JPH11251272A - 研磨方法及び研磨装置 - Google Patents

研磨方法及び研磨装置

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JPH11251272A
JPH11251272A JP6434498A JP6434498A JPH11251272A JP H11251272 A JPH11251272 A JP H11251272A JP 6434498 A JP6434498 A JP 6434498A JP 6434498 A JP6434498 A JP 6434498A JP H11251272 A JPH11251272 A JP H11251272A
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polishing
polished
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Kiyoshi Miura
潔 三浦
Kiyotoshi Kurita
清逸 栗田
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウエハ面内の研磨の均一性や複数のウエハ間
の研磨の均一性を容易に評価できる研磨方法とそのよう
な研磨装置を提供する。 【解決手段】 被研磨物Sの被研磨面Saに研磨パッド
2を押し当て、被研磨物Sおよび研磨パッド2の少なく
とも一方を回転させて前記被研磨物Sを研磨する研磨方
法であって;研磨パッド2を回転させる回転軸23およ
び被研磨物Sを回転させる回転軸21、22の少なくと
も一方の回転軸のトルクの時間変化率を検出し;前記検
出されたトルクの時間変化率に基づいて被研磨物Sの被
研磨面Sa内の研磨均一性を評価する研磨方法。検出さ
れたトルクの時間変化率に基づいて被研磨面Sa内の研
磨均一性を評価するので、研磨均一性を直接計測するこ
となくトルクの時間変化率から間接的に確実に知ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、磁性
素子、光学素子など薄膜素子の製造工程において、平面
基板上に形成された薄膜の表面平坦化などに用いられる
研磨方法及び研磨装置に関し、特にLSI等の半導体素
子の製造工程においてシリコンウエハの表面に形成され
た薄膜の表面平坦化に用いられる研磨方法及び研磨装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばLSI等の半導体素子の製
造工程において、半導体素子の高密度化を目的として多
層配線が用いられるようになり、また半導体素子の微細
化に伴い配線形成の高密度化が要求されるようになって
きている。そのため、例えば層間絶縁膜や配線となる導
電膜をウエハ表面に形成した後、これらの薄膜の表面の
凹凸を化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical P
olishing) により平坦化することが行われるようになっ
てきている。
【0003】このウエハ表面の薄膜の研磨には、研磨台
に載置されたウエハに、研磨定盤に取り付けられた研磨
パッドを押し当て、研磨スラリ(砥粒液)を供給しなが
ら、研磨台および研磨定盤のいずれか一方または両方を
回転させる方法が採られている。複数枚のウエハを研磨
台に載置することにより、各ウエハを同時に研磨するこ
とも行われる。
【0004】従来、CMP装置により、層間絶縁膜を研
磨除去して薄膜表面の凹凸を平坦化するに際して、研磨
が下地膜(下層の配線)まで達して、さらに下地膜を研
磨し過ぎた場合、短絡などの配線不良が生じ、製造され
る半導体の特性に影響を与える。
【0005】さらに、複数枚のウエハを同時に研磨する
場合は、研磨部は各ウエハの全面であるため、各ウエハ
面内で均一に、かつ各ウエハ間でも同一の研磨厚みに研
磨除去することが必要である。
【0006】通常、このような研磨を可能にするため、
各ウエハの薄膜の初期厚みを同一とし、ウエハ面内で研
磨の均一性が良く、しかも薄膜の下地膜に対する選択比
が大きい研磨条件で、薄膜を研磨することが行われてい
る。この場合には、すべての研磨面を下地膜の表面に到
達させるべく研磨時間を少し長くしたとしても、下地膜
に対する選択比が大きいので、下地膜が研磨される量を
抑えることができる。ここで選択比とは、研磨速度の比
をいう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の研
磨装置及び研磨方法によれば、一般に、研磨する条件を
一定にしていても、研磨パッドやリテーナなどの研磨部
品の損耗や研磨条件の外乱による変動、および研磨する
薄膜の状態などが一定ではないため、ウエハ面内および
または複数のウエハ間の研磨の均一性は変化する。
【0008】そのため、ウエハ面内での研磨の均一性お
よび下地膜に対する選択比を満足する研磨条件を選択し
ていたとしても、研磨が良好に行われない場合がある。
従って、研磨バッチ毎に研磨の均一性を確認することが
望ましい。しかし、すべての研磨に対して膜厚測定器を
用いてウエハ面内およびまたはウエハ間の研磨の均一性
を確認することは商業的な生産では困難である。
【0009】そこで本発明は、ウエハ面内の研磨の均一
性や複数のウエハ間の研磨の均一性を容易に評価できる
研磨方法とそのような研磨装置を提供することを目的と
している。さらに、ウエハ面内の研磨の均一性や複数の
ウエハ間の研磨の均一性の悪化を直ちに判定することに
より、長期にわたって良好な研磨が可能な研磨方法及び
そのような研磨装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による研磨方法は、図1〜図3
に示すように、被研磨物Sの被研磨面Saに研磨パッド
2を押し当て、前記被研磨物Sおよび前記研磨パッド2
の少なくとも一方を回転させて前記被研磨物Sを研磨す
る研磨方法であって;研磨パッド2を回転させる回転ト
ルクおよび被研磨物Sを回転させる回転トルクの少なく
とも一方の回転トルクの時間変化率を検出し;前記検出
された回転トルクの時間変化率に基づいて被研磨面Sa
の研磨均一性を評価することを特徴とする。ここで、例
えば図2を参照すれば、研磨パッド2を回転させる回転
トルクは、回転軸23の回転トルクであり、被研磨物S
を回転させる回転トルクは、回転軸21または回転軸2
2の回転トルクである。また、検出されたトルクの時間
変化率に基づいて被研磨面Saの研磨均一性を評価する
には、例えば実験によりトルクの時間変化率と被研磨面
