))であ
る。
【0085】保持回路3に供給された映像信号(図1の
A、図3(a))は、遅延回路Tにより各々遅延された
信号(図1のB,C,D,E、図3(b),(c),
(d),(e))となり、最大値検出回路11および最
小値検出回路12に供給され、最大値(図1のf、図3
(f))および最小値(図1のg、図3(g))の各信
号が検出され、平均値回路13へ供給される。
【0086】平均値回路13は、供給された最大値検出
回路11の出力信号および最小値検出回路12の出力信
号を平均値化し、平均値信号(図1のh、図3(h))
として減算器14に、注目画素とともに供給される。減
算器14は、その減算結果を出力信号(図1のi、図3
(i))として振幅調整回路15に供給する。振幅調整
回路15は、斜め方向成分検出回路9より与えられた制
御信号に基づいて、設定されたゲイン値で乗算し、補正
のための信号(図1のj、図3(j))として加算器1
6に、注目画素とともに供給される。
【0087】加算器16は、その加算結果を出力信号
(図1のk、図3(k))として非線形処理回路17
に、最大値検出回路11の出力信号(図1のf、図4
(f))、最小値検出回路12の出力信号(図1のg、
図3(g))と共に供給される。非線形処理回路17
は、加算器16の出力信号(図1のk、図3(k))が
最大値検出回路11の出力信号(図1のf、図3
(f))より大きいときは、最大値検出回路11の出力
信号を出力する。また、最小値検出回路12の出力信号
(図1のg、図3(g))より小さいときは、最小値検
出回路の出力信号を出力する。それ以外のときは、加算
器16の出力信号(図1のk、図3(k))をそのまま
出力する。リミッタ処理された出力信号は、輪郭補正さ
れた映像信号(図1のm、図3(m))として出力回路
8に出力される。
【0088】垂直方向輪郭補正回路7は、映像信号の垂
直方向の輪郭を補正する。この垂直輪郭補正回路7の各
部の動作は、水平方向輪郭補正回路5の各部の動作を垂
直方向の上下各1画素分について適用したものと同じ
で、大略的に図3の波形図と同じである。しかしなが
ら、垂直方向輪郭補正回路7では3つの映像信号C,C
1,C2で処理されているため、5つの映像信号A,
B,C,D,Eで処理した場合と異なる。
【0089】このためを図3を用いた波形図の記載を省
略する。入力端子1から入力された映像信号(図1の
A)は、注目画素に対して所定領域内の振幅レベルを保
持する保持回路3へ供給される。なお、この場合の注目
画素は、(図1のC)である。保持回路3に供給された
映像信号(図8のA)は、ライン遅延回路Hにより各々
遅延された信号(図1のC,C1,C2)となり、最大
値検出回路21および最小値検出回路22に供給され、
最大値(図1のf1)および最小値(図1のg1)の各
信号が検出され、平均値回路23へ供給される。
【0090】平均値回路23は、供給された最大値検出
回路21の出力信号および最小値検出回路22の出力信
号を平均値化し、平均値信号(図1のh1)として減算
器24に、注目画素Cとともに供給される。減算器24
は、その減算結果を出力信号(図1のi1)として振幅
調整回路25に供給する。振幅調整回路25は、斜め方
向成分検出回路9より与えられた制御信号に基づいて、
設定されたゲイン値で乗算し、補正のための信号(図1
のj1)として加算器26に、注目画素Cとともに供給
される。
【0091】加算器26は、その加算結果を出力信号
(図1のk1)として非線形処理回路27に、最大値検
出回路21の出力信号(図1のf)、最小値検出回路2
2の出力信号(図1のg1)と共に供給される。非線形
処理回路27は、加算器26の出力信号(図1のk1)
が最大値検出回路21の出力信号(図1のf1)より大
きいときは、最大値検出回路21の出力信号を出力す
る。また、最小値検出回路22の出力信号(図1のg
1)より小さいときは、最小値検出回路22の出力信号
を出力する。それ以外のときは、加算器26の出力信号
(図1のk1)をそのまま出力する。リミッタ処理され
た出力信号は、輪郭補正された映像信号(図1のm1)
として出力回路8に出力される。
【0092】次いで、この輪郭補正装置が実行する他の
輪郭補正について説明する。図4は縦方向に画像イメー
ジを持つ場合の輪郭補正を説明するための図である。特
に、図4(a)は縦方向に画像イメージを持ち、水平方
向に傾斜のある画像振幅レベルのイメージ図であり、図
4(b)は図4(a)の場合の輪郭補正処理の動作結果
を示すための画像振幅レベルの傾斜イメージであり、図
4(c)は図4(a)の場合の任意のラインにおける動
作波形を示したものである。なお、図4(c)の「●」
は水平方向の輪郭補正処理、すなわち非線形処理回路1
