JPH11243382A - 物理チヤネル割当方法及び送信装置 - Google Patents

物理チヤネル割当方法及び送信装置

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JPH11243382A
JPH11243382A JP10043962A JP4396298A JPH11243382A JP H11243382 A JPH11243382 A JP H11243382A JP 10043962 A JP10043962 A JP 10043962A JP 4396298 A JP4396298 A JP 4396298A JP H11243382 A JPH11243382 A JP H11243382A
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JP10043962A
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Kazuyuki Sakota
和之 迫田
Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は物理チヤネル割当方法に関し、常に同
じ論理チヤネルが周波数軸上において隣り合うことを未
然に防止して、隣接チヤネル干渉を平均化することがで
きるようにする。 【解決手段】第1の疑似雑音符号の値をチヤネル番号と
して使用して第1の論理チヤネル(♯1)に物理チヤネ
ル(f1〜f7)を割り当てると共に、当該第1の疑似
雑音符号に対して位相がずれた第2の疑似雑音符号を求
め、この第2の疑似雑音符号の値をチヤネル番号として
使用して第2の論理チヤネル(♯2)に物理チヤネル
(f1〜f7)を割り当てるようにしたことにより、第
1及び第2の論理チヤネル(♯1、♯2)が周波数軸上
において常に隣合うことを防止し得、かくして隣接チヤ
ネル干渉を平均化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図26〜図28) 発明が解決しようとする課題(図29及び図30) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1の実施の形態 (1−1)セルラー無線通信システムの全体構成(図1
〜図3) (1−2)チヤネル制御部の構成(図4〜図8) (1−3)動作及び効果(図9) (2)第2の実施の形態(図10〜図12) (3)第3の実施の形態(図13〜図20) (4)他の実施の形態(図21〜図25) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は物理チヤネル割当方
法及び送信装置に関し、例えば携帯電話システムのよう
なセルラー無線通信システムに適用して好適なものであ
る。
【0004】
【従来の技術】従来、セルラー無線通信システムにおい
ては、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさの
セルに分割して当該セル内にそれぞれ固定局としての基
地局を設置し、移動局としての通信端末装置は通信状態
の最も良好であると思われる基地局と無線通信するよう
になされている。
【0005】その際、通信端末装置と基地局との間の通
信方式としては種々の方式が提案されているが、代表的
なものとして周波数ホツピング方式と呼ばれる通信方式
がある。この周波数ホツピング方式は、図26に示すよ
うに、例えば基地局から通信端末装置への通信用に8つ
の周波数チヤネルf0〜f7が用意されているとする
と、通信時に使用するその周波数チヤネルを時間的に順
次変更して行くものである。例えばこの図26に示すよ
うに、時点t0〜t1の区間(以下、タイムスロツトT
0と呼ぶ)では周波数チヤネルf3を使用し、時点t1
〜t2の区間(すなわちタイムスロツトT1)では周波
数チヤネルf1を使用し、時点t2〜t3の区間(すな
わちタイムスロツトT2)では周波数チヤネルf5を使
用し、時点t3〜t4の区間(すなわちタイムスロツト
T3)では周波数チヤネルf2を使用するといつた具合
に、使用する周波数チヤネルを順次変更するものであ
る。このようにして時間的に周波数チヤネルを変更する
ことにより、ある周波数チヤネルに干渉波が存在したと
しても、その周波数チヤネルを常に使うことがなくなる
ので、同一チヤネル干渉の影響を低減することができ
る。
【0006】このような周波数ホツピング方式において
は、周波数といつた物理的なパラメータで決まる周波数
チヤネルを物理チヤネルと呼び、周波数チヤネルを時間
的に順次組み合わせることによつて形成されるチヤネル
(すなわち図26に示した例で言えば、f3→f1→f
5→f2→……で形成されるチヤネル)を論理チヤネル
と呼ぶようになされている。この場合、周波数チヤネル
が例えば8つあれば、各タイムスロツト毎に取り得る周
波数チヤネルが8つあることになるので、周波数チヤネ
ルを時間的に組み合わせた論理チヤネルも8つ形成し得
ることになる。従つて周波数ホツピング方式であつて
も、周波数チヤネルが8つあれば8つの論理チヤネルを
形成し得、同時に8つの通信を行うことができる。
【0007】ここで基地局から通信端末装置への通信用
に8つの周波数チヤネルf0〜f7が用意されているも
のとし、さらに図27に示すように、任意の基地局BS
1のサービスエリア内に8つの通信端末装置MS0〜M
S7が存在し、当該基地局BS1は、その8つの通信端
末装置MS0〜MS7に対して周波数ホツピングによつ
て形成される論理チヤネル♯0〜♯7を使用して通信す
るものとする。
【0008】このような条件のとき、従来の基地局で
は、次に説明するような方法によつてこの8つの論理チ
ヤネル♯0〜♯7に対してそれぞれ周波数チヤネルf0
〜f7を割り当てるようになされている。
【0009】すなわち基地局では、通信端末装置毎に固
有のオフセツト値VO を持ち、このオフセツト値V
O と、所定の乱数発生器で発生した時刻と共に変化する
乱数値VR とを基に、次式、
【0010】
【数1】
【0011】に示すような剰余演算を行つて得られるチ
ヤネル番号fNの周波数チヤネルを各論理チヤネル♯0
〜♯7に割り当てるようになされている。具体例を上げ
れば、図28に示すように、通信端末装置MS0〜MS
7に割り当てるオフセツト値VO をそれぞれ「0」、
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」及び
「7」とし、乱数値VR を「0」、「3」、「5」、
「7」、「2」、「1」、……とすると、上述の(1)
式に基づいて、通信端末装置MS0との通信に使用する
論理チヤネル♯0に対しては周波数チヤネルf0、f
3、f5、f7、f2、f1、……を割り当て、通信端
末装置MS1との通信に使用する論理チヤネル♯1に対
しては周波数チヤネルf1、f4、f6、f0、f3、
f2、……を割り当てる。
【0012】このような方法によつて論理チヤネル♯0
〜♯7に周波数チヤネルf0〜f7を割り当てて行くこ
とにより、同一時刻において使用する周波数チヤネルが
重ならないように論理チヤネル♯0〜♯7に対して周波
数チヤネルを割り当てることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる従来の
チヤネル割当方法においては、各論理チヤネル♯0〜♯
7に対して同時刻にそれぞれ異なる周波数チヤネルf0
〜f7を割り当てているものの、隣の周波数チヤネルに
は常に同じ論理チヤネルが割り当てられるといつた不都
合がある。例えば図28に示したチヤネル割当てを横軸
に周波数チヤネルを取つて表現し直すと、図29に示す
ように変形し得る。この図29を見れば分かるように、
例えば論理チヤネル♯1の隣の周波数チヤネルには必ず
論理チヤネル♯0及び♯2が割り当てられている。この
ようにして周波数軸上において常に同じ論理チヤネルが
隣り合うようになると、その隣に位置する論理チヤネル
から常に同じようなレベルの干渉波(いわゆる隣接チヤ
ネル干渉波)を受けることになり、隣接チヤネル干渉が
常に固定されるといつた問題が発生する。
【0014】このように隣接チヤネル干渉が固定化され
ると、特に送信電力制御を行つているときに深刻な問題
となる。通常、セルラー無線通信システムにおいては、
互いに通信相手から送られてくる信号の受信電力を監視
しており、その監視結果を通信相手に通知することによ
つて送信電力を制御するようになされている。これによ
りセルラー無線通信システムでは、常に必要最低限の送
信電力で通信するようになされている。このような送信
電力制御を行うと、通信毎(すなわち論理チヤネル毎)
に送信電力が異なることになる。
【0015】このような送信電力制御によつてある時刻
における論理チヤネルの電力状態が、例えば図30に示
すように、論理チヤネル♯1の電力が小さく、周波数的
にその隣に位置する論理チヤネル♯0及び♯2の電力が
大きかつたとすると、このような状況では論理チヤネル
♯0及び♯2の電力が大きいために当該論理チヤネル♯
