JPH11230822A - デジタルオーディオ音質評価システム - Google Patents

デジタルオーディオ音質評価システム

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JPH11230822A
JPH11230822A JP34173898A JP34173898A JPH11230822A JP H11230822 A JPH11230822 A JP H11230822A JP 34173898 A JP34173898 A JP 34173898A JP 34173898 A JP34173898 A JP 34173898A JP H11230822 A JPH11230822 A JP H11230822A
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JP
Japan
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digital
signal
sound quality
digital signal
analog
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Withdrawn
Application number
JP34173898A
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English (en)
Inventor
Hironobu Shinohara
弘信 篠原
Takehiro Horie
毅寛 堀江
Yuji Sakamoto
楢次 阪本
Tetsuo Fujiwara
哲郎 藤原
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JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルオーディオによる聴感上の音質を客
観的に評価することのできるデジタルオーディオ音質評
価システムを提供すること。 【解決手段】 音声および/または音楽に係るデジタル
信号を信号処理することによって、当該デジタル信号に
よる音声および/または音楽の聴感上の音質を数値化し
て表すファクターを演算する解析器を備えてなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルオーディ
オ音質評価システムに関し、更に詳しくは、聴感上の音
質を客観的に評価することのできるデジタルオーディオ
音質評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルオーディオに関する音質
評価は、音声や音楽に係るデジタル信号が記録された媒
体、およびこの媒体に記録されたデジタル信号を再生す
る再生機器の各々について行われている。媒体について
は、所要の性能を有する標準再生機器によって、評価す
べき媒体に記録されたデジタル信号を再生し、この再生
されたデジタル信号を解析することにより、当該媒体の
評価が行われ、一方、再生機器については、標準媒体に
記録された所定のデジタル信号を、評価すべき再生機器
によって再生し、この再生されたデジタル信号を解析す
ることにより、当該再生機器の評価が行われる。そし
て、デジタル信号の解析においては、一般に、再生され
た音声や音楽に係るデジタル信号に対して高速フーリエ
変換(FFT)による信号処理を行うことによって、周
波数特性に関するデータを得、このデータと、例えばマ
スターテープによる基準データとを比較することが行わ
れる。
【0003】この高速フーリエ変換は、時間領域におけ
る波形(周期関数)に対する周波数領域における表現
(フーリエ変換)を高速で演算する方法であり、周波数
スペクトル解析の代表的なものである。音声や音楽を形
成する各種の波形には、通常、多数の周波数成分が含ま
れており、この波形による連続時間信号f(t)が一定
の周期Tを有する場合、すなわちf(t)=f(t−
T)である場合には、連続時間信号f(t)は、下記式
(1)により表現される。
【0004】
【数1】
【0005】そして、このような連続時間信号を、或る
一定の時間間隔でサンプリングし、このサンプリングさ
れた信号の離散フーリエ変換(DFT)を高速に演算す
ることによって、高速フーリエ変換が得られる。従っ
て、高速フーリエ変換による周波数の分解は、その特定
された周波数帯域を一定の周波数幅で分割したものとな
り、また、時間分解も一定のものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この高
速フーリエ変換によるデジタル信号の解析は、周波数特
性を観測することが主な目的で使用されるものであっ
て、特有の時間構成や周波数分解能を有する人間の聴感
上の特性そのものを表わしたものではない。また、聴覚
に対応して周波数に応じて疑似的にレベルを変化させる
聴感補正特性を有する等価器を介して、周波数特性の評
価を行う手段もあるが、実際の聴感上の特性とは異な
り、また再生音がある一定のレベルを下回ったときにし