Sa内の研磨均一性との相関関係を把握しておき、それ
と実際に計測されるトルクの時間変化率とを比較する。
【0011】このように構成すると、検出されたトルク
の時間変化率に基づいて被研磨面Saの研磨均一性を評
価するので、被研磨物の複数の測定点における膜厚を直
接計測することなく研磨均一性をトルクの時間変化率か
ら間接的に確実に知ることができる。
【0012】請求項2に係る発明による研磨方法は、図
1〜図3に示すように、複数の被研磨物Sの被研磨面S
aに研磨パッド2を押し当て、複数の被研磨物Sをそれ
ぞれ自転させると共に、複数の被研磨物Sと研磨パッド
2とを相対的に公転させて複数の被研磨物Sを研磨する
研磨方法であって;相対的に公転させるための回転トル
クと複数の被研磨物Sをそれぞれ自転させる各回転トル
クの少なくとも一つの回転トルクの時間変化率を検出
し;前記検出されたトルクの時間変化率に基づいて被研
磨面Saの研磨均一性を評価することを特徴とする。こ
こで、被研磨面Saの研磨均一性というときは、ある1
つの被研磨面Sa内の研磨の均一性、あるいは複数の被
研磨面Sa間の研磨の均一性を意味する。また、例えば
図2を参照すれば、相対的に公転させるための回転トル
クは、回転軸22または回転軸23の回転トルクであ
り、自転させる各回転トルクは各回転軸21の回転トル
クである。
【0013】このように構成すると、相対的に公転させ
るための回転軸22あるいは回転軸23と複数の被研磨
物Sをそれぞれ自転させる各回転軸21の少なくとも一
つの回転軸のトルクの時間変化率に基づいて研磨均一性
を評価するので、特に回転軸22あるいは回転軸23の
トルクを用いるときは複数の同時に研磨されている被研
磨物S全体の被研磨面Sa内の平均的な研磨均一性が評
価でき、各回転軸21のトルクを用いるときは、複数の
被研磨物Sの各被研磨面Sa内の研磨均一性が評価でき
る他、複数の被研磨物Sの各被研磨面Sa間の研磨の均
一性が評価できる。
【0014】以上の研磨方法では、請求項3に記載のよ
うに、被研磨物Sと研磨パッド2との間に研磨スラリを
供給するようにしてもよい。このときは、特にCMPに
よる研磨方法として用いることができる。
【0015】以上の研磨方法では、請求項4に記載のよ
うに、前記評価された研磨均一性に基づいて研磨条件を
設定するようにしてもよい。
【0016】このときは、評価された研磨均一性に基づ
いて研磨条件を設定するので、ウエハ面内あるいはウエ
ハ間の研磨の進行が不均一と判明したとき、それを修正
するように研磨条件を変更できる。
【0017】請求項5に記載のように、請求項4に記載
の研磨方法においては、前記研磨条件の設定は、研磨パ
ッド2の回転数の変更、被研磨物Sの回転数の変更、研
磨パッド2を被研磨面Saに押しつける圧力の変更、前
記研磨スラリの流量の変更、研磨パッド2の交換、被研
磨物Sを保持するリテーナ11の調整(例えばシムの挿
入等による高さの変更)、被研磨物Sを保持するリテー
ナ11の交換、及び研磨パッド2の目立ての実施の少な
くとも1つであようにすることが好ましい。これらの条
件が、ウエハSの研磨均一性を支配する主なものであ
る。ここで例えば図2を参照すれば、研磨パッド2の回
転数とは回転軸23の回転数であり、被研磨物Sの回転
数とは回転軸21あるいは回転軸22の回転数である。
【0018】上記目的を達成するために、請求項6に係
る発明による研磨装置は、図1〜図3に示すように、被
研磨物Sを載置する複数の、第1の回転軸21回りに回
転する被研磨物載置部1と;複数の被研磨物載置部1を
搭載する、第2の回転軸22回りに回転する研磨台3
と;被研磨物載置部1に載置された被研磨物Sに押し当
てられて被研磨物Sを研磨する研磨パッド2と;研磨パ
ッド2を被着して、第3の回転軸23回りに回転する研
磨定盤5と;第1、第2及び第3の回転軸21、22、
23のうち少なくとも1つの回転軸のトルクの時間変化
率を検出するトルク時間変化率検出装置8(18)と;
トルク時間変化率検出装置8(18)で検出されたトル
クの時間変化率に基づいて被研磨面Saの研磨均一性を
評価する評価部9(19)とを備える。トルク時間変化
率検出装置8(18)と評価部9(19)とは一体の装
置として構成してもよい。
【0019】このように構成すると、特に回転軸22あ
るいは回転軸23のトルクを用いるときは複数の被研磨
物S全体の被研磨面Sa内の平均的な研磨均一性が評価
でき、各回転軸21のトルクを用いるときは、被研磨物
S全体の被研磨面Sa内の研磨均一性を評価することも
でき、さらには複数の被研磨物Sの各被研磨面Sa内の
研磨の均一性の他、複数の被研磨物Sの各被研磨面Sa
間の研磨の均一性も評価できる。
【0020】上記の研磨装置では、請求項7に記載のよ
うに、評価部9(19)で評価された研磨均一性に基づ
いて研磨条件を設定する研磨条件設定部10(20)を
さらに備えてもよい。
【0021】このように構成すると、研磨条件設定部1
0(20)が評価部9(19)で評価された研磨均一性
に基づいて、研磨不良を修正するように研磨条件を設定
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0023】本発明者らは、研磨の終点検知の一つの方
法 として用いられている研磨時のトルク変化に着目
し、さらに、そのトルクの時間変化率を用いて、以下の
知見に基づいて本発明を完成させた。
【0024】研磨台上にて複数枚の被研磨物であるウエ
ハを同時に研磨する構造の研磨装置において、研磨され
るウエハの層間絶縁膜は一般的には2層以上の構造であ
り、その上・下層の薄膜は研磨抵抗が異なるのが普通で
ある。図9に層間絶縁膜の構造の一例を断面図で示す。
【0025】図9に示す層間絶縁膜は、シリコン等のウ
エハ基板SAの上に配線SX1が形成され、その配線同
士の間が配線間絶縁膜SBで埋められている。これらを
形成するにあたっては、先ずウエハ基板SAの上に配線
SX1が形成され、その上を覆うように配線間絶縁膜S
Bが堆積され、その後、配線間絶縁膜SBが配線SX1
の高さと同一の高さまで研磨除去され、配線SX1の上
部が配線間絶縁膜SBから露出して、全体として平坦な
面となるようにする。
【0026】その平坦な面の上に第1層の層間絶縁膜S
Cが堆積され、その上面は研磨され平坦面となり、その
平坦面上に第2の配線SX2が形成され、その上を覆う
ように配線間絶縁膜SDが堆積され、その後、配線間絶
縁膜SDが配線SX2の高さと同一の高さまで研磨除去
され、配線SX2の上部が配線間絶縁膜SDから露出し
て、全体として平坦な面となるように加工される。図9
では、配線間絶縁膜SDは未だ研磨除去されておらず、