0及び♯2から論理チヤネル♯1への隣接チヤネル干渉
波が大きくなり、その結果、論理チヤネル♯1で送られ
る本来の信号成分が隣接チヤネル干渉波に埋もれてしま
つて当該論理チヤネル♯1を介した通信が行えなくなる
おそれがある。これはある時刻だけに限つて起こること
ではなく、上述のように常に隣り合う論理チヤネルが同
じ場合には、全てのタイミングで起こることになる。
【0016】このようにして従来のチヤネル割当方法で
は、常に同じ論理チヤネルが隣り合うようになるので隣
接チヤネル干渉が固定化され、その結果、最悪の場合に
は通信し得なくなるといつた不都合が起こる。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、常に同じ論理チヤネルが隣り合うことを未然に防止
して、隣接チヤネル干渉を平均化することができる物理
チヤネル割当方法及びその方法を用いて割り当てた論理
チヤネルを介して送信する送信装置を提案しようとする
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、周波数チヤネルからなる物理チヤ
ネルを時間的に順次組み合わせて行くことにより周波数
ホツピングによる論理チヤネルを形成する際、所定の周
期を有する第1の疑似雑音符号を発生させ、当該第1の
疑似雑音符号の値を物理チヤネルのチヤネル番号として
使用して第1の論理チヤネルに物理チヤネルを割り当て
ると共に、第1の疑似雑音符号に対して位相がずれた第
2の疑似雑音符号を求め、当該第2の疑似雑音符号の値
を物理チヤネルのチヤネル番号として使用して第2の論
理チヤネルに物理チヤネルを割り当てるようにする。
【0019】このようにして第1の疑似雑音符号の値を
チヤネル番号として使用して第1の論理チヤネルに物理
チヤネルを割り当てると共に、当該第1の疑似雑音符号
に対して位相がずれた第2の疑似雑音符号を求め、この
第2の疑似雑音符号の値をチヤネル番号として使用して
第2の論理チヤネルに物理チヤネルを割り当てるように
したことにより、第1及び第2の論理チヤネルが周波数
軸上において常に隣合うことを防止し得る。従つて第1
及び第2の論理チヤネルが常に隣合うことを防止し得る
ことから、同じ論理チヤネルから常に同じ隣接チヤネル
干渉を受けることを防止し得、隣接チヤネル干渉を平均
化することができる。
【0020】また本発明においては、周波数チヤネルか
らなる物理チヤネルを時間的に順次組み合わせて行くこ
とにより周波数ホツピングによる論理チヤネルを形成す
る際、隣接チヤネル干渉が一様分布するようなチヤネル
割当テーブルを有し、当該チヤネル割当テーブルから表
引きした値を物理チヤネルのチヤネル番号として複数の
論理チヤネルに対してそれぞれ物理チヤネルを割り当て
るようにする。
【0021】このようにして隣接チヤネル干渉が一様分
布するようなチヤネル割当テーブルを予め有しておき、
当該チヤネル割当テーブルから表引きした値を物理チヤ
ネルのチヤネル番号として複数の論理チヤネルに対して
それぞれ物理チヤネルを割り当てるようにしたことによ
り、比較的簡易な構成で、周波数軸上において同じ論理
チヤネルが常に隣合うことを防止し得、かくして隣接チ
ヤネル干渉を平均化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0023】(1)第1の実施の形態 (1−1)セルラー無線通信システムの全体構成 図1において、1は全体として本発明を適用したセルラ
ー無線通信システムを示し、基地局2と通信端末装置3
との間で無線回線を接続して通信するようになされてい
る。この場合、基地局2は送信装置4、チヤネル制御部
5及び受信装置6を有し、また通信端末装置3も受信装
置7、チヤネル制御部8及び送信装置9を有しており、
基地局2及び通信端末装置3はこれらの回路ブロツクを
使用して通信するようになされている。
【0024】基地局2の送信装置4は送信対象のデータ
に所定の変調処理を施し、その結果得られる送信信号を
チヤネル制御部5からのチヤネル情報によつて指示され
る周波数チヤネルを介して送信する。なお、このときチ
ヤネル制御部5は送信装置4に対して指示する周波数チ
ヤネルを時間的に順次変更して行くようになされてお
り、これにより送信装置4は周波数ホツピングで送信信
号を送信するようになされている。また受信装置6は、
通信端末装置3が送信に使用する周波数チヤネルのチヤ
ネル情報をチヤネル制御部5から受け、当該チヤネル情
報によつて指示された周波数チヤネルを受信することに
より通信端末装置3から送られてくる送信信号を受信
し、その結果得られる受信信号に所定の復調処理を施す
ことにより通信端末装置3が送信したデータを復元す
る。
【0025】一方、通信端末装置3の受信装置7は、基
地局2の送信信号が送られてくる周波数チヤネルのチヤ
ネル情報をチヤネル制御部8から受け、当該チヤネル情
報によつて指示された周波数チヤネルを受信することに
より基地局2からの送信信号を受信し、その結果得られ
る受信信号に所定の復調処理を施すことにより基地局2
が送信したデータを復元する。また送信装置9は、送信
対象のデータに所定の変調処理を施し、その結果得られ
る送信信号をチヤネル制御部8からのチヤネル情報によ
つて指示される周波数チヤネルを介して送信する。因み
に、チヤネル制御部8も送信装置9に対して指示する周
波数チヤネルを時間的に順次変更して行くようになされ
ており、これにより送信装置9は周波数ホツピングで送
信信号を送信するようになされている。
【0026】なお、ここでは基地局2に送信装置4及び
受信装置6がそれぞれ1つずつ設けられているものとし
て説明したが、実際には、基地局2においてはこの送信
装置4及び受信装置6と同じものが複数設けられてお
り、この複数の送信装置及び受信装置を使用して複数の
通信端末装置3と同時に通信し得るようになされてい
る。因みに、基地局2と通信端末装置3との間の無線通
信に割り当てられている周波数チヤネルがN個あるとす
れば、基地局2にはN個の送信装置及び受信装置が設け
られており、最大で同時にN個の通信端末装置3と通信
することが可能である。
【0027】ここで基地局2及び通信端末装置3にそれ
ぞれ設けられている送信装置4、9及び受信装置6、7
の構成について具体的に説明する。但し、送信装置4及
び9はそれぞれ同じ構成であると共に、受信装置6及び
7はそれぞれ同じ構成であるので、ここでは基地局2の
送信装置4と通信端末装置3の受信装置7について説明
する。
【0028】送信装置4においては、図2に示すよう
に、まず送信対象のデータである送信データS1をまず
畳み込み符号化回路10に入力するようになされてい
る。畳み込み符号化回路10は所定段数のシフトレジス
タとエクスクルーシブオア回路からなり、入力される送
信データS1に畳み込み符号化を施し、その結果得られ
る送信データS2をインターリーブ回路11に出力す
る。インターリーブ回路11は送信データS2を順番に
内部の記憶領域に格納し、当該記憶領域全体に送信デー
タS2が格納されると、書込順とは異なる順番でその送
信データS2を読み出すことにより当該送信データS2
の順番を並び換え、その結果得られる送信データS3を
変調回路12に出力する。
【0029】変調回路12は送信データS3に対して例
えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying :4相
位相変調)変調等の所定の変調処理を施すことにより送
信信号S4を生成し、これを送信回路13に出力する。
送信回路13は送信信号S4を所定帯域の送信信号S6
に変換してこれをアンテナ14を介して送信する。この
場合、送信回路13は、チヤネル制御部5A(ここでは
図1に示したチヤネル制御部5のうち送信側のチヤネル
管理を行う部分をチヤネル制御部5Aとしている)から
通告されるチヤネル情報S5に基づいて、送信信号S4
を当該チヤネル情報S5で指定される周波数チヤネルの
帯域の送信信号S6に変換するようになされている。
【0030】因みに、チヤネル制御部5Aは、送信回路
13に指示する周波数チヤネルを時間的に順次変更する
ようになされており、これにより送信回路13に対して
周波数ホツピングによる送信を行わせるようになされて
いる。なお、チヤネル制御部5Aでは、時間的に順次変
化して行く周波数チヤネルで形成される複数の論理チヤ
ネルを管理しており、この送信装置4に対して割り当て
た論理チヤネルを形成する周波数チヤネルをチヤネル情
報S5によつて送信回路13に指示するようになされて
いる。
【0031】一方、受信装置7においては、図3に示す
ように、まずアンテナ15によつて受信した受信信号S
7を受信回路16に入力するようになされている。受信
回路16は、チヤネル制御部8A(ここでは図1に示し
たチヤネル制御部8のうち受信側のチヤネル管理を行う
部分をチヤネル制御部8Aとしている)から供給される
チヤネル情報S8に基づいて、当該チヤネル情報S8で
指定される周波数チヤネルの信号成分を受信信号S7か
ら取り出し、これに周波数変換を施すことによりベース
