JPH11250081A - マルチメディア情報処理装置および記録媒体 - Google Patents

マルチメディア情報処理装置および記録媒体

Info

Publication number
JPH11250081A
JPH11250081A JP10048376A JP4837698A JPH11250081A JP H11250081 A JPH11250081 A JP H11250081A JP 10048376 A JP10048376 A JP 10048376A JP 4837698 A JP4837698 A JP 4837698A JP H11250081 A JPH11250081 A JP H11250081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
analysis
multimedia information
multimedia
multimedia data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10048376A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Aoki
恒 青木
Osamu Hori
修 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10048376A priority Critical patent/JPH11250081A/ja
Publication of JPH11250081A publication Critical patent/JPH11250081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種類のマルチメディア解析処理を複合的に
実行できるマルチメディア情報処理装置を提供する。 【解決手段】入力されたマルチメディア情報を解析し、
該解析結果を出力するマルチメディア情報処理装置にお
いて、前記マルチメディア情報を解析する複数種類の解
析手段を着脱可能に接続する接続手段(マルチメディア
データ解析ソケット部等)と、この接続手段に接続され
た解析手段の解析結果と前記入力されたマルチメディア
情報とを出力する出力手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データ等の
マルチメディア情報を編集するためのマルチメシア情報
処理方法およびそれを用いたマルチメディア情報処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送、ケーブルテレビジョン放送の
普及などにより、家庭においても視聴可能な映像チャン
ネル数は増加の一途をたどっている。また従来のビデオ
テープやレーザーディスクなどの映像記録媒体に加え、
映像音声情報をディジタルで他として記録再生できるD
VD(ディジタル・ビデオ・ディスク)も製品化され、
ごく普通のユーザが大量の映像にアクセスできる環境は
充実しつつあるといってよい。
【0003】その一方で、それら大量の映像の中から目
的の映像に効率よくアクセスできる技術の提供は従前の
ままである。たとえばテレビの視聴者は、新聞などに掲
載される番組欄を参照して、見たい映像(番組)を選択
したり、ビデオソフトパッケージを購入しようとする消
費者はパッケージに記載されているタイトルや出演者、
あらすじなどを参照して希望のビデオを選択する。これ
らは文字による映像情報のテキスト記述であるが、映像
の全てに対して記述がなされているわけでもなく、その
ように全てに対して記述をすることは大変な手間となる
ものであることは言うまでもない。
【0004】また、映像のどの部分を見たいか、という
要求は当然ユーザ個々にも異なるものであるはずで、全
てのユーザに対応可能なテキスト記述を作成することは
付加情報の増大を招き、主に放送メディアなど、供給で
きる情報量に限界があるソースにおいては実用が難し
い。このためテレビ視聴者はニュース番組中の特定のコ
ーナーだけを見たい場合にも、テレビをつけたままで目
的の話題となるのを待たなくてはならなかったり、すで
に別の番組で見て知っているニュースを繰り返し見させ
られたりして、著しく時間の無駄となっている。
【0005】このように貧弱な映像アクセスの環境のま
までは、近い将来、ユーザが大量の映像情報にアクセス
できる状況が実現したとしても、その情報量をスムーズ
に享受できるとはいえず、かえって情報量の多さに混乱
するユーザが増える懸念もある。
【0006】これに関連して、本件出願人は映像を少な
いアイコンで一覧することのできる動画像処理方法をす
でに出願している(特開平9−270006)。この方
法によれば、映像中の場面構成を推定し、場面を単位と
した映像内容の一覧提示が可能になる。上記発明によれ
ば、ドラマの映像を処理した場合、対話などから構成さ
れる場面は一枚のアイコンとして表示することが可能に
なる。
【0007】上記発明も含め、映像、音声などのマルチ
メディアデータを解析する方法はさまざまに発表されて
いる。しかしながら現況では、それぞれの解析技術が独
立に研究、試験されており、研究成果を複合的に用いる
ことによってより高度な解析結果を生み出すような汎用
かつ拡張容易なプラットフォームが存在しない。また、
それら既発表の技術の多くはオフライン処理(すなわ
ち、まず映像や音声を一度ディジタル化したファイルに
保存し、次にそのファイル中をランダムアクセスするこ
とによって解析結果を得る方法)で実現されている。こ
れが解析技術の複合を阻むとともに、家庭のユーザにと
ってのデメリットの1つである「待ち時間」を生み出し
ている。つまり、現況のまま個々の解析技術がアプリケ
ーションの姿となってリリースされたとしても、家庭の
ユーザは(1)まず解析したいテレビ番組などをパソコ
ンに取り込む。(2)ある1つの解析処理を専門に行う
アプリケーションに処理させる。(3)処理が完了する
のを待って次の解析処理アプリケーションに処理させ
る。という手順をとらなくてはならず、手間と時間を要
する。さらに、より高度な解析処理を行うために高性能
のコンピュータを購入しなければならなかったり、新し
くソフトウェアをインストールしなければならなかった
りすることもあり、未だ多くのユーザが手軽に解析処理
を利用し、楽しむ状況ではない。我が国および世界の研
究機関が保持するマルチメディアデータ処理技術は高い
にも関わらず、これでは家庭のユーザの利便に貢献した
とはいえない。
【0008】
【発明が解決しようとする問題】以上説明したように、
従来は、ユーザが画面に着目してなければならない時間
を軽減する目的で、映像、音声などのマルチメディアデ
ータを解析するさまざまな手法(カット検出、話者認
識、CM認識、待ち受け等)は、別個独立して実行し、
各手法による解析結果を出力するだけで、それらを複合
的に用いることにより高度な解析結果を得るような汎用
かつ拡張容易なプラットフォームが存在しなかった。
【0009】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、複
数種類のマルチメディア解析処理を複合的に実行できる
マルチメディア情報処理装置を提供することを目的とす
る。
【0010】すなわち、本発明は、マルチメディアデー
タ解析処理部分を着脱式に搭載できるインタフェースを
持つマルチメディアデータ処理装置およびソフトウェア
の実現を可能にする。
【0011】これによりユーザは、所有する装置本体を
置き換えたり、アップグレードすることなく、各研究機
関等が開発した最新の高度なマルチメディア解析処理技
術を、複数、容易に搭載することができる。さらに、マ
ルチメディアデータ解析処理部分が着脱式であるため
に、装置の性能に応じて解析処理部分の使用不使用をユ
ーザが選択でき、マルチメディアデータ入力から出力ま
での経路が滞りないように構成を自由に変更することが
できる上、本発明のマルチメディア処理装置自身もデー
タ処理の所要時間を観測してサンプリング間隔を自動決
定するなど、テレビ受信とほぼ同時に映像音声の保存お
よび解析処理が終了するような装置が実現できる。これ
は多くの面でユーザの利便性を向上させることが期待で
きる。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のマルチメ
