JPH11259644A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
画像形成装置および画像形成方法Info
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- JPH11259644A JPH11259644A JP10056537A JP5653798A JPH11259644A JP H11259644 A JPH11259644 A JP H11259644A JP 10056537 A JP10056537 A JP 10056537A JP 5653798 A JP5653798 A JP 5653798A JP H11259644 A JPH11259644 A JP H11259644A
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- Japan
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- interpreting
- block
- expression
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ページ記述言語で記述された描画命令列の処
理においてページ記述言語の解釈を並列化し効率的な処
理を可能とした画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の命令実行部における解釈
処理に際して、ページ記述言語で記述された画像描画命
令からブロック開始を示すブロック開始記号およびブロ
ック終了を示すブロック終了記号を検索し、ブロック開
始記号およびブロック終了記号によって規定されるブロ
ックを部分表現として分割し、分割された部分表現に関
する処理を他の命令実行部において並列処理する。この
際、ブロック開始記号を検索した命令実行部の解釈手段
の内部状態を分割ブロックの解釈処理を行う他の命令実
行部において取得可能とした。この構成により、前段の
処理の終了を待つことなく複数の命令実行部において並
列処理が可能となる。
理においてページ記述言語の解釈を並列化し効率的な処
理を可能とした画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の命令実行部における解釈
処理に際して、ページ記述言語で記述された画像描画命
令からブロック開始を示すブロック開始記号およびブロ
ック終了を示すブロック終了記号を検索し、ブロック開
始記号およびブロック終了記号によって規定されるブロ
ックを部分表現として分割し、分割された部分表現に関
する処理を他の命令実行部において並列処理する。この
際、ブロック開始記号を検索した命令実行部の解釈手段
の内部状態を分割ブロックの解釈処理を行う他の命令実
行部において取得可能とした。この構成により、前段の
処理の終了を待つことなく複数の命令実行部において並
列処理が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書を表現する言語
で記述された命令列を実行して印刷や表示に必要な画像
情報を形成するための画像形成装置および画像形成方法
に関するものであり、より詳細には、命令列を適切に分
割して効率的に画像形成処理を実行する画像形成装置お
よび画像形成方法に関する。
で記述された命令列を実行して印刷や表示に必要な画像
情報を形成するための画像形成装置および画像形成方法
に関するものであり、より詳細には、命令列を適切に分
割して効率的に画像形成処理を実行する画像形成装置お
よび画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ページ記述言語によって表現されたドキ
ュメントを高速に印刷するためには、ページ記述言語に
よる記述を高速に解釈実行するシステムが必要となる。
単一プロセッサによる処理速度の限界を越えたシステム
を構築するためには、マルチプロセッサ上での並列処理
を行うシステムを実現しなければならない。
ュメントを高速に印刷するためには、ページ記述言語に
よる記述を高速に解釈実行するシステムが必要となる。
単一プロセッサによる処理速度の限界を越えたシステム
を構築するためには、マルチプロセッサ上での並列処理
を行うシステムを実現しなければならない。
【0003】一方、ユーザが作成したドキュメントはペ
ージ記述言語に変換されてプリンタに送られる。このペ
ージ記述言語による表現をマルチプロセッサシステム上
で効率的に解釈実行するためには、並列実行可能な処理
の単位を個々のプロセッサに適切に配分することが必要
となる。
ージ記述言語に変換されてプリンタに送られる。このペ
ージ記述言語による表現をマルチプロセッサシステム上
で効率的に解釈実行するためには、並列実行可能な処理
の単位を個々のプロセッサに適切に配分することが必要
となる。
【0004】逐次実行型のページ記述言語の典型的な処
理は、1)入力を解釈して描画命令を特定し、2)描画
命令に描画データを与えて部分図形を描画し、3)部分
図形を蓄積する、という動作を1ページ分繰り返すこと
で行われる。この処理を並列化するには、1)の処理に
おいて入力を適当な単位に分割し、2)の動作を行う複
数のプロセッサに割当てて並列に処理し、その結果を
3)の処理で1ページにまとめることが必要となる。こ
のような処理を行うシステムが、特公平8−10465
に提案されている。このシステムは、入力データストリ
ームを状態独立なブロックに分割し、ブロックの内容を
解釈して中間形式データに変換し、中間形式データから
ラスタ・ピクセルマップを生成し、そのラスタ・ピクセ
ルマップをソートして合成することでページ記述言語か
らラスタデータを生成するものであり、解釈処理からソ
ート処理までを並列に動作する複数のパイプラインで実
行するものである。
理は、1)入力を解釈して描画命令を特定し、2)描画
命令に描画データを与えて部分図形を描画し、3)部分
図形を蓄積する、という動作を1ページ分繰り返すこと
で行われる。この処理を並列化するには、1)の処理に
おいて入力を適当な単位に分割し、2)の動作を行う複
数のプロセッサに割当てて並列に処理し、その結果を
3)の処理で1ページにまとめることが必要となる。こ
のような処理を行うシステムが、特公平8−10465
に提案されている。このシステムは、入力データストリ
ームを状態独立なブロックに分割し、ブロックの内容を
解釈して中間形式データに変換し、中間形式データから
ラスタ・ピクセルマップを生成し、そのラスタ・ピクセ
ルマップをソートして合成することでページ記述言語か
らラスタデータを生成するものであり、解釈処理からソ
ート処理までを並列に動作する複数のパイプラインで実
行するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公平8−10465
に示された方法では、システムへの入力として与えられ
るデータストリームを状態独立なブロックに分割し、分
割されたそれぞれのブロックを並列に解釈実行すること
で高速な処理を実現しようとしている。しかしながら、
次に示す理由により入力データストリームを状態独立な
ブロックに分割することは非常に難しい。
に示された方法では、システムへの入力として与えられ
るデータストリームを状態独立なブロックに分割し、分
割されたそれぞれのブロックを並列に解釈実行すること
で高速な処理を実現しようとしている。しかしながら、
次に示す理由により入力データストリームを状態独立な
ブロックに分割することは非常に難しい。
【0006】多くのページ記述言語はインタプリタによ
って実行される。これは、ページ記述言語で表現された
印刷ジョブが一度だけ実行されればよく、コンパイルの
必要がないと考えるためである。このため、ページ記述
言語における実行中の状態とはインタプリタの状態を指
すことになる。ページ記述言語の描画命令は多様な属性
値を参照してその動作を行うが、これらの属性値はイン
タプリタの状態としてモデル化されており、描画命令の
実行に際してはインタプリタの状態として表現された属
性値を参照することになる。したがって、ページ記述言
語で表現された印刷ジョブにおける状態独立なブロック
にはそのブロック内で必要となる属性値が全て含まれて
いる必要があり、この条件を満足するブロックを識別す
るにはブロック内を実行した場合のインタプリタの状態
を予測する必要がある。インタプリタによる解釈を行わ
ずに状態を予測することは難しく、解釈を行えばその負
荷を避けることができない。
って実行される。これは、ページ記述言語で表現された
印刷ジョブが一度だけ実行されればよく、コンパイルの
必要がないと考えるためである。このため、ページ記述
言語における実行中の状態とはインタプリタの状態を指
すことになる。ページ記述言語の描画命令は多様な属性
値を参照してその動作を行うが、これらの属性値はイン
タプリタの状態としてモデル化されており、描画命令の
実行に際してはインタプリタの状態として表現された属
性値を参照することになる。したがって、ページ記述言
語で表現された印刷ジョブにおける状態独立なブロック
にはそのブロック内で必要となる属性値が全て含まれて
いる必要があり、この条件を満足するブロックを識別す
るにはブロック内を実行した場合のインタプリタの状態
を予測する必要がある。インタプリタによる解釈を行わ
ずに状態を予測することは難しく、解釈を行えばその負
荷を避けることができない。
【0007】以上の理由により、入力データストリーム
を実行することなく状態独立なブロックに分割すること
は難しく、入力データストリームを実行してしまうとそ
の負荷を避けることができず、いずれの場合も本来の目
的である並列実行の効果を損う。
を実行することなく状態独立なブロックに分割すること
は難しく、入力データストリームを実行してしまうとそ
の負荷を避けることができず、いずれの場合も本来の目
的である並列実行の効果を損う。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、入力データストリームにおけるブロックがそ
のブロック以前のストリームの実行状態に依存していて
も並列実行を可能にし、並列実行の方法を工夫すること
で、ページ記述言語の解釈実行を高速に行う画像形成装
置を提供することを目的とする。
のであり、入力データストリームにおけるブロックがそ
