JPH11252371A - ピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方法 - Google Patents

ピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方法

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JPH11252371A
JPH11252371A JP10304735A JP30473598A JPH11252371A JP H11252371 A JPH11252371 A JP H11252371A JP 10304735 A JP10304735 A JP 10304735A JP 30473598 A JP30473598 A JP 30473598A JP H11252371 A JPH11252371 A JP H11252371A
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image
data
dither matrix
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bit
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JP10304735A
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Terrence M Shannon
テレンス・エム・シャノン
G Fish Michael
マイケル・ジー・フッシュ
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の圧縮比を改善する。 【解決手段】考案されたディザマトリクスを定義するス
テップと、前記考案されたディザマトリクスに複数の索
引を定義して、それぞれの索引がユニークなパターンを
定義するようにするステップと、考案されたディザマト
リクスを使用して、ピクセルあたり複数ビットの画像を
1ビット画像に変換するステップと、ユニークなパター
ンが1ビット画像のサブパターンに一致する場合に、索
引を使用して1ビット画像を圧縮するステップと、を含
むピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変
換する方法により、プリンタに送られるデータ量を削減
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ圧縮に関す
る。より具体的には、ラスタ画像のデータ圧縮比を増や
すために考案されたディザマトリクスの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】モノクロのレーザプリンタ技術が改良さ
れ、プリンタはより高い画像解像度でページを生成する
ことができる。画像を印刷するのにプリンタに送られる
必要なラスタデータ量も増加し、逆にプリンタの性能に
影響を及ぼしている。画像がプリンタに送られる前に変
倍(スケーリング)およびディザリングされるとき、8
x10インチのラスタ画像は、300DPIの装置では
0.9メガバイト(Mbyte)のデータを必要とし、600
DPI装置では3.6メガバイト、1200DPIでは
14.4メガバイトを必要とする。
【0003】モノクロのヒューレット・パッカード社の
「LaserJets(登録商標)」プリンタのようないくつか
のプリンタおよびドライバは、画像を印刷するのに、カ
ラーのラスタデータでもディザリングされたモノクロの
ラスタデータでも受けることができる。カラーデータが
送られると、プリンタが変倍およびディザリングを行
い、ドライバが変倍およびディザリングを行ったならば
生成するであろう画像と同じ画像を正確に生成する。デ
ィザリングされたモノクロデータを送るか、カラーデー
タを送るかの選択は、画像を印刷するのに必要なI/O
の量を下げることに基づいている。カラー画像は、ピク
セルあたりより多くのデータを持つが、この600また
は1200DPIの場合では、変倍およびディザリング
されたモノクロ画像が通常、より高い解像度をもつ。ソ
ースのカラー画像が低解像度のものであり、または相当
に拡大される場合には、ソース画像のものを送ってプリ
ンタに変倍およびディザリングを行わせるのがI/O上
有利である。実際には、ソースのカラー画像は、通常ド
ライバによりピクセルあたり8ビットのグレースケール
画像に変換される。ソースのカラー画像が高解像度であ
り、または相当には変倍されない場合には、プリンタド
ライバがディザリングおよび変倍を行い、印刷する用意
ができたモノクロ画像をプリンタに送れば、より少ない
I/Oとなる。レーザプリンタの中には、カラーもグレ
ースケールデータも受ける機能を持たないものがあるの
で、変倍およびディザリングは、この場合には常にドラ
イバによりホストで行われる。
【0004】ソース画像またはディザリングされたモノ
クロ画像を圧縮するのに利用することができる圧縮の選
択肢がいくつかある。ほとんどが、TIFFという画像
フォーマット(ティフ、tagged image file format、改
訂4版)およびデルタ行圧縮(delta row compression)
である。ディザマトリクスによってそれぞれの行が前の
行と異なるように作られるので、デルタ行圧縮の有効な
バージョンはディザリングされたモノクロ画像には有効
でない。ランレングス符号化TIFF圧縮方法は、現在
利用できる最良の選択肢であり、ディザリングされた画
像が相当拡大されるとき、またはビジネスグラフィクス
およびチャートのような結果としての画像が同じ色の領
域をたくさん持っているとき、これは最良である。TI
FF改訂4版は、ヒューレット・パッカード社が発表し
たすべてのモノクロの「LaserJet」プリンタドライバで
現在まで使用されている圧縮方法である。
【0005】1つのソースピクセルが多くの類似した出
力ピクセルを作り出すので、画像の変倍は画像の圧縮性
に影響を及ぼし、TIFF方式を使用する圧縮性は、隣
接するピクセルの類似性に依存する。また、変倍が画像
の物理的な寸法を変更するようには行われないこと、変
倍が画像の解像度を変換するのにも使用されることに、
注意しなければならない。例えば、ソース画像が1イン
チあたり72ピクセルの解像度を持ち、5インチx5イ
ンチの寸法を持つ場合には、それは129600のピク
セルを含む。画像が1200DPIのモノクロプリンタ
について変倍およびディザリングされて、5インチx5
インチの画像として印刷されると、それは360000
00ピクセルに変倍される。
【0006】モノクロのレーザプリンタで印刷されるも
っとも問題となるラスタ画像は、走査された写真に類似
した高解像度の画像である。これらの画像の圧縮を難し
くするのは、高周波成分である。実験は、低から中ぐら
いの解像度の走査された写真、ビジネスグラフィック
ス、線画および小さい高解像度の画像は「LaserJet」プ
リンタへの性能の課題に多くをもたらさないが、写真に
類似した大きい、高解像度の画像は、プリンタに送られ
るI/Oの量のせいで相当な課題を与えることを示し
た。高解像度のラスタ画像のソースは、インターネッ
ト、安いスキャナの有用性、デジタルカメラ、ビデオキ
ャプチャ・コンピュータ・アクセサリおよび写真走査サ
ービスの増加した使用で、より普及してきている。本発
明は、写真のような高解像度のラスタ画像によりもたら
される性能の課題に取り組む。
【0007】マイクロソフト・ウィンドウズ(Windows
は、マイクロソフト社の登録商標である)は、ラスタ画
像を結合するのに使用する一組のラスタ操作(ROP)
を定義する。たとえ画像が、プリンタに送られるのに先
立ちホストコンピュータの変倍およびディザリングによ
りモノクロデータに変換されても、ヒューレット・パッ
カード社の「LaserJet」プリンタは、ROPを行うこと
ができる。ROP互換であるには、ソースピクセルが変
換される時はいつでも正確な結果が得られるよう、ソー
スDIBから宛先のモノクロのビットマップへのすべて
の変換操作がピクセルごとに決定されなければならな
い。アプリケーションプログラムがXOR(排他的O
R)のROPを使用して、ラスタ画像の中央に白いウィ
ンドウを作る場合を考えてみる。最初に、カラーデータ
をモノクロデータに変倍およびディザリングするドライ
バに、アプリケーションプログラムはカラー画像全体を
送る。このディザリングされた画像はプリンタに送ら
れ、そのいかなる記録もソースのカラー画像もドライバ
は利用できない。次に、アプリケーションは同じ画像の
サブセットを選び、それをプリンタに送る。ドライバは
このサブセットの画像をディザリングおよび変倍する。
XORのROPが成功するには、画像サブセットからデ
ィザリングされたデータのそれぞれのピクセルが、画像
サブセットの範囲内で、オリジナル画像のピクセルと正
確に一致しなければならない。従って、画像サブセット
のそれぞれの宛先ドットが、オリジナル画像の宛先ドッ
トを正確に覆うディザリングされたラスタセグメントを
生成するよう、それぞれのソース画像のピクセルは正確
に同じ変倍およびディザリングを受けなければならな
い。その後のROPで使用するのに近傍ピクセルを利用
できない場合には、宛先ピクセルの値が近傍ピクセルの
値に依存する「近傍」処理は、ROP互換とならない。
【0008】近傍操作を使用する他の変換の例は、誤差
拡散ディザリング、ブルーノイズディザリング(blue no
ise dithering)および線形スケーリング(bi-linear sca
ling)である。また我々がROP互換性を維持したい場
合には、損失性の圧縮技術を排除しなければならない。
ROPは、ラスタデータについて定義されるが、アプリ
ケーションプログラムによってはめったに使用されな
い。上記の例では、白い長方形を、不透明な描画モード
で白いラスタの長方形を送ることで完成することができ
た。
【0009】歴史的に、ROPはウィンドウズに、ディ
スプレイ画面上にラスタグラフィックスを操作するのに
速くて簡単な方法を提供した。ウィンドウズ(登録商
標)GUIは成功している。これは、一つにはGUIが
同じ一組のグラフィックコマンド(GDI)を使用して
任意の装置に書き込む手段を提供するからである。ラス
タ装置と互換性のあるどのウィンドウズも、直接的にま
たはGDIにサポートを提供させることにより、ROP
をサポートする。使用頻度に関係なく、ROPが規定さ
れ、使用するアプリケーションプログラムに利用可能で
あるので、機能的に完全なプリンタドライバはROPを
サポートしなければならない。
【0010】近傍処理を避け、決定性のままであること
が必要なことを示す他の例は、アプリケーションの中に
は画像データをセグメントで送るものがあるという事実