ディア情報処理装置は、入力されたマルチメディア情報
を解析し、該解析結果を出力するマルチメディア情報処
理装置において、前記マルチメディア情報を解析する複
数種類の解析手段(マルチメディア解析部(プラグイ
ン))を着脱可能に接続する接続手段と、この接続手段
に接続された解析手段の解析結果と前記入力されたマル
チメディア情報とを出力する出力手段と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0013】本発明によれば、複数種類のマルチメディ
ア解析処理を複合的に実行できる。すなわち、ユーザは
自分が必要とするプラグインを選択して本体に装着する
ことでき、そのプラグインが提供する機能で、マルチメ
ディアデータ解析処理を行うことができる。
【0014】ユーザはマルチメディアデータ解析部を除
くマルチメディア情報処理装置本体だけを持っていれば
よく、プラグイン開発者はマルチメディア情報処理装置
本体との交信規定を遵守したプラグインさえ作成すれば
よいために、各研究機関が開発しているマルチメディア
データ解析処理技術をその交信規定にあわせて修正する
程度の軽微な工数で多くのユーザに機能を提供できる。
【0015】(2)本発明のマルチメディア情報処理装
置は、入力されたマルチメディア情報を解析し、該解析
結果を出力するマルチメディア情報処理装置において、
前記マルチメディア情報を解析する複数種類の解析手段
を着脱可能に接続する複数の接続手段と、この複数の接
続手段に接続された複数種類の解析手段の解析結果と前
記入力されたマルチメディア情報とを出力する出力手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、複数種類のマルチメディ
ア解析処理を複合的に実行できる。すなわち、高度なマ
ルチメディアデータ解析手法の併用により、それらの精
度向上や新しい機能の提供が期待できる。
【0017】(3)本発明のマルチメディア情報処理装
置は、前記解析手段の解析処理の一部(例えば特徴量計
算)を実行する処理実行部をさらに具備し、この処理実
行部での処理結果を前記接続手段で接続された解析手段
へ送信することを特徴とする。
【0018】例えば、特徴量計算は、本来ならば類似シ
ョット検出等を行うプラグイン側で行うべきものである
が、画像解析や音声解析などに基本的な特徴量であれ
ば、どのようなプラグインが装着されようとも、それら
の多くでこういった基本的な特徴量を利用することが想
定できる。このような場合、すべてのプラグイン設計者
が同じ結果を得るための色相ヒストグラム計算部分など
をプラグインに組み込むことになるが、本体側に基本的
な特徴量計算部を保持していればプラグイン側の処理手
続きは簡便になり、プラグイン開発時の負担も軽減され
る。
【0019】(4)本発明のマルチメディア情報処理装
置は、前記複数の接続手段に接続された複数種類の解析
手段のそれぞれの解析機能(例えば、カット検出、シー
ン検出、顔検出等)に基づく処理実行順序に従って該解
析手段に対し処理動作の開始を指示する指示手段をさら
に具備したことを特徴とする。
【0020】本発明によれば、例えば、カット検出によ
って分けられたショットの中から類似のものを選び出
し、類似であるショットが存在する時間区間を上位階層
の「シーン」とするために、カット検出プラグインと類
似ショット検出(シーン検出)プラグインの2つを接続
した場合、カット検出プラグインは類似ショット検出プ
ラグインより前に実行されなければならない。このよう
な各プラグインの機能に基づく処理実行順序を(例えば
プラグイン機能IDを参照して)自動的に判定して処理
実行を指示することにより、解析機能の異なる複数のプ
ラグインのそれぞれの解析結果を効率よく利用できる。
【0021】(5)本発明のマルチメディア情報処理装
置は、前記接続手段に接続された解析手段での処理能力
に応じて該解析手段へのマルチメディア情報の入力を調
節する手段をさらに具備したことを特徴とする。
【0022】例えば、テレビ放送を受信しながら本装置
を使おうとしている場合、エンコーダが1秒に30フレ
ームの速度でエンコードを行っているのにもかかわら
ず、後段のプラグインの処理能力が1秒に29フレーム
であったとする。するとマルチメディアデータ入力バッ
ファには最初の1秒で1フレーム分のデータが引き去ら
れずに残る。さらに1秒後には2フレーム分が残り…と
いうふうにマルチメディアデータ入力バッファの残高が
徐々に増えていき、バッファの大きさが有限である限り
いずれ破綻をきたす。本発明によれば、このような入力
データがリアルタイムに送られてくる放送などのストリ
ームである場合にも、破綻をきたすことなく装置が動作
することが保証される。
【0023】(6)本発明のマルチメディア情報処理装
置は、前記接続手段に接続される解析手段での解析結果
に基づき前記出力手段の出力を制限する手段をさらに具
備したこと特徴とする。
【0024】本発明によれば、例えば、あらかじめ希望
のフレームイメージをプラグインのに登録しておき、そ
の登録画面と類似あるいは一致した画面を検出した際
に、入力マルチメディアデータとしてのテレビ放送の録
画を開始させるためのイベントを発生するという機能を
持ったプラグインがあれば、毎週同じタイトル画面で始
まるドラマ放送を録画したいのに、その前にある野球中
継の延長時間が不明なために正確な録画ができない、と
いった問題を解決できる。すなわち、高度なマルチメデ
ィア情報解析技術を有効活用した留守録(留守番録画)
が実現する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0026】本発明の実施形態に係るマルチメディア情
報処理装置の各構成例を挙げて説明する前に、各例に共
通の事項について説明する。
【0027】本発明のマルチメディア情報処理装置は、
それが単体の装置として働く場合、その入力端子は通常
のビデオデッキと同様の映像音声入力端子、またはテレ
ビ放送を受信するためのアンテナ端子、またはマルチメ
ディアデータ(映像、音声、テキストデータなどの総
称)をディジタル受信するためのシリアルポート、パラ
レルポート、PCカードスロットなどである。またこの
場合、マルチメディアデータ解析部(以下「プラグイ
ン」と略すことがある)は、解析処理手続きを電子的に
記憶した基盤カートリッジやボックスで、本発明のマル
チメディア情報処理装置(以下「本体」と略すことがあ
る)に挿入またはケーブル接続され、本体から送られた
電子的情報を受け、プラグイン内で処理を行い、解析結
果を電子的情報として本体に送信する形態のものであ
る。あるいはプラグインは、メモリカードや磁気テー
プ、光磁気ディスクなどに解析処理手続きを記憶したも
ので、本体での処理に先駆けて、または処理の際に本体
内のメモリ領域にコピーされ、本体内でプログラムとし
て解析処理が実行される。
【0028】本発明のマルチメディア情報処理装置が単
体の装置として働く場合、その出力端子は通常のビデオ
デッキと同様の映像音声出力端子、または映像音声出力
をテレビ電波としてテレビ受像機に送信するためのアン
テナ端子、またはパーソナルコンピュータ用のディスプ
レイに表示させるためのRGB端子、電話回線に送信す
るためのモジュラー端子、パーソナルコンピュータなど
にディジタルデータを出力するためのシリアルポート、
パラレルポート、PCカードスロット、赤外線ポートな
どである。
【0029】本発明のマルチメディア情報処理装置は、
それが電子計算機内のプログラムとして働く場合、その
入力端子はコンピュータに装備されたキャプチャボード
が出力したマルチメディアデータをコンピュータ内でデ
ィジタルデータとして受け入れる役割を果たすソフトウ
ェアインタフェース、または既にディジタル化されたマ
ルチメディアデータをアプリケーションソフトウェアが
利用できるように提供されたソフトウェアインタフェー
スである。またこの場合、マルチメディアデータ解析部
(以下、上記と同様に「プラグイン」と略すことがあ
る)は、解析処理手続きを電子的に記憶した基盤カート
リッジやボックスで、本発明のマルチメディア情報処理
装置(以下、上記と同様に「本体」と略すことがある)
に挿入またはケーブル接続され、本体から送られた電子
的情報を受け、プラグイン内で処理を行い、解析結果を
電子的情報として本体に送信する形態のものである。あ