バンド信号S9を生成し、これを復調回路17に出力す
る。この場合、チヤネル制御部8Aは、送信側のチヤネ
ル制御部5Aと同様の構成で、時間的に順次変化して行
く周波数チヤネルで形成される複数の論理チヤネルを管
理しており、送信装置4が送信に使用した論理チヤネル
の周波数チヤネルをチヤネル情報S8によつて受信回路
16に指示するようになされている。これにより受信回
路16においてチヤネル情報S8によつて指示される周
波数チヤネルの信号成分を取り出せば、送信装置4から
送信された送信信号S6の信号成分を取り出すことがで
きる。
【0032】復調回路17は、ベースバンド信号S9に
対して送信側で行つた変調処理に対応する復調処理を施
すことにより受信データS10を復元し、これをデイン
ターリーブ回路18に出力する。デインターリーブ回路
18は送信側で行つたデータ並び換えを元に戻す回路ブ
ロツクであり、受信データS10を順次内部の記憶領域
に格納し、当該記憶領域全体に受信データS10が格納
されると、当該受信データS10を所定の順番で読み出
すことにより並び順を元に戻した受信データS11を生
成し、これをビタビ復号回路19に出力する。
【0033】ビタビ復号回路19は、入力される受信デ
ータS11に基づいて畳み込み符号のトレリスを考え、
データとして取り得る全ての状態遷移の中から最も確か
らしい状態を推定(いわゆる最尤系列推定)することに
より、受信データS12を復元する。かくしてこのビタ
ビ復号回路19の復号処理により、送信装置4から送信
されたデータを表す受信データS12が復元される。
【0034】(1−2)チヤネル制御部の構成 続いてこの項ではチヤネル制御部5A及び8Aについて
具体的に説明する。但し、チヤネル制御部5A及び8A
は同一の構成であることから、ここではチヤネル制御部
5Aについて説明する。またここでは説明を分かり易く
するため、基地局2から通信端末装置3への無線通信に
は7つの周波数チヤネルf1〜f7が用意されているも
のとし、この7つの周波数チヤネルf1〜f7を時間的
に順次変更しながら組み合わせることにより7つの論理
チヤネル♯1〜♯7を形成し、このうちの1つの論理チ
ヤネルを使用して基地局2から通信端末装置3への無線
通信を行うものとする。
【0035】図4に示すように、チヤネル制御部5Aは
3段のシフトレジスタ20及びエクスクルーシブオア回
路21からなるM系列符号発生器22を有している。こ
のM系列符号発生器22においては、第1段目のレジス
タの値と第3段目のレジスタの値とを排他的論理和演算
し、その演算結果を順次第1段目のレジスタに入力する
ようになされており、これにより値a1〜a3からなる
3ビツトのM系列符号を発生するようになされている。
因みに、このM系列符号発生器22では、シフトレジス
タ20を3段としていることから、発生するM系列符号
の周期は「7(=23 −1)」となつている。
【0036】このM系列符号発生器22を構成するシフ
トレジスタ20の各レジスタの値a1〜a3は2進/1
0進変換回路23に入力される。2進/10進変換回路
23は、3ビツトからなる2進数のM系列符号を10進
数のM系列符号に変換するための回路であり、シフトレ
ジスタ20から出力される各値a1〜a3をそれぞれデ
ータ変換回路24に入力するようになされている。
【0037】データ変換回路24は、入力された値a1
〜a3が22 、21 及び20 の桁をそれぞれ表している
ことから、次式、
【0038】
【数2】
【0039】に示す演算を行うことにより、値a1〜a
3をそれぞれ10進数の値b1〜b3に変換し、これを
加算回路25に出力する。加算回路25は、次式、
【0040】
【数3】
【0041】に示すように、これらの値b1〜b3を加
算することにより値a1〜a3で表される3ビツトのM
系列符号を10進数のM系列符号c1に変換し、これを
論理チヤネル管理回路26に出力する。
【0042】ここで値a1〜a3でなる3ビツトのM系
列符号及びこのM系列符号を10進数に変換することに
より得られるM系列符号c1について、図5を用いて具
体的に説明する。まずこのチヤネル制御部5Aにおいて
は、M系列符号発生器22のシフトレジスタ20に対し
て初期値として値a1=a2=0、a3=1を設定する
ようになされている。すなわちM系列符号の初期値を値
(0,0,1)に設定するようになされている。このM
系列符号の初期値は、上述したような2進/10進変換
回路23によつて10進数の値に変換され、かくしてM
系列符号c1として値「1」が得られる。
【0043】M系列符号発生器22では、第1段目のレ
ジスタの値a1と第3段目のレジスタの値a3との排他
的論理和を求めてこれを第1段目のレジスタに入力する
ので、次状態では第1段目のレジスタに値「1」が入力
され、第1段目及び第2段目のレジスタの値「0」が第
2段目及び第3段目のレジスタに入力されることにな
る。これにより次状態においては、a1=1、a2=a
3=0でなる3ビツトのM系列符号が得られ、これを1
0進数に変換することによりM系列符号c1として値
「4」が得られる。
【0044】かくしてこのような処理を順に繰り返して
行くことにより、このチヤネル制御部5Aでは、
「1」、「4」、「6」、「7」、「3」、「5」、
「2」、「1」、……でなる周期7のM系列符号c1が
得られる。
【0045】論理チヤネル管理回路26は、このM系列
符号c1の値を7つの周波数チヤネルf1〜f7のチヤ
ネル番号として使用し、論理チヤネル♯1〜♯7に対し
て周波数チヤネルf1〜f7を順に割り当てて行く。こ
の場合、図6に示すように、論理チヤネル管理回路26
は、論理チヤネル♯1に対してはM系列符号c1の値
「1→4→6→7→3→5→2→1→……」をそのまま
チヤネル番号として使用することにより周波数チヤネル
「f1→f4→f6→f7→f3→f5→f2→f1→
……」を順に割り当てて行く。また論理チヤネル♯2に
対しては、論理チヤネル管理回路26は、M系列符号c
1の位相を1つ進めた符号列「4→6→7→3→5→2
→1→4→……」を求め、この符号列をチヤネル番号と
して使用することにより周波数チヤネル「f4→f6→
f7→f3→f5→f2→f1→f4→……」を順に割
り当てて行く。
【0046】以下同様に、論理チヤネル管理回路26
は、M系列符号c1の位相を1つずつ進めた符号列「6
→7→3→5→2→1→4→6→……」、「7→3→5
→2→1→4→6→7→……」、「3→5→2→1→4
→6→7→3→……」、「5→2→1→4→6→7→3
→5→……」及び「2→1→4→6→7→3→5→2→
……」をそれぞれ求め、この符号列をそれぞれチヤネル
番号として使用することにより、論理チヤネル♯3〜♯
7に対してそれぞれ周波数チヤネル「f6→f7→f3
→f5→f2→f1→f4→f6→……」、「f7→f
3→f5→f2→f1→f4→f6→f7→……」、
「f3→f5→f2→f1→f4→f6→f7→f3→
……」、「f5→f2→f1→f4→f6→f7→f3
→f5→……」及び「f2→f1→f4→f6→f7→
f3→f5→f2→……」を順に割り当てて行く。
【0047】このようにして論理チヤネル管理回路26
は、M系列符号c1の値をチヤネル番号に使用して論理
チヤネル♯1〜♯7に周波数チヤネルf1〜f7を割り
当てて行くことにより、周波数ホツピングによる論理チ
ヤネル♯1〜♯7を形成する。そして論理チヤネル管理
回路26は、このようにして形成した論理チヤネル♯1
〜♯7のうち1つを通信端末装置3との通信に割当て、
その割当てた論理チヤネルを形成する周波数チヤネルf
1〜f7のチヤネル番号を順にチヤネル情報S5として
送信回路13に通告する。
【0048】因みに、この場合、論理チヤネル♯1〜♯
7が全部で7つできることから、基地局2においては最
大で7つの通信端末装置3と同時に通信することができ
る。その場合、その7つの通信に対して論理チヤネル♯
1〜♯7のうち1つをそれぞれ割り当てることにより7
つの通信を同時に行うことができる。
【0049】ところでセルラー無線通信システムにおい
ては、図7に示すように、通信サービスを提供するエリ
アを複数のセルC1〜C4に分割し、その複数のセルC
1〜C4内にそれぞれ上述した構成と同様の基地局2A
〜2Dを設置するようになされている。各基地局2A〜
2Dでは、上述したようなチヤネル割当によつて論理チ
ヤネル♯1〜♯7に対して周波数チヤネルf1〜f7を
割り当てて行く。その場合、各基地局間で完全に同じよ
うなチヤネル割当で周波数チヤネルf1〜f7を割り当
てて行くと、第1の基地局2Aにおいて設定した論理チ
ヤネル♯1Aと第2の基地局2Bで設定した論理チヤネ
ル♯1Bとの間で周波数チヤネルが完全に一致してしま
うため、基地局2Aと基地局2Bとの間で常に同一チヤ
ネル干渉が生じるおそれがある。
【0050】そのため実際上チヤネル制御部5Aにおい
ては、論理チヤネル管理回路26からシフトレジスタ2
0に対してシフトレジスタ制御信号S15を出力して当
該シフトレジスタ20のデータシフト量を制御し得るよ
