JPH11242569A - 光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法

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JPH11242569A
JPH11242569A JP10044981A JP4498198A JPH11242569A JP H11242569 A JPH11242569 A JP H11242569A JP 10044981 A JP10044981 A JP 10044981A JP 4498198 A JP4498198 A JP 4498198A JP H11242569 A JPH11242569 A JP H11242569A
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JP
Japan
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data
recording
optical disk
divided
divided data
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Withdrawn
Application number
JP10044981A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsunoda
剛 角田
Hiroyuki Matsuba
浩幸 松葉
Yuji Terajima
祐二 寺島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ書き込み及び読み込みに要する記録再
生時間を大幅に短縮し、データ書き込み及び読み込み速
度の高速化を図り、且つ信頼性が向上する光ディスク記
録再生装置及びその記録再生方法を提供することを目的
をする。 【解決手段】 情報記録媒体である光ディスク32を保
持し回転するスピンドルモータ31と、光ディスク32
の異なる半径方向へ独立して移動自在に配置される複数
の光ピックアップ46とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、光
磁気ディスクなどの光ディスクからのデータの読み込
み、あるいは光ディスクへのデータの書き込みを行う光
ディスク記録再生装置に関し、特に読み込み及び書き込
みを高速で行うことができ、又光ディスクには入りやす
い傷等の影響を受けにくい光ディスク記録再生装置及び
その記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高速化、高性能化が進む近年のコンピュ
ータシステムにおいて、半導体テクノロジーの進歩を背
景とした中央処理装置の性能向上は目覚ましく、外部に
接続される外部記録装置に対しても同様な高性能化が要
求されている。前記の要求に対して、一般の機械的動作
を伴う光ディスク記録再生装置の高速化に限界があるた
め、複数の光ディスク記録再生装置をディスクアレイ制
御装置に複数台並列接続して、複数の光ディスク記録再
生装置を並列にアクセスして読み込み又は書き込み動作
を行う光ディスクアレイシステムが知られている。
【0003】従来のこの種の光ディスク記録再生装置と
して、前述した光ディスクアレイシステムと共に図16
〜図21を参照して説明する。
【0004】図16は従来の光ディスク記録再生装置の
平面図、図17は従来の光ディスク記録再生装置の一側
面図、図18は従来の光ディスク記録再生装置の光検出
器の拡大図、図19は従来の光ディスク記録再生装置と
コンピュータなどの計算機との接続を表わす図、図20
は従来の光ディスク記録再生装置のデータ書き込みの動
作を示す図、図21は傷により破損したディスクの記録
面の外観図である。
【0005】光ディスク記録再生装置は図16に示すよ
うに、光ディスク301を保持し回転するスピンドルモ
ータ302と、光ディスク301のデータを読み込み/
書き込みを行う情報記録再生手段となる光ピックアップ
303と、光ディスク301の半径方向に光ピックアッ
プ303を移動させる駆動手段310と、コントローラ
324(図19参照)とを備えた構成である。
【0006】この光ピックアップ303は、固定光学部
303aと、可動光学部303bとを備える構成であ
る。
【0007】固定光学部303aは、レーザ光を出射す
るレーザダイオード304と、入射光の約50%を透過
し、約50%を反射する板状のハーフミラー(図示省
略)と、光ディスク301からの反射光強度を検出する
4箇所の受光領域を有する光検出器308(図18参
照)とを備えた構成である。
【0008】可動光学部303bは、レーザ光を光ディ
スク301へ垂直に立ち上げる反射ミラー306(図1
7参照)と、レーザ光を光ディスク301上に集束させ
る対物レンズ307(図17参照)とを備えた構成であ
る。
【0009】前記光ピックアップ303の対物レンズ3
07は図示せぬレンズ駆動手段により対物レンズ307
の光軸方向ならびに光ディスク301の半径方向に1m
m程度、光ピックアップ303に対して駆動される。
【0010】スピンドルモータ302に保持され回転す
る光ディスク301の半径方向に光ピックアップ303
を移動させる駆動手段310は、フレーム上に回転自在
に設けられ、光ピックアップ303と嵌合して光ピック
アップ303を光ディスク301の半径方向に案内する
送りシャフト311と、フレーム上に固定され、前記送
りシャフト311とともに光ピックアップ303を光デ
ィスク301の半径方向に案内するガイドシャフト31
2とを備えた構成である。前記送りシャフト311の外
周面に有する螺旋状の溝とかみ合う突起を有するラック
313と、このラック313を送りシャフト311の溝
へ押圧付勢する板バネ314と、送りシャフト311の
一端に設けた送りギア315と、この送りギア315に
噛合された減速ギア316と、この減速ギア316に噛
合されたピニオンギア318と、このピニオンギア31
8を回動させる送りモータ317とを備えた構成であ
る。
【0011】光ディスク記録再生装置に内蔵されるコン
トローラ324は、スピンドルモータ302の回転制御
を行うスピンドル制御部324aと、光ピックアップ3
03のアクセス制御を行うアクセス制御部324bと、
光ピックアップ303内のヘッド位置決め制御を行うヘ
ッド位置決め制御部324cと光ディスク301にデー
タを書き込み、読み込みを制御する読み込み/書き込み
制御部324dと、光ディスク301へ書き込むデータ
や読み込まれたデータを格納するメモリ324eとを備
える構成である。
【0012】光ディスク記録再生装置は、データの読み
込み命令及び書き込み命令をだして光ディスク301の
データを出し入れする計算機328に接続している。こ
の光ディスク記録再生装置は、コントローラ324をネ
ットワークに接続するバス325と、バス325をネッ
トワーク上に送出するためにデータ変換するバスインタ
ーフェース326と、バスインターフェース326で変
換されたデータを送出する計算機バス327とを介し、
計算機328に接続している。
【0013】次に従来の光ディスク記録再生装置の動作
について説明する。まず情報検出の動きであるが、レー
ザダイオード304から出射された光束はハーフミラー
(図示省略)で約50%反射され、さらに反射ミラー3
06で立ち上げられ、対物レンズ307で集束されて光
ディスク301の記録面近傍に集光される。光ディスク
301からの反射光は再び対物レンズ307に入射し、
反射ミラー306を経てハーフミラー(図示省略)を約
50%透過し、集束光が光検出器308に入射する。光
検出器308は4分割された受光領域を利用して反射光
の強度分布より対物レンズ307による集光スポットの
情報トラックからのズレ量を検出し、そのズレ量に応じ
て図示していないレンズ駆動手段により対物レンズ30
7の位置を補正するとともに、情報を検出する。
【0014】光ディスク301に記録された目的のデー
タ領域への移動は、送りモータ317によるピニオンギ
ア318の回転が減速ギア316を介して送りギア31
5に伝えられ、送りシャフト311の回転で送りシャフ
ト311の溝とかみ合ったラック313を進退させて、
光ピックアップ303を移動させる。
【0015】次に計算機328から出力されたデータが
光ディスク記録再生装置に記録される過程について図2
0を参考にして説明する。図20において、計算機32
8からデータAが出力された場合、前記データAは計算
機バス327と、バスインターフェース326と、バス
325とを通過し、コントローラ324に伝送される。
コントローラ324は、データAを任意の論理ブロック