である。画像は、水平または垂直に、1つのピクセルと
同じくらい小さいセグメントに分けられることができ
る。アプリケーションプログラムがラスタ画像を分解す
ることができるという1つの理由が、ウィンドウズが任
意のラスタ回転をまだサポートしないからであり、その
ためアプリケーションがドライバに送るのに先立って画
像を回転させる。いくつかのアプリケーションはセグメ
ントで回転を処理し、それが完了したときにそれぞれの
セグメントをドライバに送り、印刷処理に最後の画像を
セグメントから組立てさせる。時々、1つのピクセルコ
ールが、回転された画像の先端および底(ベース)で見
られる。これらの画像セグメントは、プリンタに送られ
る前にプリンタドライバで変倍およびディザリングされ
ることができ、それぞれの画像セグメントは最後の印刷
画像を作るため隣接するセグメントに継ぎ目無く結合さ
れなければならない。近傍処理により、容認できないア
ーティファクトが画像セグメントの境界に生じることが
ある。
【0011】本発明は、決定性のあるクラスタリングさ
れたドットの組織的ディザを使用し、継ぎ目のない画像
構成だけでなくROPをサポートする。Ulichney,R.の
「Digital Halftoning」(MIT出版、Cambridge,Ma.、1
987年)による決定論は、所与のソースピクセルが、
変倍およびディザリングの機能として宛先ピクセルの固
有のグループを生成する事実、および、これらの宛先ピ
クセルの値が1つのソースピクセルの値により単独に決
まるという事実を記述している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、決定性のあ
るクラスタリングされたドットの組織的ディザを使用
し、ラスタ画像の圧縮について改善された圧縮比を生成
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明を達成するため、
ピクセルあたり複数ビットの画像を、1ビット画像に変
換するための方法を提供する。この方法は、最初に4つ
の4分の1区分を持つ考案されたディザマトリクスを定
義する。それぞれの4分の1区分のそれぞれの行は、数
を減らした一組のパターンを持つよう定義される。複数
の索引が定義され、それぞれの索引は数を減らした一組
のパターンのうちの1つを定める。スーパーディザマト
リクスは4つの4分の1区分を持ち、それぞれの4分の
1区分が考案されたディザマトリクスから成る。スーパ
ーマトリクスは、ピクセルあたり複数ビットの画像にタ
イルのように張られる。次に、ピクセルあたり複数ビッ
トの画像のそれぞれの部分が、対応する考案されたディ
ザマトリクスと比較され、1ビット画像の部分を作成す
る。数を減らしたパターンのうちの1つが、1ビット画
像の部分のパターンと一致する場合には、それぞれの1
ビット画像の部分は、複数の索引のうちの1つを使用し
て圧縮される。圧縮器は、考案されたディザマトリクス
の第1の4分の1区分により生成される1ビット画像の
すべての部分を圧縮し、続けて考案されたディザマトリ
クスの第2の4分の1区分により作成される1ビット画
像のすべての部分を圧縮し、1ビット画像のすべての部
分が圧縮されるまでこれを継続する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、ラスタ画像の圧縮につ
いて改善された圧縮比を生成する。本発明の好ましい実
施形態は、写真に似た高解像度の画像をディザリングお
よび圧縮するのに最も有用である。本発明は、プリンタ
に送られるI/Oの量を削減するため、ホストコンピュ
ータ上で変倍(スケール)およびディザを行うプリンタ
ドライバにより使用されるためのものである。高解像度
は、ソース画像がディザリングされたモノクロ画像に変
換されるとき、大きな変倍を受けないことを意味する。
本発明は、高解像度の画像に遭遇したときに、モノクロ
のプリンタが経験することがある性能の問題に取り組む
ためのものである。本発明は、すべての画像について一
般的により高い圧縮比を達成する。本発明が1200D
PIプリンタについて開発された一方で、ここで説明す
る技術は他の装置または任意の高解像度のモノクロ装置
に直接適用される。比較する出力ファイルのサイズ以下
の現時点のデータは、「LaserJet」ドライバで生成され
る圧縮された出力を含む。利用できるドライバが600
DPI装置のドライバだけであり、ソース画像が大きい
高解像度の画像であるので、変倍比3および4が、60
0DPIのドライバの容量を超えた。変倍比3および4
は、ドライバの出力データを含んでいない。
【0015】使用されたプリンタは、「LaserJet5」の
プロトタイプ・フォーマットボードを加えた「LaserJet
4」であった。本発明で説明する技術は、任意のモノク
ロプリンタ(液体および固体のインクを使用していて
も)に適用することができる。
【0016】本発明で使用するいくつかの用語が、すべ
てのユーザになじみがあるというわけではない。DIB
は装置独立ビットマップであり、マイクロソフト・ウィ
ンドウズのオペレーティングシステムの共通使用におけ
るラスタファイル形式である。DPIは、1インチあた
りのドット数を意味し、本発明ではラスタファイルおよ
びプリンタの解像度を記述するのに使用する。DPIを
DIBに適用するのはいくぶん名称の誤った用い方であ
るが、以下の記述では、ソース画像が解像度を持つかの
ように記述する。これは、DIBコールがプリンタドラ
イバに届く時までに、アプリケーションプログラムと協
同してGDIが、固有の解像度の装置(600DPIの
プリンタのような)へのコールのコンテキストにおいて
DIBの解像度を決めたからである。ROPは、ウィン
ドウズの取り扱い仕様により記述されるラスタ操作であ
る。用語RLEは、圧縮されたファイルのランレングス
符号化を意味するのに用いられ、反復パターンを持つ傾
向がある圧縮データに使用される既知の方法である。
【0017】本発明の好ましい実施形態は、圧縮される
よう特に設計されたディザマトリクスを定義する。ディ
ザマトリクスは、ヒューレット・パッカード社の「Lase
rJet」プリンタで現在使用されているマトリクスと同じ
知覚される画像の品質を維持するが、現在使用される圧
縮方法より高い比でディザリングされた画像が圧縮され
ることを可能にするという特性を持つ。結果として、宛
先装置に送られるデータがより少ないので、印刷の性能
は現在の方法より速くなる。
【0018】本発明は、ここで示す特定の実施形態に限
られない。まず詳細に図1を参照する。ディザマトリク
スは、圧縮可能、ROP互換であるよう考案され、良い
品質の画像を生成する。これは、45度のスクリーンア
ングル上にクラスタリングされたドットの組織的ディザ
マトリクス(ordered dither matrix)である従来の8x8
ピクセルで開始することにより達成される。これは古典
的なディザリング方法であり、B.E.Bayerにより開発さ
れ、IEEEの通信国際会議の会報「An optimum method fo
r two-level rendition of continuous-tone picture
s」(1973年、ページ26.11〜26.15)に見
られる。図1は、64ピクセルのうち7つが満たされた
従来の8x8ディザマトリクスである。このパターンが
ページを横切ってモザイク式のやり方で繰り返される
と、約15%のグレーのパターンが生じる。
【0019】8x8マトリクスのそれぞれの4分の1区
分は、4x4のピクセルグループである。これら4x4の
4分の1区分は、2つの類似したグループに分割される
(図1に示されるようにAおよびBのラベルがつけられ
ている)。明るいグレーは、グループA内にのみドット
を含み、グループBは空白のままである。これは、シェ
ード(shade、濃淡)が明るいとき、グループBを非常に
圧縮可能とする。この例ではシェードが明るいので、グ
ループAのみがドット活動(dot activity)を持つ。暗
いシェードでは、グループAが完全にドットで満たさ
れ、グレーレベルが段階的に変化するにつれグループB
がドット活動を持つ。
【0020】ドットがどのようにグループAを満たすか
考えてみる。グレーレベルがゼロ(白)のとき、4x4
の4分の1区分のいかなるドットも「オン」でない。グ
レーレベルが段階的に増加するにつれ、黒のドットが4
x4の4分の1区分Aの中央近くに置かれ、8x8マトリ
ックス全体の見かけのグレーレベルをより暗く見せるよ
うにする。個々のドットは互いに隣接して置かれ、4x
4の4分の1区分の範囲内で増えるドットでクラスタリ
ングされた(clustered)グループを構成する。
【0021】本発明の好ましい実施形態は、白がグレー
レベル0を持ち、黒がグレーレベル255を持つという
規則を使用する。この規則は、黒のドットが白のページ
に置かれるモノクロプリンタについて共通である。また
この規則は、黒の画面に白のドットを置く画面ディスプ
レイについての、強度0が黒で強度255が白を使用す
る規則とは反対である。
【0022】ドット・クラスタがどのように作られるか
を理解するには、最初にドットがレーザプリンタでどの
ように作られるかを理解しなければならない。レーザ
は、印刷処理の残りに関して比較的高い精度で制御され
る。レーザ光により、静電荷の帯電が、レーザの目標領
域で印刷ドラム(感光体ドラム)を介して放出する。こ
の帯電は、レーザ光がドラムを打った同じ場所のドラム
に対して反対側の帯電されたトナーを引きつけるのに使
用される。帯電された紙は、ドラムからトナーを紙に引
きつけ、トナーは熱および圧力によって紙に溶融定着さ
れる。これは、精密なプロセスではない。最終的な出力
では、それぞれのドットは、実際には紙上の非対称の滴
(blob)である。
【0023】この滴のサイズは、ページ上に印刷された
テキストの品質を制御するのに重要である。テキストが
黒いので、観察者は最も黒くて鮮明である有用なテキス
トを所望する。これは、最も小さいサイズの滴を使用す
ることにより達成され、一方でなお、黒いテキストおよ
びグラフィックスについて完全なトナーの被覆範囲を得
ることにより達成される。図1のドットは、完全な被覆
範囲を作るのに十分にちょうど重なり合う理想的な円で
表される。この理想的な表現は真のモデルではないが、
ディザマトリクスを開発するのに十分良い。600DP
Iプリンタの論理的なピクセルは正方形であり、それぞ
れの辺は1/600インチの長さを持つ。トナーの理想
的なドットは円であり、完全に正方形を覆い、それぞれ
の角で正方形を交差する。トナーのこの円は4つの弦を
もち、4つの弦は、満たされた正方形の上、右、下およ
び左の近傍の正方形に重なる。正方形の領域が1正方形
単位の領域に正規化される場合には、1.57正方形単
位の領域について、円は正方形の対角線に等しい直径を
持つ。近傍の正方形に重なる弦のそれぞれは、領域0.
