JPH11238476A - カラー陰極線管用電子銃 - Google Patents

カラー陰極線管用電子銃

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JPH11238476A
JPH11238476A JP4253098A JP4253098A JPH11238476A JP H11238476 A JPH11238476 A JP H11238476A JP 4253098 A JP4253098 A JP 4253098A JP 4253098 A JP4253098 A JP 4253098A JP H11238476 A JPH11238476 A JP H11238476A
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electrode
electrodes
electron beam
ray tube
color cathode
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JP4253098A
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Norifumi Kikuchi
徳文 菊池
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インライン3ビーム方式のカラー陰極線管に
おいて、蛍光面の左右端部における3本の電子ビームの
ビームスポット形状の劣化を軽減でき、画面全域で良好
なコンバージェンス特性が得られるインライン3ビーム
方式のカラー陰極線管用電子銃を提供する。 【解決手段】 ユニポテンシャルレンズを構成する3分
割された電極51(51A,51B,51C)を有し、
この電極のうち中央の電極51Bに、水平方向の偏向及
び垂直方向の偏向に同期した波形の電圧Ef3が印加さ
れるカラー陰極線管用電子銃20を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー受像
管やカラーディスプレイ装置等を構成するカラー陰極線
管に用いられる、インライン3ビーム方式のカラー陰極
線管用電子銃に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のディスプレイ用のインライン型電
子銃の概略構成図を図11に示す。この電子銃50は、
平行にインライン配列された3本の陰極KR ,KG ,K
Bを有し、この陰極K(KR ,KG ,KB )から陽極側
へ向かって、第1電極11、第2電極12、第3電極、
第4電極14、第5電極、第6電極16、シールドカッ
プ17が順次同軸に配置されて成る。また、第2電極1
2と第4電極14は電気的に接続されている。
【0003】そして、第3電極13と第5電極は、収束
電極(フォーカス電極ともいう)で、4kV〜10kV
の範囲の電位である。また、第6電極は加速電極であ
り、20kV〜30kVの範囲の電位である。陰極Kか
ら第3電極13の間には、プレフォーカスレンズが構成
され、第3電極13から第5電極の間には第1収束レン
ズ(フォーカスレンズ)が構成され、第5電極と第6電
極間には主集束レンズが構成される。
【0004】そして、第3電極13は第3A電極13A
及び第3B電極13Bに分割され、第5電極は、第5−
1電極51と第5−2電極52の2つに分割されてい
る。
【0005】このカラー陰極線管用電子銃50において
は、第3電極13の陽極側の第3A電極13A及び第5
−1電極51には、ステム部を介して一定の第1のフォ
ーカス電圧Ef1が印加される。一方、第3電極13の
陰極側の第3B電極13B及び第5−2電極52には、
図12に示す波形の第2のフォーカス電圧Ef2が印加
される。この第2のフォーカス電圧Ef2は、水平偏向
に同期した放物線波形、いわゆる下に凸のパラボラ状の
波形が、垂直偏向に同期しかつ画面コーナー(画面角
部)では高い電圧、画面中央では低い電圧となる放物線
形状のバックグラウンドEg1に重畳された波形となっ
ている。尚、この第2のフォーカス電圧Ef2の振幅
は、ほぼ一定となっている。
【0006】これにより、第3A電極13Aと第3B電
極13Bとの間、及び第5−1電極51と第5−2電極
52との間に、それぞれ可変の4重極レンズ(図示せ
ず)が形成され、しかもこれらの4重極レンズが第5−
2電極52と第6電極16との間に形成されるフォーカ
スレンズ(図示せず)に強度変化を生じさせる。その結
果、蛍光面の画面左右方向の周辺部における電子ビーム
の形状を良好なものとすることができる。
【0007】続いて、図13にカラー陰極線管の模式図
を示す。図13に示すように、電子銃1から射出され、
蛍光面4の画面右側及び画面左側の周辺部に衝突する3
本の電子ビームR,G,Bは、偏向ヨーク2の磁界中で