7の出力波形を示している。このような形状の画像で
は、原信号に対して水平方向に輪郭補正されている。
【0093】図5は横方向に画像イメージを持つ場合の
輪郭補正を説明するための図である。特に、図5(a)
は横方向に画像イメージを持ち、垂直方向に傾斜のある
画像振幅レベルのイメージ図であり、図5(b)は図5
(a)の場合の輪郭補正処理の動作結果を示すための画
像振幅レベルの傾斜イメージであり、図5(c)は図1
0(a)の場合の任意の列における動作波形を示したも
のである。なお、図5(c)の「●」は垂直方向の輪郭
補正処理、すなわち非線形処理回路27の出力波形を示
している。このような形状の画像では、原信号に対して
垂直方向に輪郭補正されている。
【0094】したがって、図4および図5に示すよう
に、縦方向および横方向に輪郭方向を持つ映像信号に対
しては輪郭補正された映像信号を得ることができる。
【0095】次に、図6は斜め方向に画像イメージを持
つ場合の輪郭補正を説明するための図である。特に、図
6(a)は画像振幅レベルの傾斜イメージ図であり、図
6(b)は図6(a)の場合の水平方向に輪郭補正処理
の動作結果の画像のイメージを示した図、すなわち、非
線形処理回路17の出力信号による結果を示しており、
図6(c)は図6(a)の場合の垂直方向に輪郭補正処
理の動作結果の画像のイメージを示した図、すなわち、
非線形回路27の出力信号による結果を示しており、図
6(d)は図6(a)の場合の水平方向と垂直方向の各
補正信号を平均化した輪郭補正処理の動作結果の画像の
イメージを示した図である。なお、ここでは振幅調整の
ためのゲイン値を1として示している。
【0096】ここで、水平方向の輪郭補正の出力は、水
平方向の左右の画素の振幅レベルを補正に要している。
すなわち、画像の形状に関わらず、注目画素に対する水
平方向の所定領域内の映像信号の振幅レベルのみを利用
して、その振幅を補正している。このため、図6(a)
に示すような形状のような場合、図6(b)のように各
ライン毎の各画素の画像の形状における関係が原信号の
形状に合わなくなり、補正後は歪となる。
【0097】また、垂直方向の輪郭補正の出力は、垂直
方向の上下の画素の振幅レベルを補正に要している。す
なわち、画像の形状に関わらず、注目画素に対する垂直
方向の所定領域内の映像信号の振幅レベルのみを利用し
て、その振幅を補正している。このため、図6(a)に
示すような形状のような場合、図6(c)のように各ラ
イン毎の各画素の画像の形状における関係が原信号の形
状に合わなくなり、補正後は歪となる。
【0098】しかし、図6に示すような形状のような場
合、各々の強調された輪郭補正された値を平均化して出
力することにより、図6(d)のように各方向に各々補
正された値が平滑化され、斜めの歪を軽減し改善するこ
とができる。
【0099】ただし、単に輪郭補正回路5,7の出力信
号を出力回路8により平均化した輪郭補正信号と、水平
方向のみの輪郭補正回路5、または垂直のみの輪郭補正
回路7による輪郭補正信号と比較した場合、輪郭線の方
向によっては、平均化した輪郭補正装置の方が鮮鋭度の
補正効果が及ばない場合がある。これは、水平および垂
直方向輪郭補正回路5,7における振幅調整回路15,
25のゲイン値を同値にした場合において、例えば画像
の形状が図4(a)に示すような縦線イメージのときに
生じ、図4(c)のように平均化した輪郭補正信号と水
平のみの輪郭補正回路5による輪郭補正信号を示すと、
平均化した輪郭補正信号(□)の鮮鋭度の向上が、水平
のみの輪郭補正回路5による輪郭補正信号(●)と比べ
その効果が及んでいないことがわかる。
【0100】同様のことは、横線イメージのときに平均
化した輪郭補正回路と垂直のみの輪郭補正回路7を比較
したときにもおこる。図5(c)には、平均化した輪郭
補正信号(□)と、垂直のみの輪郭補正回路7による輪
郭補正信号(●)を用いてこの現象を示す。そこで、こ
の輪郭補正装置では、図4(a)や図5(a)のような
画像の形状においても、鮮鋭度の補正効果を向上させる
ようにしている。
【0101】輪郭補正された映像信号を前述した画像イ
メージ図を参照して説明する。図4(a)に示されるよ
うな画像イメージの場合、斜め方向成分検出回路9は、
輪郭方向が「縦方向」であることを表す制御信号を出力
する。このため、切替回路52は、非線形処理回路17
から出力された水平方向の出力信号を選択する。この結
果、切替回路52、すなわち出力回路8は、前述したよ
うに、非線形処理回路17から出力された水平方向の映
像信号を輪郭補正された映像信号として出力する。すな
わち、図4(c)に示される映像信号「●」を出力す
る。
