JPH1123080A - スプリットマルチ型冷蔵庫 - Google Patents

スプリットマルチ型冷蔵庫

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JPH1123080A
JPH1123080A JP17438697A JP17438697A JPH1123080A JP H1123080 A JPH1123080 A JP H1123080A JP 17438697 A JP17438697 A JP 17438697A JP 17438697 A JP17438697 A JP 17438697A JP H1123080 A JPH1123080 A JP H1123080A
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JP
Japan
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evaporator
temperature
compressor
period
condenser
Prior art date
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Pending
Application number
JP17438697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuzo Ishine
靖三 石根
Koji Kashima
弘次 鹿島
Takayoshi Iwanaga
隆喜 岩永
Teruo Kobuna
照男 小鮒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1123080A publication Critical patent/JPH1123080A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過渡期および安定期の運転条件に対応して各
断熱キャビネットをバランス良く、均一に冷却する。 【解決手段】 圧縮機1及び凝縮器3を有する室外機
と、前記圧縮機1及び凝縮器3と閉サイクルを構成する
絞り装置及び蒸発器7,8,9,10とを有する複数の
断熱キャビネット13,15,17,19とで構成し、
前記各蒸発器7,8,9,10の入口温度及び出口温度
のある基準温度からの偏差に応じて、前記各断熱キャビ
ネット13,15,17,19に設けられた蒸発器7,
8,9,10の絞りを可変とし、冷えていない蒸発器の
絞りを小さく制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内機と室外機
とに分離し、室内機が複数の断熱キャビネットによって
構成されるスプリットマルチ型冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリットマルチ型冷蔵庫にあっ
ては、圧縮機及び凝縮器を有する室外機と、前記圧縮機
及び凝縮器と閉サイクルを構成する絞り装置及び蒸発器
とを有する複数の断熱キャビネットで構成される室内機
とからなり、複数の断熱キャビネットは、室外機によっ
て同時に冷却される。
【0003】一方、圧縮機から吐出された冷媒は、凝縮
器を通った後、分配器により分配され、各断熱キャビネ
ットの絞り装置、蒸発器を通り、再び、圧縮器に戻る冷
凍サイクルを構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】絞り装置の絞り制御
は、蒸発器の入口と出口に温度センサを設け、両者の温
度差、即ち、スーパーヒート(過熱度)に応じて絞り調
整を行なっていた。
【0005】具体的には、扉の開閉や、温かい食品を入
れた場合等に庫内の熱負荷が増し、必要冷媒流量が不足
してスーパーヒートがより大きくなると、その大きくな
った分を、絞りを緩め方向にフイードバックさせ、冷媒
が流れ込み易くする制御である。
【0006】しかし、この制御は、蒸発器の入口温度と
出口温度が接近した安定期での運転条件の時のみ応用さ
れ、蒸発器の入口温度と出口温度が大きく開いた過渡期
での運転条件の時では、絞りを一定にして、各蒸発器が
成り行きで冷える制御となっている。
【0007】絞りを一定にする理由は、複数の断熱キャ
