JPH11253448A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH11253448A
JPH11253448A JP6323098A JP6323098A JPH11253448A JP H11253448 A JPH11253448 A JP H11253448A JP 6323098 A JP6323098 A JP 6323098A JP 6323098 A JP6323098 A JP 6323098A JP H11253448 A JPH11253448 A JP H11253448A
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Tatsuro Baba
達朗 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、比較的低次のフィルタで、高
調波成分の十分な除去能力を実現することができる超音
波診断装置を提供することにある。 【解決手段】本発明の超音波診断装置は、被検体に対し
て超音波をレート周波数で送信し、得られたエコー信号
を直交位相検波することによりドプラ信号を得、このド
プラ信号をレート周波数に応じた比較的高い周波数でオ
ーバーサンプリングし、このオーバーサンプリングの出
力をカットオフ周波数がレート周波数に応じた比較的低
い低域通過型フィルタ17を通してからアナログ信号に
変換し、このアナログ信号をドプラ音として出力するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エコー信号から取
り出したドプラ信号をオーディオ処理してスピーカから
音響出力する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、従来のオーディオ処理部の構
成を示している。エコー信号をディジタルビームフォー
ミングし、それを直交位相検波し、さらに低周波のクラ
ッタ成分を除去して得られたドプラ信号をサンプルホー
ルドし、ディジタルアナログ変換器(DAC)でアナロ
グ信号に変換し、この後に、サンプルホールド特性で発
生する高調波成分を除去するために、7次とか9次とい
った非常に高次のSCFフィルタと低域通過型フィルタ
(LPF)とを通して、これを図示しないパワーアンプ
で適当に増幅してからスピーカに供給し、ドプラ音とし
て出力するようになっている。
【0003】このように従来では、アナログでオーディ
オ処理を行っていたので、スペクトラム表示に対応した
レート周波数に応じてフィルタのカットオフ周波数を変
化させる必要があり、特に7次とか9次といった非常に
高次のSCFフィルタで回路規模が大きく複雑化するば
かりでなく、ダイナミックレンジが狭く、高調波成分の
除去能力が低く、さらにアナログにつきものの調整が必
要になると言う様々な問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的低次のフィルタで、高調波成分の十分な除去能力を実
現することができる超音波診断装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、被検体に対して超音波をレート周波数で送信し、得
られたエコー信号を直交位相検波することによりドプラ
信号を得、このドプラ信号を前記レート周波数に応じた
比較的高い周波数でオーバーサンプリングし、このオー
バーサンプリングの出力をカットオフ周波数が前記レー
ト周波数に応じた比較的低い低域通過型フィルタを通し
てからアナログ信号に変換し、このアナログ信号をスピ
ーカからドプラ音として出力するように構成されてい
る。 (作用)本発明によれば、ドプラ音の信号処理にディジ
タル方式を採用し、ドプラ信号をオーバーサンプリング
してから、低域通過型フィルタを通すので、この低域通
過型フィルタの次数はそれほど高くなくても高調波成分
を十分落とすことができる。このため回路構成を簡素化
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よる超音波診断装置を好ましい実施形態により説明す
る。図1に本実施形態に係る超音波診断装置の構成を示
す。超音波プローブ(PROB)1の先端部分には、電
気信号と音響信号とを相互変換するための複数の圧電素
子が配列されている。この超音波プローブ1には、送受
信回路(T/R)2が接続されている。送受信回路2
は、送信部分と受信部分とからなり、送信部分では、ま
ず、クロック発生器からのクロックを4kHz乃至50
kHz程度に分周する。この分周信号に従って、超音波
パルスの送受信レート(毎秒送受信回数)が決定される
ため、これはレートパルスと一般的に呼ばれ、またこの
周波数が、レート周波数とかパルス繰り返し周波数とか
呼ばれている。ここでは、レート周波数と称するものと
し、記号“fPRF ”で表すものとする。
【0007】なお、この送受信回路2は、システムコン
トローラ11からの制御信号に従って、この分周率を変
えて、レート周波数fPRF を調整できるように構成され
ている。このレート周波数fPRF は、コンソール12を
操作して、オペレータが自由に変えることができ、ま
た、選択されたBモード又はドプラモードに従ってプリ
セット値に自動的に調整できるようになっている。
【0008】そして、このレートパルスを適当に遅延さ
せた後、これをトリガとしてパルサからプローブ1の圧
電素子に電圧パルスが印加されるようになっている。こ
の印加によりプローブ2の圧電素子は機械的に振動し、
超音波パルスを発生する。
【0009】この超音波は被検体内部を伝播し、その途
中にある音響インピーダンスの不連続面で反射し、プロ
ーブ1に返ってきて、圧電素子を機械的に振動する。こ
れにより、圧電素子からは微弱な電気信号が発生する。
この電気信号は、受信部分に取り込まれ、プリアンプで
増幅され、アナログディジタル変換器でディジタル信号
に変換されて、いわゆるディジタルビームフォーマで遅
延相当の処理を経て加算される。
【0010】Bモード回路(B/W)3は、送受信回路
2の出力信号を検波し、対数増幅し、その結果を表示装
置(DIS)4に供給する。表示装置4ではこれをBモ