のブロック以前のストリームの実行状態に依存していて
も並列実行を可能にし、並列実行の方法を工夫すること
で、ページ記述言語の解釈実行を高速に行う画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決するものであり、ページ記述言語で記述された画像描
画命令を実行して出力画像を得る画像形成装置におい
て、入力されたページ記述言語による表現の解釈を実行
する複数の解釈手段と、解釈手段における内部状態を複
数の解釈手段間で入出力する入出力手段と、ページ記述
言語で記述された表現を分割して部分表現を生成する分
割手段とを有し、分割手段によって生成された部分表現
の解釈を実行する解釈手段は、解釈対象の部分表現の解
釈実行に必要な他の解釈手段の内部状態を入出力手段を
介して入力し、該入力内部状態を参照して部分表現の解
釈を実行する構成を有することを特徴とする。
決するものであり、ページ記述言語で記述された画像描
画命令を実行して出力画像を得る画像形成装置におい
て、入力されたページ記述言語による表現の解釈を実行
する複数の解釈手段と、解釈手段における内部状態を複
数の解釈手段間で入出力する入出力手段と、ページ記述
言語で記述された表現を分割して部分表現を生成する分
割手段とを有し、分割手段によって生成された部分表現
の解釈を実行する解釈手段は、解釈対象の部分表現の解
釈実行に必要な他の解釈手段の内部状態を入出力手段を
介して入力し、該入力内部状態を参照して部分表現の解
釈を実行する構成を有することを特徴とする。
【0010】さらに本発明の画像形成装置において、複
数の解釈手段は、並列処理可能な構成を有し、分割手段
によって生成された1以上の部分表現の各々を複数の解
釈手段に配分し、該複数の解釈手段においてページ記述
言語表現の解釈の並列処理を行う構成を有することを特
徴とする。
数の解釈手段は、並列処理可能な構成を有し、分割手段
によって生成された1以上の部分表現の各々を複数の解
釈手段に配分し、該複数の解釈手段においてページ記述
言語表現の解釈の並列処理を行う構成を有することを特
徴とする。
【0011】さらに本発明の画像形成装置において、複
数の解釈手段中、第1の解釈手段は、入力されたページ
記述言語による表現の解釈を実行するとともに、該ペー
ジ記述言語による表現から分割可能な部分表現の存在を
示すブロック開始記号を検索し、ブロック開始記号が検
索された時点で解釈動作を中断するとともに、該中断時
における第1の解釈手段の内部状態を保持する構成を有
し、分割手段は、第1の解釈手段に入力されたページ記
述言語による表現の解釈の未実行部分からブロック開始
記号に対応するブロック終了記号を検索し、該ブロック
開始記号およびブロック終了記号によって規定されるブ
ロックを部分表現として生成する構成を有し、分割手段
によって生成された部分表現の解釈を実行する第2の解
釈手段は、第1の解釈手段における内部状態を入出力手
段を介して入力し、該入力内部状態を参照して部分表現
の解釈を実行する構成を有することを特徴とする。
数の解釈手段中、第1の解釈手段は、入力されたページ
記述言語による表現の解釈を実行するとともに、該ペー
ジ記述言語による表現から分割可能な部分表現の存在を
示すブロック開始記号を検索し、ブロック開始記号が検
索された時点で解釈動作を中断するとともに、該中断時
における第1の解釈手段の内部状態を保持する構成を有
し、分割手段は、第1の解釈手段に入力されたページ記
述言語による表現の解釈の未実行部分からブロック開始
記号に対応するブロック終了記号を検索し、該ブロック
開始記号およびブロック終了記号によって規定されるブ
ロックを部分表現として生成する構成を有し、分割手段
によって生成された部分表現の解釈を実行する第2の解
釈手段は、第1の解釈手段における内部状態を入出力手
段を介して入力し、該入力内部状態を参照して部分表現
の解釈を実行する構成を有することを特徴とする。
【0012】さらに本発明の画像形成装置において、ペ
ージ記述言語はポストスクリプト(PostScrip
t)であり、ブロック開始記号はページ記述言語による
表現中に含まれるgsaveオペレータであり、ブロッ
ク終了記号はページ記述言語による表現中に含まれるg
restoreオペレータであることを特徴とする。
ージ記述言語はポストスクリプト(PostScrip
t)であり、ブロック開始記号はページ記述言語による
表現中に含まれるgsaveオペレータであり、ブロッ
ク終了記号はページ記述言語による表現中に含まれるg
restoreオペレータであることを特徴とする。
【0013】さらに本発明の画像形成装置において、画
像形成装置は、複数の解釈手段による解釈結果を蓄積す
るバッファと、バッファに蓄積された解釈結果の整列処
理を実行し、ページメモリに出力する整列手段とを有
し、整列手段は、部分表現の解釈結果各々に対応して設
定された識別子に基づいて複数の部分表現の整列処理を
実行することを特徴とする。
像形成装置は、複数の解釈手段による解釈結果を蓄積す
るバッファと、バッファに蓄積された解釈結果の整列処
理を実行し、ページメモリに出力する整列手段とを有
し、整列手段は、部分表現の解釈結果各々に対応して設
定された識別子に基づいて複数の部分表現の整列処理を
実行することを特徴とする。
【0014】さらに本発明の画像形成装置において、識
別子は整数値によって表現され、整列手段は予め定めら
れた整列規則に基づいて該整数値の整列を実行すること
により、該整数値に対応する複数の部分表現の整列処理
を行うことを特徴とする。
別子は整数値によって表現され、整列手段は予め定めら
れた整列規則に基づいて該整数値の整列を実行すること
により、該整数値に対応する複数の部分表現の整列処理
を行うことを特徴とする。
【0015】さらに本発明の画像形成方法は、ページ記
述言語で記述された画像描画命令を複数の解釈手段を用
いて実行して出力画像を得る画像形成方法において、入
力されたページ記述言語による表現を第1の解釈手段に
おいて解釈を行うとともにページ記述言語による表現か
ら分割可能な部分表現の存在開始を示すブロック開始記
号を検索するステップと、ブロック開始記号が検索され
た時点で第1の解釈手段における解釈動作を中断すると
ともに、該中断時における第1の解釈手段の内部状態を
保持するステップと、分割手段において、第1の解釈手
段に入力されたページ記述言語による表現の解釈の未実
行部分からブロック開始記号に対応するブロック終了記
号を検索し、該ブロック開始記号およびブロック終了記
号によって規定されるブロックを部分表現として生成す
るステップと、第2の解釈手段において、第1の解釈手
段における内部状態を入出力手段を介して入力し、該入
力内部状態を参照して分割手段によって生成された部分
表現の解釈を実行するステップとを有することを特徴と
する。
述言語で記述された画像描画命令を複数の解釈手段を用
いて実行して出力画像を得る画像形成方法において、入
力されたページ記述言語による表現を第1の解釈手段に
おいて解釈を行うとともにページ記述言語による表現か
ら分割可能な部分表現の存在開始を示すブロック開始記
号を検索するステップと、ブロック開始記号が検索され
た時点で第1の解釈手段における解釈動作を中断すると
ともに、該中断時における第1の解釈手段の内部状態を
保持するステップと、分割手段において、第1の解釈手
段に入力されたページ記述言語による表現の解釈の未実
行部分からブロック開始記号に対応するブロック終了記
号を検索し、該ブロック開始記号およびブロック終了記
号によって規定されるブロックを部分表現として生成す
るステップと、第2の解釈手段において、第1の解釈手
段における内部状態を入出力手段を介して入力し、該入
力内部状態を参照して分割手段によって生成された部分
表現の解釈を実行するステップとを有することを特徴と
する。
【0016】さらに本発明の画像形成方法において、複
数の解釈手段は、並列処理可能な構成を有し、分割手段
は、生成した部分表現の各々を複数の解釈手段に配分
し、分割手段によって生成された部分表現の配分を受け
た複数の解釈手段は処理を並列に行うことを特徴とす
る。
数の解釈手段は、並列処理可能な構成を有し、分割手段
は、生成した部分表現の各々を複数の解釈手段に配分
し、分割手段によって生成された部分表現の配分を受け
た複数の解釈手段は処理を並列に行うことを特徴とす
る。
【0017】さらに本発明の画像形成方法は、複数の解
釈手段による解釈結果の各々をバッファに蓄積するステ
ップと、バッファに蓄積された解釈結果を整列処理し、
ページメモリに出力するステップとを有し、整列処理は
部分表現の解釈結果の各々に対応して設定された識別子
に基づいて実行することを特徴とする。
釈手段による解釈結果の各々をバッファに蓄積するステ
ップと、バッファに蓄積された解釈結果を整列処理し、
ページメモリに出力するステップとを有し、整列処理は
部分表現の解釈結果の各々に対応して設定された識別子
に基づいて実行することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置およ
び画像形成方法の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
び画像形成方法の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0019】図1は本発明の画像形成装置の原理を示す
構成図である。本発明の画像形成装置は、ページ記述言
語による表現を解釈する解釈手段と該解釈手段の状態の
入出力を行う状態入出力手段とからなる複数の命令実行
手段101,102,103,104と、ページ記述言
語による表現を分割して部分表現を生成する分割手段1
06と、前記命令実行手段にバッファを割当てるための
中間バッファおよびバッファ割当て手段とから成るバッ
ファ部105、バッファの整列を行う整列手段107
と、ページバッファ108とから構成されている。
構成図である。本発明の画像形成装置は、ページ記述言
語による表現を解釈する解釈手段と該解釈手段の状態の
入出力を行う状態入出力手段とからなる複数の命令実行
手段101,102,103,104と、ページ記述言
語による表現を分割して部分表現を生成する分割手段1
06と、前記命令実行手段にバッファを割当てるための
中間バッファおよびバッファ割当て手段とから成るバッ
ファ部105、バッファの整列を行う整列手段107
と、ページバッファ108とから構成されている。
