JPH1123721A - 放射線位置検出装置 - Google Patents
放射線位置検出装置Info
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- JPH1123721A JPH1123721A JP9181345A JP18134597A JPH1123721A JP H1123721 A JPH1123721 A JP H1123721A JP 9181345 A JP9181345 A JP 9181345A JP 18134597 A JP18134597 A JP 18134597A JP H1123721 A JPH1123721 A JP H1123721A
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Abstract
性および位置分解能の双方に優れた放射線位置検出装置
を提供する。 【解決手段】 放射線検出器10に放射線が入射する
と、その入射位置に応じてN個(N≧4)の出力端子1
11 〜11N のうちの何れかの出力端子から、その放射
線のエネルギ量に応じた電流信号が出力される。その電
流信号は、縦続接続されたN−1個の抵抗器RC(1)〜R
C(N-1)および接地との間に接続されたM個(1≦M≦N
−2)の抵抗器RP(1)〜RP(M)からなる抵抗器列回路2
0により、その一部が接地に流れ、残部が抵抗器列の両
端点それぞれに出力される。その抵抗器列の両端それぞ
れから出力された信号に基づいて、位置演算回路40に
より、放射線入射位置を示す位置信号Xおよび放射線の
エネルギ量を示すエネルギ信号Zが求められる。
Description
うち放射線入射位置に対応する何れかの出力端子からそ
の放射線のエネルギ量に応じた電流信号を出力する放射
線検出器を用いて、その放射線入射位置を検出する放射
線位置検出装置に関するものである。
置検出装置では、位置分解能、位置直線性およびエネル
ギ信号一様性が優れていること重要である。ここで、エ
ネルギ信号とは、放射線検出器(例えば、シンチレータ
と光電子増倍管との組合せ)から出力される信号量を総
和した信号であり、理想的には、放射線検出器に入射し
た放射線のエネルギ量に比例すべき信号である。
力し処理等する位置演算回路は、エネルギ信号に基づい
て、放射線検出器に入射した放射線のエネルギ弁別を行
い、その結果に基づいて動作している。すなわち、位置
演算回路は、エネルギ信号の値と所定の閾値とを比較し
て、放射線検出器に入射した放射線のエネルギが検出す
べきものであるか否かを判定する。そして、位置演算回
路は、検出すべき放射線であると判定した場合にのみ、
放射線検出器への放射線の入射位置を演算により求め
る。
た場合に出力される信号の波高分布は、光電ピークと呼
ばれる所定のピークを有する分布となるが、そのピーク
は、放射線検出器への放射線入射位置に依って異なる場
合がある。例えば、通常、放射線検出器の有効受光面積
を大きくするために、光電子増倍管の端付近にまでシン
チレータが配置されているので、その端付近のシンチレ
ータに放射線が入射した場合には、そのシンチレータか
らの出力光の損失が大きく、また、光電子増倍管の感度
が低い。
付近に放射線が入射した場合と、受光面の周辺付近に放
射線が入射した場合とを比較すると、前者の場合よりも
後者の場合の方がエネルギ信号は小さくなり、それぞれ
の波高分布は互いに異なるものとなる。このような場
合、エネルギ信号の波高分布は、全体として1つのピー
クを有する分布とはならず、複数のピークを有するもの
となる。
のピークを有する場合に、放射線検出器の有効面の全域
で放射線を検出しようとすれば、上記所定の閾値を低く
せざるを得ない。しかし、閾値を低くすれば、散乱によ
る除去すべき低エネルギの放射線を多く検出することに
なる。一方、閾値を高く設定すれば、光電ピークの低い
領域で検出される有効な放射線の信号を落としてしまう
ことになり、検出感度の低い部分が生じる。通常は、後
続回路で正確なエネルギ弁別を行うので、この閾値は最
も光電ピークの低い領域での有効な信号を全て検出する
ように設定される。
々の提案がなされている。たとえば、放射線入射に伴い
シンチレータ(例えば、NaI(Tl))で発生したシ
ンチレーションパルス光を、ライトガイドを介して、多
数個アレイ配列された所定形状の光電子増倍管に導い
て、これにより放射線入射位置を検出する放射線位置検
出装置(従来技術1)が知られている。このような放射