ード像として表示する。また、送受信回路2の出力信号
には、ドプラ効果により偏移した周波数成分が含まれて
おり、これを直交位相検波回路(QPD)5で検波す
る。なお、この直交位相検波回路5の出力は複素数であ
り、実際には2チャンネルの信号である。そして、直交
位相検波回路5の出力に対してレンジゲート回路(RG
C)6でゲートをかけて、任意の深さからのドプラ信号
を取り出す。このドプラ信号には主に血球等の速い移動
体での反射により周波数偏移を受けた高周波成分と、主
に心臓壁等の遅い移動体での反射により周波数偏移を受
けた低周波成分とが含まれているので、高域通過型フィ
ルタ(HPF)7で低周波成分を減衰し、高周波成分を
取り出す。
【0011】高域通過型フィルタ7からの出力信号を高
速フーリエ変換プロセッサ(FFT−P)8で周波数分
析し、その周波数スペクトラムを表示装置4に供給す
る。表示装置4では、数秒分の周波数スペクトラムか
ら、その時間波形を表示する。
【0012】また、高域通過型フィルタ7からの出力信
号をオーディオプロセッサ(AUD−P)9でオーディ
オ処理して、スピーカ(SPK)10からドプラ音とし
て出力するようになっている。
【0013】図2には、このオーディオプロセッサ9の
構成を示している。高域通過型フィルタ7からの出力信
号は、高域通過型フィルタ7と合わせて例えば4次のフ
ィルタを構成する高域通過型フィルタ(HPF)13
と、2チャンネルの帯域通過型フィルタ(BPF)で構
成され、プローブ1に近づいてくる流れの成分と遠ざか
る成分とを異なる減衰率で分離するための方向分離フィ
ルタ(DSF)14とを経由して、オーバサンプリング
回路(OSC)15に供給される。オーバサンプリング
回路15では、方向分離フィルタ14の出力信号を、オ
ーディオコントローラ(AUD−CONT.)11の制
御に従って、レート周波数fPRF のN倍という非常に高
いサンプリング周波数で、オーバサンプリングする。な
お、“N”は、2以上の実数であり、固定値でもよい
し、オペレータが自由に変更することができるようにな
っていてもよい。
【0014】このオーバサンプリング回路15の出力
は、カットオフ周波数fc が可聴域の上限20kHzに
固定されている固定低域通過型フィルタ(fix−LP
F)16と、オーディオコントローラ11の制御に従っ
てカットオフ周波数fc がレート周波数fPRF の1/n
倍に設定される可変低域通過型フィルタ(var−LP
F)17とを経由して、ディジタルアナログ変換器(D
AC)18に供給される。なお、“n”は、1を越える
実数であり、固定値でもよいし、オペレータが自由に変
更することができるようになっていてもよい。
【0015】低域通過型フィルタ17からの出力信号
は、ディジタルアナログ変換器18でアナログ信号に変
換され、そしてアナログ低域通過型フィルタ(ana−
LPF)19を通し、これを図示しないパワーアンプで
増幅してから、スピーカ10に供給するようになってい
る。
【0016】図3には、オーバサンプリングされた信号
に対する低域通過型フィルタ16,17の次数と周波数
特性の関係図を示している。図3に示すように、250
MHz程度の高調波成分を、−70dB以上に低減する
というスペックを実現するには、3次以上であればよ
い。換言すると、3次程度の比較的低い次数でも、所期
のスペックを達成できる。
【0017】つまり、本発明によれば、3次程度の比較
的低い次数の比較的構成の簡素なディジタルフィルタで
も、高調波成分を十分低減することができるのである。
また、このディジタル段階で高調波成分が十分低減され
得ているので、アナログの低域通過型フィルタ19も、
従来のように7次とか9次といった非常に高次のもので
なくても、3次程度の比較的構成の簡素なものを採用し
てもよい。本発明は、上述してきたような実施形態に限
定されることなく、種々変形して実施可能であることは
言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、比較的低次のフィルタ
で、高調波成分の十分な除去能力を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態に係る超音波診断装
置のブロック図。
【図2】図1のオーディオプロセッサ9のブロック図。
【図3】図1のディジタル低域通過型フィルタ16の周
波数特性図。
【図4】従来のオーディオ処理部の構成図。
【符号の説明】
1…超音波プローブ(PRB)、 2…送受信回路(T/R)、 3…Bモード回路(B/W)、 4…表示装置(DIS)、 5…直交位相検波回路(QPD)、 6…レンジゲート回路(RGC)、 7…高域通過型フィルタ(HPF)、 8…高速フーリエ変換プロセッサ(FFT−P)、 9…オーディオプロセッサ(AUD−P)、 10…スピーカ(SPK)、 11…システムコントローラ(SYS−CONT.)、 12…操作卓(CONS)、 13…高域通過型フィルタ(HPF)、 14…方向分離フィルタ(DSF)、 15…オーバサンプリング回路(OSC)、 16…固定低域通過型フィルタ(fix−LPF)、 17…可変低域通過型フィルタ(var−LPF)、 18…ディジタルアナログ変換器(DAC)、 19…アナログ低域通過型フィルタ(ana−LP
F)、 20…オーディオコントローラ(AUD−CON
T.)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して超音波をレート周波数で
    送信し、得られたエコー信号を直交位相検波することに
    よりドプラ信号を得、このドプラ信号を前記レート周波
    数に応じた比較的高い周波数でオーバーサンプリング
    し、このオーバーサンプリングの出力をカットオフ周波
    数が前記レート周波数に応じた比較的低い低域通過型フ
    ィルタを通してからアナログ信号に変換し、このアナロ
    グ信号をアナログ低域通過型フィルタを通してスピーカ
    からドプラ音として出力するように構成されていること
    を特徴とする超音波診断装置。
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