JPH11236796A - スクリュコンベヤ - Google Patents

スクリュコンベヤ

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Publication number
JPH11236796A
JPH11236796A JP3925398A JP3925398A JPH11236796A JP H11236796 A JPH11236796 A JP H11236796A JP 3925398 A JP3925398 A JP 3925398A JP 3925398 A JP3925398 A JP 3925398A JP H11236796 A JPH11236796 A JP H11236796A
Authority
JP
Japan
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screw conveyor
joint
joint member
spherical
primary
Prior art date
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Pending
Application number
JP3925398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshida
竹志 吉田
Michiaki Morita
道明 森田
Masakazu Fukai
政和 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Screw Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリュコンベヤにおいて、急曲線施工にお
いて1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤとの
連結部での通過断面の減少を抑制し、土砂や礫の閉塞を
防止できるようにする。 【解決手段】 1次スクリュコンベヤ1の後端と2次ス
クリュコンベヤ2の前端はジョイント装置3を介して連
結され、ジョイント装置3は、1次スクリュコンベヤ1
の後端及び2次スクリュコンベヤ2の前端に結合された
端部ジョイント部材21,22と、これら端部ジョイン
ト部材21,22の間に配置された筒状ジョイント部材
23とを備え、端部ジョイント部材21,22の先端部
には球面凸部21a,22aが設けられ、筒状ジョイン
ト部材23の両端部の内面には球面凹部23a,23a
が設けられ、これら球面凸部21a,22aと球面凹部
23a,23aとで2組の球面ジョイント31,32が
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機に
装備されるスクリュコンベヤに係り、特に、シールド本
体に取り付けられた1次スクリュコンベヤの後端に2次
スクリュコンベヤの前端を屈曲可能に連結したスクリュ
コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシールド掘進機のスクリュコンベ
ヤとしては、例えば実開平1−150694号公報に記
載されているように、シールド本体に取り付けられた前
段(1次)スクリュコンベヤの後端部に後段(2次)ス
クリュコンベヤの前端部を1個の球面ジョイントを介し
て連結したものがある。これは、シールド本体がピッチ
ングやローリングを起こしたり、あるいはカーブ施工す
ることにより、シールド本体とその後方に配置された後
続台車との間に相対的な角度変化が生起しても、スクリ
ュコンベヤがその角度変化に追従できるようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、カーブ施工時に、カーブの曲率半径が小さくなる
と、即ちカーブが急になると、球面ジョイントの屈曲角
度も大きくなり、球面ジョイントのオス側のジョイント
部材が土砂通路内に大きく侵入し、1次スクリュコンベ
ヤと2次スクリュコンベヤとの連結部での通過断面が小
さくなる。その結果、土砂の通過抵抗が増したり、礫の
通過空間が確保できなくなり、土砂や礫が閉塞する原因
