JPH11233965A - 防爆接続構造 - Google Patents

防爆接続構造

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JPH11233965A
JPH11233965A JP2712998A JP2712998A JPH11233965A JP H11233965 A JPH11233965 A JP H11233965A JP 2712998 A JP2712998 A JP 2712998A JP 2712998 A JP2712998 A JP 2712998A JP H11233965 A JPH11233965 A JP H11233965A
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explosion
adapter
field device
proof
connection
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JP2712998A
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Yasuhiko Hara
靖彦 原
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Original Assignee
Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧防爆構造のとれたフィールド機器に対し
本質安全防爆構造のとれた外部機器を防爆域において接
続可能とする。 【解決手段】 フィールド機器20の内部に携帯設定器
30との接続端子(ソケット)20−3を設ける。フィ
ールド機器20に携帯設定器30を接続する場合、フィ
ールド機器20への電源をオフとし、配線引き込み穴2
0−2に取り付けられているめくら栓20−5を外し、
アダプタ30−3を取り付ける。この場合、アダプタ3
0−3の胴部30−3bを配線引き込み穴20−2に、
鍔部30−3aの根元までねじ込む。これにより、配線
引き込み穴20−2が塞がれて防爆構造が満たされると
共に、アダプタ30−3側のピン30−3dとフィール
ド機器20側のソケット20−3との電気的接続が図ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部機器とフィ
ールド機器との防爆接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12に特開平2−38832号公報に
示された差圧検出システムを示す。同図において、1は
基準圧発生器、2はデジタルマノメータ、3は差圧発信
器、4は端子箱、5は携帯設定器である。この図に、差
圧発信器3の端子箱4に携帯設定器5を接続して、各種
の設定作業を行っている状況が示されている。
【0003】図13は特公平7−1216号公報に示さ
れた差圧発信器の側断面図である。この差圧発信器6で
は、ハウジング本体7の開口部を閉塞する蓋体8を取り
外して開放するだけで、外部電源等との配線接続端子9
a,9b,9cを有する端子台9がハウジング10の外
部に露呈する。これによって、設置時等における外部配
線接続作業や調整作業等が、メータ11の取り外し作業
を行うことなく簡単に行うことができる。
【0004】図12に示された差圧発信器3を図13に
示された差圧発信器6とすれば、携帯設定器5を用いて
各種の設定作業を行おうとする場合、ハウジング本体7
の開口部を閉塞する蓋体8を取り外し、端子台9上の配
線接続端子9a,9b,9cに携帯設定器5からのケー
ブルを接続するという方法がとられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この差
圧発信器6への携帯設定器5の接続方法は、差圧発信器
が本質安全防爆構造ではなく、耐圧防爆構造である場
合、差圧発信器6が防爆域に配置されていないことを前
提としている。すなわち、耐圧防爆構造の差圧発信器6
が防爆域に配置されている場合には、この接続方法をと
ることができない。これは、差圧発信器6が耐圧防爆認
定品であり、差圧発信器6の蓋体8を取り外すと防爆構
造がくずれてしまうことによる。
【0006】なお、差圧発信器6からは、差圧信号が図
14に示すように上位モニタシステム12へ送られる。
すなわち、防爆域に配置された差圧発信器6から、計器
室等の非防爆域に配置された上位モニタシステム12へ
差圧信号が送られる。この場合、非防爆域において、差
圧発信器6から上位モニタシステム12への配線L1に
携帯設定器5を接続することが考えられる。しかしなが
ら、このような接続方法では、配線L1が他の配線と混
在することがあり、誤接続が生じ易い。このため、一般
的に、差圧発信器6に携帯設定器5を直接接続する方法
がとられるが、先の接続方法では防爆構造がくずれるた
めに携帯設定器5を使用することはできない。
【0007】また、差圧発信器の他、流量計等について
