JPH11232489A - 3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法及び装置 - Google Patents

3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法及び装置

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JPH11232489A
JPH11232489A JP3598598A JP3598598A JPH11232489A JP H11232489 A JPH11232489 A JP H11232489A JP 3598598 A JP3598598 A JP 3598598A JP 3598598 A JP3598598 A JP 3598598A JP H11232489 A JPH11232489 A JP H11232489A
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mesh
polygon
polygon mesh
ridge line
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Katsuyuki Hayano
勝之 早野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンピュータ上で、最適かつ簡単化されたポ
リゴンメッシュを迅速に得るための、ポリゴンメッシュ
のデータ削減方法を提供すること。 【解決手段】 3次元ポリゴンメッシュを扱う方法にお
いて、入力されたポリゴンメッシュから、形状の特徴を
表す特徴稜線・特徴頂点を検出し、前記ポリゴンメッシ
ュの局所的な形状の近似ガウス曲率を求め、前記近似ガ
ウス曲率の絶対値が一定の閾値よりも大きい頂点を特徴
頂点と判定することで冗長なポリゴンを検出し、元のメ
ッシュからポリゴン削減後の局所的な誤差を評価し、前
記元のメッシュからポリゴン削減後の局所的な誤差距離
が最小の稜線又は、一定の誤差距離内にある稜線を判定
し、特徴稜線と特徴頂点を残しながら縮退化してポリゴ
ンを削減し、かつ、近似最小曲率により特徴稜線を評価
して、特徴稜線同士を稜線の縮退化によって統合する行
程を必要回繰り返して近似ポリゴンメッシュを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、3次元形
状計測技術により得た点群データから生成した多面体モ
デルについて、コンピュータ上で3次元データ処理を行
って利用する場合における、ポリゴンメッシュの最適化
および、簡単化のためのデータ削減方法、装置及び該方
法を実施するためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポリゴンメッシュデータ削減方法
に関する技術の代表的なものとしては、例えば表1に示
す以下の文献に記載された2つの方法が既に知られてい
る。
【0003】
【表1】
【0004】前記1.の方法では、ポリゴンメッシュに
対して、ある基本的な数種類のポリゴン削除操作を選択
して適用する位相的補正を、メッシュの頂点数,メッシ
ュの全稜線の長さの和などで定義されるエネルギーが最
小になるよう繰り返し適用することにより、ポリゴンメ
ッシュの最適化を実現している。また、前記2.の方法
では、冗長なポリゴンに属する頂点と、頂点に接続する
全稜線を削除し、その結果生成された非三角形領域を、
メッシュに再分割するという操作を繰り返し適用するこ
とによりポリゴンメッシュを簡単化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上で
示した従来技術にはそれぞれ次のような欠点がある。 (a)前記1の方法では、メッシュが表わす元の形状の
比較的良い近似が得られる反面、メッシュ全体を対象と
するエネルギー計算を繰り返し適用するため、計算コス
トが大きく、目的の近似ポリゴンメッシュを得るまで
に、多くの計算時間が必要である。また、(b)前記2
の方法では、頂点削除で生成される非三角形領域を適切
にメッシュに再分割する処理が必要となり、やはり計算
コストが大きい。