となっていた。
【0004】本発明の目的は、急曲線施工において1次
スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤとの連結部で
の通過断面の減少を抑制し、土砂や礫の閉塞を防止でき
るスクリュコンベヤを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記の目的を達成
するため、本発明は、シールド本体に取り付けられた1
次スクリュコンベヤの後端に2次スクリュコンベヤの前
端をジョイント装置を介して連結し、これら1次及び2
次スクリュコンベヤにより掘削土砂をシールド本体の後
方に搬出するシールド掘進機のスクリュコンベヤにおい
て、前記ジョイント装置は、前記1次スクリュコンベヤ
の後端及び2次スクリュコンベヤの前端とにそれぞれ設
けられた端部ジョイント部材と、これら端部ジョイント
部材の間に配置された筒状ジョイント部材とを有し、こ
の筒状ジョイント部材の両端と前記端部ジョイント部材
とで2組の球面ジョイントを構成する。
【0006】以上のように構成した本発明においては、
ジョイント装置に2組の球面ジョイントを設け、1次ス
クリュコンベヤの後端と2次スクリュコンベヤの前端を
2組の球面ジョイントを介して連結することにより、1
次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の曲げ角
度は2組の球面ジョイントの曲げ角度に振り分けられ、
急曲線施工時に1次スクリュコンベヤと2次スクリュコ
ンベヤ間の曲げ角度が大きくなっても、個々の球面ジョ
イントの曲げ角度はそれより小さくなる。このため、筒
状ジョイント部材の両端及び端部ジョイント部材のうち
オス側のジョイント部材の土砂通路内への侵入量も減
り、1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤとの
連結部での通過断面の減少が抑制され、これにより土砂
の通過抵抗の増大が低減されるとともに礫の通過空間が
確保され、土砂や礫の閉塞を防止できる。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記1次スクリュコンベヤ及び2次スクリュコンベヤの
端部ジョイント部材のそれぞれに、前記筒状ジョイント
部材の端面に係合して前記2組の球面ジョイントの最大
曲げ角度を規制するストッパを設け、このストッパの位
置を調整可能とし前記最大曲げ角度を変更可能とする。
【0008】複数のカーブを持つシールドを施工する場
合、そのときのカーブの最大曲がり角度に応じてストッ
パの位置を調整して2組の球面ジョイントの最大曲げ角
度を変更することにより、各カーブ毎に上記(1)と同
様の作用が得られる。
【0009】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記ジョイント装置に、前記2組の球面ジョイン
トを等角で屈曲させる同調曲げ手段を設ける。
【0010】これにより2組の球面ジョイントはその摺
動抵抗に関係なく常に等角で屈曲するので、1次スクリ
ュコンベヤと2次スクリュコンベヤとの連結部での通過
断面の減少量が常に最大に抑えられ、土砂や礫の閉塞を
確実に防止できる。
【0011】(4)上記(3)において、例えば、前記
同調曲げ手段は、前記筒状ジョイント部材の両端部より
軸方向にそれぞれ突出し、前記球面ジョイントが屈曲し
たときに前記1次スクリュコンベヤ及び2次スクリュコ
ンベヤの端部ジョイント部材のうちの対応する側の外周
面に係合する複数本の板バネを有する。
【0012】(5)また、上記(3)において、前記同
調曲げ手段は、前記1次スクリュコンベヤ及び2次スク
リュコンベヤの端部ジョイント部材にそれぞれ設けら
れ、前記筒状ジョイント部材の両端面に係合する弾性力
を持つバンドを有してもよい。
【0013】(6)更に、上記(3)において、前記同
調曲げ手段は、前記1次スクリュコンベヤの端部ジョイ
ント部材と前記筒状ジョイント部材との間及び前記2次
スクリュコンベヤの端部ジョイント部材と前記筒状ジョ
イント部材との間をそれぞれ連結する少なくとも2つの
同サイズの同調ジャッキを有し、この同調ジャッキの一