線位置検出装置においては、それぞれの光電子増倍管の
増倍率を調整することにより、エネルギ信号の一様性の
改善を図ることができる。
構成からなり且つ十分な位置分解能を有する放射線位置
検出装置として、アレイ配列された多数個のシンチレー
タと多セグメント光電子増倍管(または、位置検出型光
電子増倍管)とを組み合わせた放射線位置検出装置(従
来技術2)が知られている。この放射線位置検出装置で
は、光電子増倍管からの出力信号の取り出し本数を低減
させ、その後の信号処理回路の規模を小さくするため、
光電子増倍管の各出力端子の間を抵抗器で接続する抵抗
器列回路が設けられており、この抵抗器列回路の両端点
それぞれから出力される信号を重心演算することによ
り、放射線入射位置を検出している。また、この放射線
位置検出装置では、光電子増倍管の周辺付近の出力端子
と抵抗器列回路との間に増幅器を設けることにより、光
電子増倍管の周辺部分の出力端子からの出力信号を増幅
して、エネルギ信号の一様性および位置分解能の双方の
改善を図っている。
光電子増倍管の周辺付近および中央付近それぞれの出力
端子からの出力信号を互いに独立に取り出して信号処理
し、その信号処理の結果を切り替えて出力する放射線位
置検出装置(従来技術3)が開示されている。
来技術それぞれは以下のような問題点がある。すなわ
ち、従来技術1による放射線位置検出装置では、十分な
位置分解能を確保するためには、小型の光電子増倍管を
多数配置せざるを得ず、光電子増倍管からの出力信号を
処理する回路の規模が大きくならざるを得ない。したが
って、放射線位置検出装置は、複雑かつ大規模な構成に
なるとともに、コスト高にもなる。
置では、エネルギ信号の一様性が幾らか改善されるもの
の充分ではなく、また、増幅器を加える必要があること
から、やはり回路構成が複雑となり、発熱やコスト等の
問題が生じる。また、従来技術3による放射線位置検出
装置では、位置分解能が改善されているものの、エネル
ギ信号の一様性については考慮されておらず、また、増
幅器を加える必要があることから、やはり回路構成が複
雑となり、発熱やコスト等の問題が生じる。
れたものであり、簡単な回路構成であってエネルギ信号
の一様性および位置分解能の双方に優れた放射線位置検
出装置を提供することを目的とする。
検出装置は、(1) 受光面上の位置に対応して第1番目乃
至第N番目の出力端子(N≧4)からなる端子群が設け
られ、放射線の入射位置に応じて当該N個の出力端子の
うちの何れかの出力端子から、その放射線のエネルギ量
に応じた電流信号を出力する放射線検出器と、(2) 少な
くともN−1個の抵抗器が縦続接続され、当該接続点お
よび両端点のうちの互いに実質的に異なるN個の点それ
ぞれが放射線検出器のN個の出力端子それぞれに接続さ
れている抵抗器列と、(3) 放射線検出器のN個の出力端
子のうち第2番目の出力端子から第N−1番目の出力端
子までの間にある抵抗器列中の何れかのM個の接続点
(1≦M≦N−2)それぞれと接地との間にそれぞれ接
続されているM個の抵抗器からなる接地抵抗器群と、を
備え、抵抗器列の両端点それぞれから出力される信号に
基づいて入射位置を求める、ことを特徴とする。
検出器に放射線が入射すると、その入射位置に応じてN
個の出力端子(N≧4)のうちの何れかの出力端子か
ら、その放射線のエネルギ量に応じた電流信号が出力さ
れる。その電流信号は、少なくともN−1個の抵抗器か
らなる抵抗器列およびM個の抵抗器(1≦M≦N−2)
により、その一部が接地に流れ、残部が抵抗器列の両端
点それぞれに出力される。そして、その抵抗器列の両端
点それぞれから出力される信号に基づいて、放射線の入
射位置が求められる。
の第n番目の出力端子(1≦n≦N/2)および第n+
1番目の出力端子の間の抵抗器の抵抗値と、第N−n番
目の出力端子および第N−n+1番目の出力端子の間の
抵抗器の抵抗値とが互いに等しい、ことを特徴とする。
この場合、N個の出力端子それぞれの出力特性が対称性
に優れている放射線検出器であるときに好適である。
番目の抵抗器(1≦m≦M/2)および第M−m+1番
目の抵抗器それぞれは、放射線検出器のN個の出力端子
のうちの互いに対称位置にある2つの出力端子それぞれ
に接続され、抵抗値が互いに等しいことを特徴とする。
この場合、N個の出力端子それぞれの出力特性が対称性
に優れている放射線検出器であるときに好適である。
びM個の抵抗器の全て又は何れかは可変抵抗器であるこ
とを特徴とする。この場合、放射線検出器のN個の出力
