JPH1124930A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH1124930A
JPH1124930A JP18388197A JP18388197A JPH1124930A JP H1124930 A JPH1124930 A JP H1124930A JP 18388197 A JP18388197 A JP 18388197A JP 18388197 A JP18388197 A JP 18388197A JP H1124930 A JPH1124930 A JP H1124930A
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JP
Japan
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unit
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stream
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JP18388197A
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Takao Yamamoto
崇夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変長命令から構成される命令流についても
対応でき、少ないハードウェアでより多くの命令流の並
列実行を行う情報処理装置を提供する。 【解決手段】 情報処理装置を構成するデータ処理装置
は、4本の命令流の命令フェッチアドレス110〜14
0を順に選択して命令フェッチし、フェッチした命令を
2本の命令バッファ210,220に順に格納し、2本
の命令デコーダ310,320でそれぞれの命令バッフ
ァの命令を1命令ずつ同時にデコードして、演算実行部
400を制御して情報処理を行う。これによって、少な
いハードウェア規模で複数の命令流の並列実行を行うこ
とができ、少ないハードウェアでより多くの命令流の並
列実行を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の命令流の命
令を並列に発行することによって、命令間の依存関係に
よるパイプラインインタロックを削減し、複数の演算実
行手段を効率良く使用する情報処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数の命令流の命令を並列に実行するこ
とにより演算実行手段の利用効率をあげて、処理速度向
上を図る方法が、特開平6−44089号公報、特開平
7−182168号公報において開示されている。図3
に従来の情報処理装置の主要部分の概略ブロック図を示
す。図3において、101,102はそれぞれ命令フェ
ッチユニット、210,220はそれぞれ命令デコー
ダ、330は資源割当て手段、410,420および4
30はそれぞれ演算実行手段である。
【0003】この従来の情報処理装置は、2個の命令流
の命令を並列に発行するために、2個の命令フェッチユ
ニット101,102を用いて、2個の命令流の命令を
メモリ(図示せず)からフェッチし、それぞれの命令流
からフェッチした命令30,40をそれぞれ命令デコー
ダ210,220でデコードして解析し、資源割当て手
段330は、命令デコーダ210,220でデコードし
て解析した情報と演算実行手段410,420,430
の状態などを用いて、命令デコーダ210,220でデ
コードした命令30,40を演算実行手段410,42
0または430に発行し、演算実行手段410,420
または430は、それぞれに割り付けられた命令30,
40に従って演算を実行するものである。
【0004】これにより、複数の命令流の命令を演算実
行手段410,420,430に並列に発行して、性能
向上を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体集積装置
の進歩によって、プロセッサの内部周波数の向上は著し
く、外部メモリのアクセスは、非常に多くのプロセッサ
サイクル数を要するようになってきている。そこで、上
記のような情報処理装置において、複数の命令流の命令
を同時に発行し、命令間の依存関係をより削減するため
には、多くの命令流を同時に処理し、外部メモリアクセ
スレイテンシーを隠蔽すれば良い。
【0006】しかしながら、上記の構成では、複数の命
令流の命令を効率良く各機能ユニット(加減算器、分岐
処理部、ロードストア部等)に供給するためには、複数
の命令フェッチユニットが同時に命令フェッチを行うこ
とができる構成を用いるか、並列に処理する命令流の数
に対応する数の命令フェッチユニット、命令デコーダを
備える必要があり、同時に処理する命令流を多くすると
ハードウェアが著しく増加するという問題がある。な
お、複数の命令フェッチユニットが同時に命令フェッチ
を行うことができるというのは、複数の命令フェッチユ