方のロッド側ポートを他方のロッド側ポートに接続し、
同調ジャッキの一方のボトム側ポートを他方のボトム側
ポートに接続してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態を図
1〜図3により説明する。図1において、10はシール
ド掘進機に搭載される本実施形態のスクリュコンベヤで
あり、このスクリュコンベヤ10によりシールド本体1
1の前部に設置されたカッタ12で掘削した土砂が後方
に搬出される。
【0015】スクリュコンベヤ10は、1次スクリュコ
ンベヤ1と、2次スクリュコンベヤ2とを有し、1次ス
クリュコンベヤ1の後端に2次スクリュコンベヤ2の前
端がジョイント装置3を介して連結されている。
【0016】1次スクリュコンベヤ1は、シールド本体
11の下部に取り付けられ、後方に斜め上方に延びて後
端が屈曲するケーシング1aと、このケーシング1a内
部に配置されたスクリュ1bと、ケーシング1aの後端
部に設けられ、スクリュ1bを回転させる駆動モータ5
とを有している。
【0017】2次スクリュコンベヤ2は、ジョイント装
置3に連結され、後方にほぼ水平に延びたケーシング2
aと、このケーシング2a内部に配置されたスクリュ2
bと、ケーシング2aの後端に設けられ、スクリュ2b
を回転させる駆動モータ6と、ケーシング2aの後端部
に設けられ、搬送土砂を排出するゲート7と、このゲー
ト7を開閉するゲートジャッキ8とを有している。
【0018】上記の2次スクリュコンベヤ2は、トンネ
ル内に敷設されたレール16上を移動する後方台車14
の上部の支持台14a,14b上に搭載、支持されてい
る。後方台車14は、ビーム等(図示せず)によりシー
ルド本体11と連結され、レール16上をシールド本体
11の前進に伴って前進移動する。また、後方台車14
の後方にはレール16上を移動するずり台車17が配置
され、このずり台車17にゲート7から排出された土砂
が積み込まれる。
【0019】図2に1次スクリュコンベヤ1と2次スク
リュコンベヤ2とを連結するジョイント装置3の構造を
示す。図2において、ジョイント装置3は、1次スクリ
ュコンベヤ1の後端及び2次スクリュコンベヤ2の前端
にそれぞれフランジ部Fでボルト結合された端部ジョイ
ント部材21,22と、これら端部ジョイント部材2
1,22の間に配置された筒状ジョイント部材23とを
備えている。なお、1次スクリュコンベヤ1の後端及び
2次スクリュコンベヤ2の前端と端部ジョイント部材2
1,22との結合はボルト結合でなく、溶接であっても
よい。
【0020】端部ジョイント部材21,22のそれぞれ
の先端部にはオス型ジョイント部を構成する球面凸部2
1a,22aが設けられ、筒状ジョイント部材23の両
端部の内面にはメス型ジョイント部を構成する球面凹部
23a,23aが設けられ、これら球面凸部21a,2
2aと球面凹部23a,23aが摺接自在に嵌合し、2
組の球面ジョイント31,32が構成されている。この
球面ジョイント31,32の最大曲げ角度(以下、ジョ
イント最大曲げ角度という)θjmaxは、カーブ施工の設
計上の最大曲がり角度(以下、カーブの最大曲がり角度
という)をθdmaxとすると、θdmax/2+α(αは余裕
分の小さな値)に設定されている。
【0021】また、球面凹部23a,23aには、球面
凸部21a,22aとの間をシールするリング状のシー
ル部材24,24がそれぞれ設けられている。前述の2
次スクリュコンベヤ2のスクリュ2bは球面凸部22a
の先端まで延びている。
【0022】以上のように構成した本実施形態におい
て、カッタ12で前方の地山を掘削してシールド本体1
1の掘進を行うとき、カッタ12で掘削された土砂は泥
状化されてスクリュコンベヤ10の1次スクリュコンベ
ヤ1内に取り込まれ、ジョイント装置3及び2次スクリ
ュコンベヤ2の内部を通ってゲート7に送られ、ゲート
7から排土されてずり台車17内に移載され、ずり台車
17によりトンネル後方に送られる。
【0023】ここで、カーブ施工を行うときは、1次ス
クリュコンベヤ1と2次スクリュコンベヤ2間を掘進方
向に屈曲させた状態で土砂をゲート7まで搬送する。こ
のとき、2組の球面ジョイント31,32が共に屈曲す