研磨除去されて平坦な面となるところが破線で表示され
ている。即ち配線SX2の上部が露出する高さである。
【0027】図9に示される配線SX1と配線間絶縁膜
SBの上面のような多層絶縁膜構造の研磨終点の検知で
は、上層が研磨除去されて下層が現れた時の研磨抵抗の
差異を、研磨トルクが減少または増加することを利用し
て検知し、研磨終点を判定している。
【0028】ここで、研磨トルクは、上層の薄膜が除去
されて、下層の薄膜が出現してくる時の下層の薄膜の出
現面積にほぼ比例して変化する。従って、ウエハ面内お
よびウエハ間で研磨が均一に進行している場合、1つの
ウエハ面内および複数のウエハ間の各部でほぼ同時に研
磨対象の薄膜が除去されて下地膜が露出する。その結
果、下地膜の面積が急速に増加するので、研磨終点近傍
でのトルクの減少率または増加率、即ちトルクの時間変
化率が大きくなる。
【0029】一方、1つのウエハ面内や複数のウエハ間
で研磨が均一に進行していない場合、ウエハ面内および
またはウエハ間の各部で研磨対象の薄膜が除去されて下
地膜が露出する時期がずれる。その結果、下地膜の面積
の増加は緩やかなものとなり、研磨終点近傍でのトルク
の時間変化率が小さくなる。
【0030】図4のトルク変化の模式図を参照して、上
層薄膜の研磨抵抗が下層薄膜より大きい場合について、
研磨進行に伴うトルク変化を説明する。
【0031】ウエハ面内の研磨が均一に進行している場
合(図中○の場合)、研磨終点(図中EP)近傍のトル
クの時間に対する減少勾配、即ちトルクの時間変化率は
急激である。これに対して、ウエハ面内の研磨が不均一
に進行している場合(図中△および□の場合)、研磨の
均一性が悪くなるに従い、研磨終点近傍でのトルクの減
少勾配は緩やかになる。
【0032】図4のような線図を複数のウエハのそれぞ
れについて作成すると、複数のウエハ各々の面内の研磨
が均一で複数のウエハ間の研磨が不均一に進行している
場合は、各線図でのトルクの減少勾配は急であるが、研
磨終点EPの時間位置が線図毎にずれる。
【0033】また複数のウエハを総合した全体としての
研磨均一性を示す線図を作成すると(研磨台の回転軸あ
るいは研磨定盤の回転軸のトルクを測定して)、複数の
ウエハ各々の面内の研磨均一性が悪いか、各ウエハ間の
研磨均一性が悪いと、やはりトルクの減少勾配は緩やか
になる。この場合、複数のウエハ各々の面内の研磨均一
性が良好で、かつ各ウエハ間の研磨均一性も良好であれ
ば、トルクの減少勾配は急になる。
【0034】図5に、上層の研磨抵抗が下層より小さい
場合について、研磨進行に伴うトルク変化の模式図を示
す。
【0035】ウエハ面内の研磨が均一に進行している場
合(図中○の場合)、研磨終点(図中EP)近傍のトル
クの増加勾配、即ちトルクの時間変化率は急激である。
これに対して、ウエハ面内の研磨が不均一に進行してい
る場合(図中△および□の場合)、研磨の均一性が悪く
なるに従い、研磨終点近傍でのトルクの増加勾配は緩や
かになる。
【0036】図5のような線図を複数のウエハのそれぞ
れについて作成した場合の知見については、図4の場合
と同様なので重複した説明は省略する。
【0037】この研磨トルクの時間変化率(時間に対す
る1次微分値)の大小によって1つのウエハの被研磨面
内およびまたは複数のウエハ間の研磨の均一性を定量化
することができ、ひいてはそのような研磨の均一性を評
価することができる。そして、研磨が良好に行われたか
どうかを容易に判定することができる。
【0038】以下図面を参照して、本発明の実施の形態
について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
であるCMPによる研磨装置の斜視図であり、図2は図
1の研磨装置の一部を断面した拡大断面図であり、図3
は図1の装置の被研磨物載置部を搭載する研磨台の平面
図(図2のA−A矢視図)である。
【0039】図1及び図2において、研磨パッド2を被
着する円盤状の研磨定盤5が、被着面を下方に向けて、
またその円盤の中心で円盤の上方に円盤に垂直に設けら
れた第3の回転軸である回転軸23の回りに回転するよ
うに構成されている。研磨定盤5の研磨パッド2を被着
する面は、回転軸23の回転軸線を中心とする円環状の
平面になっており、その面に密着させて円環状の弾性体
でできた弾性円盤14が搭載され、弾性円盤14を覆う
ように研磨布である研磨パッド2が被着されている。こ
のようにして、研磨パッド2の外側の面は、下方に向い
た円環状の、回転軸23の回転軸線に直交する平面とし
て研磨面2aを形成している。
【0040】研磨定盤5の下方に、研磨パッド2の研磨
面2aに対向して、研磨台3が設けられている。研磨台
3は研磨定盤5とほぼ同一の直径を有する円盤であり、
その下方、即ち研磨定盤5と反対の側には、研磨台3の
中心に第2の回転軸である回転軸22が円盤に垂直に設
けられており、回転軸22により研磨台3は回転できる
ように構成されている。
【0041】また、研磨台3の研磨定盤5の側には、円
環状の研磨面2aに対向するように被研磨物載置部であ
る円形のウエハ載置部1が複数(本実施の形態では5
個)、回転軸22の回転軸線を中心とするピッチ円状に
中心が位置するように設けられている(図3参照)。
【0042】ウエハ載置部1の下方、研磨定盤5と反対
の側には、ウエハ載置部1の中心に第1の回転軸である
回転軸21が円盤状のウエハ載置部に垂直に設けられて
おり、各回転軸21により各ウエハ載置部1は研磨台3
上で回転できるように構成されている。ウエハ載置部1
の上面、即ち研磨パッド2の側には、外径がウエハ載置
部1より僅かに小さく、内径が載置すべきウエハの外径
より僅かに大きく、上面が載置したときのウエハの上面
とほぼ同一面内となる(典型的にはウエハ上面と同一面
かあるいはそれより僅かに上になる)円環状のリテーナ
11が、その中心が回転軸21の中心と一致するように
設けられ、リテーナ11の円環の内径の中に被研磨物で
あるウエハSが載置され保持される。回転軸21、2
2、23の回転軸線はそれぞれ平行である。
【0043】回転軸23は、これを回転駆動する研磨定
盤回転駆動機構7に連結されており、回転軸23の回り
に研磨定盤5は回転する。また回転軸21、22は、こ
れらを回転駆動する研磨台回転駆動機構4に連結されて
おり、それぞれ回転するように構成されている。
【0044】このような構成において、研磨台3は回転
軸22の回りに、またウエハ載置部1ひいてはウエハS
は回転軸21の回りに、研磨台回転駆動機構4により回
転させられるので、研磨台3がその回転軸22の回りに
回転(公転)するとともに、ウエハ載置部1もウエハ載
