JPH11250016A - ファイル共有システムのファイルロック方式および方法 - Google Patents
ファイル共有システムのファイルロック方式および方法Info
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- JPH11250016A JPH11250016A JP10045618A JP4561898A JPH11250016A JP H11250016 A JPH11250016 A JP H11250016A JP 10045618 A JP10045618 A JP 10045618A JP 4561898 A JP4561898 A JP 4561898A JP H11250016 A JPH11250016 A JP H11250016A
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マルチシステム制御プロセッサ(MSCP)と
各ホストの情報伝達を極力少なくし、ジョブ実行時間の
延びとCPU処理能力の低下を防ぐことを可能とするこ
と。 【解決手段】各ホストのメモリ上に存在し各ロックと一
対一に対応し状態表示するLKSと、LKSを参照/更
新可能なCPU命令群と、これを使用したOSによるL
KSの制御と、ホスト1からMSCP3に対してロック
要求I/Oが発行された際、MSCP3は、該当ロック
を取得済みのホスト2に対してロック識別情報を伴うア
ンロック伺いのアテンション通知を行い、これを受信し
たホスト2のIOPは、このアテンションをOSに通知
すること無しにLKSを参照することで、MSCP3に
アンロックの可否の応答コマンドを送信する。MSCP
3は、受信した応答コマンドに基づいて、応答するロッ
クを制御し、ホスト1にロック取得完了/取得待ちを通
知する。
各ホストの情報伝達を極力少なくし、ジョブ実行時間の
延びとCPU処理能力の低下を防ぐことを可能とするこ
と。 【解決手段】各ホストのメモリ上に存在し各ロックと一
対一に対応し状態表示するLKSと、LKSを参照/更
新可能なCPU命令群と、これを使用したOSによるL
KSの制御と、ホスト1からMSCP3に対してロック
要求I/Oが発行された際、MSCP3は、該当ロック
を取得済みのホスト2に対してロック識別情報を伴うア
ンロック伺いのアテンション通知を行い、これを受信し
たホスト2のIOPは、このアテンションをOSに通知
すること無しにLKSを参照することで、MSCP3に
アンロックの可否の応答コマンドを送信する。MSCP
3は、受信した応答コマンドに基づいて、応答するロッ
クを制御し、ホスト1にロック取得完了/取得待ちを通
知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファイル共有システ
ムのファイルロック方式および方法に関し、特に複数の
ホストコンピュータとマルチシステム制御プロセッサを
有しファイルを共有するファイル共有システムのファイ
ルロック方式および方法に関する。
ムのファイルロック方式および方法に関し、特に複数の
ホストコンピュータとマルチシステム制御プロセッサを
有しファイルを共有するファイル共有システムのファイ
ルロック方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファイル共有システムのファイル
ロック方式および方法について説明する。まず条件とし
て、ホストコンピュータ(以下ホストと記す)間で共有
するファイルは複数のブロックで構成され、ブロックは
複数のレコードとその制御情報で構成される。また、ブ
ロックはデイスクと主記憶間のデータ転送、マルチシス
テム制御プロセッサ(以下MSCPと記す)上のロック
対象などで論理的な最小単位となる。ロック種別とし
て、:参照ロック(以下Sロックと記す)と更新ロック
(以下Xロックと記す)とがある。Sロックは対応する
ブロックを参照する場合に必要になるロックであり、同
一ブロックを複数のホストからSロックで同時にロック
することができる。Xロックは対応するブロックを更新
する場合に必要になるロックであり、同一ブロックに対
するXロックは、他ホストのSロック/Xロック何れと
も同時にロックすることはできない。
ロック方式および方法について説明する。まず条件とし
て、ホストコンピュータ(以下ホストと記す)間で共有
するファイルは複数のブロックで構成され、ブロックは
複数のレコードとその制御情報で構成される。また、ブ
ロックはデイスクと主記憶間のデータ転送、マルチシス
テム制御プロセッサ(以下MSCPと記す)上のロック
対象などで論理的な最小単位となる。ロック種別とし
て、:参照ロック(以下Sロックと記す)と更新ロック
(以下Xロックと記す)とがある。Sロックは対応する
ブロックを参照する場合に必要になるロックであり、同
一ブロックを複数のホストからSロックで同時にロック
することができる。Xロックは対応するブロックを更新
する場合に必要になるロックであり、同一ブロックに対
するXロックは、他ホストのSロック/Xロック何れと
も同時にロックすることはできない。
【0003】図5の従来のファイル共有システムのブロ
ック更新時の動作を説明するシーケンス図に示すよう
に、ロック状態401はホスト22が1つのロック対象
であるブロックAをSロックでロック中の状態である。
Sロックに関して、ホスト22が実質的にSロック不要
なタイミングであっても、他ホストから該当ブロックヘ
のXロック要求がない限り、Sロックを保持し、次に同
