JPH11260102A - 鉄道保線用の携帯合図灯具 - Google Patents

鉄道保線用の携帯合図灯具

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JPH11260102A
JPH11260102A JP7848398A JP7848398A JPH11260102A JP H11260102 A JPH11260102 A JP H11260102A JP 7848398 A JP7848398 A JP 7848398A JP 7848398 A JP7848398 A JP 7848398A JP H11260102 A JPH11260102 A JP H11260102A
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Toshio Katsuno
利雄 勝野
Sanshiro Iritani
三四郎 入谷
Shinzo Noguchi
信三 野口
Mitsutoshi Ubukawa
光敏 生川
Masayuki Uno
雅之 鵜野
Makoto Tsutsui
誠 筒井
Mitsuru Okada
満 岡田
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Sankyo Co Ltd
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
Central Japan Railway Co
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Sankyo Co Ltd
HAMAGUCHI KEIKI KOGYO KK
Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1種の携帯により進行と停止の合図をすばやく
発することができ、しかも列車の乗務員から正確に判別
し得る合図灯具を提供する。 【解決手段】把手(27)を備えた灯具本体ケース
(A)からは、停止合図用照明体(B)を前方へ一体的
に張り出し、その本体ケース(A)へ前方から抜き差し
自在に差し込まれるカバーケース(C)内には、上記照
明体(B)の被覆可能な不透明パイプ(46)と進行合
図用照明体(D)とを並列状態に嵌め付けて、そのカバ
ーケース(C)を上記本体ケース(A)へ差し込んだ時
には、進行合図用照明体(D)のみを点灯させることが
できる一方、これを抜き取った時には停止合図用照明体
(B)が点滅するように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道保線用の携帯合
図灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種携帯合図灯具としては、白
色発光ダイオードを内蔵した「進行」の合図灯具と、赤
色発光ダイオードを内蔵した「停止」の合図灯具とが、
その2種の別個に用意されており、これらを常時携帯す
ることが、鉄道の保線区員に義務づけられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、列車に危険
を指示する「停止」の合図灯具は、稀にしか使用しない
関係上、その携帯を疎かにしがちであり、現実に「進
行」の合図灯具のみを携帯して、その振り廻し動作によ
り「停止」の指示を発したために、これを列車の乗務員
が「進行」の合図と誤認し、重大事故を起したことがあ
る。
【0004】このような事故対策として、1種の合図灯
具を携帯しさえすれば、その「進行」の指示のみなら
ず、「停止」の指示をもすばやく発することができ、且
つ列車の乗務員から正確に判別し得る合図灯具を開発す
る必要がある。
【0005】この点、道路の交通整理や検問などに使わ
れる携帯合図灯具としては、その1種の携帯により「進
行」の青色と、「停止」の赤色とを区別して指示できる
内容の実開平6−2501号が提案されている。
【0006】しかし、この公知考案の構成によれば、色
選択パイプ(13)を往復スライド操作して、青色と赤
色とを選択的に正しく照射させる必要があり、使用上甚
だ煩らわしい。その結果、光源が豆ランプ(14)の1
個として、明るさに劣ることとも相俟ち、急停止できる
自動車に至近位置から合図する道路の交通整理用として