ビネットを同時に冷却するマルチ型冷凍サイクルにおい
て、過渡期となる起動直後は、図4に示すように、先に
冷えはじめた方の蒸発器のスーパーヒートが、まだ、冷
えていない方の蒸発器のスーパーヒートより大きくなる
ため、安定期の運転条件の制御をそのまま応用すると、
冷えはじめた断熱キャビネットの蒸発器の絞りは更に緩
くなり、益々冷えるようになる。冷えていない方は、依
然として冷えない状態となるため、これを防ぐよう各絞
りを一定とするものである。
【0008】したがって、絞りを一定にする制御では、
各断熱キャビネットを均等にバランスよく冷やすことが
できないだけでなく、特に、過渡期の運転条件の時、非
効率的な運転となって、運転時間が長くなると共に、消
費電力も増加するため、経済性の面でも望ましくない。
また、熱負荷等の変動要因に対して、迅速対応ができな
い面があった。
【0009】そこで、この発明は、前記問題点の解消を
図ったスプリットマルチ型冷蔵庫を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、圧縮機及び凝縮器を有する室
外機と、前記圧縮機及び凝縮器と閉サイクルを構成する
絞り装置及び蒸発器とを有する複数の断熱キャビネット
とで構成されるスプリットマルチ型冷蔵庫において、前
記蒸発器の入口温度及び出口温度のある基準温度からの
偏差に応じて、前記各断熱キャビネットに設けられた蒸
発器への絞りを可変とする。
【0011】第2に、圧縮機及び凝縮器を有する室外機
と、前記圧縮機及び凝縮器と閉サイクルを構成する絞り
装置及び蒸発器とを有する複数の断熱キャビネットで構
成されるスプリットマルチ型冷蔵庫において、前記各蒸
発器の入口温度及び出口温度を監視する監視手段と、監
視手段からの信号に基づき各蒸発器の入口温度及び出口
温度を比較するための、ある基準温度情報が設けられ、
入口温度及び出口温度が共に前記基準温度を下回った場
合を安定期と判断し,それ以外を過渡期と判断する制御
部とを有し、制御部は、安定期又は過渡期の判断に応じ
て、各蒸発器の絞り量を制御する。
【0012】かかる冷蔵庫によれば、先に冷えはじめた
方の蒸発器の絞りに対して、まだ、冷えていない方の蒸
発器の絞りは、緩める方向にフィードバックさせること
が可能となり、まだ、冷えていない蒸発器に対して冷媒
が流れ込み易くなるため、過渡期又は安定期に応じて各
断熱キャビネットを均等にバランスよくしかも迅速に冷
やせるようになる。
【0013】この場合、過渡期において、蒸発器の入口
温度の影響と出口温度の影響分では、入口温度の影響が
強く出るよう重み付けを行うようにすることが望まし
い。
【0014】これは、冷蔵庫キャビネットを安定期に導
くまでの制御の優先順位による。第一優先条件は「液冷
媒を迅速に蒸発器入口に導く」ことであり第二優先条件
は「液冷媒を蒸発器のほぼ全体に至らしめる」ことであ
る。図に対応付けると、第一条件は図3の(a)から
(b)の状態に導くことであり、第二条件は図3の
(b)から(c)の状態に導くことに相当する。蒸発器
入口温度の影響を強く設定する制御を用いることによ
り、迅速に第一優先条件を満足し安定時間の短縮が図れ
る。
【0015】一方、蒸発器の出口側は、断熱キャビネッ
ト外に近い配管となるため、液冷媒が断熱キャビネット
外の配管に到達する可能性が高い。
【0016】このため、配管に結露が発生し、床に水滴
が落ちる不具合を招くが、この時に、蒸発器の出口温度
の影響が強いと、絞りを緩める変化量が大きくなり、更
に不具合を招く結果となる。
【0017】そこで、入口温度の影響が強くなるよう重
み付けすることで、蒸発器の出口温度の温度変動に対し
て絞りの変動を小さく抑える方向に制御が働くようにな
る。
【0018】あるいは、過渡期の各断熱キャビネットの
蒸発器への絞り度合更新周期を安定期より短くすること
が望ましい。
【0019】これにより、液冷媒が流入していない断熱
キャビネットでは絞りを緩める方向に制御して、蒸発器
を迅速に気液二相流で満たし、運転効率の悪い過渡期の
運転時間を短くすることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4の図面を参照
しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0021】図1において、1は冷凍サイクルを構成す