サイズに分割を行う。ここで、データAは任意に決定さ
れた論理ブロックサイズに従い、分割データA(1)、
A(2)、A(3)、A(4)、A(5)、A(6)、
A(7)、A(8)、A(9)という9つのブロックに
分割され、コントローラ324内のメモリ324eに格
納される。コントローラ324により分割され、格納さ
れたデータは分割データA(1)から順にA(9)ま
で、光ディスク記録再生装置に送信される。送信された
データAは1個の光ピックアップ303により、コント
ローラ324のスピンドル制御部324aと、アクセス
制御部324bと、ヘッド位置決め制御部324cと、
読み込み/書き込み制御部324dとが行われ、光ディ
スク301にデータの書き込みが行われる。
【0016】このように、1個の光ピックアップ303
によりデータの書き込みが行えるので、書き込み速度の
高速化に限界があり、高速化を図りにくいという課題を
有する。
【0017】最後に、光ディスク301からのデータ読
み込みの制御法について説明する。計算機328からデ
ータAの読み込み命令が発生したとき、コントローラ3
24により、データAの分割データA(1)が1個の光
ピックアップ303により読み込まれ、さらに引き続い
て、分割データA(2)〜A(9)が読み取られ、コン
トローラ324のメモリ324e内で分割データA
(1)〜A(9)を継ぎ合わせて連続したデータ形式の
データAとなる。このデータAは、バス325と、バス
インターフェース326と、計算機バス327とを通過
し、計算機328に伝送される。
【0018】このように、データの読み込みも1個の光
ピックアップにより行われるので、前記同様に高速化を
図りにくいという課題を有する。
【0019】ここで、光ディスクを記録装置を使用する
上で、外的要因により、図21に示すように光ディスク
301の記録面に傷(破損)が生じることがある。この
傷の表面積、深さの程度により、光ディスク301の任
意のデータが読み込み不可能となることがある。例え
ば、図21に示すように、前記の分割データA(1)〜
A(9)を記録した光ディスク301に傷350が入
り、分割データA(2)のデータが読み込み不可能とな
ったとする。この場合、計算機328からデータAの読
み込み命令が発生したとき、コントローラ324によ
り、分割データA(1)が光ピックアップ303により
読み込まれ、さらに引き続いて、分割データA(2)〜
A(9)を読み込もうとするが、分割データA(2)の
データを読み込むことができない。通常、分割データA
(1)〜A(9)のデータAは、コントローラ324の
メモリ324e内で継ぎ合わせられ、1組のデータに復
元されるが、分割データA(2)のデータが欠落してい
るために、不完全なデータとなる。このため、バス32
5と、バスインターフェース326と、計算機バス32
7とを通過し、そして、計算機328にデータ読み込み
エラーの情報が伝送され、データAの読み込みができな
い。
【0020】このため、光ディスクは傷などの影響を受
けやすく信頼性の向上を図りにくいという課題を有す
る。
【0021】次に、光ディスクアレイシステムの他の例
として、光ディスク記録再生装置に代えてハードディス
ク(HDD)を用いたディスクアレイシステムを図2
2、図23に示す。
【0022】図22は従来のハードディスクによって構
成されるディスクアレイシステムのシステム構成図、図
23は従来のディスクアレイシステムにおけるハードデ
ィスクのエラーチェック処理を示すフローチャートであ
る。
【0023】図22に示す従来のディスクアレイ装置
は、上位装置としてのホストコンピュータ201に接続
されたディスクアレイ制御装置202と、論理デバイス
として複数のディスク装置250〜254を並列接続し
たディスクアレイ205とを備えた構成である。
【0024】ディスクアレイ205は、記録用ディスク
装置250〜252と、パリティ情報を記録する冗長デ
ィスク装置253と、1台の予備ディスク装置254と
を備える構成である。
【0025】ディスクアレイ制御装置202は、ホスト
コンピュータ201と接続される上位インターフェース
部203と、デバイス制御部204とを備える構成であ
る。
【0026】インターフェース部203は、インターフ
ェース制御部231と、MPU232と、データ転送制
御部233と、不揮発記録部236とを備える構成であ
る。
【0027】前記MPU232は、エラー回復処理に伴
う各種の状況や結果をホストコンピュータに報告した
り、ディスクアレイ205の状態を不揮発記録部236
に記録する機能を有する。さらにMPU232には、オ
ペレータ制御部206が接続され、エラー回復などの各
種のメインテナンスに必要な情報をオペレータがオペレ
ータ制御部206より、MPU232に指示可能として
いる。
【0028】デバイス制御部204は、ディスクアレイ
制御部241と、MPU242と、データ転送制御部2
43と、データチェックカウンタ244とを備える構成
である。
【0029】前記MPU242は、インターフェース部
203のMPU242によるホストコンピュータ201
からのデータ転送要求に伴い、ディスクアレイ205に
対する読み込み動作または書き込み動作及びエラー回復
のための処理動作を行う。このエラー回復処理は、ホス
トコンピュータ201からのデータ転送要求に伴うディ
スクアレイ205のアクセス時の読み込み動作で得られ
たデータについて、ECC(誤り訂正符号)により訂正
不可能なエラーを検出したときに障害発生と判断して、
エラーを起こしたディスク装置に対応するエラーチェッ
クカウントをインクリメントする。エラー発生回数が規
定値に達したディスクをエラーディスク装置と判定し、
エラー回復処理の対象に指定し、エラーディスク装置の
データを予備ディスク装置254に復元させるためのデ
ータ復元処理を実行する。
【0030】予備ディスク装置254に対するデータ復
元は、エラーディスク装置を除く正常な記録用ディスク
装置250〜252と冗長ディスク装置253との各デ
ータを使用して生成することができる。
【0031】この予備ディスク装置254に対するデー
タ復元を図23を参照して説明すると、データの読み込
みエラーが発生すると(S11)、エラーを起こしたデ
ィスク装置のデータを復元する(S12)。エラーを起
こしたディスク装置のデータ復元が終了した場合、復元
されたデータと読み込みエラーの発生したディスク装置
のデータとを予備ディスク装置245に記録する(S1
3)。その後、エラーの発生したディスク装置の媒体の
再イニシャライズ、すなわち初期化処理としてのフォー
マッティングを実行させる(S14)。イニシャライズ
が終了したディスク装置に、所定のテストデータを書き
込み、続いて全データの読み込みを行って、正常に読み
込みできたか否かの媒体検査を行い、本検査が正常に終
了すればOKの判定がなされ、再イニシャライズは完了
となる(S15)。再イニシャライズが済んで正常に動
作可能な、エラーを起こしたディスク装置に対し、予備
ディスク装置254は正常に動作していることから、予
備ディスク装置254のデータをエラー回復が済んだデ
ィスク装置にコピーする(S16)。
【0032】前述したテストデータの読み込みチェック
でNGと判定された場合(S15)、エラーの発生した
ディスクを再初期化する(S17)し、その後、再度テ
ストデータに記録し、再度読み込みチェックを行う(S
18)。テストデータの読み込みチェックで、OKと判
定されると(S18)、予備ディスク装置245のデー
タをエラー回復がすんだディスク装置にコピーする(S
16)。また、前述した再度の読み込みチェックでOK
と判定されない場合(S18)、エラーディスクはエラ
ー発生回数が規定値を越えた破壊されたディスクと判定
され、ディスクアレイを組んだ複数のディスクからはず
され、また、はずされたディスクに代えて復元されたデ
ータが記録されている予備ディスク装置254をディス
クアレイに組み替えられて、通常の記録動作に復旧する
(S19)。
【0033】前述したテストデータの読み込みチェック
でNGと判定されず(S15)、データのエラー訂正が
不可能であった場合の処理について再度概略説明を行
う。
【0034】もし、訂正不可能なエラーを発生したディ
スク装置があれば、データエラーのチェックカウンター
を1つインクリメントし、データエラーのチェックカウ
ンターの中に予め定められた規定値を越えるエラー発生
回数のディスク装置であるかをチェックする。もし、規
定値を越えるエラー発生回数のディスク装置があれば、
そのディスク装置を破壊されたディスク装置と判定した
場合は、破壊されたディスク装置と予備ディスク装置2
45とを入れ替え、復旧させる。
【0035】このように、前述したディスクアレイシス