【0020】ページ記述言語による表現が命令実行手段
101中の解釈手段に入力されると、解釈手段はそのペ
ージ記述言語による表現を文法に従って解釈し内部状態
を変化させる。次に命令実行手段101中の解釈手段は
解釈動作を一旦中断し、ページ記述言語による表現のう
ちまだ実行されていない部分を分割手段106に送り、
同時に命令実行手段101中の状態入出力手段を用いて
その時点での解釈手段の状態を出力して保存する。
101中の解釈手段に入力されると、解釈手段はそのペ
ージ記述言語による表現を文法に従って解釈し内部状態
を変化させる。次に命令実行手段101中の解釈手段は
解釈動作を一旦中断し、ページ記述言語による表現のう
ちまだ実行されていない部分を分割手段106に送り、
同時に命令実行手段101中の状態入出力手段を用いて
その時点での解釈手段の状態を出力して保存する。
【0021】分割手段106は与えられたページ記述言
語による表現を分割して部分表現を生成する。生成され
た部分表現は先程保存しておいた命令実行手段101中
の解釈手段の状態とともに他の命令実行手段、例えば命
令実行手段102に送られる。ここで分割手段106が
複数の部分表現を生成した場合には、それぞれの部分表
現が先程保存しておいた命令実行手段101中の解釈手
段の状態とともに異なる命令実行手段102〜104に
送られる。
語による表現を分割して部分表現を生成する。生成され
た部分表現は先程保存しておいた命令実行手段101中
の解釈手段の状態とともに他の命令実行手段、例えば命
令実行手段102に送られる。ここで分割手段106が
複数の部分表現を生成した場合には、それぞれの部分表
現が先程保存しておいた命令実行手段101中の解釈手
段の状態とともに異なる命令実行手段102〜104に
送られる。
【0022】命令実行手段102〜104では、命令実
行手段101中の解釈手段の状態と分割手段106が生
成した部分表現を受け取ると、各命令実行手段102〜
104中の状態入出力手段を用いて命令実行手段101
中の解釈手段の状態を入力し、命令実行手段101にお
いて解釈動作を中断した時点での状態を回復する。
行手段101中の解釈手段の状態と分割手段106が生
成した部分表現を受け取ると、各命令実行手段102〜
104中の状態入出力手段を用いて命令実行手段101
中の解釈手段の状態を入力し、命令実行手段101にお
いて解釈動作を中断した時点での状態を回復する。
【0023】命令実行手段102〜104では、続いて
バッファ部105中のバッファ割当て手段にバッファを
要求し、バッファが割当てられると各命令実行手段10
2〜104中の解釈手段によって部分表現を解釈しその
結果を各々割り当てられたバッファに出力する。
バッファ部105中のバッファ割当て手段にバッファを
要求し、バッファが割当てられると各命令実行手段10
2〜104中の解釈手段によって部分表現を解釈しその
結果を各々割り当てられたバッファに出力する。
【0024】各命令実行手段は、解釈手段による部分表
現の解釈が完了すると割当てられたバッファを整列手段
107に渡す。整列手段107では、複数の命令実行手
段101〜104から渡されたバッファを整列し、順に
ページバッファ108に合成する。このとき、合成が完
了したバッファについては、バッファ部105中のバッ
ファ割当て手段に通知して解放する。
現の解釈が完了すると割当てられたバッファを整列手段
107に渡す。整列手段107では、複数の命令実行手
段101〜104から渡されたバッファを整列し、順に
ページバッファ108に合成する。このとき、合成が完
了したバッファについては、バッファ部105中のバッ
ファ割当て手段に通知して解放する。
【0025】これにより、入力されたページ記述言語に
よる表現の一部を分割して並列に解釈することで、高速
な画像形成装置を構成することができる。
よる表現の一部を分割して並列に解釈することで、高速
な画像形成装置を構成することができる。
【0026】
【実施例】[実施例1]次に本発明の画像形成装置の実
施の形態をネットワーク印刷システムに適用した場合を
例にして説明する。
施の形態をネットワーク印刷システムに適用した場合を
例にして説明する。
【0027】図2はネットワーク印刷システムの構成を
示す図である。本発明による画像形成装置210はネッ
トワークを介して複数のクライアント計算機201,2
02に接続されている。画像形成装置210は、PDL
インタプリタおよび状態入出力部からなる複数の命令実
行部211a〜211dを備え、これら複数の命令実行
部211a〜211dがバスを介して他の命令実行部お
よびブロック分割部213、バッファ手段212中のバ
ッファ割当て部、バッファ整列部214およびページメ
モリ215と接続されている。ページメモリ215はプ
リントインターフェース216を介してプリントエンジ
ン204と接続されている。
示す図である。本発明による画像形成装置210はネッ
トワークを介して複数のクライアント計算機201,2
02に接続されている。画像形成装置210は、PDL
インタプリタおよび状態入出力部からなる複数の命令実
行部211a〜211dを備え、これら複数の命令実行
部211a〜211dがバスを介して他の命令実行部お
よびブロック分割部213、バッファ手段212中のバ
ッファ割当て部、バッファ整列部214およびページメ
モリ215と接続されている。ページメモリ215はプ
リントインターフェース216を介してプリントエンジ
ン204と接続されている。
【0028】この図2に示すネットワークシステム構成
によれば、クライアント計算機201,202で作成さ
れた印刷ジョブはネットワークを介して画像形成装置2
10の命令実行部211aに送られる。命令実行部21
1aでは、受け取った印刷ジョブの内容を命令実行部2
11a中のPDLインタプリタを用いて解釈する。ここ
で、命令実行部211a中のPDLインタプリタが印刷
ジョブに含まれるブロック開始の記号や構文を発見する
と、PDLインタプリタは一旦解釈動作を中断し、命令
実行部211a中の状態入出力部を用いてその時点での
PDLインタプリタの状態を出力する。
によれば、クライアント計算機201,202で作成さ
れた印刷ジョブはネットワークを介して画像形成装置2
10の命令実行部211aに送られる。命令実行部21
1aでは、受け取った印刷ジョブの内容を命令実行部2
11a中のPDLインタプリタを用いて解釈する。ここ
で、命令実行部211a中のPDLインタプリタが印刷
ジョブに含まれるブロック開始の記号や構文を発見する
と、PDLインタプリタは一旦解釈動作を中断し、命令
実行部211a中の状態入出力部を用いてその時点での
PDLインタプリタの状態を出力する。
【0029】PDLインタプリタの状態とは、ページ記
述言語における実行中の状態である。ページ記述言語の
描画命令は多様な属性値を参照してその動作を行うが、
これらの属性値はインタプリタの状態としてモデル化さ
れており、描画命令の実行に際してはインタプリタの状
態として表現された属性値を参照することになる。具体
的には、フォントの種類、サイズ、色、または使用する
線の種類、色等、描画に必要な様々な属性値である。ペ
ージ記述言語で表現された印刷ジョブを分割ブロックと
して処理するには、そのブロック内で必要となる属性値
を全て参照可能とする必要がある。本発明の画像形成装
置は、各命令実行部211a〜211dが必要とする属
性値をインタプリタの状態としてそれぞれの命令実行部
211a〜211d中の状態入出力部を介して入出力す
る。
述言語における実行中の状態である。ページ記述言語の
描画命令は多様な属性値を参照してその動作を行うが、
これらの属性値はインタプリタの状態としてモデル化さ
れており、描画命令の実行に際してはインタプリタの状
態として表現された属性値を参照することになる。具体
的には、フォントの種類、サイズ、色、または使用する
線の種類、色等、描画に必要な様々な属性値である。ペ
ージ記述言語で表現された印刷ジョブを分割ブロックと
して処理するには、そのブロック内で必要となる属性値
を全て参照可能とする必要がある。本発明の画像形成装
置は、各命令実行部211a〜211dが必要とする属
性値をインタプリタの状態としてそれぞれの命令実行部
211a〜211d中の状態入出力部を介して入出力す
る。
【0030】命令実行部211aの状態入出力部が出力
したインタプリタの状態は印刷ジョブのうちで未実行の
部分とともにブロック分割部213に送られる。ブロッ
ク分割部213では、与えられた印刷ジョブに含まれる
ブロック終了の記号や構文を探索し、ブロック開始位置
からブロック終了位置までを一つのブロックとして切り
出す。ブロック分割部213は、さらに切り出した各ブ
ロックに対してページメモリ215への合成時の整列順
序を決める優先順位を表す識別子を付与する。分割され
たブロックは命令実行部211aの状態入出力部が出力
した状態とともに他の命令実行部211b〜211dの
いずれかに送られる。ここで、ブロック分割部213が
複数のブロックを生成した場合には、それらは生成され
た複数のブロック数に対応する数の複数の命令実行部2
11b〜211dのそれぞれに送られる。
したインタプリタの状態は印刷ジョブのうちで未実行の
部分とともにブロック分割部213に送られる。ブロッ
ク分割部213では、与えられた印刷ジョブに含まれる
ブロック終了の記号や構文を探索し、ブロック開始位置
からブロック終了位置までを一つのブロックとして切り
出す。ブロック分割部213は、さらに切り出した各ブ
ロックに対してページメモリ215への合成時の整列順
序を決める優先順位を表す識別子を付与する。分割され
たブロックは命令実行部211aの状態入出力部が出力
した状態とともに他の命令実行部211b〜211dの
いずれかに送られる。ここで、ブロック分割部213が
複数のブロックを生成した場合には、それらは生成され
た複数のブロック数に対応する数の複数の命令実行部2
11b〜211dのそれぞれに送られる。
【0031】ブロック分割部213が生成したブロック
を受け取った各命令実行部では、バッファ手段212中
のバッファ割当て部にバッファの割当てを要求し、各命
令実行部中の状態入出力手段を用いて命令実行部211
aの状態入出力部が出力したインタプリタの状態を各命
令実行部のPDLインタプリタに入力して、命令実行部
211aのPDLインタプリタが解釈動作を中断した時
点でのPDLインタプリタの状態を回復する。
