JPH11241071A - コークス炉の火落ち判定方法 - Google Patents

コークス炉の火落ち判定方法

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JPH11241071A
JPH11241071A JP4569998A JP4569998A JPH11241071A JP H11241071 A JPH11241071 A JP H11241071A JP 4569998 A JP4569998 A JP 4569998A JP 4569998 A JP4569998 A JP 4569998A JP H11241071 A JPH11241071 A JP H11241071A
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JP
Japan
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time
gas temperature
fire
coal
coke oven
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JP4569998A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Tokuda
篤洋 徳田
Koichi Kosaka
浩一 小坂
Hiroyasu Hoshino
裕康 星野
Makoto Ando
真 安藤
Yuji Eto
雄二 江藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い火落ち判定方法および銘柄の変更
に自動的に追従することの可能な火落ち判定方法を提供
する。 【解決手段】 最高ガス温度(Tmax )が測定された時
刻(tmax )以後、火落ちまでの残時間yは、tmax
ら現時刻(t)までの時間(x1 )、tmax から第1の
所定時間遡及した時刻におけるガス温度(x2 )、x2
と現在のガス温度との差(x3 )、現時刻から第2の所
定時間遡及した時刻におけるガス温度と現時刻における
ガス温度との差(x4 )、装炭時からtmax までの時間
(x5 )、投入石炭量(x6 )および投入石炭に含有さ
れる水分量(x7 )の多重回帰式を使用して算出される
とともに、この多重回帰式の係数が実測値に基づいて学
習される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石炭からコークスを
製造するコークス炉における乾留完了時である火落ち時
期の判定方法に係わり、特にコークス炉の状態量に基づ
いて確実に火落ち時期を判定することの可能な火落ち判
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶鉱炉において鉄鉱石を還元するために
コークスを使用することが普通であるが、コークスはコ
ークス炉において石炭を高温乾留することによって製造
される。図1はコークス炉の概略図であって、装入口1
1から炭化室12に供給された石炭からガスとタールが
分離されコークスが製造されるが、石炭から分離された
ガスとタールはガス上昇管13およびベント部14を介
してガス集合主管15に導かれる。
【0003】良質のコークスを得るためには石炭の乾留
が完全に完了したことを判別することが必要であるが、
以前はガス上昇管13上端に設けられたトップカバー1
6を開放し、そこから火炎の色を目視観察することによ
って乾留が完了したか、即ち火落ちしたかを判定してい
た。しかしながら、火炎の色から火落ちを判定するには
熟練を要するため、個人差が大きいだけでなく、作業負
荷も大きく発煙による環境への影響にも配慮する必要が
あった。
【0004】この課題を解決し客観的に火落ちを判定す
るために、ガス上昇管13下流の所定位置に設置した温
度検出器17で検出されたガス温度の実質水平域におけ
る平均温度の関数として火落ち時のガス温度を決定する
ことが提案されている(特開昭58−141287号公
報参照)。図2は、乾留中のガス温度の経時変化を示す
グラフであって、縦軸はガス温度を、横軸は時間を表
す。
【0005】即ち、ガス温度は乾留開始後急激に上昇
し、摂氏約600度に到達するとほぼ横這いの状態
(イ)が数時間継続する。そしてガス温度はいったん上
昇して最高温度(ロ)に到達した後、ほぼ直線上に降下
(ハ)するが、この温度降下中に火落ち点(ニ)があ
る。そして上記発明にあっては、火落ち時のガス温度を
横這いの状態(イ)時のガス温度の関数とした時の係数
を回帰計算により算出し、この関数を使用して横這いの
状態(イ)時のガス温度に基づいて火落ち時のガス温度
を推定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では推定精度が十分とはいえず、確認のためにトップ
カバー16を開放したときにガス温度が降下して火落ち