も同様の接続方法がとられ、耐圧防爆構造のみで、本質
安全防爆構造を取得していないフィールド機器は防爆域
において携帯設定器を使用することはできない。この
他、携帯設定器の使用対称機器として、バルブポジショ
ナもある。バルブポジショナはアクチュエータであるた
めに、差圧発信器や流量計等のように検出信号が上位モ
ニタシステムへ送られることはなく、携帯設定器を直接
接続する方法しかない。したがって、このバルブポジシ
ョナについて、防爆域において携帯設定器を使用するこ
とはできない。
【0008】なお、図15に示すように、バルブポジシ
ョナ13のハードウェアを改造し、この改造したバルブ
ポジショナ13に開度発信用配線L2を接続し、バルブ
ポジショナ13からの開度信号を上位モニタシステム1
4へ送るようにすれば、非防爆域において開度発信用配
線L2に携帯設定器5を接続することが可能となる。し
かし、この場合、バルブポジショナ13のハードウェア
の改造や開度発信用配線L2,上位モニタシステム14
を必要とし、かなりの負担が強いられる。また、このよ
うにしたもとしても、差圧発信器や流量計等の場合と同
様、配線L2が他の配線と混在することがあり、誤接続
が生じ易い。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、差圧発信
器,流量計,バルブポジショナ等の耐圧防爆構造のとれ
たフィールド機器に対し、本質安全防爆構造のとれた携
帯設定器等の外部機器を防爆域において接続することの
可能な防爆接続構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、フィー
ルド機器の外壁に外部機器からの配線引き込み穴を設
け、この配線引き込み穴に外部機器からのケーブルの端
部に設けられたアダプタを取り付け、このアダプタによ
って配線引き込み穴を塞ぐと共にフィールド機器の内部
に設けられた接続端子との電気的接続を図るようにした
ものである。この発明によれば、外部機器からのケーブ
ルの端部に設けられたアダプタをフィールド機器の外壁
に設けられた配線引き込み穴に取り付けると、このアダ
プタによって配線引き込み穴が塞がれてフィールド機器
の防爆構造が満たされると共に、フィールド機器の内部
に設けられた接続端子との電気的接続、すなわち外部機
器とフィールド機器との電気的接続が図られる。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、フィ
ールド機器の外壁に外部機器からの配線引き込み通路を
設け、この配線引き込み通路をこの通路に内部から外部
に予圧された状態でシャフトを挿入することによって塞
ぎ、この配線引き込み通路にシャフトを内部方向へ押圧
摺動させながら外部機器からのケーブルの端部に設けら
れたアダプタを取り付け、このアダプタトによって配線
引き込み通路を引き続いて塞ぐと共にフィールド機器の
内部に設けられた接続端子との電気的接続を図るように
したものである。この発明によれば、外部機器からのケ
ーブルの端部に設けられたアダプタをフィールド機器の
外壁に設けられた配線引き込み通路に、この通路内に挿
入されたシャフトを内部方向へ押圧摺動させながら取り
付けると、このアダプタによって配線引き込み通路が引
き続き塞がれ、フィールド機器の防爆構造を満たしなが
ら、フィールド機器の内部に設けられた接続端子との電
気的接続、すなわち外部機器とフィールド機器との電気
的接続が図られる。
【0012】第3発明(請求項3に係る発明)は、第2
発明において、シャフトの両端面に接続端子を設け、対
応する接続端子同士を電気的に導通させ、一端面に設け
られた接続端子をアダプタの接続端子と接触させ、他端
面に設けた接続端子をフィールド機器側の接続端子に接
触させるようにしたものである。この発明によれば、配
線引き込み通路に挿入されたシャフトを介して、外部機
器とフィールド機器との電気的接続が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1:フィールド機器への電源のオン/オフ
操作を必要とする方法〕図1はこの発明の一実施の形態
を示す防爆接続構造の要部を示す図である。図1(a)
は携帯設定器をフィールド機器に取り付けていない状態
を示し、図1(b)は携帯設定器をフィールド機器に取
り付けた状態を示している。
【0014】図1(a)において、20−1はフィール
ド機器20の外壁(端子カバー)、20−2はこの外壁
20−1に設けられた配線引き込み穴、20−3はフィ
ールド機器20の内部に設けられた携帯設定器との接続
端子(ソケット)であり、配線引き込み穴20−2には
防水用Oリング20−4を介してめくら栓20−5が取
り付けられている。また、配線引き込み穴20−2に
は、防爆規格を満足するねじ溝が形成されている。この
フィールド機器20は、めくら栓20−5の取り付け状
態において、耐圧防爆構造がとられている。
【0015】図2はこのフィールド機器20に接続する
携帯設定器30の斜視図である。この携帯設定器30