るいはプラグインはメモリカードや磁気テープ、光磁気
ディスクなどに解析処理手続きを記憶したもので、本体
での処理に先駆けて、または処理の際に本体内のメモリ
領域にコピーされ、本体内でプログラムとして解析処理
が実行される。
【0030】本発明のマルチメディア情報処理装置が電
子計算機内のプログラムとして働く場合、その出力端子
はコンピュータ内のディジタルデータを外部に表示する
ために用意されたディスプレイデバイスドライバ(ソフ
トウェア)、またはディジタルデータをそのまま外部に
出力するためのデバイスドライバなどである。
【0031】どちらの場合にも、本発明のマルチメディ
ア情報処理装置内に、磁気テープ、光磁気ディスク(フ
ロッピーディスク、ハードディスク、DVD)などの記
録再生装置を含んでおり、上記の入力および出力端子は
装置内でこの記録再生装置に接続されていてもよいし、
記録再生装置は外部で供給されるものでもよい。
【0032】入出力がディジタルデータの場合、パーソ
ナルコンピュータなどで用いられているAVIファイル
形式、QuickTime形式、MPEGファイル形式
などのファイル形式をとっていてもよい。
【0033】いずれにしても以下に説明する実施形態で
は、入力端子、出力端子、入出力のデータ形式およびプ
ラグインの提供形態について限定するものではない。
【0034】また、以下図1〜7には同じ説明番号を付
した構成部が存在するが、それらは特に説明がない限り
前段の実施例で説明したのと同じ役割、機能を持つもの
である。特に図ごとに構成部を区別する場合には「図1
の101」などの記述で示す。図1〜7中では情報の流
れに即して参考のために線種を異にしてある。実線は映
像、音声などのマルチメディアデータ、および前処理に
よって得られた映像、音声についての特徴量の流れを示
す。太い実線は、マルチメディアデータ解析部の解析処
理によって得られたカット(=シーンチェンジ、場面の
切り替わり)イベント、登録画面と入力画面が合致した
ことを示す発見イベント、入力画面と類似の画面が既に
登場したことを示す類似フレームイベントなど、マルチ
メディアデータに促した付加情報の流れを示す。二重線
は情報の流れをコントロールするコントロール情報を示
し、破線はその他の情報を示す。
【0035】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態に係る第1のマルチメディア情報処理装置の構成例を
示したものである。
【0036】入力端子101から入力されたマルチメデ
ィアデータはマルチメディアデータ入力部102によっ
てこれ以降の工程で電子的に処理可能なディジタルデー
タに翻訳される。
【0037】入力されたマルチメディアデータとしての
映像、音声などがMPEGその他の形式で圧縮され、あ
るいはデータが暗号化されていた場合には、デコーダ1
03によって伸長あるいは解読復元が行われ、処理に適
切な単位でマルチメディアデータ入力バッファ104に
送られる。処理に適切な単位とは、画像であれば1フレ
ーム、音声であれば1音節、テキストであれば1文など
であるが、音声の場合には数ミリ秒などの固定単位で区
切ってもいいし、MPEG圧縮された映像の場合などは
圧縮の単位GOP(Group Of Picture
s:通常15フレーム程度)を一度にマルチメディアデ
ータ入力バッファ104に送ってもよい。いずれにして
も本発明ではマルチメディアデータ入力バッファに送ら
れる形式や量を限定しない。
【0038】一方、マルチメディアデータ解析ソケット
部108は、プラグイン受け入れ端子109を持ってお
り、このプラグイン受入端子109を経由してマルチメ
ディアデータ解析部110と接続するようになってい
る。
【0039】マルチメディアデータ解析部110とは、
たとえば映像カット検出などを行う。この場合、マルチ
メディアデータ中の映像フレーム情報がマルチメディア
データ解析部110に送られ、マルチメディアデータ解
析部110では前回送られたフレームイメージを保持し
ている。この前回のフレームと今回のフレームとを比較
し、その差が設定値よりも大きかった場合には場面の切
り替わりである「カット」が生じたと判定するものであ
る。カットが検出されると、この「カット検出プラグイ
ン」としての役割を持ったマルチメディアデータ解析部
110はカットが生じた旨を示すメッセージ(イベント
情報)をプラグイン受入端子109を経由して本体に通
知する。
【0040】映像カット検出を行うプラグイン(カット
検出プラグイン)の構成例を図8に示す。
【0041】マルチメディアデータ中の動画像の映像フ
レーム情報は、定められた時間間隔で入力端子201を
介してをフレームメモリ202に計算機で処理可能な静
止画像データとして一時記憶される。
【0042】フレームメモリ202に蓄積された1フレ
ームの画像データは、特徴量計算部203によって特徴
量が数量化される。ここで、画像の特徴量とは、例え
ば、画像データそのものでもよいし(この場合、格納記
憶領域や処理時間を大きく浪費するので入力画像そのも
のを特徴量とするのは好ましくない)、映像の解像度を
落として特徴量としてもよい。その他、輝度(Y)、輝
度と赤との色差(Cr)、輝度と青との色差(Cb)の
YCrCb3次元空間に基づく特徴量、画像の輝度値平
均等もあり、特徴量計算の方法は特に限定するものでは
ない。
【0043】特徴量計算部203で計算された特徴量
は、入力画像が新規の場合は、特徴量記憶部206に記
録される。
【0044】類似度判定部204は、今入力端子201
を介してフレームメモリ203に入力された画像の特徴
量と特徴量記憶部206に記憶されている特徴量とを比
較し、合致の度合いを調べる。合致の度合いは、例え
ば、今入力された画像に関する特徴量と特徴量記憶部2
06内の画像に対する特徴量の距離を計算することによ
り行う。
【0045】合致の度合いが高い、すなわち、距離が予
め設定した値より近い場合には、今入力した画像は既出
であると判定され、比較の対象となった既出フレームの
特徴量等は特徴量記憶部206から削除され、代わりに
今入力された画像に関する特徴量等が新規登録される。
【0046】既出と判定されなかった場合、すなわち、
新規である場合、映像中の場面転換(カット)が検出さ
れたとして、その1フレームの特徴量等を特徴量記憶部
206に追加登録するとともに、カットが生じた旨を示
すメッセージ(イベント情報)およびカットが検出され
た映像そのもの、あるいはいずれか一方を選択的に、出
力端子207、プラグイン受入端子109を経由して本
体に通知する。
【0047】パラメータ設定部205は、本体から通知
された、プラグインと本体でやり取りする際に必要なデ
ータの形式等のパラメータ値(例えば、フレームサイズ
(幅、高さ)、フレームナンバー等の)等が設定される
ようになっている。
【0048】図9は、マルチメディア情報処理装置本体
の出力端子116に表示装置が接続されている場合、上
述のようにカット検出された際、マルチメディアデータ
解析ソケット部108が、そのカット毎に1枚の小画面
(アイコン)を作成して、表示装置に表示した例を示し
ている。図9では、検出されたカット全体の一覧表示の
一画面を表している。
【0049】マルチメディアデータ解析部110は「話
者識別プラグイン」でもよい。この場合、マルチメディ
アデータ解析部110にはマルチメディアデータ中の音
声情報(例えば音声のセグメント)が送られ、プラグイ
ン(マルチメディアデータ解析部110)側では特徴量
記憶部206に前回送られてきた音声情報(例えば音声
のセグメント)を保持しており、類似度判定部204で
は、前回の音声情報と今回の音声情報とを比較する。こ
の差が設定値よりも大きかった場合には、話者の交代が
生じた旨を示すメッセージを本体に通知する。
【0050】このように本発明ではプラグイン(マルチ
メディアデータ解析部110)として用いられるマルチ
メディアデータ解析手法の種類によって限定されない。
【0051】この際、プラグインと本体でやり取りする
際のデータの形式(例えば、フレームサイズ(幅、高
さ)、フレームナンバー等のパラメータ値)等のインタ
フェースは全ての種類のプラグインに共通して、あるい
は、プラグインの種類毎に予め規定されていてもよく、
例えば、図10に示すように本体が動作開始に先だって
当該プラグインに規定されているパラメータ値を一括し