うになされており、これにより基地局毎にシフトレジス
タ20のデータシフト量を変更して発生するM系列符号
c1の値を基地局毎に変更し、論理チヤネル♯1〜♯7
に対して割り当てる周波数チヤネルf1〜f7を基地局
毎に変更するようになされている。
【0051】具体的には、論理チヤネル管理回路26
は、図8に示すようなシフト量制御回路30を内部に有
しており、このシフト量制御回路30から出力される出
力値をシフト量制御信号S15として出力して、シフト
レジスタ20におけるデータシフト量を制御し得るよう
になされている。
【0052】シフト量制御回路30においては、n段の
シフトレジスタ31及びエクスクルーシブオア回路32
からなるM系列符号発生器33を有している。このM系
列符号発生器33においては、第1段目のレジスタの値
と第n段目のレジスタの値とを排他的論理和演算し、そ
の演算結果を順次第1段目のレジスタに入力するように
なされており、これにより値d1〜dnからなるnビツ
トのM系列符号を発生するようになされている。因み
に、このM系列符号発生器33では、シフトレジスタ3
1の段数nを例えば21段程度にすることにより、周期
が(2n −1)となる比較的周期の長いM系列符号を発
生するようになされている。
【0053】ここでシフトレジスタ31の2段目及びm
段目のレジスタの値d2及びdmはアンド回路34に入
力され、ここで値d2及びdmの論理積dxが求められ
る。このアンド回路34によつて求められた値dxはシ
フトレジスタ31の1段目のレジスタの値d1と共に2
進/10進変換回路35に入力される。2進/10進変
換回路35は(d1,dx)からなる2ビツトのデータ
を10進数に変換するための回路であり、データ変換回
路36及び加算回路37によつて構成される。
【0054】データ変換回路36は、値d1及びdxに
基づいて、次式、
【0055】
【数4】
【0056】に示す演算を行うことにより値e1及びe
2を算出する。また加算回路37は、次式、
【0057】
【数5】
【0058】に示すように、これらの値e1及びe2を
加算することにより値d1及びdxでなる2ビツトの符
号を10進数の符号g1に変換する。
【0059】かくしてこの符号g1は加算回路38を介
して値「1」が加算され、その加算結果がシフト量制御
信号S15として出力される。なお、この場合、加算回
路38における加算処理においては、加算結果として値
「1」〜「4」が得られるが、値「4」が得られたとき
にはこれを値「0」として出力するようになされてお
り、これにより加算回路38からは値「1」〜「3」で
なるシフト量制御信号S15が出力されるようになされ
ている。
【0060】ここでこのようなシフト量制御回路30は
各基地局毎に設けられており、(d1,d2,……,d
n)からなるnビツトの同じM系列符号をそれぞれM系
列符号発生器33によつて発生する。しかしながら各基
地局間ではM系列符号発生器33のシフトレジスタ31
に設定する初期値を変更することにより、同じM系列符
号ではあるがそのM系列符号の位相を変更するようにな
されており、これによりシフト量制御信号S15として
出力されるデータシフト量も基地局毎に異なるようにな
されている。従つてこのようなシフト量制御回路30を
設けることによつてチヤネル制御部5Aのシフトレジス
タ20のデータシフト量を基地局毎に変更することによ
り、基地局毎にM系列符号c1の値を変更し得、かくし
て論理チヤネル♯1〜♯7に対して割り当てる周波数チ
ヤネルf1〜f7を基地局毎に変更することができる。
【0061】なお、基地局2と通信する通信端末装置3
においても、これと同じような構成のチヤネル制御部8
Aが設けられており、当該チヤネル制御部8Aにおいて
同じようなチヤネル割当によつて基地局2と同じ論理チ
ヤネル♯1〜♯7を形成するようになされており、基地
局2が送信に使用した論理チヤネルを構成する周波数チ
ヤネルを順次受信回路16に通知するようになされてい
る。
【0062】(1−3)動作及び効果 以上の構成において、チヤネル制御部5Aにおいては、
M系列符号発生器22によつて発生した3ビツトのM系
列符号を2進/10進変換回路23によつて10進数の
M系列符号c1に変換し、このM系列符号c1の値をチ
ヤネル番号として使用して、図6に示すように、周波数
ホツピングによる論理チヤネル♯1〜♯7に周波数チヤ
ネルf1〜f7を順に割り当てて行く。その際、チヤネ
ル制御部5Aにおいては、論理チヤネル毎にM系列符号
c1の位相を1つずつ進めることによつて論理チヤネル
♯1〜♯7に割り当てる周波数チヤネルf1〜f7の位
相を1つずつずらすようになつている。このようなチヤ
ネル割当によつて論理チヤネル♯1〜♯7を生成する
と、周波数軸上において常に隣に同じ論理チヤネルが存
在することを未然に防止することができる。
【0063】ここでこの点について、図9を用いて具体
的に説明する。図6に示したチヤネル割当を横軸に周波
数チヤネルを取つて表現し直すと、図9に示すように変
形し得る。この図9を見れば分かるように、例えば論理
チヤネル♯2の隣には、タイムスロツトT0では論理チ
ヤネル♯5及び♯6が位置しており、タイムスロツトT
1では論理チヤネル♯5及び♯3、タイムスロツトT2
では論理チヤネル♯1、タイムスロツトT3では論理チ
ヤネル♯4及び♯6、タイムスロツトT4では♯5及び
♯6、タイムスロツトT5では論理チヤネル♯3及び♯
7、タイムスロツトT6では論理チヤネル♯10がそれ
ぞれ位置している。従つて周波数軸上において論理チヤ
ネル♯2の隣に常に同じ論理チヤネルが位置することを
防止し得ている。
【0064】このようにしてチヤネル制御部5Aでは、
M系列符号c1の位相を1つずつ進めることによつて論
理チヤネル♯1〜♯7に割り当てる周波数チヤネルf1
〜f7の位相を1つずつずらすようにしたことにより、
周波数軸上において常に隣に同じ論理チヤネルが位置す
ることを未然に防止し得る。従つて隣に位置する論理チ
ヤネルが順次変更されるので、常に同じようなレベルの
隣接チヤネル干渉を受けることを未然に防止し得、隣接
チヤネル干渉を平均化することができる。
【0065】またチヤネル制御部5Aでは、M系列符号
発生器22を構成するシフトレジスタ20のデータシフ
ト量を基地局毎に変更するようにしたことにより、発生
するM系列符号c1を基地局毎に変化させることがで
き、これによつて論理チヤネル♯1〜♯7に割り当てる
周波数チヤネルf1〜f7を基地局毎に変化させること
ができ、基地局間で常に同一チヤネル干渉が生じること
を未然に防止することができる。
【0066】以上の構成によれば、M系列符号c1の位
相を1つずつ進めることによつて論理チヤネル♯1〜♯
7に割り当てる周波数チヤネルf1〜f7の位相をずら
すようにしたことにより、周波数軸上において常に同じ
論理チヤネルが隣に位置することを未然に防止し得、隣
接チヤネル干渉を平均化することができる。
【0067】(2)第2の実施の形態 上述した第1の実施の形態では、生成した論理チヤネル
♯1〜♯7のうち1つを固定的に任意の通信端末装置3
との通信に割り当てた場合について述べたが、この第2
の実施の形態では、通信端末装置3との通信に割り当て
る論理チヤネル♯1〜♯7をさらに時間的に順次変更し
て行くことにより、その通信に使用される周波数チヤネ
ルをさらにランダム化するようにする。
【0068】そのためこの第2の実施の形態では、上述
した第1の実施の形態で生成した論理チヤネル♯1〜♯
7を副論理チヤネルとして規定し、この副論理チヤネル
♯1〜♯7を時間的に組み合わせることにより論理チヤ
ネル♯♯1〜♯♯7を形成し、この論理チヤネル♯♯1
〜♯♯7のうち1つを任意の通信端末装置3との通信に
割り当てるようにする。
【0069】ここでこのような処理を実現するチヤネル
制御部の構成を図10に示す。図4との対応部分に同一
符号を付した図10において、40は全体として第2の
実施の形態によるチヤネル制御部を示し、第1の実施の
形態による構成に加えて新たにM系列符号発生器41及
び2進/10進変換回路42が設けられている。
【0070】この場合、M系列符号発生器41はエクス
クルーシブオア回路43及び3段のシフトレジスタ44
によつて構成されており、基本的にM系列符号発生器2
2と同じ構成を有している。同様に、2進/10進変換
回路42もデータ変換回路45及び加算回路46によつ
て構成されており、基本的に2進/10進変換回路23
と同じ構成を有している。
【0071】しかしながらこのチヤネル制御部40で
は、M系列符号発生器41の動作クロツクをM系列符号
発生器22の動作クロツクに対して1/n倍(例えばこ
こではn=3とする)に設定するようになされている。
このためこのチヤネル制御部40では、M系列符号c1
の値とM系列符号c1′の値こそは等しいものの、図1
1に示すように、符号発生タイミングに関してはM系列
符号c1′の方がn倍遅くなつている。
【0072】論理チヤネル管理回路47は、上述した第
1の実施の形態で説明したようなチヤネル割当によりM
系列符号c1を使用して副論理チヤネル♯1〜♯7に対