143の正方形単位を持つ。
【0024】8x8ディザマトリクスを使用して可能な
グレーの最も明るいシェードを考えてみると、64正方
形単位に領域1.57のドット1つとなり、被覆範囲は
2.45%である。実際には、64のうち1つのドット
を「オン」にすることは、きめが粗すぎるパターンを生
じさせるので、実際的な最も明るいシェードは、Aの4
分の1区分のそれぞれの1ドットを「オン」にし、4.
91%の被覆範囲とする。第2のドットを4分の1区分
のうちの1つに加えることを考えてみる。クラスタ・ド
ットの組織的ディザにより提供されるように、目的は、
できるだけ少ない量で合計の被覆範囲に影響を及ぼす方
法で、第2のドットを加えることである。これは、4分
の1区分において最大のグレーレベルを持つ能力を保持
する。第2のドットは、2つのドットが重なりあった弦
を共有するよう、第1のドットに隣接して置かれる。
【0025】結果として生じた2つのドットは、2単位
の正方形を覆い、4x4の4分の1区分の2*1+6*
0.143=2.86の正方形単位の領域について、隣
接する正方形に突き出る6個の弦を持つ。3番目のドッ
トは、8x8マトリクスで利用可能な64のうち2.8
6+1.57=4.43単位を覆い、6.92%のグレ
ーレベルをもたらす。4番目のドットは、8.94%の
グレーレベルをもたらし、5番目のドットは10.95
%のグレーを生じさせる。実際に、たとえドットが、印
刷処理によって個々のドットの集まりにある程度だけ似
たアモルファスの滴に一緒に融合したとしても、ドット
・クラスタはこのモデルに十分良く従う。最終的な紙の
出力上のこれらアモルファスの滴のサイズおよび密度
は、印刷処理のために制御しにくいが、これらの配置は
精密なレーザ制御により正確である。ドットクラスタの
形には曖昧な要素があるが、画像品質は考案されたディ
ザマトリクスにより逆に影響を受けない。実質的には、
考案されたディザマトリクスは、図3および図5の典型
的なディザマトリクスと同じ方法で、ドット・クラスタ
を増やさないことにより、ドット・クラスタの曖昧さを
増す。
【0026】グレーレベルの滑らかな処理を達成するた
め、現在の方法は、8x8マトリクスを16x16のスー
パーマトリクスに発展させる。図2は、4つの8x8マ
トリクスから成る16x16のスーパーマトリクスを示
す。8x8のマトリクスのそれぞれは、すでに説明した
のと同じAおよびBの4分の1区分から成る。それぞれ
の4分の1区分Aが2つのドットを含み、グレーレベル
を増加しようと望む場合には、3番目のドットを受ける
のに適格な8個の4分の1区分Aがある。ドットは、グ
レーレベルのダイナミックレンジを増やすよう1回に1
つずつ加えられる。第1の4分の1区分Aが4番目のド
ットを得る前に、それぞれの4分の1区分Aは3番目の
ドットを受ける。この方式は、8x8マトリクスで利用
できる64の可能なグレーレベルを、16x16のスー
パーマトリクスを使用して256のグレーレベルに広げ
るが、スーパーマトリクスは8x8のマトリクスの見か
けの解像度を維持する。
【0027】利用可能な256すべてのグレーレベルが
使用されるわけではない。600DPIでは、4分の1
区分Aのいずれかがが少なくとも1つのドットを持つ場
合には、すべての4分の1区分Aが少なくとも1つのド
ットを持たなければならず、そうでなければ結果として
のグレーパターンがきめが粗すぎるように見える。12
00DPIでは、エンジンの中には、1ドットを印刷す
るのに困難性をもつものがあるので、ドット・クラスタ
は、利用可能な最も明るいシェードについて2つのドッ
トから始めることができる。
【0028】ディザマトリクスが粗くなっているので、
グレーの傾斜(ramp)が印刷され、それぞれのグレーレベ
ルから反射される光量が慎重に測定される。このデータ
は、線形のグレーの傾斜を生成する最良のハーフトーン
の装置を得るため、ディザマトリクスについて最終的な
調整を行うのに使用される。利用可能で線形のままであ
る8ステップすべてを利用するのに十分なシェードの違
いを持たない中間調のグレーレベルがいくつかある。こ
のため、16x16ディザマトリクスで利用可能な25
5のグレーレベルのうち約240を使用するのが通常で
ある。好ましい実施形態で使用された考案されたディザ
マトリクスは十分調整されていなかった。比較画像を印
刷するのに使用されたディザマトリクスは、出荷された
製品の最終的なマトリクスである。考案されたディザマ
トリクスで印刷された画像を制御画像と比較するとき、
考案されたディザマトリクスの本質的な問題ではないが
線形化されたマトリクスを持たない結果であるより明る
いまたはより暗い領域が存在する。
【0029】図3は、画像をディザリングするヒューレ
ット・パッカード社の「LaserJet」プリンタドライバで
使用される典型的な4分の1区分Aのドットパターンを
示す。このディザマトリクスは、印刷業界で使用される
中間階調(ハーフトーン)を密接にエミュレートするの
に開発された。明るいシェードが印刷されるとき、4分
の1区分Aのドットのひとかたまりは、4分の1区分の
中央に置かれる丸い円をエミュレートする。16個のド
ットのみが4分の1区分に存在するので、丸いドットク
ラスタを厳密にエミュレートすることはできない。4分
の1区分全体が満たされると、4分の1区分Bが図5で
示されるパターンで満たされ始める。それぞれの4分の
1区分Bは、上、下、左および右で4分の1区分Aと接
するので(図2)、4分の1区分Bは白い円をエミュレ
ートするものとして考えることができる。4分の1区分
Bがドットで満たされるにつれ(図5)、すべてのドッ
トがAおよびBの4分の1区分に満たされて黒が得られ
るまで、エミュレートされる白い円は縮んでゆく。
【0030】図4および図6は、好ましい実施形態が使
用する4分の1区分AおよびBの考案されたドットパタ
ーンを示す。4分の1区分AおよびBのそれぞれの行
が、4つのビットパターン(1つはドットを持たないパ
ターン、1つは4ドットを持つパターン、残りの2つ
は、それぞれの線が1、2または3ドットを含むパター
ン)に制限されるよう、ディザマトリクスが考案された
ことに注意すべきである。この制限は、4分の1区分の
それぞれの行の4つのパターンに、2ビットの索引で索
引付けするのを可能にする。この制限、および4つのビ
ットパターンを規定しなければならないというより2ビ
ットの索引を使用することが、圧縮アルゴリズムの処理
に対する中心となる。画像がディザリングされるとき、
生成されるドットパターンのほとんどがディザマトリク
スで与えられたパターンから直接得られ、これが索引付
けされ、印刷されるパターンを表すのに必要なデータ量
を削減する。印刷されるパターンがディザマトリクスに
一致しないという状況が存在する。グレーレベルがソー
ス画像で変化するので、これらの変化は宛先画像にも同
様に反映される。
【0031】明るいグレーの背景に対して描かれる垂直
の黒い非常に細い線を持つ画像の例を考えてみる。この
例では、この非常に細い線は厚さ1/600インチであ
り、プリンタが600DPIプリンタであるので、宛先
画像は1ピクセル幅である線を含む。その線が宛先画像
のどこに存在しようとも、ディザリング処理はすべての
ドットが「オン」である黒のディザマトリクス値を用い
る。線が4x4の4分の1区分のどこを通過しようと
も、線が占めるピクセルは、「オン」に変わったドット
を持つ。4x4マトリクスのそれぞれの線は、背景のグ
レー値により生じたいくつかのドットに加え、線により
作られたドットを持つ。結果として生じたドットパター
ンは、考案されたディザマトリクスで規定された索引付
けされたパターンのうちの1つと一致するかもしれない
し、または一致しないかもしれない。この問題は、ソー
ス画像により引き起こされたエッジが、宛先画像のディ
ザマトリクスに入り込もうとするときはいつでも生じる
ことがあり、このことは共通に発生する。圧縮アルゴリ
ズムは、画像の忠実度を維持するため索引を持たないパ
ターンを取り扱うことができなければならない。さもな
いと、非常に細い線は損失され、エッジがぼけることが
ある。予想されたパターンを規定するのに索引を使用す
ることに加え、圧縮アルゴリズムはこの問題を解決する
のに4ビット長の文字パターンを規定することができ
る。
【0032】図3、4、5、および6を比較すると、現
在のディザマトリクスおよび考案されたディザマトリク
スの間の類似性に気がつく。これらは両方とも利用可能
なグレーレベルの類似した数を持ち、両方とも45度の
スクリーンアングルを使用して従来の中間階調をエミュ
レートする。図3および5は、図4および6よりきれい
な円のエミュレーションを作るが、前述したように、こ
れらの形は両方とも、印刷処理によりアモルファスの滴
になってしまう。両方法は、決定性およびROP互換で
あるという利点を共有する。主な違いは、パターンが画
像のエッジによりひずまないとき、図4および6の考案
されたマトリクスが、4ビットのパターンが2ビットで
索引付けされることができるよう設計されていることで
ある。
【0033】考案されたディザマトリクスは、現在のデ
ィザリング方法と同様に、中間階調をエミュレートしな
いのは明らかなので、画像品質の劣化を予想するのが合
理的である。品質劣化の量は予測することができないの
で、最も有効な試験は、考案されたディザマトリクスを
実施して画像を印刷し、比較することである。画像を比
較した後、考案されたディザマトリクスを最適化して処