【0006】本発明はこの問題点を解決するために、元
のポリゴンメッシュの形状の特徴を局所的に抽出するこ
とによって、エネルギー計算を省略し、また、メッシュ
の位相変更時にメッシュ再分割が発生しない削減方法を
適用することによって、元のメッシュの形状特徴を残
し、かつ、従来よりも高速に、ポリゴンメッシュの最適
化および簡単化を行なってポリゴンメッシュのデータを
削減することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
されたポリゴンメッシュから、形状の特徴を表す特徴稜
線・特徴頂点を検出し、近似ガウス曲率により前記ポリ
ゴンメッシュの局所的な形状を評価して冗長なポリゴン
を検出し、元のメッシュからポリゴン削減後の局所的な
誤差を評価し、該評価に応じて、特徴稜線と特徴頂点を
残しながら稜線を縮退化して前記冗長なポリゴンを削減
し、かつ、近似最小曲率により特徴稜線を評価して、特
徴稜線同士を稜線の縮退化によって統合して近似ポリゴ
ンメッシュを得る、3次元ポリゴンメッシュのデータ削
減方法である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載された
3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法において、前
記近似ガウス曲率の絶対値が一定の閾値よりも大きい頂
点を特徴頂点と判定することで、前記ポリゴンメッシュ
の局所的な形状を評価して、冗長なポリゴンを検出する
3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法におい
て、前記元のメッシュからポリゴン削減後の局所的な誤
差は、前記元のメッシュからポリゴン削減後の局所的な
誤差距離である3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方
法。
【0010】請求項4の発明は、請求項1に記載された
3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法において得ら
れたポリゴンメッシュに対して、元のポリゴンメッシュ
からの誤差距離を指定し、前記元のメッシュからポリゴ
ン削減後の局所的な誤差距離が前記指定した範囲内に入
るように稜線を選択することにより、形状の特徴を残し
ながら稜線を縮退化してポリゴンを削減しする3次元ポ
リゴンメッシュのデータ削減方法である。
【0011】請求項5の発明は、請求項1に記載された
3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法において得ら
れたポリゴンメッシュに対して、ポリゴン数を指定し、
形状の特徴を残しながら稜線を縮退化して、前記指定し
た数のポリゴン数に達するまで前記ポリゴン数を削減す
る、3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法である。
【0012】請求項6の発明は、入力されたポリゴンメ
ッシュから、形状の特徴を表す特徴稜線・特徴頂点を検
出する手段、近似ガウス曲率により前記ポリゴンメッシ
ュの局所的な形状を評価して冗長なポリゴンを検出する
手段、元のメッシュからポリゴン削減後の局所的な誤差
を評価する手段、該評価に応じて、特徴稜線と特徴頂点
を残しながら稜線を縮退化して前記冗長なポリゴンを削
減する手段、近似最小曲率により特徴稜線を評価する手
段、該評価に応じて特徴稜線同士を稜線の縮退化によっ
て統合して近似ポリゴンメッシュを得る手段、を具備す
る3次元ポリゴンメッシュのデータ削減装置である。
【0013】請求項7の発明は、入力されたポリゴンメ
ッシュから、形状の特徴を表す特徴稜線・特徴頂点を検
出し、近似ガウス曲率により前記ポリゴンメッシュの局
所的な形状を評価して冗長なポリゴンを検出し、元のメ
ッシュからポリゴン削減後の局所的な誤差を評価し、該
評価に応じて、特徴稜線と特徴頂点を残しながら稜線を
縮退化して前記冗長なポリゴンを削減し、近似最小曲率
により特徴稜線を評価し、かつ、該評価に応じて特徴稜
線同士を稜線の縮退化によって統合して3次元ポリゴン
メッシュのデータ削減を行う、プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】1.ポリゴンメッシュのデータ削