はともかく、急停止し難い列車に遠方から早く合図する
必要がある鉄道の保線用としては、これを到底採用する
ことができない。
【0007】又、上記公知考案の合図灯具では、発光フ
ード(12)に青色発光部(21)と赤色発光部(2
2)とを交互に隣接して形成する必要があり、これと正
確に対応し合う位置関係として、その色選択パイプ(1
3)にも不透明部(23)と透明部(24)とをやはり
交互に隣接して形成しなければならないので、その製作
上も著しく複雑・高価となり、量産効果や信頼性などを
昂め難い問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、あくまでも鉄道保線用の携帯合
図灯具として、その構成上灯具本体ケースから後方へ電
池収容室を兼ねた把手を一体的に張り出して、その電池
収容室内に電源となる電池を収容させ、同じく灯具本体
ケースの下半部から前方へ停止合図用照明体を一体的に
張り出すと共に、上記灯具本体ケースへ前方から抜き差
し自在に差し込み係止されるカバーケース内の上半部に
は進行合図用照明体を、同じくカバーケース内の下半部
には上記停止合図用照明体の被覆可能な不透明パイプ
を、各々嵌め付け一体化して、
【0009】その不透明パイプが停止合図用照明体を被
覆することとなるように、上記カバーケースを灯具本体
ケースへ差し込み係止させた時には、上記進行合図用照
明体のみが点灯する一方、そのカバーケースを灯具本体
ケースから抜き取った時には、上記停止合図用照明体が
点滅することとなるように、その2種の照明体と上記電
池とを接続配線したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、その携帯合図灯具の全体を示した
図1〜16において、(A)はポリカーボネートなどの
硬質な合成樹脂製灯具本体ケースであり、前後方向から
見てほぼ楕円形をなしていると共に、その後端面の下半
部が後述する把手の受け入れ凹溝(11)として、図
5、11のような断面コ字型に陥没している。(12)
はその把手受け入れ凹溝(11)の内周面に刻成された
雌ネジ、(13)(14)は同じく溝底面に付属一体化
された電源との両極接点である。
【0011】上記灯具本体ケース(A)は中間仕切り壁
(15)を介して前後に2分されており、その仕切り壁
(15)の上半部にはジャック(図示省略)を備えた接
続コネクター(16)が、貫通状態に植え込み固定され
ている。(17)は同じく仕切り壁(15)の上半部へ
前方から嵌め付け固定されたゴムパッキングであり、後
述の進行合図用照明体を受け止めるようになっている。
【0012】又、上記灯具本体ケース(A)の前半部は
楕円形を保ったままでの断面コ字型として、前向き開口
状態にあり、その前端開口縁部には後述するカバーケー
スの受け止め切欠(18)が付与されている。(19)
は同じく灯具本体ケース(A)における前端開口縁部の
中途高さ位置から前向き一体的に張り出し露呈する左右
一対の向かい合う弾性係止爪であり、その両爪先部が後
述のカバーケースと係脱自在に係止するように、何れも
図6のような横外方へ張り出し付勢する凸曲型の押しボ
タン(19a)として造形されている。その押しボタン
(19a)には赤色の着色を施すことが望ましい。
【0013】他方、上記灯具本体ケース(A)における
中間仕切り壁(15)の下半部からは、一定の露出長さ
(L1)を備えた停止合図用の照明体(B)が、上記弾
性係止爪(19)よりも長く前方へ一体的に張り出され
ている。
【0014】茲に、停止合図用照明体(B)はアクリル
樹脂の透明パイプ(20)と、その中空内部へ図5、1
1のような配線状態に封入並列された複数(図では合計
6個)の赤色発光ダイオード(21)とから成り、その
透明パイプ(20)を通じて発光する赤色により、列車
の乗務員へ「停止」の合図を送るようになっている。
(22)は上記透明パイプ(20)を施蓋するフロント
カバー板であるが、これにはカバーケースの係脱操作時
に働くエヤー抜き孔(23)が開口形成されている。
【0015】上記灯具本体ケース(A)の後半部は配線
室(R1)として密閉状態にあり、その内部には回路基
板(24)が中間仕切り壁(15)とのほぼ平行に固定
設置されている。(25)は同じく配線室(R1)内の
下端面に取付けられた電源スイッチであり、灯具本体ケ