一Sロックが必要な場合にMSCP23へのSロック要
求を省く方法を採用している。ロック状態401は、ホ
スト22がこの実質的にSロック不要なタイミングでS
ロックを保持している状態である。ホスト1からブロッ
クAのXロック要求402が実行されると、MSCP2
3はロック状態401であるため、ホスト21にロック
待ち発生ターミネーシヨン403、ホスト22にホスト
ヘの通知情報ありアテンション404を送信する。ホス
ト21はブロックAがアンロックされるのを待つ。ホス
ト22はリードメッセージコマンド405を発行し、M
SCP23からのブロックAのアンロック依頼情報のタ
ーミネーシヨン406を受ける。ホスト22からのブロ
ックAのアンロック要求407を受けたMSCP23
は、ブロックAをロック状態401からロック状態41
0に切り替える。ロック状態410は、ブロックAをホ
スト1がXロックでロック中の状態である。その後、M
SCP23はホスト21にロック成功アテンション40
8を送信し、ホスト21はロック状態410を認識す
る。
ック更新時の動作を説明するシーケンス図に示すよう
に、ロック状態401はホスト22が1つのロック対象
であるブロックAをSロックでロック中の状態である。
Sロックに関して、ホスト22が実質的にSロック不要
なタイミングであっても、他ホストから該当ブロックヘ
のXロック要求がない限り、Sロックを保持し、次に同
一Sロックが必要な場合にMSCP23へのSロック要
求を省く方法を採用している。ロック状態401は、ホ
スト22がこの実質的にSロック不要なタイミングでS
ロックを保持している状態である。ホスト1からブロッ
クAのXロック要求402が実行されると、MSCP2
3はロック状態401であるため、ホスト21にロック
待ち発生ターミネーシヨン403、ホスト22にホスト
ヘの通知情報ありアテンション404を送信する。ホス
ト21はブロックAがアンロックされるのを待つ。ホス
ト22はリードメッセージコマンド405を発行し、M
SCP23からのブロックAのアンロック依頼情報のタ
ーミネーシヨン406を受ける。ホスト22からのブロ
ックAのアンロック要求407を受けたMSCP23
は、ブロックAをロック状態401からロック状態41
0に切り替える。ロック状態410は、ブロックAをホ
スト1がXロックでロック中の状態である。その後、M
SCP23はホスト21にロック成功アテンション40
8を送信し、ホスト21はロック状態410を認識す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファイ
ル共有システムのファイルロック方式および方法は、ホ
スト21がブロックAのXロック要求402を実行後、
MSCP23からロック成功アテンション408を受信
するまでの処理中に、ホスト21とMSCP23間で
は、ブロックAのXロック要求402、ターミネーシヨ
ン403及びアテンシヨン408が、ホスト22とMS
CP23間では、アテンション404、コマンド発行4
05、ターミネーション406、要求407及びターミ
ネーション409が必要となり、それらに伴う各ホスト
のOSの処理に費やされる時間も必要になるので、ホス
ト22がブロックAに対して実質的にSロック不要なタ
イミングでSロックを保持している期間であっても、ホ
スト21からブロックAのXロック要求が実行された場
合、ホスト21がブロックAをXロックでロックできる
までの経過時間が長くなり、ファイル共有システムで実
行するジョブの実行時間を延ばしてしまうという問題点
がある。さらに、ホスト22がブロックAに対して実質
的にSロック不要なタイミングでSロックを保持してい
る期間に、ホスト21からブロックAのXロック要求が
実行された場合、ホスト21がブロックAをXロックで
ロックするまでに消費されるCPU時間が多くなり、フ
ァイル共有システムの処理能力が低下するというという
問題点もある。
ル共有システムのファイルロック方式および方法は、ホ
スト21がブロックAのXロック要求402を実行後、
MSCP23からロック成功アテンション408を受信
するまでの処理中に、ホスト21とMSCP23間で
は、ブロックAのXロック要求402、ターミネーシヨ
ン403及びアテンシヨン408が、ホスト22とMS
CP23間では、アテンション404、コマンド発行4
05、ターミネーション406、要求407及びターミ
ネーション409が必要となり、それらに伴う各ホスト
のOSの処理に費やされる時間も必要になるので、ホス
ト22がブロックAに対して実質的にSロック不要なタ
イミングでSロックを保持している期間であっても、ホ
スト21からブロックAのXロック要求が実行された場
合、ホスト21がブロックAをXロックでロックできる
までの経過時間が長くなり、ファイル共有システムで実
行するジョブの実行時間を延ばしてしまうという問題点
がある。さらに、ホスト22がブロックAに対して実質
的にSロック不要なタイミングでSロックを保持してい
る期間に、ホスト21からブロックAのXロック要求が
実行された場合、ホスト21がブロックAをXロックで
ロックするまでに消費されるCPU時間が多くなり、フ
ァイル共有システムの処理能力が低下するというという
問題点もある。
【0005】本発明の目的は、MSCPと各ホストの情
報伝達を極力少なくし、ジョブ実行時間の延びとCPU
処理能力の低下を防ぐことが可能なファイル共有システ
ムのファイルロック方式および方法を提供することにあ
る。