理を繰り返す必要があるかもしれない。図8から図13
は、考案されたディザマトリクスを使用して印刷された
画像、および「LaserJet 5/5M」のウィンドウズのドラ
イバで見られるマトリクスで印刷された同じ画像であ
る。
【0034】定義された考案ディザマトリクスを用いた
圧縮処理について記述する。好ましい実施形態では、そ
れぞれの圧縮された線が同期バイトを持ち、これに画像
データが続く。画像データは、4種類ある。すなわち、
予測された行、文字、索引およびRLE(ランレングス
符号化)圧縮された索引である。それぞれの型は、画像
データの1または複数のニブルを表すが、これらは連続
した宛先ニブルではない。好ましい実施形態のディザマ
トリクスは、16x16ピクセルのマトリクス(図2)
であり、これは4つの8x8サブマトリクスから成る。
8x8マトリクスのそれぞれは、2つの4分の1区分A
および2つの4分の1区分Bから成る。線全体が同じグ
レーレベルで印刷され、ディザリングされた線が4分の
1区分Aの頭の部分で開始する例を考えてみる。この場
合、パターンA、B、A、B、A、B、...は、線全体
についてページを横切って繰り返される。16x16デ
ィザマトリクスは、グレーレベル数の拡張を可能にし、
1番目のAは2番目のAと一致する必要がなく、1番目
のBは2番目のBと一致する必要がない。1番目のAは
3番目、5番目、7番目、およびその線に含まれる奇数
番号ごとのAと一致する。2番目のAは偶数の番号をも
つすべてのAの4分の1区分と一致する。同じことはB
の4分の1区分についても当てはまる。圧縮アルゴリズ
ムは、ディザリングされた画像を4ストリングに分割す
る。すなわち、奇数番号のA、奇数番号のB、偶数番号
のA、偶数番号のBである。それぞれのストリングの要
素は、1ニブル(4ビット)の長さである。4つのスト
リングに、S1(ストリング1)、S2(ストリング
2)、S3(ストリング3)およびS4(ストリング
4)とラベルを付け、十分なデータが送られて宛先の線
を完全に記述するまで、画像データの最終的な伸長され
た線は、同期バイト、その次にS1から4ビット、S2
から4ビット、S3から4ビット、S4からの4ビッ
ト、そしてS1から4ビット、S2から4ビット等から
のデータから成る。プリンタに送られる圧縮された線は
同期バイトを持ち、S1のすべてのデータに、S2、S
3およびS4のすべてのデータが続く。これは、それぞ
れのストリングが独立して圧縮されることを可能にし、
伸長されたそれぞれのストリングの結果が、伸長器でイ
ンターリーブされる。
【0035】S1、S2、S3およびS4が圧縮される
とき、これらは制御バイトおよびデータバイトを使用し
て画像データを記述する。制御バイトは伸長器を制御す
るのに使用され、データバイトは伸長されるべきデータ
である。ストリングが独立に圧縮されるので、それぞれ
のストリングは、それ自身の一組の制御およびデータバ
イトを持つ。制御バイトは、画像データの次のセグメン
トのフォーマットを記述する。また制御バイトは、制御
バイトに属する圧縮データの量を記述する。制御バイト
で規定されたデータバイト数が画像データに伸長された
とき、圧縮データストリームの次のバイトは制御バイト
である。制御バイト形式に依存して、データバイトは必
ずしも必要とされないので、連続した制御バイトが許容
される。
【0036】線について相当多くのデータを規定するこ
とが、S1からS4までについて許容される。規定され
た行長からはずれたデータは、伸長器で無視されなけれ
ばならない。
【0037】索引値が意味をもつようにするため、圧縮
器および伸長器は、索引値を符号化および復号化するた
めのディザテーブルの写しをそれぞれ持たなければなら
ない。これらのテーブル値は、考案されたディザマトリ
クスを記述する。表1および2にそれぞれ示すように、
好ましい実施形態の考案されたディザマトリクスは、4
分の1区分Aおよび4分の1区分Bについての値を使用
する。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】正しいテーブルおよび行番号は、線におけ
る「同期バイト」および位置に基づいて計算される。正
確なビットパターンは、0から3の値を持つ索引を使用
して抽出される。
【0041】図7に示すように、データのそれぞれの圧
縮された線は、「同期バイト」20から始まる。ディザ
マトリクスは、ページ志向アンカーポイントを持つ。
「同期バイト」20の目的は、ディザリングされた画像
がディザマトリクスに同期する方法を規定することであ
る。ディザテーブルのエントリがディザリングされた画
像と一致するようにするため、画像およびディザマトリ
クスは同期しなければならない。それぞれのディザテー
ブルのエントリは4ピクセル幅であるので、0から3の
ピクセルのディザリングの変位(ずれ)が存在する。こ
のディザリング変位は、画像が現在の活動位置で始まっ
たが、画像が0から3のピクセルについてディザテーブ
ルのエントリの開始端に遭遇しないことを意味する。0
から3のピクセルを圧縮または伸長する手段は無いが、
線を開始するデータは、同期バイト内に収まっている。
伸長器は、「同期バイト」から0から3のピクセルを抽
出すると、S1からS4のデータを伸長およびインター
リーブする用意が整い、ディザリングされた非圧縮の画
像データの線を構成する。最初に使用されるディザテー
ブルは、「同期バイト」の中の次のビットで規定され
る。「同期バイト」の最後の2ビットは、テーブルAま
たはBの4つの線のどれが、非圧縮データの線全体につ
いて使用されるかを規定する。
【0042】とりわけ好ましい実施形態では、「同期バ
イト」20は8ビットのデータである。上位のビット1
および2(図7の参照番号31)は、ディザリング変位
を規定する。値の範囲は0から3であり、0から3ピク
セルの変位を規定する。ビット3、4および5(図7の
32)は、データの線を開始するディザリング変位を埋
める非圧縮のピクセルを規定する。実際に使用されるこ
れらのピクセルの数が、ディザリング変位の値である。
ディザリング変位が0の値を持つ場合には、いかなるデ
ータもビット3、4および5から抽出されない。ディザ
リング変位が値1を持つ場合には、ビット3が非圧縮の
線を開始するピクセル値である。ディザリング変位が値
2を持つ場合には、ビット3および4の値が非圧縮の線
を開始するピクセルである。最後に、ディザリング変位
が値3を持つ場合には、非圧縮の線はビット3、4およ
び5と同じ値のピクセルから始まる。
【0043】ビット6(図7の33)は、索引値を検索
するため、現在の線がテーブルAまたはテーブルBで始
まるかどうかを規定する。「0」(ゼロ)は、現在の線
がテーブルAから始まることを示し、「1」は、現在の
線がテーブルBで始まることを示す。
【0044】ビット7および8(図7の34)は、テー
ブルAまたはテーブルBのどの線が、現在の線について
使用されるかを規定する。可能な値の範囲は0から3で
あり、これは第1の線から第4の線を規定する。
【0045】ストリングS1からS4のうちの1つが圧
縮されるとき、圧縮されたストリングは、「制御バイ
ト」(図7の21)で開始する。「制御バイト」21
は、非圧縮データの次のセグメントが得られる方法を規
定する。「制御バイト」21が、文字連または索引連に
ついてのものである場合には、制御バイトはどれくらい
のデータが制御バイトに続くかを規定する。時々キャリ
ーバイトが示され、制御バイトに続くデータに、より多
くのデータバイトを規定するキャリーバイトが続く。す
べての規定されたデータバイトが伸長されると、次のバ
イトは制御バイトまたは線の終わりである。制御バイト
が予測された行、またはRLE圧縮された索引連である
場合には、いかなるデータバイトもあとに続かず、次の
バイトは別の制御バイトかまたは線の終わりである。画
像幅を満たすのに十分なデータが伸長されたとき、線の
終わりに達する。
【0046】画像の幅、高さおよび位置は、画像のいか
なるラスタデータにも先立ってプリンタに送られるプリ
ンタコマンドにより規定される。画像幅はピクセルで規
定され、圧縮データはニブルで規定されるので、非圧縮
データの1から3の余分なピクセルが存在することがあ
る。画像幅に収まるデータのみが有効として考慮されな
ければならず、たとえあっても、余分なピクセルは無視
されなければならない。
【0047】好ましい実施形態では、「制御バイト」2
1のビット1および2(図7の41)は、制御バイトの
種類を規定する。値の範囲は、00から11である。フ
ォーマット値は、ニブルの予測された行の連については
00、ニブルの文字連については01、ニブルの索引連
については10、また索引付けされたニブルのRLE圧
縮された連については11である。制御バイトの下位6
ビットは制御バイトの機能に依存し、これについては次
に記述する。「制御バイト」は、画像データを含むこと
もでき、または含まないこともできる。
【0048】予測された行の連続データは、ディザリン
グされた画像データの現在の行の、先行の8線前の行へ
の類似点を利用する。この類似点は、画像の性質、画像
の拡大およびディザマトリクスにより課されるパターン
から起こる。現在の行が、画像の開始の8線の中に存在
する場合には、圧縮器はこの比較のため出力データの8
線をバッファし、初期の行はすべてゼロであるとみなさ
れる。圧縮器は8線後ろのデータ行を調べ、データが正
確に現在のデータと一致する場合には、予測された行の