3本の電子ビームがそれぞれ離れた位置にあるので、3
本の電子ビームが受ける磁界の方向及び強度が異なる。
従って、蛍光面4の左右の周辺部での電子ビームスポッ
トの歪みの状態が、3本の電子ビームR,G,Bで異な
ってしまう。尚、図中3はガラスバルブを示す。また、
「画面右側」、「画面左側」とは、カラー陰極線管の蛍
光面4を外部から観察したときの右側、左側をそれぞれ
意味する。
【0008】一般に、インライン型のカラー陰極線管用
の電子銃1においては、画面全域での3本の電子ビーム
R,G,Bのコンバージェンスを調整する機構がなく、
偏向ヨーク2で調整を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
コンバージェンスの要求がますます高まり、また解像度
の増加と共に周波数も高くなり、これまでのコンバージ
ェンスの調整方法では、市場の要求を満たすのが難しく
なってきている。
【0010】例えば、電磁コイル(いわゆるネックアセ
ンブリーやコイル)を偏向ヨークの電子銃側に配置する
ことによりコンバージェンス調整を行う方法では、周波
数が高くなるにつれて、偏向磁界に反発して渦電流が生
じる等の現象により、コンバージェンス調整の電圧波形
と実際の走査との間に位相差が発生してしまい、実際の
走査に追従しにくくなるため、調整したい箇所と実際に
調整される箇所にずれが生じる等、コンバージェンス調
整が困難である。
【0011】また、これらの高いコンバージェンスへの
要求を満たすため、偏向ヨークの設計が複雑になり、複
雑な磁界構成になるため、画面周辺部での電子ビーム形
状が歪み、フォーカス特性が悪くなる傾向がある。
【0012】一般に、偏向ヨークにおいて、電子ビーム
形状を劣化させる原因となる偏向歪みを小さくすると磁
界分布は斉一に近くなり、画面中央では赤色の電子ビー
ムRと青色の電子ビームBとが一致するものの、画面周
辺部において、図14Aに示すような水平方向のミスコ
ンバージェンスや、図14Bに示すような垂直方向のミ
スコンバージェンスが発生し、赤色の電子ビームRと青
色の電子ビームBとの間にずれが生じてしまう。
【0013】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、インライン3ビーム方式のカラー陰極線管にお
いて、蛍光面の左右端部における3本の電子ビームのビ
ームスポット形状の劣化を軽減でき、画面全域で良好な
コンバージェンス特性が得られるインライン3ビーム方
式のカラー陰極線管用電子銃を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー陰極線管
用電子銃は、ユニポテンシャルレンズを構成する3分割
された電極のうち中央の電極に、水平方向の偏向及び垂
直方向の偏向に同期した波形の電圧が印加されるもので
ある。
【0015】上述の本発明の構成によれば、3分割され
た電極のうち中央の電極に、水平方向の偏向及び垂直方
向の偏向に同期した波形の電圧が印加されることによ
り、水平方向又は垂直方向におけるコンバージェンスの
調整を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、ユニポテンシャルレン
ズを構成する3分割された電極を有し、この3分割され
た電極のうち、中央の電極に、水平方向の偏向及び垂直
方向の偏向に同期した波形の電圧が印加されるカラー陰
極線管用電子銃である。
【0017】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、5分割された電極を有し、この5分割され
た電極のうち、陰極側の3つの電極及び陽極側の3つの
電極が、それぞれユニポテンシャルレンズを構成する2
つの3分割された電極を構成する構成とする。
【0018】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、3分割された電極がフォーカス電極である
構成とする。
【0019】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、3分割された電極が第4電極である構成と
する。
【0020】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、2つの3分割された電極のうち、一方の3
分割された電極の中央の電極と、他方の3分割された電
極の中央の電極に、それぞれ水平方向の偏向及び垂直方
向の偏向に同期した相異なる波形の電圧が印加される構
成とする。
【0021】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、水平方向の偏向及び垂直方向の偏向に同期
した波形が、水平方向の偏向周期毎に放物線形状とされ
た波形である構成とする。
【0022】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、3分割された電極のうちの両外側の電極