報伝達を極力少なくし、ジョブ実行時間の延びとCPU
処理能力の低下を防ぐことが可能なファイル共有システ
ムのファイルロック方式および方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のファイル共有シ
ステムのファイルロック方式は、複数のホストコンピュ
ータとマルチシステム制御プロセッサとを含むファイル
共有システム内で、前記複数のホストコンピュータが同
一のファイルを共有しかつ円滑に使用するためのファイ
ル共有システムのファイルロック方式において、前記複
数のホストコンピュータがそれぞれ持つメモリ上に、ロ
ックの対象となるファイルを複数のブロックに分割し前
記ブロックの1つ1つに対応して該当するブロックのロ
ック状態を記憶し表示する複数のロック状態表示部と、
前記複数のホストコンピュータ内に前記マルチシステム
制御プロセッサを介して自己がロック中のブロックに対
する問い合わせを受けると前記ロック状態表示部の表示
内容に従ってアンロック可能か否かを応答するI/Oプ
ロセッサとを備える構成である。
ステムのファイルロック方式は、複数のホストコンピュ
ータとマルチシステム制御プロセッサとを含むファイル
共有システム内で、前記複数のホストコンピュータが同
一のファイルを共有しかつ円滑に使用するためのファイ
ル共有システムのファイルロック方式において、前記複
数のホストコンピュータがそれぞれ持つメモリ上に、ロ
ックの対象となるファイルを複数のブロックに分割し前
記ブロックの1つ1つに対応して該当するブロックのロ
ック状態を記憶し表示する複数のロック状態表示部と、
前記複数のホストコンピュータ内に前記マルチシステム
制御プロセッサを介して自己がロック中のブロックに対
する問い合わせを受けると前記ロック状態表示部の表示
内容に従ってアンロック可能か否かを応答するI/Oプ
ロセッサとを備える構成である。
【0007】本発明のファイル共有システムのファイル
ロック方式は、前記ロック状態表示部が記憶し表示する
ブロックのロック状態として、アンロック状態と、アン
ロック状態に移行可能なロック状態と、アンロック状態
に移行不可なロック状態でかつブロックに対する問い合
わせを受けていない状態と、アンロック状態に移行不可
なロック状態でかつブロックに対する問い合わせを受け
た状態との4種類を有してもよい。
ロック方式は、前記ロック状態表示部が記憶し表示する
ブロックのロック状態として、アンロック状態と、アン
ロック状態に移行可能なロック状態と、アンロック状態
に移行不可なロック状態でかつブロックに対する問い合
わせを受けていない状態と、アンロック状態に移行不可
なロック状態でかつブロックに対する問い合わせを受け
た状態との4種類を有してもよい。
【0008】本発明のファイル共有システムのファイル
ロック方式は、前記ロック状態表示部を2ビットのメモ
リで構成してもよい。
ロック方式は、前記ロック状態表示部を2ビットのメモ
リで構成してもよい。
【0009】本発明のファイル共有システムのファイル
ロック方式は、前記マルチシステム制御プロセッサがホ
ストコンピュータのI/Oプロセッサからのアンロック
可能応答を受けると該当のブロックをアンロックすると
同時に前記問い合わせを発した任意のホストコンピュー
タに前記該当のブロックをロックさせる機能を備えても
よい。
ロック方式は、前記マルチシステム制御プロセッサがホ
ストコンピュータのI/Oプロセッサからのアンロック
可能応答を受けると該当のブロックをアンロックすると
同時に前記問い合わせを発した任意のホストコンピュー
タに前記該当のブロックをロックさせる機能を備えても
よい。
【0010】本発明のファイル共有システムのファイル
ロック方法は、複数のホストコンピュータとマルチシス
テム制御プロセッサとを含むファイル共有システム内
で、前記複数のホストコンピュータが同一のファイルを
共有しかつ円滑に使用するためのファイル共有システム
のファイルロック方法において、前記複数のホストコン
ピュータがそれぞれ持つメモリ上にロックの対象となる
ファイルを複数のブロックに分割し前記ブロックの1つ
1つに対応して設けた複数のロック状態表示部にロック
の対象となるブロックのロック状態を記憶し表示し、前
記複数のホストコンピュータ内のI/Oプロセッサが前
記マルチシステム制御プロセッサを介して自己の属する
ホストコンピュータにロック中のブロックに対する問い
合わせを受けると前記ロック状態表示部の表示内容に従
ってアンロック可能か否かを応答するようにしている。
ロック方法は、複数のホストコンピュータとマルチシス
テム制御プロセッサとを含むファイル共有システム内
で、前記複数のホストコンピュータが同一のファイルを
共有しかつ円滑に使用するためのファイル共有システム
のファイルロック方法において、前記複数のホストコン
ピュータがそれぞれ持つメモリ上にロックの対象となる
ファイルを複数のブロックに分割し前記ブロックの1つ
1つに対応して設けた複数のロック状態表示部にロック
の対象となるブロックのロック状態を記憶し表示し、前
記複数のホストコンピュータ内のI/Oプロセッサが前
記マルチシステム制御プロセッサを介して自己の属する
ホストコンピュータにロック中のブロックに対する問い
合わせを受けると前記ロック状態表示部の表示内容に従
ってアンロック可能か否かを応答するようにしている。
【0011】本発明のファイル共有システムのファイル
ロック方法は、マルチシステム制御プロセッサがアンロ
ック可能応答を受け、該当のブロックをアンロックする