ース(A)の外部から操作ボタン(26)により開閉さ
れることは言うまでもない。
【0016】又、(27)は電池収容室(R2)を兼ね
た一定長さの把手であって、図7に抽出するような硬質
の合成樹脂パイプなどから成り、その電池収容室(R
2)内には電源となる複数(図では合計3個)の電池
(28)が収容されている。(29)(30)はその電
池(28)の陽極接点と陰極接点、(31)は上記把手
(27)の前端部に刻設された雄ネジであり、これが上
記灯具本体ケース(A)側の雌ネジ(12)と螺合締結
されることによって、その灯具本体ケース(A)の把手
受け入れ凹溝(11)へ把手(27)が固定された時に
は、図5のように電池(28)の両極接点(29)(3
0)と上記灯具本体ケース(A)側の両極接点(13)
(14)とが、自づと通電状態に保たれることは勿論で
ある。
【0017】(32)は灯具本体ケース(A)と把手
(27)との密封用Oリング、(33)は把手(27)
の前端部付近から張り出す径大なヘッドフランジ、(3
4)は同じく把手(27)の後端部から対応的に張り出
すエンドフランジであり、ここには不使用時の吊り下げ
紐(35)などが連結されている。尚、把手(27)の
外周面は滑り止めのために凹凸粗面化されている。
【0018】更に、(C)は乳白色の半透明なアクリル
樹脂板から、図12〜15のような上記灯具本体ケース
(A)と対応する前・後面視のほぼ楕円形に捲き曲げ閉
止されたカバーケースであり、その向かい合う両側面の
中途高さ位置には灯具本体ケース(A)における上記弾
性係止爪(19)の爪先部受け入れ窓(36)が一対開
口形成されている。但し、そのカバーケース(C)は予
じめの楕円形として押出成形しても、勿論良い。(3
7)はカバーケース(C)のフロントカバー板である。
【0019】そして、カバーケース(C)を上記灯具本
体ケース(A)のカバーケース受け止め切欠(18)へ
前方から差し込み嵌合させた時には、図1〜6のよう
に、その灯具本体ケース(A)における両弾性係止爪
(19)の爪先部(押ボタン)(19a)が、カバーケ
ース(C)の爪先部受け入れ窓(36)へ内側から自づ
と弾力的に係止し、その弾圧付勢力に抗して押しボタン
(19a)を横外方から押し込み沈没させない限り、カ
バーケース(C)を灯具本体ケース(A)から抜き取れ
ないようになっている。
【0020】(D)は上記カバーケース(C)内の上半
部へ嵌め付け一体化された進行合図用の照明体であっ
て、これはやはりアクリル樹脂の透明パイプ(38)
と、その中空内部へ図5、15のような配線状態に並列
設置された複数(図では合計6個)の白色発光ダイオー
ド(39)とから成り、その透明パイプ(38)とこれ
を包囲したカバーケース(C)を通じ発光する白色によ
って、列車の乗務員へ「進行」の合図を送る。(40)
は透明パイプ(38)のフロントカバー板である。
【0021】その場合、透明パイプ(38)の後端部は
カバーケース(C)の後端開口縁部よりも、一定量(L
2)だけ長く後方へ張り出しており、上記灯具本体ケー
ス(A)の前半部へ没入して、その安定な振れ止め状態
に維持されるようになっている。
【0022】しかも、その透明パイプ(38)の後端部
には支持ベース(41)を介して、上記灯具本体ケース
(A)側の接続コネクター(16)と対応するピンプラ
グ(42)が内蔵設置されており、そのピンプラグ(4
2)と接続コネクター(16)に具備されたジャックと
によって、電源の切替スイッチ(43)を形作ってい
る。
【0023】つまり、図16は上記2種の照明体(B)
(D)における発光ダイオード(21)(39)と、電
源の電池(28)との接続回路を示しているが、これか
ら明白な通り、上記カバーケース(C)を灯具本体ケー
ス(A)のカバーケース受け止め切欠(18)へ差し込
み嵌合させ、その透明パイプ(38)の後端部に付属す
るピンプラグ(42)を、接続コネクター(16)のジ
ャックへ差し込んだ時には、そのジャックの陽極端子が
開放作用して、進行合図用照明体(D)の白色発光ダイ
オード(39)のみが点灯する。
【0024】他方、同じくカバーケース(C)を灯具本
体ケース(A)から抜き取った時には、上記ジャックの
陽極端子が閉合作用して、停止合図用照明体(B)の赤
色発光ダイオード(21)が点滅し、その電源の切替え
が灯具本体ケース(A)に対するカバーケース(C)の