と、中央の電極とにおいて、一方の電極では、両外側の
電子ビーム通過孔が水平方向の外側に偏芯して形成さ
れ、他方の電極では、両外側の電子ビーム通過孔が水平
方向の内側に偏芯して形成されて成る構成とする。
【0023】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、3分割された電極の各電極において、一方
の外側の電子ビーム通過孔と他方の外側の電子ビームの
通過孔が互いに垂直方向の反対側に偏芯し形成され、相
対向する2つの電極においては、同一の外側の電子ビー
ムに対応する電子ビーム通過孔が互いに垂直方向の反対
側に偏芯して形成されて成る構成とする。
【0024】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、2つの3分割された電極において、一方の
3分割された電極は、両外側の電極と、中央の電極とに
おいて、一方の電極では、両外側の電子ビーム通過孔が
水平方向の外側に偏芯して形成され、他方の電極では、
両外側の電子ビーム通過孔が水平方向の内側に偏芯して
形成されて成る構成とされ、他方の3分割された電極
は、3分割された電極の各電極において、一方の外側の
電子ビーム通過孔と他方の外側の電子ビームの通過孔が
互いに垂直方向の反対側に偏芯し形成され、相対向する
2つの電極においては、同一の外側の電子ビームに対応
する電子ビーム通過孔が互いに垂直方向の反対側に偏芯
して形成されて成る構成とする。
【0025】図1に本発明の一実施の形態のカラー陰極
線管用電子銃の電極配置を示す。本実施の形態のカラー
陰極線管用電子銃は、5分割されたフォーカス電極を有
し、その陰極側の3つの電極により第1のユニポテンシ
ャルレンズを構成し、陽極側の3つの電極により第2の
ユニポテンシャルレンズを構成する場合を示す。
【0026】この電子銃10は、平行にインライン配列
された3本の陰極KR ,KG ,KBを有し、この陰極K
(KR ,KG ,KB )から陽極側へ向かって、第1電極
11、第2電極12、第3電極13、第4電極14、第
5電極、第6電極16、シールドカップ17が順次同軸
に配置されて成る。第2電極12と第4電極14とは電
気的に接続されて導通がなされている。
【0027】第3電極13と第5電極は、収束電極(フ
ォーカス電極)で、4kV〜10kVの範囲の電位であ
る。また、第6電極は加速電極であり、20kV〜30
kVの範囲の電位である。陰極Kから第3電極13の間
には、プレフォーカスレンズが構成され、第3電極13
から第5電極の間には第1収束レンズ(フォーカスレン
ズ)が構成され、第5電極と第6電極との間には主集束
レンズが構成される。
【0028】そして、第3電極13は第3A電極13A
及び第3B電極13Bに分割され、第5電極は、第5−
1電極51と第5−2電極52の2つに分割されてい
る。
【0029】さらに、本実施の形態においては、特に第
5−1電極51が5つに分割されて、陰極側から第5−
1A電極51A,第5−1B電極51B,第5−1C電
極51C,第5−1D電極51D,第5−1E電極51
Eが形成されている。そして、これらの5つの電極のう
ち、陰極側の3つの電極51A,51B,51Cから第
1のレンズ(ユニポテンシャルレンズ)L1が構成さ
れ、陽極側の3つの電極51C,51D,51Eから第
2のレンズ(ユニポテンシャルレンズ)L2が構成され
る。
【0030】また、第3電極13の陽極側の第3A電極
13A及び第5−1電極51のそれぞれ第1のレンズL
1及び第2のレンズL2を構成する3つの電極51A,
51B,51C及び51C,51D,51Eの内の両外
側の電極51A,51C,51Eに、ステム部を介して
一定の第1のフォーカス電圧(固定フォーカス電圧)E
f1が印加される。
【0031】一方、第3電極13の陰極側の第3B電極
13B及び第5−2電極52には、図2に示すように、
先に図12に示した波形と同じ波形の第2のフォーカス
電圧(即ち水平偏向に同期した放物線波形、いわゆる下
に凸のパラボラ状の波形が、垂直偏向に同期しかつ画面
コーナーでは高い電圧、画面中央では低い電圧となる放
物線形状のバックグラウンド電圧Eg1に重畳された電
圧)Ef2が印加される。尚、この第2のフォーカス電
圧Ef2の振幅は、ほぼ一定となっている。
【0032】さらに、第5−1電極51の第1のレンズ
L1を構成する3つの電極51A,51B,51Cの内
の中央の電極51Bには、図3に示すような第3のフォ
ーカス電圧Ef3が印加される。この第3のフォーカス
電圧Ef3は、1水平偏向に同期した放物線波形、いわ
ゆる下に凸のパラボラ状の波形が、垂直偏向に同期しか
つ画面コーナーでは高い電圧、画面中央では低い電圧と
なる放物線形状のバックグラウンド電圧Eg2に重畳さ
れた電圧である。また、この第3のフォーカス電圧Ef