ニットに対して独立に命令メモリに対するパスが設けら
れていることを示している。また、並列に処理する命令
流の数に対応する数の命令フェッチユニット、命令デコ
ーダを備えるというのは、命令メモリに対するパスは1
つであるが、時分割多重で複数の命令フェッチユニット
が動作することを示している。
【0007】したがって、この発明の目的は、少ないハ
ードウェアで、より多くの命令流の並列実行を行うこと
ができる情報処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明の情報処理装置は、N個(N>1)の命令流を時
分割多重の形態で読み出す命令フェッチ部と、命令バッ
ファ部と、命令デコード部と、演算実行部とを備えてい
る。命令フェッチ部は、比較的多い個数のN個の命令流
のそれぞれに対応する命令フェッチアドレスを備え、ひ
とつの命令流に対する命令フェッチ動作によって、その
命令流の単一または複数命令を読み出す。
【0009】命令バッファ部は、後述の複数の演算実行
手段の構成に対して適切な個数のM個(N>M>1)の
命令バッファを備え、命令フェッチ部が読み出した命令
をM個の命令バッファ中のひとつを選択して格納し、M
個の命令バッファのそれぞれが保持するひとつの命令を
それぞれ命令デコード部に出力する。命令デコード部
は、命令バッファの個数と同じM個の命令デコーダと、
資源割当て手段とを備え、M個のそれぞれの命令デコー
ダは、M個の命令バッファから供給されるM個の命令を
それぞれデコードし、資源割当て手段は、少くとも演算
実行部の状態とM個の命令デコーダが出力するデコード
された命令とを入力し、資源割当て可能なデコードされ
た命令を演算実行部に供給する。
【0010】演算実行部は、複数の演算実行手段を備
え、命令デコード部から出力されるデコードされた命令
に従って演算を行う。この構成によると、多くの命令流
の処理を、命令流の数より少ない命令バッファおよび命
令デコーダによって行うことが可能となり、少ないハー
ドウェアで、より多くの命令流の並列実行を行うことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1および図2を用い、4本の命令流を、2個の命
令バッファ、2個の命令デコーダおよび3個の演算実行
手段を用いて処理する場合について説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態における情報処理装置を構成す
るデータ処理装置のブロック図を示す。図1において、
100は命令フェッチ部、200は命令バッファ部、3
00は命令デコード部、400は演算実行部である。
【0012】命令フェッチ部100は、4個の命令フェ
ッチアドレス110,120,130,140を備え、
4個の命令フェッチアドレスから1つを順に選択して命
令アドレス10に出力してメモリ(図示せず)から命令
をフェッチする。20はフェッチされた命令である。な
お、命令フェッチ部100と従来例の命令フェッチユニ
ット101,102との違いは以下の通りである。すな
わち、命令フェッチユニット101,102は、それぞ
れ命令フェッチに必要な命令フェッチアドレス一つずつ
設けた完全な命令フェッチユニットであるのに対し、命
令フェッチ部100は、一つの命令フェッチユニットの
命令フェッチアドレス部分のみを多重化したものである
点で相違する。
【0013】命令バッファ部200は、2つの命令バッ
ファ210,220を備え、複数の命令流に対してメモ
リからフェッチされた命令20を、選択的に、どちらか
の命令バッファ210または220に格納する。したが
って、命令バッファ210,220は、それぞれ異なる
命令流の命令を保持する。さらに、それぞれの命令バッ
ファ210,220が格納している最も古い命令を、命
令デコード部300へ出力する。なお、上記の命令バッ
ファ210,220は、各々FIFOメモリのような構
成となっている。
【0014】命令デコード部300は、2個の命令デコ
ーダ310,320と、資源割当て手段330とを備
え、2個の命令デコーダ310,320は、命令バッフ
ァ部200の命令バッファ210,220が出力する、
それぞれ異なる命令流の命令30,40を、それぞれ独
立にデコードする。また、資源割当て手段330は、命
令デコーダ310,320の出力するデコードされた命
令50,60と演算実行部400の実行状態を示す演算
実行状態70を入力とし、命令50または命令60を演
算実行部400で実行可能かどうかを判断し、(命令発
行)制御情報80によって実行可能である命令を演算実
行部400に対して発行する。具体的に説明すると、命
令50,60は、常に演算実行部400に出力されてい
て、資源割当手段330は、制御情報80によって、ど
の命令をどの演算実行手段410〜430に対して発行
するかを制御する。
【0015】90は(命令フェッチ)制御情報であり、
命令フェッチ部100に対しては命令フェッチアドレス
の更新の制御を指示し、命令バッファ部200に対して