て通知し、パラメータ設定部205に設定するようにし
てもよい。
【0052】また、図11に示すように、プラグインと
本体との間の通信によりプラグインに設けられたパラメ
ータ設定部205に必要なパラメータ値等を設定するよ
うにしてもよい。すなわち、プラグイン側でパラメータ
値等の情報が必要な際に本体側に求めるメッセージを送
り、本体がそれに応えて送信する方式でもよい。
【0053】図10と図11はこの前者と後者の場合で
本体とプラグインが交信する1セッション(交信)の様
子の例を示したものである。図10は一括して本体から
プラグインに情報を送信する場合で、本体が送信するデ
ータの形式はあらかじめ規定されており、プラグインは
それに沿って機能するようにデザインされている。セッ
ションは本体からプラグインにデータを送信し、それに
対しプラグインがメッセージを返すことで完了する。
「イベントがない」というのもメッセージの一種とす
る。
【0054】図11は、例えば、マルチメディアデータ
入力バッファ104が更新され、新しいデータが受信可
能であるメッセージをまず本体がプラグインに送信する
と、プラグイン側で必要な情報をリクエストし、それに
応えるかたちで本体が情報を送信する。セッションの終
了はプラグイン側がイベントメッセージ(「イベントが
ない」というイベントメッセージも可)を送信すること
で認識してもいいし、あらかじめ規定したセッションエ
ンドメッセージを送信することで認識してもよい。いず
れの場合にもリクエストコードや終了コード、イベント
メッセージコードはあらかじめ規定しておく。
【0055】マルチメディアデータソケット部108
は、受信したイベントをユーザに提示する。たとえばプ
ラグインとしてCM認識機能が搭載されており、本発明
のマルチメディア情報処理装置がテレビ放送を処理して
いる場合、コマーシャル放送の開始または終了をユーザ
は知ることができるので、コマーシャル放送中は席を外
したり、逆にコマーシャル放送だけに注意を喚起するこ
ともできる。この提示方法は「CMになりました」とい
った音声出力でもいいし、単なるアラームでもよい。
【0056】あるいは本発明のマルチメディア情報処理
装置が表示装置に接続されている場合にはその表示装置
に表示してもよい。また、カット検出プラグインの場
合、検出されたカット毎に1枚の小画面(アイコン)を
作成して、図9に示したように表示装置に表示してもよ
い。
【0057】以上の解析処理を受けたマルチメディアデ
ータは、マルチメディアデータ出力バッファ113に送
られ、出力に適切なだけ蓄積されるとエンコーダ114
によって(必要ならば)圧縮、暗号化などを施され、マ
ルチメディアデータ出力部115で出力形式に符号化さ
れて、出力端子116から出力される。
【0058】出力に適切な単位とは、たとえばエンコー
ダ114が3フレームをまとめてエンコードするもので
ある場合には3フレームのことである。また通常コンピ
ュータ内のファイル記録方法の場合には、出力バッファ
をメモリ領域内に確保しており、規定されたバイト数
(4kバイトなど)だけの情報が蓄積されると出力され
る。
【0059】以上により、ユーザは自分が必要とするプ
ラグインを選択して本体に装着することでき、そのプラ
グインが提供する機能で、マルチメディアデータ解析処
理を行うことができる。
【0060】ユーザはマルチメディアデータ解析部11
0を除くマルチメディア情報処理装置本体だけを持って
いればよく、プラグイン開発者はマルチメディア情報処
理装置本体との交信規定を遵守したプラグインさえ作成
すればよいために、各研究機関が開発しているマルチメ
ディアデータ解析処理技術をその交信規定にあわせて修
正する程度の軽微な工数で多くのユーザに機能を提供で
きる。
【0061】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る第2のマルチメディア情報処理装置の
構成例を示したものである。
【0062】図1の第1のマルチメディア情報処理装置
と比較して、第2のマルチメディア情報処理装置では、
付加情報バッファ117、エンコーダ118および付加
情報出力部119をさらに具備している。
【0063】マルチメディアデータ解析ソケット部10
8は、プラグインから送られてきた情報のうちイベント
情報だけを付加情報出力バッファ117に送信する。前
述ののマルチメディアデータ出力バッファ113から出
力端子116までの流れと同様に、付加情報(イベント
情報)も適切な単位ごとにエンコーダ118でエンコー
ドされ、付加情報出力部119で符号化された上で、付
加情報出力端子120に出力される。
【0064】これにより、イベント情報を本来のマルチ
メディアデータ(たとえばテレビ放送をディジタル化し
た映像音声など)と別に出力を行うことができるので、
イベント情報を記録して後で再現させることができる。
【0065】たとえば本件出願人から既に出願した特開
平9−270006号に記載してあるように、映像をカ
ットごとに切り分けさらに上位の単位「シーン」でまと
める機能を持ったプラグインを使用している場合、テレ
ビ放送を受信、録画しながらこのようなカット検出、シ
ーン検出を行い、この解析結果をコンピュータ上のファ
イル、あるいはDVDなどの記録メディアのインデック
ス情報として保存することができるので、後日改めて記
録済みのテレビ放送を見る際に、インデックスを利用し
て効率的に内容を把握することができる。
【0066】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係る第3のマルチメディア情報処理装置の
構成例を示したものである。
【0067】図2の第2のマルチメディア情報処理装置
と比較して、第3のマルチメディア情報処理装置では、
マルチメディアデータ前処理部106およびマルチメデ
ィアデータ前処理情報記憶部107をさらに具備してい
る。
【0068】マルチメディアデータ前処理部106は、
入力されたマルチメディアデータから映像、音声などの
特徴量を計算する。この特徴量とは、たとえば映像フレ
ームであればRGB値の平均値や色相ヒストグラム、輝
度ヒストグラム、音声であればスペクトル、テキスト情
報であれば、その言葉の属すカテゴリなどで、一般に原
データより少ない情報量で原データの特徴を記述する情
報である。たとえば、特開平9−270006号に記載
されているように、類似ショットを検出する方法として
色相・輝度ヒストグラムを併用することがある。こうい
った特徴量計算は、本来ならば類似ショット検出を行う
プラグイン側で行うべきものであるが、画像解析や音声
解析などに基本的な特徴量であれば、どのようなプラグ
インが装着されようとも、それらの多くでこういった基
本的な特徴量を利用することが想定できる。このような
場合、すべてのプラグイン設計者が同じ結果を得るため
の色相ヒストグラム計算部分などをプラグイン(具体的
には、図8の特徴量計算部203)に組み込むことにな
るが、本実施形態のように、本体側に基本的な特徴量計
算部を保持していればプラグイン側の処理手続きは簡便
になり、プラグイン開発時の負担も軽減される。
【0069】このマルチメディアデータ前処理部106
で計算された特徴量はマルチメディアデータ解析ソケッ
ト部108に送られ、そこを経由して各プラグインに送
られる。必要があれば、既に処理済の特徴量をマルチメ
ディアデータ前処理情報記憶部107に対して記憶・呼
び出しさせ、同様にマルチメディアデータ解析ソケット
部108を経由して各プラグインに送ることができる。
この場合、図8に示したような構成のプラグインでは、
少なくとも類似度判定部204、パラメータ設定部20
5、特徴量記憶部206を具備していればよい。
【0070】また、図11を用いて説明した場合のよう
に、プラグイン側から過去に蓄積された特徴量を求めて
きた場合にも、このマルチメディアデータ前処理情報記
憶部107から過去の特徴量を呼び出し、プラグインに
送信してもよい。
【0071】マルチメディアデータ前処理部106およ
びマルチメディアデータ前処理情報記憶部107は、マ
ルチメディアデータ入力部102、デコーダ103およ
びマルチメディアデータ入力バッファ104と一体のも
のでもよい。たとえば入力データがMPEG圧縮された
ファイルまたはストリームであった場合、文献「動きベ
クトル符号量を用いたMPEG映像からの高速カット検