と同時に前記問い合わせを発した任意のホストコンピュ
ータに前記該当のブロックをロックさせる機能を備えて
もよい。
ロック方法は、マルチシステム制御プロセッサがアンロ
ック可能応答を受け、該当のブロックをアンロックする
と同時に前記問い合わせを発した任意のホストコンピュ
ータに前記該当のブロックをロックさせる機能を備えて
もよい。
【0012】[作用]以上のように構成することによっ
て、MSCP3からアンロック伺いアテンション通知3
23を受けたホスト2のI/Oプロセッサ(以下IOP
と記す)は、該アテンションで指定されたロック状態表
示部(以下LKSと記す)の表示内容に従って、例え
ば、ロック状態でかつアンロック移行可能状態102な
どの状態を確認できるため、ホスト2のOSの介在無し
にアンロック可能/不可能何れかの応答コマンド324
をMSCP3に返信できる。また、ホスト2のIOPが
実行した処理結果は該当LKSに反映され、(例えば、
図1のアンロック伺いアテンション通知108〜110
を参照)その結果に基づいて、ホスト2のOSが後続の
処理を行うため、矛盾のないロック制御が可能となる。
て、MSCP3からアンロック伺いアテンション通知3
23を受けたホスト2のI/Oプロセッサ(以下IOP
と記す)は、該アテンションで指定されたロック状態表
示部(以下LKSと記す)の表示内容に従って、例え
ば、ロック状態でかつアンロック移行可能状態102な
どの状態を確認できるため、ホスト2のOSの介在無し
にアンロック可能/不可能何れかの応答コマンド324
をMSCP3に返信できる。また、ホスト2のIOPが
実行した処理結果は該当LKSに反映され、(例えば、
図1のアンロック伺いアテンション通知108〜110
を参照)その結果に基づいて、ホスト2のOSが後続の
処理を行うため、矛盾のないロック制御が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態のロック
状態表示部の動作を説明する状態遷移図である。
状態表示部の動作を説明する状態遷移図である。
【0015】図1に示すLKSは、MSCP3が管理す
る全てのロック対象で有るファイルを複数に分割したブ
ロックにそれそれ一対一に対応して存在し、メモリのハ
ードウエア(以下HWと記す)領域に置かれる。
る全てのロック対象で有るファイルを複数に分割したブ
ロックにそれそれ一対一に対応して存在し、メモリのハ
ードウエア(以下HWと記す)領域に置かれる。
【0016】LKSの状態101は対応するブロックが
アンロック状態であることを示す。LKSの状態102
は対応するブロックがロック状態かつアンロック移行可
能状態であることを示す。LKSの状態103は対応す
るブロックがロック状態、アンロック移行不可状態かつ
他ホストからのアンロック伺いアテンションを受信して
いない状態であることを示す。LKSの状態104は対
応するブロックがロック状態、アンロック移行不可状態
かつ他ホストからのアンロック伺いアテンション受信済
み状態であることを示す。LKSは2ビットで構成さ
れ、以上説明した4つの状態と図1に示した通りに対応
する。
アンロック状態であることを示す。LKSの状態102
は対応するブロックがロック状態かつアンロック移行可
能状態であることを示す。LKSの状態103は対応す
るブロックがロック状態、アンロック移行不可状態かつ
他ホストからのアンロック伺いアテンションを受信して
いない状態であることを示す。LKSの状態104は対
応するブロックがロック状態、アンロック移行不可状態
かつ他ホストからのアンロック伺いアテンション受信済
み状態であることを示す。LKSは2ビットで構成さ
れ、以上説明した4つの状態と図1に示した通りに対応
する。
【0017】遷移表示105はシステムイニシャライ
ズ、ISL(イニシャルプログラムロード)によるLK
Sの初期設定であり、HWの制御になる。遷移表示10
6は無条件にLKSヘ「00」を設定するCPU命令
(以下UCLKS00命令と記す)による遷移で、LK
Sの状態102、103、104からLKSの状態10
1に遷移させることができる。遷移表示107はLKS
=00の場合のみLKSヘ「11」を設定するCPU命
令(以下UCLKS11命令と記す)による遷移で、L
KSの状態101からLKSの状態103に遷移させる
ことができる。遷移表示112はLKS=11の場合の
みLKSへ「01」を設定するCPU命令(以下CLK
S01命令と記す)による遷移で、LKSの状態103
から LKSの状態102に遷移させることができる。
遷移表示111はLKS=01の場合のみLKSヘ「1
1」を設定するCPU命令(以下CLKS11命令と記
す)による遷移で、LKSの状態102からLKSの状
態の103に遷移させることができる。遷移表示108
はIOPがMSCP3からブロック識別情報を伴うアン
ロック伺いのアテンション通知を受信した際、そのブロ
ック識別情報に対応したLKS=00であった場合に、
MSCP3に対してアンロック不可能の応答コマンドを
返すと共にLKSに「10」を設定し、LKSの状態1
01からLKSの状態104に遷移させるものである。
遷移表示110も遷移表示108と同等であり、遷移前
のLKS状態が、遷移表示110の場合はLKSの状態
103であるのに対して、遷移表示108の場合はLK
Sの状態101である相異のみで、MSCP3に対する
応答コマンドを含めてその他は同一である。遷移表示1
09はIOPがMSCP3からブロック識別情報を伴う