3の振幅は、画面コーナーでは大きく、画面中央では最
小となる。
【0033】このように、第5−1B電極51Bに、第
3のフォーカス電圧Ef3を印加することによって、第
1のレンズL1のレンズ効果を調整して、画面全面で3
本の電子ビームR,G,Bの水平方向のコンバージェン
スを調整することができる。
【0034】この第3のフォーカス電圧Ef3の波形の
形状は、画面中心に対してその前後が必ずしも対称な形
状である必要がなく、バラツキの調整を含めれば非対称
な波形となることもある。
【0035】次に、このときの第5−1A電極51A,
第5−1B電極51B,第5−1C電極51Cにおい
て、その互いに対向する面の電子ビーム通過孔の開口部
の形状を図4Aに示す。3本の電子ビームR,G,Bが
通過する電子ビーム通過孔のうち、両外側の電子ビーム
B,Rの通過孔21B,22B,23B及び21R,2
2R,23Rの孔ピッチ(即ち中央の電子ビームGの通
過孔21G,22G,23Gとの間隔)が、第5−1A
電極51A、第5−1C電極51Cでは広く、第5−1
B電極51Bでは狭くなっている。即ち、第1のレンズ
L1を構成する3つの電極51A,51B,51Cのう
ち、両外側の電極51A,51Cでは共に両外側の電子
ビームB,Rの通過孔21B,23B及び21R,23
Rが外側にd1 偏芯し、中央の電極51Bでは両外側の
電子ビームB,Rの通過孔22B及び22Rが内側にd
1 偏芯している。
【0036】ここで、コンバージェンスを補正する原理
は、次のように説明される。両外側の電子ビーム通過孔
21B,22B,23B及び21R,22R,23Rに
おいて、第5−1A電極51A,第5−1B電極51
B,第5−1C電極51Cから構成される第1のレンズ
L1において、第1のフォーカス電圧(固定フォーカス
電圧)Ef1と第3のフォーカス電圧Ef3との間に電
位差が生じると、各電極51A,51B,51Cの電子
ビーム通過孔21B,22B,23B及び21R,22
R,23R(開口径D)が偏芯しているため、電界のし
みこみ即ち図7に示すように等電位線32が電子ビーム
通過孔の開口の孔軸31からずれ、両外側の電子ビーム
R,Bの電子ビーム軌道EBが変化して電子ビーム通過
孔の開口の孔軸31から離れる。
【0037】このようにすると、図8に示すように、画
面周辺部でも蛍光面4に3本の電子ビームR,G,Bを
収束させることができる。図中破線で示すコンバージェ
ンス補正が無い場合には、画面周辺部を走査するときで
も、偏向中心Cまでは画面中央を走査するときと同じ軌
道を3本の電子ビームR,G,Bが通過するので、これ
らが途中で収束し、蛍光面4上では収束しない。これに
対して、図中実線で示すコンバージェンス補正が有る場
合には、画面周辺部を走査するときには、偏向中心Cま
での間に電子ビームの軌道が補正されて、太い矢印で示
すように軌道が拡げられており、従って画面周辺部にお
いても3本の電子ビームR,G,Bを収束させることが
できる。
【0038】また、図3の波形の極性を上下反転させた
波形(即ちいわゆる上に凸のパラボラ状の波形)とした
場合には、それぞれの電子ビーム通過孔の形状が、図4
Bに示すように、孔ピッチの関係が図4Aと逆になり、
両外側の電極51A,51Cでは孔ピッチが狭く、中央
の電極51Bでは孔ピッチが広くなる。
【0039】尚、偏向ヨークの設計によっては、水平方
向のミスコンバージェンスパターンが図14Aの形状に
なるとは限らない。その場合には、図4A又は図4Bに
示す電子ビーム通過孔の形状とし、かつ任意の波形を第
5−1B電極51Bに印加することにより、水平方向の
ミスコンバージェンスを調整することができる。
【0040】尚、図4A及び図4Bでは、外側の電子ビ
ームR,Gの通過孔の偏芯の量をいずれも等しくd1
しているが、ミスコンバージェンスの状態によっては、
中央の電極51Bにおける偏芯の量d′を、外側の電極
51A、51Cにおける偏芯の量d1 と異なるように構
成してもよい。この場合でも、同じ電極における赤色の
電子ビームRの通過孔の偏芯の量と青色の電子ビームB
の通過孔の偏芯の量は同じ量とする。
【0041】一方、第5−1電極51の第2のレンズL
2を構成する3つの電極51C,51D,51Eの内の
中央の電極51Dには、図5に示すような第4のフォー
カス電圧Ef4が印加される。この第4のフォーカス電
圧Ef4は、1水平偏向に同期した鋸歯に類似した形状
の波形が、固定フォーカス電圧Ef1に重畳された電圧
である。鋸歯に類似した形状の波形は、1垂直偏向周期
の前半では各1水平偏向周期毎に高電圧から低電圧に減
少する波形、1垂直偏向周期の後半では各1水平偏向周
期毎に低電圧から高電圧に増加する波形となっている。
また、この第4のフォーカス電圧Ef4の振幅は、画面
コーナーでは大きく、画面中央では最小でほぼ0Vとな
る。
【0042】このように第5−1D電極51Dに、第4
