JPH11239875A - 自動溶接装置における溶接条件制御装置 - Google Patents

自動溶接装置における溶接条件制御装置

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JPH11239875A
JPH11239875A JP4191598A JP4191598A JPH11239875A JP H11239875 A JPH11239875 A JP H11239875A JP 4191598 A JP4191598 A JP 4191598A JP 4191598 A JP4191598 A JP 4191598A JP H11239875 A JPH11239875 A JP H11239875A
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JP
Japan
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welding
temperature
automatic
workpiece
condition
Prior art date
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JP4191598A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アーク溶接、多層溶接においても溶接条件を正
確に制御することができるようにした自動溶接装置にお
ける溶接条件制御装置を提供する。 【解決手段】予め教示された溶接線に沿って被溶接物2
と溶接トーチ15とを相対移動させて溶接を行う自動溶
接装置における溶接条件制御装置であって、自動溶接装
置に、溶接位置より所定量前方の被溶接物の温度を検出
する長焦点の放射温度計16を設け、コントロールユニ
ット21に、被溶接物の温度とその温度における最適溶
接条件を対応させた特性表を記憶する記憶手段を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め教示された溶
接線に沿って被溶接物と溶接トーチとを相対移動させて
溶接を行う自動溶接装置における溶接条件制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開昭62−77185号公
報に開示された溶接条件制御装置が提案されている。こ
の溶接条件制御装置は、図4に示すように、電子ビーム
ガン1から電子ビームが照射される被溶接物2の溶接位
置の表面と背面に赤外線温度センサ3、4を配置し、増
幅器5、6を介して赤外線温度センサ3、4の出力が印
加される解析装置7により、被溶接物2の表面と背面の
温度差を求め、その温度差によりコントローラ8で溶接
条件を制御するようにしたものである。
【0003】前記溶接条件制御装置は、溶接位置の温度
を赤外線温度センサで測定するため、電子ビーム溶接の
ように、1パスで溶接を行い、かつ、溶接時に溶接ヒュ
ームやスパッタが発生しない場合に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アーク溶接の
ように、溶接ヒュームやスパッタが発生する場合、溶接
ヒュームにより溶接部の温度を正確に検出することがで
きないだけでなく、赤外線温度センサにスパッタが付着
し赤外線温度センサの感度を低下させ、正確な温度検出
が困難になる。
【0005】また、多層溶接を行う場合には、溶接部の
温度が背面に伝達されるまでに時間がかかるため、背面
側は溶接部の状況を正確に反映しないものとなり、溶接
条件の制御が困難になる。
【0006】前記の事情に鑑み、本発明の目的は、アー
ク溶接、多層溶接においても溶接条件を正確に制御する
ことができるようにした自動溶接装置における溶接条件
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明においては、予め教示された溶接線に沿って
被溶接物と溶接トーチとを相対移動させて溶接を行う自
動溶接装置における溶接条件制御装置であって、自動溶
接装置に、溶接位置より所定量前方の被溶接物の温度を
検出する長焦点の放射温度計を設け、溶接条件制御装置
に、被溶接物の温度とその温度における最適溶接条件を
対応させた特性表を記憶する記憶手段を設け、放射温度
計で検出された被溶接物の温度に基づいて溶接条件を制
御するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1ないし図3は本発明の実施の形態を示
すもので、図1は、本発明を適用した自動溶接装置の斜
視図、図2は、本発明の要部を示す拡大図、図3は、図
2のコントロールユニットにおける制御フローチャート
である。
【0010】図1、図2において、11はフレームで、
たとえば、ガイド部材(図示せず)と送り機構(図示せ
ず)を備えている。12はスライダで、前記ガイド部材
および送り機構に係合しフレーム11にX方向に移動可
能に支持され、ガイド部材(図示せず)と送り機構(図
示せず)を備えている。13はアームで、前記スライダ
12のガイド部材および送り機構に係合しスライダ12
にY方向に移動可能に支持され、ガイド部材(図示せ
ず)と送り機構(図示せず)を備えている。14は手首
部で、前記アーム13のガイド部材および送り機構に係
合しアーム13にZ方向に移動可能に支持されている。
【0011】15は溶接トーチで、手首部14の下端に
Z軸を中心として旋回可能に支持されている。16は放
射温度計で、手首部14の上端に支持されている。この
放射温度計16は、溶接部からの溶接ヒュームやスパッ
タの影響を避けるために、たとえば、Z軸方向に溶接部
の500〜1500mm上方に、溶接位置から所定量だ
け前方の被溶接物2の温度を計測するように配置されて
いる。17はポジショナで、フレーム11と平行に配置
され、被溶接物2を支持する。
【0012】18は自動溶接装置の制御盤で、前記スラ
イダ12、アーム13、手首部14、溶接トーチ15お
よびポジショナ17を制御する。19はティーチングボ
