JPH11248512A - 温度および液面検出装置 - Google Patents

温度および液面検出装置

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JPH11248512A
JPH11248512A JP5237898A JP5237898A JPH11248512A JP H11248512 A JPH11248512 A JP H11248512A JP 5237898 A JP5237898 A JP 5237898A JP 5237898 A JP5237898 A JP 5237898A JP H11248512 A JPH11248512 A JP H11248512A
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JP
Japan
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temperature
liquid level
liquid
data
detecting
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JP5237898A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hirooka
淳 廣岡
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検出機能と液面検出機能とを共に有す
る、コンパクトな温度および液面検出装置を提供するこ
と 【解決手段】 本発明の温度および液面検出装置は、液
の温度を検出する検出手段と;検出手段からの温度情報
を基に温度データまたは液面データを選択的に出力する
データ選択出力手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度および液面検
出装置に関し、より詳細には、温度検出機能と液面検出
機能とを共に有する、コンパクトな温度および液面検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の温度検出装置および液面
検出装置を用いた処理液(例えば、現像液)の温度検出
および液面検出を説明するための概略図である。処理液
201を含む処理タンク200の適切な位置に、液面検出装置
であるフロートスイッチ202と、温度検出装置であるサ
ーミスタセンサー203とが設置される。
【0003】フロートスイッチ202は、液面検出部211と
処理タンク200の外部で該液面検出部211に接続されたデ
ータ出力部212とを備える。液面検出部211は、リードス
イッチ213を内蔵したケーシング214と、マグネット215
を内蔵したフロート216とを備える。フロート216はケー
シング214に外嵌され、液面の上昇および下降に対応し
てケーシング214に沿って上下動し、フロート216に内蔵
されるマグネット215がリードスイッチ213の接点を開閉
することでスイッチ動作を行う。このスイッチ動作によ
り検出された液面の情報は、図6に示すように、データ
出力部212に送られる。データ出力部212では、液面の情
報は、電圧変換部217で電圧に変換され、A/D変換部218
でデジタル信号に変換され、そしてCPU219で処理され
て、液面データとして出力される。
【0004】サーミスタセンサー203は、温度検出部
(サーミスタ)231と処理タンク200の外部で該温度検出
部231に接続されたデータ出力部232とを備える。図7に
示すように、温度検出部231で抵抗値として検出された
温度情報が、データ出力部232に送られる。データ出力
部232では、温度情報は、電圧変換部237で電圧に変換さ
れ、A/D変換部238でデジタル信号に変換され、そしてCP
U239で処理されて、温度データとして出力される。
【0005】上記のように、従来の温度検出装置203お
よび液面検出装置202は、これらをそれぞれ独立して処
理液タンク200に設置しなければならない。そのため、
処理タンク200に大きな設置スペースが必要とされる。
さらに、温度検出装置203および液面検出装置202がそれ
ぞれ独立しているので、これらの装置のデータ出力部も
また、それぞれ独立したものが必要とされる。従って、
処理タンク200の外部においても、それぞれの装置のデ
ータ出力部のための大きな設置スペースが必要とされ
る。しかも、それぞれの装置のデータ出力部が独立して
いるので、データ出力部を制御するためのプログラムも
また、それぞれ独立したものが必要とされる。このよう
に、従来の温度検出装置および液面検出装置では、温度
検出と液面検出とを別個に行わなければならないので不
便であり、しかも、省スペース化がきわめて困難であ
る。
【0006】以上のように、温度検出機能と液面検出機
能とを共に有する、コンパクトな温度および液面検出装
置が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたものであり、その目的と
するところは、温度検出機能と液面検出機能とを共に有
する、コンパクトな温度および液面検出装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の温度および液面
検出装置は、液の温度を検出する検出手段と;該検出手
段からの温度情報を基に温度データまたは液面データを
選択的に出力するデータ選択出力手段とを備える。
【0009】好適な実施態様においては、上記検出手段
はサーミスタを含む。
【0010】好適な実施態様においては、上記データ選
択出力手段は、上記検出手段の温度−時間特性曲線に基
づいて決定された温度規準値以下の温度情報を得た場合