端子それぞれの出力特性に応じて、それぞれの抵抗値が
適切に設定される。
互いに異なる2方向のそれぞれについて端子群を有する
2次元検出器であるとともに、抵抗器列および接地抵抗
器群それぞれはその端子群ごとに設けられている、こと
を特徴とする。この場合、2次元的な放射線入射位置が
求められる。
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
に係る放射線位置検出装置の構成について説明する。こ
の放射線位置検出装置は、放射線検出器が1次元検出器
である場合のものである。図1は、本実施形態に係る放
射線位置検出装置の構成図である。
放射線検出器10は、N個の出力端子111 〜11N を
有するものであり、これらN個の出力端子111 〜11
N それぞれは、受光面上の順に並んでいる領域に対応し
ている。したがって、この放射線検出器10は、放射線
が入射した受光面上の位置に応じて1または2以上の何
れかの出力端子から、その放射線のエネルギ量に応じた
電流信号を出力する。ここで、Nは4以上である。
〜11N には、N−1個の抵抗器RC(1)〜RC(N-1)およ
びM個の抵抗器RP(1)〜RP(M)から構成される抵抗器列
回路20が接続されている。ここで、1≦M≦N−2で
ある。抵抗器RC(n)は、放射線検出器10の出力端子1
1n と出力端子11n+1 との間に接続されており(1≦
n≦N−1)、したがって、N−1個の抵抗器RC(1)〜
RC(N-1)は、この順に縦続接続されている。また、M個
の抵抗器RP(1)〜RP(M)それぞれは、放射線検出器10
のN−2個の出力端子112 〜11N-1 のうちの何れか
のM個の出力端子それぞれと接地との間に接続されてい
る。
111 〜11N それぞれの出力特性に関して対称性に優
れたものであれば、抵抗器RC(n)および抵抗器RC(N-n)
(1≦n≦N/2)それぞれは、抵抗値が互いに等しい
のが好適であり、また、抵抗器RP(m)および抵抗器R
P(M-m+1)(1≦m≦M/2)それぞれは、放射線検出器
10の出力端子112 〜11N-1 のうちの互いに対称位
置にある2つの出力端子それぞれに接続され、抵抗値が
互いに等しいのが好適である。この図では、抵抗器R
P(1)は、放射線検出器10の出力端子113 と接地との
間に接続され、抵抗器RP(M)は、出力端子113 と対称
位置にある出力端子11N-2 と接地との間に接続されて
いる。また、抵抗器RP(2)は、放射線検出器10の出力
端子115 と接地との間に接続され、抵抗器R
P(M-1)は、出力端子115 と対称位置にある出力端子1
1N-4 と接地との間に接続されている。
C(1)〜RC(N-1)が縦続接続されてなる抵抗器列の両端点
それぞれには、増幅器31および32それぞれの入力端
子が接続されている。増幅器31および32それぞれ
は、抵抗器列回路20から出力された信号それぞれを入
力し増幅して、アナログ信号X1およびX2それぞれと
して出力する。これら増幅器31および32それぞれの
出力端子は、位置演算回路40に接続されている。
1および42、位置演算器43、加算器44、A/D変
換器45、波高弁別器46ならびに制御信号発生器47
を含んで構成されている。
されたアナログ信号X1をデジタル信号に変換し、A/
D変換器42は、増幅器32から出力されたアナログ信
号X2をデジタル信号に変換し、位置演算器43は、A
/D変換器41および42それぞれから出力された信号
を入力して、X2/(X1+X2)なる比をデジタル演
算して求め、この比を位置信号Xとして出力する。この
位置信号Xは、放射線検出器10の受光面上の放射線入
射位置を表すものである。また、加算器44は、増幅器
31および32それぞれから出力されたアナログ信号X
1およびX2それぞれを入力して加算し、A/D変換器
45は、その加算結果をデジタル信号に変換し、エネル
ギ信号Zとして出力する。
を示す信号を入力する波高弁別器46は、その加算結果
と所定の閾値とを比較して、放射線検出器10に入射し
た放射線のエネルギが検出すべきものであるか否かをエ
ネルギ弁別して判定し、制御信号発生器47は、検出す
べき放射線であると波高弁別器46により判定された場
合にのみ、A/D変換器41,42および45それぞれ
の動作を指示する制御信号Tを出力する。
は以下のように作用する。すなわち、放射線検出器10
の受光面に放射線が入射すると、出力端子111 〜11
N のうちの放射線入射位置に対応する何れかの出力端子