【0102】また、図5(a)に示されるような画像イ
メージの場合、斜め方向成分検出回路9は、輪郭方向が
「横方向」であることを表す制御信号を出力する。この
結果、切替回路52、すなわち出力回路8は、前述した
ように、非線形処理回路27から出力された垂直方向の
映像信号を輪郭補正された映像信号として出力する。す
なわち、図5(c)に示される映像信号「●」が出力す
る。
【0103】さらに、斜め方向成分検出回路9が輪郭方
向が「どちらでもない」とする制御信号を出力し、水平
方向の輪郭補正回路5および垂直方向の輪郭補正回路7
の各輪郭補正された映像信号を出力回路8にて平均値化
して出力して場合において、各振幅調整回路15,25
の振幅調整のためのゲイン値が同じとき、平均値化され
出力した輪郭補正信号と、斜め方向成分検出回路9の制
御により切替回路52より出力した水平方向、垂直方向
の各単方向の輪郭補正回路5あるいは7による輪郭補正
された映像信号との輪郭強調の度合いが各画素ごとに異
なり、画質のバランスがくずれる場合がある。
【0104】そこで、ここでは斜め方向成分検出回路9
の出力する制御信号に応じてゲイン値を可変させる水平
方向および垂直方向の各振幅調整回路15,25を設け
ることにより、斜め方向成分検出回路9の制御信号に応
じた振幅調整のためのゲイン値を制御する。これによ
り、斜め方向成分検出回路9の制御信号により切替処理
される水平方向および垂直方向の各単方向に輪郭補正し
た映像信号と、平均値回路302で平均値化された輪郭
補正した映像信号との鮮鋭度のバランスを保つことがで
き、バランスの良い輪郭補正された映像信号の出力を得
ることができる。
【0105】次に、輪郭補正のうち、斜め成分を含む映
像信号についての輪郭補正動作について説明する。図7
は斜め方向に画像イメージを持つ場合の輪郭補正を説明
するための図である。
【0106】まず、図7(a)は片方向のみの斜め信号
の画像振幅レベルの傾斜イメージ図である。斜め方向成
分検出回路9は、このような画像を「斜め片方向」とし
て検出する。このような画像は比較的大きな画像イメー
ジの輪郭部として存在することが多い。この場合は輪郭
補正による補正歪が視覚上目立ちやすい状態にあるた
め、水平方向の輪郭補正と垂直方向の輪郭補正について
振幅調整回路15,25にてゲインを制限して混合し出
力することで、補正歪を押さえる。
【0107】一方、図7(b)は様々な方向の斜め成分
を含む信号の画像振幅レベルの傾斜イメージ図である。
上記斜め方向成分検出回路9は、この画像を「斜め両方
向」として検出する。これは比較的細かい模様などが一
様に広がっていることが多い。この場合は補正歪は視覚
上目立たない状態にある。そのため、輪郭補正の効果を
上げるため補正歪を押さえることより、輪郭補正のゲイ
ンを上げた(即ち、振幅調整回路15,25でのゲイン
制限を行わない)状態で出力し、画像の鮮鋭度を増すよ
うに動作させる。
【0108】このように斜め方向成分検出回路9が画像
の「斜め片方向」と、「斜め両方向」を表わす制御信号
を検出し、また、この斜め方向成分検出回路9が検出し
た画像の「斜め片方向」と、「斜め両方向」を表わす制
御信号に応じて水平方向および垂直方向のゲイン値をそ
れぞれ各振幅調整回路15、25で可変制御することに
より、斜め方向成分検出回路9の制御信号により切替処
理される水平方向および垂直方向の各単方向に輪郭補正
した映像信号と、平均値回路302で平均値化された輪
郭補正した映像信号との鮮鋭度のバランスを保つことが
でき、かつ斜め線イメージの水平・垂直方向の輪郭補正
の際に生じる補正の歪を軽減しつつ、さらに、多方向の
斜め成分を含む細かい模様では輪郭補正の効果を上げた
視覚上補正効果のある映像信号の出力を得ることができ
る。
【0109】なお、上述の実施形態では「斜め片方向」
として、図7(a)記載の右上がりのエッジを有する画
像について説明したが、斜め方向成分検出回路9は、左
上がりのエッジを有する画像についても同様に「斜め片
方向」として検出し、振幅調整回路15,25がゲイン
を制限し混合することにより補正歪をおさえることがで
きる。
【0110】このように、注目画素の輪郭方向を判断
し、判断方向に応じた輪郭補正された映像信号を切り替
え、さらにそれぞれのゲインを制御しながら出力するこ
とにより、斜め線イメージの水平・垂直方向の輪郭補正
の際に生じる補正の歪を軽減しつつ、輪郭補正の効果の
低下を軽減することができ、鮮鋭度の改善による効果の
向上を図ることができる。
【0111】最後に、本発明は一例として説明した上述
の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技