連として、そのデータは圧縮される適格がある。8線後
ろのデータ行が一致しないデータを含むとしても、古い
行の多くはまさに正しい。
【0049】予測行のデータは、実際にはプリンタに送
られない。制御バイトは伸長器に、先行の8線前に伸長
した線から規定されたニブル数をコピーし、現在の線に
そのデータを使用するよう指示する。予測行が現在の線
のデータと一致しないすべての領域は、他の制御バイト
形式を使用して圧縮される。ディザリングの間に生成さ
れるニブルのパターンの数が、考案されたディザマトリ
クスにより限られるので、これは良く作用する。またこ
れは、それぞれのディザリングされたニブルに使用され
るビットパターンの確率に影響を及ぼすので、ニブルの
ビットパターンの完全な一致を見つける確率が高まる。
ともすれば文字連を引き起こす8行またはそれより多い
行について広がる垂直のエッジは、予測行の方法により
圧縮に適していることがある。
【0050】本発明の開発の間、予測行のデータを抽出
するベースデータの位置について、いくつかの選択肢を
考慮した。選択肢の中には、4行と4ピクセル戻る、現
在の行で8ピクセル戻る、8行戻る、および16行戻
る、があった。16:1より大きい比で拡大される画像
については、どの行も16線後ろの行または16線前の
行のどちらかに一致するのが保証されたので、16行戻
るのは良い選択であった。しかし、そんなに変倍される
画像はすでに十分良く圧縮されるので、16行戻る方式
は却下された。また、8倍以上に変倍される画像は、I
/Oのロードバランシングのためにソース画像として送
られることもできる。4線と4ピクセル戻るのは、いく
つかのグレーレベルについてあまり良く圧縮せず、また
垂直エッジの圧縮を利用しなかった。同じ線上で4ピク
セルまたは8ピクセル戻ることは、これらの状況がRL
E索引の制御バイトで対処されたので、全体の圧縮比を
あまり増やさなかった。ベース線について8線戻ること
が、高解像度のラスタ画像に最良の選択を作ると経験的
に決められた。他の選択肢は、圧縮器および伸長器につ
いてデータのベース行の位置を決めるスケーリング因子
を使用することである。ベース行は、16またはそれ以
上の因子で変倍される画像については16行後ろ、他の
すべての画像については8行後ろである。これは、ラス
タ画像をディザリングする能力がないプリンタにとっ
て、良い選択肢となる。これらの製品では、スケーリン
グ因子にかかわらず、すべての画像がドライバで変倍お
よびディザリングされる。
【0051】「予測行の連の制御バイト」21の上位2
ビット(図7の41)は、00(図7の41)である。
「予測行の連」の制御バイトの次の6ビット(図7の4
2および43)はカウンタを含み(範囲は0から63ま
で)、続く予測行データの1から63のニブルを表す。
上記で述べたように、圧縮器が、現在のデータと、示さ
れたニブルについてのベース行との間に完全な一致があ
ると判断した時に、予測行連が使用され、伸長器はベー
ス行から現在の行の画像データを抽出することができ
る。予測行データが3ニブルより小さい場合には、異な
る制御バイト形式が使用される。カウンタ値が63であ
る場合には、予測行データの63個のニブルがあとに続
き(カウンタ値が62である場合と同じ)、データスト
リームにおける次のバイトが予測行のキャリーバイトで
ある。
【0052】キャリーバイトが存在する場合には、キャ
リーバイトのすべての8ビットがカウンタとして使用さ
れる。このカウンタの値の範囲は0から255であり、
現在のX位置においてデータの1から255ニブルがベ
ース行から抽出され、現在の行に使用されることを示
す。カウンタ値が255である場合には、255個のニ
ブルが存在し、データストリームにおける次のバイトも
またこれと同じ形式のキャリーバイトである。
【0053】「制御バイト」21の上位2ビットが01
(図7の41)である場合、「文字連」が示される。文
字連では、「制御バイト」21の下位6ビット(図7の
の42および43)が、2つのフィールドに分割され
る。第1のフィールド42は、値0から3の2ビットの
カウントフィールドであり、続く文字データの1から3
ニブルに加え、キャリーのインジケータを示す。ニブル
のカウントフィールド(図7の42)が0であるとき、
文字のニブル43が「制御バイト」21に含まれる。ニ
ブルのカウントフィールド(図7の42)が1であると
き、第1のニブル43は「制御バイト」21に含まれ、
第2のニブルが「制御バイト」21に続くデータバイト
22の上位ビットにある。データバイト22の下位ビッ
トは、ニブルのカウントフィールド42が1であるとき
は使用されない。ニブルのカウントフィールド42が2
であるとき、第1のニブル43が「制御バイト」21に
含まれ、第2のニブルが、続くデータバイト22の上位
ビットにあり、第3のニブルが、データバイト22の下
位ビットにある。最後に、ニブルのカウントフィールド
42が3であるとき、キャリー条件が存在し、ニブルカ
ウントフィールド42が2であるときに記述したように
画像データの3つのニブルがある。キャリー条件は、文
字のデータバイト22に続くバイト23が「文字連キャ
リーバイト」であることを示す。この「文字連キャリー
バイト」は8ビット長で、0から255の値を持つ。0
から254の値は、「文字連キャリーバイト」に続く文
字データの1から255ニブル(データのそれぞれのバ
イトに2つのニブル)を示す。カウントが奇数である場
合、最後のデータバイトの下位ニブルは使用されない。
値255はキャリー条件であり、文字データの255個
のニブルが続き、次のバイトが、説明したのと同じ形式
の別の「文字連キャリーバイト」であることを示す。
【0054】文字連の制御バイトのビット5、6、7お
よび8(図7の43)は、4ビットの文字データフィー
ルドである。上記述べたように、文字データの第1のニ
ブルは、この領域に格納される。通常文字連は、ラスタ
画像内の対象のエッジに作られるだけなので、文字連の
大多数は、長さが1ニブルだけである。データの文字連
は、それらが負の圧縮比を持つので、圧縮の観点から非
常にコストがかかる。文字連の長さは、制御情報のオー
バーヘッドに加え文字データの量である。文字連の大多
数の長さが現に1ニブルである場合、これらのニブルの
それぞれがデータが圧縮される時にフルバイトに拡大さ
れ、データの1:2の拡大をもたらす。しかし前に言及
したように、文字連は、画像の忠実度を維持するのに必
要である。
【0055】「制御バイト」21の上位2ビット41が
10である場合、「索引連」が示される。「索引連」が
あると、「索引連制御バイト」21の下位6ビット(図
7の42および43)が値0から63を持ち、続く索引
データの1から64バイトを表す。索引データのそれぞ
れのバイトは8ビット長であり、4つの2ビットの索引
を表すのに十分である。これらが圧縮されたストリング
にインターリーブされるので、1つの圧縮されたストリ
ングにおける索引は、1つのディザテーブル(すなわ
ち、ディザテーブルAまたはディザテーブルB)につい
ての全部となる。3つの情報が、索引を復号して正しい
ピクセルパターンを検索するのに必要である。伸長器
は、現在のテーブルが何であるかを知る必要があり(S
1およびS3は、ディザテーブルAまたはディザテーブ
ルBの一方を用い、S2およびS4はディザテーブルA
またはディザテーブルBの他方を用いる)、ディザテー
ブルを使用するのに正しい線の番号を得るには、同期バ
イトからの線の番号が必要であり、正しいディザテーブ
ルのエントリを得るには、圧縮データのデータバイトか
らのディザテーブルの索引を必要とする。
【0056】索引連の索引が、1または複数のデータバ
イト内ですべて同じである場合には、圧縮された索引形
式が使用される。それらの部分をRLE索引連に変換す
ることにより文字連をばらばらにするという影響を最小
にするため、同じ値の4つの索引を持つデータバイトだ
けが変換される。圧縮された索引を示すため、「制御バ
イト」21の上位2ビットは11である。画像データ
は、コマンドバイトの下位6ビットに圧縮される。6ビ
ットのうち、最初の2ビットは索引番号であり、最後の
4ビットは0〜15の範囲を持ち、データバイトを繰り
返す1から16を示す。それぞれのデータバイトは4つ
の索引を含み、それぞれの索引は伸長されたデータのニ
ブルを表すので、1つのRLE圧縮バイトで表すことが
できる最大データ量は、32バイトの非圧縮データであ
る。RLE圧縮索引連は、キャリーバイトを持たない。
【0057】この方式の圧縮結果は、画像の圧縮および
伸長が行われるだけでなく、考案されたディザマトリク
スを使用してディザリングされる試験プログラムを書く
ことにより経験的に決まった。プログラムは、ピクセル
あたり8ビットのカラーまたはグレースケールDIBに
つき8ビットを受け、ピクセル当たり1ビットの2つの
出力DIBを作る。現在の「LaserJet」ドライバがカラ
ー画像をピクセル当たり8ビットのグレースケール画像
に変換するので、入力DIBはピクセル当たり8ビット
であり、そのためピクセルあたり8、24および32ビ
ットのカラーDIBの圧縮性能は、8ビットDIBを使
用して導き出すことができる。2つの出力DIBがあ
り、そのうちの一方は新しい圧縮方法を使用して圧縮さ
れ、他方は、非圧縮であるが考案されたディザマトリク
スを使用してディザリングされるピクセルあたり1ビッ
トのDIBである。出力の圧縮DIBのサイズは、出力
の非圧縮DIBのサイズと比較され、圧縮比を計算す