減方法 まず、請求項1に係る発明の実施例を図面を用いて説明
する。図1は、ポリゴンメッシュのデータ削減方法にお
ける最適化処理の流れを示したフローチャート、図2は
稜線交換による特徴稜線の検出を説明するためポリゴン
メッシュの一部を示した図である。 (1)ポリゴンメッシュの最適化処理を開始すると(S
100)、まず、元の形状の特徴を表す特徴稜線を二面
角評価により検出する。この特徴稜線の検出は、例え
ば、下記文献に記載された既存の方法を適用することに
より行う。 Maria-Elena Algorri and Francis Schmitt,“Mesh Sim
plification”,EUROGRAPHICS '96,15,3,C:79-86,1966. この方法では、稜線を共有する二つの面から定義される
二面角が、ある閾値よりも小さな角度を持つ稜線を、特
徴稜線と判定する(S101)。 (2)図2において、処理工程(1)で検出された特徴
稜線に属する頂点のうち、1本だけの特徴稜線に属する
頂点をVtとする。頂点Vtの属する面において、頂点V
tに対向する稜線をEとし、稜線Eの両端の頂点をVl
rとする。また、稜線Eを共有する2面のうち、頂点
tが属していない面において、稜線Eに対向する頂点
をVuとする。ここで、{Vt,Vu,Vl}および{Vt,V
r,Vu}で定義される2つの三角形が、共有する線分{V
t,Vu}においてなす二面角を算出する。二面角が指定
した閾値よりも小さい場合、稜線Eに対して稜線交換操
作を適用し特徴稜線として判定する(S102)。稜線
交換操作は、例えば下記文献に記載された既存の方法を
用いて行う。 Hugues Hoppe et.al,“Mesh Optimization”,Computer
Graphics(SIGGRAPH '93 Proceedings),27,pp.19-26,1
993 この文献において、稜線交換操作は、図4の稜線交換操
作に示すように稜線{Vlr}を削除し、稜線を挟む2
つのポリゴンについて向かい合う頂点{Vtu}を両端
点とする稜線を生成する操作と定義されている。
【0015】(3)頂点における特徴稜線の接続数によ
り、元の形状の特徴を表わす特徴頂点を検出する。1本
または3本以上の特徴稜線に共有される頂点を、特徴頂
点と判定する(S103)。 (4)形状の局所的な曲率である近似ガウス曲率を評価
し、元の形状の特徴を表わす特徴点を検出する。近似ガ
ウス曲率は、頂点の周りに集まる全てのポリゴンの形状
から決まる。近似ガウス曲率は、その頂点における形状
の尖り具合を表わす値である。近似ガウス曲率が大きい
ほど、形状はその頂点において尖っている、あるいはへ
こんでいる。したがって、近似ガウス曲線の絶対値があ
る閾値よりも大きい頂点を特徴頂点であると判定する
(S104)。近似ガウス曲率の算出は、例えば下記文
献に記載された既存の方法を用いて行う。 Calladine,C R,“Gaussian curvature and shell struc
tures”,The Mathematics of Surfaces,ed. JA Gregor
y,Oxford University press,pp.197-196,1986. この文献において、近似ガウス曲率は、曲面を近似した
多面体の頂点における曲率の近似値と定義されている。
頂点Vにおける近似ガウス曲率Kは式(1)により求め
る。 K=β/S …(1) βおよびSは次のように定義される。 β=2π−(Vに集まる面の隅の角度の総和) S=1/3(Vに集まる面の面積の総和) βは、図5に示すように、3次元空間を2次元空間に展
開したときの角度として表すことができる。なお、図5
(A)は頂点Vに集まる面を3次元空間内で表した図で
あり、図5(B)はそれを面F1とF5の間で切り分
け、2次元空間に置き換えて表した図である。Kの絶対
値が大きいほどその頂点において形状は尖って(凹ん
で)いると言える。
【0016】(5)本処理工程においては稜線を縮退化
させることによってポリゴンを削減する。そのためま
ず、縮退化の対象となる稜線の検出を行う。以下の3種
類の稜線、即ち、 (ア)前記(1),(2)の処理工程で検出した特徴稜