るので、カーブが急でも1次スクリュコンベヤ1と2次
スクリュコンベヤ2との連結部での通過断面の減少が抑
えられる。このことを図3を用いて説明する。
【0024】図3は本発明の上記効果を説明するための
比較例であり、1次スクリュコンベヤ1の後端には、先
端部に球面凹部55aを設けたメス側のジョイント部材
55が連結され、2次スクリュコンベヤ2の前端には、
先端部に球面凸部56aを設けたオス側のジョイント部
材56が連結され、球面凹部55aと球面凸部56aと
が摺接することによって球面ジョイント53を構成して
いる。
【0025】このようなジョイント装置では、1次スク
リュコンベヤ1と2次スクリュコンベヤ2間の曲げ角度
(以下、コンベヤ曲げ角度という)θsと球面ジョイン
ト53の曲げ角度(以下、ジョイント曲げ角度という)
θj'が一致する。また、球面ジョイント53が屈曲する
と、球面凸部56aの先端部の屈曲内側部分Pが土砂通
路内の中心側に侵入し、1次スクリュコンベヤ1と2次
スクリュコンベヤ2との連結部での通過断面(以下、コ
ンベヤ連結部通過断面という)Sjが減少する。ここ
で、コンベヤ曲げ角度θsは施工カーブの設計上の曲が
り角度(以下、カーブの曲がり角度という)θdに一致
するので、カーブの曲がり角度θdが増大するにつれて
それと同じ角度だけジョイント曲げ角度θj'も増大し、
カーブの最大曲がり角度θdmaxでジョイント曲げ角度θ
j'も最大となる。また、これに伴ってコンベヤ連結部通
過断面Sjが減少し、カーブの最大曲がり角度θdmaxで
コンベヤ連結部通過断面Sjも最小となる。このため、
コンベヤ連結部通過断面Sjが非屈曲時の通過断面S0に
対して大きく減少し、土砂の通過抵抗が増したり、礫の
通過空間が確保できなくなり、土砂や礫が閉塞する原因
となる。
【0026】これに対し本実施形態においては、上述し
たように1次スクリュコンベヤ1と2次スクリュコンベ
ヤ2とを2組の球面ジョイント31,32を介して連結
したので、球面ジョイント31,32の摺動抵抗が同じ
であれば、コンベヤ曲げ角度θsが2組の球面ジョイン
ト31,32に等角で振り分けられ、上記最大曲がり角
度θdmaxの部分を含めカーブの全部分で、球面ジョイン
ト31,32の曲げ角度(以下、ジョイント曲げ角度と
いう)θjはθd/2となる。このため、最大曲がり角度
θdmaxを含めカーブの全部分で、ジョイント曲げ角度θ
jは図3で示したジョイント曲げ角度θj'の半分とな
り、球面凸部21aの後端部の屈曲内側部分Pa及び球
面凸部22aの前端部の屈曲内側部分Pbの土砂通路内
への侵入量も半分となり、その分コンベヤ連結部通過断
面Shの減少量は図3で示した通過断面Sjよりも抑えら
れ、これにより、土砂の通過抵抗の増大を低減できると
ともに礫の通過空間も確保でき、土砂や礫の閉塞を防止
できる。
【0027】また、2組の球面ジョイント31,32の
摺動抵抗が異なる場合は、球面ジョイント31,32の
うち摺動抵抗が小さい方が先に屈曲し始め、それがジョ
イント最大曲げ角度θjmaxに達すると、他方が屈曲し始
める。このため、球面ジョイント31,32の一方がジ
ョイント最大曲げ角度θjmaxに達した以降のカーブ部分
では、ジョイント曲げ角度θjは図3で示したジョイン
ト曲げ角度θj'よりも小さくなり、球面凸部21aの屈
曲内側部分Pa及び球面凸部22aの屈曲内側部分Pb
の土砂通路への侵入量が減少する。また、上述したよう
にジョイント最大曲げ角度θjmaxはθdmax/2+α(α
は小さな値)であるので、カーブの最大曲がり角度θdm
ax部分でもジョイント曲げ角度θjは共に図3で示した
ジョイント曲げ角度θj'の概ね半分となり、球面凸部2
1aの屈曲内側部分Pa及び球面凸部22aの屈曲内側
部分Pbの土砂通路への侵入量も概ね半分となる。した
がって、コンベヤ連結部通過断面Shの減少量が図3で
示したコンベヤ連結部通過断面Sjよりも抑えられ、土
砂や礫の閉塞を防止できる。
【0028】また、ジョイント最大曲げ角度θjmaxはθ
dmax/2+αであるので、図3で示したジョイント53
の最大曲げ角度θjmax'(=θdmax+α)よりも小さ
く、これにより球面ジョイント31,32は径方向に小