置部1の回転軸21の回りに回転(自転)する。また研
磨定盤5は、回転軸23の回りに回転させられる。した
がって、回転軸22を有する研磨台3と回転軸23を有
する研磨定盤5のいずれか一方あるいは双方を回転させ
れば、研磨台3上のウエハSと研磨定盤に被着した研磨
パッド2とは、相対的に公転することになる。
【0045】なお、回転軸22の回転軸線と回転軸23
の回転軸線とは同一直線上にあってもよいが、典型的に
はある程度、平行にずらして設定される。このことによ
り、研磨面2aのできるだけ広い範囲を用いて、またウ
エハSに対してできるだけ異なる研磨面が当たるように
研磨することができ、一様な研磨を可能にする。
【0046】回転軸23の中心には、研磨スラリ供給孔
23Hが貫通して穿設されており、研磨スラリ供給機構
(図示せず)から研磨スラリ供給孔23Hを通して研磨
スラリを供給しながら、研磨パッド2の研磨面2aとウ
エハSの被研磨面Saとを接触回転させることにより、
研磨が行われる。この装置では、ウエハSは5枚を同時
に研磨することができる(図3)。
【0047】研磨定盤回転駆動機構7には、さらに研磨
定盤5の回転トルクを測定するトルク測定機構8が接続
されている。トルク測定機構8には、トルクの時間変化
率を演算する機構が含まれている。即ち、トルク測定機
構8は、トルクの時間変化率を検出する、トルク時間変
化率検出装置でもある。
【0048】トルク測定機構8には、研磨の均一性を評
価する評価部9が接続されている。トルク測定機構8
は、トルクを測定し、さらに測定されたトルクからトル
クの時間変化率を演算し、トルクの時間変化率を情報と
して含んだ信号を評価部9に伝達する。
【0049】トルク測定機構8の構成としては、例えば
研磨定盤回転駆動機構7の電動機に入力される電力を測
定し、その電力値と研磨定盤5の回転数とから算出する
ものなどを用いれば良い。研磨定盤5の回転数を一定と
する場合、その電力値をそのまま用いても良い。また、
研磨定盤5と研磨定盤回転駆動機構7の途中に、軸にか
かる応力を測定するゲージを取り付けて、応力を検出す
ることによりトルクを測定するようにしてもよい。ある
いは、研磨定盤5と研磨定盤回転駆動機構7の途中にそ
の他の市販のトルク測定器を挿入する構成としても良
い。
【0050】以上、回転軸23の回転トルクとその時間
変化率の検出について説明したが、同様に研磨台回転駆
動機構4にも、回転軸22及び複数の回転軸21の各回
転トルクを測定するトルク測定機構18が接続されてい
る。
【0051】トルク測定機構18は、回転軸22の回転
トルクを測定する測定部18Aと、各回転軸21の回転
トルクを測定する測定部18a、18b、18c、18
d、18eを含んでおり、各測定部にはトルクの時間変
化率を演算する機構が含まれている。即ち、トルク測定
機構18で各回転軸の回転トルクの時間変化率を検出す
ることができる。
【0052】トルク測定機構18には、研磨の均一性を
評価する評価部19が接続されている。トルク測定機構
18は、各軸の回転トルクを測定し、さらに測定された
トルクから各トルクの時間変化率を演算し、各トルクの
時間変化率を情報として含んだ信号を評価部19に伝達
する。
【0053】トルク測定機構18の構成としては、例え
ばその中に構成要素として含まれる電動機に入力される
電力を測定して算出する等、トルク測定機構8の構成と
同様である。
【0054】評価部19は、回転軸22の回転トルク変
化率を評価する評価部19Aと、各回転軸21の回転ト
ルク変化率を評価する評価部19a、19b、19c、
19d、19eを含んでおり、評価部19で総合的に、
あるいは各評価部で各トルクの時間変化率がお互いに、
または所定の閾値と比較して評価される。
【0055】トルクの測定を研磨定盤5を駆動する回転
軸23に対して行うか、もしくは研磨台3の回転軸22
の一方または双方に対して行なえば、研磨における各ウ
エハSの面内均一性を含めた全ウエハの全体としての研
磨の均一性を評価することができる。
【0056】一方、トルクの測定をウエハ載置部1の各
回転軸21に対して行なえば、研磨における各ウエハS
それぞれの面内均一性を評価できる。したがって、各ウ
エハSの面内均一性と複数のウエハ間の均一性を分離し
て評価できる。
【0057】このように評価部9においては、トルク測
定信号およびその時間微分値信号などから、複数の全ウ
エハの全体としての研磨の均一性を判定することができ
る。
【0058】また、評価部19においては、トルク測定
信号およびその時間微分値信号などから、複数の全ウエ
ハの全体としての研磨の均一性、あるいは複数の各ウエ
ハ内の研磨均一性の他、複数の各ウエハ間の研磨の均一
性を判定することができる。
【0059】また、評価部9あるいは評価部19におい
ては、各ウエハSの研磨終点を判定することもできる。
研磨終点の判定は、例えばトルク測定信号およびその時
間微分値の少なくとも一方が所定の設定値以上に変化し
た時を研磨終点と判定するなどの方法をとれば良い(図
4、図5参照)。
【0060】以上のような研磨装置を用いて行うことの
できる、本発明の実施の形態による研磨方法では、研磨
台3に設けられた複数の被研磨物載置部1に載置された
被研磨物Sに、研磨定盤5に被着された研磨パッド2を
押し当て、被研磨物Sの被研磨面Saと研磨パッド2と
の間に研磨スラリを供給し、研磨台3、被研磨物載置部
1および研磨定盤5の少なくとも一つを回転させて複数
枚の被研磨物Sを同時に研磨する。このようにして、研
磨定盤5を回転させる回転軸23、研磨台3を回転させ
る回転軸22および複数の被研磨物載置部1を回転させ
る各回転軸21の少なくとも一つのトルクを、トルク測
定機構8、18により測定し、さらに時間に対してこの
トルクを微分することにより時間変化率を求め、求めら
れたトルクの時間変化率から、複数の被研磨物それぞれ
の被研磨面Sa内およびまたは複数の被研磨面Sa相互
間の研磨の均一性を、評価部9、19により評価する。
【0061】このように本発明の実施の形態によれば、
研磨装置、特に僅かの研磨量で高精度の平坦化を行うC
MP装置においても、回転軸のトルクを介して被研磨物
であるウエハの研磨均一性の状態を、定量的に検出でき
る。その結果、研磨と同時に製品の良否を判定でき、ま
た製品の検査機構を簡素化できる。
【0062】また、ウエハ面内およびまたはウエハ間の
研磨の均一性の評価結果に基づき、次回以降の研磨条件
を修正することや、研磨の均一性について膜厚計を用い
たさらに詳細な評価を実施することができる。
【0063】例えば、研磨の均一性が不良と判断された
場合は、研磨パッドの目立ての実施や研磨パッドの交