テムにおいては、読み込みエラーを生じたディスク装置
の全データと、読み込みエラーとなったデータを復元し
たデータとを予備ディスク装置に一度記録し、その後、
エラーディスク装置を初期化処理して、この初期化した
ディスク装置に予備ディスク装置に記録させたデータを
記録させ直してエラーディスク装置の復元を行うもので
あり、復元処理に時間がかかり、データの読み込み速度
の向上が図りにくいという課題を有する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク記録
再生装置は以上のように構成されていたことから、ディ
スクの交換、運搬時にユーザが直接、手に触れる機会の
頻度が高い光ディスクの記録面に傷を入れてしまう可能
性が高く、この記録面の破損により、データの読み込み
が不可能になるという課題を有する。また、光ピックア
ップが1つであるのでデータの記録再生時間の短縮が行
いにくいという課題を有する。
【0037】本発明は、前記課題を解消するためになさ
れたもので、万一記録面が破損した場合でも、データを
読み取ることができ、また、データの記録再生時間を短
縮する光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法を
提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
再生装置及びその記録再生方法においては、データの書
き込み又は読み込みの複数の動作を並行して行う情報記
録再生手段を備えているので、一度に書き込むデータの
書き込み量やデータの読み込み量を多くでき、データの
書き込み及び読み込みに要する記録再生時間を大幅に短
縮でき、高速で書き込み及び読み込みが行える光ディス
ク記録再生装置が得られる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、情報記録媒体である光ディスクを保持し回転する駆
動手段と、前記光ディスクの異なる半径方向へ移動自在
に配設され、前記光ディスクに記録されるデータの書き
込み又は読み込みの複数動作を並行して行う情報記録再
生手段とを備えるものである。このように本発明では、
情報記録再生手段により、データの書き込み又は読み込
みの複数の動作を並行して行うことができるので、一度
に書き込む書き込み量や読み込み量を多くでき、データ
の書き込み及び読み込みに要する記録再生時間を大幅に
短縮する作用を有し、読み込み及び書き込み速度の高速
化が図れる。
【0040】本発明の請求項2に記載の発明は、前記情
報記録再生手段が複数の光ピックアップから構成される
ものであり、この複数の光ピックアップによって、デー
タの書き込み又は読み込みの複数の動作を並行して行う
ことができ、データの書き込み及び読み込み速度の高速
化が図れる。
【0041】本発明の請求項3に記載の発明は、光ディ
スクに記録されるデータを所定のブロック数に複数分割
し、当該複数の分割データを所定のグループ数に複数区
分し、当該複数のグループの分割データを対応する前記
情報記録再生手段にグループ単位で配分するコントロー
ラを備えるものであり、複数の分割データをグループ単
位で並行して書き込み又は読み込みを行うことができ、
データの読み込み及び書き込みの速度の高速化が図れ
る。
【0042】本発明の請求項4に記載の発明は、同じグ
ループ内の分割データを基にして計算するパリティデー
タを各グループごとに算出し、当該各パリティデータを
前記分割データと共に光ディスクに記録する演算手段を
備えるものであり、万一傷などの影響でいずれかの分割
データの読み込みが不可能となった場合、その読み込み
不可能な分割データのグループのパリティデータとその
グループ内の読み込み可能な分割データとに基づいて計
算することで読み込み不可能な分割データを復元する作
用を有する。このため、光ディスクに記録するデータを
傷などの影響を受けることなく読み込むことが出来、信
頼性の向上及び高性能が図れる。
【0043】本発明の請求項5に記載の発明は、異なる
グループの前記分割データを含むようにして複数の前記
分割データを所定のグループ数に再度区分し、この再度
区分したグループ内の分割データを基にして所定の演算
で計算するパリティデータを再度区分したグループごと
に算出し、当該パリティデータを前記分割データと共に
光ディスクに記録する第2演算手段を備えるものであ
る。このように本発明では、第2演算手段により、所定
のグループに区分される各分割データを再度新しいグル
ープに区分することで、各分割データを先に区分したグ
ループと新しく区分したグループとの複数のグループ内
に区分させ、また新しく区分した各グループにもパリテ
ィデータを算出しているので、複数の分割データの読み
込みが不可能となった場合、読み込み不可能な分割デー
タを新しく区分したグループと先に区分したグループと
のいずれかに基づいて復元させるという作用を有する。
このため、光ディスクに記録するデータを傷などの影響
を受けることなく読み込みことが出来、信頼性の向上及
び高性能が図れる。
【0044】本発明の請求項6に記載の発明は、前記分
割データの読み込みが不可能になった光ディスクの記録
領域をデータの新たな書き込みを禁止する破壊領域と
し、当該破壊領域の周囲の記録領域に記録されるデータ
を読み込み、新たに読み込みが行えない分割データを検
出した場合、その検出した分割データの記録領域を新た
な破壊領域とし、当該新たな破壊領域の周囲の記録領域
の分割データを読み込み、新たな破壊領域の検出がなく
なるまで繰り返し破壊領域の検出を行う破壊領域検出手
段と、当該破壊領域検出手段で検出された破壊領域に記
録されているデータを破壊されていない記録領域に記録
し直す記録手段とを備えるものである。このように本発
明では、傷などで読み込み不可能となった分割データを
復元した場合、破壊領域検出手段により、復元した分割
データの記録領域を破壊領域とし、且つ新たに破壊領域
の有無も検出も行い、更に記録手段で破壊領域の分割デ
ータを破壊されていない記録領域に記録し直すので、傷
などの影響を受けてもその都度全データを完全に復元さ
せる作用を有し、傷などが生じても、確実にデータの読
み込みが行えるという作用を有する。このため、信頼性
の向上及び高性能化が図れる。
【0045】本発明の請求項7に記載の発明は、複数台
の前記請求項1ないし4に記載の光ディスク記録再生装
置を複数の当該光ディスク記録再生装置に同時アクセス
して制御できるディスクアレイ制御部に並列に接続する
ものであり、データを複数台の光ディスク記録再生装置
に分配して並行に記録させることで、一度に書き込む書
き込み量や読み込み量をより一層多くでき、データの書
き込み及び読み込みに要する記録再生時間を大幅に短縮
する作用を有し、読み込み及び書き込み速度の高速化が
図れる。
【0046】本発明の請求項8に記載の発明は、前記分
割データの読み込みが不可能になった光ディスクの記録
領域の数が所定数を越えた場合にその光ディスクを新し
い光ディスクに交換する交換手段を備えるものであり、
傷などで光ディスクアレイシステム全体のデータ記録量
の低減を防止する作用を有し、高性能化が図れる。
【0047】本発明の請求項9に記載の発明は、情報記
録媒体である光ディスクにデータを所定のブロック数に
複数分割して記録するデータ記録再生方法であって、複
数に分割される分割データを所定のグループ数に複数区
分し、各グループ内の分割データをグループ単位に独立
して並行に記録するものであり、所定のグループ数に複
数区分した分割データを、グループ単位で並行して光デ
ィスクに記憶していくことで、一度に書き込む書き込み
量や読み込み量を多くでき、データの書き込み及び読み
込みに要する記憶再生時間を短縮する作用を有し、読み
込み及び書き込み速度の高速化が図れる。
【0048】本発明の請求項10に記載の発明は、各グ
ループ内の分割データをグループ別に異なる光ディスク
に記録するものであり、データを複数の光ディスクに分
配して並行に記録させることで、一度に書き込む書き込
み量や読み込み量をより一層多くでき、データの書き込
み及び読み込みに要する記録再生時間を大幅に短縮する
作用を有し、読み込み及び書き込み速度の高速化が図れ
る。
【0049】本発明の請求項11に記載の発明は、同じ
グループ内の分割データを基にして所定の演算で計算す
るパリティデータを各グループごとに算出し、当該各パ
リティデータを前記分割データと共に光ディスクに記録
し、記録した分割データの読み込みが不可能の場合にそ
の分割データを同一グループ内の分割データとそのグル
ープのパリティデータとに基づいて復元するものであ
り、万一記録した分割データの読み込みが不可能となっ
た場合、その分割データを同一グループ内の分割でデー