は命令デコード済みの(消費バイト)数や分岐による無
効化を指示する。演算実行部400は、複数の演算実行
手段を備える。この実施の形態では、3個の演算実行手
段410,420,430を備えている。この中で、演
算実行手段410は例えば第1の整数演算ユニットであ
り、演算実行手段420は例えば第2の整数演算ユニッ
トであり、演算実行手段430は例えばロードストアユ
ニットであるとする。整数演算ユニットである演算実行
手段410,420は、それぞれデコードされた命令を
受け取ると、そのデコードされた命令にしたがった整数
演算を行う。また、ロードストアユニットである演算実
行手段430は、デコードされた命令を受け取ると、そ
のデコードされた命令にしたがってメモリに対してロー
ド動作またはストア動作を行う。ここで、ロードストア
ユニットの実行レイテンシーは2サイクルとする。
【0016】以上のように構成された情報処理装置によ
って、4つの命令流を並列に実行する。以下、その動作
を図2を用いて説明する。図2は、この実施の形態にお
ける情報処理装置の動作タイミングチャートである。説
明のために図1と同一のものには同じ番号を付してい
る。図2において、例えばA3という表記は、命令流A
の3番目の命令に関する情報であることを示す。また、
A2−4という表記は、命令流Aの2番目から4番目の
命令に関する情報であることを示す。
【0017】したがって、図2のサイクル1では、命令
フェッチアドレス110,120,130および140
は、それぞれ、命令流A,B,CおよびDの0番目の命
令のアドレスを保持していることを示している。以下、
サイクル毎に、動作を説明する。 (サイクル1):命令フェッチ部100は、命令フェッ
チアドレス110,120,130および140から命
令流Aの命令フェッチアドレス110を選択して、命令
アドレス10に出力し、命令フェッチを行う。読み出さ
れた命令は、命令20から入力される。このとき、命令
20には、命令流Aの0番目から1番目の2命令が読み
出されている。命令バッファ部200、命令デコード部
300および命令実行部400は、本来サイクル1以前
にフェッチされた命令に関わる処理を行っているが、後
の説明によって動作を明らかにするので、ここでは説明
しない。
【0018】(サイクル2):命令フェッチ部100
は、命令流Bの命令フェッチアドレス120を選択し
て、命令アドレス10に出力し、命令フェッチを行う。
命令流Bの0番目から1番目の2命令が命令20に読み
出されている。命令バッファ部200は、サイクル1で
フェッチした命令流Aの0番目から1番目の命令を命令
バッファ210に格納し、命令バッファ210から命令
流Aの0番目の命令を命令デコーダ部300に出力す
る。命令デコーダ部300において、命令デコーダ31
0は、命令30から命令流Aの0番目の命令を受け取
り、デコードする。また、命令40には、有効な命令が
無いという情報が出力され、命令デコーダ320は、そ
の情報をデコードする。さらに、資源割当て手段330
は、命令デコーダ310および320の出力を処理す
る。ここでは、演算実行部400はアイドル状態である
こと、および命令デコーダ320の出力は無効命令であ
ることから、命令デコーダ310の出力を命令実行手段
410に割り付けるように動作する。
【0019】(サイクル3):命令フェッチ部100
は、命令流Cの命令フェッチアドレス130を選択し
て、命令アドレス10に出力し、命令フェッチを行う。
命令流Cの0番目から1番目の2命令が命令20に読み
出されている。命令バッファ部200は、サイクル2で
フェッチした命令流Bの0番目から1番目の命令を命令
バッファ220に格納し、命令バッファ210から命令
流Aの1番目の命令を命令デコーダ部300に出力し、
命令バッファ220から命令流Bの0番目の命令を命令
デコーダ部300に出力する。命令デコーダ部300に
おいて、命令デコーダ310は、命令30から命令流A
の1番目の命令を受け取り、デコードし、命令デコーダ
320は、命令40から命令流Bの0番目の命令を受け
取り、デコードする。資源割当て手段330は、演算実
行部400の状態と命令デコーダ310および320の
出力から、命令デコーダ310の出力を命令実行手段4
10に、命令デコーダ320の出力を命令実行手段42
0に割り付けるように動作する。命令実行部400にお
いては、命令実行手段410は、割当てられた命令流A
の0番目の命令を実行する。
【0020】(サイクル4):命令フェッチ部100
は、命令流Dの命令フェッチアドレス140を選択し
て、命令アドレス10に出力し、命令フェッチを行う。
命令流Dの0番目の命令が命令20に読み出されてい
る。命令バッファ部200は、サイクル3でフェッチし
た命令流Cの0番目から1番目の命令を命令バッファ2
10に格納し、命令バッファ210から命令流Cの0番
目の命令を命令デコーダ部300に出力し、命令バッフ
ァ220から命令流Bの1番目の命令を命令デコーダ部
300に出力する。命令デコーダ部300において、命