を受け取った各命令実行部では、バッファ手段212中
のバッファ割当て部にバッファの割当てを要求し、各命
令実行部中の状態入出力手段を用いて命令実行部211
aの状態入出力部が出力したインタプリタの状態を各命
令実行部のPDLインタプリタに入力して、命令実行部
211aのPDLインタプリタが解釈動作を中断した時
点でのPDLインタプリタの状態を回復する。
【0032】ブロック分割部213が生成したブロック
を受け取り、PDLインタプリタの状態を回復した各命
令実行部211b〜211dでは、各命令実行部のPD
Lインタプリタを用いてブロックの内容を解釈し、解釈
結果を割当てられたバッファに出力する。各命令実行部
211a〜211dは、命令実行部211aのインタプ
リタの状態、すなわち各種の属性値を参照することが可
能であるので、独立にかつ他の命令実行部と並列に解釈
処理を行うことが可能となる。
を受け取り、PDLインタプリタの状態を回復した各命
令実行部211b〜211dでは、各命令実行部のPD
Lインタプリタを用いてブロックの内容を解釈し、解釈
結果を割当てられたバッファに出力する。各命令実行部
211a〜211dは、命令実行部211aのインタプ
リタの状態、すなわち各種の属性値を参照することが可
能であるので、独立にかつ他の命令実行部と並列に解釈
処理を行うことが可能となる。
【0033】各命令実行部は、ブロック分割部213が
ブロックに付与した識別子をバッファにコピーする。各
命令実行部のPDLインタプリタにおいてブロックの解
釈が完了するとそれをバッファ整列部214に通知す
る。バッファ整列部214では、バッファに付与された
識別子を用いてバッファの順序を整列し、その順序に従
ってバッファの内容をページメモリ215に合成する。
1ページ分のジョブの内容を解釈した結果がページメモ
リ215に蓄積されると、ページメモリ215の内容が
プリントインターフェース216を介してプリントエン
ジン204に送られて印刷される。
ブロックに付与した識別子をバッファにコピーする。各
命令実行部のPDLインタプリタにおいてブロックの解
釈が完了するとそれをバッファ整列部214に通知す
る。バッファ整列部214では、バッファに付与された
識別子を用いてバッファの順序を整列し、その順序に従
ってバッファの内容をページメモリ215に合成する。
1ページ分のジョブの内容を解釈した結果がページメモ
リ215に蓄積されると、ページメモリ215の内容が
プリントインターフェース216を介してプリントエン
ジン204に送られて印刷される。
【0034】上述の処理におけるデータの流れを示した
のが図3である。図3を用いて本発明の画像形成装置に
おけるデータの流れについて説明する。クライアント計
算機等で作成された印刷ジョブがPDLインタプリタ3
02aにおいて解釈される。ここで、PDLインタプリ
タ302aが印刷ジョブに含まれるブロック開始の記号
や構文を発見すると、PDLインタプリタ302aは一
旦解釈動作を中断するとともに、PDLインタプリタ3
02aの状態を出力する。
のが図3である。図3を用いて本発明の画像形成装置に
おけるデータの流れについて説明する。クライアント計
算機等で作成された印刷ジョブがPDLインタプリタ3
02aにおいて解釈される。ここで、PDLインタプリ
タ302aが印刷ジョブに含まれるブロック開始の記号
や構文を発見すると、PDLインタプリタ302aは一
旦解釈動作を中断するとともに、PDLインタプリタ3
02aの状態を出力する。
【0035】PDLインタプリタ302aの状態は印刷
ジョブのうちで未実行の部分とともにブロック分割部3
01に送られる。ブロック分割部301では、与えられ
た印刷ジョブに含まれるブロック終了の記号や構文を探
索し、ブロック開始位置からブロック終了位置までを一
つのブロックとして切り出す。分割されたブロックはP
DLインタプリタ302aの状態とともにPDLインタ
プリタ302b,302c,302dのいずれかまたは
分割ブロック数に応じて複数のPDLインタプリタに送
られる。
ジョブのうちで未実行の部分とともにブロック分割部3
01に送られる。ブロック分割部301では、与えられ
た印刷ジョブに含まれるブロック終了の記号や構文を探
索し、ブロック開始位置からブロック終了位置までを一
つのブロックとして切り出す。分割されたブロックはP
DLインタプリタ302aの状態とともにPDLインタ
プリタ302b,302c,302dのいずれかまたは
分割ブロック数に応じて複数のPDLインタプリタに送
られる。
【0036】ブロック分割部301が生成したブロック
を受け取った各PDLインタプリタ302b,302
c,302dでは、処理結果を格納するバッファの割当
てを要求し、さらに、PDLインタプリタ302aの状
態を各PDLインタプリタ302b,302c,302
dに入力して、PDLインタプリタ302aが解釈動作
を中断した時点でのPDLインタプリタの状態を回復
し、ブロックの内容を解釈し、解釈結果を割当てられた
バッファに出力する。
を受け取った各PDLインタプリタ302b,302
c,302dでは、処理結果を格納するバッファの割当
てを要求し、さらに、PDLインタプリタ302aの状
態を各PDLインタプリタ302b,302c,302
dに入力して、PDLインタプリタ302aが解釈動作
を中断した時点でのPDLインタプリタの状態を回復
し、ブロックの内容を解釈し、解釈結果を割当てられた
バッファに出力する。
【0037】各PDLインタプリタ302a〜302d
は、ブロック分割部213がブロックに付与した識別子
をバッファにコピーし、ブロックの解釈が完了するとバ
ッファに付与された識別子に基づいてバッファの順序を
決定しページ合成部303において合成する。この合成
によって生成されたページがページメモリに蓄積され、
印刷手段304において印刷される。
は、ブロック分割部213がブロックに付与した識別子
をバッファにコピーし、ブロックの解釈が完了するとバ
ッファに付与された識別子に基づいてバッファの順序を
決定しページ合成部303において合成する。この合成
によって生成されたページがページメモリに蓄積され、
印刷手段304において印刷される。
【0038】印刷ジョブのブロック分割の方法は対象と
するページ記述言語によって異なるが、本実施の形態に
おいてはAdobe社のPostScirpt言語を例
として、PostScript言語の「gsave」お
よび「grestore」オペレータをそれぞれブロッ
クの開始記号および終了記号として識別するものとし
た。「gsave」オペレータはインタプリタのグラフ
ィック状態変数の値の保存を指示するオペレータであ
り、対応する「grestore」オペレータによって
保存したグラフィック状態変数の値を回復する。この
「gsave」および「grestore」オペレータ
の対によって、PDLインタプリタによる解釈処理の実
行時のある時点での処理系の状態を部分的に変更して処
理を実行し、その影響を処理系に残さないという方法が
可能になる。これは、属性値や実行環境を共有する描画
オブジェクトの組を効率的に記述したり、他のアプリケ
ーションなどで生成された記述を取り込む際などに有効
である。この分割の様子を以下に説明する。
するページ記述言語によって異なるが、本実施の形態に
おいてはAdobe社のPostScirpt言語を例
として、PostScript言語の「gsave」お
よび「grestore」オペレータをそれぞれブロッ
クの開始記号および終了記号として識別するものとし
た。「gsave」オペレータはインタプリタのグラフ
ィック状態変数の値の保存を指示するオペレータであ
り、対応する「grestore」オペレータによって
保存したグラフィック状態変数の値を回復する。この
「gsave」および「grestore」オペレータ
の対によって、PDLインタプリタによる解釈処理の実
行時のある時点での処理系の状態を部分的に変更して処
理を実行し、その影響を処理系に残さないという方法が
可能になる。これは、属性値や実行環境を共有する描画
オブジェクトの組を効率的に記述したり、他のアプリケ
ーションなどで生成された記述を取り込む際などに有効
である。この分割の様子を以下に説明する。
【0039】図4は入力として与えられた印刷ジョブの
例を示したものである。この図では「gsave」およ
び「grestore」オペレータを明示的に記述し、
それ以外の部分は説明を簡単にするため模式的に記述し
ている。この模式的な記述の部分には描画を指示するオ
ペレータとインタプリタの内部状態の変更を指示するオ
ペレータとが任意の順序で現れる。この例では、Pos
tScriptプログラム0に続いて「gsave」オ
ペレータ1aおよび「grestore」オペレータ1
bで囲まれるグループと「gsave」オペレータ20
aおよび「grestore」オペレータ20bで囲ま
れるグループおよび「gsave」オペレータ3aと
「grestore」オペレータ3bで囲まれるグルー
プが現れる。また、「gsave」オペレータ20aお
よび「grestore」オペレータ20bで囲まれる
グループには「gsave」オペレータ21aおよび
「grestore」オペレータ21bと「gsav
e」オペレータ22aおよび「grestore」オペ
レータ22bで囲まれるグループが含まれている。これ
らのグループを特定するには字句解析処理によって「g
save」オペレータおよび対応する「grestor
e」オペレータを探せばよい。
例を示したものである。この図では「gsave」およ
び「grestore」オペレータを明示的に記述し、
それ以外の部分は説明を簡単にするため模式的に記述し
ている。この模式的な記述の部分には描画を指示するオ
ペレータとインタプリタの内部状態の変更を指示するオ
ペレータとが任意の順序で現れる。この例では、Pos
tScriptプログラム0に続いて「gsave」オ
ペレータ1aおよび「grestore」オペレータ1
bで囲まれるグループと「gsave」オペレータ20
aおよび「grestore」オペレータ20bで囲ま
れるグループおよび「gsave」オペレータ3aと
「grestore」オペレータ3bで囲まれるグルー
プが現れる。また、「gsave」オペレータ20aお
よび「grestore」オペレータ20bで囲まれる
グループには「gsave」オペレータ21aおよび
「grestore」オペレータ21bと「gsav
e」オペレータ22aおよび「grestore」オペ