と判定される等目視確認結果との合せ込みが困難であっ
た。またガス温度計にする等が付着してガス温度の横這
い状態が検出できないために火落ちを判定できない場合
もあった。
【0007】さらに上記方法にあっては、操業条件が変
更された場合には、その銘柄による運転実績を積み重ね
て係数を新たに回帰することが必要となるため、オペレ
ータの負担が大きいだけでなく保守が困難であった。こ
のため、操業条件の変更に追従可能であるとともに炉の
経時変化にも追従可能な火落ち判定方法の開発も要求さ
れていた。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、より精度の高い火落ち判定方法および石炭の銘柄
および炉の特性の変化に自動的に追従することの可能な
火落ち判定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るコーク
ス炉の火落ち判定方法は、現時刻から火落ちまでの残時
間を、石炭装入後乾留末期にガス温度が最高となる時刻
である基準時刻から現時刻までの時間、基準時刻から予
め定められた第1の所定時間遡及した時刻におけるガス
温度である基準ガス温度、基準ガス温度と現時刻のガス
温度との差、現時刻から予め定められた第2の所定時間
遡及した時刻におけるガス温度と現時刻のガス温度との
差および石炭装入後前記基準時刻までの時間を基本独立
変数とし、装入石炭量および装入された石炭に含有され
る水分量を補助独立変数とする関数として算出する。
【0010】第2の発明に係るコークス炉の火落ち判定
方法は、石炭装入後乾留末期にガス温度が最高となる時
刻である基準時刻を検出し、基準時刻後に現時刻から火
落ちまでの残時間を基準時刻から現時刻までの時間、基
準時刻から予め定められた第1の所定時間遡及した時刻
におけるガス温度である基準ガス温度、基準ガス温度と
現時刻のガス温度との差、現時刻から予め定められた第
2の所定時間遡及した時刻におけるガス温度と現時刻の
ガス温度との差、および石炭装入後基準時刻までの時間
を基本独立変数とし、装入石炭量および装入された石炭
に含有される水分量を補助独立変数とする重回帰式によ
り算出し、重回帰式により算出された火落ちまでの残時
間が零以下となったときに火落ちと判定する。
【0011】第3の発明に係るコークス炉の火落ち判定
方法は、オペレータによる火落ち判定が行われたとき
に、オペレータによって判定された火落ちまでの残時間
と重回帰式によって算出された火落ちまでの残時間との
差の自乗値が最小となるように前記重回帰式中の係数を
学習する学習ステップをさらに含む。
【0012】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係る火落ち方法で
使用する独立変数の説明図であって、5つの基本独立変
数(x1 〜x5 )と2つの補助基本独立変数(x6 ,x
7 )を使用する。即ち各独立変数は以下のように定義さ
れる。x1 は{現時刻(t)−ガス温度が最高温度(T
max )となった時刻(tmax)}として定義され、従来
はガス温度が最高温度(Tmax )となった時刻から所定
時間経過した時刻を火落ちと判定している場合もあるよ
うに、火落ちと密接に関連していることから本発明にお
いても基本独立変数とする。
【0013】x2 は基準温度(Tm )、即ちガス温度が
最高温度(Tmax )となった時刻(tmax )から予め定
められた第1の時間(例えば35分)前の時刻(tm
のガス温度として定義され、最高温度(Tmax )となる
前のガス温度が横這い状態にあるときのガス温度を代表
する質であり、火落ちと密接な関連があるので本発明に
おいても基本独立変数とする。
【0014】x3 は現時刻(t)におけるガス温度
(T)の基準温度(Tm )からの温度降下量(ΔT)、
即ち{基準温度(Tm )−現時刻(t)におけるガス温
度(T)}として定義され、この温度降下量とガス内の
炭素成分量との間に強い相関が認められ火落ちとの関連
が認められるため本発明においても基本独立変数とす
る。x4 は現在の温度降下量(dT)、即ち{現時刻
(t)より予め定められた時間第2の時間(例えば50
分)前の時刻(t-50 )のガス温度(T-50 )−現時刻
(t)におけるガス温度(T)}として定義され、この
温度降下量もガス内の炭素成分量との間に強い相関が認
められるため本発明においても基本独立変数とする。
【0015】x5 は乾留開始からガス温度が最高温度
(Tmax )となった時刻(tmax )までの時間として定
義され、コークス炉への投入熱量の総計をマクロに表し
ていると考えられるため本発明においても基本独立変数
とする。x6 はコークス炉に装入された石炭量であり、
装入量が多ければ火落ちまでの時間は長くなるため本発
明においては補助独立変数とする。
【0016】x7 はコークス炉に装入された石炭に含ま
れる水分量であり、水分量が多ければ火落ちまでの時間