出」(電子情報通信学会・研究報告PRMU96−10
0、金子、堀)に示されているような高速カット検出方
式を用いてカット検出を行うことができる。この場合、
プラグインの能力を用いずに、MPEG圧縮ファイルま
たはストリームのデコード時に軽微な計算負担でカット
イベントを検出することができる。このように前処理部
でイベントメッセージを生成し、それをプラグインから
送られてきたメッセージと同様に取り扱うこともでき
る。
【0072】(第4の実施形態)図4は本発明の第4の
実施形態に係る第4のマルチメディア情報処理装置の構
成例を示したものである。
【0073】図3の第3のマルチメディア情報処理装置
と比較して、プラグイン受入端子109が複数設けられ
(図4では、例えば2つのプラグイン受け入れ端子10
9a、109bの場合を示しており、以下、これらをプ
ラグイン受入端子109と総称する)、複数のマルチメ
ディアデータ解析部110(図4では、例えば2つのプ
ラグイン110a、110bの場合を示しており、以
下、これらをプラグイン109と総称する)を受け入れ
ることが可能になっている。
【0074】これにより、入力端子101から入力され
るひとまとまりのマルチメディアデータに対して複数の
解析処理を施すことができる。
【0075】例えばカット検出プラグインと顔検出プラ
グインの2つを同時に接続することにより、カットが生
じた最初のフレームにだけ顔の存在をチェックするよう
に顔検出プラグを作成することができる。これは、本体
から顔検出プラグインに送られてくる情報の中で「ショ
ット番号」をウォッチしておき、この数字が更新(増
加)したときにカットが検出されたものとして顔検出の
処理手続きに入ればよく、ショット番号が不変の間は何
も行わずに「イベントなし」メッセージを本体に返して
おけばよい。
【0076】また、シーン検出プラグイン、顔検出プラ
グインと話者識別プラグインとの3つを同時に接続する
ことにより、顔検出プラグインとシーン検出プラグイン
からその場面(シーン)の登場人物をリストアップした
うえで話者との照合を行い、その場面に登場していない
話者を識別対象から取り除くことで、話者識別の精度を
向上させられることが期待できる。
【0077】このように、高度なマルチメディアデータ
解析手法の併用により、それらの精度向上や新しい機能
の提供が期待できる。
【0078】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係る第5のマルチメディア情報処理装置の
構成例を示したものである。
【0079】図4の第4のマルチメディア情報処理装置
と比較して、第5のマルチメディア情報処理装置では、
マルチメディアデータ解析コントロール部111をさら
に具備している。
【0080】プラグインに実行すべき順序が存在する場
合、このマルチメディアデータ解析コントロール部11
1がその実行順に並べ替える。例えば、カット検出によ
って分けられたショットの中から類似のものを選び出
し、類似であるショットが存在する時間区間を上位階層
の「シーン」とするために、カット検出プラグインと類
似ショット検出(シーン検出)プラグインの2つを接続
した場合、カット検出プラグインは類似ショット検出プ
ラグインより前に実行されなければならない。この順序
を把握するために、各プラグイン(マルチメディアデー
タ解析部110)は、本体に接続(プラグイン受入端子
109に接続)されたとき、または接続後、一連の解析
処理を行うための最初のデータがプラグインに送られる
前に、図5の点線の経路をつたってプラグイン情報をマ
ルチメディアデータ解析コントロール部111に送信す
る。
【0081】このプラグイン情報は、例えば、プラグイ
ンID、プラグイン製作者ID、プラグインが必要とす
るデータの種類などを含むが、もっとも重要な情報とし
てプラグイン機能IDを持つ。プラグイン機能IDは、
あらかじめ規定されている数値であり、そのプラグイン
がどのような機能を持つのかを表すものである。たとえ
ば映像のカットを検出するプラグインであることを示す
なら16進数の「1001」、類似ショットを検出する
プラグインであることを示すなら16進数の「100
8」、などである。
【0082】マルチメディアデータ解析コントロール部
111は、このプラグイン情報を受け取り、プラグイン
機能IDに基づいて、各プラグインの実行順序を決定
し、実行順テーブルを作成する。
【0083】処理単位のデータがマルチメディアデータ
解析ソケット部108からプラグインに流れ込もうとす
る際、このマルチメディアデータ解析コントロール部1
11が、上記の実行順テーブルにしたがって、プラグイ
ンに必要なデータを送り込む。マルチメディアデータ解
析コントロール部111が決定する順序の中には、プラ
グインの組み合わせによっては同時に実行する(あるい
は同時に実行することが可能である)という場合もあり
うる。
【0084】コンピュータが複数の解析処理を同時に行
える機能を持ったものである場合(マルチスレッド)、
前段のプラグインの処理終了を待たずに平行して別のプ
ラグインによる処理を行わせたほうが全体として処理速
度が早くなる場合がある。例えばカット検出プラグイ
ン、シーン検出プラグイン、および顔検出プラグインの
3つを接続する場合、カット検出プラグインは他の2つ
に先駆けて実行される必要があるが、残りの2つは同時
実行されても差し支えない。また、このマルチメディア
データ解析コントロール部の判定結果が、あるプラグイ
ンは実行しない、というものでもよい。
【0085】例えば、前述の第3の実施形態で説明した
ように、入力するデータがMPEGファイルまたはスト
リームであり、マルチメディアデータ前処理部106で
MPEG高速カット検出が既に完了している場合、仮に
カット検出プラグインが接続されていてもそれを実行す
る必要はない。このような場合にはカット検出プラグイ
ンは接続しない(データを送信せず、機能させない)。
さらに、このマルチメディアデータ解析コントロール部
が表示機能を持ち、自動順序判定結果を表示した上でユ
ーザが実行順序を補正させてもよい。
【0086】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態に係る第6のマルチメディア情報処理装置の
構成例を示したものである。
【0087】図5の第5のマルチメディア情報処理装置
と比較して第6のマルチメディア情報処理装置では、マ
ルチメディアデータ入力コントロール部105をさらに
具備している。
【0088】入力端子101からマルチメディアデータ
入力バッファ104までの経路がマルチスレッドで動作
する場合など、マルチメディアデータ受信のスピードが
後段の解析処理および出力のスピードよりも速い場合が
ある。例えば第6のマルチメディア情報処理装置がMP
EGエンコーダを搭載したもので、テレビ放送を受信し
ながら本装置を使おうとしている場合、エンコーダが1
秒に30フレームの速度でエンコードを行っているのに
もかかわらず、後段の処理能力が1秒に29フレームで
あったとする。するとマルチメディアデータ入力バッフ
ァ104には最初の1秒で1フレーム分のデータが引き
去られずに残る。さらに1秒後には2フレーム分が残り
…というふうにマルチメディアデータ入力バッファ10
4の残高が徐々に増えていき、バッファの大きさが有限
である限りいずれ破綻をきたす。
【0089】そこでマルチメディアデータ入力コントロ
ール部105が106以下後段の処理速度を測定し、最
適なタイミングでデータを後段に流すようにコントロー
ルする。この場合、たとえばマルチメディアデータ入力
バッファ104は一定量のデータを保持し、古いものか
ら捨てていけばよく、マルチメディアデータ入力コント
ロール部105が新しいデータの流出を許容した時点で
もっとも古いデータのコピーを後段の処理経路に流せば
よい。もちろん、この場合かならずしもバッファから取
り出すのがもっとも古いデータである必要はない。
【0090】たとえば第6のマルチメディア情報処理装
置が、パーソナルコンピュータ内のプログラムであり、
101〜104までがテレビチューナに接続されたキャ
プチャボードだとすると、キャプチャボードは常にその
最高能力(仮に毎秒15フレーム)でテレビ画面をマル
チメディアデータ入力バッファ104に蓄えている。こ
の場合、マルチメディアデータ入力バッファ104の容