線 (イ)前記(3),(4)の処理工程で検出した特徴頂
点を端点とする稜線 (ウ)近似ガウス曲率の絶対値がある閾値よりも大きい
頂点を端点とする稜線 以外の全ての稜線を縮退化の対象とする。次に、これら
の稜線の中から、近似ガウス曲率の絶対値の最も小さな
頂点を端点とする稜線を選択する。これは、近似ガウス
曲率の絶対値が小さいほど、その頂点における元の形状
は滑らかであり、その周辺のポリゴンはより冗長である
といえるからである(S105)。
【0017】(6)冗長なポリゴンの削除には、稜線の
縮退化による削減方法を用いる(S106)。稜線の縮
退化は、例えば下記文献に記載された既存の方法を用い
て行う。 Hugues Hoppe et.al,“Mesh Optimization”,Computer
Graphics(SIGGRAPH '93 Proceedings),27,pp.19-26,1
993 この文献によれば、稜線縮退化操作は、図6に示すよう
に、稜線{Vtu}を頂点Vsに向けて縮退させること
により、1つの頂点と2つの三角形ポリゴンを削除する
操作と定義されている。またこの際、本発明の方法で
は、ポリゴン削減により生じる、元のメッシュからの形
状変化を局所的に制御するため、元のメッシュからの局
所誤差を考慮した稜線縮退化を適用する。元のメッシュ
と稜線縮退化適用後のメッシュとの局所誤差を求めるた
めには、例えば表2に示す下記文献に記載された既存の
方法を利用する。
【0018】
【表2】
【0019】この文献によれば、メッシュ上の頂点が削
除される場合、その頂点を新しく生成される面に射影す
る。このとき、射影点の位置と、誤差距離(頂点と射影
点との距離)を面の属性として登録しておく。次に、こ
の面が削除されるとき、登録されている射影点を新たに
生成される面に射影し、同様に面の属性として登録す
る。このとき得られる誤差距離を、以前に登録されてい
た誤差距離に加える。この誤差距離の累計が元のメッシ
ュと削除後のメッシュとの局所誤差となる。
【0020】前記処理工程(5)又は後記する処理工程
(8)において縮退化の対象となった稜線のうち、縮退
化後に元の形状からの誤差距離が最も小さい稜線を選択
し、稜線縮退化を適用する。 (7)次に、縮退化対象の稜線がなくなったか否かを判
断し(S107)、縮退化の対象となる稜線が検出され
れば、前記処理工程(5)に戻って処理を繰り返し、縮
退化対象の稜線がなくなれば、次の処理工程に進む。 (8)この処理行程では、より少ない本数で形状の特徴
を表わすため、以下の条件を満たす頂点を共有する2本
の特徴稜線を1本に統合する。統合には、前記処理工程
(6)に示した稜線の縮退化を適用する。まず、統合の
対象となる特徴稜線の検出を行う。2本の特徴稜線に共
有されている頂点について、近似最小曲率を算出する。
近似最小曲率とは、頂点における曲率が最小となる方向
の曲率の近似値であり、頂点が2本の特徴稜線に共有さ
れている場合にのみ定義する。図3に示すように、頂点
Vを2本の特徴稜線El,Erが共有しているとき、頂点
Vにおける近似最小曲率Mを次のように定義する。但
し、”length”は図3における”長さ”を表して
いる。
【0021】
【数1】
【0022】まず、近似最小曲率がある閾値よりも小さ
い頂点を共有する特徴稜線を、縮退化の対象として検出
する(S108)。次に、これらの特徴稜線のうち、近
似最小曲率の絶対値の最も小さな頂点を端点とする特徴
稜線を選択する。これは、近似最小曲率の絶対値が小さ
いほど、頂点Vを共有する特徴稜線どうしが滑らかに接
続しており、一本の特徴稜線で近似できるといえるから
である。 (9)前記処理工程(6)に示した方法で、特徴稜線に
対する稜線縮退化を行う(S109)。 (10)ここで縮退化対象の稜線がなくなったか否かを
判断し(S110)、稜線が検出されれば、前記処理工
程(8)に戻って処理を行い縮退化の対象となる特徴稜
線が検出されなくなるまでその処理を繰り返す。縮退化
対象の稜線がなくなれば次の処理工程に進む。 (11)前記処理工程(6)および(9)において稜線
縮退化が適用されなかったか否か、即ち、稜線縮退化が
一度も行われなかったか否かを判断し(S111)、Y
ESであれば処理を終了する(S112)。そうでない
場合には最初の処理工程(1)に戻り、最終的に処理工