タと、そのグループのパリティデータとに基づいて計算
して復元する作用を有する。このため、光ディスクに記
録するデータを傷等の影響を受けることなく読み込むこ
とができ、信頼性の向上及び高性能化が図れる。
【0050】本発明の請求項12に記載の発明は、異な
るグループの分割データを含むようにして複数の前記分
割データを所定のグループ数に再度区分し、この再度区
分したグループ内の分割データを基にして所定の演算で
計算するパリティデータを再度区分したグループごとに
算出し、当該パリティデータを光ディスクに記録し、記
録した分割データの読み込みが不可能の場合、その分割
データを再度区分した同一のグループ内の分割データと
そのグループのパリティデータとに基づき、又は先に区
分した同一のグループ内の分割データとそのグループの
パリティデータとに基づいて復元するものである。この
ように本発明では、先に区分したグループと新しく区分
したグループとの複数のグループ内に各分割データを区
分させているので、複数の分割データの読み込みが不可
能となった場合でも、読み込み不可能となった分割デー
タを新しく区分したグループと先に区分したグループと
のいずれかに基づいて復元させる作用を有する。このた
め、光ディスクに記録するデータを傷などの影響を受け
ることなく読み込みことが出来、信頼性の向上及び高性
能化が図れる。
【0051】本発明の請求項13に記載の発明は、分割
データの読み込みが不可能になった光ディスクの記録領
域をデータの新たな書き込みを禁止する破壊領域とし、
当該破壊領域が生じるとその破壊領域の周囲の記録領域
に記録されるデータを読み込んで新たに読み込みが不可
能な記録領域の有無を検出し、読み込み不可能な記録領
域を新たに検出した場合、その検出した分割データの記
録領域を新たな破壊領域とし、当該新たな破壊領域の周
囲の記録領域の分割データを読み込み、新たな破壊領域
の検出がなくなるまで繰り返し破壊領域の検出を行い、
検出された破壊領域に記録されているデータを破壊され
ていない記録領域に記録し直すものである。このように
本発明では、傷等で読み込み不可能な分割データを復元
した場合、その記録領域を破壊領域とし、また、その破
壊領域の周囲の記録再生領域にも傷等の影響を受けて読
み込み不可能な分割データが生じていないかを繰り返し
検出し、さらに破壊領域に記録されていた分割データを
破壊されていない記録領域に記録し直す作用を有するの
で、常にデータを最適な記録状態で保持できる。このた
め、光ディスクに記録するデータを傷等の影響を受ける
ことなく読み込むことができ、信頼性の向上及び高性能
化が図れる。
【0052】以下、本発明の実施の形態について、図1
から11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける光ディスク記録再生装置の平面図、図2は図1にお
ける光ディスク記録再生装置の側面図、図3は本発明の
第1の実施の形態における光ディスク記録再生装置と計
算機との接続図、図4は本発明の第1の実施の形態にお
けるデータ書き込みの動作を示す図、図5は本発明の第
1の実施の形態において光ディスクに書き込まれるデー
タからパリティデータを算出する処理を表わす図、図6
は本発明の第1の実施の形態においてパリティデータか
ら破壊されたデータを復元する処理を表わす図、図7は
本発明の第1の実施の形態において光ディスクに書き込
まれるデータからパリティデータを算出する処理を表わ
す図、図8は本発明の第1の実施の形態において光ディ
スクヘのデータ書き込みを表わす図、図9は本発明の第
1の実施の形態において光ディスクへのデータ書き込み
を表わす図、図10は本発明の第1の実施の形態におい
て光ディスクへのデータ書き込みを表わす図、図11は
本発明の第1の実施の形態において傷の入ったディスク
へのデータ書き込みを表わす図である。
【0053】光ディスク記録再生装置は、光ディスク3
2を保持し回転するスピンドルモータ31と、光ディス
ク32の異なる半径方向へ移動自在となるようにベース
47の上面に放射状に配設され、情報記録再生手段とな
る3個の光ピックアップ46a、46b、46cと、各
光ピックアップ46a、46b、46cを光ディスク3
2の半径方向に移動させる移動手段42a、42b、4
2cと、書き込む分割データの配分や読み込んだ分割デ
ータの結合などを行うシステムコントローラ54と、各
光ピックアップ46a、46b、46cを制御するディ
スクコントローラ59とを備える構成である。
【0054】光ピックアップ46aは、固定光学部33
aと、可動光学部38aとを備える構成であり、光ディ
スク32に対するデータの記録再生を行う。
【0055】固定光学部33aは、レーザ光を出射する
レーザダイオード34aと、入射光の約50%を透過
し、約50%を反射する板状のハーフミラー35aと、
レーザダイオード34aから出射された発散光を平行光
とするコリメータレンズ36aと、光ディスク32から
の反射光強度を検出する4箇所の受光領域を有する光検
出器37aとを備える構成である。
【0056】可動光学部38aは、固定光学部33aか
らの平行光束を光ディスク32へ立ち上げる反射ミラー
39a(図2参照)と、光束を光ディスク32上に集光
させる対物レンズ40a(図2参照)と、電線を巻いて
形成されたコイル41aとを備える構成である。
【0057】システムコントローラ54は、光ディスク
記録再生装置51のスピンドルモータ31の回転制御を
行うスピンドル制御部54aと、書き込みされるデータ
や読み込んだデータを一時記録するダイレクトメモリア
クセス(DMA)54bと、光ピックアップ46a、4
6b、46cのアクセス制御を行うアクセス制御部54
cと、記録されるデータをXOR演算するパリティデー
タ計算処理部54dとを備える構成である。
【0058】システムコントローラ54は、分割データ
を所定のグループ数に区分し、各グループの分割データ
を各光ピックアップに配分するコントローラであり、又
各グループごとにパリティデータを算出する演算手段
と、各グループに区分される分割データを異なるグルー
プの分割データを含むように再度新しいグループに区分
しその新しいグループごとにパリティデータを算出する
第2演算手段とを兼ねる働きをする。
【0059】ディスクコントローラ59は、各光ディス
ク記録再生装置のデータの読み込み/書き込み制御部
と、ヘッド位置決め制御部と、読み込み/書き込みを行
う分割データを格納するメモリとを備える構成である。
【0060】光ピックアップ46aの可動光学部38a
を光ディスク32の半径方向に移動させる移動手段42
aは、可動光学部38aに設けられたコイル41aを貫
通するヨーク43aと、磁石44aとから構成される。
また可動光学部38aを光ディスク32の半径方向に案
内するリニアベアリング45aを図2に示している。
【0061】また、前述した光ピックアップ46aと同
一の構成の光ピックアップ46b、46cの2個があ
り、計3個の光ピックアップ46a、46b、46cを
有している。これらはスピンドルモータ31とともに同
一のベース47に固定されることで、高精度な位置精度
が確保できる。光ピックアップ46a、46bは光ピッ
クアップ46aと同一構成であり、且つ同等の機能を有
するため、添付aを添字b、cに代えて付し、また添字
b、cの説明は省略する。
【0062】次に情報検出動作を説明する。光ピックア
ップ46a、46bは光ピックアップ46aと同一機能
であるので光ピックアップ46aを代表として説明す
る。
【0063】レーザダイオード34aから出射された光
束はハーフミラー35aで約50%反射された後、コリ
メータレンズ36aで平行光となり固定光学部33aよ
り出射される。出射した光束は可動光学部38aに入射
し、反射ミラー39aにより折り曲げられ、対物レンズ
40aで集光されて光ディスクの記録面近傍に集束され
る。光ディスク32からの反射光は再び対物レンズ40
aに入射し、反射ミラー39aを経て可動光学部38a
より固定光学部33aへと戻り、コリメータレンズ36
aを経てハーフミラー35aで約50%透過し、集束光
が光検出器37aに入射する。
【0064】光検出器37aは4分割された受光領域を
利用して反射光の強度分布より対物レンズ40aによる
集光スポットの情報トラックからのズレ量を検出し、そ
のズレ量から図示していないレンズアクチュェータによ
り対物レンズ40aの位置を補正するとともに、情報を
検出する。
【0065】光ディスク32に記録された目的のデータ
領域への移動は、図1に示すように可動光学部38aに
設けられたコイル41aに電流を流し、磁石44a及び
ヨーク43aで構成された磁気回路における磁界との相
互作用による力を利用して行われる。