る圧縮機、3は凝縮器、5は室外材用のファン、7,
8,9,10は並列に複数配列された各蒸発器をそれぞ
れ示しており、圧縮機1および凝縮器3は室外機内に配
置されている。各蒸発器7,8,9,10は室内機内に
配置され、各蒸発器7,8,9,10には凝縮器3を通
った冷媒が分配器11を介して流れるようになってい
る。
【0022】並列に複数配列された各蒸発器7,8,
9,10の内、蒸発器7は、第1の断熱キャビネット1
3に、蒸発器8は第2の断熱キャビネット15に、蒸発
器9は第3の断熱キャビネット17に、蒸発器10は第
4の断熱キャビネット19内にそれぞれ配置されてい
る。
【0023】第1の断熱キャビネット13内には、庫内
循環用のファン21を有し、蒸発器7の一方は、第1電
子膨張弁23,及びキャピラリチューブ25からなる絞
り装置,防露パイプ27を介して前記分配器11と接続
連通している。他方は、サクションカップ29を介して
圧縮機1の吸込側と接続連通することで、閉サイクルを
構成し、蒸発器7の入口温度と出口温度は、第1センサ
S−1と第2センサS−2により監視され、その信号は
温度情報として制御部31に入力されるようになってい
る。
【0024】第2の断熱キャビネット15内には、庫内
循環用のファン32を有し、蒸発器8の一方は、第2電
子膨張弁33,及びキャピラリチューブ35からなる絞
り装置,防露パイプ37を介して前記分配器11と接続
連通している。他方は、サクションカップ29を介して
圧縮機1の吸込側と接続連通することで閉サイクルを構
成し、蒸発器8の入口温度と出口温度は、第1センサS
−1と第2センサS−2により監視され、その信号は温
度情報として制御部31に入力されるようになってい
る。
【0025】第3の断熱キャビネット17内には、庫内
循環用のファン38を有し蒸発器9の一方は、第3電子
膨張41,及びキャピラリチューブ43からなる絞り装
置,防露パイプ45を介して前記分配器11と接続連通
している。他方は、サクションカップ29を介して圧縮
機1の吸込側と接続連通することで閉サイクルを構成
し、蒸発器9の入口温度と出口温度は、第1センサS−
1と第2センサS−2により監視され、その信号は温度
情報として制御部31に入力されるようになっている。
【0026】第4の断熱キャビネット19内の蒸発器1
0は、ファン48を有し蒸発器10の一方は、第4電子
膨張弁49,及びキャピラリチューブ51からなる絞り
装置,防露パイプ53を介して前記分配器11と接続連
通している。他方は、サクションカップ29を介して圧
縮機1の吸込側と接続連通することで閉サイクルを構成
し、蒸発器10の入口温度と出口温度は、第1センサS
−1と第2センサS−2により監視され、その信号は温
度情報として制御部31に入力されるようになってい
る。
【0027】制御部31は、各第1センサS−1および
第2センサーS−2からの温度情報に基づき、演算処理
し、第1,第2,第3,第4電子膨張弁23,33,4
1,49の弁開度を調整し、各蒸発器7,8,9,10
への冷媒の流入状態を制御する。
【0028】この点について具体的に説明すると、ここ
で、運転中に、例えば、30秒毎にデータを収集し、同
時に演算して出力を行うものとして、 ・収集時のデータは記号(n)、1回前のデータは記号
(n−1)で現わす。 ・第1の断熱キャビネット13は第1電子膨張弁23の
絞り……X(n),X(n−1)で表わす。
【0029】(値が大きいほど弁開度が大きく絞りは緩
い) ・第1の断熱キャビネット13の蒸発器7の入口温度…
…Tin(n),Tin(n−1)で表わす。
【0030】・第1の断熱キャビネット13の蒸発器7
の出口温度……Tout(n),Tout(n−
1)で表わす。
【0031】・目標温度……Ttargt(定数、例−
30℃)で表わす。
【0032】・比例定数……Pで表わす。
【0033】とすると、
【数1】 X(n)−X(n−1)= P{(Tin1(n)−Ttarget) +(Tout(n)−Ttarget)}……制御式1 となる。
【0034】なお、第2〜第4の断熱キャビネット1
5,17,19については下線付きの数字がとな
る。
【0035】制御式1によると、左辺は、今回の弁開度
(n)が、前回の弁開度X(n−1)からどれだ
け増加したかを現わしている。
【0036】右辺は、蒸発器7の入口温度のある基準温
