JPH11249722A - Ncデータ作成用荒加工中間形状モデル生成装置 - Google Patents

Ncデータ作成用荒加工中間形状モデル生成装置

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JPH11249722A
JPH11249722A JP4946798A JP4946798A JPH11249722A JP H11249722 A JPH11249722 A JP H11249722A JP 4946798 A JP4946798 A JP 4946798A JP 4946798 A JP4946798 A JP 4946798A JP H11249722 A JPH11249722 A JP H11249722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荒加工途中の素材中間形状をNCデータ作成
者が的確に把握できるようにすることで、荒加工用NC
データの作成の際の工数を低減させるとともにNCデー
タの作成品質を向上させることにある。 【解決手段】 各々Z値一定の点列をZ軸方向へ掃引し
た掃引体からなる複数の部分中間形状を木構造により相
互に関連づけ、それらの部分中間形状の集合によって素
材の中間形状モデルを定義する中間形状モデル定義手段
1と、前記部分中間形状の集合中からZ値一定の加工平
面上の加工範囲に対して包含関係または交差関係にある
部分中間形状を求めるとともに、前記木構造上でその求
めた部分中間形状の上層に位置する部分中間形状のうち
前記加工平面上に投影して前記加工範囲と包含関係また
は交差関係にある部分中間形状を求め、それら求めた部
分中間形状を前記加工範囲に基づいて変形させて前記中
間形状モデルを更新する中間形状モデル更新手段2と、
を具えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CAM(コンピ
ュータ支援加工)システムでの荒加工に使用するNC
(数値制御)データを作成する際に用いて好適な荒加工
中間形状モデルを生成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブロック状の鋼材からの削り出しを行
う、鍛造型等の金型の製作の際には、一般に、その当初
のブロック状の素材形状から荒加工によって金型最終形
状に近い素材形状を削り出した後に仕上げ加工を行う。
なお、この明細書では、「素材」とは工具による切削加
工の対象物をいい、従って、切削加工対象物の当初のブ
ロック状の形状のみならず加工途中の形状も全て「素材
形状」とする。
【0003】上記荒加工では、一回の工具移動当たりの
切削量を多くするためにスクエアエンドミルを使用する
とともに、切削負荷の変動を抑えるためにZ値(CAM
システムを構成するNC工作機械の高さ方向であるZ軸
方向における工具先端の座標値)の移動のない等高線加
工を行うことが多いが、その加工用のNCデータを作成
する際に現状では、NCデータ作成者が、図11(a)に
示す如き当初の素材Mの形状を図面等から把握してCA
Mシステムに指示している。そして荒加工の加工工程が
進むと、図11(b)および図11(c)に示すように、ス
クエアエンドミルTで削り取られて素材Mの形状が変化
してゆくが、これに対してはNCデータ作成者が、その
変化してゆく素材形状(中間形状)を逐次把握して、荒
加工の中間工程での、工具径路間を空中で連結する工具
早送り径路における工具Tと素材Mの形状との干渉の防
止や、削り残しの防止を図っている。
【0004】すなわち、金型の最終形状は図面やモデリ
ングによって定義されているが、当初の素材形状から形
状が変化している中間工程については、素材の中間形状
をNCデータ作成者が把握しながら、加工検討を進めな
ければならない。そしてその際、NCデータ作成者は、
工具早送り径路において工具と素材形状との干渉が生じ
ず、しかも削り残しが生じないように、素材の中間形状
を考慮してNCデータの作成を行わなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これがため従来、NC
データ作成者は、荒加工用のNCデータの作成時に、加
工シミュレーションや手作業による編集等に多大な工数
を費やしており、それゆえ、NCデータ作成工数が嵩ん
でしまうとともに、NCデータ作成者が中間形状の把握
に不慣れな場合は作成したNCデータの品質が充分高く
ならない場合があるという不都合があった。
【0006】ところで本願発明者は、Z値一定の等高線