【0066】光ディスク記録再生装置51は、データの
読み込み命令及び書き込み命令をだして光ディスク32
のデータを出し入れする計算機58に接続している。こ
の光ディスク記録再生装置は、システムコントローラ5
4とディスクコントローラ59とをネットワークに接続
するバス55と、このバス55をネットワーク上に送出
するためにデータ変換するバスインターフェース56
と、バスインターフェース56で変換されたデータを送
出する計算機バス57とを介し、計算機58に接続して
いる。
【0067】次に、計算機58から出力されるデータA
を光ディスク記録再生装置に記録する過程について説明
する。
【0068】図4において、計算機58からデータAが
出力されたとき、前記データAは計算機バス57と、バ
スインターフェース56と、バス55とを通過し、シス
テムコントローラ54に届く。システムコントローラ5
4は、データAを任意の論理ブロックサイズとに分割を
行う。ここでは、データAは分割データA(1)、A
(2)、A(3)、A(4)、A(5)、A(6)、A
(7)、A(8)、A(9)という任意に決定された論
理ブロックサイズに従い、9つのブロックに分割され
る。システムコントローラ54により、システムコント
ローラ54内のダイレクトメモリアクセス(DMA)5
4b(図3参照)に記録された分割データはA(1)か
ら順番にA(9)まで光ディスク記録再生装置51に送
信される。そして、システムコントローラ54内の光デ
ィスク記録再生装置51のスピンドルモータ31の回転
制御を行うスピンドル制御部54a(図3参照)と、光
ピックアップ46a、46b、46cのアクセスを制御
するアクセス制御54c(図3参照)とによって、制御
される複数の光ディスク記録再生装置にデータAを送
る。
【0069】システムコントローラ54は、光ピックア
ップ46aに対して分割データA(1)、A(4)、A
(7)を送信し、光ピックアップ46bに対して分割デ
ータA(2)、A(5)、A(8)を送信し、光ピック
アップ46cに対して分割データA(3)、A(6)、
A(9)を送信し、データAを分配する。分配されたデ
ータAは対応する光ピックアップ46a、46b、46
cから光ディスク32に書き込み、データAの書き込み
を終了する。そして、データAが3つの光ピックアップ
46a、46b、46cによってデータ書き込み処理を
行っている間に、並行処理により分割データA(1)〜
A(9)のデータをXOR計算法を用い、分割データA
(1)〜A(9)のパリティデータをパリティデータ計
算処理部54d(図3参照)で計算する。XOR計算法
とは、2つのデータが0,0であれば0と計算し、2つ
のデータが0,1であれば1と計算し、2つのデータが
1,1であれば0と計算されるものである。本実施の形
態で用いるXOR計算法は、同一論理ブロックサイズの
データを並べ、演算するものである。ここでは、図5に
示すように分割データA(1)、A(2)、A(3)を
XOR計算により、パリティデータP(1)を算出す
る。同様に、分割データA(4)、A(5)、A(6)
からパリティデータP(2)と、分割データA(7)、
A(8)、A(9)からパリティデータP(3)とを算
出する。
【0070】さらに、図6に示すように縦方向のマトリ
ックスについても、XOR計算法により、分割データA
(1)、A(4)、A(7)からパリティデータP
(4)を算出し、同様に分割データA(2)、A
(5)、A(8)からパリティデータP(5)と、分割
データA(3)、A(6)、A(9)からパリティデー
タP(6)とを算出する。
【0071】計算されたパリティデータP(1)、P
(2)、P(3)、P(4)、P(5)、P(6)は分
割データA(1)〜A(9)のデータ書き込み終了後、
即座に3つの光ピックアップ46a、46b、46cに
よって、図10に示すようにして光ディスク32に書き
込む。
【0072】すなわち、図10に示すように分割データ
A(1)と分割データA(2)と分割データA(3)と
を分散した位置に書き込み、同様に図9に示すように分
割データA(4)と分割データA(5)と分割データA
(6)も分散した位置に書き込み、さらに分割データA
(7)と分割データA(8)と分割データA(9)も同
様に分散した位置に書き込む。また、データの書き込み
が終了すると、図10に示すようにパリティデータP
(1)とP(2)とP(3)もデータAと同様に分散し
た位置に書き込み、引き続きパリティデータP(4)と
P(5)とP(6)も同様に分散した位置に書き込む。
【0073】次に、光ディスク32の記録面に傷等が付
いて、書き込まれたデータを読み込むことができず、デ
ータ読み込みエラーが発生したときの処理について図1
1を参照して説明する。傷60で分割データA(2)の
読み込みができず、データAの読み込みエラーが発生し
たと仮定する。この場合、分割データA(1)と分割デ
ータA(3)とパリティデータP(1)とのXOR計算
法による演算により、分割データA(2)を復元するこ
とができる。
【0074】分割データA(2)を復元し、データAを
構成する分割データA(1)〜A(9)を揃え、システ
ムコントローラ54で分割データA(1)〜A(9)の
データを結合して、読み込み処理を完了する。読み込み
を完了したデータAは、データの要求命令が発せられた
端末の計算機58に送られる。この復元された分割デー
タA(2)は破壊されていない記録領域に記録し直しさ
れる。
【0075】次に、傷の影響が大きく、分割データA
(1)も分割データA(2)と共に読み込み不可能とな
った多重読み込みエラーの場合について説明する。残っ
た分割データA(3)とパリティデータP(1)とによ
り分割データA(1)と分割データA(2)を復元する
ことは不可能である。
【0076】そこで、分割データA(4)と分割データ
A(7)とパリティデータP(4)により分割データA
(1)を復元し、復元した分割データA(1)と分割デ
ータA(3)とパリティデータ(5)とにより分割デー
タA(2)を復元することができる。
【0077】これにより、データの復元が困難であった
多重の読み込みエラーに対しても、データの修復が可能
となり、データの信頼性を向上させることができる。
【0078】また、データの読み込み/書き込みを行う
光ピックアップを複数備えることにより、データの記録
再生時間を短縮でき、記録再生時間の高速化が行えるも
のとなる。さらに、記録されるデータを光ディスク32
上に分散させることにより、図11に示すように光ディ
スク32の記録面に傷が入った場合においても、同一グ
ループのデータが複数破壊されることが少なくなり、破
壊されたデータを確実に復元することができる。
【0079】(実施の形態2)図12に基づいて本発明
の実施の形態2に係る光ディスク装置を説明する。
【0080】図12は本発明の第2の実施の形態におい
て傷の入った光ディスクのデータ破壊を検出する処理を
表わす図である。
【0081】本実施の形態では、システムコントローラ
54が、読み込み不可能となった分割データを復元した
場合、その復元した分割データの記録領域を破壊領域と
し、その破壊領域の周囲の新たな破壊領域の有無を検出
する破壊領域検出手段と、破壊領域検出手段に記録され
ていた分割データを破壊されていない記録領域に記録し
直す記録手段とを兼ねる働きをする。
【0082】傷の影響を受け、データの復元処理が実行
された場合の後処理について図12を用いて説明する。
【0083】分割データの復元を行った場合、傷の入っ
た記録領域の周囲にもデータの読み込みが行えない破壊
領域が存在する可能性がある。そこで、データの復元を
行った後に、読み込みが不可能となった破壊領域が他に
存在するか否かを検出する処理を行う必要がある。
【0084】仮に図12に示すように光ディスク32に
データB(1)とデータC(1)からC(11)とが記
録されていると仮定する。そこで、傷60がデータB
(1)を記録している記録領域を中心に入り、しかも傷
60がデータC(8)を記録している記録領域にも入っ
た状態とする。
【0085】この状態で、データB(1)が読み込み不
可能であると判断された場合、その後、データB(1)
を中心とした周辺の記録領域のデータC(1)〜C
(8)のデータ読み込み処理を行い、データC(1)〜
C(8)が問題なく読み取られた場合、傷60の影響を
受けて破壊された破壊領域が他にないと判断する。
【0086】しかし、ここで、データB(1)から続く
傷60により、データC(8)の読み込みにエラーが発
生したとする。この場合、データC(8)の読み込みエ
ラーにより、分割データC(8)の記録領域が破壊領域
となり、システムコントローラ54がデータC(8)を
復元させるために必要なデータとパリティデータを読み