換、リテーナの高さ変更または交換などを実施する。リ
テーナの高さの変更等の調整は、例えばリテーナとウエ
ハ載置部1との間にシムを重ね挿入したり、既に挿入さ
れているシムを抜き取ったりして行うことができる。ま
た、リテーナの交換は、典型的には厚いもの或いは薄い
ものへの交換である。
【0064】ここで、研磨パッドの目立てとは、例えば
ダイヤモンド砥粒などの高硬度の砥粒が表面に埋め込ま
れたドレッサ(目立て機)を研磨パッドの表面に押し当
て相対的に移動させることにより、研磨パッド表面を研
削して研磨パッド表面の目立てを行うことである。
【0065】被研磨物の研磨を繰り返すと、研磨屑や研
磨スラリなどが研磨パッド表面の微細な孔に入り込んで
目詰まりを起こすことがある。この目詰まりが研磨パッ
ドの一部分に起こると研磨の均一性の悪化につながる。
したがって、研磨パッドの目立てを行うことで均一性の
悪化を修正できる。
【0066】また、均一性が不良と判断された場合に、
光学式の膜厚測定器を用いてウエハ表面の複数の測定点
における膜厚を測定し、均一性の傾向(ウエハの中央部
が削れ過ぎているのか、削れ過ぎは周辺部なのか、また
均一性の悪化がウエハ面内かウエハ相互間かなど)をよ
り詳細に評価し、その評価結果に基づいて、上記の各研
磨条件に加えて各回転軸の回転数、研磨パッドを被研磨
物に押しつける研磨圧力、研磨スラリの流量などを適正
値に変更できるようにしてもよい。この場合には、毎回
研磨量を膜厚測定器で測定する必要がないので、商業的
生産に適する。
【0067】以上の研磨方法をフローチャートを参照し
て、さらに詳しく説明する。図12は、本発明の第2の
実施の形態である研磨方法のステップを示すフローチャ
ートである。この実施の形態の研磨方法では、スタート
するとまずウエハ装填工程SP1で1バッチ(例えば5
個)のウエハSが(例えば5個の)ウエハ載置部1に載
置される。
【0068】ここで、一般に1バッチとは1回で処理で
きる1群のウエハをいい、例えば5枚のウエハを1バッ
チと呼ぶ。また、1ロットとは、同一条件の処理を施す
1群のウエハをいい、例えば1ロットは5バッチ分25
枚のウエハからなる。1ロットは1カセットともいう。
【0069】続いて、研磨台3を公転させると共にウエ
ハ載置部1を自転させ、また研磨パッド2を回転させる
ことによりウエハSを研磨する(工程SP2)。研磨が
終了すれば、研磨終点近傍のトルクの時間変化率の絶対
値X[N・m/min]を求める(工程SP3)。その
ためには、例えばトルク測定機構8、18によりトルク
を測定し、その測定されたトルクの値を記憶しておき、
研磨終了後に、研磨終点より所定時間だけ前から研磨終
点までの間の所定の複数時点でのトルクの時間変化率の
絶対値を求め、その平均値を上記研磨終点近傍のトルク
の時間変化率の絶対値を求め、その平均値を上記研磨終
点近傍のトルクの時間変化率の絶対値Xとすればよい。
【0070】ここで所定の時間は、典型的には、研磨終
点近傍において予想されるトルクの時間変化率(トルク
の減少あるいは増加勾配)が最も急激な場合(例えば図
4、図5中○の場合)のトルクの減少あるいは増加の勾
配の開始から勾配の終点(あるいは研磨終点EP)まで
の時間とする。あるいは、後述のパッドを交換した後の
初期のトルクの時間変化率Aの場合の、トルクの勾配の
開始から勾配の終点(あるいは研磨終点EP)までの時
間としてもよい。
【0071】なお、トルクの時間変化率について、図1
1に示されるような閾値を設定しておく。図11におい
て、Aはパッドを交換した後の初期のトルクの時間変化
率であり、Bは軽度の不均一が生じた状態のトルクの時
間変化率であり、Cは重度の不均一が生じた状態のトル
クの時間変化率である。なお、B=k1・A、C=k2
・Aと置くことができる。k1、k2は、トルクの時間
変化率比である。
【0072】ここで、実施例において詳細に説明する
が、トルクの時間変化率は、図7、図8に示されるよう
に、ウエハ面内均一性、あるいはウエハ間均一性と相関
関係があるので、閾値A、B、Cは、許容均一性をまず
設定し、その値から逆に読みとって設定してもよい。
【0073】例えば図7、図8のデータを与える研磨装
置では、パッドを交換した後の初期状態でウエハ面内均
一性は約2%であるので、図7によれば、Aは約190
[N・m/min]であり、軽度の不均一が生じた状態
ではウエハ面内均一性は約4%であるので、Bは約11
0[N・m/min]であり、重度の不均一が生じた状
態ではウエハ面内均一性は約7%であるので、Cは約4
0[N・m/min]となる。したがって、この場合
は、k1は約0.6、k2は約0.2ということにな
る。
【0074】図12に戻り、第2の実施の形態の説明を
続ける。ステップSP3において求めたトルクの時間変
化率の絶対値Xを閾値Cと比較する(ステップSP
4)。X<Cのときは、重度の不均一が生じていると判
断できるので、研磨パッドやリテーナの極度の劣化(磨
耗、消耗等)や、研磨パッドの取り付け不良等が考えら
れるため、研磨装置を一時停止する(ステップSP
5)。
【0075】図12には不図示であるが、研磨装置を一
時停止した後に、作業者による研磨パッドやリテーナの
点検、あるいは必要に応じて研磨パッドの交換、リテー
ナの高さ変更または交換などを行う。
【0076】ステップSP4において、X≧Cのときは
さらにXを閾値Bと比較する(ステップSP6)。C≦
X<Bのときは、軽度の不均一が生じたと判断できるの
で、研磨パッドの目立てを行う(ステップSP7)。こ
こで行う研磨パッドの目立ては、図10に示されるよう
な、研磨装置に備えられているドレッサ(目立て装置)
により行うことができる。
【0077】図10は、研磨装置100を研磨台3の上
方から見た平面図である。但し、研磨台とドレッサの関
係を示すのに必要な部分以外は図示を省略してある。図
10に示されるように、本研磨装置100には、研磨台
3の側部に研磨台3と並べて外部ドレッサ30が設けら
れている。外部ドレッサ30は、表面が研磨パッド2の
研磨面2a(図2)の側を向けて設けられたドレッシン
グホイール32と、ドレッシングホイール32を案内す
るホイールガイド31とを含んで構成されている。ドレ
ッシングホイール32の上面(研磨面2aに対向する
面)にはダイヤモンド砥粒などの高硬度の砥粒が表面に
埋め込まれている。このドレッサ30は、必要に応じて
自動的に目立てを行うように構成されており、作業者が
関与することなく目立てを行い、研磨処理を継続でき
る。
【0078】研磨パッド2(の研磨面2a)の目立てが
必要と判断されると、研磨パッド2(図10では2点鎖