は、携帯設定器本体30−1から導出された通信ケーブ
ル30−2を備え、通信ケーブル30−2の端部にはア
ダプタ30−3が設けられている。アダプタ30−3
は、鍔部30−3aと、ねじ山が形成された胴部30−
3bと、先端部30−3cとを有し、先端部30−3c
に接続端子(ピン)30−3dが設けられている。ピン
30−3dは通信ケーブル30−2内の芯線との導通が
図られており、通信ケーブル30−2とアダプタ30−
3とが一体で防爆規格を満足している。携帯設定器本体
30−1については、本質安全防爆構造がとられてい
る。
【0016】フィールド機器20に携帯設定器30を接
続する場合、先ず、フィールド機器20への電源をオフ
とする。そして、配線引き込み穴20−2に取り付けら
れているめくら栓20−5を外し、配線引き込み穴20
−2を外部に開放する。この場合、フィールド機器20
の防爆構造はくずれるが、フィールド機器20への電源
がオフとされているので問題はない。
【0017】そして、この開放された配線引き込み穴2
0−2に、アダプタ30−3を取り付ける(図1(b)
参照)。この場合、アダプタ30−3の胴部30−3b
を配線引き込み穴20−2に、鍔部30−3aの根元ま
でねじ込む。これにより、配線引き込み穴20−2が塞
がれて防爆構造が満たされると共に、アダプタ30−3
側のピン30−3dとフィールド機器20側のソケット
20−3との電気的接続、すなわち外部機器30とフィ
ールド機器20との電気的接続が図られる。この外部機
器30とフィールド機器20との接続後、フィールド機
器20への電源をオンとし、外部機器30とフィールド
機器20との間の通信を開始する。
【0018】このようにして、本実施の形態では、差圧
発信器,流量計,バルブポジショナ等の耐圧防爆構造の
とれたフィールド機器20に対し、防爆域において携帯
設定器30を問題なく接続し、各種の設定作業を行うこ
とができる。
【0019】〔実施の形態2:フィールド機器への電源
のオン/オフ操作を必要としない方法〕図3はこの発明
の他の実施の形態を示す防爆接続構造の要部を示す図で
ある。図3(a)は携帯設定器をフィールド機器に取り
付けていない状態を示し、図3(b)は携帯設定器をフ
ィールド機器に取り付けた状態を示している。
【0020】図3(a)において、21−1はフィール
ド機器21の外壁(端子カバー)、21−2はこの外壁
21−1に設けられた配線引き込み通路、21−3a,
21−3bはフィールド機器21の内部に設けられた携
帯設定器との接続端子(ソケット)であり、ソケット2
1−3a,21−3bは図4に示すように円弧状の溝2
1−3c,21−3dの端部に設けられている。
【0021】配線引き込み通路21−2には内部から外
部に予圧された状態で絶縁部材よりなるシャフト21−
4が挿入されている。すなわち、図5に示すような両腕
を湾曲させたバネ21−5が、その一方の腕21−5a
および他方の腕21−5bの先端部をフィールド機器2
1の外壁21−1の内面に固定して取り付けられており
(図6参照)、このバネ21−5の復帰力によってシャ
フト21−4が図示左方向へ押圧付勢されている。シャ
フト21−4の下端面21−4aはバネ21−5に回転
可能(すべり回転)に接触している。
【0022】また、配線引き込み通路21−2には、軸
受21−6a,フレームパスリング21−6b,軸受2
1−6cのパイプ構造が圧入固定されており、このパイ
プ構造の内空に摺動可能にシャフト21−4が挿入され
ている。シャフト21−4には、その下端面21−4a
に接続端子(ピン)21−7a,21−7bが設けられ
ており、その上端面21−4bに接続端子(ソケット)
21−8a,21−8bが設けられている。このシャフ
ト21−4において、対応する接続端子同士、すなわち
ピン21−7aとソケット21−8a、ピン21−7b
とソケット21−8bとは、シャフト21−4の内部に
おいて導通が図られている。
【0023】また、フィールド機器21の外壁21−1
には、配線引き込み通路21−2から覗くシャフト21
−4の上端面21−4bを隠すように、絶縁部材よりな
る防水カバー21−9が防水用Oリング21−10を介
して取り付けられている(図6参照)。また、フィール
ド機器21の外壁21−1には、アダプタ固定ガイド2
1−1a,21−1bが形成されている。フィールド機
器21は、防水カバー21−9の取り付け状態におい
て、耐圧防爆構造がとられている。
【0024】図7はこのフィールド機器21に接続する
携帯設定器31の斜視図である。この携帯設定器31
は、携帯設定器本体31−1から導出された通信ケーブ
ル31−2を備え、通信ケーブル31−2の端部にはア
ダプタ31−3が設けられている。アダプタ31−3
は、つまみ部31−3aと、胴部31−3bとを有し、
胴部31−3bの先端面に接続端子(ピン)31−3
c,31−3dが設けられている。ピン31−3c,3
1−3dは通信ケーブル31−2内の芯線との導通が図
られており、通信ケーブル31−2とアダプタ31−3