令デコーダ310は、命令30から命令流Cの0番目の
命令を受け取り、デコードし、命令デコーダ320は、
命令40から命令流Bの1番目の命令を受け取り、デコ
ードする。資源割当て手段330は、演算実行部400
の状態と命令デコーダ310および320の出力から、
命令デコーダ310の出力を命令実行手段430に、命
令デコーダ320の出力を命令実行手段420に割り付
けるように動作する。命令実行部400においては、命
令実行手段420は、割当てられた命令流Bの0番目の
命令を、命令実行手段430は、割当てられた命令流A
の1番目の命令を実行する。
【0021】また、命令デコード部300は、命令バッ
ファ210にフェッチ済みの命令流Aが空になることを
検出すると、命令フェッチアドレスの更新情報を命令フ
ェッチ部100に通知し、命令フェッチ部100は命令
フェッチアドレス110を命令流Aの2番目の命令のア
ドレスに更新する。 (サイクル5):命令フェッチ部100は、命令流Aの
命令フェッチアドレス110を選択して、命令アドレス
10に出力し、命令フェッチを行う。命令流Aの2番目
から4番目の3命令が命令20に読み出されている。命
令バッファ部200は、サイクル4でフェッチした命令
流Dの0番目の命令を命令バッファ220に格納し、命
令バッファ210から命令流Cの1番目の命令を命令デ
コーダ部300に出力し、命令バッファ220から命令
流Dの0番目の命令を命令デコーダ部300に出力す
る。命令デコーダ部300において、命令デコーダ31
0は、命令30から命令流Cの1番目の命令を受け取
り、デコードし、命令デコーダ320は、命令40から
命令流Dの0番目の命令を受け取り、デコードする。資
源割当て手段330は、演算実行部400の状態と命令
デコーダ310および320の出力から、命令デコーダ
310の出力を命令実行手段410に、命令デコーダ3
20の出力を命令実行手段420に割り付けるように動
作する。命令実行部400においては、命令実行手段4
10は、割当てられた命令流Cの0番目の命令を、命令
実行手段420は、割当てられた命令流Bの1番目の命
令を、命令実行手段430は、サイクル3において割当
てられた命令流Aの1番目の命令の2サイクル目を実行
する。
【0022】上記と同様にして、命令デコード部300
は、命令バッファ220にフェッチ済みの命令流Bが空
になることを検出すると、命令フェッチアドレスの更新
情報を命令フェッチ部100に通知し、命令フェッチ部
100は命令フェッチアドレス120を命令流Bの2番
目の命令のアドレスに更新する。また、命令フェッチ部
100は、命令デコード部300から命令流Bのフェッ
チ済の命令が空になり、デコード済の命令サイズを受け
取り、命令フェッチアドレス120を命令流Bの2番目
の命令のアドレスに更新する。
【0023】以降、これまでのサイクルと同様に動作す
ることによって、命令流の数より少ない命令バッファ2
10,220および命令デコーダ310,320を用い
て、複数の命令流の並列実行を実現できる。ここで、こ
れまでの説明では、一度にフェッチされる命令数は2命
令(例えば、(A0,A1),(B0,B1),(C
0,C1),(D0,D1))であった。一度にフェッ
チする命令数を一定にすることは、命令流を構成する命
令が固定長命令のみである場合には、ハードウェアの構
成を複雑にせずに効率良く実現できるが、可変長命令で
ある場合には一般に困難である。
【0024】一般に、命令によって、その命令長が異な
る可変長命令体系は、プログラムサイズを小さくする効
果があるので、命令メモリの有効利用に向いている。し
かし、可変長命令は、命令を解析しないと命令長がわか
らないので、同一命令流の可変長命令の並列実行におい
ては、特に、同一命令流の可変長命令の並列デコード時
間が問題になる。
【0025】しかし、複数命令流の可変長命令を1個づ
つ並列に実行する場合には、互いの命令長に関係なく、
命令デコードをすることができるので、並列デコード時
間を小さくできる効果がある。なお、同一命令流の可変
長命令というのは、一つの命令流内の連続する複数の可
変長命令のことであり、複数命令流の可変長命令という
のは、複数の命令流のそれぞれから1命令ずつ選択した
複数の可変長命令のことである。
【0026】ここで、サイクル4の命令フェッチでは、
命令流Dの0番目からの命令フェッチが行われるが、0
番目の命令のみがフェッチされる。したがって、サイク
ル6では、後続の命令流A2のみの命令デコードを行う
ことによって処理可能である。また、サイクル5の命令
フェッチでは、命令流Aの2番目の命令からの命令フェ
ッチが行われるが、2番目から4番目までの3命令がフ
ェッチされる。したがって、サイクル8まで、命令バッ
ファ210を保持して、サイクル6,7,8において、
命令A2,A3,A4をデコードし、サイクル7での命
令流Cの命令フェッチは、サイクル8まで延長する処理
を行うことによって処理可能である。
【0027】したがって、一度にフェッチされる命令数