抜き差し操作によって、自働的に達成されるようになっ
ているのである。
【0025】尚、上記赤色発光ダイオード(21)と白
色発光ダイオード(39)とは、図5から示唆されるよ
うに、その方向性又は姿勢状態が相違変化されているほ
か、その何れも電源の電池(28)に対しては並列に接
続配線されている。(44)はその発光ダイオード(2
1)(39)の保護抵抗、(45)は赤色発光ダイオー
ド(21)の点滅回路に介在されたコンデンサーであ
る。
【0026】更に、(46)は同じくカバーケース
(C)内の下半部へ、上記進行合図用照明体(D)の透
明パイプ(38)と並列する状態に嵌め付け固定された
アクリル樹脂の白色・不透明パイプであり、カバーケー
ス(C)が灯具本体ケース(A)へ差し込み嵌合された
時には、図4、5から明白なように、その灯具本体ケー
ス(A)側の停止合図用照明体(B)を透視不能な被覆
状態に保つ。
【0027】(47)はその不透明パイプ(46)を包
囲する関係状態として、上記カバーケース(C)におけ
る下半部の外周面に貼着された反射テープであり、列車
からの光を反射させ得るようになっている。このような
反射テープ(47)はカバーケース(C)の上記フロン
トカバー板(37)にも貼着することができる。尚、反
射テープ(47)に代る反射塗料などを塗布することも
考えられる。
【0028】本発明の携帯合図灯具は上記の通り、進行
合図用照明体(D)と停止合図用照明体(B)との2種
を具備しているため、鉄道の保線区員としては図17の
状態にある合図灯具の把手(27)を握り持ち使用し、
線路に異常が発見されなければ、片手の指先で操作ボタ
ン(26)を押し、電源スイッチ(25)をON作用さ
せることにより、進行合図用照明体(D)の白色発光ダ
イオード(39)を点灯させて、その白色の発光により
列車の乗務員へ、「進行」の指示を送れば良い。
【0029】その際、上記白色の発光が遮断されるカバ
ーケース(C)の下半部には、反射テープ(47)が貼
着されているため、これに列車からの光が反射して、そ
の乗務員が「進行」の合図を明確に視認できることとな
る。
【0030】又、上記保線区員が線路の異常を発見した
場合には、その電源スイッチ(25)をON操作状態に
保ったまま、これと相前後して弾性係止爪(19)の爪
先部(押しボタン)(19a)を押し込み操作し、カバ
ーケース(C)を図18のように灯具本体ケース(A)
から前方へ引き抜けば良い。
【0031】そうすれば、停止合図用照明体(B)の赤
色発光ダイオード(21)が自づと点滅するため、その
赤色の発光により列車の乗務員へ、「停止」の指示を送
ることができ、その指示を乗務員が誤認するおそれはな
い。
【0032】その際、引き抜き投擲されるカバーケース
(C)内には、進行合図用照明体(D)が嵌め付けられ
ているとしても、その光源は発光ダイオード(39)か
ら成るため、破壊するおそれがなく、繰り返し支障なく
使用することができる。
【0033】そして、上記進行合図用照明体(D)と停
止合図用照明体(B)との何れを発光させた場合にも、
その各個の透明パイプ(20)(38)内には複数の発
光ダイオード(21)(39)が、前後方向への並列状
態として全体的に点在分布しているため、小容量の電池
(28)を電源としつつも、極力高い照度を確保するこ
とができ、列車への合図灯具として信頼性に優れる。
【0034】尚、電源スイッチ(25)の操作ボタン
(26)を再度押して、OFF作用させることにより、
その2種の照明体(B)(D)を各個に消灯できること
は言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は鉄道保線用の携
帯合図灯具として、その構成上灯具本体ケース(A)か
ら後方へ電池収容室(R2)を兼ねた把手(27)を一
体的に張り出して、その電池収容室(R2)内に電源と
なる電池(28)を収容させ、同じく灯具本体ケース
(A)の下半部から前方へ停止合図用照明体(B)を一
体的に張り出すと共に、上記灯具本体ケース(A)へ前
方から抜き差し自在に差し込み係止されるカバーケース
(C)内の上半部には進行合図用照明体(D)を、同じ
くカバーケース(C)内の下半部には上記停止合図用照
明体(B)の被覆可能な不透明パイプ(46)を、各々
嵌め付け一体化して、
【0036】その不透明パイプ(46)が停止合図用照