とが一体で防爆規格を満足している。携帯設定器本体3
1−1については、本質安全防爆構造がとられている。
【0025】フィールド機器21に携帯設定器31を接
続する場合、フィールド機器21の外壁21−1に取り
付けられている防水カバー21−9を外す。すると、配
線引き込み通路21−2に挿入されているシャフト21
−4の上端面21−4bが出現する(図8参照)。シャ
フト21−4の上端面21−4bにはソケット21−8
a,21−8bが設けられている。このソケット21−
8a,21−8bに携帯設定器31のアダプタ31−3
のピン31−3c,31−3dを差し込む。
【0026】そして、図3(b)に示すように、バネ2
1−5の復帰力に抗してシャフト21−4を押し下げ
る。すなわち、アダプタ31−3の胴部31−3bを配
線引き込み通路21−2に挿入しつつ、シャフト21−
4を図示左方向へ摺動移動させる。このシャフト21−
4の左方向への摺動移動によって、その先端面21−4
aに設けられたピン21−7a,21−7bがフィール
ド機器21の内部に設けられたソケット21−3a,2
1−3bの収容溝21−3c,21−3d(図4)に入
る。この時はまだピン21−7a,21−7bとソケッ
ト21−3a,21−3bとは接触しない。
【0027】そして、つまみ部31−3aの下端面をフ
ィールド機器21の外壁21−1に当接するまでシャフ
ト21−4を押し下げた後、つまみ部31−3aを回転
し、このつまみ部31−3aの一方および他方の端部を
アダプタ固定ガイド21−1aおよび21−1b内に入
れる(図9参照)。
【0028】この状態において、図3(b)に示される
如く、収容溝21−3c,21−3d内のピン21−7
a,21−7bとソケット21−3a,21−3bとが
接触し、アダプタ31−3側のピン31−3c,31−
3dとフィールド機器21側のソケット21−3a,2
1−3bとの電気的接続、すなわち外部機器31とフィ
ールド機器21との電気的接続が図られる。
【0029】また、この場合、アダプタ固定ガイド21
−1aおよび21−1bがストッパとなり、バネ21−
5の復帰力によって、アダプタ31−3がロックされ
る。すなわち、シャフト21−4の下端面21−4a側
でのピン21−7a,21−7bとソケット21−3
a,21−3bとの接触状態、シャフト21−4の上端
面21−4b側でのピン31−3c,31−3dとソケ
ット21−8a,21−8bとの接触状態がロックされ
る。また、この場合、アダプタ31−3の胴部31−3
bによって配線引き込み通路21−2が引き続き塞が
れ、フィールド機器21の防爆構造を満たしながら、外
部機器31とフィールド機器21との電気的接続が図ら
れる。この状態で外部機器31とフィールド機器21と
の間の通信を開始する。
【0030】このようにして、本実施の形態では、差圧
発信器,流量計,バルブポジショナ等の耐圧防爆構造の
とれたフィールド機器21に対し、防爆域においてフィ
ールド機器21への電源をオン/オフすることなく携帯
設定器31を接続し、各種の設定作業を行うことが可能
となる。
【0031】〔実施の形態3〕実施の形態2では、シャ
フト21−4にソケット21−8a,21−8bおよび
ピン21−7a,21−7bを設け、両腕を湾曲させた
バネ21−5を用いてシャフト21−4に内方から外方
への予圧を加えるよにした。
【0032】これに対し、実施の形態3では、図10に
示すように、シャフト21−4に代えてめくら栓22−
4を設け、両腕を湾曲させたバネ21−5に代えてコイ
ルバネ22−5を設ける。この場合、アダプタ32−3
に図11に示すような接続端子32−3cおよび32−
3dを埋め込み、配線引き込み通路22−2の側壁に接
続端子22−3a,22−3bを設ける。
【0033】アダプタ32−3を取り付ける前は、コイ
ルバネ22−5の復帰力によってめくら栓22−4が図
示左方の位置(接続端子22−3a,22−3bよりも
外方)にあり、配線引き込み通路22−2を塞いでい
る。アダプタ32−3が取り付けられると、このアダプ
タ32−3の胴部32−3bによってめくら栓22−4
が図示右方向へ摺動移動し、アダプタ32−3側の接続
端子32−3c,32−3dとフィールド機器32側の
接続端子22−3a,22−3bとが接触する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、外部機器からのケーブルの端部に設けら
れたアダプタをフィールド機器の外壁に設けられた配線
引き込み穴に取り付けると、このアダプタによって配線
引き込み穴が塞がれ、フィールド機器の防爆構造を満た
した状態で外部機器とフィールド機器との電気的接続が
図られるものとなり、差圧発信器,流量計,バルブポジ
ショナ等の耐圧防爆構造のとれたフィールド機器に対
し、防爆域において携帯設定器等の外部機器を接続する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態(実施の形態1)を示
す防爆接続構造の要部を示す図である。
【図2】 図1に示したフィールド機器に接続する携帯