加工を行った後の素材形状について考察した結果、その
素材形状が本質的に掃引体に対応する形状の組み合わせ
となることに想い到った。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上述の点に鑑みて前記従来技術の課題を有利
に解決した装置を提供するものであり、この発明のNC
データ作成用荒加工中間形状モデル生成装置は、図1の
概念図に示すように、各々Z値一定の点列をZ軸方向へ
掃引した掃引体からなる複数の部分中間形状を木構造に
より相互に関連づけ、それらの部分中間形状の集合によ
って素材の中間形状モデルを定義する中間形状モデル定
義手段1と、前記部分中間形状の集合中からZ値一定の
加工平面上の加工範囲に対して包含関係または交差関係
にある部分中間形状を求めるとともに、前記木構造上で
その求めた部分中間形状の上層に位置する部分中間形状
のうち前記加工平面上に投影して前記加工範囲と包含関
係または交差関係にある部分中間形状を求め、それら求
めた部分中間形状を前記加工範囲に基づいて変形させて
前記中間形状モデルを更新する中間形状モデル更新手段
2と、を具えてなるものである。
【0008】かかる装置にあっては、中間形状モデル定
義手段1が、各々Z値一定の点列をZ軸方向へ掃引した
掃引体からなる複数の部分中間形状を木構造により相互
に関連づけ、それらの部分中間形状の集合によって素材
の中間形状モデルを定義し、そして中間形状モデル更新
手段2が、前記部分中間形状の集合中からZ値一定の加
工平面上の加工範囲に対して包含関係または交差関係に
ある部分中間形状を求めるとともに、前記木構造上でそ
の求めた部分中間形状の上層に位置する部分中間形状の
うち前記加工平面上に投影して前記加工範囲と包含関係
または交差関係にある部分中間形状を求め、それら求め
た部分中間形状を前記加工範囲に基づいて変形させて前
記中間形状モデルを更新する。
【0009】従ってこの装置によれば、中間形状モデル
定義手段1が定義した、各々掃引体からなる複数の部分
中間形状の集合である素材の中間形状モデルを、Z値一
定の等高線加工を行う度に中間形状モデル更新手段2
が、その等高線加工の加工範囲に基づいて更新するの
で、荒加工の加工途中の逐次的に変化する素材中間形状
を的確かつ効率的に表現し得て、NCデータ作成者が荒
加工用のNCデータの作成時に加工途中の素材中間形状
を容易に把握することができ、それゆえ、NCデータ作
成工数を低減させることができるとともに、NCデータ
作成品質を向上させることができる。
【0010】なお、この発明のNCデータ作成用荒加工
中間形状モデル生成装置において、前記中間形状モデル
定義手段1は、前記点列の進む方向に対し何れの側に位
置するかによって物体の内部か外部かを区別するもので
あっても良く、このようにすれば、簡易なデータ構造で
中間形状モデルを定義することができる。
【0011】また、この発明のNCデータ作成用荒加工
中間形状モデル生成装置において、前記中間形状モデル
更新手段2は、前記部分中間形状の集合中から求めた、
Z値一定の加工平面上の加工範囲に対して包含関係また
は交差関係にある部分中間形状を、前記加工平面で分割
して二つの部分中間形状とし、それらの部分中間形状の
うちの上層側の部分中間形状を前記加工範囲に基づいて
変形させるものであっても良く、このようにすれば、簡
易な処理で部分中間形状を変形させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図2は、この発明のNCデータ作成用荒加工中間形
状モデル生成装置の一実施例を示す構成図、また図3
(a)は、その実施例のNCデータ作成用荒加工中間形
状モデル生成装置が対象とする荒加工の加工途中の素材
形状を例示する斜視図、そして図3(b)は、その実施
例の装置がその素材形状における部分中間形形状間の関
係を表現する木構造を示す説明図である。
【0013】この実施例の荒加工中間形状モデル生成装
置は、図2に示すように、通常のCAMシステムを構成
するNCデータ作成用コンピュータを使用してNCデー
タ作成者が金型加工における荒加工用のNCデータを作
成する際、加工途中の素材形状を容易に把握できるよう
に、そのNCデータ作成用コンピュータ3の作動プログ
ラムを改変することにて構成され、機能的には、中間形
状モデル定義手段1としての中間形状モデル定義部4
と、中間形状モデル更新手段2としての、中間形状モデ
ル更新部5とを具えている。
【0014】ここで、上記中間形状モデル定義部4は、
CAMシステムを構成するNC工作機械のZ軸方向(高