線で表示)は、研磨台3ひいては複数のウエハ載置部1
の上方から平行に横に(回転軸23に直角な方向に)移
動して、ホイールガイド31の上方に位置する。
【0079】その状態で、ドレッシングホイール32が
ホイールガイド31により案内され、ドレッシングホイ
ール32と対向して表面が下方向に向いた研磨パッド2
の研磨面2aを舐めるように移動する。即ち、ドレッシ
ングホイール32は研磨パッド2の表面2aに押し当て
られ相対的に移動する。このとき、ドレッシングホイー
ル32は自転している。このようにして研磨パッド2は
目立てされる。
【0080】図12に戻り第2の実施の形態の説明を続
ける。工程SP6で、B≦Xのときは、問題となるよう
な不均一は生じていないと判断できるので、次の工程S
P8で、研磨すべき1ロット分の全てのウエハSが研磨
処理されたかを判断し、未処理のウエハSが残っている
ときは、次に処理すべきウエハSをウエハ載置部1に載
置して(ステップSP9)、工程SP2に戻り、既に説
明した工程を繰り返す。
【0081】工程SP8で、全てのウエハが処理された
と判断されると、研磨作業は完了する(エンドとな
る)。
【0082】次に図13を参照して、本発明の第3の実
施の形態である研磨方法を説明する。この実施の形態
は、ウエハ面内の均一性の悪化の傾向を判定して研磨条
件を変更する場合である。
【0083】図13において、工程SP6までは、実施
の形態2の場合と同様であるので重複した説明は省略す
る。
【0084】工程SP6で、C≦X<Bのときは、軽度
の不均一が生じたと判断できるので、研磨装置に備えら
れている例えば光学式の膜厚測定器を用いてウエハ表面
の複数の測定点における膜厚を測定する(SP11)。
この膜厚により研磨量が求められる。
【0085】この測定結果に基づいて、研磨の均一性悪
化の傾向を評価する(SP12)。即ち、典型的には1
枚のウエハSにおいてその中央部の研磨が過度なのか、
周辺部の研磨が過度なのか、またそのような傾向は全て
のウエハに共通なのか、それとも一部の特定のウエハに
のみに生じているのか、または1枚のウエハにおいては
均一性は悪化していないが複数のウエハ間の均一性が悪
化しているのかなどの傾向を判断する。
【0086】その評価結果に基づいて、即ち不均一な研
磨の進行がウエハ面内かウエハ相互間かにより、また不
均一さの程度等に応じて、研磨条件の変更(研磨パッド
2の回転数の変更、被研磨物Sの回転数の変更、研磨パ
ッド2の研磨面2aを被研磨面Saに押しつける圧力の
変更、研磨スラリの流量の変更、研磨パッドの交換、リ
テーナの調整または交換、研磨パッドの目立ての少なく
とも1つ)を適正に行う(SP13)。
【0087】研磨条件の変更は、研磨条件設定部10、
20(図1)により行うことができる。その際は、以上
の研磨条件のうちのどの条件が、またどの程度の変更が
必要か判断して、研磨台回転駆動機構(被研磨物載置部
1の回転駆動機構でもある)4と研磨定盤回転駆動機構
7の一方または双方に指令を送り、必要な変更を実行す
る。このように、以上の処理を自動的に行えるように制
御系を設定しておけば、軽度の不均一が生じても作業者
が関与する必要がなく、研磨処理を継続できる。
【0088】次に全てのウエハの研磨処理が完了してい
るかを判断し(SP8)、完了していればエンドとし、
完了していなければ次に処理すべきウエハをウエハ載置
台に載置して(SP14)、工程SP2に戻り、既に説
明したように研磨を繰り返す。
【0089】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、ウエハ面内およびまたはウエハ間の研磨の均一性の
悪化を直ちに修正できるので、研磨不良を最小限に抑
え、長期にわたって良好な研磨を実施できる。
【0090】以上の実施の形態において、研磨の均一性
の判断は、トルクやトルク時間変化率を研磨中にトルク
測定機構8、18あるいは評価部9、19に組み込まれ
た不図示の記録部に記録しておいて、1バッチのウエハ
の研磨が終了してから、その記録に基づいて行う。すな
わち、研磨終点より所定の時間だけ前から研磨終点まで
のトルクの時間変化率の絶対値の平均値を用いて判断し
ている。
【0091】したがって、研磨条件の設定(研磨パッド
の目立ての実施を含む)は、1バッチのウエハの研磨を
途中で止めることなく、その1バッチのウエハの研磨が
終了してから、いわばバッチ毎に行う。
【0092】また、研磨の均一性の判断を1バッチのウ
エハを研磨している最中に行ってもよい。この場合は、
(例えば図4、図5から分かるように)研磨開始後しば
らくは(研磨終点の近傍以外は)トルクの時間変化率は
零に近い値となるので、この零に近い値は均一性の判断
から外す必要がある。例えば、図14に示すように閾値
Dを加え、図15の第4の実施の形態(第3の実施の形
態の変形例)である研磨方法に示すように、トルクの時
間変化率の絶対値XがX<Dの場合はそのまま研磨を続
ける(SP4a)ようにすればよい。
【0093】図15において、研磨(SP2)中にトル
クの時間変化率の絶対値Xを算出する(SP3a)。そ
のXを各閾値と比較してその大小を判定する。先ず、工
程SP4aでX<Dと判定された場合は、前記のように
そのまま研磨を続けるが、D≦Xと判定された場合は、
工程SP4bに進み、さらにXとCの大小を判定する。
ここで D≦X<Cと判定された場合は、工程SP5に
進み研磨装置を一時停止するのは、図12の場合と同様
である。また、工程SP4bでC≦Xと判定された場合
は、工程SP6に進む点も、図12の場合と同様であ
る。
【0094】工程SP6で、B≦Xと判定された場合、
研磨終了か否かを判定し(SP8a)、研磨がまだ終了
していなければ工程SP2に戻り研磨は継続される。工
程SP8aで研磨終了と判定されれば、工程SP8に進
み全てのウエハが研磨されたか否かを判定する。以下は
図12の場合と同様である。
【0095】また、予め研磨開始から研磨終了までに要
するおおよその時間を求めておき、研磨開始から所定時
間経過してから(研磨終点近傍になってから)、図1
2、図13に示される処理工程に基づいて均一性の判断
を行うようにしてもよい。
【0096】なお、以上実施の形態は、研磨対象の膜質
が変化する時点でのトルクの変化を検出し、それに基づ
いて研磨の均一性の評価を行う場合で説明した。それ
は、膜質の変化に伴うトルクの変化は一般的には顕著だ
からである。
【0097】しかしながら、同じ膜質内での研磨におい
て、凹凸を有する被研磨面が平坦になる過程でのトルク
の変化を検出し、それに基づいて研磨の均一性を評価す
るようにしてもよい。同じ膜質内でのトルク変化は、膜