には、該検出手段が上記液と接触すると判断して該検出
手段の温度−抵抗曲線に基づいて温度データを出力し;
該温度規準値を超える温度情報を得た場合には、該検出
手段が該液と接触しないと判断して該液の補充が必要で
あることを知らせる液面データを出力する。
【0011】好適な実施態様においては、上記温度規準
値は、上記検出手段の温度−時間特性曲線の微分係数が
液内に対応する値から液外に対応する値へと変化する温
度として規定される。
【0012】以下、本発明の作用について説明する。
【0013】本発明の温度および液面検出装置は、検出
手段(検出部)のサーミスタで抵抗値として検出した温
度情報を基に、温度データまたは液面データを選択的に
出力するデータ選択出力手段を備える。データ選択出力
手段は、温度情報から得られる液の温度が規準値以下で
ある場合には、検出部が液中にあると判断して温度デー
タを出力し;温度情報から得られる液の温度が規準値を
超える場合には、検出部が液外にあると判断して、液面
が検出部の下側まで下がったことを液面データとして出
力する。
【0014】具体的には、温度規準値Tsは、液内外に
おける温度−時間特性曲線の違いを基にして決定され
る。温度−時間特性曲線は、液内外でその傾き(微分係
数)が異なるので、液内に対応する温度での微分係数と
液外に対応する温度での微分係数とが異なる。従って、
温度規準値Tsは、温度−時間特性曲線が所定の微分係
数を有する温度(すなわち、温度−時間特性曲線の微分
係数が液内に対応する値から液外に対応する値へと変化
する温度)として決定される。例えば、液内に対応する
温度Tinでの微分係数がa以下であり、液外に対応する
温度Toutでの微分係数がaより大きい場合には、微分
係数がaとなる温度を温度規準値Tsとして定義する。
【0015】以上のようにして、本発明によれば、温度
データおよび液面データを選択的に出力する(すなわ
ち、温度検出機能と液面検出機能とを共に有する)温度
および液面検出装置が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を図面
を参照して説明するが、本発明は、これらの実施形態に
限定されない。
【0017】図1は、本発明の好ましい実施形態による
温度および液面検出装置の概略断面図である。この温度
および液面検出装置100は、処理タンクの適切な位置で
処理液に浸漬して配置される検出手段としての検出部1
と、処理タンク外部で検出部1に接続されたデータ選択
出力部2とを備える。検出部1は、下端部が閉塞された
ケーシング3と該ケーシング3内に配置されたサーミス
タ4とを有する。サーミスタ4は、一対のリード線(例
えば、テフロンリード線)5によりデータ選択出力部2
に接続されている。ケーシング3内は、充填剤(例え
ば、テフロン充填剤)6で充填され、サーミスタ4がケ
ーシング3内で固定されている。
【0018】ケーシング3を形成する材料としては、耐
薬品性、耐熱性および絶縁性を有する任意の適切な材料
が用いられる。このような材料の代表例としては、テフ
ロン、ポリカーボネート、テフロンコーティングされた
金属(例えば、鉄)などが挙げられる。
【0019】サーミスタ4を形成する材料としては、耐
薬品性および熱伝導性を有する任意の適切な材料が用い
られる。このような材料の代表例としては、チタン、ス
テンレス鋼などが挙げられる。
【0020】データ選択出力部2は、温度データおよび
液面データを選択的に出力する(すなわち、データ選択
出力部2は、温度検出機能と液面検出機能とを共に有す
る)。図2〜図4を参照して、温度データおよび液面デ
ータを選択的に出力するメカニズムについて説明する。
【0021】検出部1のサーミスタ4で抵抗値として読
みとられた温度情報は、リード線5を介してデータ選択
出力部2に送られる。図2に示すように、データ選択出
力部2では、温度情報は、電圧変換部7で電圧に変換さ
れ、A/D変換部8でデジタル信号に変換され、そしてCPU
9で処理されて、温度データまたは液面データとして選
択的に出力される。
【0022】図3を参照して、データ選択出力部2が1
つのCPUで温度データおよび液面データを選択的に出力
するよう処理する手順について説明する。A/D変換部8
でデジタル信号に変換された温度情報(すなわち、抵抗
信号)がCPU9に入ると、この抵抗信号Dが所定の規準
値以上である場合には、処理液の温度Tが所定の規準値
Ts以下であると判断する。処理液の温度Tが所定の規
準値Ts以下である場合には、検出部1が処理液中にあ
ると判断する。検出部1が処理液中にあると判断した場
合には、サーミスタの温度−抵抗曲線に基づく換算式に
従って温度を算出する。このようにして算出した温度
を、温度データとして出力する。
【0023】一方、上記抵抗信号Dが所定の規準値未満
である場合には、処理液の温度Tが所定の規準値Tsよ
り高いと判断する。処理液の温度Tが所定の規準値Ts
より高い場合には、検出部1が処理液外にあると判断
し、処理液の液面が検出部よりも下側まで下がったこと
を検出する。このようにして検出した液面の下降を、液
面データとして出力する。
【0024】図4を参照して、温度規準値Tsについて
説明する。図4は、処理液中および処理液外におけるサ
ーミスタの温度−時間特性曲線の違いを定性的に説明す
るためのグラフである。温度規準値Tsは、処理液内外
における温度−時間特性曲線の違いを基にして決定され
る。より詳細には、図4に示すように、温度−時間特性
曲線は、処理液内外でその傾き(微分係数)が異なる。
すなわち、処理液内に対応する温度での微分係数と、処
理液外に対応する温度での微分係数とが異なる。従っ
て、温度規準値Tsは、温度−時間特性曲線が所定の微
分係数を有する温度(すなわち、温度−時間特性曲線の
微分係数が処理液内に対応する値から処理液外に対応す