さ方向)の座標値であるZ値が一定の等高線加工を前提
として、図3(a)に示す如き素材中間形状を、Z値が
減少する方向へZ値一定の輪郭点列を掃引して各々形成
した掃引体からなる部分中間形状A〜Eの集合として定
義して、その部分中間形状A〜Eの集合からなる中間形
状モデルで表現するとともに、それらの部分中間形状A
〜E間の関係を、図3(b)に示す如く木構造で表現す
る。ここで、部分中間形状B,Cは、部分中間形状Aの
上層(木構造上では下側に繋がって表現される)にある
ので部分中間形状Aに含まれ、部分中間形状Aは部分中
間形状B,Cの親となり、部分中間形状B,Cは部分中
間形状Aの子となる。同様に、部分中間形状D,Eは、
部分中間形状Cの上層にあるので部分中間形状Cに含ま
れ、部分中間形状Cは部分中間形状D,Eの親となり、
部分中間形状D,Eは部分中間形状Cの子となる。そし
て部分中間形状B,Cは、互いに同一のZ値の層に属す
る(木構造上では左右に並べて表現される)ので、互い
に含まれない兄弟関係となり、部分中間形状D,Eも、
互いに同一のZ値の層に属するので、同様に互いに含ま
れない兄弟関係となる。
【0015】以下に、かかる部分中間形状の定義につい
て、より詳細に説明する。図4は、中間形状モデル定義
部4が定義する他の素材中間形状の例を示しており、こ
こでは、図4(a)に示す中間形状を、部分中間形状A
〜Cの集合として定義するとともに、部分中間形状A
は、例えばZ値が一定のaである点列ALをそのa分だけ
Z軸方向へ掃引したものとして表現し、部分中間形状B
は、Z値が一定のa+bである点列BLをその部分中間形
状Bの高さb分だけZ軸方向へ掃引したものとして表現
し、そして部分中間形状Bと同じ高さの部分中間形状C
は、Z値が一定のa+bである点列CLをその部分中間形
状Cの高さb分だけZ軸方向へ掃引したものとして表現
する。
【0016】図5は、中間形状モデル定義部4が定義す
る部分中間形状の内部と外部の定義方法を示しており、
ここでは掃引体頂面を形成するZ値一定の点列の進行方
向に対して何れの側かで部分中間形状の内部と外部とを
区別し、例えば図示例では、点列の進行方向右側を形状
内部、進行方向左側を形状外部としている。従って、右
回りの点列(「外ループ」と呼ぶ)を掃引した部分中間
形状A,B,Cは凸形状、左回りの点列(「内ループ」
と呼ぶ)を掃引した部分中間形状Dは凹形状となる。こ
れら部分中間形状A〜Dの集合が素材全体の中間形状と
なる。これに対し部分中間形状A,B,C,Dの各々
は、一本の閉じたZ値一定の点列の掃引体である。
【0017】必ず実体を持つという素材形状の特性か
ら、図6に示すように、内ループの部分中間形状(図で
は部分中間形状F,G,H)は必ず、外ループの部分中
間形状(図では部分中間形状J)に含まれる。そして、
外ループの部分中間形状は、内ループの部分中間形状を
全く含まない場合も、一個だけ含む場合も、あるいは図
示例のように二個以上含む場合もある。
【0018】各部分中間形状は、図7に示すように、上
下左右の関係を木構造で持つ。例えば図7(a)に示す
部分中間形状A,B,Cについてみると、上下関係につ
いては、図7(b)に示すように、部分中間形状B,C
は部分中間形状Aに含まれ、部分中間形状Aは部分中間
形状B,Cの親となり、逆に部分中間形状B,Cは部分
中間形状Aの子となる。また左右関係については、Z値
毎の層で持つので、図7(b)に示すように、部分中間
形状AのZ値の層はその部分中間形状Aのみ存在し、兄
弟関係にある他の部分中間形状は存在しないが、部分中
間形状BのZ値の層は部分中間形状Cも存在し、それゆ
え部分中間形状B,Cは、互いに含まれない兄弟関係と
なる。
【0019】但し、同じZ値の層に存在していても、図
8(a)に示すように、外ループの部分中間形状Bに含
まれている内ループの部分中間形状Dは、図8(b)に
示すように、部分中間形状Bの子となる。
【0020】またここで、上記中間形状モデル更新部5
は、加工途中の素材形状を表現するために、ある程度の
加工範囲をNCデータ作成者が設定する度毎に、上記中
間形状モデル定義部4が定義した中間形状モデルを変形
させることによって、その中間形状モデルを更新する。
この更新は、設定した加工範囲を表す所定Z値の層デー
タと中間形状モデルとの包含関係および交差関係に基づ
いて行う。その際、ここでは木構造を用いて、加工範囲
と包含または交差関係にある部分中間形状のみを選択的
に変形させるので、効率的な処理が可能となる。
【0021】図9は、上記中間形状モデル更新部5が行