アンロック伺いのアテンション通知を受信した際、その
ブロック識別情報に対応したLKS=01であった場合
に、MSCP3に対してアンロック可能の応答コマンド
を返すと共にLKSに「00」を設定し、LKSの状態
102からLKSの状態101に遷移させるものであ
る。
ズ、ISL(イニシャルプログラムロード)によるLK
Sの初期設定であり、HWの制御になる。遷移表示10
6は無条件にLKSヘ「00」を設定するCPU命令
(以下UCLKS00命令と記す)による遷移で、LK
Sの状態102、103、104からLKSの状態10
1に遷移させることができる。遷移表示107はLKS
=00の場合のみLKSヘ「11」を設定するCPU命
令(以下UCLKS11命令と記す)による遷移で、L
KSの状態101からLKSの状態103に遷移させる
ことができる。遷移表示112はLKS=11の場合の
みLKSへ「01」を設定するCPU命令(以下CLK
S01命令と記す)による遷移で、LKSの状態103
から LKSの状態102に遷移させることができる。
遷移表示111はLKS=01の場合のみLKSヘ「1
1」を設定するCPU命令(以下CLKS11命令と記
す)による遷移で、LKSの状態102からLKSの状
態の103に遷移させることができる。遷移表示108
はIOPがMSCP3からブロック識別情報を伴うアン
ロック伺いのアテンション通知を受信した際、そのブロ
ック識別情報に対応したLKS=00であった場合に、
MSCP3に対してアンロック不可能の応答コマンドを
返すと共にLKSに「10」を設定し、LKSの状態1
01からLKSの状態104に遷移させるものである。
遷移表示110も遷移表示108と同等であり、遷移前
のLKS状態が、遷移表示110の場合はLKSの状態
103であるのに対して、遷移表示108の場合はLK
Sの状態101である相異のみで、MSCP3に対する
応答コマンドを含めてその他は同一である。遷移表示1
09はIOPがMSCP3からブロック識別情報を伴う
アンロック伺いのアテンション通知を受信した際、その
ブロック識別情報に対応したLKS=01であった場合
に、MSCP3に対してアンロック可能の応答コマンド
を返すと共にLKSに「00」を設定し、LKSの状態
102からLKSの状態101に遷移させるものであ
る。
【0018】図2はOSからLKSを制御するために設
けられたCPU命令であるUCLKS00命令、UCL
KS11命令、CLKS01命令及びCLKS11命令
を使用したOSによる制御方法を示した図である。
けられたCPU命令であるUCLKS00命令、UCL
KS11命令、CLKS01命令及びCLKS11命令
を使用したOSによる制御方法を示した図である。
【0019】図2分図(a)はOSがブロックのロック
を必要とする時の制御方法を説明する流れ図である。
を必要とする時の制御方法を説明する流れ図である。
【0020】まず、ブロックのロックを必要とするホス
トのOSが、ステップ(以下Sと記す)201でCLK
S11命令を発行し実行する。この命令の実行結果はそ
のときのLKSの状態であるコンディションコード(以
下CCと記す)の値として現れるので、S202で確認
する。
トのOSが、ステップ(以下Sと記す)201でCLK
S11命令を発行し実行する。この命令の実行結果はそ
のときのLKSの状態であるコンディションコード(以
下CCと記す)の値として現れるので、S202で確認
する。
【0021】即ちS202でCC=1(更新前LKS=0
1)であると判別した場合は、S201の実行の結果、
LKSの状態102からLKSの状態103に遷移でき
たことを示しているので、MSCP3ヘロック要求I/
Oを発行せずとも必要とするブロックをロックできたこ
とまた、S202でCC=0の場合、LKSの状態10
1でS201が実行されたことを示しているので、S2
03でMSCP3ヘロック要求I/Oを発行し、必要と
するロックを取得し、S204でUCLKS11命令を
実行し、改めて該当するブロックをロックする必要があ
る。
1)であると判別した場合は、S201の実行の結果、
LKSの状態102からLKSの状態103に遷移でき
たことを示しているので、MSCP3ヘロック要求I/
Oを発行せずとも必要とするブロックをロックできたこ
とまた、S202でCC=0の場合、LKSの状態10
1でS201が実行されたことを示しているので、S2
03でMSCP3ヘロック要求I/Oを発行し、必要と
するロックを取得し、S204でUCLKS11命令を
実行し、改めて該当するブロックをロックする必要があ
る。
【0022】図2分図(b)はOSでロックが不必要に
なった時の制御方法を説明する流れ図である。
なった時の制御方法を説明する流れ図である。
【0023】まず、ブロックのロックを不必要とするホ
ストのOSが、S205でCLKS01命令を発行し実
行する。この命令の実行結果はその後のCCの値として
現れるので、S206で確認する。
ストのOSが、S205でCLKS01命令を発行し実
行する。この命令の実行結果はその後のCCの値として
現れるので、S206で確認する。
【0024】即ちS206でCC=3(更新前=LKS1
1)であると判別した場合は、S205によってLKS
の状態103からLKSの状態102に遷移できたこと
を示し、MSCP3ヘアンロック要求I/Oを発行せず
とも良いことがわかる。S206でCC=2の場合、L
KSの状態104でS205が実行されたことを示して
いるので、該当ロック取得待ちの他ホストにそのロック