程(11)の判断がYESになるまで処理を繰り返す。
【0023】2.ポリゴンメッシュの簡単化方法1 次にポリゴンメッシュの簡単化方法について説明する。
この方法は、請求項1に係るポリゴンメッシュのデータ
削減方法で最適化を行った後のメッシュに対して、メッ
シュからの誤差距離を指定し、形状の特徴を残しながら
その範囲に入る最も簡単化されたポリゴンメッシュを得
ることを目的とするものである。簡単化の方法は、以下
の通りである。最適化方法のうち、形状の特徴検出の処
理工程を除いた前記処理工程(5)〜(11)を適用す
ることによってポリゴンメッシュの簡単化を行う。ただ
し、最適化方法とは、以下のような違いがある。処理5
および処理8において、近似ガウス曲率および近似最小
曲率の閾値を設定せずに、稜線縮退化の対象を選択す
る。これにより、指定した誤差範囲内において最小のポ
リゴン数に簡単化されたポリゴンを得ることができる。
【0024】3.ポリゴンメッシュの簡単化方法2 ポリゴンメッシュの他の簡単化方法について説明する。
この方法では、請求項1に係るポリゴンメッシュのデー
タ削減方法で最適化を行った後のメッシュに対して、形
状の特徴を残しながら指定したポリゴン数になるまで簡
単化したポリゴンメッシュを得ることを目的とする。こ
の方法では、最適化方法のうち、形状の特徴検出の処理
工程を除いた前記処理工程(5)〜(11)を適用する
ことによってポリゴンメッシュの簡単化を行う。ただ
し、最適化方法とは、以下のような違いがある。 (a)処理工程(5)及び(8)において、稜線縮退化
の対象を選択する際、近似ガウス曲率および近似最小曲
率の閾値の条件を設定しない。 (b)処理工程(6)及び(9)において、局所的な誤
差距離を設定せずに稜線縮退化を適用する。 (c)処理工程(6)及び(9)においてポリゴン数が
指定した数まで削減されたか否かをチェックする。指定
数まで減っていれば処理を終了する。これによって、形
状の特徴を残しながら、指定したポリゴン数まで簡単化
されたポリゴンを得ることができる。 この方法を適用した例を図7に示す。図7(A)は適用
する前のポリゴンメッシュ、図7(B)は適用後のポリ
ゴンメシュである。なお、適用前のポリゴン数は202
8、適用後のポリゴン数は450である。形状特徴がよ
く保存されていることがわかる。
【0025】
【発明の効果】請求項1乃至3に対応する効果:多大な
計算コストを要することなく、3次元ポリゴンメッシュ
において、形状の特徴を残しながら、冗長なポリゴンを
削減した最適かつ簡単化されたポリゴンメッシュを迅速
に得ることができる。
【0026】請求項4に対応する効果:3次元ポリゴン
メッシュに対して、形状の特徴を残し、かつ元のポリゴ
ンメッシュから指定した誤差距離内に入る最も簡単化さ
れたポリゴンメッシュを得ることができる。
【0027】請求項5に対応する効果:3次元ポリゴン
メッシュに対して、形状の特徴を残したまま、ポリゴン
を削減し、任意のデータ量の簡単化されたポリゴンメッ
シュを得ることができる。
【0028】請求項6に対応する効果:多大な計算コス
トを要することなく、3次元ポリゴンメッシュにおい
て、形状の特徴を残しながら、冗長なポリゴンを削減し
た最適かつ簡単化されたポリゴンメッシュを迅速に得る
ことができる。
【0029】請求項7に対応する効果:任意のコンピュ
ータにおいて3次元ポリゴンメッシュについてその形状
の特徴を残しながら、冗長なポリゴンを削減する処理を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるポリゴンメッシュデータの削減
のための処理データ処理フローを示す図である。
【図2】 稜線交換による特徴稜線の検出を説明するた
めの、ポリゴンメッシュの一部を示す図である。
【図3】 近似最小曲率の概念を説明するための図であ
る。
【図4】 稜線交換操作を説明するための図である。
【図5】 近似ガウス曲率算出に用いる角度βを説明す
るための図である。
【図6】 稜線縮退化操作を説明するための図である。
【図7】 ポリゴンメッシュ削減方法の適用例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
E…稜線、El,Er…特徴稜線、V,Vl,Vr,Vt