さくコンパクトになり、空間的に制約のあるトンネル内
に容易に設置できるようになるという効果もある。
【0029】更に、筒状ジョイント部材23に球面凹部
23a,23aを設け、端部ジョイント部材21,22
に球面凸部21a,22aを設ける構造としたので、上
述したようにスクリュ2bを球面ジョイント32の端部
まで配置でき、これによりスクリュ2bの有効長が増大
し、ジョイント装置3の部分で土砂の圧密のないスムー
ズな搬送が可能となる。
【0030】以上のように本実施形態によれば、急曲線
施工においてコンベヤ連結部通過断面Shの減少量が抑
えられるので、土砂の通過抵抗の増大を低減できるとと
もに礫の通過空間も確保でき、土砂や礫の閉塞を防止で
きる。
【0031】また、球面ジョイント31,32は径方向
に小さくコンパクトになるので、空間的に制約のあるト
ンネル内での設置に際して有利になる。
【0032】更に、スクリュ2bを球面ジョイント32
の端部まで配置したので、ジョイント装置3の部分で土
砂の圧密のないスムーズな搬送が可能となる。
【0033】本発明の第2の実施形態を図4により説明
する。本実施形態は、ジョイント最大曲げ角度jmaxを変
更可能にするものである。図中、図2と同等の部材には
同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0034】図4において、本実施形態のスクリュコン
ベヤ10Aは、1次スクリュコンベヤ1と2次スクリュ
コンベヤ2とをジョイント装置3Aを介して連結してい
る。このジョイント装置3Aの端部ジョイント部材2
1,22の外周面には複数個(例えば各4個)の取付台
26が円周方向に離間して固定され、この取付台26に
はストッパ25がそれぞれ取り付けられ、このストッパ
25が筒状ジョイント部材23の端面に係合してジョイ
ント最大曲げ角度θjmaxを規制するようになっている。
【0035】ストッパ25は、図5に示すように、取付
部25aと係合部25bとからなる断面L字型をなし、
取付部25aは端部ジョイント部材21,22の軸心方
向に離れた3列のボルト穴25cを有し、3列のうちの
1列のボルト穴にボルト27を挿入して取付台26に設
けられたネジ穴26aにねじ込むことで結合されてお
り、これによりストッパ25の位置を変更しジョイント
最大曲げ角度θjmaxを変更できるようになっている。
【0036】本実施形態では、一つのシールド施工にお
いて最小曲率半径の異なる複数のカーブがあり、カーブ
の最大曲がり角度θdmaxがカーブ毎に異なる場合を想定
しており、ジョイント最大曲げ角度θjmaxは、複数のカ
ーブのうち曲率半径が最小のカーブの最大曲げ角度θdm
ax(θdmaxmax)を基準にして、θdmaxmax/2+α(α
は余裕分の小さな値)に設定される。
【0037】シールドの施工に際しては、そのときのカ
ーブの最大曲げ角度θdmaxに応じてストッパ25の位置
を調整し、ジョイント最大曲げ角度θjmaxを変更する。
つまり、カーブの最大曲がり角度θdmaxが小さくなった
ときは、それに応じてジョイント最大曲げ角度θjmaxも
小さくなり、カーブの最大曲がり角度θdmaxが大きくな
ったときは、それに応じてジョイント最大曲げ角度θjm
axも大きくなるようにストッパ25の位置を調整する。
【0038】このように本実施形態にあっては、複数の
カーブを持つシールドを施工する場合は、各カーブの最
大曲がり角度θdmaxに応じてジョイント最大曲げ角度θ
jmaxを変更するので、各カーブ毎に第1の実施形態と同
様の効果が得られる。
【0039】本発明の第3の実施形態を図6により説明
する。本実施形態は、2組の球面ジョイント31,32
を強制的に等角で屈曲させるものである。図中、図2と
同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0040】図6において、本実施形態のスクリュコン
ベヤ10Bは、1次スクリュコンベヤ1と2次スクリュ
コンベヤ2とをジョイント装置3Bを介して連結してい
る。ジョイント装置3Bは、筒状ジョイント部材23の
両端部より軸方向にそれぞれ突出した複数本(例えば各