から、その放射線のエネルギ量に応じた電流信号が出力
される。その電流信号は、抵抗器列回路20に入力する
が、そのうちの一部は抵抗器RP(1)〜RP(M)それぞれを
経て接地に流れ、残部が増幅器31および32それぞれ
に入力する。増幅器31および32それぞれに入力した
信号それぞれは増幅されてアナログ信号X1およびX2
それぞれとして出力され、位置演算回路40に入力す
る。
信号X1およびX2が加算器44により互いに加算さ
れ、放射線検出器10に入射した放射線が所定のエネル
ギのものであると波高弁別器46により判定されたとき
のみ、制御信号発生器47から出力された制御信号Tの
指示に基づいて、A/D変換器41,42および45そ
れぞれが動作し、位置信号Xおよびエネルギ信号Zそれ
ぞれが出力される。
置に好適に用いられる放射線検出器10の構成について
説明する。図2は、放射線検出器10の構成および動作
を説明する断面図である。なお、この図に示す放射線検
出器10の構成は、後述するシミュレーション計算の際
に仮定したものである。
3の光電変換面上に14個のBGOシンチレータ121
〜1214がこの順に一次元状に3.0mmのピッチで配
列されたものである。また、光電子増倍管13には、7
個のアノード電極PX1〜PX7がこの順に一次元状に
6.1mmのピッチで配列されており、これらアノード
電極PX1〜PX7それぞれが出力端子111 〜117
それぞれに接続されている。すなわち、ここでは、N=
7である。
BGOシンチレータ125 に放射線が入射すると、発生
したシンチレーションパルス光は、光電子増倍管13の
光電変換面に入射して光電子に変換され、その光電子が
ダイノード(図示せず)により増倍されて生成された2
次電子がアノード電極PX1〜PX7に到達する。この
とき、アノード電極PX1〜PX7に到達する2次電子
の位置分布は、放射線が入射したBGOシンチレータ1
25 の位置に対応する位置を中心とするガウス分布で近
似され得る分布となる。
しては、放射線検出器10の感度をアノード電極PX1
〜PX7それぞれの効率で表し、アノード電極PX1お
よびPX7それぞれの効率を0.7とし、アノード電極
PX2およびPX6それぞれの効率を0.9とし、アノ
ード電極PX3〜PX5それぞれの効率を1.0とし
て、アノード電極PX1〜PX7のうち周辺にあるもの
ほど効率が低いとした。また、光電子の総数を200と
し、そのうちの5%がアノード電極PX1〜PX7それ
ぞれに一様に到達するものとし、残りの更に90%が半
値幅10mmのガウス分布であるとし、その他が半値幅
20mmのガウス分布であるとした。
抗器列回路の説明図である。図3(a)および(b)そ
れぞれは、本発明との比較のために示したものであり、
共に既述の従来技術2に係るものである。図3(a)に
示す抵抗器列回路は、放射線検出器の互いに隣り合う2
つの出力端子の間それぞれに抵抗値1kΩの抵抗器を接
続したものであり、図3(b)に示す抵抗器列回路は、
これに加えて放射線検出器の両端のアノード電極PX1
およびPX7それぞれからの出力端子111 および11
7 それぞれに増幅器(増幅率1.7)を設けて、周辺付
近における感度低下を補ったものである。
明に係るものである。ここでは、N=7とし、M=5と
している。この抵抗器列回路20では、放射線検出器1
0の出力端子111 と出力端子112 との間に抵抗値7
00Ωの抵抗器が接続され、出力端子116 と出力端子
117 との間にも抵抗値700Ωの抵抗器が接続され、
出力端子11n と出力端子11n+1 との間(2≦n≦
5)それぞれには抵抗値300Ωの抵抗器それぞれが接
続されている。また、出力端子112 ,113 ,115
および116 それぞれと接地との間には抵抗値3kΩの
抵抗器それぞれが接続され、出力端子114 と接地との
間には抵抗値4kΩの抵抗器が接続されている。
14それぞれに放射線が入射した場合において、位置演算
回路40から出力されるエネルギ信号Zの波高分布のピ
ーク値を、シミュレーション計算により求めた結果を示
すグラフである。この図で、横軸は、14個のBGOシ
ンチレータ12i (1≦i≦14)の番号iすなわち放
射線入射位置を示し、縦軸は、エネルギ信号Zの相対値
を示す。
来例1による抵抗器列回路を用いた場合(図4中の四角
印)には、エネルギ信号Zは、放射線入射位置が放射線
検出器10の中央に近いほど大きく、中央付近に入射し
たときと周辺に入射したときとでは約2倍の差があるこ
と認められる。
回路を用いた場合(図4中の三角印)には、従来例1の