のフォーカス電圧Ef4を印加することによって、第2
のレンズL2のレンズ効果を調整して、画面全面で3本
の電子ビームR,G,Bの垂直方向のコンバージェンス
を調整することができる。
【0043】この第4のフォーカス電圧Ef4の波形の
形状は、前後が必ずしも対称な形状である必要がなく、
バラツキの調整を含めれば非対称な波形となることもあ
る。
【0044】次に、このときの第5−1C電極51C,
第5−1D電極51D,第5−1E電極51Eにおい
て、その互いに対向する面の電子ビーム通過孔の開口部
の形状を図6Aに示す。3本の電子ビームR,G,Bが
通過する電子ビーム通過孔のうち、両外側の電子ビーム
B,Rの通過孔24B,25B,26B及び24R,2
5R,26Rにおいて、両外側の第5−1C電極51
C、第5−1E電極51Eでは青色の電子ビームBの通
過孔24B,26Bが上方にd2 偏芯し、赤色の電子ビ
ームRの通過孔24R,26Rが下方にd2 偏芯し、一
方中央の第5−1D電極51Dでは青色の電子ビームB
の通過孔25Bが下方にd2 偏芯し、赤色の電子ビーム
Rの通過孔25Rが上方にd2 偏芯している。
【0045】ここで、コンバージェンスを補正する原理
は、上述の原理と同様に、各電極51C,51D,51
Eの電子ビーム通過孔23B,24B,25B及び23
R,24R,25Rが偏芯しているため、電界のしみこ
みがずれビーム軌道が変化するためである(図7参
照)。垂直方向の調整においても、図8で示した水平方
向の調整と同様の作用が生じるので、画面周辺部でも3
本の電子ビームR,G,Bを蛍光面4で収束させること
ができる。
【0046】尚、これら第1のレンズL1を構成する電
極51A,51B,51C又は第2のレンズL2を構成
する電極51C,51D,51Eの両外側の電子ビーム
通過孔の形状は、長円、楕円、真円であってもよく、通
過孔のピッチの関係、又は通過孔の上下の偏芯の関係さ
え上述の関係であれば水平方向、垂直方向のコンバージ
ェンスを調整することができる。
【0047】また、図5の波形の極性を上下反転させた
波形とした場合には、それぞれの電子ビーム通過孔は、
図6Bに示すように、上下の偏芯の関係が図6Aの場合
と逆になる。
【0048】尚、偏向ヨークの設計によっては、垂直方
向のミスコンバージェンスパターンが図14Bの形状に
なるとは限らない。その場合には、図6A又は図6Bに
示す電子ビーム通過孔の形状とし、かつ任意の波形を第
5−1D電極51Dに印加することにより、垂直方向の
ミスコンバージェンスを調整することができる。
【0049】尚、図6A及び図6Bでは、外側の電子ビ
ームR,Gの通過孔の偏芯の量をいずれも等しくd2
しているが、ミスコンバージェンスの状態によっては、
中央の電極51Dにおける偏芯の量d′を、外側の電極
51C、51Eにおける偏芯の量d2 と異なるように構
成してもよい。この場合でも、同じ電極における赤色の
電子ビームRの通過孔の偏芯の量と青色の電子ビームB
の通過孔の偏芯の量は同じ量とする。
【0050】また、水平方向コンバージェンス調整レン
ズと垂直方向コンバージェンス調整レンズとは、順序が
逆の構成としても良い。即ち、第5−1A電極51A、
第5−1B電極51B、第5−1C電極51Cから成る
第1のレンズ(ユニポテンシャルレンズ)L1を垂直方
向のコンバージェンス調整レンズとし、第5−1C電極
51C、第5−1D電極51D、第5−1E電極51E
から成る第2のレンズ(ユニポテンシャルレンズ)L2
を水平方向のコンバージェンス調整レンズとしてもよ
い。
【0051】上述の実施の形態によれば、水平方向及び
垂直方向のコンバージェンス調整を行うようにして、画
面全域において3本の電子ビームR,G,Bを良好なコ
ンバージェンス特性及び形状とすることができ、画面周
辺部におけるフォーカスの劣化を抑制することができ
る。また、電極と波形電圧を用いた静電レンズによって
コンバージェンス調整を行うので、電磁コイルを用いた
調整方法等磁界を用いた方法よりも消費電力が小さくな
る。さらに、電磁コイルを用いた方法と比較して、渦電
流などに起因する位相差が生じないので、高周波数の陰
極線管に適用することができる。
【0052】上述の実施の形態では、第5電極を5分割
して第1のレンズ及び第2のレンズと2つのユニポテン
シャルレンズを構成した例であったが、他の実施の形態
として、第5電極を3分割して1つのユニポテンシャル
レンズを構成した場合においても、本発明を適用するこ
とができる。その場合の電極配置を図9に示す。
【0053】図9に示すカラー陰極線管用電子銃20
は、図11に示した従来の電子銃50の構成において、
第5−1電極51を3分割して第5−1A電極51A,
第5−1B電極51B,第5−1電極51Cとし、これ
ら3つの電極51A,51B,51Cにより1つのユニ
ポテンシャルレンズを構成している。3分割された第5
