JPH11248181A - 給湯方法及びそのシステム - Google Patents

給湯方法及びそのシステム

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JPH11248181A
JPH11248181A JP6072498A JP6072498A JPH11248181A JP H11248181 A JPH11248181 A JP H11248181A JP 6072498 A JP6072498 A JP 6072498A JP 6072498 A JP6072498 A JP 6072498A JP H11248181 A JPH11248181 A JP H11248181A
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JP
Japan
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hot water
hot
water
water supply
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP6072498A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Shishido
俊之 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hazama Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水を無駄にすることなく、かつ余分なエネル
ギーを必要としない給湯方法を提供する。 【解決手段】 給湯器1と給湯栓3を接続する給湯配管
4内の湯が所定温度以下になった状態で給湯栓が開かれ
た際、少なくとも給湯配管内の全ての湯を給湯栓近傍の
貯留タンク8内に一時的に貯留し、給湯器からの所定温
度を超える湯に少量ずつ混合して給湯栓から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯方法及びその
システムに関し、特に即湯方法及びそのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】給湯に際し、給湯栓(湯水混合水栓を含
む)を開いてから温かい湯が出てくるまでの時間が長い
ことがあり、その間、水を無駄に捨ててしまっており、
又、不便さを感じることが多い。従来、これらを解消す
るため、循環方式とブースター方式が知られている。前
者の循環方式は、図7に示すように、給湯器31からの
給湯配管32にシャワールーム33の給湯栓34やシャ
ワー35、洗面所の給湯栓36、ダイニングルームの給
湯栓37等を分岐接続すると共に、給湯配管32の端部
を戻り配管38を介して給湯器31と接続してループ状
の管路とし、ポンプ(図示せず)で湯を循環させ、管路
からの熱ロスで徐々に冷めてくるのを給湯器31で再加
熱して湯を一定温度に保つものである。図7において3
9は各給湯栓34,36,37と並設の給水栓40,4
1,42を分岐接続した給水配管である。一方、後者の
ブースター方式は、図8に示すように、給湯器43と湯
水混合水栓44を接続する給湯配管45の湯水混合水栓
44近傍に電気ヒーター46を内蔵した小内容積のタン
ク(即湯ブースター)47を介装し、タンク47内の湯
を一定温度に保つものである。図8において48は給湯
器43への給水配管、49は湯水混合水栓44への給水
配管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の前者の
循環方式では、湯の再加熱分とポンプ動力分の余分なエ
ネルギーが必要となり、又、後者のブースター方式で
も、即湯ブースターへ余分なエネルギーが必要となる不
具合がある。そこで、本発明は、水を無駄にすることな
く、かつ余分なエネルギーを必要としない給湯方法とそ
のシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の給湯方法は、給湯器と給湯栓を接続する給
湯配管内の湯が所定温度以下になった状態で給湯栓が開
かれた際、少なくとも給湯配管内の全ての湯を給湯栓近
傍の貯留タンク内に一時的に貯留し、給湯器からの所定
温度を超える湯に少量ずつ混合して給湯栓から排出する
ことを特徴とする。一方、給湯システムは、給湯器と給
湯栓を接続する給湯配管の給湯栓近傍に介装され、この
介装位置の近傍上流の管路内が所定温度以下になったら
管路を閉じる弁と、この弁の近傍上流側において給湯配
管から分岐した分岐配管に接続され、少なくとも給湯器
と上記弁の間の給湯配管の内容積と等しい内容積を有
し、かつ給湯圧より小さな力で給排水口側へ付勢されて
摺動可能な仕切板を有する貯留タンクと、分岐配管の分
岐位置より上流において給湯配管に介装され、前記弁よ
り下流の管路内が所定圧力となったら管路を閉じる電磁
弁とを備えることを特徴とする。
【0005】ここで、給湯栓には、給湯栓単独のものの
他、湯と水を混合して排出する湯水混合水栓も含まれ
る。管路内の温度によって管路を開閉する弁としては、
形状記憶合金によって作動する弁の他、温度調整弁若し
くは温度調節弁、温度センサからの信号によって作動す
る電磁弁等が用いられる。貯留タンク内の仕切板を給排
水口側へ付勢する手段としては、引張若しくは圧縮コイ
ルばね、又は仕切板の上方のタンク内の空気等が用いら
れる。又、弁より下流の管路内の所定圧力としては、給
湯圧が用いられる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2は本発明に係る
給湯システムの実施の形態の一例を示す概略構成図、要
部の断面図である。図中1は給水配管2から供給される
水を加熱して湯を供給する給湯器で、この給湯器1と給
湯栓3とを接続する給湯配管4の給湯栓3近傍には、管
路を開閉する弁5が介装されており、この弁5は、その
介装位置の近傍上流の管路内が所定温度以下(例えば4
0℃以下)になったら形状記憶合金6によって管路を閉
じるように構成されている。なお、弁5は形状記憶合金
6によって作動するものに限らず、温度調整弁若しくは
温度調節弁、又は温度センサからの信号によって作動す
る電磁弁であってもよい。給湯配管4には、弁5の近傍
上流側において給湯配管4から分岐した分岐配管7を介
して少なくとも給湯器1と弁5との間の給湯配管4の内
容積と等しい内容積の貯留タンク8が接続されている。