場合と比較すると、エネルギ信号Zは、中央付近では同
程度であるが、周辺付近では大きな値が得られており、
中央付近に入射したときと周辺付近に入射したときとの
差が小さくなっている。また、この場合には、BGOシ
ンチレータの配列ピッチおよびアノード電極PX1〜P
X7に到達する2次電子の分布の形状から、両端それぞ
れにあるBGOシンチレータ121 および1214それぞ
れに放射線が入射したときに、エネルギ信号Zが最も小
さくなり、両端それぞれから2つ目のBGOシンチレー
タ122 および1213それぞれに放射線が入射したとき
に、エネルギ信号Zが最も大きくなる。エネルギ信号Z
を更に一様なものとするには、放射線検出器のアノード
電極PX2およびPX6それぞれからの出力端子それぞ
れにも、所定の増幅率を有する増幅器を設ける必要があ
り、したがって、回路が更に複雑になる。
係る抵抗器列回路20を用いた場合(図4中の丸印)に
は、従来例1および従来例2それぞれの場合と比較する
と、エネルギ信号Zの一様性が改善されている。なお、
エネルギ信号Zの値は、全体的に小さくなり、特に中央
付近では従来例1および従来例2の場合と比べて約60
%になる。しかし、エネルギ信号Zの値の低下は、本発
明に係る放射線位置検出装置の動作に際して何等支障は
ない。
14それぞれに放射線が一様な頻度で入射した場合におい
て、位置演算回路40から位置信号Xの各値が出力され
る頻度を、シミュレーション計算により求めた結果を示
すグラフである。図5(a)、(b)および(c)それ
ぞれは、図3(a)、(b)および(c)それぞれに示
した抵抗器列回路を用いた場合におけるシミュレーショ
ン結果を示すものであり、それぞれにおいて、横軸は、
位置演算回路40から出力される位置信号Xの値を示
し、縦軸は、位置信号Xの各値が検出される頻度の相対
値を示す。
置信号Xの検出頻度は、放射線入射位置が放射線検出器
10の中央に近いほど大きいこと認められる。また、B
GOシンチレータ121 および122 それぞれに放射線
が入射した事象の相互の分離度が悪く、同様に、BGO
シンチレータ1213および1214それぞれに放射線が入
射した事象の相互の分離度が悪い。
来例1の場合と比較すると、位置信号Xの検出頻度は、
中央付近および周辺付近それぞれに放射線が入射した場
合の相互の差が小さくなっている。しかし、BGOシン
チレータ121 および122それぞれに放射線が入射し
た事象の相互の分離度、および、BGOシンチレータ1
213および1214それぞれに放射線が入射した事象の相
互の分離度は、依然として悪い。
場合には、従来例1および従来例2それぞれの場合と比
較すると、位置信号Xの検出頻度は、中央付近および周
辺付近それぞれに放射線が入射した場合の相互の差が更
に小さくなっている。また、BGOシンチレータ121
および122 それぞれに放射線が入射した事象の相互の
分離度、および、BGOシンチレータ1213および12
14それぞれに放射線が入射した事象の相互の分離度は、
改善されている。
に係る放射線位置検出装置の構成について説明する。こ
の放射線位置検出装置は、放射線検出器が2次元検出器
である場合のものである。図6は、本実施形態に係る放
射線位置検出装置の構成図である。
放射線検出器110は、x軸方向に順に並べられた4個
のアノード電極PX1〜PX4それぞれに接続された出
力端子1111 〜1114 それぞれを有するとともに、
x軸方向に直交するy軸方向に順に並べられた4個アノ
ード電極PY1〜PY4それぞれに接続された出力端子
1116 〜1119 それぞれを有するものである。
1114 および1116 〜1119それぞれには、抵抗
器列回路120が接続されている。すなわち、出力端子
111n および出力端子111n+1 の間(1≦n≦3)
それぞれに抵抗器がそれぞれ接続され、また、出力端子
111n および出力端子111n+1 の間(6≦n≦8)
それぞれに抵抗器がそれぞれ接続されている。また、出
力端子1112 ,1113 ,1117 および1118 そ
れぞれと接地との間にも抵抗器がそれぞれ接続されてい
る。抵抗器列回路120を構成する各抵抗器の抵抗値
は、x軸方向およびy軸方向それぞれについて対称なも
のとなっている。
3個の抵抗器が縦続接続されてなる抵抗器列の両端点そ
れぞれには、増幅器131および132それぞれの入力
端子が接続されている。また、y軸方向についての3個
の抵抗器が縦続接続されてなる抵抗器列の両端点それぞ