る。非圧縮DIBは、印刷出力を生成する商用アプリケ
ーションプログラムで印刷することができる。この試験
圧縮プログラムは、圧縮アルゴリズムの圧縮比(性能で
はない)を分析する際に柔軟性があるよう書かれた。試
験圧縮プログラムは、圧縮連のそれぞれの種類の影響を
切り離すため、RLE索引連および予測連をディスエー
ブル(disable)する機能を持つ。圧縮プログラムの試験
バージョンが計画的に効率が悪くなっているので、性能
についてはいかなる時間測定も行わなかった。
【0058】試験画像は、コダック(Kodak)に送られて
コダックフォトCD(Kodak Photo CD,商標)上に走査
された個人写真である。最も高い解像度(16*ベー
ス)の画像のうちの6個が選択され、3072ピクセル
幅の2048ピクセル高さであるピクセルあたり8ビッ
トのグレースケールのDIBに変換された。それぞれの
画像は、固有の理由により選ばれた。それぞれの図(図
8〜図13)で、上の画像(各図の(a))は本発明を使
用して印刷され、下の画像(各図の(b))は標準の「La
serJet」プリンタドライバを使用して印刷された。
【0059】図8は、いくつかの興味深い領域を持つ。
レンガおよび屋根板における縁(境)は、ディザマトリ
クスのエッジの動きに対する洞察を提供する。黒い車
は、暗い領域についてのディザマトリクスの動作を示
す。画像で最も興味深い領域は、ナンバープレートであ
る。ナンバープレートの下部には句「FAMOUS POTATOE
S」があり、ほぼ判読できる。
【0060】図9は、明るいシェードおよび暗いトーン
の大きな「ソフト」領域を持つ。
【0061】図10は、葉および枝の多くの高周波領域
を持つ。
【0062】図11は、空および砂漠の微妙なトーン
と、飛行機および山のエッジを示すのに含めた。またこ
の画像は、空および砂漠の類似したグレーレベルが非常
に圧縮可能であるので、選択された。
【0063】図12は、前景の茂みの中間調のエッジ
と、プロペラで作られた飛行機の背後の塵の微妙な情報
を持つ。
【0064】図13に示されるように、グランドプリズ
マティック(Grand Prismatic)は、イエローストーン
(Yellowstone)国立公園の熱湯の最大のたまりである。
この画像は、上昇する蒸気からの多くの微笑なソフトな
シェードと、いくつかの良い高周波領域を持つ。
【0065】図10は、画像を圧縮しにくくする葉およ
び枝の高周波の画像の変化の存在により圧縮の詳細な分
析のため選択された。3:1のスケーリング因子が、4
x4の4分の1区分内に多くのグレーレベルの変化を作
るのに使用された。4つのソースピクセルは、12の宛
先ピクセルをつくり、4分の1区分内の線のそれぞれ
は、できる限り2つのグレーレベルからディザマトリク
スのパターンを引き出す。結果として生じた4ビットの
パターンが、異なるグレーレベルを持つことがある2つ
の隣接するソースピクセルから生じるので、これは文字
連の発生を増やす傾向がある。ドットパターンが、2つ
の異なるグレーレベルからのディザマトリクスのエント
リから形成されるので、ディザテーブルのエントリの候
補である4つのビットパターンは一致を見つけることが
できないことがある。パターンがディザテーブルのエン
トリと一致しない場合には、文字のニブルが作られる。
【0066】秋の木々の画像は、索引連および文字連だ
けを使用して圧縮された。画像データの52836ニブルを
表す合計数51305の文字連について、長さ1の49774の文
字連および長さ2の1531の文字連がある。2より大きい
長さの文字連は存在しなかった。画像全体は56623104ピ
クセル、すなわち14155776ニブルである。ディザリング
および変倍された画像の0.4%だけが、ディザテーブ
ルのエントリと一致できず、文字のニブルを作った。長
さ1のニブルのそれぞれの文字連は、それが圧縮データ
に置かれたとき、フルバイトに拡大され、長さ2のそれ
ぞれの文字連は、圧縮データの2つのフルバイトを生じ
たので、文字連からの圧縮データ量は52836バイトであ
った。画像データの残りの99.6%、すなわち141029
40ニブルは、ディザテーブルの索引値に変換された。25
7611の索引連があったので(索引コマンドバイトに索引
キャリーバイトを加えて)、圧縮索引データは、257611
のオーバーヘッドのバイトおよび3548563の索引データ
バイトから構成された。この索引データは、1.8:1
の圧縮比で、3806174のデータバイトに圧縮された。こ
のデータは、DIBのオーバーヘッドのバイト6206バイ
ト(ヘッダ情報、カラーテーブルおよび調整バイト)と
組み合わされ、3865216バイトの圧縮DIBを作った。
非圧縮DIBは7077950バイトであったので、全体の圧
縮比は1.83:1である。
【0067】圧縮アルゴリズムを文字および索引連の使
用に制限することは、この圧縮アプローチの実現の可能
性に対して洞察を提供した。画像データの0.4%のみ
が文字ニブルであり、画像データの99.6%を索引で
表すことができた。文字ニブルは、圧縮データストリー
ムに置かれるときに2倍に拡大され、索引ニブルは1.
8の因子で圧縮されたので、圧縮データの1.3 %が
文字ニブルの結果であり、圧縮データの98.6%は索
引ニブルの結果であった。
【0068】次の試験では、同じ画像を使い、前述のよ
うに使用可能な(enabled)文字および索引連で圧縮し
た。同じ1:3の変倍比が使用された。また圧縮データ
は、RLE(ランレングス符号化)索引の候補を探すの
に再び試験された。この時、圧縮ストリングS1からS
4のそれぞれが調べられ、8またはそれ以上の連続した
同一の値を含んだ索引の発生が圧縮データから削除さ
れ、RLE索引連で置き換えられた。
【0069】索引は2ビットであるので、4つの索引は
1バイトを消費する。RLE索引連は、1バイトを消費
するだけであるが、4つの索引をRLE索引連に変換す
るのはトレードにさえならない。索引連は、コマンドバ
イトおよび64までのデータバイトから成る。RLE圧
縮データへの変換の候補である索引データの連は、索引
連の任意の場所で生じることができる。候補の索引が索
引連の中間で生じる場合、索引連は3つの連に分割され
る。3つの連の1番目は、RLE候補の索引の前に生じ
た索引をもつ索引連である。第2の連は、新しいRLE
連から成る。3番目の連は、RLE連に続くすべての索
引から成る新しい索引連である。これらの連のそれぞれ
がコマンドバイトを持つので、この例では作られた2つ
のコマンドバイトがあった。8索引を最小限としてRL
E索引連を制限することにより、索引データのRLE索
引データへの変換が、どの場合でも圧縮データ量を拡大
しないことを保証する。
【0070】画像が同じだったので、文字ニブルの数は
変わらないだろうと予想された。前述のように、画像デ
ータの52536ニブルが、圧縮データの52536バイトを占め
た。338292のRLEの索引連が作られ、画像データの96
25532ニブルを占めた。それぞれのRLE索引連は1バ
イトであるので、RLE索引連の圧縮比は14.2:1
であった。RLE索引連は、圧縮データの18.4%、
すなわち338292バイトを占めた。画像の67.9%が、
RLE索引連で表されることができ、0.3%が文字連
で表されることができたので、画像の31.6%が、R
LE索引連に変換される適格がなかった索引連で表され
た。索引連の圧縮比が1.5:1に落ちたので、画像デ
ータの31.6%が、圧縮データの78.6%となっ
た。索引連がRLE索引連を抽出することによりばらば
らにされたので、索引連の圧縮比が減少し、コマンドバ
イトのオーバーヘッドがより大きい影響を持つだろうと
予想された。
【0071】同じ画像が、文字、索引、RLE索引およ
び使用可能な予測連で圧縮された。プログラムは前述の
ように圧縮を行い、それぞれの圧縮された線は、予測連
の候補を識別するため再び調べられた。予測連は、先行
の8線前に生じた線の同じX位置におけるデータに正確
に一致するデータを線が含むことを示すので、圧縮器
は、ベース線からデータを抽出するよう伸長器に指示す
るコマンドバイトを作ることだけ必要とする。複写すべ
きニブルの数を規定するカウントは、コマンドバイトに
含まれる。連の任意の種類が、部分的または全体的に、
予測連で置き換えることができる。圧縮データが再度処
理されるとき、既存の連のうちのいくつかが予測連によ
り完全に消費され、予測連が既存の連の中間で開始また
は終了したとき、いくつかの既存の連がばらばらにされ
た。
【0072】文字連のいくつかは、予測行の連により消
費された。1ニブルの文字連の数は42045に減少し、150
9の2ニブルの文字連があり、これらは画像の0.3%で
ある合計45063の文字のニブルである。索引連の数は236
726に減少し、これは画像の28.0%である4157554ニ
ブルを表す。RLE索引連の数は80889に減少し、これ
は1441646ニブル、すなわち画像の9.7%を表す。9196
929ニブル、すなわち画像の61.9%を表す168038の
予測連が存在した。また予測連の大多数が、RLE索引
連の候補であったデータから生じた点に注意するのが興
味深い。クラスタドットのディザマトリクスにおけるド
ット活動が、類似のグレーレベルについてかなり局所化
され、RLE索引連および予測連の両方がこの特性を利
用するので、このことは直観的に理解できる。
【0073】このアプローチは、1:2のデータ拡大を