明体(B)を被覆することとなるように、上記カバーケ
ース(C)を灯具本体ケース(A)へ差し込み係止させ
た時には、上記進行合図用照明体(D)のみが点灯する
一方、そのカバーケース(C)を灯具本体ケース(A)
から抜き取った時には、上記停止合図用照明体(B)が
点滅することとなるように、その2種の照明体(B)
(D)と上記電池(28)とを接続配線してあるため、
冒頭に述べた従来技術の課題を確実に解決できる効果が
ある。
【0037】即ち、本発明の上記構成ではその灯具本体
ケース(A)へカバーケース(C)を差し込み係止させ
れば、携帯合図灯具として列車に対する進行合図用照明
体(D)と、停止合図用照明体(B)との2種が並列状
態に具備されることとなり、その結果線路の保線区員と
しては把手(27)を握り持つことにより、上記2種の
照明体(B)(D)を必らず携帯でき、その義務の遵守
と使用上の利便性に役立つ。
【0038】そして、上記灯具本体ケース(A)へカバ
ーケース(C)を差し込み係止させた状態において、電
源スイッチ(25)の操作ボタン(26)によりON作
用させれば、進行合図用照明体(D)のみが点灯するた
め、その発光により列車の乗務員へ「進行」の合図を送
ることができる。
【0039】他方、同じく灯具本体ケース(A)から前
方へカバーケース(C)を抜き取れば、そのカバーケー
ス(C)と一緒に進行合図用照明体(D)も抜き取られ
ることとなり、灯具本体ケース(A)側に残る停止合図
用照明体(B)が点滅するため、その発光により列車の
乗務員へ「停止」の合図を誤認させるおそれなく、且つ
すばやく送ることができるのである。
【0040】つまり、進行合図用照明体(D)はカバー
ケース(C)に嵌め付け一体化されており、その進行合
図用照明体(D)と停止合図用照明体(B)との2種に
おける電源の切替えが、灯具本体ケース(A)に対する
カバーケース(C)の抜き差し操作によって、自働的に
達成されるようになっているため、特に「停止」の合図
を送る迅速性と使用上の簡便化並びに量産効果に著しく
優れる。
【0041】又、請求項2の構成を採用するならば、上
記抜き取り投擲されるカバーケース(C)内に進行合図
用照明体(D)が嵌め付けられているとしても、その光
源である発光ダイオード(39)の破損するおそれがな
く、停止合図用照明体(B)の光源も発光ダイオード
(21)から成るため、その携帯合図灯具としての耐久
性を向上させることができる。
【0042】しかも、上記発光ダイオード(21)(3
9)は各々透明パイプ(20)(38)の中空内部に、
その複数づつの全体的な分布状態として封入配線されて
いるため、小容量の電池(28)を電源として使用しつ
つも、その極力明るく発光させることができ、急停止し
難い列車に遠くから合図する必要がある鉄道の保線用と
して、非常に有効となる。
【0043】更に、請求項3の構成を採用するならば、
灯具本体ケース(A)側の弾性係止爪(19)から横外
向きに張り出し付勢された爪先部(押しボタン)(19
a)が、カバーケース(C)側に開口する爪先部受け入
れ窓(36)へ、その内側から係止するようになってい
るため、上記押しボタン(19a)を横外方から押し込
み沈没させることによって、極めて容易にすばやくカバ
ーケース(C)を灯具本体ケース(A)から抜き取るこ
とができ、このことも「停止」の合図を送る際の緊急性
に役立つと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道保線用携帯合図灯具の斜面図
である。
【図2】図1の部分拡大側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】把手を抽出して示す一部破断の側面図である。
【図8】カバーケースを抜き取った状態の図1に対応す
る斜面図である。
【図9】カバーケースを抜き取った状態の図2に対応す
る部分拡大側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【図12】カバーケースを抽出して示す側面図である。
【図13】図12の正面図である。
【図14】図12の背面図である。
【図15】図12の15−15線断面図である。
【図16】本発明に係る鉄道保線用携帯合図灯具の電気
回路図である。
【図17】進行合図の使用状態を示す側面図である。