して周波数チヤネルf1〜f7を順に割り当てて行き、
副論理チヤネル♯1〜♯7を形成する。また論理チヤネ
ル管理回路47は、M系列符号c1′に基づいて副論理
チヤネル♯1〜♯7を組み合わせて行くことにより論理
チヤネル♯♯1〜♯♯7を形成する。
【0073】具体的には、論理チヤネル管理回路47
は、M系列符号c1′の値を副論理チヤネル♯1〜♯7
のチヤネル番号として使用し、論理チヤネル♯♯1〜♯
♯7に対して副論理チヤネル♯1〜♯7を順に割り当て
て行く。この場合、図12に示すように、論理チヤネル
管理回路47は、論理チヤネル♯♯1に対してはM系列
符号c1′の値「1→4→6→7→3→5→2→1→…
…」をそのまま副論理チヤネル番号として使用すること
により副論理チヤネル「♯1→♯4→♯6→♯7→♯3
→♯5→♯2→♯1→……」を順に割り当てて行く。ま
た論理チヤネル♯♯2に対しては、論理チヤネル管理回
路47は、M系列符号c1′の位相を1つ進めた符号列
「4→6→7→3→5→2→1→4→……」を求め、こ
の符号列を副論理チヤネル番号として使用することによ
り副論理チヤネル「♯4→♯6→♯7→♯3→♯5→♯
2→♯1→♯4→……」を順に割り当てて行く。
【0074】以下同様に、論理チヤネル管理回路47
は、M系列符号c1′の位相を1つずつ進めた符号列
「6→7→3→5→2→1→4→6→……」、「7→3
→5→2→1→4→6→7→……」、「3→5→2→1
→4→6→7→3→……」、「5→2→1→4→6→7
→3→5→……」及び「2→1→4→6→7→3→5→
2→……」をそれぞれ求め、この符号列をそれぞれ副論
理チヤネル番号として使用することにより、論理チヤネ
ル♯♯3〜♯♯7に対してそれぞれ副論理チヤネル「♯
6→♯7→♯3→♯5→♯2→♯1→♯4→♯6→…
…」、「♯7→♯3→♯5→♯2→♯1→♯4→♯6→
♯7→……」、「♯3→♯5→♯2→♯1→♯4→♯6
→♯7→♯3→……」、「♯5→♯2→♯1→♯4→♯
6→♯7→♯3→♯5→……」及び「♯2→♯1→♯4
→♯6→♯7→♯3→♯5→♯2→……」を順に割り当
てて行く。
【0075】このようにして論理チヤネル管理回路47
は、M系列符号c1′の値を副論理チヤネル番号に使用
して論理チヤネル♯♯1〜♯♯7に副論理チヤネル♯1
〜♯7を割り当てて行くことにより、副論理チヤネル♯
1〜♯7を組み合わせた論理チヤネル♯♯1〜♯♯7を
形成する。そして論理チヤネル管理回路47は、このよ
うにして形成した論理チヤネル♯♯1〜♯♯7のうち1
つを通信端末装置3との通信に割当て、その割当てた論
理チヤネルを形成する周波数チヤネルf1〜f7のチヤ
ネル番号を順にチヤネル情報S5として送信回路13に
通告する。
【0076】因みに、ここではM系列符号c1′の符号
発生タイミングをM系列符号c1に対して3倍(すなわ
ちn=3)に設定していることから、1つの副論理チヤ
ネルは3タイムスロツト分使用されることになる。な
お、n=1を設定すれば、当然、1タイムスロツト毎に
副論理チヤネルが変更されることになる。
【0077】以上の構成によれば、第1のM系列符号c
1に基づいて周波数チヤネルf1〜f7を割り当てるこ
とにより副論理チヤネル♯1〜♯7を形成すると共に、
第2のM系列符号c1′に基づいて副論理チヤネル♯1
〜♯7を割り当てることにより論理チヤネル♯♯1〜♯
♯7を形成するようにしたことにより、論理チヤネル♯
♯1〜♯♯7に割り当てる周波数チヤネルf1〜f7を
さらにランダム化することができ、隣接チヤネル干渉を
一段と平均化し得る。
【0078】(3)第3の実施の形態 上述の第1及び第2の実施の形態においては、M系列符
号発生器で発生したM系列符号を使用してチヤネル割当
を行つた場合について説明したが、この第3の実施の形
態では、隣接チヤネル干渉が一様分布するようなチヤネ
ル割当テーブルを予め備えておき、そのチヤネル割当テ
ーブルから表引きした値を使用してチヤネル割当を行う
ようにする。
【0079】まずこの第3の実施の形態では、論理チヤ
ネルを第1及び第2の副論理チヤネルによつて階層的に
表現すると共に、実際の周波数チヤネルも第1及び第2
の副物理チヤネルによつて階層的に表現する。例えば周
波数チヤネルがf1〜f16の16チヤネル存在するものと
し、その周波数チヤネルf1〜f16によつて周波数ホツ
ピングによる16個の論理チヤネル♯1〜♯16を生成する
ものとする。
【0080】この場合、まず論理チヤネル♯1〜♯16を
第1及び第2の副論理チヤネルL1及びL2を使用して
(L1,L2)なる階層的表現で表記する。すなわち図
13に示すように、論理チヤネル♯1〜♯16をそれぞれ
(1,1)、(1,2)、(1,3)、(1,4)、
(2,1)、(2,2)、(2,3)、(2,4)、
(3,1)、(3,2)、(3,3)、(3,4)、
(4,1)、(4,2)、(4,3)及び(4,4)と
表現する。従つて副論理チヤネル(L1,L2)を例え
ば(1,1)と指定すれば論理チヤネル♯1が指定さ
れ、副論理チヤネル(L1,L2)を(2,4)と指定
すれば論理チヤネル♯8が指定されることになる。
【0081】また周波数チヤネルf1〜f16を第1及び
第2の副物理チヤネルG1及びG2を使用して〔G1,
G2〕なる階層的表現で表記する。すなわち図14に示
すように、周波数チヤネルf1〜f16をそれぞれ〔1,
1〕、〔1,2〕、〔1,3〕、〔1,4〕、〔2,
1〕、〔2,2〕、〔2,3〕、〔2,4〕、〔3,
1〕、〔3,2〕、〔3,3〕、〔3,4〕、〔4,
1〕、〔4,2〕、〔4,3〕及び〔4,4〕と表現す
る。従つて副物理チヤネル〔G1,G2〕を例えば
〔1,1〕と指定すれば周波数チヤネルf1が指定さ
れ、副物理チヤネル〔G1,G2〕を〔2,4〕と指定
すれば周波数チヤネルf8が指定されることになる。
【0082】そしてこのように表記される論理チヤネル
と周波数チヤネルの割当てを図15に示すようなチヤネ
ル割当テーブルTB1及びTB2を使用して行う。この
場合、チヤネル割当テーブルTB1は副論理チヤネルL
1に対して副物理チヤネルG1を割り当てるためのテー
ブルであり、テーブル内の番号は副物理チヤネルG1の
番号を示す。またチヤネル割当テーブルTB2は副論理
チヤネルL2に対して副物理チヤネルG2を割り当てる
ためのテーブルであり、テーブル内の番号は副物理チヤ
ネルG2の番号を示す。
【0083】なお、このチヤネル割当テーブルTB1及
びTB2は3次のM系列符号に基づいて生成されたもの
であり、隣接チヤネルが一様に分布するように予め設定
されている。例えば副論理チヤネルL1(又はL2)が
「1」のチヤネルの隣に来るチヤネルとしては副論理チ
ヤネルL1(又はL2)が「2」〜「4」のチヤネルが
考えられるが、全インデツクスを集計したときに副論理
チヤネルL1(又はL2)=2〜4のチヤネルが副論理
チヤネルL1(又はL2)=1のチヤネルの隣に出現す
る出現頻度はいずれも2回ずつになるようになつてい
る。
【0084】ここでこのようなチヤネル割当テーブルT
B1、TB2を用いて論理チヤネルに周波数チヤネルを
割り当てる場合には、まず所定の乱数発生器で発生した
乱数の値をインデツクス番号としてチヤネル割当テーブ
ルTB1及びTB2を表引きし、その結果得られる値を
副物理チヤネルG1及びG2のチヤネル番号として用い
て論理チヤネルに周波数チヤネルを割り当てる。
【0085】例えば論理チヤネル♯1に周波数チヤネル
を割り当てる場合を考える。この場合、論理チヤネル♯
1は副論理チヤネルL1及びL2によつて(L1,L
2)=(1,1)と表せる。乱数発生器によつて得られ
た乱数値が「0」であるとすると、この値「0」なる乱
数値をインデツクス番号として使用してチヤネル割当テ
ーブルTB1及びTB3を表引きすると、副論理チヤネ
ルL1=1に対して副物理チヤネルG1=4及び副論理
チヤネルL2=1に対して副物理チヤネルG2=4がそ
れぞれ得られる。すなわち副論理チヤネル(L1,L
2)=(1,1)に対して副物理チヤネル(G1,G
2)=(4,4)が割り当てられる。この場合、副物理
チヤネル(G1,G2)=(4,4)は周波数チヤネル
f16を表しているので、論理チヤネル♯1に対して当該
周波数チヤネルf16が割り当てられたことになる。
【0086】ここでこのようなチヤネル割当を行うチヤ
ネル制御部を図16に示す。図16において、50は全
体としてこの第3の実施の形態によるチヤネル制御部を
示し、M系列符号発生器51及び2進/10進変換回路
52からなる乱数発生器と、論理チヤネル管理回路53
と、チヤネル割当テーブルTB1及びTB2が格納され
たメモリ54とによつて構成される。乱数発生器を構成
するM系列符号発生器51及び2進/10進変換回路5
2は、図8に示したM系列符号発生器33及び2進/1
0進変換回路35と同様の構成を有し、値「0」、
「1」、「2」又は「3」からなる符号g1を発生し、
これを論理チヤネル管理回路53に送出する。
【0087】論理チヤネル管理回路53は、符号g1の
値をチヤネル割当テーブルTB1及びTB2のインデツ