そして、貯留タンク8内には、その中を分岐配管7が接
続された給排水口9側の下方の室と、開閉弁10を介装
した通気管11が接続された通気口12側の上方の室と
に仕切る仕切板13が摺動可能に設けられており、この
仕切板13は、分岐配管7(給湯配管4)の断面積にか
かる給湯圧より小さな力の引張コイルばね14によって
給排水口9側へ付勢されている。なお、仕切板13を給
排水口9側へ付勢する手段は、引張コイルばね14に限
らず、貯留タンク8内の上方の室に配設される圧縮コイ
ルばね、又は貯留タンク8内の上方の室を密閉し、その
中の空気等によってもよい。又、給湯配管4における分
岐配管7の分岐位置より上流には、管路を開閉する電磁
弁15が介装されており、この電磁弁15は、前記弁5
より下流の管路内が所定圧力(例えば給湯圧)となった
ことを圧力センサ16が検出すると、この圧力センサ1
6からの信号線17を介した信号線によって管路を閉じ
るように構成されている。図1において18は給湯栓3
と併設した給水栓19へ給水する給水配管である。
【0007】上述した給湯システムにおいて、給湯配管
4内の湯の温度が所定温度(例えば40℃)を超えた状
態で給湯栓3が開かれると、図3に示すように、弁5及
び電磁弁15が開かれ、かつ貯留タンク8内の仕切板1
3が下降しており、所定温度を超える湯が給湯栓3から
排出される。次に、給湯栓3を閉じると、その上流の管
路内が給湯圧となり、圧力センサ16からの信号によっ
て電磁弁15が閉じられ、この状態で管路からの熱ロス
によって湯が冷め、弁5の近傍上流の管路内が所定温度
以下になると、図4に示すように、弁5も形状記憶合金
6の作用によって閉じられる。次いで、給湯栓3を開く
と、図5に示すように、弁5より下流の管路内が所定圧
力未満となって電磁弁15が開かれる一方、弁5が閉じ
ているので、給湯栓3から水も湯も出ず、給湯配管4内
の冷めた湯が全て貯留タンク8内に流入する。そして、
所定温度を超えた湯が形状記憶合金6のところまで流入
してくると、図6に示すように、形状記憶合金が変形し
て弁5が開かれ、管路内の圧力の低下に伴って仕切板1
3も下降し、給湯栓3から冷めた湯が所定温度を超えた
湯に少量ずつ混合して排出される。上記貯留タンク8に
対する冷めた湯の流入、流出は、引張コイルばね14の
付勢力が管路の断面積にかかる給湯圧より小さくされて
いるので、流入が急速に行われる一方、流出が徐々に行
われる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給湯方法
及びそのシステムによれば、所定温度以下に冷えた湯が
一旦貯留され、所定温度を超える熱い湯に少量ずつ混合
して排出されるので、水を無駄にすることがないと共
に、従来のようにポンプやヒーター等による余分なエネ
ルギーを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯システムの実施の形態の一例
を示す概略構成図である。
【図2】図1の給湯システムの要部の断面図である。
【図3】図1の給湯システムの熱い湯の状態で給湯栓を
開いた際の作用を示す断面図である。
【図4】図1の給湯システムの給湯栓を閉じてしばらく
経過した際の作用を示す断面図である。
【図5】図1の給湯システムの図4の状態から給湯栓を
開いた当初の作用を示す断面図である。
【図6】図1の給湯システムの図5の状態から少し経過
した際の作用を示す断面図である。
【図7】従来の循環方式の概略構成図である。
【図8】従来のブースター方式の概略構成図である。
【符号の説明】
1 給湯器 3 給湯栓 4 給湯配管 5 弁 6 形状記憶合金 7 分岐配管 8 貯留タンク 9 給排水口 13 仕切板 14 引張コイルばね 15 電磁弁 16 圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器と給湯栓を接続する給湯配管内の
    湯が所定温度以下になった状態で給湯栓が開かれた際、
    少なくとも給湯配管内の全ての湯を給湯栓近傍の貯留タ
    ンク内に一時的に貯留し、給湯器からの所定温度を超え
    る湯に少量ずつ混合して給湯栓から排出することを特徴
    とする給湯方法。
  2. 【請求項2】 給湯器と給湯栓を接続する給湯配管の給
    湯栓近傍に介装され、この介装位置の近傍上流の管路内
    が所定温度以下になったら管路を閉じる弁と、この弁の
    近傍上流側において給湯配管から分岐した分岐配管に接
    続され、少なくとも給湯器と上記弁の間の給湯配管の内
    容積と等しい内容積を有し、かつ給湯圧より小さな力で
    給排水口側へ付勢されて摺動可能な仕切板を有する貯留
    タンクと、分岐配管の分岐位置より上流において給湯配
    管に介装され、前記弁より下流の管路内が所定圧力とな
    ったら管路を閉じる電磁弁とを備えることを特徴とする
    給湯システム。
JP6072498A 1998-02-25 1998-02-25 給湯方法及びそのシステム Pending JPH11248181A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1517097A2 (de) * 2003-09-18 2005-03-23 Markus Keitsch System zur Bereitstellung von erwärmtem Brauchwasser in einem Leitungssystem und Ventil zu dessen Steuerung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1517097A2 (de) * 2003-09-18 2005-03-23 Markus Keitsch System zur Bereitstellung von erwärmtem Brauchwasser in einem Leitungssystem und Ventil zu dessen Steuerung
EP1517097A3 (de) * 2003-09-18 2005-07-06 Markus Keitsch System zur Bereitstellung von erwärmtem Brauchwasser in einem Leitungssystem und Ventil zu dessen Steuerung

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