JPH11238626A - 可変インダクタンス機器 - Google Patents

可変インダクタンス機器

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Publication number
JPH11238626A
JPH11238626A JP10055886A JP5588698A JPH11238626A JP H11238626 A JPH11238626 A JP H11238626A JP 10055886 A JP10055886 A JP 10055886A JP 5588698 A JP5588698 A JP 5588698A JP H11238626 A JPH11238626 A JP H11238626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cores
pair
core
loop
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP10055886A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Matsuzawa
保夫 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IQ FOUR KK
Original Assignee
IQ FOUR KK
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Filing date
Publication date
Application filed by IQ FOUR KK filed Critical IQ FOUR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コアのギャップやコイルとの関係位置を調整す
ることでインダクタンスを変化させるようにしたポット
コア、螺動型コア等を有するトランスやリアクトルは既
によく知られている。しかし、これらは主としてラジオ
部品等に属する小型のものであり、大電力用としては到
底使用できない。そこで、大容量化を可能にし、かつ、
簡易な構成で、その製作及び調整が容易なものにし、そ
して、安価に提供できるようにしようとするものであ
る。 【解決手段】所要のコイル2,3を巻装させるループコ
ア1を、上下一対の横方向コア11と、両横方向コアの内
側に横移動可能に介在させた左右一対の縦方向コア12と
で、磁路長を変化させ得るループに形成し、更には、そ
れらの横方向コア11と縦方向コア12との間にギャップを
調整自在に介在させて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタンス、
共振点等を可変し得るリアクタンス、変圧器類などの可
変インダクタンス機器に関する。
【0002】
【従来の技術】コアのギャップやコイルとの関係位置を
調整することでインダクタンスを変化させるようにした
ポットコア、螺動型コア等を有するトランスやリアクト
ルは既によく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらは主と
してラジオ部品等に属する小型のものであり、大電力用
としては到底使用できない。そこで、本発明は、大容量
化を可能にし、かつ、簡易な構成で、その製作及び調整
が容易なものにし、そして、安価に提供できるようにし
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、所要のコイル2,3を巻装させるルー
プコア1を、上下一対の横方向コア11と、両横方向コア
の内側に横移動可能に介在させた左右一対の縦方向コア
12とで、磁路長を変化させ得るループに形成して成る。
【0005】請求項2の発明は、所要のコイル2,3を
巻装させるループコア1を、上下一対の横方向コア11
と、両横方向コアの内側に横移動可能に介在させた左右
一対の縦方向コア12とで、磁路長を変化させ得るループ
に形成するとともに、それらの横方向コア11と縦方向コ
ア12との間にギャップを調整自在に介在させて成る。
【0006】
【発明の実施の形態】図面は、請求項1及び請求項2の
発明に係るトランスを示している。図において、1は、
ループコア、2,3は、該ループコアに巻装させた一対
のコイルである。ループコア1は、上下一対の横方向コ
ア11の内側に、該横方向コアに沿って横移動(スライ
ド)可能に、かつ、突き合わせ面におけるギャップの調
整可能に、左右一対の縦方向コア12を介在させて、磁路
長と突き合わせ面のギャップを変化させ得るループに形
成している。ギャップには、絶縁紙等を介在させるよう
にするとよい。かかるループコア1は、図示してない
が、例えば、それらの横方向コア11、縦方向コア12をそ
れぞれ枠材により囲い、それらを移動及びギャップ調整
可能に、かつ、締結可能に結合させることで、一体化さ
せる。なお、枠材に代えてバンドを用いてもよい。コイ
ル2,3は、それぞれ一次コイル21,31と二次コイル2
2,32とを巻き重ねて、上記左右一対の縦方向コア12に
各々嵌合させ、図5に示すように、両一次コイル21,31
を並列接続している。
【0007】この場合、ループとしての磁路長をxと
し、該磁路長xに相応したインダクタンスをLx 、コア
の断面積をA、コイルの巻数をNとすると、コアの透磁
率μeは、
【数1】 となり、磁路長xが増大したときは、巻数N、材質が同
一条件ではインダクタンスLx が減少する。また、イン
ダクタンスLx が減少するので、発振周波数f0 は、
【数2】 により、共振周波数が高くなる。次に、ループコア1に
おいて、それらの横方向コア11と縦方向コア12との間に
ギャップを入れると、その磁路中に、上記透磁率μe
りも格段に低い透磁率の磁路を更に介入させることとな
り、つまり、磁気抵抗の高い磁路を直列に結合させるこ
ととなるので、より一層インダクタンスLx が減少し、
共振周波数が高くなる。したがって、左右一対の縦方向
コア12を左右にスライドさせて磁路長xを変化させ、或
いは、横方向コア11と縦方向コア12との間のギャップを
変化させることで、インダクタンスLx と共振周波数を
自在に調整することができる。
【0008】実験によれば、ループコア1の断面積が2
5×50mm2 、コイル2,3の巻数が一次コイル21,31
/二次コイル22,32でそれぞれ10/350Tのものに
おいて、一次コイル21,31につき測定したところ(二次
コイル22,32開放)、次表の結果を得た。この結果か
ら、磁路長xとギャップの変化によって、インダクタン
スLx と共振周波数が変化することが判る。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
所要のコイル2,3を巻装させるループコア1を、上下
一対の横方向コア11と、両横方向コアの内側に横移動可
能に介在させた左右一対の縦方向コア12とで、磁路長を
変化させ得るループに形成しているので、縦方向コア12
を横移動させることでインダクタンスLx と共振周波数
とを自在にかつ容易に調整できて、パラメータの可変に
応用でき、しかも、大容量のものとすることができて用
途を大幅に拡大でき、構造が簡単で、製作容易であり、
安価に提供できる。加えて、請求項2の発明によれば、