−1電極51のうち、両外側の電極51A,51Cには
第3A電極と同じく一定の第1のフォーカス電圧(固定
フォーカス電圧)Ef1が印加され、中央の電極51B
には第3のフォーカス電圧Ef3が印加される。
【0054】第3のフォーカス電圧Ef3は、図3に示
した先の実施の形態と同様の波形電圧を用いることがで
きる。これにより、水平方向のコンバージェンス構成を
行うことができる。また電子ビーム通過孔は、図4Aに
示した先の実施の形態と同様の構成を採ることができ
る。
【0055】第2のフォーカス電圧Ef2等、その他の
構成は図11に示した従来の電子銃と同様の構成であ
る。
【0056】尚、この図9に示す電子銃20において、
水平方向のコンバージェンスを行う代わりに垂直方向の
コンバージェンスを行う場合には、図5に示した第4の
フォーカス電圧Ef4と同様の波形電圧、及び図6Aに
示した電子ビーム通過孔の構成を採ればよい。
【0057】このように第5−1電極51を3分割した
場合には、3分割された電極によって構成されるレンズ
において、水平方向又は垂直方向のいずれか一方のコン
バージェンスの調整を行うことができる。この場合、残
りの方向のコンバージェンスの調整は偏向ヨークによっ
て行う。
【0058】また、さらに他の実施の形態として、第5
−1電極を5分割(又は3分割)する代わりに、第4電
極を5分割(又は3分割)する構成としてもよい。その
場合の電極配置を図10に示す。
【0059】図10に示すカラー陰極線管用電子銃30
は、平行にインライン配列された3本の陰極KR
G ,KB を有し、この陰極K(KR ,KG ,KB )か
ら陽極側へ向かって、第1電極11、第2電極12、第
3電極13、第4電極14、第5電極、第6電極16、
シールドカップ17が順次同軸に配置されて成る。第2
電極12と第4電極14とは電気的に接続されて導通が
なされている。
【0060】第3電極13と第5電極は、収束電極(フ
ォーカス電極)で、4kV〜10kVの範囲の電位であ
る。また、第6電極は加速電極であり、20kV〜30
kVの範囲の電位である。陰極Kから第3電極13の間
には、プレフォーカスレンズが構成され、第3電極13
から第5電極の間には第1収束レンズ(フォーカスレン
ズ)が構成され、第5電極と第6電極との間には主集束
レンズが構成される。
【0061】そして、第3電極13は第3A電極13A
及び第3B電極13Bに分割され、第5電極は、第5−
1電極51と第5−2電極52の2つに分割されてい
る。
【0062】さらに、本実施の形態においては、特に第
4電極14が5つに分割されて、陰極側から第4A電極
14A,第4B電極14B,第4C電極14C,第4D
電極14D,第4E電極14Eが形成されている。そし
て、これらの5つの電極のうち、陰極側の3つの電極1
4A,14B,14Cから第1のレンズ(ユニポテンシ
ャルレンズ)L1が構成され、陽極側の3つの電極14
C,14D,14Eから第2のレンズ(ユニポテンシャ
ルレンズ)L2が構成される。
【0063】また、第3電極13の陽極側の第3A電極
13A及び第5−1電極51に、ステム部を介して一定
の第1のフォーカス電圧(固定フォーカス電圧)Ef1
が印加される。
【0064】一方、第3電極13の陰極側の第3B電極
13B及び第5−2電極52には、図2及び図12に示
した波形電圧と同様の第2のフォーカス電圧Ef2が印
加される。
【0065】そして、第2電極12と、5分割された第
4電極14のうち、第1のレンズL1を構成する3つの
電極14A,14B,14C、及び第2のレンズL2を
構成する3つの電極14C,14D,14Eにおける両
外側の電極14A,14C,14Eは、共に一定(例え
ば500V)の第2電極電圧E2が印加される。
【0066】さらに、第4電極14の第1のレンズL1
を構成する3つの電極14A,14B,14Cの内の中
央の電極14Bには、図3に示した第3のフォーカス電
圧Ef3と同様の波形の第4B電極電圧E4Bが印加さ
れる。
【0067】ただし、この第4B電極電圧E4Bは、電
圧の値が図3の第3のフォーカス電圧Ef3よりは小さ
く、第2電極電圧E2(例えば500V)に図3と同様
の波形の波形電圧が重畳された電圧となる。このよう
に、第4B電極14Bに、第4B電極電圧E4Bを印加
することによって、第1のレンズL1のレンズ効果を調
整して、画面全面で3本の電子ビームR,G,Bの水平
方向のコンバージェンスを調整することができる。
【0068】尚、このときの第4A電極14A,第4B
電極14B,第4C電極14Cにおいて、その互いに対
向する面の電子ビーム通過孔の開口部の形状は図4Aに
示した形状とすることができる。
【0069】一方、第4電極14の第2のレンズL2を
構成する3つの電極14C,14D,14Eの内の中央
の電極14Dには、図5に示した第4のフォーカス電圧
Ef4と同様の波形の第4D電極電圧E4Dが印加され
る。