クス番号として使用し、そのインデツクス番号を基にメ
モリ54に格納されているチヤネル割当テーブルTB1
及びTB2を表引きし、その表引きされた値を副物理チ
ヤネルG1及びG2の値として各論理チヤネル♯1〜♯
16に副物理チヤネル(G1,G2)で表される周波数チ
ヤネルf1〜f16を割り当てる。そして論理チヤネル管
理回路53は、このようにして形成した論理チヤネル♯
1〜♯16のうちいずれか1つを通信端末装置3との通信
に割当て、その割り当てた論理チヤネルを構成する周波
数チヤネルのチヤネル番号を順にチヤネル情報S5とし
て送信回路13に通告する。
【0088】ここでこのようなチヤネル割当によつて論
理チヤネル♯1〜♯16に対して周波数チヤネルを割り当
てた場合の一例を図17に示す。まずこの例では、乱数
発生器によつて値「0」なる符号g1が発生したものと
する。この値「0」をインデツクス番号としてチヤネル
割当テーブルTB1及びTB2を表引きすると、副論理
チヤネルL1=1、2、3及び4に対してそれぞれ副物
理チヤネルG1=4、1、2及び3が割り当てられ、副
論理チヤネルL2=1、2、3及び4に対してそれぞれ
副物理チヤネルG2=4、1、2及び3が割り当てられ
る。従つてこの図17に示すように、論理チヤネル♯1
〜♯16に対してそれぞれ順に周波数チヤネルf16、f1
3、f14、f15、f4、f1、f2、f3、f8、f
5、f6、f7、f12、f9、f10及びf11が割り当て
られることになる。かくして論理チヤネル管理回路53
では、このような手法によつて符号g1の値に基づいて
チヤネル割当テーブルTB1及びTB2を表引きするこ
とにより、各論理チヤネル♯1〜♯16に対して周波数チ
ヤネルf1〜f16を割り当てて行く。
【0089】ところでセルラー無線通信システムにおい
て送信される送信データは音声データのような低速デー
タのみならず、近年においては画像データ等のような高
速データも存在する。低速データを送る場合には、上述
したような周波数チヤネルf1〜f16のうちいずれか1
つを使用すれば当該低速データを伝送することができる
が、高速データを送る場合には、1つの周波数チヤネル
だけではこれを伝送することができない。これは、周波
数チヤネルとして必要な帯域幅は送信データのデータ速
度に依存するからである。このため高速データを伝送す
る場合には、その伝送に対して連続した周波数チヤネル
を例えば4つ程度割り当てるようなことが行われる。
【0090】このような高速データを伝送する論理チヤ
ネルを形成する場合には、この実施の形態においては、
本来、副論理チヤネルL1及びL2からなる論理チヤネ
ルを上位の副論理チヤネルL1のみによつて形成し、当
該副論理チヤネルL1に対してのみ副物理チヤネルG1
を割り当てる。この場合、副物理チヤネルG1としては
連続した4つの周波数チヤネルからなるグループを指定
しているので、副物理チヤネルG1のみを割り当てれ
ば、連続した4つの周波数チヤネルが同時に割り当てら
れることになる。
【0091】例えば論理チヤネル♯1〜♯12によつて低
速データを伝送するための12チヤネルを形成し、論理チ
ヤネル♯13〜♯16によつて高速データを伝送するための
1チヤネルを形成する場合について考える。この場合、
論理チヤネル♯1〜♯12まではそれぞれ今まで通りに副
論理チヤネルL1及びL2によつて形成し、論理チヤネ
ル♯13〜♯16までは副論理チヤネルL1のみによつて形
成する。このようにして論理チヤネルを形成すると、論
理チヤネル♯1〜♯12に対しては副物理チヤネルG1及
びG2が割り当てられることからそれぞれ1つずつ周波
数チヤネルが割り当てられ、論理チヤネル♯13〜♯16に
対しては副物理チヤネルG1のみが割り当てられること
から連続した4つの周波数チヤネルが割り当てられて、
これら4つの周波数チヤネルによる1つのチヤネルが形
成される。
【0092】ここでこのようなチヤネル割当を行つたと
きの一例を図18に示す。まずこの例では、乱数発生器
によつて値「0」なる符号g1が発生したものとする。
この値「0」をインデツクス番号としてチヤネル割当テ
ーブルTB1及びTB2を表引きすると、副論理チヤネ
ルL1=1、2、3及び4に対してそれぞれ副物理チヤ
ネルG1=4、1、2及び3が割り当てられ、副論理チ
ヤネルL2=1、2、3及び4に対してそれぞれ副物理
チヤネルG2=4、1、2及び3が割り当てられる。こ
のため図18に示すように、論理チヤネル♯1〜♯12に
対してはそれぞれ順に周波数チヤネルf16、f13、f1
4、f15、f4、f1、f2、f3、f8、f5、f
6、f7が割り当てられる。一方、副論理チヤネルL1
のみによつて表される論理チヤネル♯13〜♯16に対して
は、副物理チヤネルG1=3のみが割り当てられること
から、4つの周波数チヤネルf9〜f12が割り当てられ
ることになる。
【0093】このようにしてこのチヤネル制御部50に
おいては、論理チヤネル及び物理チヤネルを階層的に構
成したことにより、高速データを伝送するような場合に
は、上位の副論理チヤネルL1のみによつて論理チヤネ
ルを形成するようにすれば、その副論理チヤネルL1に
対して副物理チヤネルG1のみを割り当てることがで
き、容易に複数の周波数チヤネルからなる高速データ伝
送用のチヤネルを形成することができる。
【0094】ところで上述したようなチヤネル割当によ
つて高速データ伝送用のチヤネルを形成した場合、基地
局2と通信端末装置3との無線通信に用意されたシステ
ム帯域の端(以下、単にエツジと呼ぶ)に、当該高速デ
ータ伝送用のチヤネルが割り当てられることがある。例
えば上述のように副論理チヤネルL1=4のチヤネルを
高速データ伝送用のチヤネルに指定した場合には、符号
g1の値が「3」のときには副物理チヤネルG1=4が
割当てられ(図15参照)、その結果、図19(A)に
示すように、その高速データ伝送用のチヤネルに対して
はシステム帯域のエツジに位置する周波数チヤネルf13
〜f16が割り当てられる。
【0095】このようにして高速データ伝送用のチヤネ
ルがシステム帯域(f1〜f16)のエツジに割り当てら
れたとき、その高速データ伝送用のチヤネルを介して高
速データを伝送すると、システム帯域外への不要輻射が
大きくなり、その結果、システム帯域の両端に形成する
ガードバンドを大きくしなければならなくなる。
【0096】そのためこのチヤネル制御部50では、高
速データ伝送用のチヤネルを形成する場合には、チヤネ
ル割当テーブルTB1のうち当該高速データ伝送用のチ
ヤネルに指定された副論理チヤネルの欄を予め修正する
ことにより、当該高速データ伝送用のチヤネルがシステ
ム帯域のエツジに割り当てられることを未然に回避する
ようになされている。具体的に説明すれば、例えば上述
の例と同様に、副論理チヤネルL1=4のチヤネルを高
速データ伝送用のチヤネルに指定したとすると、図20
に示すように、インデツクス番号が「1」及び「3」の
ところで副論理チヤネルL1=4の部分がシステム帯域
のエツジに割り当てられることになるので、この部分の
チヤネル番号を副論理チヤネルL1=2の部分と入れ換
える。このようにして予めチヤネル割当テーブルTB1
のデータ内容を修正しておけば、インデツクス番号が
「3」のときでも、副物理チヤネルG1として「3」が
割り当てられることから、図19(B)に示すように、
高速データ伝送用のチヤネルには周波数チヤネルf9〜
f12が割り当てられ、システム帯域のエツジに高速デー
タ伝送用のチヤネルが割り当てられることを未然に防止
し得る。従つて、システム帯域の両端に予め形成してお
くガードバンドの大きさを小さくすることができる。
【0097】なお、この第3の実施の形態のように、予
めチヤネル割当テーブルTB1及びTB2を備えてお
き、そのチヤネル割当テーブルTB1及びTB2を参照
して物理チヤネルである周波数チヤネルf1〜f16を割
り当てて行くような場合には、受信側である通信端末装
置3のチヤネル制御部8Aにおいてもこれと同じチヤネ
ル割当テーブルTB1及びTB2を備えており、このチ
ヤネル割当テーブルTB1及びTB2を参照して基地局
2からの送信信号が送られてくるチヤネルを把握するよ
うになされている。
【0098】そのため上述したようにチヤネル割当テー
ブルTB1のデータ内容を修正した場合には、その修正
部分を示す情報を所定の制御専用チヤネルを介して通信
端末装置3に報知するようになされており、この報知を
受けて通信端末装置3のチヤネル制御部8Aにおいても
チヤネル割当テーブルTB1の該当部分を修正するよう
になされている。これにより高速データ伝送用のチヤネ
ルがシステム帯域のエツジに割り当てられることを防止
するためにチヤネル割当テーブルTB1のデータ内容を
修正した場合でも、受信側で誤つて修正前のチヤネルを
受信することを未然に防止することができる。
【0099】以上の構成において、この第3の実施の形
態の場合には、隣接チヤネル干渉が一様分布するような
チヤネル割当テーブルTB1及びTB2を予め備えてお
き、乱数発生器(51及び52)によつて発生した符号