は長くなるため本発明においては補助独立変数とする。
本発明においては従属変数yとして現在時刻から火落ち
時刻までの残時間を使用し、残時間を次式に示す独立変
数の線型結合として表す。なお、基本独立変数x1 〜x
5 は火落ちまでの残時間yを推定するために必須である
が、補助独立変数x6 およびx7 は推定精度を向上させ
る必要があるときに使用すればよい。
【0017】
【数1】
【0018】従って、いったん火落ち判定が良好に行わ
れたケースについて独立変数x1 〜x7 およびyの実測
値から係数a0 〜a7 を逆算した後は、その係数を使用
して火落ちまでに残時間yを算出することが可能とな
る。本発明ではさらに石炭の銘柄あるいはコークス炉の
経時変化に追従することを可能とするため係数a0 〜a
7 を自動的に算出する方法も提供する。
【0019】即ち、次式で表される評価関数を最小とす
るように係数a0 〜a7 を算出する。
【0020】
【数2】
【0021】即ち、評価関数は回帰式により推定された
残時間と、オペレータがガス温度を観察して判断した残
時間との差の自乗値の積算値であり、評価関数を最小と
することは推定値と実測値との差の自乗値の積算値を最
小とすることを意味する。ここで忘却係数kは係数の算
出に際して過去のデータをどの程度反映させるかを決定
するパラメータであって、忘却係数を大きくするとより
最近のデータを使用して係数が算出され、忘却係数を小
さくすると過去のデータも反映して係数が算出される。
【0022】また、確信度wはオペレータが常に自信を
もって判定できるわけではないので判定毎にオペレータ
が確信度を設定することを可能としている。ここで評価
関数が最小値となる条件は次式で表される。
【0023】
【数3】
【0024】従って、次式が成立する。
【0025】
【数4】
【0026】よって次の漸化式が成立する。
【0027】
【数5】
【0028】この漸化式を〔数5〕に代入すると、次式
を得る。
【0029】
【数6】
【0030】また次式が成立する。
【0031】
【数7】
【0032】さらにRXX(t+1)-1=P(t)とおけ
ば次の漸化式が成立する。
【0033】
【数8】
【0034】
【数9】
【0035】〔数8〕を〔数6〕に代入して、次式を得
る。
【0036】
【数10】
【0037】したがって、時刻(t+1)における独立
変数ベクトルX(t+1)の値および従属変数である火
落ちまでの残時間y(t+1)を実測した後に以下の手
順で係数ベクトルAを更新することが可能となる。 (1)〔数9〕を使用して修正ゲインK(t+1)を算
出する。 (2)〔数10〕を使用して係数ベクトルA(t+1)
を算出する。 (3)次回の計算に備えて〔数8〕を使用して共分散逆
行列P(t)を決定する。
【0038】図4はオペレータによる火落ち時期の判定
を行わないときの火落ち時期判定プログラムのフローチ
ャートであって、所定時間間隔毎に実行される。ステッ
プ40において乾留末期に最高ガス温度Tmax が観測さ
れたかを判定するが、観測されていないときはまだ本発
明に係る火落ち判定方法を適用できないものとしてステ
ップ40で否定判定され直接このプログラムを終了す
る。
【0039】最高ガス温度Tmax が観測されたときは、
本発明に係る火落ち判定方法が適用できるのでステップ
40で肯定判定され、ステップ41で最高ガス温度T
max が観測された時刻tmax 以前に測定され、時刻t
max 以後には変化しない独立変数(図3において□で囲
まれた独立変数)から演算可能な値bを算出される。即
ち、 x2 =基準温度(Tm ) x5 =乾留開始からガス温度が最高温度(Tmax )とな
った時刻(tmax ) x6 =コークス炉に投入された石炭量 x7 =コークス炉に投入された石炭に含まれる水分量 を使用して次式により値bを算出する。
【0040】
【数11】
【0041】次にステップ42において火落ちの判定間
隔である所定時間が経過するまで待ち、所定時間となる
とステップ43において現在の時刻tおよび現在のガス
温度Tを読み込む。そしてステップ44において、時刻
max 以後の測定値から定まる独立変数(図3において
○で囲まれた独立変数)とステップ41で算出された値
bに基づいて火落ちまでの推定残時間yを算出する。
【0042】即ち、 x1 =t−tmax3 =Tm −T x4 =T-50 −T を使用して次式により火落ちまでの推定残時間yを算出
する。
【0043】
【数12】
【0044】そしてステップ45において推定残時間y
が零以下となったかを判定し、正である間は推定を繰り
返すためにステップ42に戻る。逆にステップ45にお
いて推定残時間yが零以下になったと判定されたときに
はステップ46で火落ちしたものとしてこのプログラム
を終了する。図5は本発明の効果を説明するグラフであ
って、(イ)は基準温度と従来の火落ち判定方法によっ
て推定された火落ち温度との温度差(縦軸)と基準温度
と実測火落ち温度との温度差(横軸)との相関を示して