持ち、圧縮データの2.7%を生成した文字連により、
画像の0.3%が表された結果となった。画像データの
9.7%を表したRLE索引連は、8.9:1の比で圧縮
され、圧縮データの4.8%を表した。画像の28.0%
を表した索引連は、1.6:1の比で圧縮され、圧縮デ
ータの77.7%を占めた。画像データの61.9%を表
した予測行の連は、18.8:1の比で圧縮され、圧縮
データの14.6%を生成した。圧縮されたDIBは16
27993バイトであり、全体の圧縮比は4.53:1であっ
た。
【0074】また同じ画像が、4対1の変倍比で圧縮さ
れた。この比では、それぞれのソースピクセルは、4ピ
クセルの4つの線それぞれに拡大され、宛先画像のサイ
ズは12582974バイトである。それぞれのソースピクセル
がそれぞれの線の4ピクセル幅のセグメントを作るの
で、ソースピクセルおよび宛先ニブルの間に直接的な調
整(位置合わせ)があり、よって少しの文字連もあるべ
きではない。宛先ピクセルがソースピクセルから多く作
られれば作られるほど、より同種の画像をわずかに生じ
させるので、より大きいスケーリング因子のために全体
の圧縮比も改善される。
【0075】予想したように、いかなる文字連も作られ
なかった。6620240の画像のニブル、すなわち画像の2
6.2%を表す381374索引連があった。141221のRLE
索引連が作られ、これは2531208の画像のニブル、すな
わち画像の10.0%を表す。275504の予測連があり、
これは16037536ニブル、すなわち画像の63.6%を表
す。圧縮データは、0.0%の文字連、圧縮比1.6:1
の78.6%の索引連、圧縮比8.9:1の5.4%のR
LE索引連、および圧縮比19.4:1の15.9%の予
測行の連があった。圧縮DIBは2529519バイトを含
み、非圧縮DIBは12582974バイトを含んでいたので、
全体の圧縮比は4.97:1であった。
【0076】図8から図13は、考案されたディザマト
リクスを使用して作られた印刷のサンプル、およびHP
の「LaserJet」プリンタの標準ドライバを使用して作成
された同じ画像である。図14から図31は、同じ試験
画像についての圧縮の要約および変倍比を示す。結果と
して生じた画像が600DPIドライバを使用してペー
ジ上に収めるには大きすぎたので、HP「LaserJet」プ
リンタドライバを使用する印刷ファイルのサイズは変倍
比1および2のみについて含まれる。
【0077】以上をまとめると、考案されたディザマト
リクスおよび圧縮技術を使用することは、わずかに劣化
された画像品質および良い圧縮比をもたらす。画像品質
は定量化するのが難しいが、ヒューレット・パッカード
社の「LaserJet」プリンタドライバを使用して印刷され
た同じ画像と比較すると、画像品質の検出可能な劣化が
ある。考案されたディザマトリクスの画像が同じように
鮮明でなく、わずかに混乱させられる外観を持つ。この
劣化は、考案されたディザマトリクスのグレーの明るい
シェードが、より暗いシェードのサブセットではないと
いう事実に起因すると思われる。明るいシェードで使用
されるいくつかのドットは、より暗いシェードでは使用
されず、これによってドットの集まりが、4x4の4分
の1区分内のビットを揺らがせる。この揺らぎ(wanderi
ng)は、おそらく画像の鮮明さを減らす。また、これは
第2の問題を引き起こす。2つのグレーのシェードが互
いに隣接しているとき、「オン」になるドットが多すぎ
るという状況がいくつかある。この影響は、考案された
ディザマトリクスの画像を、まるでコショウで軽く振り
まいたように見せる。コショウの影響は、グランドプラ
ズマティック(Grand Prismatic)のたまりの画像(図
13)から立ち上る蒸気および離陸しようとする飛行機
の写真の空(図12)で観察することができる。画像劣
化はあまり厳しくなく、画像品質を犠牲にして高速印刷
を選択するため、圧縮の恩恵はこれを実行可能な選択肢
とすることができる。
【0078】現在の圧縮アルゴリズムを維持し、実際の
ディザマトリクスを使用し、考案されたディザマトリク
スを使用しないことができる。これにより、文字連で圧
縮されている画像が、より高い割合になる。考案された
ディザ法を使用することにより、文字連を必要とするの
は画像の約0.5%(すなわち圧縮データの3%であ
る)という結果であるので、この技術は文字連の量を相
当増やす余裕があり、そのうえなお全体の良い圧縮比を
生成することができる。
【0079】さらに、他のアプローチは、2ビットでな
く1ビットであるようにディザテーブルへの索引を変更
する。これは、それぞれの4分の1区分の線について、
4つでなはなく2つのエントリのみを考慮する。すべて
のドットが「オン」であるパターン、およびすべてのド
ットが「オフ」であるパターンは相当しばしば発生し、
最初に一目見ると、それらは保持すべきものであって、
落とすべきものとは見えない。鍵となるのは、それらの
パターンがいつ生じるかであり、通常は大きい反復で生
じる。すべてのドットが「オン」またはすべてのドット
が「オフ」のどちらについても索引が存在しない場合に
は、これらのニブルは文字連になる。結果として生ずる
文字連は、すべて同じに見えるデータバイトを持ち、圧
縮データの線は単純なランレングス符号化技術を使用し
て2回目に圧縮され、その文字連は相当圧縮可能であ
る。
【0080】代替的な実施形態は、上で提示された考え
の組合せである。典型的なディザマトリクスの実現は、
図3および図5に示される。ディザテーブルからすべて
のドットが「オン」であるパターンを取り除き、そのパ
ターンを新しいパターンで置き換え、典型的なディザマ
トリクスが、すべてのドットが「オン」であることを除
いて完全に表されるようにする。ディザリングされた画
像がすべてのドットが「オン」のニブルを生成するとき
はいつでも、そのパターンは文字連になる。フォーマッ
ト3(図7におけるバイナリ11)が文字連について使
用されるよう、制御バイトを修正する。圧縮器がすべて
のドットが「オン」である4分の1区分に遭遇するとき
はいつでも、それが長い連であることは非常にありう
る。すべてのバイトが「オン」である文字連の制御バイ
トは0xFFであり、すべのドットが「オン」である文
字連を反復するためのデータバイトは0xFFであ
り、。すべてのドットが「オン」である文字連のキャリ
ーバイトは0xFFである。ランレングス符号化の圧縮
器で圧縮データの第2の圧縮を行う。
【0081】本発明の好ましい実施形態を示したけれど
も、当該技術分野の当業者には、本発明の原理からはず
れることなく様々な改良が可能であることがわかるであ
ろう。
【0082】本発明は例として次の実施態様を含む。 (1)考案されたディザマトリクス(図4および図6)
を第1に定義するステップと、前記考案されたディザマ
トリクスに複数の索引(表1および表2)を第2に定義
し、それぞれの索引がユニークなパターンを定義するよ
うにするステップと、前記考案されたディザマトリクス
を使用して、ピクセルあたり複数ビットの画像を1ビッ
ト画像に変換するステップと、前記ユニークなパターン
が、前記1ビット画像のサブパターンに一致する場合
に、前記索引を使用して前記1ビット画像を圧縮するス
テップと、を含むピクセルあたり複数ビットの画像を、
1ビット画像に変換するための方法。
【0083】(2)前記ピクセルあたり複数ビットの画
像に前記考案されたディザマトリクスをタイルのように
張るステップと、前記タイルのように張られた考案され
たディザマトリクスを、複数のサブディザマトリクス
(図1)に分割するステップと、前記ピクセルあたり複
数ビットの画像の部分を、対応するサブディザマトリク
スと比較して、前記1ビット画像の部分を作るステップ
と、を含み、第1のサブディザマトリクスにより作られ
る前記1ビット画像のすべての部分を圧縮し、続けて第
2のサブディザマトリクスにより作られる1ビット画像
のすべての部分を圧縮し、前記1ビット画像のすべての
部分が圧縮されるまで継続するステップと、を含む上記
(1)に記載のピクセルあたり複数ビットの画像を1ビ
ット画像に変換する方法。
【0084】(3)考案されたディザマトリクス(図4
および図6)を第1に定義し、それぞれの行が、数を減
らした一組のパターンを持つようにするステップと、前
記考案されたディザマトリクスに複数の索引(表1およ
び2)を第2に定義し、それぞれの索引が、前記数を減
らした一組のパターンの1つを定義するようにするステ
ップと、前記考案されたディザマトリクスを、複数のサ
ブディザマトリクス(図1)に分割するステップと、ピ
クセルあたり複数ビットの画像に、前記考案されたディ
ザマトリクスをタイルのように張るステップと、前記ピ
クセルあたり複数ビットの部分を、対応するサブディザ
マトリクスと比較して、1ビット画像の部分を作るステ
ップと、を含み、前記数を減らしたパターンの1つが前
記1ビット画像のパターンに一致する場合に、前記索引
を使用して前記1ビット画像を圧縮し、第1のサブディ
ザマトリクスにより作られた前記1ビット画像のすべて
の部分を圧縮し、続けて第2のディザマトリクスにより
作られた前記1ビット画像のすべての部分を圧縮し、前
記1ビット画像のすべての部分が圧縮されるまで継続す
るステップと、を含むピクセルあたり複数ビットの画像
を、1ビット画像に変換する方法。
【0085】(4)前記圧縮するステップが、同期バイ
ト(20)を加えるステップと、使用される圧縮技術を