【0070】ただし、この第4D電極電圧E4Dは、電
圧の値が図5の第4のフォーカス電圧Ef4よりは小さ
く、第2電極電圧E2(例えば500V)に図5と同様
の波形の波形電圧が重畳された電圧となる。このよう
に、第4D電極14Dに、第4D電極電圧E4Dを印加
することによって、第2のレンズL2のレンズ効果を調
整して、画面全面で3本の電子ビームR,G,Bの垂直
方向のコンバージェンスを調整することができる。
【0071】尚、このときの第4C電極14C,第4D
電極14D,第4E電極14Eにおいて、その互いに対
向する面の電子ビーム通過孔の開口部の形状は図6Aに
示した形状とすることができる。
【0072】本実施の形態の電子銃30においては、上
述のように構成することにより、先に示した実施の形態
の電子銃10と同様に、水平方向及び垂直方向のコンバ
ージェンス調整を行うことができる。
【0073】本発明のカラー陰極線管用電子銃は、上述
の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0074】
【発明の効果】上述の本発明のカラー陰極線管用電子銃
によれば、水平方向のコンバージェンス調整や垂直方向
のコンバージェンス調整を行うことができ、画面全域で
3本の電子ビームの良好なコンバージェンス特性が得ら
れる。また、画面周辺部において、偏向歪みによるフォ
ーカス劣化を軽減することができる。
【0075】また、本発明によれば、磁界によるコンバ
ージェンス調整方法と比較して、静電レンズによる調整
のために消費電力が小さくなる。さらに、電磁コイルを
用いた方法と比較して、渦電流などに起因する位相差が
生じないので、高周波数の陰極線管に適用することがで
きる。
【0076】また、電極を5分割して、陰極側の3つの
電極の中央の電極と、陽極側の3つの電極の中央の電極
とに、それぞれ相異なる波形の水平方向の偏向及び垂直
方向の偏向に同期した波形が印加される構成としたとき
には、一方の3つの電極から構成されるレンズで水平方
向のコンバージェンス調整を行い、他方の3つの電極か
ら構成されるレンズで垂直方向のコンバージェンス調整
を行うことができる。即ち、水平方向及び垂直方向のコ
ンバージェンス調整を5分割された電極で行うことがで
きる。
【0077】また、3分割された電極において、中央の
電極と両外側の電極とで、外側の電子ビームの通過孔を
水平方向又は垂直方向の互いに逆方向に偏芯させた構成
としたときには、この外側の電子ビームの軌道を変化さ
せ、偏芯させた方向即ち水平方向又は垂直方向にコンバ
ージェンス調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子銃の一実施の形態の電極配置
を示す概略構成図である。
【図2】図1の電子銃に用いる第1のフォーカス電圧及
び第2のフォーカス電圧の波形の一形態を示す図であ
る。
【図3】図1の電子銃に用いる第1のフォーカス電圧及
び第3のフォーカス電圧の波形の一形態を示す図であ
る。
【図4】A、B 図1の電子銃における第1のレンズを
構成する電極の電子ビーム通過孔の形状を示す図であ
る。
【図5】図1の電子銃に用いる第1のフォーカス電圧及
び第4のフォーカス電圧の波形の一形態を示す図であ
る。
【図6】A、B 図1の電子銃における第2のレンズを
構成する電極の電子ビーム通過孔の形状を示す図であ
る。
【図7】コンバージェンスを補正する原理を説明するた
めの断面図である。
【図8】カラー陰極線管におけるコンバージェンス補正
の効果を示す図である。
【図9】本発明に係る電子銃の他の実施の形態の電極配
置を示す概略構成図である。
【図10】本発明に係る電子銃のさらに他の実施の形態
の電極配置を示す概略構成図である。
【図11】従来の四重極レンズを内蔵したカラー陰極線
管用電子銃の一例の概略構成図である。
【図12】図11の電子銃に用いる第1のフォーカス電
圧及び第2のフォーカス電圧の波形の一形態を示す図で
ある。
【図13】カラー陰極線管の模式図である。
【図14】A 水平方向のミスコンバージェンスを示す
図である。 B 垂直方向のミスコンバージェンスを示す図である。
【符号の説明】
1,10,20,30…電子銃、2…偏向ヨーク、3…
ガラスバルブ、4…蛍光面、11…第1電極、12…第
2電極、13…第3電極、13A…第3A電極、13B
…第3B電極、14…第4電極、16…第6電極、17
…シールドカップ、21B,21G,21R,22B,
22G,22R,23B,23G,23R,24B,2
4G,24R,25B,25G,25R,26B,26
G,26R…電子ビーム通過孔、31…電子ビーム通過
孔の開口の孔軸、32…等電位線、50…電子銃、51
…第5−1電極、51A…第5−1A電極、51B…第
5−1B電極、51C…第5−1C電極、51D…第5
−1D電極、51E…第5−1E電極、52…第5−2
電極、K,KR ,KG ,KB …陰極、R,G,B…電子