れには、増幅器133および134それぞれの入力端子
が接続されている。増幅器131乃至134それぞれ
は、抵抗器列回路120から出力された信号それぞれを
入力し増幅して、アナログ信号X1,X2,Y1および
Y2それぞれとして出力する。これら増幅器131乃至
134それぞれの出力端子は、位置演算回路140に接
続されている。
141乃至144、位置演算器145および146、加
算器147、A/D変換器148、波高弁別器149な
らびに制御信号発生器150を含んで構成されている。
出力されたアナログ信号X1をデジタル信号に変換し、
A/D変換器142は、増幅器132から出力されたア
ナログ信号X2をデジタル信号に変換し、位置演算器1
45は、A/D変換器141および142それぞれから
出力された信号を入力して、X2/(X1+X2)なる
比をデジタル演算して求め、この比を位置信号Xとして
出力する。この位置信号Xは、放射線検出器110の受
光面上の放射線入射位置のx座標値を表すものである。
幅器133から出力されたアナログ信号Y1をデジタル
信号に変換し、A/D変換器144は、増幅器134か
ら出力されたアナログ信号Y2をデジタル信号に変換
し、位置演算器146は、A/D変換器143および1
44それぞれから出力された信号を入力して、Y2/
(Y1+Y2)なる比をデジタル演算して求め、この比
を位置信号Yとして出力する。この位置信号Yは、放射
線検出器110の受光面上の放射線入射位置のy座標値
を表すものである。
134それぞれから出力されたアナログ信号X1,X
2,Y1およびY2それぞれを入力して加算し、A/D
変換器148は、その加算結果をデジタル信号に変換
し、エネルギ信号Zとして出力する。
果を示す信号を入力する波高弁別器149は、その加算
結果と所定の閾値とを比較して、放射線検出器110に
入射した放射線のエネルギが検出すべきものであるか否
かをエネルギ弁別して判定し、制御信号発生器150
は、検出すべき放射線であると波高弁別器149により
判定された場合にのみ、A/D変換器141乃至144
および148それぞれの動作を指示する制御信号Tを出
力する。
は以下のように作用する。すなわち、放射線検出器11
0の受光面に放射線が入射すると、出力端子111 〜1
14のうちの放射線入射位置のx座標値に対応する何れ
かの出力端子から、また、出力端子116 〜119 のう
ちの放射線入射位置のy座標値に対応する何れかの出力
端子から、その放射線のエネルギ量に応じた電流信号が
出力される。その電流信号は、抵抗器列回路120に入
力するが、そのうちの一部は、接地との間に接続された
抵抗器それぞれを経て接地に流れ、残部が、増幅器13
1乃至134それぞれに入力する。増幅器131乃至1
34それぞれに入力した信号それぞれは増幅されてアナ
ログ信号X1,X2,Y1およびY2それぞれとして出
力され、位置演算回路140に入力する。
グ信号X1,X2,Y1およびY2が加算器147によ
り互いに加算され、放射線検出器110に入射した放射
線が所定のエネルギのものであると波高弁別器149に
より判定されたときのみ、制御信号発生器150から出
力された制御信号Tの指示に基づいて、A/D変換器1
41乃至144および148それぞれが動作し、位置信
号XおよびYならびにエネルギ信号Zそれぞれが出力さ
れる。
置に好適に用いられる放射線位置検出器110の構成に
ついて説明する。図7は、放射線検出器110の構成図
である。この放射線検出器110は、2次元位置検出型
の光電子増倍管113の光電変換面上にBGOシンチレ
ータアレイ112が配置されたものであり、そのBGO
シンチレータアレイ112は、x軸方向について8行、
y軸方向について4列、計32個のシンチレータからな
る。
った実験の結果について、図8乃至図10を用いて説明
する。この実験では、放射線源としてCs-137を用い
た。なお、これら各図において、(a)は、従来例によ
る放射線位置検出装置を用いた実験結果であり、図6中
における抵抗値R1,R2およびR3それぞれを1k
Ω、1kΩおよび無限大それぞれとし、また、(b)
は、本実施形態に係る放射線位置検出装置を用いた実験
結果であり、抵抗値R1,R2およびR3それぞれを1
kΩ、680Ωおよび1.3kΩそれぞれとした。
を構成する各シンチレータそれぞれに放射線が一様な頻
度で入射した場合に位置演算回路140から出力された
エネルギ信号Zの波高分布を示すグラフである。既述し
たように、シンチレータに放射線が入射した場合に得ら