4本)の板バネ33a,33bを有し、この板バネ33
a,33bは球面ジョイント31,32が屈曲したとき
に、1次スクリュコンベヤ1及び2次スクリュコンベヤ
2の端部ジョイント部材21,22の外周面にそれぞれ
係合し、弾性変形する。板バネ33a,33bは、その
ように弾性変形すると筒状ジョイント部材23を曲げる
ような弾性力を持っている。
【0041】以上のように構成した本実施形態におい
て、例えば球面ジョイント31が図6で見て下側に屈曲
すると、1次スクリュコンベヤ1の端部ジョイント部材
21が屈曲の内側に位置する板バネ33aに接触して、
この板バネ33aが弾性変形し、この弾性力により筒状
ジョイント部材23が押され、その軸心J3が端部ジョ
イント部材21の軸心J1に一致する方向に曲げられ
る。筒状ジョイント部材23が所定量曲がると、板バネ
33aと同じ側の板バネ33bが2次スクリュコンベヤ
2の端部ジョイント部材22に接触して弾性変形し、こ
の弾性力により筒状ジョイント部材23が押し返され、
その軸心J3が端部ジョイント部材22の軸心J2に一致
する方向に曲げられる。そして、最終的には、球面ジョ
イント31,32の曲げ角度θjが等しくなる位置で筒
状ジョイント部材23がバランスする。
【0042】このように本実施形態においては、球面ジ
ョイント31,32の摺動抵抗に関係なく、球面ジョイ
ント31,32は板バネ33a,33bにより常に強制
的に等角で屈曲させられるので、ジョイント曲げ角度θ
jは常に図3で示したジョイント曲げ角度θj'の半分と
なり、コンベヤ連結部通過断面の減少量も常に最大に抑
えられ、土砂や礫の閉塞を確実に防止できる。
【0043】本発明の第4の実施形態を図7により説明
する。本実施形態は、第3の実施形態において2組の球
面ジョイント31,32を等角で屈曲させる手段を変え
たものである。図中、図2と同等の部材には同じ符号を
付し、その説明を省略する。
【0044】図7において、本実施形態のスクリュコン
ベヤ10Cは、1次スクリュコンベヤ1と2次スクリュ
コンベヤ2とをジョイント装置3Cを介して連結してい
る。ジョイント装置3Cは、1次スクリュコンベヤ1及
び2次スクリュコンベヤ2の端部ジョイント部材21,
22の外周面に設けられ、筒状ジョイント部材23の両
端面に係合する弾性力を持つゴムバンド34a,34b
と、このゴムバンド34a,34bが端部ジョイント部
材21,22の軸心方向に移動しないように規制するス
トッパ35a,35bとを有している。ゴムバンド34
a,34bは、端部ジョイント部材21,22の軸心J
1,J2が一致している状態で僅かな初期ひずみが与えら
れており、球面ジョイント31,32の屈曲によりゴム
バンド34a,34bの一部分が縮むと、筒状ジョイン
ト部材23を曲げるような弾性力を持っている。
【0045】以上のように構成した本実施形態におい
て、例えば球面ジョイント31が図7で見て下側に屈曲
すると、ゴムバンド34aの屈曲内側部分が縮み、この
圧縮力により筒状ジョイント部材23の前端面が押さ
れ、筒状ジョイント部材23はその軸心J3が端部ジョ
イント部材21の軸心J1に一致する方向に曲げられ
る。筒状ジョイント部材23が所定量曲がると、ゴムバ
ンド34bのゴムバンド34a縮み部分と同じ側の部分
が縮み、この圧縮力により筒状ジョイント部材23の後
端面が押し返され、筒状ジョイント部材23はその軸心
J3が端部ジョイント部材22の軸心J2に一致する方向
に曲げられる。そして、最終的には、球面ジョイント3
1,32の曲げ角度θjが等しくなる位置で筒状ジョイ
ント部材23がバランスする。
【0046】このように本実施形態においては、2組の
球面ジョイント31,32はゴムバンド34a,34b
により常に強制的に等角で屈曲させられるので、第3の
実施形態と同様に、コンベヤ連結部通過断面の減少量が
常に最大に抑えられ、土砂や礫の閉塞を確実に防止でき
る。
【0047】本発明の第5の実施形態を図8により説明
する。本実施形態も、第3の実施形態において2組の球
面ジョイント31,32を等角に屈曲させる手段を変え
たものである。図中、図2と同等の部材には同じ符号を
付し、その説明を省略する。
【0048】図8において、本実施形態のスクリュコン