か対応しておらず、あくまでも参考程度のデータにしか
過ぎないため、実用的なものではない。
【0007】近年、デジタルオーディオによる再生音を
試聴すると、高速フーリエ変換による解析では、全く差
が認められないにもかかわらず、媒体の材質や再生機器
の違いによって、音質が微妙に異なることが指摘されて
いるが、このような音質の評価は、聴取者による主観的
なものであり、人間の聴覚に応じた客観的な音質評価が
行われていないのが現状である。
【0008】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、デジタルオーディオ
による聴感上の音質を客観的に評価することのできるデ
ジタルオーディオ音質評価システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のデジタルオーディオ音質評価システムは、
音声および/または音楽に係るデジタル信号を信号処理
することによって、当該デジタル信号による音声および
/または音楽の聴感上の音質を数値化して表すファクタ
ーを演算する解析器を備えてなることを特徴とする。
【0010】また、本発明のデジタルオーディオ音質評
価システムは、評価すべき媒体に記録された音声および
/または音楽に係る特定のデジタルフォーマットによる
デジタル信号を再生する再生機器と、この再生機器から
入力されるデジタル信号を信号処理することによって、
当該デジタル信号による音声および/または音楽の聴感
上の音質を数値化して表すファクターを演算する解析器
とを備えてなることを特徴とする。
【0011】また、本発明のデジタルオーディオ音質評
価システムは、標準媒体に記録された音声および/また
は音楽に係る特定のデジタルフォーマットによるデジタ
ル信号を再生する、評価すべき再生機器から入力される
デジタル信号を信号処理することによって、当該デジタ
ル信号による音声および/または音楽の聴感上の音質を
数値化して表すファクターを演算する解析器を備えてな
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明のデジタルオーディオ音質評
価システムは、評価すべき媒体に記録された音声および
/または音楽に係るデジタル信号を再生する再生機器
と、この再生機器からのデジタル信号をアナログ信号に
変換するデジタル−アナログ変換器と、このデジタル−
アナログ変換器からのアナログ信号を、特定のデジタル
オーディオフォーマットによるデジタル信号に変換する
アナログ−デジタル変換器と、このアナログ−デジタル
変換器からのデジタル信号を信号処理することによっ
て、当該デジタル信号による音声および/または音楽の
聴感上の音質を数値化して表すファクターを演算する解
析器とを備えてなることを特徴とする。
【0013】また、本発明のデジタルオーディオ音質評
価システムは、評価すべき再生機器によって標準媒体に
記録された音声および/または音楽に係るデジタル信号
が再生されることにより、当該再生機器から出力された
デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナ
ログ変換器と、このデジタル−アナログ変換器からのア
ナログ信号を、特定のデジタルオーディオフォーマット
によるデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換
器と、このアナログ−デジタル変換器からのデジタル信
号を信号処理することによって、当該デジタル信号によ
る音声および/または音楽の聴感上の音質を数値化して
表すファクターを演算する解析器とを備えてなることを
特徴とする。
【0014】また、本発明のデジタルオーディオ音質評
価システムは、デジタル−アナログ変換器が内蔵された
再生機器の評価をおこなうためのデジタルオーディオ音
質評価システムであって、評価すべき再生機器によって
標準媒体に記録された音声および/または音楽に係るデ
ジタル信号が再生されてアナログ信号に変換されること
により、当該再生機器から出力されたアナログ信号を、
特定のデジタルオーディオフォーマットによるデジタル
信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、このアナ
ログ−デジタル変換器からのデジタル信号を信号処理す
ることによって、当該デジタル信号による音声および/
または音楽の聴感上の音質を数値化して表すファクター
を演算する解析器とを備えてなることを特徴とする。
【0015】上記のデジタルオーディオ音質評価システ
ムにおいては、複数の再生機器からのデジタル信号のう
ち一のデジタル信号を選択して出力する信号切換器を設
けることができる。また、再生機器、信号切換器および
解析器を自動的に制御する自動制御機構を設けることが
できる。また、解析器からのデジタル信号をアナログ信
号に変換するデジタル−アナログ変換器と、増幅器と、
スピーカーとを設けることができる。
【0016】
【作用】本発明のデジタルオーディオ音質評価システム
によれば、解析器において、音声および/または音楽に