う中間形状モデルの更新の一例を示すものであり、この
例では、図9(a)に示す如く、部分中間形状A,B,
Cの集合からなる中間形状モデルについて、部分中間形
状Aの中間の高さのZ値の層に等高線加工の加工平面P
を設定するとともに、その加工平面Pの一部に加工範囲
Wを設定し、その加工範囲Wの加工後の状態に、中間形
状モデルを更新している。
【0022】図9(a)に示す元の中間形状モデルの木
構造においては、図9(b)に示すように、部分中間形
状Aの上層には部分中間形状B,Cが存在するが、それ
らのうちで加工平面P上に投影して加工範囲Wと包含関
係または交差関係にあるのは部分中間形状Bのみであ
る。それゆえここでは、図9(a)に示すように、加工
平面P上の加工範囲Wに対して交差関係にある部分中間
形状Aを加工平面Pで分割して二つの部分中間形状Ad,
Dとし、それらの部分中間形状のうちの上層側の部分中
間形状Dから加工範囲Wと交差関係にある部分を削除し
てその部分中間形状Dを変形させることにより部分中間
形状Ddとし、さらに上記部分中間形状Bからも投影した
部分が加工範囲Wと交差関係にある部分を削除してその
部分中間形状Bを変形させることにより部分中間形状Bd
とする。これにより更新後の中間形状モデルの木構造は
元の木構造から組み替えられて、図9(d)に示すよう
に、部分中間形状Ddが追加されるとともに部分中間形状
A,Bがそれぞれ部分中間形状Ad,Bdに変更されたもの
となる。
【0023】図10は、上記中間形状モデル更新部5が行
う中間形状モデルの更新の処理手順を示すフローチャー
トであり、ここでは、先ずステップ11で、中間形状モデ
ルをオープンし(コンピュータ内の記憶装置から読み出
し)、次いでステップ12で、更新する加工範囲のZ値す
なわちその加工範囲が位置する加工平面のZ値より、中
間形状モデルの対象Z値層を得る。
【0024】次いでここでは、ステップ13で、対象層の
部分中間形状と加工範囲との交差、包含関係を検査し、
続くステップ14で、その検査結果から加工範囲と交差す
るかまたは加工範囲に含まれる部分中間形状があるか否
かを判断して、ない場合には後述するステップ20へ進む
が、ある場合にはステップ15へ進む。そしてステップ15
では、加工範囲と交差した、または加工範囲に含まれた
部分中間形状(例えば図9に示す例では部分中間形状
A)を変形して更新する。
【0025】その後はステップ16で、その更新した部分
中間形状に対して上下関係にある上層の部分中間形状を
上記木構造により検索し、続くステップ17で、その検索
結果から上層に部分中間形状があるか否かを判断して、
ない場合には後述するステップ20へ進むが、ある場合に
はステップ18へ進む。そしてステップ18では、その上層
の部分中間形状(例えば図9に示す例では部分中間形状
B,C)の上記加工平面上への投影と加工範囲との交
差、包含関係を検査し、続くステップ19では、その検査
結果から上記投影のうちに加工範囲と交差するかまたは
加工範囲に含まれるものがあるか否かを判断して、ある
場合には上記ステップ15へ戻り、その上層の部分中間形
状(例えば図9に示す例では部分中間形状B)を更新し
た後、さらに上層を検索するが、ない場合にはステップ
20へ進んで、中間形状モデルをクローズする(コンピュ
ータ内の記憶装置に保存する)。
【0026】かくしてこの実施例の荒加工中間形状モデ
ル生成装置によれば、上記のようにして中間形状モデル
を更新する度毎に上記コンピュータがその更新した中間
形状モデルを画面表示装置の画面上に表示することによ
り、荒加工の加工途中の逐次的に変化する素材中間形状
を的確かつ効率的に表現し得て、NCデータ作成者が荒
加工用のNCデータの作成時に加工途中の素材中間形状
を容易に把握することができ、それゆえ、NCデータ作
成工数を低減させることができるとともに、NCデータ
作成品質を向上させることができる。
【0027】しかもこの実施例の荒加工中間形状モデル
生成装置によれば、中間形状モデル定義部3が、点列の
進む方向に対し何れの側に位置するかによって物体の内
部か外部かを区別するので、簡易なデータ構造で中間形
状モデルを定義することができる。
【0028】さらにこの実施例の荒加工中間形状モデル
生成装置によれば、中間形状モデル更新部5が、部分中
間形状の集合中から求めた、Z値一定の加工平面上の加
工範囲に対して包含関係または交差関係にある部分中間
形状を、その加工平面で分割して二つの部分中間形状と
し、それらの部分中間形状のうちの上層側の部分中間形
状をその加工範囲に基づいて変形させるので、簡易な処
理で部分中間形状を変形させることができる。