れる波高分布は、光電ピークと呼ばれるピークを有する
が、BGOシンチレータアレイ112を構成する32個
のシンチレータそれぞれの波高分布は一般に互いに異な
っている。したがって、従来例による放射線位置検出装
置においては、エネルギ信号Zの波高分布は、各シンチ
レータそれぞれの波高分布を総和した形の波高分布とな
り、図8(a)に示すように多数のピークを有するもの
となる。これに対して、本実施形態に係る放射線位置検
出装置においては、図8(b)に示すように、エネルギ
信号Zの波高分布は、光電ピーク部分が全体として1つ
のピークを有するものとなっている。
られた個々のシンチレータそれぞれの波高分布のピーク
値を示すグラフである。この図に示すように、従来例に
よる放射線位置検出装置では、放射線検出器110の中
央付近と周辺付近とでは波高ピーク値が大きく異なる
(図9(a))。これに対して、本実施形態に係る放射
線位置検出装置では、放射線検出器110の中央付近と
周辺付近とで波高ピーク値の差が小さくなっている(図
9(b))。
横軸および縦軸それぞれとして放射線検出頻度をドット
表示したプロット図である。この図において、濃色部分
ほど放射線検出頻度が高いことを表している。また、こ
の図には、x軸方向について第5行目における検出頻度
プロファイル、および、y軸方向について第3列目にお
ける検出頻度プロファイルをも示している。この図に示
すように、従来例による放射線位置検出装置の場合(図
10(a))と比較して、本実施形態に係る放射線位置
検出装置の場合(図10(b))の方が、位置分解能お
よび位置直線性が共に優れていることが判る。
ではなく種々の変形が可能である。例えば、抵抗器列回
路の構成は種々の変形が可能である。第1の実施形態に
係る放射線位置検出装置における抵抗器列回路について
説明すると以下のとおりである。図11は、抵抗器列回
路の変形例を説明する図である。この図では、抵抗器列
回路の一部分、すなわち、放射線検出器10のN個の出
力端子のうち互いに隣り合う出力端子11n および出力
端子11n+1 (1≦n≦N−1)の間の部分のみを示し
ている。図6(a)に示したものは、図1および図3
(c)それぞれで説明したものと同等の構成、すなわ
ち、いわゆるΠ型回路となっており、放射線検出器10
の出力端子11n および出力端子11n+1 の間に抵抗器
(抵抗値Ra)が接続され、放射線検出器10の出力端
子と接地との間に抵抗器(抵抗値Rb)が接続されてい
る。一方、図6(b)に示したものは、いわゆるT型回
路であり、放射線検出器10の出力端子11n および出
力端子11n+1 の間に2つの抵抗器(ともに抵抗値R
a')が接続され、その2つの抵抗器の間の接続点と接地
との間に抵抗器(抵抗値Rb')が接続されている。そし
て、抵抗値Ra ,Rb ,Ra'およびRb'が図中に示す関
係式を満たす場合には、Π型回路(図11(a))とT
型回路(図11(b))とは互いに等価である。したが
って、回路製作上において都合のよい構成を採用すれば
よい。
C(1)〜RC(N-1)およびRP(1)〜RP(M)それぞれの抵抗
値、ならびに、抵抗器RP(1)〜RP(M)それぞれの接続位
置は、放射線検出器10の特性によって適切に決定され
るべきものであって、図1や図3(c)に示したものに
限られるものではない。また、抵抗器RC(1)〜RC(N-1)
およびRP(1)〜RP(M)の全て又は何れかを可変抵抗器と
しておいて、個々の放射線検出器の出力特性に応じて、
それぞれの抵抗値を適切に設定するのも好適である。
よれば、放射線検出器に放射線が入射すると、その入射
位置に応じてN個の出力端子(N≧4)のうちの何れか
の出力端子から、その放射線のエネルギ量に応じた電流
信号が出力される。その電流信号は、少なくともN−1
個の抵抗器からなる抵抗器列およびM個の抵抗器(1≦
M≦N−2)からなる抵抗器列回路により、その一部が
接地に流れ、残部が抵抗器列の両端点それぞれに出力さ
れる。そして、その抵抗器列の両端点それぞれから出力
される信号に基づいて、放射線の入射位置が求められ
る。
検出器の出力端子の本数が多い場合であっても、少ない
個数の増幅器と抵抗器列回路とからなる簡単な回路を用
いて、位置分解能を低下させることなく、エネルギ信号
の一様性を改善することができる。
ぞれの出力特性が対称性に優れているときには、抵抗器
列中の各抵抗器および接地と接続されたM個の抵抗器そ
れぞれの抵抗値と接続とを対称なものとすることによ
り、さらに簡易な構成となる。