ックスで、溶接経路に沿って教示された被溶接物2と溶
接トーチ15の相対位置を記憶し制御盤18に教示され
た経路を印加する。
【0013】20は溶接機で、溶接トーチ15とポジシ
ョナ17に支持された被溶接物2との間に予め設定され
た溶接電圧を印加するとともに溶接ワイヤ22を送給す
る。21はコントロールユニットで、内部に被溶接物2
の温度とそれに対応する最適溶接条件を記憶する記憶手
段を備え、放射温度計16から印加される被溶接物2の
温度に基づき、溶接機20に溶接条件を指令する。
【0014】このような構成で、ポジショナ17に被溶
接物2を取付け、被溶接物2の開先2Aに沿って溶接ト
ーチ15を移動させ溶接経路を教示し、前記各送り機構
に付設された位置検出手段の出力をティーチングボック
ス19へフィードバックすることにより、ティーチング
ボックス19で被溶接物2と溶接トーチ15の相対移動
経路を検知する。
【0015】被溶接物2を溶接する際には、ティーチン
グボックス19で検知した被溶接物2と溶接トーチ15
の相対移動経路を溶接経路として制御盤18に印加し
て、自動溶接装置が教示された動作を再生するように制
御を行う。同時に、溶接機20で、溶接ワイヤ22の送
給を開始するとともに、被溶接物2と溶接トーチ15に
溶接電圧を印加する。
【0016】溶接条件の設定手順を図3に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、自動溶接装置を作動
させ、溶接トーチ15を教示されたスタート位置へ移動
させる(ステップS1)。予め教示された経路に従って
溶接トーチ15を被溶接物2に近接させる(ステップS
2)。放射温度計16で、これから溶接する溶接線の温
度を検出し(ステップS3)、その検出結果をコントロ
ールユニット21に印加する。
【0017】コントロールユニット21は、放射温度計
16から印加された溶接線の温度に基づいて、記憶手段
に記憶された溶接条件特性表の中から、溶接線の温度に
対応する溶接条件を抽出し(ステップS4)、記憶する
(ステップS5)。同時に、抽出された溶接条件が溶接
機20に印加される。
【0018】溶接機20は、印加された溶接条件に基づ
いて、被溶接物2の溶接を開始する(ステップS6)。
教示された溶接終了位置まで溶接されるまで、前記ステ
ップS3からステップS6までを繰り返す(ステップS
7)。
【0019】なお、溶接条件の切り替えは、連続的に行
ってもよいし、所定の間隔(たとえば、時間、距離)で
行うようにしてもよい。また、コントロールユニット2
1で抽出した溶接条件と記憶手段に記憶された溶接条件
を比較し、溶接条件が変化したときだけ、溶接機20に
新たな溶接条件を印加して、溶接条件を切り替えるよう
にしてもよい。
【0020】長距離、超小スポットの放射温度計で、溶
接位置の所定量前方(たとえば、1m/分の溶接速度の
時、溶接位置の50〜100mm前方)の被溶接物の温
度を検出して溶接条件を制御するようにしたので、溶接
ヒュームやスパッタが発生するアーク溶接においても、
溶接ヒュームやスパッタの影響を受けること無く、被溶
接物の温度を正確に検出することができ、被溶接物の溶
接位置の温度に合わせて最適の溶接条件を設定すること
ができるので、溶接欠陥の少ない自動溶接を行うことが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、予
め教示された溶接線に沿って被溶接物と溶接トーチとを
相対移動させて溶接を行う自動溶接装置における溶接条
件制御装置であって、自動溶接装置に、溶接位置より所
定量前方の被溶接物の温度を検出する長焦点の放射温度
計を設け、溶接条件制御装置に、被溶接物の温度とその
温度における最適溶接条件を対応させた特性表を記憶す
る記憶手段を設け、放射温度計で検出された被溶接物の
温度に基づいて溶接条件を制御するようにしたので、ア
ーク溶接においても溶接ヒュームやスパッタの影響を受
けること無く、溶接条件を適正に制御することができ、
溶接欠陥の少ない自動溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動溶接装置の斜視図。
【図2】本発明の要部を示す拡大図。
【図3】図2のコントロールユニットにおける制御フロ
ーチャート。
【図4】従来の溶接条件制御装置の構成図。
【符号の説明】
2…被溶接物、15…溶接トーチ、16…放射温度計、
21…コントロールユニット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め教示された溶接線に沿って被溶接物と
    溶接トーチとを相対移動させて溶接を行う自動溶接装置
    における溶接条件制御装置であって、自動溶接装置に、
    溶接位置より所定量前方の被溶接物の温度を検出する長
    焦点の放射温度計を設け、溶接条件制御装置に、被溶接
    物の温度とその温度における最適溶接条件を対応させた
    特性表を記憶する記憶手段を設け、放射温度計で検出さ
    れた被溶接物の温度に基づいて溶接条件を制御するよう
    にしたことを特徴とする自動溶接装置における溶接条件
    制御装置。
JP4191598A 1998-02-24 1998-02-24 自動溶接装置における溶接条件制御装置 Pending JPH11239875A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275482A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Kobe Steel Ltd パス間温度測定装置及びパス間温度測定装置を使用した溶接方法
KR101047818B1 (ko) 2009-04-27 2011-07-08 에스케이이노베이션 주식회사 리튬이차전지용 저항 용접 제어 장치 및 방법
WO2024038625A1 (ja) * 2022-08-18 2024-02-22 三菱重工業株式会社 溶接データの収集方法

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