量は1フレームである。マルチメディアデータ入力コン
トロール部105より後段の処理能力が毎秒10フレー
ムであったとしても、マルチメディアデータ入力コント
ロール部105の制御により、1/10秒に1回だけデ
ータ流路がつながれ、その時点でマルチメディアデータ
入力バッファ104に蓄積されていたフレームデータが
後段に送られる。
【0091】図12、13を用いて、この場合の動作例
を更に説明する。
【0092】図12は、第5のマルチメディア情報処理
装置がマルチスレッドで動作する場合(接続された各プ
ラグイン毎にプロセッサを割り当てることができる場
合、あるいは、各プラグインのそれぞれにプロセッサが
具備されている場合)のデータの流れを模式的に示した
図である。図12では、P1、P2、P3の3つのプラ
グインが接続されている。P1はP2、P3に先駆けて
実行すべきであり、P2、P3は同時に実行してもよい
ことがマルチメディアデータ解析コントロール部11
1)ですでに関知されている。
【0093】まずマルチメディアデータ(映像フレーム
など)を受信するに先駆けて、各プラグインには初期化
指令が送られ、各プラグイン側ではメモリ領域確保など
の必要な初期化処理を完了した上でデータ受信スタンバ
イ状態(STBY)になる。
【0094】マルチメディアデータの受信が開始される
と、入力バッファには決められたデータ単位(たとえば
映像の1フレームなど)のデータが蓄積され、逐次更新
される。すべてのプラグインがデータ受信可能な状態に
なり、入力バッファに新しいデータが蓄積されると、マ
ルチメディアデータ解析コントロール部111で管理さ
れている呼び出し順にしたがって、各プラグインにデー
タが送られ、各プラグインは解析処理動作を行う(図の
斜線部分は処理中を示す)。
【0095】図12ではデータパケット(フレーム)
「0」が各プラグインに送られている。すべてのプラグ
インのデータ処理が完了すると、処理済みの付加情報が
出力される。再びすべてのプラグインが受信可能な状態
になり、入力バッファに新しいデータが蓄積されると、
上記と同様に次のデータパケットに対しての処理手続き
が行われる。
【0096】以上の処理手続きの中でマルチメディアデ
ータ入力コントロール部105の働きは、すべてのプラ
グインおよび入力バッファの処理状況を把握し、解析処
理にデータを流すタイミングをコントロールすることで
ある。
【0097】図13は、第5のマルチメディア情報処理
装置がマルチスレッドで動作しない場合(接続された複
数のプラグインがただ1つのプロセッサを用いる場合)
のデータの流れを模式的に示した図である。図12と同
様に、この例でもP1、P2、P3の3つのプラグイン
が接続されている。また同様に、 P1はP2、P3に
先駆けて実行すべきであり、P2、P3は同時に実行し
てもよいことがマルチメディアデータ解析コントロール
部111)ですでに関知されているものの、マルチスレ
ッドでないので複数のプラグインを同時に実行させるこ
とはできない。したがって、プラグインは準に「P1→
P2→P3」または「P1→P3→P2」の順で実行さ
れるが、以下の例では前者の順で実行されるように決定
されたとする。
【0098】この例の場合、プラグインに処理開始を指
示するとプラグインでの処理が終了するまで他の処理を
行うことができない。したがって、初期化指示やデータ
処理は前段のプラグインでの処理が完了したのを待って
行われる。
【0099】新しいデータが到着し入力バッファに格納
されると、あらかじめマルチメディアデータ解析コント
ロール部111で決定された順でデータがプラグインに
送られる。プラグインが解析処理を行っている間、入力
バッファは更新されない(マルチメディアデータ入力端
子からマルチメディアデータ入力バッファまでが一体の
基盤から構成されるビデオキャプチャボードのようなも
ので、それが単体でバックグラウンド動作する場合には
入力バッファは図12と同様に逐次更新されてもよい。
そうでない場合、ビデオキャプチャ部へのキャプチャ指
示がマルチスレッドにできないので入力バッファのデー
タは更新されない)。
【0100】すべてのプラグインでの解析処理が完了す
ると、入力バッファにはその時点での最新のデータパケ
ットが蓄積され、上記と同様の処理となる。以上の処理
手続きの中でマルチメディアデータ入力コントロール部
105の働きは、すべてのプラグインおよび入力バッフ
ァの処理状況を把握し、「次はデータをバッファに取り
込む」「次はP1にデータを送る」などの手順通りに指
示を発することである。
【0101】このマルチメディアデータ入力コントロー
ル部105の存在により、入力データがリアルタイムに
送られてくる放送などのストリームである場合にも、破
綻をきたすことなく装置が動作することが保証される。
【0102】(第7の実施形態)図7は、本発明の第7
の実施形態に係る第7のマルチメディア情報処理装置の
構成例を示したものである。
【0103】図6の第6のマルチメディア情報処理装置
と比較して第7のマルチメディア情報処理装置では、マ
ルチメディアデータ出力コントロール部112をさらに
具備している。
【0104】プラグインの中には録画の開始、終了を指
示するものが存在してもよい。例えばあらかじめ希望の
フレームイメージをプラグインの特徴量記憶部206に
登録しておき、類似度判定部204にて、その登録画面
と類似あるいは一致した画面を検出した際に、入力マル
チメディアデータとしてのテレビ放送の録画を開始させ
るためのイベントを発生するという機能を持ったプラグ
インがあれば、毎週同じタイトル画面で始まるドラマ放
送を録画したいのに、その前にある野球中継の延長時間
が不明なために正確な録画ができない、といった問題を
解決できる。
【0105】また、音声認識を行い、自分の希望の話
題、たとえば「為替相場」という単語が発音されたら録
画を開始させるイベントを発生するプラグインでもいい
し、字幕認識を行い、自分の好みのタレント名が字幕に
登場したら録画を開始させるイベントを発生するという
プラグインでもいい。このようなプラグインをここでは
総称して「待ち受けプラグイン」と称する。
【0106】マルチメディアデータ出力コントロール部
112は、プラグインから送られてくるイベント情報の
うち、このような録画開始・終了情報に従って、出力流
路の開閉を行う。たとえば、上記のように登録した画面
が登場したら録画を開始する待ち受けプラグインの場
合、ドラマのオープニング画面が出た瞬間から54分間
の録画などのようにユーザは待ち受けプラグイン上で設
定する。すると待ち受けプラグは登録済みのオープニン
グ画面が放送され受信されたときに録画開始イベントを
送信する。するとマルチメディアデータ出力コントロー
ル部112が出力流路をつなぎ、映像音声のデータがコ
ンピュータ上のマルチメディアデータとして保存開始さ
れる。
【0107】録画開始イベント送信後54分が経過する
と、待ち受けプラグインが録画終了イベントを送信し、
これを受けてマルチメディアデータ出力コントロール部
112が出力流路を切り、映像音声のファイル記録は終
了する。録画開始イベントの中には、各待ち受けプラグ
インでのユーザ指示によって「何秒前から録画」「何シ
ョット前から録画」といった情報を含めてもよい。
【0108】マルチメディアデータ出力バッファ113
および付加情報出力バッファ117の格納容量が十分に
大きい場合には、図7でマルチメディアデータ出力コン
トロール部112に接続されているスイッチ131、1
32はそれぞれ113と114、117と118の中間
に設けられていることが望ましい。
【0109】録画開始終了イベントと関係なく両出力バ
ッファ113、117には常に最新の数秒〜数分のデー
タを格納しておく。待ち受けプラグインから「何秒前か
ら録画」の指示がきたとき、マルチメディアデータ出力
コントロール部112は両バッファ113、117に働
きかけて条件に合致するデータだけを両バッファ11
3、117に残し、それ以外を削除した上でスイッチ1
31、132を閉じて流路をつなぎ、出力を開始する。
【0110】また「何ショット前から録画」という指示
であった場合には、付加情報出力バッファ117から条
件に合致するデータが117および113内でどれであ
るかをマルチメディアデータ出力コントロール部112
が判定し、同様に両バッファ113、117内の蓄積デ