ベヤ10Dは、1次スクリュコンベヤ1と2次スクリュ
コンベヤ2とをジョイント装置3Dを介して連結してい
る。ジョイント装置3Dは、1次スクリュコンベヤ1の
端部ジョイント部材21と筒状ジョイント部材23との
間及び2次スクリュコンベヤ2の端部ジョイント部材2
2と筒状ジョイント部材23との間をそれぞれ連結する
2つの同調ジャッキ40a,40bを有し、これら同調
ジャッキ40a,40bは、筒状ジョイント部材23の
中心に対してほぼ対称に取り付けられ、かつシリンダ径
とロッド径が同じサイズになっている。同調ジャッキ4
0aのロッド側ポートと同調ジャッキ40bのロッド側
ポートは配管41aで接続され、同調ジャッキ40aの
ボトム側ポートと同調ジャッキ40bのボトム側ポート
は配管41bで接続されている。
【0049】以上のように構成した本実施形態におい
て、例えば球面ジョイント31が図8で見て下側に所定
角度γだけ屈曲すると、屈曲の内側に位置する同調ジャ
ッキ40aが縮み、同調ジャッキ40aのボトム側から
同調ジャッキ40bのボトム側に配管41bを介して油
が流れ、同調ジャッキ40bのロッド側から同調ジャッ
キ40aのロッド側に配管41aを介して油が流れ、同
調ジャッキ40bが伸びる。この時、同調ジャッキ40
a,40bは同サイズであるため、同調ジャッキ40a
の縮み量と同じストロークだけ同調ジャッキ40bが伸
びようとする。これにより、球面ジョイント32は球面
ジョイント31と同じ角度γで屈曲する。
【0050】このように本実施形態においては、2組の
球面ジョイント31,32は同調ジャッキ40a,40
bにより常に強制的に等角で屈曲させられるので、第3
の実施形態と同様に、コンベヤ連結部通過断面の減少量
が常に最大に抑えられ、土砂や礫の閉塞を確実に防止で
きる。
【0051】なお、以上説明してきたいくつかの実施形
態においては、2組の球面ジョイント31,32は、筒
状ジョイント部材23側に球面凹部23a,23aを設
け、端部ジョイント部材21,22側に球面凸部21
a,22aを設ける構成としたが、特にこれに限らず、
筒状ジョイント部材23側に球面凸部を設け、端部ジョ
イント部材21,22側に球面凹部を設ける構成として
もよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、急曲線施工において1
次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤとの連結部
での通過断面の減少を抑えることができるので、土砂や
礫の閉塞を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクリュコンベヤを搭載したシールド
掘進機の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるスクリュコンベ
ヤの1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の
連結部の構造図である。
【図3】1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ
を1組の球面ジョイントを介して連結した場合の連結部
の構造図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるスクリュコンベ
ヤの1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の
連結部の構造図である。
【図5】図4に示すストッパの取付構造の詳細図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施形態によるスクリュコンベ
ヤの1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の
連結部の構造図である。
【図7】本発明の第4の実施形態によるスクリュコンベ
ヤの1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の
連結部の構造図である。
【図8】本発明の第5の実施形態によるスクリュコンベ
ヤの1次スクリュコンベヤと2次スクリュコンベヤ間の