ビーム、Ef1…第1のフォーカス電圧(固定フォーカ
ス電圧)、Ef2…第2のフォーカス電圧、Ef3…第
3のフォーカス電圧、Ef4…第4のフォーカス電圧、
E2…第2電極電圧、E4B…第4B電極電圧、E4D
…第4D電極電圧、C…偏向中心、D…(電子ビーム通
過孔の)開口径、d1 ,d2 …電子ビーム通過孔の偏芯
量、L1…第1のレンズ、L2…第2のレンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニポテンシャルレンズを構成する3分
    割された電極を有し、 上記3分割された電極のうち、中央の電極に、水平方向
    の偏向及び垂直方向の偏向に同期した波形の電圧が印加
    されることを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。
  2. 【請求項2】 5分割された電極を有し、上記5分割さ
    れた電極のうち、陰極側の3つの電極及び陽極側の3つ
    の電極が、それぞれユニポテンシャルレンズを構成する
    2つの上記3分割された電極を構成することを特徴とす
    る請求項1に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  3. 【請求項3】 上記3分割された電極がフォーカス電極
    であることを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極線
    管用電子銃。
  4. 【請求項4】 上記3分割された電極が第4電極である
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極線管用電
    子銃。
  5. 【請求項5】 2つの上記3分割された電極のうち、一
    方の上記3分割された電極の中央の電極と、他方の3分
    割された電極の中央の電極に、それぞれ水平方向の偏向
    及び垂直方向の偏向に同期した相異なる波形の電圧が印
    加されることを特徴とした請求項2に記載のカラー陰極
    線管用電子銃。
  6. 【請求項6】 上記水平方向の偏向及び垂直方向の偏向
    に同期した波形が、水平方向の偏向周期毎に放物線形状
    とされた波形であることを特徴とする請求項1に記載の
    カラー陰極線管用電子銃。
  7. 【請求項7】 上記3分割された電極のうちの両外側の
    電極と、中央の電極とにおいて、一方の電極では、両外
    側の電子ビーム通過孔が水平方向の外側に偏芯して形成
    され、他方の電極では、両外側の電子ビーム通過孔が水
    平方向の内側に偏芯して形成されて成ることを特徴とす
    る請求項1に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  8. 【請求項8】 上記3分割された電極の各電極におい
    て、一方の外側の電子ビーム通過孔と他方の外側の電子
    ビームの通過孔が互いに垂直方向の反対側に偏芯し形成
    され、相対向する2つの電極においては、同一の外側の
    電子ビームに対応する電子ビーム通過孔が互いに垂直方
    向の反対側に偏芯して形成されて成ることを特徴とする
    請求項1に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  9. 【請求項9】 上記2つの3分割された電極において、 一方の3分割された電極は、両外側の電極と、中央の電
    極とにおいて、一方の電極では、両外側の電子ビーム通
    過孔が水平方向の外側に偏芯して形成され、他方の電極
    では、両外側の電子ビーム通過孔が水平方向の内側に偏
    芯して形成されて成る構成とされ、 他方の3分割された電極は、上記3分割された電極の各
    電極において、一方の外側の電子ビーム通過孔と他方の
    外側の電子ビームの通過孔が互いに垂直方向の反対側に
    偏芯し形成され、相対向する2つの電極においては、同
    一の外側の電子ビームに対応する電子ビーム通過孔が互
    いに垂直方向の反対側に偏芯して形成されて成る構成と
    されたことを特徴とする請求項2に記載のカラー陰極線
    管用電子銃。
JP4253098A 1998-02-19 1998-02-24 カラー陰極線管用電子銃 Pending JPH11238476A (ja)

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EP99400412A EP0938124A1 (en) 1998-02-19 1999-02-19 Color cathode-ray tube electron gun

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