を取得させるため、S207でMSCP3ヘアンロック
要求I/Oを発行し、MSCP3内でロック不要となっ
たブロックをアンロックし、S208でUCLKS00
命令を実行し、ホスト内のLKSをアンロック状態とす
る。
1)であると判別した場合は、S205によってLKS
の状態103からLKSの状態102に遷移できたこと
を示し、MSCP3ヘアンロック要求I/Oを発行せず
とも良いことがわかる。S206でCC=2の場合、L
KSの状態104でS205が実行されたことを示して
いるので、該当ロック取得待ちの他ホストにそのロック
を取得させるため、S207でMSCP3ヘアンロック
要求I/Oを発行し、MSCP3内でロック不要となっ
たブロックをアンロックし、S208でUCLKS00
命令を実行し、ホスト内のLKSをアンロック状態とす
る。
【0025】図3はブロック更新時の動作(その1)を
説明するシーケンス図である。
説明するシーケンス図である。
【0026】ホスト1によるブロックAのXロック要求
302を受け付けたMSCP3は、ホスト2がブロック
AをSロックでロック中の状態301である場合に、ホ
スト2のIOPに対してアンロック伺いのアテンション
303を送信する。このアテンション303を受信した
ホスト2のIOPは、LKSの状態を見て、LKSの状
態103であれば、OSに通知すること無しにMSCP
3に対してアンロック不可能の応答コマンド304を送
信すると共に、LKSの状態103からLKSの状態1
04に遷移させる。この応答コマンド304を受信した
MSCP3は、ホスト1に対してロック待ち発生ターミ
ネーション305を送信すると共に、MSCP3内でホ
スト1がブロックAのXロック要求待ちになっているこ
とを記憶する。
302を受け付けたMSCP3は、ホスト2がブロック
AをSロックでロック中の状態301である場合に、ホ
スト2のIOPに対してアンロック伺いのアテンション
303を送信する。このアテンション303を受信した
ホスト2のIOPは、LKSの状態を見て、LKSの状
態103であれば、OSに通知すること無しにMSCP
3に対してアンロック不可能の応答コマンド304を送
信すると共に、LKSの状態103からLKSの状態1
04に遷移させる。この応答コマンド304を受信した
MSCP3は、ホスト1に対してロック待ち発生ターミ
ネーション305を送信すると共に、MSCP3内でホ
スト1がブロックAのXロック要求待ちになっているこ
とを記憶する。
【0027】ホスト2がブロックAの参照動作を完了
し、そのSロックが実質的に不要になった場合、図2分
図(b)の制御方法を用いる。この時点でLKS状態が
LKSの状態104であるため、S206でCC=2と
なり、S207およびS208が実行されることにな
る。S207の実行に対応するのがブロックAのアンロ
ック要求306である。この要求306を受信したMS
CP3は、ホスト2に対して正常終了ターミネーション
307を送信すると共に、このブロックAのXロック要
求待ちになっているホスト1をXロックでロック中の状
態309とし、同時にホスト1にロック成功アテンショ
ン308を送信する。
し、そのSロックが実質的に不要になった場合、図2分
図(b)の制御方法を用いる。この時点でLKS状態が
LKSの状態104であるため、S206でCC=2と
なり、S207およびS208が実行されることにな
る。S207の実行に対応するのがブロックAのアンロ
ック要求306である。この要求306を受信したMS
CP3は、ホスト2に対して正常終了ターミネーション
307を送信すると共に、このブロックAのXロック要
求待ちになっているホスト1をXロックでロック中の状
態309とし、同時にホスト1にロック成功アテンショ
ン308を送信する。
【0028】このロック成功アテンション308を受信
したホスト1は、目的とするブロックAの更新を完了
後、ブロックAのロック種別変更(X→Sへ)要求31
0をMSCP3に送信する。この要求310を受信した
MSCP3は、ブロックAをホスト1がSロックでロッ
ク中の状態312に変更すると共に、ホスト1に対して
正常終了ターミネーション311を送信する。この正常
終了ターミネーション311を受信したホスト1は、自
ホスト内のブロックAのLKS状態をLKSの状態10
2に遷移させ、後続の動作に対応することになる。
したホスト1は、目的とするブロックAの更新を完了
後、ブロックAのロック種別変更(X→Sへ)要求31
0をMSCP3に送信する。この要求310を受信した
MSCP3は、ブロックAをホスト1がSロックでロッ
ク中の状態312に変更すると共に、ホスト1に対して
正常終了ターミネーション311を送信する。この正常
終了ターミネーション311を受信したホスト1は、自
ホスト内のブロックAのLKS状態をLKSの状態10
2に遷移させ、後続の動作に対応することになる。
【0029】図4はブロック更新時の動作(その2)を
説明するシーケンス図である。
説明するシーケンス図である。
【0030】ロック状態321はホスト2がブロックA
をLKSの状態102でSロックしている状態である。
をLKSの状態102でSロックしている状態である。
【0031】ブロック更新時の動作(その1)と同様
に、ホスト1からMSCP3に対してブロックAのXロ
ック要求322を発行した際、このXロック要求322
を受けたMSCP3は、該当ブロックAをロックしてい
るホスト2のIOPに対してブロック識別情報を伴うア
ンロック伺いのアテンション323を送信する。このア