係るデジタル信号を信号処理することによって、当該デ
ジタル信号による音声および/または音楽の聴感上の音
質を数値化して表すファクターを演算するため、実際に
音声や音楽を試聴することなしに、聴感上の音質を客観
的に評価することができる。また、再生機器によって再
生された音声および/または音楽に係るデジタル信号を
解析器に入力し、当該解析器において当該デジタル信号
を信号処理することにより、精度の高い音質評価を行う
ことができる。
【0017】また、再生機器からの音声および/または
音楽に係るデジタル信号を、デジタル−アナログ変換器
によりアナログ信号に変換し、このデジタル−アナログ
変換器からのアナログ信号を、アナログ−デジタル変換
器により、解析器が処理し得る特定のフォーマットによ
るデジタル信号に変換することができ、これにより、種
々のデジタルオーディオフォーマットによるデジタル信
号が記録された媒体について、共通の解析器を利用して
音質の評価を行うことができる。また、再生機器からの
アナログ信号を、アナログ−デジタル変換器により、解
析器が処理し得る特定のフォーマットによるデジタル信
号に変換することができ、これにより、評価すべき再生
機器に内蔵されたデジタル−アナログ変換器を含む機器
全体についての音質の評価を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタルオーディ
オ音質評価システムについて詳細に説明する。図1は、
本発明のデジタルオーディオ音質評価システムの一例に
おける構成を模式的に示す説明図である。この図におい
て、10a、10b、10cおよび10dは、媒体11
a,11b,11c,11dに記録された音声および/
または音楽に係るデジタル信号を再生する再生機器であ
り、15は、再生機器10a〜10dからのデジタル信
号のうち一のデジタル信号を選択して出力する信号切換
器である。20は、信号切換器15からのデジタル信号
をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器で
あり、処理すべきデジタル信号に応じて、サンプリング
周波数などのデジタルオーディオフォーマットの設定が
可能なものである。25は、デジタル−アナログ変換器
20からのアナログ信号を特定のデジタルオーディオフ
ォーマットによるデジタル信号に変換するアナログ−デ
ジタル変換器である。
【0019】30は、アナログ−デジタル変換器25か
らのデジタル信号を信号処理することによって、当該デ
ジタル信号による音声および/または音楽の聴感上の音
質を数値化して表すファクターを演算する解析器であ
り、この解析器30には、解析結果を表示するディスフ
レイ40および解析結果を出力するプリンター45が接
続されている。50は、解析器30から出力されたデジ
タル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ
変換器であり、55は、デジタル−アナログ変換器50
からのアナログ信号のエネルギーを増幅する増幅器であ
り、56および57はスピーカーである。
【0020】図示の例において、4つの再生機器10a
〜10dは、それぞれ異なるデジタルオーディオフォー
マットによるデジタル信号を出力するものである。具体
的には、再生機器10aは、コンパクトディスク(C
D)よりなる媒体11aのデジタル信号を再生するコン
パクトディスクプレーヤーにより構成され、再生機器1
0bは、デジタルビデオディスク(DVD)よりなる媒
体11bのデジタル信号を再生するデジタルビデオディ
スクプレーヤーにより構成され、再生機器10cは、ミ
ニディスク(MD)よりなる媒体11cのデジタル信号
を再生するミニディスクプレーヤーにより構成され、再
生機器10dは、デジタルオーディオテープ(DAT)
よりなる媒体11dのデジタル信号を再生するデジタル
オーディオテーププレーヤーにより構成されている。
【0021】図2は、解析器30の一例における構成を
模式的に示す説明図である。この図において、31は、
デジタル信号を、デジタルオーディオフォーマットから
演算用フォーマットに変換すると共に、演算用フォーマ
ットからデジタルオーディオフォーマットに変換するた
めのインターフェースであり、32および33は、入力
されたデジタル信号に基づいて、当該デジタル信号によ
る音声および/または音楽の音質を表すファクターを演
算するデジタルシグナルプロセッサーである。34は、
例えばデジタルシグナルプロセッサー32,33による
解析経過や解析結果をディスプレイ40に表示するため
のグラフィックコントローラである。35は、入力され
たデジタル信号およびデジタルシグナルプロセッサー3
2,33による解析結果を、ハードディスク41、固体
メモリー42またはフロッピーディスク43に記録する
ためのコントローラである。36は、デジタルシグナル
プロセッサー32,33、グラフィックコントローラ3
4およびコントローラ35を制御するためのシリアル/
パラレル制御回路であり、このシリアル/パラレル制御
回路36には、マウスやキーボードなどの操作器46お
よびプリンター45が接続されている。37はバス(B