レータ22bで囲まれるグループが含まれている。これ
らのグループを特定するには字句解析処理によって「g
save」オペレータおよび対応する「grestor
e」オペレータを探せばよい。
【0040】まず、プログラム0を先頭から実行し「g
save」オペレータ1aを発見するとプログラムの実
行を一旦中断して続く部分をブロック分割部に渡す。ブ
ロック分割部では字句解析処理によって「gsave」
オペレータ1aに対応する「grestore」オペレ
ータ1bを探し、これらに囲まれた部分をブロック1と
して分割する。次に「grestore」オペレータ1
bの直後に「gsave」オペレータ20aが現れるた
め、ここに並置されたブロックがあるものと判断し、対
応する「grestore」オペレータ20bを探す。
このとき字句解析処理において「gsave」オペレー
タも探索の対象とすることで、入れ子になったブロック
の終端に現れる「grestore」オペレータを区別
することができる。
save」オペレータ1aを発見するとプログラムの実
行を一旦中断して続く部分をブロック分割部に渡す。ブ
ロック分割部では字句解析処理によって「gsave」
オペレータ1aに対応する「grestore」オペレ
ータ1bを探し、これらに囲まれた部分をブロック1と
して分割する。次に「grestore」オペレータ1
bの直後に「gsave」オペレータ20aが現れるた
め、ここに並置されたブロックがあるものと判断し、対
応する「grestore」オペレータ20bを探す。
このとき字句解析処理において「gsave」オペレー
タも探索の対象とすることで、入れ子になったブロック
の終端に現れる「grestore」オペレータを区別
することができる。
【0041】「grestore」オペレータ20bを
見つけると、先程と同様にここまでをブロックとして分
割し、続く「gsave」オペレータ3aおよび「gr
estore」オペレータ3bで囲まれた部分を更にブ
ロックとして分割する。「grestore」オペレー
タ3bの直後には「gsave」オペレータが現れない
ため、並置されたブロックの分割処理を終了し、中断し
ていたプログラム0の実行に続いてプログラム4を実行
する。先程分割した「gsave」オペレータ20aお
よび「grestore」オペレータ20bに囲まれた
部分に含まれるブロックも、ここに示した方法によって
分割することができる。
見つけると、先程と同様にここまでをブロックとして分
割し、続く「gsave」オペレータ3aおよび「gr
estore」オペレータ3bで囲まれた部分を更にブ
ロックとして分割する。「grestore」オペレー
タ3bの直後には「gsave」オペレータが現れない
ため、並置されたブロックの分割処理を終了し、中断し
ていたプログラム0の実行に続いてプログラム4を実行
する。先程分割した「gsave」オペレータ20aお
よび「grestore」オペレータ20bに囲まれた
部分に含まれるブロックも、ここに示した方法によって
分割することができる。
【0042】これらのブロックの間での状態の依存関係
を図5に示す。図5の木構造は、親のノードにあるブロ
ックの実行直後の状態に子のノードのブロックが依存す
ることを表している。このため、子のノードにあるブロ
ックを実行するには親のノードのブロックの実行直後の
状態が必要であり、ブロック1、20、3および4には
ブロック0の実行直後の状態を付与し、ブロック21、
22および23にはブロック20の実行直後の状態を付
与することが必要となる。こうして分割されたブロック
には優先度を表す識別子が与えられる。本実施の形態に
おいては、この識別子として正の整数を用いるものとす
る。ブロック分割部においては、この識別子を用いた図
5に示すような木構造を保持しておく。
を図5に示す。図5の木構造は、親のノードにあるブロ
ックの実行直後の状態に子のノードのブロックが依存す
ることを表している。このため、子のノードにあるブロ
ックを実行するには親のノードのブロックの実行直後の
状態が必要であり、ブロック1、20、3および4には
ブロック0の実行直後の状態を付与し、ブロック21、
22および23にはブロック20の実行直後の状態を付
与することが必要となる。こうして分割されたブロック
には優先度を表す識別子が与えられる。本実施の形態に
おいては、この識別子として正の整数を用いるものとす
る。ブロック分割部においては、この識別子を用いた図
5に示すような木構造を保持しておく。
【0043】一般にページ記述言語は簡単な文法を有
し、その字句解析処理の負荷は解釈処理の負荷に比べる
とはるかに小さい。このため、ブロック分割のための記
号や構文の探索の際には、それら以外のプログラムの内
容を解釈せず単純な記号処理による方法を用いることに
より、ブロック分割の負荷をPDLプログラムの解釈に
比べて小さくすることができる。
し、その字句解析処理の負荷は解釈処理の負荷に比べる
とはるかに小さい。このため、ブロック分割のための記
号や構文の探索の際には、それら以外のプログラムの内
容を解釈せず単純な記号処理による方法を用いることに
より、ブロック分割の負荷をPDLプログラムの解釈に
比べて小さくすることができる。
【0044】本発明は、分割されたブロックの命令実行
部への割当ての方法を限定するものではないが、この割
当ては例えば次に示すような方法で行うことができる。
これは、ブロック分割部では印刷ジョブまたは分割され
たブロックを割当てられていない命令実行部のリストを
保持し、ブロック分割部がブロックを生成するとこのリ
ストに現れる命令実行部にブロックを割当てるというも
のである。ブロックを割当てられた命令実行部は一旦リ
ストから消去してブロックの実行が完了するとリストに
再登録すればよく、リストをキューで実現すればこのよ
うな操作は簡単に行うことができる。
部への割当ての方法を限定するものではないが、この割
当ては例えば次に示すような方法で行うことができる。
これは、ブロック分割部では印刷ジョブまたは分割され
たブロックを割当てられていない命令実行部のリストを
保持し、ブロック分割部がブロックを生成するとこのリ
ストに現れる命令実行部にブロックを割当てるというも
のである。ブロックを割当てられた命令実行部は一旦リ
ストから消去してブロックの実行が完了するとリストに
再登録すればよく、リストをキューで実現すればこのよ
うな操作は簡単に行うことができる。
【0045】この割当て処理を先程の入力に対して行う
様子を図6を用いて説明する。図6において、P0,P
1,P2,P3はそれぞれ解釈処理を実行する並列動作
可能な命令実行部である。図6の右方向に時間が経過
し、各ライン0,4,1,21...は、図5に示す木
構造のブロック識別子に対応するブロックの処理を示
す。各ラインの左端が処理開始であり、各ラインの右端
が処理終了を示す。まず命令実行部P0によってプログ
ラム0を実行する。この実行は「gsave」オペレー
タ1aを検出するまで行われる。「gsave」オペレ
ータ1aを検出するとブロック分割手段によってプログ
ラム1が分割され、命令実行部P1に割当てられる。ブ
ロック分割手段は直ちに次のブロックの分割に移り「g
save」オペレータ20aから「grestore」
オペレータ20bまでを次のブロックとして分割し、こ
れを命令実行部P2に割当てる。続いてブロック分割部
は「gsave」オペレータ3aから「grestor
e」オペレータ3bまでを次のブロックとして分割して
命令実行部P3に割当て、ブロック分割処理を終了す
る。
様子を図6を用いて説明する。図6において、P0,P
1,P2,P3はそれぞれ解釈処理を実行する並列動作
可能な命令実行部である。図6の右方向に時間が経過
し、各ライン0,4,1,21...は、図5に示す木
構造のブロック識別子に対応するブロックの処理を示
す。各ラインの左端が処理開始であり、各ラインの右端
が処理終了を示す。まず命令実行部P0によってプログ
ラム0を実行する。この実行は「gsave」オペレー
タ1aを検出するまで行われる。「gsave」オペレ
ータ1aを検出するとブロック分割手段によってプログ
ラム1が分割され、命令実行部P1に割当てられる。ブ
ロック分割手段は直ちに次のブロックの分割に移り「g
save」オペレータ20aから「grestore」
オペレータ20bまでを次のブロックとして分割し、こ
れを命令実行部P2に割当てる。続いてブロック分割部
は「gsave」オペレータ3aから「grestor
e」オペレータ3bまでを次のブロックとして分割して
命令実行部P3に割当て、ブロック分割処理を終了す
る。
【0046】ブロック分割部による命令実行部P1、P
2およびP3へのブロックの割当てに際しては、「gs
ave」オペレータ1aを検出した時点の命令実行部P
0の状態が同時に送られる。命令実行部P0では、ブロ
ック分割のために中断していた実行を再開し、プログラ
ム0に続いてプログラム4を実行する。命令実行部P2
では「gsave」オペレータ21aを検出するまでプ
ログラム20を実行し、上述の方法と同様にして「gs
ave」オペレータ21aと「grestore」オペ
レータ21bで囲まれたブロックおよび「gsave」
オペレータ22aと「grestore」オペレータ2
2bで囲まれたブロックを分割し、これらをそれぞれ命
令実行部P1および命令実行部P3に割当てる。この割
当ての際には、「gsave」オペレータ21aを検出
した時点の命令実行部P2の状態が分割されたブロック
と同時に送られる。ブロック分割手段は「gresto
re」オペレータ22bの直後に続く「gsave」オ
ペレータがないことを検出するとブロック分割動作を終
了し、これを受けて命令実行部P2は中断していた実行
を再開し、プログラム23を実行する。
2およびP3へのブロックの割当てに際しては、「gs
ave」オペレータ1aを検出した時点の命令実行部P
0の状態が同時に送られる。命令実行部P0では、ブロ
ック分割のために中断していた実行を再開し、プログラ
ム0に続いてプログラム4を実行する。命令実行部P2
では「gsave」オペレータ21aを検出するまでプ
ログラム20を実行し、上述の方法と同様にして「gs
ave」オペレータ21aと「grestore」オペ
レータ21bで囲まれたブロックおよび「gsave」
オペレータ22aと「grestore」オペレータ2
2bで囲まれたブロックを分割し、これらをそれぞれ命
令実行部P1および命令実行部P3に割当てる。この割