ータを整理した上でスイッチ131、132を閉じて流
路をつなぐ。
【0111】さらに、マルチメディアデータ出力コント
ロール部112がビデオデッキやDVD−RAMなどの
コントロール信号を出力して、出力端子116、付加情
報出力端子120などに接続されたこれら外部装置の録
画開始・終了を司令してもよい。
【0112】このマルチメディアデータ出力コントロー
ル部112の存在により、高度なマルチメディア情報解
析技術を有効活用した留守録(留守番録画)が実現す
る。
【0113】(第8の実施形態)以上第1〜第7の実施
形態で説明した手法は、コンピュータに実行させること
のできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー
ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−
ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に
格納して頒布することもできる。例えば、この場合、マ
ルチメディアデータ解析ソケット部は、前記マルチメデ
ィア情報を解析するための複数種類のプログラムをそれ
ぞれ実行させ、その各実行結果を受け取るモジュールと
なる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチメ
ディア情報処理装置によれば、これまで各研究機関が別
々に組み上げてきた高度なマルチメディアデータ解析処
理手法を容易に、複合的に家庭向けの装置に組み込むこ
とが可能になる。ユーザにとっては高度な処理技術を簡
単に利用することができる上、解析処理開発者にとって
も開発した処理技術の製品搭載が容易になるため、さら
に高度の処理技術の開発を補助することになり、ユーザ
の利便を一層増すことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る第1のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図2】本発明の実施形態に係る第2のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図3】本発明の実施形態に係る第3のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図4】本発明の実施形態に係る第4のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図5】本発明の実施形態に係る第5のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図6】本発明の実施形態に係る第6のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図7】本発明の実施形態に係る第7のマルチメディア
情報処理装置の構成例を示した図。
【図8】マルチメディアデータ解析部の構成例を示した
図。
【図9】マルチメディア情報処理装置本体の出力端子に
表示装置が接続されている場合、マルチメディアデータ
解析部でカット検出した際、表示装置に表示される検出
されたカット全体の一覧表示画面の一例を示した図。
【図10】マルチメディア情報処理装置本体とプラグイ
ンとの間でパラメータ値等を通知し合うための通信手順
の一例を示したシーケンス図。
【図11】マルチメディア情報処理装置本体とプラグイ
ンとの間でパラメータ値等を通知し合うための通信手順
の他の例を示したシーケンス図。
【図12】マルチメディア情報処理装置がマルチスレッ
ドで動作する場合(接続された各プラグイン毎にプロセ
ッサを割り当てることができる場合、あるいは、各プラ
グインのそれぞれにプロセッサが具備されている場合)
のデータの流れを模式的に示した図。
【図13】マルチメディア情報処理装置がマルチスレッ
ドで動作しない場合(接続された複数のプラグインがた
だ1つのプロセッサを用いる場合)のデータの流れを模
式的に示した図。
【符号の説明】
101…入力端子 102…マルチメディア入力部 103…デコーダ 104…マルチメディアデータ入力バッファ 105…マルチメディアデータ入力コントロール部 106…マルチメディアデータ前処理部 107…マルチメディアデータ前処理情報記憶部 108…マルチメディアデータ解析ソケット部 109…プラグイン受け入れ端子 110…マルチメディアデータ解析部 111…マルチメディアデータ解析コントロール部 112…マルチメディアデータ出力コントロール部 113…マルチメディアデータ出力バッファ 114…エンコーダ 115…マルチメディアデータ出力部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたマルチメディア情報を解析
    し、該解析結果を出力するマルチメディア情報処理装置
    において、 前記マルチメディア情報を解析する複数種類の解析手段
    を着脱可能に接続する接続手段と、 この接続手段に接続された解析手段の解析結果と前記入
    力されたマルチメディア情報とを出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とするマルチメディア情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 入力されたマルチメディア情報を解析
    し、該解析結果を出力するマルチメディア情報処理装置
    において、 前記マルチメディア情報を解析する複数種類の解析手段
    を着脱可能に接続する複数の接続手段と、 この複数の接続手段に接続された複数種類の解析手段の
    解析結果と前記入力されたマルチメディア情報とを出力
    する出力手段と、 を具備したことを特徴とするマルチメディア情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記解析手段の解析処理の一部を実行す
    る処理実行部をさらに具備し、 この処理実行部での処理結果を前記接続手段で接続され
    た解析手段へ送信することを特徴とする請求項1または
    2記載のマルチメディア情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の接続手段に接続された複数種
    類の解析手段の解析機能に基づく処理実行順序に従って
    該解析手段に対し処理動作の開始を指示する指示手段を
    さらに具備したことを特徴とする請求項2記載のマルチ
    メディア情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記接続手段に接続された解析手段での
    処理能力に応じて該解析手段へのマルチメディア情報の
    入力を調節する手段をさらに具備したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のマルチメディア情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記接続手段に接続される解析手段での
    解析結果に基づき前記出力手段の出力を制限する手段を
    さらに具備したこと特徴とする請求項1または請求項2
    記載のマルチメディア情報処理装置。
  7. 【請求項7】 入力されたマルチメディア情報を解析
    し、該解析結果を出力するためのプログラムを記録した
    機械読取可能な記録媒体であって、 前記マルチメディア情報を解析するための複数種類のプ
    ログラムをそれぞれ実行させる実行手段と、 この実行手段で実行されたプログラムによる解析結果と
    前記入力されたマルチメディア情報とを出力させる出力
    手段と、 を実行するプログラムを記録した記録媒体。