us)である。
【0022】上記のデジタルオーディオ音質評価システ
ムにおいては、再生機器10a〜10dの各々に、評価
すべき媒体11a〜11dが装着され、当該再生機器1
0a〜10dの各々によって、媒体11a〜11dの各
々に記録された音声および/または音楽に係るデジタル
信号が再生される。このデジタル信号は、切換器15を
介してデジタル−アナログ変換器20に入力され、当該
デジタル−アナログ変換器20によってアナログ信号に
変換され、これにより、音質評価用の音声および/また
は音楽の原波形が形成される。このアナログ信号は、ア
ナログ−デジタル変換器25によって、特定のデジタル
オーディオフォーマットによるデジタル信号に変換さ
れ、このデジタル信号は解析器30に入力される。
【0023】そして、解析器30においては、操作器4
6によってシリアル/パラレル制御回路36が操作され
ることにより、以下のようにして、デジタル信号の信号
処理が行われる。解析器30に入力されたデジタル信号
は、適宜の時間長でサンプリングされ、このサンプリン
グされたデジタル信号は、インターフェース31によっ
てデジタルオーディオフォーマットから演算用フォーマ
ットに変換され、その後、コントローラ35によってハ
ードディスク41、固体メモリー42またはフロッピー
ディスク43に記憶されると共に、デジタルシグナルプ
ロセッサー32,33に入力される。そして、デジタル
シグナルプロセッサー32,33において、入力された
デジタル信号に基づいて、当該デジタル信号による音声
および/または音楽の音質を表すファクターが演算され
る。
【0024】音質を表すファクターとしては、E.ツヴ
ィッカーにより提唱され、ISO532で規格化されて
いるラウドネスをはじめ、シャープネス、ラフネス、変
動感、トナリティー、ヒアリングモデル、高解像スペク
トル解析(以下、「HSA」という。)などの音響心理
パラメータが用いられる。これらの中では、ラウドネ
ス、ラフネス、HSAが極めて重要なファクターであ
る。ここで、「ラウドネス」とは、聴覚と同等の音の大
きさを表わしたもの(単位:sone)、「シャープネ
ス」とは、甲高いと感ずるような高音域の成分を表わし
たもの(単位:acum)、「ラフネス」とは、音が細
かく変動している度合い(変調)であって、音のざらつ
きや粗さを表わしたもの(単位:asper)、「変動
感」とは、音のうねりの感覚を表わしたもの(単位:v
acil)、「トナリティー」とは、音色と雑音との度
合を表わしたもの(単位:tu)、「ヒアリングモデ
ル」とは、聴覚に匹敵する時間および周波数によってレ
ベルを表わしたもの(単位:dB)、「HSA」とは、
高速フーリエ変換では表わせない音色の成分を高解像で
表わしたもの(単位:dB)である。これらの音響心理
パラメータは、非直線的な分解能の周波数特性を有する
耳の特性に相当する処理を行うことを基本とし、高速フ
ーリエ変換のように、波形を同じ周波数幅で分解するも
のではないことが特徴である。
【0025】以上において、ラウドネスは、次のように
して演算される。図3は、ラウドネスを演算するまでの
過程を示すブロック図である。具体的に説明すると、演
算用フォーマットに変換された音声および/または音楽
に係るデジタル信号は、第1ステップS1において、高
速フーリエ変換(FFT)や可変周波数解像度(VF
R)の解析が行われ、これにより、短時間スペクトルが
得られる。第2ステップS2においては、人間の外耳道
による周波数特性の変化を考慮し、短時間スペクトルに
ついて周波数の減衰処理が行われる。第3ステップS3
においては、短時間スペクトルが、バンドパス(帯域通
過)フィルタによって、24の臨界帯域に分割される。
聴覚から生ずる興奮の中核部分は臨界帯域のすべての興
奮レベルを合計することによって求められる。第4ステ
ップS4においては、時間による信号の変動を考慮した
修正処理が行われる。第5ステップS5においては、聴
覚の可聴限界最低レベルの境界を考慮した修正処理が行
われ、第6ステップS6において、臨界帯域毎の部分的
ラウドネスが算出される。そして、第7ステップS7に
おいて、24の臨界帯域の各々における部分的ラウドネ
スが統合されることにより、合計ラウドネスが算出され
る。
【0026】以上において、臨界帯域毎の部分的ラウド
ネスは、下記式(2)で表され、合計ラウドネスNは、
下記式(3)で表される。
【0027】
【数2】
【0028】
【数3】
【0029】ラフネスは、ラウドネスのレベルと変調周
波数とによって表わされ、例えば音圧レベルが60dB
である1kHzの純音に、70Hzの振幅変調を与える
ことによって得られる音のラフネスの値は1asper
である。具体的には、下記の数式によって求められる。
【0030】今、変調度mi を、
【数4】
【0031】また、シャープネスは、合計ラウドネスに
対する高い周波数のラウドネスによって表わされ、変動
感は、ラウドネスのレベルと変調周波数とによって表わ
され、トナリティーは、雑音成分のラウドネスと音色成
分とによって表わされる。更に、ヒアリングモデルは、
聴覚と同様の時間と周波数の解像度とによって解析さ