おり、実測では摂氏50〜150度の温度差が認められ
るにも係わらず推定温度を使用した場合に温度差は約摂
氏100度で一定している。これは従来の火落ち判定方
法によっては正確な温度差を推定することができないこ
とを示している。
【0045】これに対して(ロ)は基準温度と本発明に
係る火落ち判定方法によって推定された火落ち温度との
温度差(縦軸)と基準温度と実測火落ち温度との温度差
(横軸)との相関を示しており、推定温度差と実測温度
差はほぼ一致し、本発明によれば正確な温度推定が可能
であることを示している。図6はオペレータにより火落
ちまでの残時間が判定された場合の学習プログラムのフ
ローチャートであって、適当な数のデータが蓄積された
ときにバッチ処理として実行される。
【0046】まずステップ60においてオペレータによ
って判定された実測火落ち残時間を収集し、ステップ6
1において各実測火落ち残時間に対応する独立変数を収
集し、それぞれ時系列データとして整理する。この際オ
ペレータの判断に対する確信度wおよび係数の学習に過
去のデータをどの程度反映させるかを決定する忘却係数
kも入力する。
【0047】つぎにステップ62において、時系列デー
タ数を表すインデックスjを "1"に設定してステップ
63に進む。ステップ63で〔数9〕に基づいて修正ゲ
インK(j)を演算し、ステップ64で〔数10〕に基
づいて係数ベクトルA(j)を演算し、さらにステップ
65で〔数8〕に基づいて次回に計算に備えて共分散逆
行列P(j)を演算する。
【0048】ステップ66でインデックスjが最終値J
に到達したかを判定し、到達していない場合はステップ
67でインデックスjをインクリメントしてステップ6
3に戻る。逆にインデックスjが最終値Jに到達したと
きはステップ68で最終的に演算された係数ベクトルA
(J)および共分散逆行列P(J)を保存して、このプ
ログラムを終了する。
【0049】図7は学習の効果を説明するグラフであっ
て、(イ)は学習を実行しない場合、(ロ)は学習を実
行する場合を示す。また、(イ)および(ロ)において
上段のグラフはオペレータが判断した残時間と推定残時
間との差のヒストグラムであり、下段のグラフは学習に
伴う時間差の推移を表す。即ち、学習を実行しないとき
の時間差の平均値は約12分、分散は約13分であり、
オペレータ判断による残時間と推定残時間との間には平
均12分の誤差が存在するとともにばらつきも大きい。
さらに学習を実行しないため推定を繰り返しても時間差
は零に収束することはない。
【0050】一方学習を実行したときの時間差の平均値
は約2分、分散は約11分でありオペレータ判断による
残時間と推定残時間との一致度合いは大きく改善されて
いる。さらに学習を繰り返すことにより時間差は零を中
心に分布するようになり、学習の効果が認められる。
【0051】
【発明の効果】第1の発明に係るコークス炉の火落ち判
定方法によれば、上昇管ガス温度測定手段を具備したコ
ークス炉において、現時刻から火落ちまでの残時間が、
残時間に影響を及ぼす7つの独立変数の関数として算出
されるので、残時間を正確に推定することが可能とな
る。
【0052】第2の発明に係るコークス炉の火落ち判定
方法によれば、装炭後のガス温度が最高となる時刻であ
る基準時刻後の現時刻から火落ちまでの残時間が、残時
間に影響を及ぼす7つの独立変数の重回帰式により算出
されるので、温度測定値に含まれるノイズの影響を排除
した正確な残時間を推定することが可能となる。第3の
発明に係るコークス炉の火落ち判定方法によれば、重回
帰式中の係数を学習する学習ステップが含まれるため、
原料である石炭の銘柄の変更、あるいはコークス炉の経
時変化に追従して火落ちまでの残時間を算出することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コークス炉の概略図である。
【図2】ガス温度の経時変化を示すグラフである。
【図3】独立変数の説明図である。
【図4】火落ち時期判定プログラムのフローチャートで
ある。
【図5】本発明の効果を示すグラフである。
【図6】学習プログラムのフローチャートである。
【図7】学習の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
max …最高ガス温度 tmax …ガス温度が最高となる時刻 tm …時刻tmax から第 1の所定時間遡及した時刻 Tm 、x2 …時刻tm におけるガス温度 x1 …時刻tmax から現時刻tまでの時間 x3 …温度Tm と現時刻tにおけるガス温度Tとの差 x4 …現時刻tから第2の所定時間遡及した時刻t-50
におけるガス温度と現時刻tにおけるガス温度Tとの差 x5 …装炭時から時刻tmax までの時間 x6 …投入石炭量 x7 …投入石炭に含有される水分量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 真 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 江藤 雄二 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉上昇管ガス温度測定手段によ