術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種
々の変更が可能であることは勿論である。
【0112】
【発明の効果】本発明に係る輪郭補正装置は、輪郭方向
検出手段が注目画素の輪郭方向について、映像情報の注
目画素の、少なくとも水平方向、垂直方向及び斜め方向
の輪郭方向を検出し、加算手段は輪郭方向検出手段から
の検出出力に応じた割合で水平方向輪郭補正手段及び垂
直方向輪郭補正手段からの各出力を加算処理して出力す
る。これにより、注目画素の全方向の輪郭方向それぞれ
に適した個別の輪郭補正が行え、補正歪の軽減と鮮鋭度
の向上の視覚上のバランスを保ちながら適切な輪郭補正
が行えるようになる。
【0113】特に、請求項2に記載の本発明によれば、
輪郭方向検出手段が注目画素の輪郭方向が斜め片方向で
あると検出した場合には、水平及び垂直方向輪郭補正手
段からそれぞれ出力された映像信号のゲインを所定量制
限した加重結果を輪郭補正した映像情報として出力する
ため、「斜めエッジ」の画像に対して波形歪を低減化す
る。また、注目画素の輪郭方向が斜め両方向であると検
出した場合には、水平及び垂直方向輪郭補正手段からそ
れぞれ出力された映像信号のゲインを制限せずに加重結
果を輪郭補正した映像情報として出力するため、細かい
模様が一様に存在している「斜め模様」の画像に対して
は画像の先鋭度が低下することなく高精細成分が強調で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪郭補正回路の一実施形態の構成を示
す回路図である。
【図2】同輪郭補正回路に設けられる斜め方向成分検出
回路の回路図である。
【図3】輪郭補正回路の各部の信号例である。
【図4】水平輪郭補正の信号例である。
【図5】垂直輪郭補正の信号例である。
【図6】斜め輪郭補正の信号例である。
【図7】同輪郭補正回路による斜め輪郭補正の信号例で
ある。
【図8】従来の輪郭補正回路の構成を示す回路図であ
る。
【図9】保持回路の構成例である。
【図10】従来の方向検出回路の構成例である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…出力端子、3…保持回路、5…水平
方向輪郭補正回路、7…垂直方向輪郭補正回路、8…出
力回路、9…斜め方向成分検出回路、15,25…振幅
調整回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素の映像情報と、該注目画素に対
    して水平方向近傍に位置する複数の画素に対する映像情
    報とに基づいて、該注目画素に対する映像情報の振幅の
    水平方向に対する振幅レベルを調整し、水平方向に輪郭
    補正した映像情報を出力する水平方向輪郭補正手段と、 注目画素の映像情報と、該注目画素に対して垂直方向近
    傍に位置する複数の画素に対する映像情報とに基づい
    て、該注目画素に対する映像情報の振幅の垂直方向に対
    する振幅レベルを調整し、垂直方向に輪郭補正した映像
    情報を出力する垂直方向輪郭補正手段と、 注目画素の映像情報と、該注目画素に対して水平方向近
    傍及び垂直方向近傍に位置する複数の画素の映像情報
    と、該注目画素に対して斜め方向近傍に位置する複数の
    画素の映像情報とに基づいて、該注目画素の輪郭方向を
    検出し、該輪郭方向が水平方向、垂直方向、斜めのどち
    らかの方向、斜めの両方向、およびいずれでもないこと
    を表す制御情報を出力する輪郭方向検出手段と、 前記輪郭方向検出手段から出力された制御情報に基づい
    て、前記水平及び垂直輪郭補正手段からそれぞれ出力さ
    れた映像情報の重みづけ加重及びゲインの比率を変更し
    輪郭補正した映像情報として出力する加算手段とを有す
    る輪郭補正装置。
  2. 【請求項2】 前記加算手段は、前記輪郭方向検出手段
    から前記注目画素の輪郭方向が前記斜めの片方向を示す
    制御情報の入力に基づき、前記水平及び垂直輪郭補正手
    段からそれぞれ出力された映像信号のゲインを所定量制
    限した加重結果を輪郭補正した映像情報として出力し、 また、前記輪郭方向検出手段から前記注目画素の輪郭方
    向が斜め両方向を示す制御情報の入力に基づき、前記水
    平及び垂直輪郭補正手段からそれぞれ出力された映像情
    報のゲインを制限せずに加重結果を輪郭補正した映像情
    報を出力することを特徴とする請求項1記載の輪郭補正
    装置。
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