れ、HSAは、聴覚が音を正弦波から成る音色構成要素
として抽出する方法と同様にして解析される。
【0032】以上のようにして、デジタル信号による音
声および/または音楽の音質を表すファクターが演算さ
れる。この演算結果のデータは、コントローラ35を介
してハードディスク41、固体メモリー42またはフロ
ッピーディスク43に記憶されると共に、グラフィック
コントローラ34を介してディスプレイ40に表示さ
れ、或いはプリンター45によって記録紙に記録され
る。そして、演算結果のデータと、マスターテープ(例
えばデジタルオーディオテープ)による基準データとを
比較することにより、媒体についての音質の評価が行わ
れる。
【0033】また、必要に応じて、ハードディスク4
1、固体メモリー42またはフロッピーディスク43に
記憶されたデジタル信号が呼び出され、以下のようにし
て、当該デジタル信号による音声および/または音楽が
試聴される。ハードディスク41、固体メモリー42ま
たはフロッピーディスク43から呼び出されたデジタル
信号は、インターフェース31によって演算用フォーマ
ットからデジタルオーディオフォーマットに変換されて
解析器30から出力される。このデジタル信号は、デジ
タル−アナログ変換器50に入力され、当該デジタル−
アナログ変換器50によってアナログ信号に変換され
る。このアナログ信号は、増幅器55によってエネルギ
ーが増幅され、スピーカー56,57によって音波とし
て放射される。
【0034】上記のデジタルオーディオ音質評価システ
ムによれば、解析器30において、音声および/または
音楽に係るデジタル信号を信号処理することによって、
当該デジタル信号による音声および/または音楽の聴感
上の音質を数値化して表すファクターを演算するため、
実際に音声や音楽を試聴することなしに、聴感上の音質
を客観的に評価することができる。そして、操作器46
によって、数値化される聴感上の音質を表すファクター
の種類を適宜選定することができ、これにより、例えば
媒体を構成する材料、媒体の製造サイクル時間、原盤の
カッティング、原盤への記録速度などの条件の相違によ
る聴感上の音質の差を把握することができるので、媒体
の研究開発に有効に利用することができる。
【0035】また、再生機器10a〜10dからのデジ
タル信号を、デジタル−アナログ変換器20によりアナ
ログ信号に変換し、このデジタル−アナログ変換器20
からのアナログ信号を、アナログ−デジタル変換器25
により、解析器30が処理し得る特定のフォーマットに
よるデジタル信号に変換することができるので、コンパ
クトディスク、デジタルビデオディスク、ミニディス
ク、デジタルオーディオテープなどの種々のデジタルオ
ーディオフォーマットによるデジタル信号が記録された
媒体11a〜11dについて、共通の解析器を利用して
音質の評価を行うことができる。
【0036】また、解析器30には、デジタル−アナロ
グ変換器50および増幅器55を介してスピーカー5
6,57が接続されているため、解析を行ったデジタル
信号について、それによる音声および/または音楽を実
際に試聴することができる。
【0037】本発明は、上記のデジタルオーディオ音質
評価システムに限定されず、種々の変更を加えることが
可能である。例えば、図4に示すように、再生機器10
a〜10d、信号切換器15、デジタル−アナログ変換
器20および解析器30を自動的に制御する自動制御機
構60を設けることができる。このようなデジタルオー
ディオ音質評価システムによれば、再生機器10a〜1
0dにおける媒体11a〜11dのデジタル信号の再
生、信号切換器15における評価すべき媒体11a〜1
1dの選択、デジタル−アナログ変換器20におけるデ
ジタルオーディオフォーマットの設定、解析器30にお
けるデジタル信号の信号処理が自動的に行われるので、
多数の媒体についての音質の評価を高い時間効率で行う
ことができ、従って、音声および/または音楽に係るデ
ジタル信号が記録された媒体の検査に有効に利用するこ
とができる。
【0038】また、評価すべき媒体に、解析器30が処
理し得る特定のフォーマットによるデジタル信号が記録
されている場合には、再生されたデジタル信号を解析器
30に直接入力する構成であってもよい。更に、図5に
示すように、複数の媒体11について評価を行うときに
は、複数の再生機器10と信号切換器15と設けること
により、再生機器10により再生されたデジタル信号を
信号切換器15を介して解析器30に入力する構成であ
ってもよい。このようなデジタルオーディオ音質評価シ
ステムによれば、媒体11から再生されたデジタル信号
は、デジタル−アナログ変換器およびアナログ−デジタ
ル変換器による影響を受けることが回避されるため、精
度の高い評価を行うことができる。
【0039】以上のデジタルオーディオ音質評価システ
ムは、いずれも媒体についての音質評価を行うものであ
るが、本発明においては、再生機器についての音質評価
を行うこともできる。この場合には、評価すべき再生機
器を例えば信号切換器に接続し、音声および/または音
楽に係るデジタル信号が記録された標準媒体を用い、評