JP10048376A 1998-02-27 1998-02-27 マルチメディア情報処理装置および記録媒体 Pending JPH11250081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10048376A JPH11250081A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 マルチメディア情報処理装置および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10048376A JPH11250081A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 マルチメディア情報処理装置および記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250081A true JPH11250081A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12801617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10048376A Pending JPH11250081A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 マルチメディア情報処理装置および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250081A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318656A (ja) * 1998-03-16 2005-11-10 Intertrust Technologies Corp メディア・コンテンツの連続制御および保護のための方法および装置
CN100337495C (zh) * 2004-07-08 2007-09-12 腾讯科技(深圳)有限公司 一种发送图文混排彩信的实现方法
US7784083B2 (en) 2003-07-08 2010-08-24 Panasonic Corporation Receiving/generating section information for multimedia contents based on level of performance
US7941031B2 (en) 2003-07-03 2011-05-10 Panasonic Corporation Video processing apparatus, IC circuit for video processing apparatus, video processing method, and video processing program

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318656A (ja) * 1998-03-16 2005-11-10 Intertrust Technologies Corp メディア・コンテンツの連続制御および保護のための方法および装置
JP2006025436A (ja) * 1998-03-16 2006-01-26 Intertrust Technologies Corp メディア・コンテンツの連続制御および保護のための方法および装置
JP4598616B2 (ja) * 1998-03-16 2010-12-15 インタートラスト テクノロジーズ コーポレイション ストリーミング方式メディアプレーヤ
JP4616095B2 (ja) * 1998-03-16 2011-01-19 インタートラスト テクノロジーズ コーポレイション メディア・コンテンツの連続制御および保護のための方法および装置
US7941031B2 (en) 2003-07-03 2011-05-10 Panasonic Corporation Video processing apparatus, IC circuit for video processing apparatus, video processing method, and video processing program
US7784083B2 (en) 2003-07-08 2010-08-24 Panasonic Corporation Receiving/generating section information for multimedia contents based on level of performance
CN100337495C (zh) * 2004-07-08 2007-09-12 腾讯科技(深圳)有限公司 一种发送图文混排彩信的实现方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4606738B2 (ja) マルチメディア信号処理システム
US7356244B2 (en) Method and system for replaying video images
EP0910088B1 (en) Customization schemes for content presentation in a device with converged functionality
JP3195284B2 (ja) 動画再生制御方法およびその方法が適用される画像表示装置
US7394968B2 (en) Enhanced personal video recorder including user play programming
US20040223737A1 (en) User created video bookmarks
US20010004417A1 (en) Video editing system
US7248781B2 (en) Live picture presentation while digital video recording
KR100731189B1 (ko) 신호처리장치, 화상표시장치 및 화상표시방법
JP2004531184A (ja) デジタル情報の効率的な伝送および再生
US8467657B2 (en) Incorporating a current event data stream onto a pre-recorded video stream for playback
US10848835B2 (en) Video summary information playback device and method and video summary information providing server and method
US7346692B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2005236527A (ja) 映像再生装置、再生スクリプト生成装置、映像配信装置、映像切出し装置、及び映像蓄積装置
US20080092048A1 (en) Data Processor
EP2008450B1 (en) Apparatus and method for displaying recordings
US20080037950A1 (en) Video recording/reproducing apparatus
US7296055B2 (en) Information providing system, information providing apparatus, information providing method, information processing apparatus, information processing method, and program
US8001576B2 (en) Information providing system, information processing apparatus and information processing method for transmitting sound and image data
JPH11250081A (ja) マルチメディア情報処理装置および記録媒体
JP2002354406A (ja) 動画像再生装置
US8850323B2 (en) Electronic device, content reproduction method, and program therefor
US8064750B2 (en) Picture reproducing apparatus
CN114827724A (zh) 视频播放方法以及相关设备
JP2009094966A (ja) 再生装置、再生方法および再生制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325