テンション323を受信したホスト2のIOPは、LK
S状態が LKSの状態102の場合、この受信したア
テンション323をOSに通知すること無しに、MSC
P3に対してアンロック可能の応答コマンド324を送
信すると共に、LKSの状態102からLKSの状態1
01に遷移させる。応答コマンド324を受信したMS
CP3は、ホスト1に対して正常終了(ロック成功)タ
ーミネーション325を送信すると共に、ホスト1がブ
ロックAをXロックでロック中の状態326とする。
に、ホスト1からMSCP3に対してブロックAのXロ
ック要求322を発行した際、このXロック要求322
を受けたMSCP3は、該当ブロックAをロックしてい
るホスト2のIOPに対してブロック識別情報を伴うア
ンロック伺いのアテンション323を送信する。このア
テンション323を受信したホスト2のIOPは、LK
S状態が LKSの状態102の場合、この受信したア
テンション323をOSに通知すること無しに、MSC
P3に対してアンロック可能の応答コマンド324を送
信すると共に、LKSの状態102からLKSの状態1
01に遷移させる。応答コマンド324を受信したMS
CP3は、ホスト1に対して正常終了(ロック成功)タ
ーミネーション325を送信すると共に、ホスト1がブ
ロックAをXロックでロック中の状態326とする。
【0032】このターミネーション325を受信したホ
スト1は、目的とするブロックAの更新を完了後、ブロ
ックAのロック種別変更(X→Sへ)要求327をMS
CP3に送信する。この要求327を受信したMSCP
3は、ブロックAをホスト1がSロックでロック中の状
態328に変更すると共に、ホスト1に対して正常終了
ターミネーション329を送信する。この正常終了ター
ミネーション329を受信したホスト1は、自ホスト内
のブロックAのLKS状態をLKSの状態102に遷移
させ、後続の動作に対応することになる。
スト1は、目的とするブロックAの更新を完了後、ブロ
ックAのロック種別変更(X→Sへ)要求327をMS
CP3に送信する。この要求327を受信したMSCP
3は、ブロックAをホスト1がSロックでロック中の状
態328に変更すると共に、ホスト1に対して正常終了
ターミネーション329を送信する。この正常終了ター
ミネーション329を受信したホスト1は、自ホスト内
のブロックAのLKS状態をLKSの状態102に遷移
させ、後続の動作に対応することになる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
ホストがそれぞれ持つメモリ上にロックの対象となるフ
ァイルを複数のブロックに分割し、ブロックの1つ1つ
に対応して設けた複数のLKSにロックの対象となるブ
ロックのロック状態を記憶し表示し、複数のホスト内の
IOPがMSCPを介して自己の属するホストにロック
中のブロックに対する問い合わせを受けるとLKSの表
示内容に従ってアンロック可能か否かを応答し、MSC
Pがアンロック可能応答を受け、該当のブロックをアン
ロックすると同時に前記問い合わせを発した任意のホス
トに前記該当のブロックをロックさせるようにしている
ので、MSCPと各ホストの情報伝達を極力少なくし、
ジョブ実行時間の延びとCPU処理能力の低下を防ぐこ
とが可能となるという効果が有る。
ホストがそれぞれ持つメモリ上にロックの対象となるフ
ァイルを複数のブロックに分割し、ブロックの1つ1つ
に対応して設けた複数のLKSにロックの対象となるブ
ロックのロック状態を記憶し表示し、複数のホスト内の
IOPがMSCPを介して自己の属するホストにロック
中のブロックに対する問い合わせを受けるとLKSの表
示内容に従ってアンロック可能か否かを応答し、MSC
Pがアンロック可能応答を受け、該当のブロックをアン
ロックすると同時に前記問い合わせを発した任意のホス
トに前記該当のブロックをロックさせるようにしている
ので、MSCPと各ホストの情報伝達を極力少なくし、
ジョブ実行時間の延びとCPU処理能力の低下を防ぐこ
とが可能となるという効果が有る。
【図1】本発明の第1の実施の形態のロック状態表示部
の動作を説明する状態遷移図である。
の動作を説明する状態遷移図である。
【図2】OSからLKSを制御するために設けられたC
PU命令であるUCLKS00命令、UCLKS11命
令、CLKS01命令及びCLKS11命令を使用した
OSによる制御方法を示した図である。
PU命令であるUCLKS00命令、UCLKS11命
令、CLKS01命令及びCLKS11命令を使用した
OSによる制御方法を示した図である。
【図3】ブロック更新時の動作(その1)を説明するシ
ーケンス図である。
ーケンス図である。
【図4】ブロック更新時の動作(その2)を説明するシ
ーケンス図である。
ーケンス図である。
【図5】従来のファイル共有システムのブロック更新時
の動作を説明するシーケンス図である。
の動作を説明するシーケンス図である。
1,2 ホストコンピュータ(ホスト) 3 マルチシステム制御プロセッサ(MSCP) 101,102,103,104 ロック状態表示部
(LKS)の状態 105,106,107,108,109,110,1
11,112 遷移表示
(LKS)の状態 105,106,107,108,109,110,1
11,112 遷移表示
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のホストコンピュータとマルチシス
テム制御プロセッサとを含むファイル共有システム内