価すべき再生機器によって、標準媒体のデジタル信号を
再生すればよい。このようなデジタルオーディオ音質評
価システムによれば、コンパクトディスクプレーヤー、
デジタルビデオディスクプレーヤー、ミニディスクプレ
ーヤーなどの再生機器における構成の相違、例えば光ピ
ックアップ、サーボモータ回路の性能、誤り訂正の手
段、電源の状態などの相違による聴感上の音質の差を把
握することができるので、再生機器の研究開発に有効に
利用することができる。
【0040】再生機器についての評価を行う場合には、
図6に示すように、評価すべき再生機器10のアナログ
信号出力端子をアナログ−デジタル変換器25に接続
し、再生機器10から出力されたアナログ信号を、アナ
ログ−デジタル変換器25によってデジタル信号に変換
し、このデジタル信号を解析器30に入力する構成であ
ってもよい。このようなデジタルオーディオ音質評価シ
ステムによれば、評価すべき再生機器10に内蔵された
デジタル−アナログ変換器を含む機器全体についての音
質の評価を行うことができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明のデジタルオーディオ音質評価
システムの具体的な実施例について説明する。 〈実施例1〉デジタルオーディオテープ(以下、「DA
T」と略記する。)に、デジタル音楽信号を記録し、こ
のDATをマスターテープとして用い、コンパクトディ
スク(以下、「CD」と略記する。)に、デジタル音楽
信号を記録した。図1に示す構成のデジタルオーディオ
音質評価システムにより、DATおよびCDの各々に記
録されたデジタル音楽信号による音楽の音質について評
価を行った。尚、解析器によってサンプリングされたデ
ジタル音楽信号の時間長は750msecである。
【0042】図7は、CDについての高速フーリエ変換
解析による周波数特性を示す図であり、図8はDATに
ついての高速フーリエ変換解析による周波数特性であ
る。図7および図8において、横軸は周波数(kHz)
を示し、縦軸は音圧レベル(dB)を示す。これらの図
から明らかなように、CDとDATとでは、高速フーリ
エ変換解析による周波数特性に殆ど差が認められないこ
とが理解される。図9は、CDについてのラフネスの演
算結果を示す図であり、図10はDATについてのラフ
ネスの演算結果を示す図である。図9および図10にお
いて、横軸は時間(sec)を示し、縦軸は周波数(k
Hz)を示し、濃淡はラフネス(asper/Bar
k)を示す。これらの図から明らかなように、CDとD
ATとでは、周波数0.1〜0.3kHz(図9におい
てエリアA1、図10においてエリアA2で示す。)の
低音域、および周波数1.5〜3kHz(図9において
エリアB1、図10においてエリアB2で示す。)の高
音域において、ラフネスに差が認められることが理解さ
れる。
【0043】〈実施例2〉DATに、実施例1とは異な
るデジタル音楽信号を記録し、このDATをマスターテ
ープとして用い、CDに、デジタル音楽信号を記録し
た。図1に示す構成のデジタルオーディオ音質評価シス
テムにより、DATおよびCDの各々に記録されたデジ
タル音楽信号による音楽の音質について評価を行った。
尚、解析器によってサンプリングされたデジタル音楽信
号の時間長は250msecである。
【0044】図11は、CDについての高速フーリエ変
換解析による周波数特性を示す図であり、図12はDA
Tについての高速フーリエ変換解析による周波数特性で
ある。図11および図12において、横軸は周波数(k
Hz)を示し、縦軸は音圧レベル(dB)を示す。これ
らの図から明らかなように、CDとDATとでは、高速
フーリエ変換解析による周波数特性に殆ど差が認められ
ないことが理解される。図13は、CDについてのHA
Sの演算結果を示す図であり、図14はDATについて
のHASの演算結果を示す図である。図13および図1
4において、横軸は周波数(kHz)を示し、縦軸は時
間(sec)を示し、山の高低はHASによる値(d
B)を示す。これらの図から明らかなように、CDとD
ATとでは、周波数1.5〜5kHz(図13において
エリアC1,D1,E1,F1,G1、図14において
エリアC2,D2,E2,F2,G2で示す。)の広い
範囲の高音域において、HASによる値に差が認められ
ることが理解される。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至請求項9に記載のデジタル
オーディオ音質評価システムによれば、解析器におい
て、音声および/または音楽に係るデジタル信号を信号
処理することによって、当該デジタル信号による音声お
よび/または音楽の聴感上の音質を数値化して表すファ
クターを演算するため、実際に音声や音楽を試聴するこ
となしに、聴感上の音質を客観的に評価することができ
る。
【0046】請求項2乃至請求項3に記載のデジタルオ
ーディオ音質評価システムによれば、解析器において、
再生機器から入力される音声および/または音楽に係る
デジタル信号を信号処理するため、精度の高い音質評価
を行うことができる。
【0047】請求項4乃至請求項5に記載のデジタルオ