設定器の斜視図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態(実施の形態2)を
示す防爆接続構造の要部を示す図である。
【図4】 図3に示したフィールド機器における携帯設
定器との接続端子の円弧状の溝内の配置状況を示す図で
ある。
【図5】 図3に示したフィールド機器の外壁内面にそ
の先端部が固定されたバネの形状を示す斜視図である。
【図6】 図3に示したフィールド機器の要部を示す図
である。
【図7】 図3に示したフィールド機器に接続する携帯
設定器の斜視図である。
【図8】 図3に示したフィールド機器への携帯設定器
の接続方法を説明するための図である。
【図9】 図3に示したフィールド機器への携帯設定器
の接続方法を説明するための図である。
【図10】 本発明の他の実施の形態(実施の形態3)
を示す防爆接続構造の要部を示す図である。
【図11】 図10に示した携帯設定器のアダプタ内に
埋め込む接続端子を示す斜視図である。
【図12】 特開平2−38832号公報に示された差
圧検出システムを示す図である。
【図13】 特公平7−1216号公報に示された差圧
発信器の側断面図である。
【図14】 差圧発信器からの差圧信号が上位モニタシ
ステムへ送られる状況を示す図である。
【図15】 ハードウェアを改造したバルブポジショナ
からの開度信号が上位モニタシステムへ送られる状況を
示す図である。
【符号の説明】
20…フィールド機器、20−1…外壁(端子カバ
ー)、20−2…配線引き込み穴、20−3…接続端子
(ソケット)、20−5…めくら栓、30…携帯設定
器、30−1…携帯設定器本体、30−2…通信ケーブ
ル、30−3…アダプタ、30−3a…鍔部、30−3
b…胴部、30−3c…先端部、30−3d…接続端子
(ピン)、21…フィールド機器、21−1…外壁(端
子カバー)、21−2…配線引き込み通路、21−3
a,21−3b…接続端子(ソケット)、21−4…シ
ャフト、21−5…バネ、21−7a,21−7b…接
続端子(ピン)、21−8a,21−8b…接続端子
(ソケット)、21−9…防水カバー、31…携帯設定
器、31−2…通信ケーブル、31−3…アダプタ、3
1−3a…つまみ部、31−3b…胴部、31−3c,
31−3d…接続端子(ピン)、22−2…配線引き込
み通路、22−3a,22−3b…接続端子、22−4
…めくら栓、22−5…コイルバネ、32−3…アダプ
タ、32−3a…つまみ部、32−3b…胴部、32−
3c,32−3d…接続端子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質安全防爆構造とされた外部機器と耐
    圧防爆構造とされたフィールド機器との防爆接続構造で
    あって、 前記外部機器との接続端子が前記フィールド機器の内部
    に設けられ、 このフィールド機器の外壁に前記外部機器からの配線引
    き込み穴が設けられ、 この配線引き込み穴に前記外部機器からのケーブルの端
    部に設けられたアダプタが取り付けられた場合、 このアダプタによって前記配線引き込み穴が塞がれると
    共に前記接続端子との電気的接続が図られることを特徴
    とする防爆接続構造。
  2. 【請求項2】 本質安全防爆構造とされた外部機器と耐
    圧防爆構造とされたフィールド機器との防爆接続構造で
    あって、 前記外部機器との接続端子が前記フィールド機器の内部
    に設けられ、 このフィールド機器の外壁に前記外部機器からの配線引
    き込み通路が設けられ、 この配線引き込み通路が内部から外部に予圧された状態
    で挿入されたシャフトによって塞がれ、 この配線引き込み通路に前記シャフトを内部方向へ押圧
    摺動させながら前記外部機器からのケーブルの端部に設
    けられたアダプタが取り付けられた場合、 このアダプタによって前記配線引き込み通路が引き続い
    て塞がれると共に前記接続端子との電気的接続が図られ
    ることを特徴とする防爆接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記シャフトの両端
    面に接続端子が設けられ、対応する接続端子同士が電気
    的に導通しており、一端面に設けられた接続端子が前記
    アダプタの接続端子と接触し、他端面に設けられた接続
    端子が前記フィールド機器側の接続端子に接触すること
    を特徴とする防爆接続構造。
JP2712998A 1998-02-09 1998-02-09 防爆接続構造 Pending JPH11233965A (ja)

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CN105916321A (zh) * 2016-05-27 2016-08-31 珠海格力电器股份有限公司 线控器

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