る値へと変化する温度)として決定される。サーミスタ
の材質により温度規準値Tsは変化し得るが、温度−時
間特性曲線の形状は変わらない。従って、サーミスタの
材質に応じた温度規準値Tsを用いることにより、デー
タ選択出力部2は、サーミスタの材質に関係なく、温度
データおよび液面データを選択的に出力することができ
る。
【0025】本発明の温度および液面検出装置は、例え
ば、写真処理機器の処理液タンクの適切な位置に固定し
て配置される。好ましくは、本発明の温度および液面検
出装置は、処理液を補充すべきレベルに検出部が位置す
るように、処理液タンクに固定して配置される。タンク
内に処理液が十分に存在し処理液を補充する必要がない
場合には、本発明の温度および液面検出装置は、処理液
の温度データを示す。タンク内の処理液が消費されて検
出部より下側まで液面が低下し、処理液を補充する必要
が生じた場合には、本発明の温度および液面検出装置
は、液面データを出力し、処理液の補充が必要である旨
を知らせる。
【0026】本発明の温度および液面検出装置は、フィ
ルムまたはペーパー(印画紙)を処理する写真処理機器
の処理液タンク、補充液タンク、補水タンク、廃液タン
ク等に好適に使用される。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、温度検
出および液面検出を1つの装置で行うことができるの
で、写真処理機器の維持および点検が顕著に簡便化され
る。さらに、本発明によれば、温度検出および液面検出
をコンパクトな1つの装置で行うことができるので、温
度および液面を検出する際に、温度検出装置と液面検出
装置とをそれぞれ独立して処理液タンクに設置する必要
がない。従って、処理タンク内の検出装置設置スペース
を小さくすることができるので、処理タンク自体を小さ
くすることが可能となる。さらに、データ出力もまた1
つの出力部で行うことができるので、温度出力用出力部
と液面出力用出力部とを独立して設置する必要がなくな
り、処理液タンク外の出力部設置スペースもまた小さく
することができる。その結果、写真処理機器の顕著な小
型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による温度および液
面検出装置の概略断面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態による温度および液
面検出装置のデータ出力部のブロック図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態による温度および液
面検出装置において、データ選択出力部が1つのCPUで
温度データおよび液面データを選択的に出力するよう処
理する手順について説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】処理液中および処理液外におけるサーミスタの
温度−時間特性曲線の違いを定性的に説明するためのグ
ラフである。
【図5】従来の温度検出装置および液面検出装置を用い
た処理液の温度検出および液面検出を説明するための概
略図である。
【図6】従来の液面検出装置のデータ出力部のブロック
図である。
【図7】従来の温度検出装置のデータ出力部のブロック
図である。
【符号の説明】
1 検出部 2 データ選択出力部 3 ケーシング 4 サーミスタ 5 リード線 6 充填剤 7 電圧変換部 8 A/D変換部 9 CPU 100 温度および液面検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液の温度を検出する検出手段と;該検出
    手段からの温度情報を基に温度データまたは液面データ
    を選択的に出力するデータ選択出力手段とを備える、温
    度および液面検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段がサーミスタを含む、請求
    項1に記載の温度および液面検出装置。
  3. 【請求項3】 前記データ選択出力手段が、 前記検出手段の温度−時間特性曲線に基づいて決定され
    た温度規準値以下の温度情報を得た場合には、該検出手
    段が前記液と接触すると判断して該検出手段の温度−抵
    抗曲線に基づいて温度データを出力し、 該温度規準値を超える温度情報を得た場合には、該検出
    手段が該液と接触しないと判断して該液の補充が必要で
    あることを知らせる液面データを出力する、請求項1ま
    たは2に記載の温度および液面検出装置。
  4. 【請求項4】 前記温度規準値が、前記検出手段の温度
    −時間特性曲線の微分係数が液内に対応する値から液外
    に対応する値へと変化する温度として規定される、請求
    項3に記載の温度および液面検出装置。
JP5237898A 1998-03-04 1998-03-04 温度および液面検出装置 Pending JPH11248512A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300525A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水位検知装置
JP2006337306A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 液体用温度センサ及びこの製造方法
JP2007017384A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液位検知装置およびこれを使用した衣類乾燥機

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