ーディオ音質評価システムによれば、再生機器からの音
声および/または音楽に係るデジタル信号を、デジタル
−アナログ変換器によりアナログ信号に変換し、このデ
ジタル−アナログ変換器からのアナログ信号を、アナロ
グ−デジタル変換器により、解析器が処理し得る特定の
フォーマットによるデジタル信号に変換することができ
るので、種々のデジタルオーディオフォーマットによる
デジタル信号が記録された媒体について、共通の解析器
を利用して音質の評価を行うことができる。
【0048】請求項6に記載のデジタルオーディオ音質
評価システムによれば、再生機器からのアナログ信号
を、アナログ−デジタル変換器により、解析器が処理し
得る特定のフォーマットによるデジタル信号に変換する
ことができるので、評価すべき再生機器に内蔵されたデ
ジタル−アナログ変換器を含む機器全体についての音質
の評価を行うことができる。
【0049】請求項7に記載のデジタルオーディオ音質
評価システムによれば、複数の再生機器からのデジタル
信号のうち一のデジタル信号を選択して出力する信号切
換器が設けられているため、多数の媒体または再生機器
についての音質の評価を高い時間効率で行うことができ
る。請求項8に記載のデジタルオーディオ音質評価シス
テムによれば、再生機器における媒体のデジタル信号の
再生、信号切換器における評価すべき媒体または再生機
器の選択、解析器におけるデジタル信号の信号処理が自
動的に行われるので、多数の媒体または再生機器につい
ての音質の評価を更に高い時間効率で行うことができ、
従って、媒体または再生機器の検査に有効に利用するこ
とができる。請求項9に記載のデジタルオーディオ音質
評価システムによれば、解析を行ったデジタル信号につ
いて、当該デジタル信号による音声および/または音楽
を実際に試聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルオーディオ音質評価システム
の一例における構成を模式的に示す説明図である。
【図2】解析器の一例における構成を模式的に示す説明
図である。
【図3】ラウドネスを演算するまでの過程を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明のデジタルオーディオ音質評価システム
の他の例における構成を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明のデジタルオーディオ音質評価システム
の更に他の例における構成を模式的に示す説明図であ
る。
【図6】本発明のデジタルオーディオ音質評価システム
の更に他の例における構成を模式的に示す説明図であ
る。
【図7】実施例1において、コンパクトディスクに記録
されたデジタル音楽信号における高速フーリエ変換解析
による周波数特性を示す図である。
【図8】実施例1において、デジタルオーディオテープ
に記録されたデジタル音楽信号における高速フーリエ変
換解析による周波数特性を示す図である。
【図9】実施例1において、コンパクトディスクに記録
されたデジタル音楽信号におけるラフネスの演算結果を
示す図である。
【図10】実施例1において、デジタルオーディオテー
プに記録されたデジタル音楽信号におけるラフネスの演
算結果を示す図である。
【図11】実施例2において、コンパクトディスクに記
録されたデジタル音楽信号における高速フーリエ変換解
析による周波数特性を示す図である。
【図12】実施例2において、デジタルオーディオテー
プに記録されたデジタル音楽信号における高速フーリエ
変換解析による周波数特性を示す図である。
【図13】実施例2において、コンパクトディスクに記
録されたデジタル音楽信号における高解像スペクトル解
析の演算結果を示す図である。
【図14】実施例2において、デジタルオーディオテー
プに記録されたデジタル音楽信号における高解像スペク
トル解析の演算結果を示す図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,10d 再生機器 11,11a,11b,11c,11d 媒体 15 信号切換器 20 デジタル−ナアログ変換器 25 アナログ−デジタル変換器 30 解析器 31 インターフェース 32,33 デジタルシグナルプロセッサー 34 グラフィックコントローラ 35 コントローラ 36 シリアル/パラレル制御回路 37 バス 40 ディスプレイ 41 ハードディスク 42 固体メモリー 43 フロッピーディスク 45 プリンター 46 操作器 50 デジタル−アナログ変換器 55 増幅器 56,57 スピーカー 60 自動制御機構 S1 第1ステップ S2 第2ステップ S3 第3ステップ S4 第4ステップ S5 第5ステップ S6 第6ステップ S7 第7ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 哲郎 大阪府大阪市北区天満3丁目1番2号 株 式会社クリエ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声および/または音楽に係るデジタル