当ての際には、「gsave」オペレータ21aを検出
した時点の命令実行部P2の状態が分割されたブロック
と同時に送られる。ブロック分割手段は「gresto
re」オペレータ22bの直後に続く「gsave」オ
ペレータがないことを検出するとブロック分割動作を終
了し、これを受けて命令実行部P2は中断していた実行
を再開し、プログラム23を実行する。
【0047】図2に示すバッファ手段212中のバッフ
ァ割当て部では、バッファの割当ておよび解放を行う。
バッファの割当ては命令実行部211a〜211dの要
求に従ってバッファメモリの割当てを行えばよく、バッ
ファの解放はそのバッファの内容のページメモリ215
への合成が完了した時点で行えばよい。これによってバ
ッファを短い間隔で再利用することが可能になり、シス
テム全体のメモリ利用効率が向上する。
ァ割当て部では、バッファの割当ておよび解放を行う。
バッファの割当ては命令実行部211a〜211dの要
求に従ってバッファメモリの割当てを行えばよく、バッ
ファの解放はそのバッファの内容のページメモリ215
への合成が完了した時点で行えばよい。これによってバ
ッファを短い間隔で再利用することが可能になり、シス
テム全体のメモリ利用効率が向上する。
【0048】バッファ整列部214では、バッファに付
与された識別子とそれらの依存関係を表す情報とを用い
てバッファの順序を整列し、その順序に従ってバッファ
の内容をページメモリ215に合成する。この依存関係
を表す情報は、前述したようにブロック分割部213に
ブロック分割動作の際に作成され保持されている。この
ような方法が必要となるのは、ページ記述言語の多くは
描画オブジェクトを重ね描きすることでページを構成す
る方法を取るため、重ね描きの順序が正しくなければ正
しい描画結果が得られないからである。また、この方法
においては、バッファをバッファ整列部214に渡した
段階でバッファと命令実行手段との対応を解消すること
ができるため、命令実行部は実行結果のページメモリへ
の登録を待つことなく次のブロックの実行に移ることが
できる。
与された識別子とそれらの依存関係を表す情報とを用い
てバッファの順序を整列し、その順序に従ってバッファ
の内容をページメモリ215に合成する。この依存関係
を表す情報は、前述したようにブロック分割部213に
ブロック分割動作の際に作成され保持されている。この
ような方法が必要となるのは、ページ記述言語の多くは
描画オブジェクトを重ね描きすることでページを構成す
る方法を取るため、重ね描きの順序が正しくなければ正
しい描画結果が得られないからである。また、この方法
においては、バッファをバッファ整列部214に渡した
段階でバッファと命令実行手段との対応を解消すること
ができるため、命令実行部は実行結果のページメモリへ
の登録を待つことなく次のブロックの実行に移ることが
できる。
【0049】本実施例の画像形成装置における命令実行
部の処理を中心として説明したフローを図7に示す。ま
ず命令実行部が実行すべきページ記述言語(PDL)を
入力するとともに、その入力されたPDLの実行に必要
な状態が入力される。この状態入力は、必要に応じて入
力されるものであり、例えば先行するPDLの解釈が他
の命令実行部において実行され、入力されたPDLのブ
ロックの解釈実行に先行して処理されたPDL解釈の実
行状態を必要とする場合に入力される。従って、先行す
るPDL解釈が他の命令実行部において行われていない
場合、あるいは、分割ブロックが他の先行PDL解釈の
状態に依存せずまったく独立に解釈実行可能な場合は、
必ずしも状態入力が行われる必要はない。以下のフロー
では、状態入力がなされた場合について説明する。
部の処理を中心として説明したフローを図7に示す。ま
ず命令実行部が実行すべきページ記述言語(PDL)を
入力するとともに、その入力されたPDLの実行に必要
な状態が入力される。この状態入力は、必要に応じて入
力されるものであり、例えば先行するPDLの解釈が他
の命令実行部において実行され、入力されたPDLのブ
ロックの解釈実行に先行して処理されたPDL解釈の実
行状態を必要とする場合に入力される。従って、先行す
るPDL解釈が他の命令実行部において行われていない
場合、あるいは、分割ブロックが他の先行PDL解釈の
状態に依存せずまったく独立に解釈実行可能な場合は、
必ずしも状態入力が行われる必要はない。以下のフロー
では、状態入力がなされた場合について説明する。
【0050】ステップ702では、ステップ701で入
力された状態を用いてインタプリタを初期化する。この
初期化により、入力されたPDLの解釈に必要な属性値
が参照可能となり、独立に解釈実行が可能となる。
力された状態を用いてインタプリタを初期化する。この
初期化により、入力されたPDLの解釈に必要な属性値
が参照可能となり、独立に解釈実行が可能となる。
【0051】ステップ703では、入力されたPDLの
解釈が実行される。PDL解釈実行中にブロックの開始
記号、上述のポストスクリプトの場合は「gsave」
オペレータが検出された場合(ステップ704でYes
の判定)は、ステップ705において、ブロック分割が
なされるとともにそのブロック開始を検出した時点にお
ける当該インタプリタの状態が出力される。ステップ7
05におけるブロック分割は、ブロック分割部において
上述の「gsave」オペレータに対応するブロック終
了を示す「grestore」オペレータを検出するこ
とによって行われる。また、ステップ705におけるイ
ンタプリタの状態の出力処理は、ステップ704のブロ
ックの開始検出時点で出力する構成でもよいが、この時
点では出力せず、ステップ705において分割されたブ
ロックを処理する命令実行部からの要求に応じて状態入
出力部を介して出力してもよい。
解釈が実行される。PDL解釈実行中にブロックの開始
記号、上述のポストスクリプトの場合は「gsave」
オペレータが検出された場合(ステップ704でYes
の判定)は、ステップ705において、ブロック分割が
なされるとともにそのブロック開始を検出した時点にお
ける当該インタプリタの状態が出力される。ステップ7
05におけるブロック分割は、ブロック分割部において
上述の「gsave」オペレータに対応するブロック終
了を示す「grestore」オペレータを検出するこ
とによって行われる。また、ステップ705におけるイ
ンタプリタの状態の出力処理は、ステップ704のブロ
ックの開始検出時点で出力する構成でもよいが、この時
点では出力せず、ステップ705において分割されたブ
ロックを処理する命令実行部からの要求に応じて状態入
出力部を介して出力してもよい。
【0052】ステップ704のブロックの開始が検出さ
れない場合、命令実行部では、PDLの処理を続行し、
PDLの終端に至るまで処理を実行(ステップ706)
する。命令実行部におけるPDL解釈処理がPDLの終
端まで到達すると、命令実行部はその解釈結果を蓄積す
るバッファを獲得するためバッファ割り当て要求を出力
し、割り当てられたバッファに対して結果を出力(ステ
ップ707)する。
れない場合、命令実行部では、PDLの処理を続行し、
PDLの終端に至るまで処理を実行(ステップ706)
する。命令実行部におけるPDL解釈処理がPDLの終
端まで到達すると、命令実行部はその解釈結果を蓄積す
るバッファを獲得するためバッファ割り当て要求を出力
し、割り当てられたバッファに対して結果を出力(ステ
ップ707)する。
【0053】1ページ分のすべてのPDL解釈処理が完
了し、すべての処理結果がバッファに蓄積されると、バ
ッファ整列手段によって整列が実行されページメモリに
おいて合成(ステップ708)される。これらの合成
は、前述の分割ブロックに付与された識別子に基づいて
実行される。ページメモリに合成されたデータは、最終
的に出力(ステップ709)され処理が終了する。
了し、すべての処理結果がバッファに蓄積されると、バ
ッファ整列手段によって整列が実行されページメモリに
おいて合成(ステップ708)される。これらの合成
は、前述の分割ブロックに付与された識別子に基づいて
実行される。ページメモリに合成されたデータは、最終
的に出力(ステップ709)され処理が終了する。
【0054】次に、具体的な文書データに対して本発明
の画像形成装置を適用した処理例について説明する。
の画像形成装置を適用した処理例について説明する。
【0055】図8はクライアント計算機上で作成した文
書の例を示すものである。この文書にはテキスト801
およびテキスト802に加えて棒グラフ803および円
グラフ804が含まれている。
書の例を示すものである。この文書にはテキスト801
およびテキスト802に加えて棒グラフ803および円
グラフ804が含まれている。
【0056】クライアント計算機上では図8の文書を図
9に示すようなページ記述言語による表現に変換し、印
刷ジョブとして画像形成装置に送る。図9の表現はAd
obe社のPostScriptに基づく記述であり、
上述した「gsave」オペレータおよび「grest
ore」オペレータが含まれている。
9に示すようなページ記述言語による表現に変換し、印
刷ジョブとして画像形成装置に送る。図9の表現はAd
obe社のPostScriptに基づく記述であり、
上述した「gsave」オペレータおよび「grest
ore」オペレータが含まれている。
【0057】この文書のページ記述言語による表現は、
ネットワークを経由して画像形成装置の命令実行部に送
られる。命令実行部ではこの入力を処理し、ブロック開
始を示す「gsave」オペレータが検索された時点で
ブロック分割部に送付する。図9に示す例ではプログラ
ム開始時点で「gsave」オペレータが検索されるの
で、命令実行部は直ちにブロック分割部に送ることとな
る。
ネットワークを経由して画像形成装置の命令実行部に送
られる。命令実行部ではこの入力を処理し、ブロック開
始を示す「gsave」オペレータが検索された時点で
ブロック分割部に送付する。図9に示す例ではプログラ
ム開始時点で「gsave」オペレータが検索されるの
で、命令実行部は直ちにブロック分割部に送ることとな
る。
【0058】ブロック分割の様子を図10に、ブロック
の命令実行部への割当ての様子を図11に示して説明す
る。ブロック分割部は、ブロック1を分割して命令実行
部P2に割当てる。続いて命令実行部P1で残りの部分
の実行を再開する。ここでブロック3の先頭に到達する