が一定でなくても、命令流の数より少ない命令バッフ
ァ、命令デコーダを用いて、複数の命令流の並列実行を
実現できる。つまり、複数の可変長命令体系の命令流の
並列実行についても、命令流の数より少ない命令バッフ
ァ、命令デコーダを用いて実現できることになる。以上
のように、本発明の実施の形態によれば、4本の命令流
の命令を順にフェッチし、2本の命令バッファ210,
220に順に格納し、2本の命令デコーダ310,32
0で2本の命令バッファ210,220のそれぞれから
1命令ずつをデコードして、演算実行部400を制御す
ることにより、少ないハードウェア規模で複数の命令流
の並列実行を行うことができる。
【0028】なお、本発明の実施の形態では、命令フェ
ッチの順序は、全ての命令流を等しく巡回する構成であ
るが、これは本発明を限定するものではない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置によれば、処理する命令流の数より少い命令バッフ
ァおよび命令デコーダを用いて、複数の命令流の命令を
並列に処理するので、ハードウェアの増加を抑えて多く
の命令流の並列処理を行うことが可能となり、また、命
令サイズ的に有利な可変長命令を用いてもデコード時間
の増加を抑えることが可能であり、半導体上の高速命令
メモリを有効に利用できるので、高速処理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装
置を構成するデータ処理装置のブロック図である。
【図2】図1に示す本発明の第1の実施の形態による情
報処理装置の動作タイミング図である。
【図3】従来方式の情報処理装置を構成する主要部分の
概略ブロック図である。
【符号の説明】
100 命令フェッチ部 110〜140 命令フェッチアドレス 200 命令バッファ部 210,220 命令バッファ 300 命令デコード部 310,320 命令デコーダ 400 演算実行部 410,420,430 演算実行手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個(N>1)の命令流を時分割多重の
    形態で読み出す命令フェッチ部と、命令バッファ部と、
    命令デコード部と、演算実行部とを備え、 前記命令フェッチ部は、前記N個の命令流のそれぞれに
    対応する命令フェッチアドレスを備え、ひとつの命令流
    に対する命令フェッチ動作によって、その命令流の命令
    を読み出し、 前記命令バッファ部は、M個(N>M>1)の命令バッ
    ファを備え、前記命令フェッチ部が読み出した命令を前
    記M個の命令バッファ中のひとつを選択して格納し、前
    記M個の命令バッファのそれぞれが保持する命令をそれ
    ぞれ前記命令デコード部に出力し、 前記命令デコード部は、M個の命令デコーダと、資源割
    当て手段とを備え、前記M個の命令デコーダは、前記M
    個の命令バッファから供給されるM個の命令をそれぞれ
    デコードし、前記資源割当て手段は、少くとも前記演算
    実行部の状態と前記M個の命令デコーダが出力するデコ
    ードされた命令とを入力し、資源割当て可能なデコード
    された命令を前記演算実行部に供給し、 前記演算実行部は、複数の演算実行手段を備え、前記命
    令デコード部から出力されるデコードされた命令に従っ
    て演算を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 命令流が可変長命令で構成されることを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
JP18388197A 1997-07-09 1997-07-09 情報処理装置 Pending JPH1124930A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211743A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社デンソー マルチコアプロセッサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211743A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社デンソー マルチコアプロセッサ
US9747132B2 (en) 2013-04-18 2017-08-29 Denso Corporation Multi-core processor using former-stage pipeline portions and latter-stage pipeline portions assigned based on decode results in former-stage pipeline portions

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