込み、データC(8)を復元し、データC(8)を無傷
な記録領域に書き込む。更に、データC(8)の読み込
みエラーが発生したために、再びデータC(8)周辺の
記録領域の破壊の有無を確認する処理を実行する。すで
にデータ検出を終了したデータC(1)、C(2)、B
(1)、C(8)、C(7)を除外したデータC
(9)、C(10)、C(11)を読み込み、データの
破壊が生じていないかを確認する。もし、ここで、読み
込み不可能な分割データ破壊がなければ、傷60の影響
を受けて破壊される破壊領域は他に無いこととなり、破
壊領域の検出処理を終了する。
【0087】これにより、傷などの影響を受けてもその
都度全データを完全に復元させていくので、傷などが生
じても、確実にデータの読み込みが行え、信頼性の向上
及び高性能化が図れる。
【0088】(実施の形態3)図13、図14に基づい
て本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置を説明す
る。
【0089】図13は本発明の第3の実施の形態におけ
る光ディスクアレイシステム構成図、図14は本発明の
第3の実施の形態において1つのデータを同時書き込み
する動作を示す図である。
【0090】前記各図において本実施の形態に係る光デ
ィスクアレイシステムは、前記実施の形態1に示す光デ
ィスク記録再生装置51をバス55を介してシステムコ
ントローラ54に複数台並列接続した構成である。
【0091】次に、本実施の形態の光ディスクアレイシ
ステムにおいて、計算機58から出力されたデータが光
ディスク記録再生装置51に記録される過程について説
明する。図13において、計算機58からデータAが出
力されたとき、前記データAは計算機バス57とバスイ
ンターフェース56とバス55とを通過し、システムコ
ントローラ54に届く。システムコントローラ54は、
データAを任意の論理ブロックサイズとに分割を行う。
ここでは、データAが分割データA(1)、A(2)、
A(3)、A(4)、A(5)、A(6)、A(7)、
A(8)、A(9)、A(10)、A(11)、A(1
2)という任意に決定された論理ブロックサイズに従
い、12個のブロックに分割される。分割されたデータ
Aは、システムコントローラ54により、分割データA
(1)から順番に分割データA(12)までを光ディス
ク記録再生装置51に伝送される。伝送されたデータA
は、まず、システムコントローラ54に接続された複数
の光ディスク記録再生装置51に分配され、さらに各光
ディスク記録再生装置51に内蔵されている光ピックア
ップ46a、46b、46cに分配する。つまり、図1
3に示すように、システムコントローラ54から分割デ
ータA(1)と分割データA(2)と分割データA
(3)とを1台目の光ディスク記録再生装置51に出力
し、分割データA(4)と分割データA(5)と分割デ
ータA(6)とを2台目の光ディスク記録再生装置51
に出力し、分割データA(7)と分割データA(8)と
分割データA(9)とを3台目の光ディスク記録再生装
置51に出力し、分割データA(10)と分割データA
(11)と分割データA(12)とを4台目の光ディス
ク記録再生装置51に出力する。さらに、1台目の光デ
ィスク記録再生装置51に出力された分割データA
(1)と分割データA(2)と分割データA(3)とは
各光ピックアップ46a、46b、46cに分配され、
同時に光ディスク32に書き込まれる。また、分割デー
タA(4)〜A(12)も図14に示すようにして各光
ディスク記録再生装置51の各光ピックアップに分配さ
れ、同時に光ディスク32に書き込まれる。
【0092】これにより、データを複数台の光ディスク
記録再生装置51に分配して並行に記録させることで、
一度に書き込む書き込み量をより一層多くでき、データ
の書き込み速度を高速にできる。
【0093】次に図14に示す5台目の光ディスク記録
再生装置に記録されるデータについて説明する。
【0094】光ディスク記録再生装置51の1台目に記
録される分割データA(1)と、光ディスク記録再生装
置51の2台目に記録される分割データA(4)と、光
ディスク記録再生装置51の3台目に記録される分割デ
ータA(7)と、光ディスク記録再生装置51の4台目
に記録される分割データA(10)とのデータを前述し
たXOR法によって計算した結果をパリティデータP
(1)とする。また、同様に分割データA(2)と分割
データA(5)と分割データA(8)と分割データA
(11)とのXOR法によって計算した結果をパリティ
データP(2)とし、分割データA(3)と分割データ
A(6)と分割データA(9)と分割データA(12)
とのXOR法によって計算した結果をパリティデータP
(3)とする。前記の分割データA(1)〜A(12)
が書き込まれている間に計算されたパリティデータP
(1)、P(2)、P(3)は5台目の光ディスク記録
再生装置51に書き込まれる。
【0095】次にデータの読み込み処理について説明す
る。データを読み込む場合、1台目の光ディスク記録再
生装置51により分割データA(1)と分割データA
(2)と分割データA(3)とを3つの光ピックアップ
46a、46b、46cで読み込み、同様に2〜4台目
の光ディスク記録再生装置51で分割データA(4)〜
A(12)を読み込む。このとき、5台目の光ディスク
記録再生装置51もパリティデータP(1)とP(2)
とP(3)とを読み込み、分割データA(1)〜A(1
2)と共にパリティデータP(1)とP(2)とP
(3)とをシステムコントローラ54に伝送する。読み
込まれた分割データA(1)〜A(12)はシステムコ
ントローラ54において結合され、読み込み要求のある
計算機58に伝送される。
【0096】もし、ここで、システムコントローラ54
に送られたデータで、光ディスク32の傷などの不良に
より、データAの読み込みができない場合がある。例え
ば、1台目の光ディスク記録再生装置51に記録されて
いる分割データA(2)が読み取ることができず、デー
タAの読み込みエラーが発生したと仮定する。
【0097】この場合、パリティデータP(2)と、そ
のパリティデータP(2)を計算するときに使用した分
割データA(5)と分割データA(8)と分割データA
(11)との4つのデータを基にXOR法で計算を行
い、分割データA(2)を復元し、システムコントロー
ラ54に伝送する。
【0098】次に復元された分割データA(2)は保存
が必要なために、前述同様に1台目の光ディスク記録再
生装置51において、傷のない記録領域に分割データA
(2)を再度書き込む、書き込み処理が行われる。
【0099】また、さらに分割データA(2)の読み込
みエラーが発生した場合、読み込みエラーが発生した記
録領域周辺の記録領域にも傷などの影響が及んでいる可
能性がある。そこで、前記実施の形態2で説明を行った
通りに、本実施の形態においても、破壊された記録領域
の有無を検出するため、読み込み不可能であった記録領
域の周囲のデータを読み込む。もし、破壊された記録領
域が他にあれば、前述したようにパリティデータからデ
ータを復元し、傷の影響のない記録領域に再度書き込み
処理を行い、データAを保護する。
【0100】以上のように、本実施の形態では、データ
Aを複数台の光ディスク記録再生装置に分散して並行に
記録されるので、データの読み込み及び書き込みが高速
に行われ、アクセス時間が短縮される。
【0101】(実施の形態4)図15に基づいて本発明
の実施の形態4に係る光ディスクアレイシステムを説明
する。
【0102】図15は本発明の第4の実施の形態におけ
る光ディスクアレイシステムの構成図である。
【0103】本実施の形態に係る光ディスクアレイシス
テムは、上位装置としてのホストコンピュータ101に
接続されたディスクアレイ制御装置102と、論理デバ
イスとして前記実施の形態1で説明した複数の光ディス
ク記録再生装置51を並列接続したディスクアレイ10
5と、ディスクアレイ105における各光ディスク記録
再生装置の光ディスクを新しい光ディスクに交換する光
ディスクチェンジャ機構165とを備えた構成である。
【0104】ディスクアレイ105は、記録用光ディス
ク装置を複数台と、パリティデータを記録する冗長光デ
ィスク装置とを備える構成である。
【0105】ディスクアレイ制御装置102は、ホスト
コンピュータ101と接続される上位インターフェース
部103と、デバイス制御部104とを備える構成であ
る。
【0106】インターフェース部103は、インターフ
ェース制御部131と、MPU132と、データ転送制
御部133と、不揮発記録部136とを備える構成であ
る。
【0107】前記MPU132は、エラー回復処理に伴
う各種の状況や結果をホストコンピュータに報告した
り、ディスクアレイ105の状態を不揮発記録部136