質が変化する場合ほど顕著ではないが、いずれにしても
検出可能な変化を生じ得るからである。
【0098】
【実施例】本発明の研磨方法の実施例について説明す
る。本実施例で用いた研磨装置は、先に説明した図1に
示した装置である。トルクの測定は、研磨定盤回転駆動
機構7の電動機に入力される電力を測定して、その電力
値と研磨定盤5の回転数とから演算した。
【0099】研磨に用いたウエハは、シリコンウエハS
上にシリコン酸化膜が800nm、その上層にタングス
テン膜(パターンなし)が600nm成膜されたもので
ある。各研磨回数毎に同一のウエハを5枚載置して研磨
を継続した。
【0100】研磨パッド2は、不織布にポリウレタンを
含侵させたものを用いた。研磨スラリは、アルミナ(A
23)をKIO3水溶液に懸濁させたものを用いた。
【0101】研磨定盤5、研磨台3、ウエハ載置部1の
回転数は、それぞれ45rpm、7rpm、42rpm
とした。
【0102】図6(a)はウエハの研磨バッチ回数が少
ない時点(初期時点)でのトルクの時間変化の測定結果
の一例を示す図であり、図6(b)はかなりの回数を処
理した時点(後期時点)でのトルクの時間変化の測定結
果を示す図である。
【0103】研磨の終点は、タングステン膜が研磨除去
されシリコン酸化膜が露出した時点とし、トルク波形デ
ータが所定のトルク値(下限判定設定値)より低下した
時点として判定した。図6において研磨終点をEPで示
している。
【0104】なお、実際の半導体製造においては、1つ
の薄膜層、例えばタングステン膜が完全に研磨除去され
て、下層の例えばシリコン酸化膜が露出するような研磨
が行われることはほとんどないが、本実施例では実験と
してそのような研磨を行った。但し、これは図9に示さ
れるような、配線SX1が研磨面に表れるまで配線間絶
縁層SBを研磨除去する場合に模することができる。
【0105】また、実際の半導体製造においては、EP
で示される時点で研磨は終了するのであるが、本実施例
では実験として、EP時点以降のトルク変化を検証する
ために、研磨はEPを越えてしばらく継続し、トルクの
データを採取した。
【0106】研磨の均一性評価には、研磨終点より所定
の時間だけ前、本実施例では0.5min前から研磨終
点であるEPで示される点までのトルクの平均勾配の絶
対値を用いた。
【0107】初期時点でのトルクの平均勾配の絶対値
は、図6(a)から求められ、190(N・m/mi
n)であった。一方、後期時点での研磨結果の平均勾配
の絶対値は、図6(b)から求められ、40(N・m/
min)であった。
【0108】研磨後に膜厚測定器を用いてウエハ各部
(面上25点)での研磨厚みを測定し、研磨速度の均一
性を評価した。研磨速度のウエハ面内均一性Urは、面
内25点での研磨速度の平均値Rmeanと標準偏差σとか
ら、下記の数式(1)に基づいて求めた。
【0109】ウエハ間(5枚/バッチ)の研磨速度の均
一性Srは、各ウエハの平均研磨速度の最大値Rmax
と最小値Rminとから、下記の数式(2)に基づいて
求めた。
【0110】
【数1】
【0111】
【数2】
【0112】同様にして、初期時点から後期時点までの
中間段階でもトルクの平均勾配の絶対値と研磨の均一性
を求めた。
【0113】その結果、ウエハ面内均一性Ur は、初
期時点で2%、中間時点で4%、後期時点で7%であっ
た。また、ウエハ間の均一性Sr は、初期時点で±2
%、中間時点で±3.5%、後期時点で±6%であっ
た。この結果を図7と図8に示す。
【0114】図7に、研磨終点近傍におけるトルクの平
均勾配の絶対値と研磨速度のウエハ面内均一性Ur と
の関係を示す。ここで言う研磨速度とは、膜厚の変化の
速さのことであり、膜厚測定器を用いて各ウエハの各部
の研磨前後の膜厚を測定し、膜厚の減少分とそのように
研磨除去するに要した時間から計算することができる。
研磨で除去された膜厚がどれだけ均一かにより、ウエハ
面内およびまたはウエハ間の研磨の均一性が評価でき
る。
【0115】図7に示されるように、研磨終点近傍にお
けるトルクの平均勾配の絶対値と研磨速度のウエハ面内
均一性Ur とには良好な相関関係が見られた。したが
って、薄膜の材質、研磨条件毎に図7に示されるような
具体的な相関関係のデータを得ておけば、研磨終点近傍
のトルクの平均勾配を測定することにより、ウエハ面内
での研磨速度の均一性を評価できる。
【0116】同様に、図8に研磨終点近傍におけるトル
クの平均勾配の絶対値とウエハ間の研磨速度の均一性S
r との関係を示す。この両者にも、ウエハ面内均一性
Urと同様に、良好な相関関係が見られた。したがっ
て、やはり薄膜の材質、研磨条件毎に図8に示されるよ
うな具体的な相関関係のデータを得ておけば、研磨終点
近傍のトルクの平均勾配を測定することにより、複数の
ウエハ間での研磨速度の均一性をも評価できる。
【0117】すなわち、研磨終点近傍におけるトルクの
平均勾配の絶対値を用いることにより、ウエハ面内均一
性Urとウエハ間均一性Srとを重複した研磨の均一性
を研磨バッチ毎に判定できることになる。従って、研磨
の均一性が所定の許容値内にあるかどうかを、間接的に
モニターできることになる。
【0118】さらに、本実施例においては研磨終点近傍
におけるトルクの平均勾配の絶対値が80[N・m/m
in]以下となったときを一つの基準として、かつ研磨
速度が低下傾向にある場合に、研磨条件の一つである研
磨パッドまたはリテーナを交換する、または研磨パッド
の目立てを実施するというように規定することにより、
ウエハ面内およびウエハ間の研磨の均一性の悪化に対処
できることを確認した。すなわち、研磨終点近傍のトル
クの平均勾配をモニターすることにより、研磨条件を変
更する時期の判定ができることを確認した。ただし、本
実施例に用いた研磨装置において、判定のための閾値
は、80[N・m/min]に限らず、先の実施の形態
で説明したように、110[N・m/min]と40
[N・m/min]の2つとし、軽度・重度の不均一の
ように段階的に研磨均一性を判定するようにしてもよ
い。
【0119】なお、本実施例では研磨定盤を回転させる
回転軸のトルク測定を用いたが、研磨台を回転させる回
転軸、複数のウエハ載置部を回転させる各回転軸でトル
ク計測を行っても研磨の均一性を評価できる。
【0120】複数のウエハ載置部それぞれの回転軸の研
磨終点近傍の回転トルクの平均勾配の絶対値をそれぞれ
測定すれば、複数のウエハの各々のウエハ面内均一性U
rが評価できると共に、各ウエハ間の均一性Srが評価
でき、また研磨台あるいは研磨定盤の一方か両方の研磨
終点近傍のトルクの平均勾配の絶対値を測定すれば、ウ