g1の値に基づいて、そのチヤネル割当テーブルTB1
及びTB2を参照して周波数ホツピングによる論理チヤ
ネル♯1〜♯16に対して物理チヤネルである周波数チヤ
ネルf1〜f16を割り当てる。このようにして隣接チヤ
ネル干渉が一様分布するようなチヤネル割当テーブルT
B1及びTB2を予め備えておき、それを参照すること
により周波数チヤネルf1〜f16を割り当てるようにし
たことにより、この第3の実施の形態では、比較的簡易
な構成で、周波数軸上において常に隣に同じ論理チヤネ
ルが位置することを未然に防止し得、隣接チヤネル干渉
を平均化することができる。
【0100】またこの第3の実施の形態では、論理チヤ
ネル♯1〜♯16を階層的な副論理チヤネルL1及びL2
によつて表現すると共に、周波数チヤネルf1〜f16を
階層的な副物理チヤネルG1及びG2によつて表現し、
チヤネル割当テーブルTB1を参照して副論理チヤネル
L1に対して上位の副物理チヤネルG1を割当て、チヤ
ネル割当テーブルTB2を参照して副論理チヤネルL2
に対して下位の副物理チヤネルG2を割り当て、これに
よつて論理チヤネル♯1〜♯16に対して周波数チヤネル
f1〜f16を割り当てるようにしたことにより、高速デ
ータ伝送用のチヤネルを形成する場合には、副論理チヤ
ネルL1に対してのみ上位の副物理チヤネルG1を割り
当てるだけで、当該高速データ伝送用のチヤネルを形成
することができ、かくして低速データ伝送用のチヤネル
と高速データ伝送用のチヤネルを統一的に管理すること
ができる。
【0101】またこの第3の実施の形態では、高速デー
タ伝送用のチヤネルを形成する場合には、チヤネル割当
テーブルTB1のうち当該高速データ伝送用のチヤネル
がシステム帯域のエツジに割り当てられる部分を予め修
正しておくようにしたことにより、当該高速データ伝送
用のチヤネルがシステム帯域のエツジに割り当てられる
ことを未然に回避することができ、これによりシステム
帯域の両端に予め形成しておくガードバンドを小さくす
ることができる。
【0102】以上の構成によれば、隣接チヤネル干渉が
一様分布するようなチヤネル割当テーブルTB1及びT
B2を予め備えておき、乱数発生器(51及び52)に
よつて発生した符号g1の値に基づいて、そのチヤネル
割当テーブルTB1及びTB2を参照して周波数ホツピ
ングによる論理チヤネル♯1〜♯16に対して物理チヤネ
ルである周波数チヤネルf1〜f16を割り当てるように
したことにより、比較的簡易な構成で、周波数軸上にお
いて常に隣に同じ論理チヤネルが位置することを未然に
防止し得、隣接チヤネル干渉を平均化することができ
る。
【0103】(4)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、シフト量制御
回路30においてM系列符号発生器33に設定する初期
値を基地局毎に変えることにより基地局毎に異なるシフ
トレジスタ制御信号S15を生成して、論理チヤネルに
対して基地局毎に異なる周波数チヤネルを割り当てた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、基地局毎
にM系列符号発生器33のシフトレジスタ31の異なる
タツプからデータを取り込み、これをアンド回路34に
対して入力することによつて基地局毎に異なるシフトレ
ジスタ制御信号S15を生成するようにしても上述の場
合と同様の効果を得ることができる。
【0104】また上述の第1の実施の形態においては、
発生したM系列符号c1の位相を1つずつ進め、その符
号列を基に論理チヤネル♯1〜♯7にそれぞれ周波数チ
ヤネルf1〜f7を割り当てた場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、M系列符号c1の位相を1つず
つ遅らせるようにしても良い。
【0105】また上述の第3の実施の形態においては、
副論理チヤネルL1、L2とインデツクス番号が共に
「4」となる4次のチヤネル割当テーブルTB1及びT
B2を組み合わせることにより周波数チヤネルf1〜f
16をそれぞれ論理チヤネル♯1〜♯16に1つずつ割り当
てた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図
21〜図25に示すような2次、3次、7次、8次及び
15次等のチヤネル割当テーブルを複数備えておき、周
波数チヤネル数に応じてこれらを適当に組み合わせるこ
とにより論理チヤネルに対して周波数チヤネルを1つず
つ割り当てるようにしても上述の場合と同様の効果を得
ることができる。
【0106】因みに、チヤネル割当テーブルの次数をN
とすると、N=2M −1(但し、M=0、1、2……)
で表されるときには、チヤネル割当テーブルはN次のM
系列符号の位相を1つずつずらしたものを並べることに
より生成され、N=2M で表されるときには、N次のM
系列符号の所定位置に符号を1つ挿入し、その符号列の
位相を1つずつずらしたものを並べることにより生成さ
れる。
【0107】また上述の第3の実施の形態においては、
乱数発生器(51及び52)によつて発生した符号g1
の値をインデツクス番号として、チヤネル割当テーブル
TB1及びTB2を表引きした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、単にインデツクス番号の小さい
方から順番に表引きして行くようにしても上述の場合と
同様の効果を得ることができる。またこれに限らず、チ
ヤネル割当テーブルからの表引きによつて生成した論理
チヤネルを第2の実施の形態のように時間的に適当に組
み合わせて、これを最終的に論理チヤネルとするように
しても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0108】また上述の実施の形態においては、チヤネ
ル制御部5A、40又は50においてM系列符号を発生
させ、このM系列符号を使用してチヤネル割当を行うよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、M系列符号を組合せたゴールド符号等、その他の符
号を用いるようにしても良い。要は、符号列がランダム
と見なせるような疑似雑音符号を用いるようにすれば、
上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0109】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の疑
似雑音符号の値をチヤネル番号として使用して第1の論
理チヤネルに物理チヤネルを割り当てると共に、当該第
1の疑似雑音符号に対して位相がずれた第2の疑似雑音
符号を求め、この第2の疑似雑音符号の値をチヤネル番
号として使用して第2の論理チヤネルに物理チヤネルを
割り当てるようにしたことにより、第1及び第2の論理
チヤネルが周波数軸上において常に隣合うことを未然に
防止し得、かくして隣接チヤネル干渉を平均化すること
ができる。
【0110】また隣接チヤネル干渉が一様分布するよう
なチヤネル割当テーブルを予め有しておき、当該チヤネ
ル割当テーブルから表引きした値を物理チヤネルのチヤ
ネル番号として複数の論理チヤネルに対してそれぞれ物
理チヤネルを割り当てるようにしたことにより、比較的
簡易な構成で、周波数軸上において同じ論理チヤネルが
常に隣合うことを未然に防止し得、かくして隣接チヤネ
ル干渉を平均化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したセルラー無線通信システムの
基本的構成を示すブロツク図である。
【図2】基地局に設けられた送信装置の構成を示すブロ
ツク図である。
【図3】通信端末装置に設けられた受信装置の構成を示
すブロツク図である。
【図4】チヤネル制御部の構成を示すブロツク図であ
る。
【図5】チヤネル制御部のM系列符号発生器によつて発
生するM系列符号を示す図表である。
【図6】論理チヤネルに対する周波数チヤネルの割当の
説明に供する図表である。
【図7】セルラー無線通信システムのセル構成の説明に
供する略線図である。
【図8】論理チヤネル管理回路内に設けられたシフト量
制御回路の構成を示すブロツク図である。
【図9】論理チヤネルに対して割り当てた周波数チヤネ
ルを周波数軸上で表現したときの状態を示す略線図であ
る。
【図10】第2の実施の形態によるチヤネル制御部の構
成を示すブロツク図である。
【図11】第2の実施の形態によるチヤネル制御部で発
生した2種類のM系列符号の位相を示す略線図である。
【図12】第2の実施の形態における論理チヤネルに対
する副論理チヤネルの割当の説明に供する図表である。
【図13】第3の実施の形態による論理チヤネルの階層
的表現の説明に供する図表である。
【図14】第3の実施の形態による周波数チヤネルの階
層的表現の説明に供する図表である。
【図15】第3の実施の形態で使用するチヤネル割当テ
ーブルを示す略線図である。
【図16】第3の実施の形態によるチヤネル制御部の構
成を示すブロツク図である。