に記録する機能を有する。さらにMPU132には、オ
ペレータ制御部106が接続され、エラー回復などの各
種のメインテナンスに必要な情報をオペレータがオペレ
ータ制御部106より、MPU132に指示可能として
いる。
【0108】デバイス制御部104は、ディスクアレイ
制御部141と、MPU142と、データ転送制御部1
43と、データチエックカウンタ144と、キャシュメ
モリ160とを備える構成である。
【0109】前記MPU142は、インターフェース制
御部103のMPU132によるホストコンピュータ1
01からのデータ転送要求に伴い、ディスクアレイ10
5に対する読み込み動作または書き込み動作及びエラー
回復のための処理動作を行う。
【0110】以下、本実施の形態の光ディスクシステム
について説明する。万一各光ディスク記録再生装置のう
ち、いずれかの光ディスク記録再生装置51の光ディス
クに記録されるデータが、傷などの外傷で読み込みが行
えない読み込みエラーが発生したと仮定する。この場
合、前記実施の形態2で説明したように、読み込み不可
能となったデータを読み込み可能なデータとパリティデ
ータにより、読み込み不可能となったデータを復元す
る。復元されたデータは、一時的にキャッシュメモリ1
60に記録する。
【0111】読み込みエラーを発生した光ディスク記録
再生装置51に対して、前記実施の形態3で説明を行っ
たように、光ディスクの傷の影響を検査し、傷の発生の
ない記録領域へキャッシュメモリ160に記録されるデ
ータを記録させる。
【0112】通常のエラー処理は前記のように行うが、
光ディスクの傷が増え、傷の入った光ディスクの記録容
量が減り、ディスクアレイ105を組んでいる他の光デ
ィスクとの記録容量のバランスがとれない場合、別のエ
ラー処理を行う。記録容量のバランスがとれない場合、
傷のない光ディスクは記録容量に余裕がある状態におい
て、データの記録が可能であるが、傷の入った光ディス
クは他の光ディスクと比較して記録容量が小さい。この
ためディスクアレイ全体の記録容量が減少する。そこ
で、ディスクアレイ105を組んだ複数の光ディスク記
録再生装置51のうち、1台の光ディスク記録再生装置
51が傷の影響により、データの記録ができなくなった
場合に行われる別のエラー処理について説明する。
【0113】まず、傷の入った光ディスク175に記録
されているデータを読み込み、キャッシュメモリ160
に記録させる。その後、光ディスクチェンジャ機構16
5で、傷の入った光ディスク32を新しい光ディスク1
70に交換する。交換された傷の入った光ディスク17
5は、廃棄ディスク保管部に収納される。そして、キャ
ッシュメモリ160に記録した全データを、新しい光デ
ィスク170に書き込み、通常のデータ制御を再開す
る。また、光ディスクの記録領域における破壊領域の割
合を、光ディスクアレイシステムを使用する操作者が任
意に設定可能とする。これにより、操作者が設定した値
を越える破壊領域が発生した場合、破壊領域の大きな光
ディスク32を光ディスクチェンジャ機構165によ
り、傷の入っていない新しい光ディスク170に自動的
に交換できる。
【0114】以上のように、傷などで光ディスクのデー
タの記録容量が減少した場合、傷の入った光ディスクを
新しい光ディスクに交換することで、記録容量の減少を
防止することができ、ディスクアレイ105の性能を高
く維持できる。
【0115】
【発明の効果】以上のように、本発明ではデータ書き込
み及び読み込みの複数の動作を並行して行う情報記録再
生手段を備えているので、再生又は一度に書き込む書き
込み量や読み込み量を多くでき、データの書き込み及び
読み込みに要する記録再生時間を大幅に短縮し、読み込
み及び書き込み速度の高速化が図れるという効果が得ら
れる。
【0116】また、データを分割した複数の分割データ
と共にその複数の分割データを区分したグループそれぞ
れのパリティデータとを光ディスクに記録することで、
読み込み不可能となった分割データを容易に復元できる
ので、光ディスクに記録するデータを傷などの影響を受
けることなく読み込むことができるという効果が得ら
れ、信頼性が高く且つ高性能となる。
【0117】また、異なるグループの分割データを含む
ようにして再度区分したグループのパリティデータも光
ディスクに記録することで、多重読み込みエラーが生じ
てもデータの復元が容易に行えるという効果が得られ、
二重のデータ保護によってより一層信頼性が高く且つ高
性能となる。
【0118】また、前記情報記録再生手段を備える光デ
ィスク記録再生装置を複数台接続した光ディスクアレイ
システムでは、データを複数台の光ディスク記録再生装
置に配分して並行に記録させることで、一度に書き込む
書き込み量や読み込み量をより一層多くでき、データの
書き込み及び読み込みに要する記録再生時間を大幅に短
縮でき、読み込み及び書き込みの速度をより高速にでき
るという効果が得られる。
【0119】また、データの復元を行えば、新たな破壊
領域の存在を確認してデータの復元を行い、その復元し
たデータを破壊されていない記録領域に記録し直すこと
で、傷などの影響を受けてもその都度全データを完全に
復元させることができ、且つデータを最適に保持できる
という効果が得られ、信頼性が高く且つ高性能となる。
【0120】また、光ディスクの記録領域の数が所定数
を越えた場合にその光ディスクを新しい光ディスクに交
換する交換手段を備えることで、光ディスクアレイシス
テム全体のデータ記録量の低減を防止できるという効果
が得られ、信頼性が高く且つ高性能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置の平面図
【図2】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置の側面図
【図3】本発明の第1の実施の形態における光ディスク
記録再生装置と計算機との接続図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるデータ書き
込みの動作を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態において光ディスク
に書き込まれるデータからパリティデータを算出する処
理を表わす図
【図6】本発明の第1の実施の形態においてパリティデ
ータから破壊されたデータを復元する処理を表わす図
【図7】本発明の第1の実施の形態において光ディスク
に書き込まれるデータからパリティデータを算出する処
理を表わす図
【図8】本発明の第1の実施の形態において光ディスク
ヘのデータ書き込みを表わす図
【図9】本発明の第1の実施の形態において光ディスク
へのデータ書き込みを表わす図
【図10】本発明の第1の実施の形態において光ディス
クへのデータ書き込みを表わす図
【図11】本発明の第1の実施の形態において傷の入っ
たディスクへのデータ書き込みを表わす図
【図12】本発明の第2の実施の形態において傷の入っ
たディスクのデータ破壊を検出する処理を表わす図
【図13】本発明の第3の実施の形態における光ディス
クアレイシステム構成図
【図14】本発明の第3の実施の形態において1つのデ
ータを同時書き込みする動作を示す図
【図15】本発明の第4の実施の形態における光ディス
クアレイシステムの構成図
【図16】従来の光ディスク記録再生装置の平面図
【図17】従来の光ディスク記録再生装置の一側面図
【図18】従来の光ディスク記録再生装置の光検出器の
拡大図
【図19】従来の光ディスク記録再生装置とコンピュー
タなどの計算機との接続を表わす図
【図20】従来の光ディスク記録再生装置のデータ書き
込みの動作を示す図
【図21】傷により破損したディスクの記録面の外観図
【図22】従来のハードディスクによって構成されるデ
ィスクアレイシステムのシステム構成図
【図23】従来のディスクアレイシステムにおけるハー
ドディスクのエラーチェック処理を示すフローチャート
【符号の説明】 31,302 スピンドルモータ 32,301 光ディスク 33a,33b,33c,303a 固定光学部 34a,34b,34c,304 レーザダイオード 35a,35b,35c ハーフミラー 36a,36b,36c コリメータレンズ 37a,37b,37c,308 光検出器 38a,38b,38c,303b 可動光学部 39a,39b,39c,306b 反射ミラー 40a,40b,40c,307 対物レンズ 41a,41b,41c コイル 42a,42b,42c,310 移動手段 43a,43b,43c ヨーク 44a,44b,44c 磁石 46a,46b,46c,303 光ピックアップ 47 ベース 51 光ディスク記録再生装置 54 システムコントローラ 54a スピンドル制御部 54b,324b ダイレクトメモリアクセス(DM