と同様にしてブロック3、ブロック4およびブロック7
を分割する。これらの分割されたブロックを命令実行部
に割当てる際には、ブロック2の実行を完了した時点で
の命令実行部P1におけるインタプリタの状態が同時に
送られる。ブロック3およびブロック4はそれぞれ命令
実行部P2およびP3に割当てられ、ブロック7はブロ
ック1の実行を終えた命令実行部P1に割当てられる。
また、ブロック4を実行するとブロック5を検出するた
めこれを同様にして分割し、ブロック1の実行を終了し
た命令実行部P2に割当てる。このとき命令実行部P2
には、同時にブロック4の実行を完了した時点での命令
実行部P3におけるインタプリタの状態が送られる。
の命令実行部への割当ての様子を図11に示して説明す
る。ブロック分割部は、ブロック1を分割して命令実行
部P2に割当てる。続いて命令実行部P1で残りの部分
の実行を再開する。ここでブロック3の先頭に到達する
と同様にしてブロック3、ブロック4およびブロック7
を分割する。これらの分割されたブロックを命令実行部
に割当てる際には、ブロック2の実行を完了した時点で
の命令実行部P1におけるインタプリタの状態が同時に
送られる。ブロック3およびブロック4はそれぞれ命令
実行部P2およびP3に割当てられ、ブロック7はブロ
ック1の実行を終えた命令実行部P1に割当てられる。
また、ブロック4を実行するとブロック5を検出するた
めこれを同様にして分割し、ブロック1の実行を終了し
た命令実行部P2に割当てる。このとき命令実行部P2
には、同時にブロック4の実行を完了した時点での命令
実行部P3におけるインタプリタの状態が送られる。
【0059】ブロックを受け取った命令実行部は、バッ
ファ割当て部にバッファ割当てを要求し、バッファが確
保されると状態入出力部を用いてインタプリタに状態を
入力し、続いてインタプリタによってブロックの内容を
解釈する。ブロック3、4および7については、状態入
出力部によってプログラム2の実行結果である状態を入
力してからブロックの内容を解釈する。解釈結果は割当
てられたバッファに出力される。
ファ割当て部にバッファ割当てを要求し、バッファが確
保されると状態入出力部を用いてインタプリタに状態を
入力し、続いてインタプリタによってブロックの内容を
解釈する。ブロック3、4および7については、状態入
出力部によってプログラム2の実行結果である状態を入
力してからブロックの内容を解釈する。解釈結果は割当
てられたバッファに出力される。
【0060】また、ブロック分割に際しては図12に示
すように各ブロックの優先度を表わす識別子が与えら
れ、この識別子がバッファにコピーされる。ここでは、
ブロック分割部に制御を渡す時点でブロックの実行を一
旦完了したものと考えバッファ整列部に通知するものと
した。また、ここで与えられる識別子の依存関係を表す
木構造がブロック分割部で作成され保持される。本実施
の形態においては、図14に示すような木構造が構成さ
れる。図14に示すように生成された各ブロックには、
整列部における整列順序に識別子が付与され、整列部で
は、この識別子に基づいて各ブロックの整列を行いペー
ジメモリにおける合成が可能となる。
すように各ブロックの優先度を表わす識別子が与えら
れ、この識別子がバッファにコピーされる。ここでは、
ブロック分割部に制御を渡す時点でブロックの実行を一
旦完了したものと考えバッファ整列部に通知するものと
した。また、ここで与えられる識別子の依存関係を表す
木構造がブロック分割部で作成され保持される。本実施
の形態においては、図14に示すような木構造が構成さ
れる。図14に示すように生成された各ブロックには、
整列部における整列順序に識別子が付与され、整列部で
は、この識別子に基づいて各ブロックの整列を行いペー
ジメモリにおける合成が可能となる。
【0061】ブロックの実行が終了するとバッファ整列
部に通知される。命令実行部はこの時点で割当てられた
バッファを放棄し次のブロックの実行を待つ。バッファ
整列部では、渡されたバッファを整列し識別子と依存関
係の木構造によって表される順序に従ってページメモリ
に合成する。整列の様子を図13に示す。ここで、ペー
ジメモリへの合成が終了したバッファについてはバッフ
ァ割当て部に通知して再利用を可能にする。
部に通知される。命令実行部はこの時点で割当てられた
バッファを放棄し次のブロックの実行を待つ。バッファ
整列部では、渡されたバッファを整列し識別子と依存関
係の木構造によって表される順序に従ってページメモリ
に合成する。整列の様子を図13に示す。ここで、ペー
ジメモリへの合成が終了したバッファについてはバッフ
ァ割当て部に通知して再利用を可能にする。
【0062】以上に示した方法で1ページ分の印刷ジョ
ブの解釈結果がページメモリに蓄積されると、その内容
はプリントインターフェースを通してプリントエンジン
に送られ印刷される。
ブの解釈結果がページメモリに蓄積されると、その内容
はプリントインターフェースを通してプリントエンジン
に送られ印刷される。
【0063】
【発明の効果】本発明の画像形成装置および画像形成方
法によれば、ページ記述言語による表現を解釈する過程
において複数の命令実行部において並列に解釈すること
が可能な部分表現を分割し、該分割された部分表現を解
釈手段の内部状態とともに別の解釈手段に送り、これを
受け取った解釈手段では内部状態を回復した後に部分表
現の解釈を行う動作を並列に実行することが可能とな
り、入力として与えられたページ記述言語を複数の解釈
手段で並列に処理することをできる。
法によれば、ページ記述言語による表現を解釈する過程
において複数の命令実行部において並列に解釈すること
が可能な部分表現を分割し、該分割された部分表現を解
釈手段の内部状態とともに別の解釈手段に送り、これを
受け取った解釈手段では内部状態を回復した後に部分表
現の解釈を行う動作を並列に実行することが可能とな
り、入力として与えられたページ記述言語を複数の解釈
手段で並列に処理することをできる。
【0064】また、本発明の画像形成装置および画像形
成方法によれば、入力を並列実行可能な単位に分割する
ために、前後の文脈から独立なブロックを特定したり、
入力の部分表現を複雑に組み合わせて新たなブロックを
構築するといった、負荷が高く並列処理の効果を損うお
それのある前処理を必要としないため、円滑で効率の良
い並列動作を実現することができる。
成方法によれば、入力を並列実行可能な単位に分割する
ために、前後の文脈から独立なブロックを特定したり、
入力の部分表現を複雑に組み合わせて新たなブロックを
構築するといった、負荷が高く並列処理の効果を損うお
それのある前処理を必要としないため、円滑で効率の良
い並列動作を実現することができる。
【図1】 本発明の画像形成装置の原理を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】 本発明の画像形成装置の実施例を示す構成図
である。
である。
【図3】 本発明の画像形成装置における処理の流れを
示す図である。
示す図である。
【図4】 本発明の画像形成装置において処理される印
刷ジョブの構成例を示す図である。
刷ジョブの構成例を示す図である。
【図5】 本発明の画像形成装置において処理される印
刷ジョブにおける各ブロックの依存関係を示す図であ
る。
刷ジョブにおける各ブロックの依存関係を示す図であ
る。
【図6】 本発明の画像形成装置の各命令実行部におい
て処理されるブロックの割り当ておよび処理の進行を説
明する図である。
て処理されるブロックの割り当ておよび処理の進行を説
明する図である。
【図7】 本発明の画像形成装置における処理の流れを
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図8】 本発明の画像形成装置に入力され処理される
クライアント計算機において作成された文書例を示す図
である。
クライアント計算機において作成された文書例を示す図
である。
【図9】 図8で示される文書例をページ記述言語であ
るポストスクリプトによって表現した例を示す図であ
る。
るポストスクリプトによって表現した例を示す図であ
る。
【図10】 図9で示すページ記述言語表現のブロック
分割を説明する図である。
分割を説明する図である。
【図11】 図10で示すページ記述言語表現の分割ブ
ロックを本発明の画像形成装置の各命令実行部に対して
割り当てる手順および処理の進行を説明する図である。
ロックを本発明の画像形成装置の各命令実行部に対して
割り当てる手順および処理の進行を説明する図である。
【図12】 図10で示すページ記述言語表現の分割ブ
ロックと生成画像の対応を説明する図である。
ロックと生成画像の対応を説明する図である。
【図13】 図12で示す生成画像の整列処理を説明す
る図である。
る図である。
【図14】 分割ブロックの識別子の関係を表現した木
構造の例を示す図である。
構造の例を示す図である。
101,102,103,104 命令実行手段 105 バッファ手段 106 分割手段 107 整列手段 108 ページバッファ 201,202 クライアント計算機 204 プリントエンジン 210 画像形成装置 211 命令実行手段 212 バッファ手段 213 ブロック分割部 214 バッファ整列部 215 ページメモリ 216 プリントインタフェース 301 ブロック分割部 302 PDLインタプリタ 303 ページ合成部 304 印刷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/22 670 G06F 15/62 K
Claims (9)
- 【請求項1】 ページ記述言語で記述された画像描画命
令を実行して出力画像を得る画像形成装置において、 入力されたページ記述言語による表現の解釈を実行する
複数の解釈手段と、 前記解釈手段における内部状態を前記複数の解釈手段間
で入出力する入出力手段と、 ページ記述言語で記述された表現を分割して部分表現を
生成する分割手段とを有し、 前記分割手段によって生成された部分表現の解釈を実行
する解釈手段は、解釈対象の部分表現の解釈実行に必要
な他の解釈手段の内部状態を前記入出力手段を介して入
力し、該入力された内部状態を参照して前記部分表現の
解釈を実行する構成を有することを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項2】 前記複数の解釈手段は、並列処理可能な