抵抗器の全て又は何れかが可変抵抗器である場合には、
放射線検出器のN個の出力端子それぞれの出力特性に応
じて、それぞれの抵抗値を適切に設定することができ、
したがって、放射線位置検出装置の出力特性を最適化す
ることができる。
なる2方向のそれぞれについて端子群を有する2次元検
出器であるとともに、抵抗器列および接地抵抗器群それ
ぞれはその端子群ごとに設けられている場合には、2次
元的な放射線入射位置が求められる。この場合にも、少
ない個数の増幅器と抵抗器列回路とからなる簡単な回路
を用いて、位置分解能を低下させることなく、エネルギ
信号の一様性を改善することができる。
構成図である。
断面図である。
説明図である。
放射線が入射した場合において、位置演算回路40から
出力されるエネルギ信号Zの波高分布のピーク値を、シ
ミュレーション計算により求めた結果を示すグラフであ
る。
放射線が一様な頻度で入射した場合において、位置演算
回路40から位置信号Xの各値が出力される頻度を、シ
ミュレーション計算により求めた結果を示すグラフであ
る。
構成図である。
シンチレータそれぞれに放射線が一様な頻度で入射した
場合に位置演算回路140から出力されたエネルギ信号
Zの波高分布を示すグラフである。
シンチレータそれぞれの波高分布のピーク値を示すグラ
フである。
軸それぞれとして放射線検出頻度をドット表示したプロ
ット図である。
1 〜1214…BGOシンチレータ、13…光電子増倍
管、20…抵抗器列回路、31,32…増幅器、40…
位置演算回路、41,42…A/D変換器、43…位置
演算器、44…加算器、45…A/D変換器、46…波
高弁別器、47…制御信号発生器、110…放射線検出
器、1111 〜1114 ,1116 〜1119 …出力端
子、112…BGOシンチレータアレイ、113…光電
子増倍管、120…抵抗器列回路、131〜134…増
幅器、140…位置演算回路、141〜144…A/D
変換器、145,146…位置演算器、147…加算
器、148…A/D変換器、149…波高弁別器、15
0…制御信号発生器、PX1〜PX7,PY1〜PY4
…アノード電極、RC(1)〜RC(N-1),RP(1)〜RP(M)…
抵抗器。
Claims (5)
- 【請求項1】 受光面上の位置に対応して第1番目乃至
第N番目の出力端子(N≧4)からなる端子群が設けら
れ、放射線の入射位置に応じて当該N個の出力端子のう
ちの何れかの出力端子から、その放射線のエネルギ量に
応じた電流信号を出力する放射線検出器と、 少なくともN−1個の抵抗器が縦続接続され、当該接続
点および両端点のうちの互いに実質的に異なるN個の点
それぞれが前記放射線検出器の前記N個の出力端子それ
ぞれに接続されている抵抗器列と、 前記放射線検出器の前記N個の出力端子のうち第2番目
の出力端子から第N−1番目の出力端子までの間にある
前記抵抗器列中の何れかのM個の接続点(1≦M≦N−
2)それぞれと接地との間にそれぞれ接続されているM
個の抵抗器からなる接地抵抗器群と、 を備え、前記抵抗器列の両端点それぞれから出力される
信号に基づいて前記入射位置を求める、ことを特徴とす
る放射線位置検出装置。 - 【請求項2】 前記抵抗器列は、前記放射線検出器の第
n番目の出力端子(1≦n≦N/2)および第n+1番
目の出力端子の間の抵抗器の抵抗値と、第N−n番目の
出力端子および第N−n+1番目の出力端子の間の抵抗
器の抵抗値とが互いに等しい、ことを特徴とする請求項
1記載の放射線位置検出装置。 - 【請求項3】 前記M個の抵抗器のうちの第m番目の抵
抗器(1≦m≦M/2)および第M−m+1番目の抵抗
器それぞれは、前記放射線検出器の前記N個の出力端子
のうちの互いに対称位置にある2つの出力端子それぞれ
に接続され、抵抗値が互いに等しい、ことを特徴とする
請求項1記載の放射線位置検出装置。 - 【請求項4】 前記抵抗器列中の各抵抗器および前記M
個の抵抗器の全て又は何れかは可変抵抗器である、こと
を特徴とする請求項1記載の放射線位置検出装置。 - 【請求項5】 前記放射線検出器は、前記受光面上の互
いに異なる2方向のそれぞれについて前記端子群を有す
る2次元検出器であるとともに、 前記抵抗器列および前記接地抵抗器群それぞれは、前記
端子群ごとに設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の放射線位置検出装置。
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