A) 54c アクセス制御部 55,325 バス 56,326 バスインターフェース 57,327 計算機バス 58,328 計算機 59 ディスクコントローラ 60 傷 101,401 ホストコンピュータ 102,402 ディスクアレイ制御装置 103,403 インターフェース部 104,404 デバイス制御部 105,405 ディスクアレイ 106,406 オペレータ制御部 131,431 インターフェース制御部 132,142,432,442 MPU 133,433 データ転送制御部 136,436 不揮発記録部 141,441 ディスクアレイ制御部 143,443 データ転送制御部 144,444 データチェックカウンタ 160 キャッシュメモリ 165 光ディスクチェンジャ機構 170 新しい光ディスク 175 傷の入った光ディスク 250 記録用ディスク装置 251 記録用ディスク装置 252 記録用ディスク装置 253 冗長ディスク装置 254 予備ディスク装置 311 送りシャフト 312 ガイドシャフト 313 ラック 314 板ばね 315 送りギア 316 減速ギア 317 送りモータ 318 ピニオンギア 324 コントローラ 324a スピンドル制御部 324c ヘッド位置決め制御部 324d 読み込み/書き込み制御部 324e メモリ 350 傷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/12 G11B 20/12 20/18 570 20/18 570Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体である光ディスクを保持し回
    転する駆動手段と、前記光ディスクの異なる半径方向へ
    独立して移動自在に配設され、前記光ディスクに記録さ
    れるデータの書き込み又は読み込みの複数動作を並行し
    て行う情報記録再生手段とを備えることを特徴とする光
    ディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の光ディスク記録再生
    装置において、前記情報記録再生手段が複数の光ピック
    アップから構成されることを特徴とする光ディスク記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の光ディスク記録再生
    装置において、光ディスクに記録されるデータを所定の
    ブロック数に複数分割し、当該複数の分割データを所定
    のグループ数に複数区分し、当該複数のグループの分割
    データを対応する前記情報記録再生手段にグループ単位
    で配分するコントローラを備えることを特徴とする光デ
    ィスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載の光ディスク記録再生
    装置において、同じグループ内の分割データを基にして
    計算するパリティデータを各グループごとに算出し、当
    該各パリティデータを前記分割データと共に光ディスク
    に記録する演算手段を備えることを特徴とする光ディス
    ク記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記請求項4に記載の光ディスク記録再生
    装置において、異なるグループの前記分割データを含む
    ようにして複数の前記分割データを所定のグループ数に
    再度区分し、この再度区分したグループ内の分割データ
    を基にして所定の演算で計算するパリティデータを再度
    区分したグループごとに算出し、当該パリティデータを
    前記分割データと共に光ディスクに記録する第2演算手
    段を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記請求項3ないし5に記載の光ディスク
    記録再生装置において、前記分割データの読み込みが不
    可能になった光ディスクの記録領域をデータの新たな書
    き込みを禁止する破壊領域とし、当該破壊領域の周囲の
    記録領域に記録されるデータを読み込み、新たに読み込
    みが行えない分割データを検出した場合、その検出した
    分割データの記録領域を新たな破壊領域とし、当該新た
    な破壊領域の周囲の記録領域の分割データを読み込み、
    新たな破壊領域の検出がなくなるまで繰り返し破壊領域
    の検出を行う破壊領域検出手段と、当該破壊領域検出手
    段で検出された破壊領域に記録されているデータを破壊
    されていない記録領域に記録し直す記録手段とを備える
    ことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  7. 【請求項7】複数台の前記請求項1ないし6に記載の光
    ディスク記録再生装置を複数の当該光ディスク記録再生
    装置に同時アクセスして制御できるディスクアレイ制御
    部に並列に接続することを特徴とする光ディスク記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】前記請求項7に記載の光ディスクアレイシ
    ステムにおいて、前記分割データの読み込みが不可能に
    なった光ディスクの記録領域の数が所定数を越えた場合
    にその光ディスクを新しい光ディスクに交換する交換手
    段を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  9. 【請求項9】情報記録媒体である光ディスクにデータを
    所定のブロック数に複数分割して記録する記録再生方法
    であって、複数に分割される分割データを所定のグルー
    プ数に複数区分し、各グループ内の分割データをグルー
    プ単位に独立して並行に記録することを特徴とする記録
    再生方法。
  10. 【請求項10】前記請求項9に記載の記録再生方法にお
    いて、各グループ内の分割データをグループ別に異なる
    光ディスクに記録することを特徴とする記録再生方法。
  11. 【請求項11】前記請求項9又は10に記載の記録再生
    方法において、同じグループ内の分割データを基にして
    所定の演算で計算するパリティデータを各グループごと
    に算出し、当該各パリティデータを前記分割データと共
    に光ディスクに記録し、記録した分割データの読み込み
    が不可能の場合にその分割データを同一グループ内の分
    割データとそのグループのパリティデータとに基づいて
    復元することを特徴とする記録再生方法。
  12. 【請求項12】前記請求項11に記載の記録再生方法に
    おいて、異なるグループの分割データを含むようにして
    複数の前記分割データを所定のグループ数に再度区分
    し、この再度区分したグループ内の分割データを基にし
    て所定の演算で計算するパリティデータを再度区分した
    グループごとに算出し、当該パリティデータを光ディス
    クに記録し、記録した分割データの読み込みが不可能の
    場合、その分割データを再度区分した同一のグループ内
    の分割データとそのグループのパリティデータとに基づ
    き、又は先に区分した同一のグループ内の分割データと
    そのグループのパリティデータとに基づいて復元するこ
    とを特徴とする記録再生方法。
  13. 【請求項13】前記請求項9ないし12に記載の記録再
    生方法において、分割データの読み込みが不可能になっ
    た光ディスクの記録領域をデータの新たな書き込みを禁
    止する破壊領域とし、当該破壊領域が生じるとその破壊
    領域の周囲の記録領域に記録されるデータを読み込んで
    新たに読み込みが不可能な記録領域の有無を検出し、読
    み込み不可能な記録領域を新たに検出した場合、その検
    出した分割データの記録領域を新たな破壊領域とし、当
    該新たな破壊領域の周囲の記録領域の分割データを読み
    込み、新たな破壊領域の検出がなくなるまで繰り返し破
    壊領域の検出を行い、検出された破壊領域に記録されて
    いるデータを破壊されていない記録領域に記録し直すこ
    とを特徴とするデータ記録再生方法。
JP10044981A 1998-02-26 1998-02-26 光ディスク記録再生装置及びその記録再生方法 Withdrawn JPH11242569A (ja)

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