連結部の構造図である。
【符号の説明】
1 1次スクリュコンベヤ 2 2次スクリュコンベヤ 3,3A,3B,3C,3D ジョイント装置 10,10A,10B,10C,10D スクリュコン
ベヤ 11 シールド本体 21,22 端部ジョイント部材 21a,22a 球面凸部 23 筒状ジョイント部材 23a 球面凹部 25 ストッパ 31,32 球面ジョイント 33a,33b 板バネ(同調曲げ手段) 34a,34b ゴムバンド(同調曲げ手段) 40a,40b 同調ジャッキ(同調曲げ手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド本体に取り付けられた1次スクリ
    ュコンベヤの後端に2次スクリュコンベヤの前端をジョ
    イント装置を介して連結し、これら1次及び2次スクリ
    ュコンベヤにより掘削土砂をシールド本体の後方に搬出
    するシールド掘進機のスクリュコンベヤにおいて、 前記ジョイント装置は、前記1次スクリュコンベヤの後
    端及び2次スクリュコンベヤの前端とにそれぞれ設けら
    れた端部ジョイント部材と、これら端部ジョイント部材
    の間に配置された筒状ジョイント部材とを有し、この筒
    状ジョイント部材の両端と前記端部ジョイント部材とで
    2組の球面ジョイントを構成したことを特徴とするスク
    リュコンベヤ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスクリュコンベヤにおい
    て、前記1次スクリュコンベヤ及び2次スクリュコンベ
    ヤの端部ジョイント部材のそれぞれに、前記筒状ジョイ
    ント部材の端面に係合して前記2組の球面ジョイントの
    最大曲げ角度を規制するストッパを設け、このストッパ
    の位置を調整可能とし前記最大曲げ角度を変更可能とし
    たことを特徴とするスクリュコンベヤ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のスクリュコンベヤにおい
    て、前記ジョイント装置に、前記2組の球面ジョイント
    を等角で屈曲させる同調曲げ手段を設けたことを特徴と
    するスクリュコンベヤ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のスクリュコンベヤにおい
    て、前記同調曲げ手段は、前記筒状ジョイント部材の両
    端部より軸方向にそれぞれ突出し、前記球面ジョイント
    が屈曲したときに前記1次スクリュコンベヤ及び2次ス
    クリュコンベヤの端部ジョイント部材のうちの対応する
    側の外周面に係合する複数本の板バネを有することを特
    徴とするスクリュコンベヤ。
  5. 【請求項5】請求項3記載のスクリュコンベヤにおい
    て、前記同調曲げ手段は、前記1次スクリュコンベヤ及
    び2次スクリュコンベヤの端部ジョイント部材にそれぞ
    れ設けられ、前記筒状ジョイント部材の両端面に係合す
    る弾性力を持つバンドを有することを特徴とするスクリ
    ュコンベヤ。
  6. 【請求項6】請求項3記載のスクリュコンベヤにおい
    て、前記同調曲げ手段は、前記1次スクリュコンベヤの
    端部ジョイント部材と前記筒状ジョイント部材との間及
    び前記2次スクリュコンベヤの端部ジョイント部材と前
    記筒状ジョイント部材との間をそれぞれ連結する少なく
    とも2つの同サイズの同調ジャッキを有し、この同調ジ
    ャッキの一方のロッド側ポートを他方のロッド側ポート
    に接続し、同調ジャッキの一方のボトム側ポートを他方
    のボトム側ポートに接続したことを特徴とするスクリュ
    コンベヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106628887A (zh) * 2017-02-16 2017-05-10 中铁工程装备集团有限公司 一种小曲线转弯螺旋输送机支撑装置

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