    り測定されたガス温度によるコークス炉の火落ち判定方
    法であって、 現時刻から火落ちまでの残時間を、石炭装入後乾留末期
    にガス温度が最高となる時刻である基準時刻から現時刻
    までの時間、前記基準時刻から予め定められた第1の所
    定時間遡及した時刻におけるガス温度である基準ガス温
    度、前記基準ガス温度と現時刻のガス温度との差、現時
    刻から予め定められた第2の所定時間遡及した時刻にお
    けるガス温度と現時刻のガス温度との差、および石炭装
    入後前記基準時刻までの時間の関数として算出するコー
    クス炉の火落ち判定方法。
  2. 【請求項2】 コークス炉上昇管ガス温度測定手段によ
    り測定されたガス温度によるコークス炉の火落ち判定方
    法であって、 現時刻から火落ちまでの残時間を、石炭装入後乾留末期
    にガス温度が最高となる時刻である基準時刻から現時刻
    までの時間、前記基準時刻から予め定められた第1の所
    定時間遡及した時刻におけるガス温度である基準ガス温
    度、前記基準ガス温度と現時刻のガス温度との差、現時
    刻から予め定められた第2の所定時間遡及した時刻にお
    けるガス温度と現時刻のガス温度との差、石炭装入後前
    記基準時刻までの時間、投入石炭量および装入された石
    炭に含有される水分量の関数として算出するコークス炉
    の火落ち判定方法。
  3. 【請求項3】 コークス炉上昇管ガス温度測定手段によ
    り測定されたガス温度によるコークス炉の火落ち判定方
    法であって、 石炭装入後乾留末期にガス温度が最高となる時刻である
    基準時刻を検出し、 前記基準時刻後に、現時刻から火落ちまでの残時間を、
    前記基準時刻から現時刻までの時間、前記基準時刻から
    予め定められた第1の所定時間遡及した時刻におけるガ
    ス温度である基準ガス温度、前記基準ガス温度と現時刻
    のガス温度との差、現時刻から予め定められた第2の所
    定時間遡及した時刻におけるガス温度と現時刻のガス温
    度との差、および石炭装入後前記基準時刻までの時間を
    独立変数とする重回帰式により算出し、 前記重回帰式により算出された火落ちまでの残時間が零
    以下となったときに火落ちと判定するコークス炉の火落
    ち判定方法。
  4. 【請求項4】 コークス炉上昇管ガス温度測定手段によ
    り測定されたガス温度によるコークス炉の火落ち判定方
    法であって、 石炭装入後乾留末期にガス温度が最高となる時刻である
    基準時刻を検出し、 前記基準時刻後に、現時刻から火落ちまでの残時間を、
    前記基準時刻から現時刻までの時間、前記基準時刻から
    予め定められた第1の所定時間遡及した時刻におけるガ
    ス温度である基準ガス温度、前記基準ガス温度と現時刻
    のガス温度との差、現時刻から予め定められた第2の所
    定時間遡及した時刻におけるガス温度と現時刻のガス温
    度との差、石炭装入後前記基準時刻までの時間、装入石
    炭量および装入された石炭に含有される水分量を独立変
    数とする重回帰式により算出し、 前記重回帰式により算出された火落ちまでの残時間が零
    以下となったときに火落ちと判定するコークス炉の火落
    ち判定方法。
  5. 【請求項5】 オペレータによる火落ち判定が行われた
    ときに、オペレータによって判定された火落ちまでの残
    時間と前記重回帰式によって算出された火落ちまでの残
    時間との差の自乗値が最小となるように前記重回帰式中
    の係数を学習する学習ステップをさらに含む請求項3ま
    たは4に記載のコークス炉の火落ち判定方法。
JP4569998A 1998-02-26 1998-02-26 コークス炉の火落ち判定方法 Withdrawn JPH11241071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014214168A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 Jfeスチール株式会社 コークス炉の火落判定方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014214168A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 Jfeスチール株式会社 コークス炉の火落判定方法

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