エハ面内均一性Urとウエハ間均一性Srとを重複した
研磨の均一性を研磨バッチ毎に判定できることになる。
従って、各ウエハ載置部上のウエハの研磨の均一性が所
定の許容値内にあるかどうかを、間接的にモニターでき
る。
【0121】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検出され
たトルクの時間変化率に基づいて被研磨面Saの研磨均
一性を評価するので、被研磨物の膜厚を直接計測しなく
ても、トルクの時間変化率から研磨均一性を間接的に確
実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である研磨装置の概
略構成図である。
【図2】図1の装置の拡大部分断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態である研磨時のトルクの径
時変化(上層薄膜の研磨抵抗が下層薄膜より大の場合)
を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態である研磨時のトルクの径
時変化(下層薄膜の研磨抵抗が上層薄膜より大の場合)
を示す模式図である。
【図6】トルクの時間変化の一例を示す線図であり、
(a)は研磨バッチ回数が少ない時点(初期時点)で
の、また(b)は研磨バッチ回数がかなり進んだ時点
(後期時点)でのトルクの時間変化の一例を示す線図で
ある。
【図7】トルクの研磨終点近傍の平均勾配(絶対値)と
ウエハ面内均一性との関係を示す線図である。
【図8】トルクの研磨終点近傍の平均勾配(絶対値)と
ウエハ間均一性との関係を示す線図である。
【図9】ウエハの配線と層間絶縁膜の構造の一例を示す
模式的断面図である。
【図10】ドレッサを備える研磨装置の部分平面図であ
る。
【図11】トルクの時間変化率に関する閾値を示す図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態である研磨方法の
ステップを示すフロー図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態である研磨方法の
ステップを示すフロー図である。
【図14】トルクの時間変化率に関する閾値を示す図で
ある。
【図15】本発明の第4の実施の形態である研磨方法の
ステップを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 ウエハ載置部 2 研磨パッド 2a 研磨面 3 研磨台 4 研磨台回転軸駆動機構 5 研磨定盤 7 研磨定盤回転軸駆動機構 8 トルク測定機構 9 評価部 10 研磨条件設定部 11 リテーナ 18 トルク測定機構 18A 測定部 18a〜18e 測定部 19 評価部 19A 評価部 19a〜19e 評価部 20 研磨条件設定部 21 回転軸 22 回転軸 23 回転軸 30 ドレッサ 31 ホイールガイド 32 ドレッシングホイール 100 研磨装置 EP 研磨終点 S ウエハ Sa 被研磨面 SX1、SX2 配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨物の被研磨面に研磨パッドを押し
    当て、前記被研磨物および前記研磨パッドの少なくとも
    一方を回転させて前記被研磨物を研磨する研磨方法であ
    って;前記研磨パッドを回転させる回転トルクおよび前
    記被研磨物を回転させる回転トルクの少なくとも一方の
    回転トルクの時間変化率を検出し;前記検出された回転
    トルクの時間変化率に基づいて前記被研磨面の研磨均一
    性を評価することを特徴とする;研磨方法。
  2. 【請求項2】 複数の被研磨物の被研磨面に研磨パッド
    を押し当て、前記複数の被研磨物をそれぞれ自転させる
    と共に、前記複数の被研磨物と前記研磨パッドとを相対
    的に公転させて前記複数の被研磨物を研磨する研磨方法
    であって;前記相対的に公転させるための回転トルクと
    前記複数の被研磨物をそれぞれ自転させる各回転トルク
    の少なくとも一つの回転トルクの時間変化率を検出し;
    前記検出されたトルクの時間変化率に基づいて前記被研
    磨面の研磨均一性を評価することを特徴とする;研磨方
    法。
  3. 【請求項3】 前記被研磨物と前記研磨パッドとの間に
    研磨スラリを供給することを特徴とする、請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の研磨方法。
  4. 【請求項4】 前記評価された研磨均一性に基づいて研
    磨条件を設定することを特徴とする、請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の研磨方法。
  5. 【請求項5】 前記研磨条件の設定は、前記研磨パッド
    の回転数の変更、被研磨物の回転数の変更、前記研磨パ
    ッドを前記被研磨面に押しつける圧力の変更、前記研磨
    スラリの流量の変更、前記研磨パッドの交換、前記被研
    磨物を保持するリテーナの調整、前記被研磨物を保持す
    るリテーナの交換、及び前記研磨パッドの目立ての実施
    の少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記
    載の研磨方法。
  6. 【請求項6】 被研磨物を載置する複数の、第1の回転
    軸回りに回転する被研磨物載置部と;前記複数の被研磨
    物載置部を搭載する、第2の回転軸回りに回転する研磨
    台と;前記被研磨物載置部に載置された被研磨物に押し
    当てられて前記被研磨物を研磨する研磨パッドと;前記
    研磨パッドを被着して、第3の回転軸回りに回転する研
    磨定盤と;前記第1、第2及び第3の回転軸のうち少な
    くとも1つの回転軸のトルクの時間変化率を検出するト
    ルク時間変化率検出装置と;前記トルク時間変化率検出
    装置で検出されたトルクの時間変化率に基づいて前記被
    研磨面の研磨均一性を評価する評価部とを備えることを
    特徴とする;研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記評価部で評価された研磨均一性に基
    づいて研磨条件を設定する研磨条件設定部をさらに備え
    ることを特徴とする、請求項6に記載の研磨装置。
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