構成を有し、 前記分割手段によって生成された1以上の部分表現の各
々は前記複数の解釈手段に配分され、該複数の解釈手段
においてページ記述言語表現の並列処理を行う構成を有
することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記複数の解釈手段中、第1の解釈手段
は、入力されたページ記述言語による表現の解釈を実行
するとともに、該ページ記述言語による表現から分割可
能な部分表現の存在を示すブロック開始記号を検索し、
ブロック開始記号が検索された時点で解釈動作を中断す
るとともに、該中断時における解釈手段の内部状態を保
持する構成を有し、 前記分割手段は、前記第1の解釈手段に入力されたペー
ジ記述言語による表現の解釈の未実行部分から前記ブロ
ック開始記号に対応するブロック終了記号を検索し、該
ブロック開始記号およびブロック終了記号によって規定
されるブロックを部分表現として生成する構成を有し、 前記分割手段によって生成された部分表現の解釈を実行
する第2の解釈手段は、前記第1の解釈手段において保
持された前記内部状態を入出力手段を介して入力し、該
入力された内部状態を参照して前記部分表現の解釈を実
行する構成を有することを特徴とする請求項1または2
記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記ページ記述言語はポストスクリプト
(PostScript)であり、前記ブロック開始記
号はページ記述言語による表現中に含まれるgsave
オペレータであり、前記ブロック終了記号はページ記述
言語による表現中に含まれるgrestoreオペレー
タであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
置。 - 【請求項5】 前記画像形成装置は、 前記複数の解釈手段による解釈結果を蓄積するバッファ
と、 前記バッファに蓄積された解釈結果の整列処理を実行
し、ページメモリに出力する整列手段とを有し、 前記整列手段は、前記部分表現の解釈結果各々に対応し
て設定された識別子に基づいて複数の部分表現の整列処
理を実行することを特徴とする請求項1乃至4いずれか
に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記識別子は整数値によって表現され、
前記整列手段は予め定められた整列規則に基づいて該整
数値の整列を実行することにより、該整数値に対応する
前記複数の部分表現の整列処理を行うことを特徴とする
請求項5記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 ページ記述言語で記述された画像描画命
令を複数の解釈手段を用いて実行して出力画像を得る画
像形成方法において、 入力されたページ記述言語による表現を第1の解釈手段
において解釈を行うとともにページ記述言語による表現
から分割可能な部分表現の存在開始を示すブロック開始
記号を検索するステップと、 ブロック開始記号が検索された時点で前記第1の解釈手
段における解釈動作を中断するとともに、該中断時にお
ける前記第1の解釈手段の内部状態を保持するステップ
と、 分割手段において、前記第1の解釈手段に入力されたペ
ージ記述言語による表現の解釈の未実行部分から前記ブ
ロック開始記号に対応するブロック終了記号を検索し、
該ブロック開始記号およびブロック終了記号によって規
定されるブロックを部分表現として生成するステップ
と、 第2の解釈手段において、前記第1の解釈手段における
前記内部状態を入出力手段を介して入力し、該入力内部
状態を参照して前記分割手段によって生成された前記部
分表現の解釈を実行するステップとを有することを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項8】 前記複数の解釈手段は、並列処理可能な
構成を有し、 前記分割手段は、生成した部分表現の各々を前記複数の
解釈手段に配分し、 前記分割手段によって生成された部分表現の配分を受け
た複数の解釈手段は処理を並列に行うことを特徴とする
請求項7記載の画像形成方法。 - 【請求項9】 前記画像形成方法は、さらに、 前記複数の解釈手段による解釈結果の各々をバッファに
蓄積するステップと、 前記バッファに蓄積された解釈結果を整列処理し、ペー
ジメモリに出力するステップとを有し、 前記整列処理は前記部分表現の解釈結果の各々に対応し
て設定された識別子に基づいて実行することを特徴とす
る請求項7または8に記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056537A JPH11259644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056537A JPH11259644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11259644A true JPH11259644A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13029846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10056537A Pending JPH11259644A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11259644A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048535A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法 |
JP2007310770A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | プリント制御装置と印刷システムおよび印刷制御方法とプログラム |
JP2010244359A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 並列処理によりデータ処理を行う印刷装置および制御方法 |
JP2011096280A (ja) * | 2011-01-21 | 2011-05-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像データ生成装置、画像形成装置およびプログラム |
JP2012051208A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成プログラム |
JP2012053612A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成プログラム |
JP2012221256A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP2013137777A (ja) * | 2013-01-28 | 2013-07-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像データ生成装置 |
US8576435B2 (en) | 2010-04-30 | 2013-11-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Print-document conversion apparatus, print-document conversion method, and computer-readable medium storing program |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP10056537A patent/JPH11259644A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048535A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法 |
JP2007310770A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | プリント制御装置と印刷システムおよび印刷制御方法とプログラム |
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US8334989B2 (en) | 2009-04-07 | 2012-12-18 | International Business Machines Corporation | Printing device and method for parallel processing of data |
US8576435B2 (en) | 2010-04-30 | 2013-11-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Print-document conversion apparatus, print-document conversion method, and computer-readable medium storing program |
JP2012051208A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成プログラム |
JP2012053612A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成プログラム |
JP2011096280A (ja) * | 2011-01-21 | 2011-05-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像データ生成装置、画像形成装置およびプログラム |
JP2012221256A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP2013137777A (ja) * | 2013-01-28 | 2013-07-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像データ生成装置 |
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