【0029】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、この発
明の荒加工中間形状モデル生成装置は、NCデータ作成
用コンピュータとは別個のコンピュータによって構成し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のNCデータ作成用荒加工中間形状モ
デル生成装置の構成を示す概念図である。
【図2】この発明のNCデータ作成用荒加工中間形状モ
デル生成装置の一実施例を示す構成図である。
【図3】(a)は、上記実施例のNCデータ作成用荒加
工中間形状モデル生成装置が対象とする荒加工の加工途
中の素材形状を例示する斜視図、そして(b)は、その
実施例の装置がその素材形状における部分中間形形状間
の関係を表現する木構造を示す説明図である。
【図4】上記実施例の装置の中間形状モデル定義部が定
義する他の素材中間形状の例を示す説明図である。
【図5】上記実施例の装置の中間形状モデル定義部が定
義する部分中間形状の内部と外部の定義方法を示す説明
図である。
【図6】上記実施例の装置の中間形状モデル定義部が定
義する部分中間形状の性質を示す説明図である。
【図7】上記実施例の装置の中間形状モデル定義部が定
義する部分中間形状同士の関係を表す木構造の一例を示
す説明図である。
【図8】上記実施例の装置の中間形状モデル定義部が定
義する部分中間形状同士の関係を表す木構造の他の一例
を示す説明図である。
【図9】上記実施例の装置の中間形状モデル更新部が部
分中間形状を更新する方法を示す説明図である。
【図10】上記実施例の装置の中間形状モデル更新部が
部分中間形状を更新する手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】等高線加工での荒加工における素材形状の変
化状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 中間形状モデル定義手段 2 中間形状モデル更新手段 3 NCデータ作成用コンピュータ 4 中間形状モデル定義部 5 中間形状モデル更新部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々Z値一定の点列をZ軸方向へ掃引し
    た掃引体からなる複数の部分中間形状を木構造により相
    互に関連づけ、それらの部分中間形状の集合によって素
    材の中間形状モデルを定義する中間形状モデル定義手段
    (1)と、 前記部分中間形状の集合中からZ値一定の加工平面上の
    加工範囲に対して包含関係または交差関係にある部分中
    間形状を求めるとともに、前記木構造上でその求めた部
    分中間形状の上層に位置する部分中間形状のうち前記加
    工平面上に投影して前記加工範囲と包含関係または交差
    関係にある部分中間形状を求め、それら求めた部分中間
    形状を前記加工範囲に基づいて変形させて前記中間形状
    モデルを更新する中間形状モデル更新手段(2)と、 を具えてなる、NCデータ作成用荒加工中間形状モデル
    生成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間形状モデル定義手段は、前記点
    列の進む方向に対し何れの側に位置するかによって物体
    の内部か外部かを区別するものである、請求項1記載の
    NCデータ作成用荒加工中間形状モデル生成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間形状モデル更新手段は、前記部
    分中間形状の集合中から求めた、Z値一定の加工平面上
    の加工範囲に対して包含関係または交差関係にある部分
    中間形状を、前記加工平面で分割して二つの部分中間形
    状とし、それらの部分中間形状のうちの上層側の部分中
    間形状を前記加工範囲に基づいて変形させることを特徴
    とする、請求項1または2記載のNCデータ作成用荒加
    工中間形状モデル生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012226749A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Siemens Ag 工作機械における工具と工作物との間の意図しない衝突の回避方法

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