それらの横方向コア11と縦方向コア12との間に更にギャ
ップを調整自在に介在させているので、該ギャップを調
整することで、インダクタンスLx と共振周波数との調
整範囲をより一層拡大させることができ、その効果を格
段に増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び請求項2の発明に係る実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 同実施の形態におけるループコアの斜視図で
ある。
【図3】 A,Bは、同実施の形態におけるコイルの斜
視図である。
【図4】 A,Bは、同実施の形態におけるコイルの横
断面図である。
【図5】 同実施の形態における電気回路図である。
【符号の説明】
1…ループコア 11…横方向コア 12…縦方向コア 2,3…コイル 21,31…一次コイル 22,32…二次コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、
願発明は、上下一対の横方向コア11と、両横方向コアの
内側に横移動可能に介在させた左右一対の縦方向コア12
とで、磁路長を変化させることが可能なループコア1を
形成すると共に上記一対の縦方向コア12にそれぞれコ
イル2、3を巻装させ、かつ、それらの横方向コア11と
縦方向コア12との間にギャップを調整自在に介在させて
成る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】図面は、本願発明に係るトランス
を示している。図において、1は、ループコア、2、3
は、該ループコアに巻装させた一対のコイルである。ル
ープコア1は、上下一対の横方向コア11の内側に、該横
方向コアに沿って横移動(スライド)可能に、かつ、突
き合わせ面におけるギャップの調整可能に、左右一対の
縦方向コア12を介在させて、磁路長と突き合わせ面のギ
ャップを変化させ得るループに形成している。ギャップ
には、絶縁紙等を介在させるようにするとよい。かかる
ループコア1は、図示してないが、例えば、それらの横
方向コア11、縦方向コア12をそれぞれ枠材により囲い、
それらを移動及びギャップ調整可能に、かつ、締結可能
に結合させることで、一体化させる。なお、枠材に代え
てバンドを用いてもよい。コイル2、3は、それぞれ一
次コイル21、 31と二次コイル22、 32とを巻き重ねて、上
記左右一対の縦方向コア12に各々嵌合させ、図5に示す
ように、両一次コイル21、31を並列接続している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の効果】本願発明によれば上下一対の横方向コ
ア11と、両横方向コアの内側に横移動可能に介在させた
左右一対の縦方向コア12とで、磁路長を変化させること
が可能なループコア1を形成すると共に、上記一対の縦
方向コア12にそれぞれコイル2、3を巻装させているの
、縦方向コア12を横移動させることでインダクタンス
x と共振周波数とを自在にかつ容易に調整できて、パ
ラメータの可変に応用でき、しかも、大容量のものとす
ることができて用途を大幅に拡大でき、構造が簡単で、
製作容易であり、安価に提供できる。加えて、本願発明
によれば、それらの横方向コア11と縦方向コア12との間
に更にギャップを調整自在に介在させているので、該ギ
ャップを調整することで、インダクタンスLx と共振周
波数との調整範囲をより一層拡大させることができ、そ
の効果を格段に増大できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】 同実施の形態におけるループコアの斜視図で
ある。
【図3】 A,Bは、同実施の形態におけるコイルの斜
視図である。
【図4】 A,Bは、同実施の形態におけるコイルの横
断面図である。
【図5】 同実施の形態における電気回路図である。
【符号の説明】 1…ループコア 11…横方向コア 12…縦方向コア 2、3…コイル 21、31…一次コイ
ル 22、32…二次コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のコイル2,3を巻装させるループ
    コア1を、上下一対の横方向コア11と、両横方向コアの
    内側に横移動可能に介在させた左右一対の縦方向コア12
    とで、磁路長を変化させ得るループに形成したことを特
    徴とする可変インダクタンス機器。
  2. 【請求項2】 所要のコイル2,3を巻装させるループ
    コア1を、上下一対の横方向コア11と、両横方向コアの
    内側に横移動可能に介在させた左右一対の縦方向コア12
    とで、磁路長を変化させ得るループに形成するととも
    に、それらの横方向コア11と縦方向コア12との間にギャ
    ップを調整自在に介在させたことを特徴とする可変イン
    ダクタンス機器。
JP10055886A 1998-02-19 1998-02-19 可変インダクタンス機器 Pending JPH11238626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055886A JPH11238626A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 可変インダクタンス機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055886A JPH11238626A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 可変インダクタンス機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11238626A true JPH11238626A (ja) 1999-08-31

Family

ID=13011598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055886A Pending JPH11238626A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 可変インダクタンス機器

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JP (1) JPH11238626A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012114165A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Toshiba Corp 模擬鉄心及びそれを用いた更新巻線の品質確認方法
JP2013171933A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 薄型トランス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012114165A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Toshiba Corp 模擬鉄心及びそれを用いた更新巻線の品質確認方法
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