示すよう、制御バイト(21)を第1に符号化するステ
ップと、を含む上記(2)または(3)に記載のピクセ
ルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方
法。 (5)前記第1に符号化するステップが、前記1ビット
画像の現在のデータと、前記1ビット画像のベース行と
の間に一致があるとき、予測行の連を第2に符号化する
ステップと、前記1ビット画像のサブパターンが索引パ
ターンに一致しないとき、文字連を第3に符号化するス
テップと、複数の索引(表1および表2)が存在すると
き、索引連を第4に符号化するステップと、1つの索引
の連(ストリング)が存在するとき、RLEの連を第5
に符号化するステップと、を含む上記(4)に記載のピ
クセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換す
る方法。 (6)前記同期バイトを加えるステップが、ディザの変
位の値を同期バイト(20)に第2に符号化するステッ
プと、どのサブディザマトリクスが圧縮されるかを第3
に符号化するステップと、後続の情報が前記サブディザ
マトリクスのどの線に最初に関連するかを第4に符号化
するステップと、を含む上記(4)に記載のピクセルあ
たり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方法。
【0086】(7)4つの4分の1区分を持つ考案され
たディザマトリクス(図4および図6)を第1に定義
し、それぞれの4分の1区分のそれぞれの行が数を減ら
した一組のパターンを持つようにするステップと、前記
考案されたディザマトリクスに複数の索引(表1および
2)を第2に定義し、それぞれの索引が、数を減らした
一組のパターンの1つを定義するようにするステップ
と、4つの4分の1区分を持つスーパーディザマトリク
スを定義し、スーパーディザマトリクスの4つの4分の
1区分のそれぞれが前記考案されたディザマトリクスに
より表されるようにするステップと、ピクセルあたり複
数ビットの画像に前記スーパーディザマトリクスをタイ
ルのように張るステップと、前記ピクセルあたり複数ビ
ットの画像の部分を、対応する前記考案されたディザマ
トリクスと比較して、1ビット画像の部分を作るステッ
プと、前記数を減らしたパターンの1つが前記1ビット
画像のパターンに一致する場合に、複数の前記索引の1
つを使用して前記1ビット画像を圧縮し、前記考案され
たディザマトリクスの第1の4分の1区分により作られ
た前記1ビット画像のすべての部分を圧縮し、続けて第
2の前記考案されたディザマトリクスの第2の4分の1
区分により作られた前記1ビット画像のすべての部分を
圧縮し、前記1ビット画像のすべての部分が圧縮される
まで継続するステップと、を含むピクセルあたり複数ビ
ットの画像を、1ビット画像に変換する方法。
【0087】(8)前記圧縮するステップが、同期バイ
ト(20)を加えるステップと、使用される圧縮技術を
示すよう、制御バイト(21)を第1に符号化するステ
ップと、を含む上記(7)に記載のピクセルあたり複数
ビットの画像を1ビット画像に変換する方法。 (9)前記第1に符号化するステップが、前記1ビット
画像における現在のデータと、前記1ビット画像におけ
るベース行との間に一致があるとき、予測行の連を第2
に符号化するステップと、前記1ビット画像の前記パタ
ーンが、いずれかの索引パターンに一致しないとき、文
字連を第3に符号化するステップと、複数の索引(表1
および表2)が存在するとき、索引連を第4に符号化す
るステップと、1つの索引の連(ストリング)が存在す
るとき、RLEの連を第5に符号化するステップと、を
含む上記(8)に記載のピクセルあたり複数ビットの画
像を1ビット画像に変換する方法。 (10)前記同期バイトを加えるステップが、ディザの
変位の値を同期バイト(20)に第2に符号化するステ
ップと、前記考案されたディザマトリクスの4つの4分
の1区分のどれが圧縮されるかを第3に符号化するステ
ップと、後続の情報が前記考案された4つの4分の1区
分のどの行に最初に関連するかを第4に符号化するステ
ップと、を含む上記(8)に記載のピクセルあたり複数
ビットの画像を1ビット画像に変換する方法。
【0088】
【発明の効果】画像の圧縮についての改善された圧縮比
を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルがつけられた4分の1区分の従来の8x
8マトリクスを示す図
【図2】16x16マトリクスを示す図。
【図3】典型的なディザマトリクスの4分の1区分Aを
示す図。
【図4】考案されたディザマトリクスの4分の1区分A
を示す図。
【図5】典型的なディザマトリクスの4分の1区分Bを
示す図。
【図6】考案されたディザマトリクスの4分の1区分B
を示す図。
【図7】本発明により生成された典型的なデータストリ
ームを示す図。
【図8】本発明および標準「LaserJet」のプリンタドラ
イバを使用することにより生成され車道のスポーツカー
の画像を示す図。
【図9】本発明および標準「LaserJet」のプリンタドラ
イバを使用することにより生成された洞窟におけるベス
の画像を示す図。
【図10】本発明および標準「LaserJet」のプリンタド
ライバを使用することにより生成された秋の木々におけ
るベスの画像を示す図。
【図11】本発明および標準「LaserJet」のプリンタド
ライバを使用することにより生成された干上がった湖の
底の飛行機の画像を示す図。
【図12】本発明および標準「LaserJet」のプリンタド
ライバを使用することにより生成された砂漠の離陸する
飛行機の画像を示す図。
【図13】本発明および標準「LaserJet」のプリンタド
ライバを使用することにより生成されたグランドプリズ
マティックのたまりからの空中から見た画像を示す図。
【図14】図8のディザリングされた画像の分解を示す
図。
【図15】図8の画像について圧縮したデータファイル
の構成を示す図。
【図16】図8の画像についてデータサイズのグラフを
示す図。
【図17】図9のディザリングされた画像の分解を示す
図。
【図18】図9の画像について圧縮したデータファイル
の構成を示す図。
【図19】図9の画像のデータサイズのグラフを示す
図。
【図20】図10のディザリングされた画像の分解を示
す図。
【図21】図10の画像について圧縮したデータファイ
ルの構成を示す図。
【図22】図10の画像のデータサイズのグラフを示す
図。
【図23】図11のディザリングされた画像の分解を示
す図。
【図24】図11の画像について圧縮したデータファイ
ルの構成を示す図。
【図25】図11の画像のデータサイズのグラフを示す
図。
【図26】図12のディザリングされた画像の分解を示
す図。
【図27】図12の画像について圧縮したデータファイ
ルの構成を示す図。
【図28】図12の画像のデータサイズのグラフを示す
図。
【図29】図13のディザリングされた画像の分解を示
す図。
【図30】図13の画像について圧縮したデータファイ
ルの構成を示す図。
【図31】図13の画像のデータサイズのグラフを示す
図。
【符号の説明】
20 同期バイト 21 制御バイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】考案されたディザマトリクスを定義するス
    テップと、 前記考案されたディザマトリクスに複数の索引を定義
    し、それぞれの索引がユニークなパターンを定義するよ
    うにするステップと、 前記考案されたディザマトリクスを使用して、ピクセル
    あたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換するステ
    ップと、 前記ユニークなパターンが前記1ビット画像のサブパタ
    ーンに一致する場合に、前記索引を使用して前記1ビッ
    ト画像を圧縮するステップと、 を含むピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像
    に変換する方法。
JP10304735A 1997-10-15 1998-10-13 ピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方法 Withdrawn JPH11252371A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US953,848 1997-10-15
US08/953,848 US6026196A (en) 1997-04-25 1997-10-15 Utilizing a contrived dither matrix to enhance the compressibility of raster images

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Publication Number Publication Date
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JP10304735A Withdrawn JPH11252371A (ja) 1997-10-15 1998-10-13 ピクセルあたり複数ビットの画像を1ビット画像に変換する方法

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