で、前記複数のホストコンピュータが同一のファイルを
共有しかつ円滑に使用するためのファイル共有システム
のファイルロック方式において、前記複数のホストコン
ピュータがそれぞれ持つメモリ上に、ロックの対象とな
るファイルを複数のブロックに分割し前記ブロックの1
つ1つに対応して該当するブロックのロック状態を記憶
し表示する複数のロック状態表示部と、前記複数のホス
トコンピュータ内に前記マルチシステム制御プロセッサ
を介して自己がロック中のブロックに対する問い合わせ
を受けると前記ロック状態表示部の表示内容に従ってア
ンロック可能か否かを応答するI/Oプロセッサとを備
えることを特徴とするファイル共有システムのファイル
ロック方式。 - 【請求項2】 前記ロック状態表示部が記憶し表示する
ブロックのロック状態として、アンロック状態と、アン
ロック状態に移行可能なロック状態と、アンロック状態
に移行不可なロック状態でかつブロックに対する問い合
わせを受けていない状態と、アンロック状態に移行不可
なロック状態でかつブロックに対する問い合わせを受け
た状態との4種類を有することを特徴とする請求項1記
載のファイル共有システムのファイルロック方式。 - 【請求項3】 前記ロック状態表示部は2ビットのメモ
リで構成されることを特徴とする請求項1記載のファイ
ル共有システムのファイルロック方式。 - 【請求項4】 前記マルチシステム制御プロセッサがホ
ストコンピュータのI/Oプロセッサからのアンロック
可能応答を受けると該当のブロックをアンロックすると
同時に前記問い合わせを発した任意のホストコンピュー
タに前記該当のブロックをロックさせる機能を備えるこ
とを特徴とする請求項1記載のファイル共有システムの
ファイルロック方式。 - 【請求項5】 複数のホストコンピュータとマルチシス
テム制御プロセッサとを含むファイル共有システム内
で、前記複数のホストコンピュータが同一のファイルを
共有しかつ円滑に使用するためのファイル共有システム
のファイルロック方法において、前記複数のホストコン
ピュータがそれぞれ持つメモリ上にロックの対象となる
ファイルを複数のブロックに分割し前記ブロックの1つ
1つに対応して設けた複数のロック状態表示部にロック
の対象となるブロックのロック状態を記憶し表示し、前
記複数のホストコンピュータ内のI/Oプロセッサが前
記マルチシステム制御プロセッサを介して自己の属する
ホストコンピュータにロック中のブロックに対する問い
合わせを受けると前記ロック状態表示部の表示内容に従
ってアンロック可能か否かを応答することを特徴とする
ファイル共有システムのファイルロック方法。 - 【請求項6】 前記マルチシステム制御プロセッサがア
ンロック可能応答を受け、該当のブロックをアンロック
すると同時に前記問い合わせを発した任意のホストコン
ピュータに前記該当のブロックをロックさせる機能を備
えることを特徴とする請求項5記載のファイル共有シス
テムのファイルロック方式および方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045618A JPH11250016A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | ファイル共有システムのファイルロック方式および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045618A JPH11250016A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | ファイル共有システムのファイルロック方式および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11250016A true JPH11250016A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12724376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10045618A Pending JPH11250016A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | ファイル共有システムのファイルロック方式および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11250016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115934743A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-04-07 | 浪潮电子信息产业股份有限公司 | 一种文件锁管理方法、系统、设备及计算机可读存储介质 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10045618A patent/JPH11250016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115934743A (zh) * | 2023-03-13 | 2023-04-07 | 浪潮电子信息产业股份有限公司 | 一种文件锁管理方法、系统、设备及计算机可读存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010321 |