【図17】第3の実施の形態における論理チヤネルに対
する周波数チヤネルの割当の説明に供する図表である。
【図18】高速データ伝送用のチヤネルを形成する際の
周波数チヤネルの割当の説明に供する図表である。
【図19】高速データ伝送用のチヤネルのチヤネル入換
作業の説明に供する略線図である。
【図20】チヤネル割当テーブルのデータ入換の説明に
供する略線図である。
【図21】2次のチヤネル割当テーブルを示す略線図で
ある。
【図22】3次のチヤネル割当テーブルを示す略線図で
ある。
【図23】7次のチヤネル割当テーブルを示す略線図で
ある。
【図24】8次のチヤネル割当テーブルを示す略線図で
ある。
【図25】15次のチヤネル割当テーブルを示す略線図
である。
【図26】周波数ホツピングの原理説明に供する略線図
である。
【図27】周波数ホツピングによつて形成された8つの
論理チヤネルを使用した通信の説明に供する略線図であ
る。
【図28】従来の論理チヤネルに対するチヤネル割当の
説明に供する図表である。
【図29】従来の方法で割り当てた論理チヤネルを周波
数軸上で表現したときの説明に供する略線図である。
【図30】隣接チヤネル干渉による影響の説明に供する
略線図である。
【符号の説明】
1……セルラー無線通信システム、2……基地局、3…
…通信端末装置、4、9……送信装置、5、8、5A、
8A、40、50……チヤネル制御部、6、7……受信
装置、10……畳み込み符号化回路、11……インター
リーブ回路、12……変調回路、13……送信回路、1
4、15……アンテナ、16……受信回路、17……復
調回路、18……デインターリーブ回路、19……ビタ
ビ復号回路、20、31、44……シフトレジスタ、2
1、32、43……エクスクルーシブオア回路、22、
33、41、51……M系列符号発生器、23、35、
42、52……2進/10進変換回路、24、36、4
5……データ変換回路、25、37、38、46……加
算回路、26、47、53……論理チヤネル管理回路、
30……シフト量制御回路、34……アンド回路、54
……メモリ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数チヤネルからなる物理チヤネルを時
    間的に順次組み合わせて行くことにより周波数ホツピン
    グによる論理チヤネルを形成する際の物理チヤネル割当
    方法において、 所定の周期を有する第1の疑似雑音符号を発生させ、当
    該第1の疑似雑音符号の値を上記物理チヤネルのチヤネ
    ル番号として使用して第1の論理チヤネルに上記物理チ
    ヤネルを割り当てると共に、上記第1の疑似雑音符号に
    対して位相がずれた第2の疑似雑音符号を求め、当該第
    2の疑似雑音符号の値を上記物理チヤネルのチヤネル番
    号として使用して第2の論理チヤネルに上記物理チヤネ
    ルを割り当てることを特徴とする物理チヤネル割当方
    法。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の論理チヤネルを時間的
    に組み合わせることにより第3の論理チヤネルを生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の物理チヤネル割当
    方法。
  3. 【請求項3】周波数チヤネルからなる物理チヤネルを時
    間的に順次組み合わせて行くことにより周波数ホツピン
    グによる論理チヤネルを形成する際の物理チヤネル割当
    方法において、 隣接チヤネル干渉が一様分布するようなチヤネル割当テ
    ーブルを有し、当該チヤネル割当テーブルから表引きし
    た値を上記物理チヤネルのチヤネル番号として複数の上
    記論理チヤネルに対してそれぞれ上記物理チヤネルを割
    り当てることを特徴とする物理チヤネル割当方法。
  4. 【請求項4】上記論理チヤネルを複数の副論理チヤネル
    によつて階層的に表現すると共に、上記物理チヤネルを
    複数の副物理チヤネルによつて階層的に表現し、上記副
    論理チヤネルと上記副物理チヤネルの対応関係を複数の
    上記チヤネル割当テーブルによつて階層的に管理し、 発生させた所定の乱数の値に基づいて、上記チヤネル割
    当テーブルを表引きすることにより上記副論理チヤネル
    に対してそれぞれ対応する上記副物理チヤネルを割り当
    てることにより複数の上記論理チヤネルに対してそれぞ
    れ上記物理チヤネルを割り当てることを特徴とする請求
    項3に記載の物理チヤネル割当方法。
  5. 【請求項5】上位の上記副論理チヤネルに対してのみ上
    位の上記副物理チヤネルを割り当てることにより連続し
    た複数の物理チヤネルを上記論理チヤネルに割り当てて
    高速データ伝送用のチヤネルを形成することを特徴とす
    る請求項4に記載の物理チヤネル割当方法。
  6. 【請求項6】上記チヤネル割当テーブルのうち上記高速
    データ伝送用のチヤネルに相当する部分を予め修正して
    おくことにより当該高速データ伝送用のチヤネルがシス
    テム帯域のエツジに割り当てられないようにすることを
    特徴とする請求項5に記載の物理チヤネル割当方法。
  7. 【請求項7】上記チヤネル割当テーブルの修正を行つた
    場合には、当該修正部分を受信側に対して報知すること
    を特徴とする請求項6に記載の物理チヤネル割当方法。
  8. 【請求項8】周波数チヤネルからなる物理チヤネルを時
    間的に順次組み合わせて行くことにより周波数ホツピン
    グによる論理チヤネルを形成し、当該論理チヤネルを介
    して送信信号を送信する送信装置において、 所定の周期を有する第1の疑似雑音符号を発生させ、当
    該第1の疑似雑音符号の値を上記物理チヤネルのチヤネ
    ル番号として使用して第1の論理チヤネルに上記物理チ
    ヤネルを割り当てると共に、上記第1の疑似雑音符号に
    対して位相がずれた第2の疑似雑音符号を求め、当該第
    2の疑似雑音符号の値を上記物理チヤネルのチヤネル番
    号として使用して第2の論理チヤネルに上記物理チヤネ
    ルを割り当てるチヤネル制御手段と、 上記チヤネル制御手段からチヤネル情報を受けて上記第
    1又は第2の論理チヤネルを介して上記送信信号を送信
    する送信手段とを具えることを特徴とする送信装置。
  9. 【請求項9】周波数チヤネルからなる物理チヤネルを時
    間的に順次組み合わせて行くことにより周波数ホツピン
    グによる論理チヤネルを形成し、当該論理チヤネルを介
    して送信信号を送信する送信装置において、 隣接チヤネル干渉が一様分布するようなチヤネル割当テ
    ーブルを有し、当該チヤネル割当テーブルから表引きし
    た値を上記物理チヤネルのチヤネル番号として複数の上
    記論理チヤネルに対してそれぞれ上記物理チヤネルを割
    り当てるチヤネル制御手段と、 上記チヤネル制御手段からチヤネル情報を受けて上記複
    数の論理チヤネルのうちの所望の論理チヤネルを介して
    上記送信信号を送信する送信手段とを具えることを特徴
    とする送信装置。
  10. 【請求項10】上記チヤネル制御手段は、 上記論理チヤネルを複数の副論理チヤネルによつて階層
    的に表現すると共に、上記物理チヤネルを複数の副物理
    チヤネルによつて階層的に表現し、上記副論理チヤネル
    と上記副物理チヤネルの対応関係を複数の上記チヤネル
    割当テーブルによつて階層的に管理し、 発生させた所定の乱数の値に基づいて、上記チヤネル割
    当テーブルを表引きすることにより上記副論理チヤネル
    に対してそれぞれ対応する上記副物理チヤネルを割り当
    てることにより複数の上記論理チヤネルに対してそれぞ
    れ上記物理チヤネルを割り当てることを特徴とする請求
    項9に記載の送信装置。
  11. 【請求項11】上記チヤネル制御手段は、 上位の上記副論理チヤネルに対してのみ上位の上記副物
    理チヤネルを割り当てることにより連続した複数の物理
    チヤネルを上記論理チヤネルに割り当てて高速データ伝
    送用のチヤネルを形成することを特徴とする請求項10
    に記載の送信装置。
  12. 【請求項12】上記チヤネル制御手段は、 上記チヤネル割当テーブルのうち上記高速データ伝送用
    のチヤネルに相当する部分を予め修正しておくことによ
    り当該高速データ伝送用のチヤネルがシステム帯域のエ
    ツジに割り当てられないようにすることを特徴とする請
    求項11に記載の送信装置。
  13. 【請求項13】上記チヤネル制御手段が上記チヤネル割
    当テーブルの修正を行つた場合には、当該修正部分を示
    す情報を上記送信手段を介して受信側に報知することを
    特徴とする請求項12に記載の送信装置。
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