    信号を信号処理することによって、当該デジタル信号に
    よる音声および/または音楽の聴感上の音質を数値化し
    て表すファクターを演算する解析器を備えてなることを
    特徴とするデジタルオーディオ音質評価システム。
  2. 【請求項2】 評価すべき媒体に記録された音声および
    /または音楽に係る特定のデジタルフォーマットによる
    デジタル信号を再生する再生機器と、 この再生機器から入力されるデジタル信号を信号処理す
    ることによって、当該デジタル信号による音声および/
    または音楽の聴感上の音質を数値化して表すファクター
    を演算する解析器とを備えてなることを特徴とするデジ
    タルオーディオ音質評価システム。
  3. 【請求項3】 標準媒体に記録された音声および/また
    は音楽に係る特定のデジタルフォーマットによるデジタ
    ル信号を再生する、評価すべき再生機器から入力される
    デジタル信号を信号処理することによって、当該デジタ
    ル信号による音声および/または音楽の聴感上の音質を
    数値化して表すファクターを演算する解析器を備えてな
    ることを特徴とするデジタルオーディオ音質評価システ
    ム。
  4. 【請求項4】 評価すべき媒体に記録された音声および
    /または音楽に係るデジタル信号を再生する再生機器
    と、 この再生機器からのデジタル信号をアナログ信号に変換
    するデジタル−アナログ変換器と、 このデジタル−アナログ変換器からのアナログ信号を、
    特定のデジタルオーディオフォーマットによるデジタル
    信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、 このアナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を信
    号処理することによって、当該デジタル信号による音声
    および/または音楽の聴感上の音質を数値化して表すフ
    ァクターを演算する解析器とを備えてなることを特徴と
    するデジタルオーディオ音質評価システム。
  5. 【請求項5】 評価すべき再生機器によって標準媒体に
    記録された音声および/または音楽に係るデジタル信号
    が再生されることにより、当該再生機器から出力された
    デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナ
    ログ変換器と、 このデジタル−アナログ変換器からのアナログ信号を、
    特定のデジタルオーディオフォーマットによるデジタル
    信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、 このアナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を信
    号処理することによって、当該デジタル信号による音声
    および/または音楽の聴感上の音質を数値化して表すフ
    ァクターを演算する解析器とを備えてなることを特徴と
    するデジタルオーディオ音質評価システム。
  6. 【請求項6】 デジタル−アナログ変換器が内蔵された
    再生機器の評価をおこなうためのデジタルオーディオ音
    質評価システムであって、 評価すべき再生機器によって標準媒体に記録された音声
    および/または音楽に係るデジタル信号が再生されてア
    ナログ信号に変換されることにより、当該再生機器から
    出力されたアナログ信号を、特定のデジタルオーディオ
    フォーマットによるデジタル信号に変換するアナログ−
    デジタル変換器と、 このアナログ−デジタル変換器からのデジタル信号を信
    号処理することによって、当該デジタル信号による音声
    および/または音楽の聴感上の音質を数値化して表すフ
    ァクターを演算する解析器とを備えてなることを特徴と
    するデジタルオーディオ音質評価システム。
  7. 【請求項7】 複数の再生機器からのデジタル信号のう
    ち一のデジタル信号を選択して出力する信号切換器を有
    することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4ま
    たは請求項5に記載のデジタルオーディオ音質評価シス
    テム。
  8. 【請求項8】 再生機器、信号切換器および解析器を自
    動的に制御する自動制御機構を有することを特徴とする
    請求項7に記載のデジタルオーディオ音質評価システ
    ム。
  9. 【請求項9】 解析器からのデジタル信号をアナログ信
    号に変換するデジタル−アナログ変換器と、増幅器と、
    スピーカーとを有することを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のデジ
    タルオーディオ音質評価システム。
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