u…頂点。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたポリゴンメッシュから、形状
    の特徴を表す特徴稜線・特徴頂点を検出し、近似ガウス
    曲率により前記ポリゴンメッシュの局所的な形状を評価
    して冗長なポリゴンを検出し、元のメッシュからポリゴ
    ン削減後の局所的な誤差を評価し、該評価に応じて、特
    徴稜線と特徴頂点を残しながら稜線を縮退化して前記冗
    長なポリゴンを削減し、かつ、近似最小曲率により特徴
    稜線を評価して、特徴稜線同士を稜線の縮退化によって
    統合して近似ポリゴンメッシュを得る、ことを特徴とす
    る3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された3次元ポリゴンメ
    ッシュのデータ削減方法において、前記近似ガウス曲率
    の絶対値が一定の閾値よりも大きい頂点を特徴頂点と判
    定することで、前記ポリゴンメッシュの局所的な形状を
    評価して、冗長なポリゴンを検出することを特徴とする
    3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された3次元ポリ
    ゴンメッシュのデータ削減方法において、前記元のメッ
    シュからポリゴン削減後の局所的な誤差は、前記元のメ
    ッシュからポリゴン削減後の局所的な誤差距離であるこ
    とを特徴とする3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された3次元ポリゴンメ
    ッシュのデータ削減方法において得られたポリゴンメッ
    シュに対して、元のポリゴンメッシュからの誤差距離を
    指定し、前記元のメッシュからポリゴン削減後の局所的
    な誤差距離が前記指定した範囲内に入るように稜線を選
    択することにより、形状の特徴を残しながら稜線を縮退
    化してポリゴンを削減しすることを特徴とする3次元ポ
    リゴンメッシュのデータ削減方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された3次元ポリゴンメ
    ッシュのデータ削減方法において得られたポリゴンメッ
    シュに対して、ポリゴン数を指定し、形状の特徴を残し
    ながら稜線を縮退化して、前記指定した数のポリゴン数
    に達するまで前記ポリゴン数を削減する、ことを特徴と
    する3次元ポリゴンメッシュのデータ削減方法。
  6. 【請求項6】 入力されたポリゴンメッシュから、形状
    の特徴を表す特徴稜線・特徴頂点を検出する手段、近似
    ガウス曲率により前記ポリゴンメッシュの局所的な形状
    を評価して冗長なポリゴンを検出する手段、元のメッシ
    ュからポリゴン削減後の局所的な誤差を評価する手段、
    該評価に応じて、特徴稜線と特徴頂点を残しながら稜線
    を縮退化して前記冗長なポリゴンを削減する手段、近似
    最小曲率により特徴稜線を評価する手段、該評価に応じ
    て特徴稜線同士を稜線の縮退化によって統合して近似ポ
    リゴンメッシュを得る手段、を具備することを特徴とす
    る3次元ポリゴンメッシュのデータ削減装置。
  7. 【請求項7】 入力されたポリゴンメッシュから、形状
    の特徴を表す特徴稜線・特徴頂点を検出し、近似ガウス
    曲率により前記ポリゴンメッシュの局所的な形状を評価
    して冗長なポリゴンを検出し、元のメッシュからポリゴ
    ン削減後の局所的な誤差を評価し、該評価に応じて、特
    徴稜線と特徴頂点を残しながら稜線を縮退化して前記冗
    長なポリゴンを削減し、近似最小曲率により特徴稜線を
    評価し、かつ、該評価に応じて特徴稜線同士を稜線の縮
    退化によって統合して3次元ポリゴンメッシュのデータ
    削減を行うことを特徴とする、プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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