【図18】停止合図の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】 (16)・接続コネクター (19)・弾性係止爪 (19a)・押しボタン(爪先部) (20)・透明パイプ (21)・赤色発光ダイオード (24)・回路基板 (25)・電源スイッチ (26)・操作ボタン (27)・把手 (28)・電池 (36)・爪先部受け入れ窓 (38)・透明パイプ (39)・白色発光ダイオード (42)・ピンプラグ (43)・切替スイッチ (46)・不透明パイプ (47)・反射テープ (A)・灯具本体ケース (B)・停止合図用照明体 (C)・カバーケース (D)・進行合図用照明体 (R1)・配線室 (R2)・電池収容室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入谷 三四郎 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 野口 信三 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 生川 光敏 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鵜野 雅之 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 筒井 誠 愛知県名古屋市昭和区紅梅町1丁目17番地 株式会社サンキョウ内 (72)発明者 岡田 満 三重県鳥羽市松尾町1002番地1 浜口計器 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯具本体ケース(A)から後方へ電池収容
    室(R2)を兼ねた把手(27)を一体的に張り出し
    て、その電池収容室(R2)内に電源となる電池(2
    8)を収容させ、 同じく灯具本体ケース(A)の下半部から前方へ停止合
    図用照明体(B)を一体的に張り出すと共に、 上記灯具本体ケース(A)へ前方から抜き差し自在に差
    し込み係止されるカバーケース(C)内の上半部には進
    行合図用照明体(D)を、同じくカバーケース(C)内
    の下半部には上記停止合図用照明体(B)の被覆可能な
    不透明パイプ(46)を、各々嵌め付け一体化して、 その不透明パイプ(46)が停止合図用照明体(B)を
    被覆することとなるように、上記カバーケース(C)を
    灯具本体ケース(A)へ差し込み係止させた時には、上
    記進行合図用照明体(D)のみが点灯する一方、 そのカバーケース(C)を灯具本体ケース(A)から抜
    き取った時には、上記停止合図用照明体(B)が点滅す
    ることとなるように、その2種の照明体(B)(D)と
    上記電池(28)とを接続配線したことを特徴とする鉄
    道保線用の携帯合図灯具。
  2. 【請求項2】停止合図用照明体(B)を透明パイプ(2
    0)と、その中空内部に封入配線された複数の赤色発光
    ダイオード(21)とから形作る一方、 進行合図用照明体(D)を同じく透明パイプ(38)
    と、その中空内部に封入配線された複数の白色発光ダイ
    オード(39)とから形作ると共に、 カバーケース(C)における下半部の外周面に反射テー
    プ(47)を貼着したことを特徴とする請求項1記載の
    鉄道保線用の携帯合図灯具。
  3. 【請求項3】灯具本体ケース(A)とカバーケース
    (C)とを前後方向から見て、互いに嵌合し得るほぼ楕
    円形に造形すると共に、 上記灯具本体ケース(A)の前端開口縁部から左右一対
    の弾性係止爪(19)を前向き一体的に張り出し、その
    両爪先部を押しボタン(19a)として横外向きに張り
    出し付勢させる一方、 上記弾性係止爪(19)の爪先部受け入れ窓(36)を
    カバーケース(C)の向かい合う両側面に対応開口させ
    て、 上記灯具本体ケース(A)の弾性係止爪(19)をその
    カバーケース(C)の爪め先部受け入れ窓(36)へ内
    側から係脱自在に係止させたことを特徴とする請求項1
    記載の鉄道保線用の携帯合図灯具。
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