度からの偏差と、蒸発器7の出口温度のある基準温度か
らの偏差の和に比例している。
【0037】したがって、例えば、先に冷えはじめた第
1の断熱キャビネット13よりも、冷却が遅れた方が右
辺の値が大きくなり、図4に示す如く、弁開度が増すこ
とになる。これにより、例えば遅れた方の第2の断熱キ
ャビネット15の蒸発器8への冷媒の流れが促進され、
各断熱キャビネット13,15,17,19の冷やし込
みスピードのバランスがとれる。この結果、最も遅れた
断熱キャビネットの弁開度増加分が大きくなり、システ
ム全体でバランスを保つ方向に制御が働くようになる。
【0038】また、制御部31は、各蒸発器7,8,
9,10の安定期および過渡期を判断し、その安定期お
よび過渡期の判断に基づいて第1〜第4電子膨張弁2
3,33,41,49の弁開度を制御するようになって
いる。
【0039】各キャビネット毎の安定期及び過渡期の判
断は、制御部31内に判断用のある基準温度の情報が組
込まれていて、そのある基準温度をTdと仮定すると、
各蒸発器7,8,9,10の入口温度かつ出口温度が共
にTdを下回った時点を境界にとり、それ以前を当該キ
ャビネットの過渡期、それ以降を当該キャビネットの安
定期と判断する。
【0040】一度、安定期に入っても、例えば圧縮機1
の停止、開閉扉の開閉条件などで再び各蒸発器7,8,
9,10の温度が上昇し、あるキャビネットの第1セン
サS−1又は第2センサS−2の値が1つでもTdを上
回るとそのキャビネットに対しては過渡期と判断する。
これを図2にあてはめると、「C」までが過渡期、
「C」以降が安定期となり、「A」「B」「C」「D」
の蒸発器7の各冷媒の状態を図3の「a」「b」「c」
「d」に示す。
【0041】図3「a」は、入口から出口まで気相の状
態となっている。「b」は、入口領域が温度が一定の気
液二相流で、それ以降出口までは温度上昇する気相とな
っている。
【0042】「c」は、出口領域のみ気相で、あとは温
度が一定の気液二相流となっている。「d」は入口から
出口まで温度が一定の気液二相流の状態となっている。
【0043】このように構成されたスプリットマルチ型
冷蔵庫によれば、圧縮機1から吐出された冷媒は凝縮器
3を通り、分配器11により分配された後、各絞り装置
を介して並列に複数配列された各蒸発器7,8,9,1
0を通り、再び圧縮機1に戻る冷凍サイクルを構成す
る。
【0044】この運転時において、制御部31からの信
号によって、例えば、先に冷えはじめた方の蒸発器7の
第1電磁開閉弁23の絞り量に対して、まだ、冷えてい
ない方の第3の断熱キャビネット17にあっては、蒸発
器9の第3電子膨張弁41は、絞り量が緩まる方向に制
御され、冷媒が流れ込み易くなる。したがって、各断熱
キャビネット13,15,17,19を均等にバランス
よくしかも、迅速に冷やせるようになる。
【0045】この場合、過渡期において、各蒸発器7,
8,9,10の入口温度の影響と、各蒸発器7,8,
9,10の出口温度の影響分では、各蒸発器7,8,
9,10の入口温度の影響を強くでるよう重み付けを行
うようにすることが望ましい。
【0046】即ち、制御式1の比例定数PをP1とP2
とに分けると、制御式2となる。
【数2】X(n)−X(n−1)=P1{(Tin
(n)−Ttarget)}+P2{(Tout
(n)−Ttarget)} ここで、P1とP2の関係を、P1>P2とするもので
ある。
【0047】これは、冷蔵庫キャビネットを安定期に導
くまでの制御の優先順位による。第一優先条件は「液冷
媒を迅速に蒸発器入口に導く」ことであり第二優先条件
は「液冷媒を蒸発器のほぼ全体に至らしめる」ことであ
る。第一優先条件を満足しないかぎり、そのキャビネッ
トが充分冷却されることはない。図に対応付けると、第
一条件は図3の(a)から(b)の状態に導くことであ
り、第二条件は図3の(b)から(c)の状態に導くこ
とに相当する。
【0048】蒸発器入口温度の影響を強く設定する制御
するわちP1>P2と制御式組むことにより、迅速に第
一優先条件を満足させることができる。次に、第一条件
を満足したキャビネットの間では、蒸発器入口温度がお
よそ同じ温度になるため、制御式の右辺第1項の影響差
はなくなってしまう。またTtargetを蒸発器入口
温度の到達温度と同等に設定すると、右辺第1項は、第
2項と比べ無視できる値になる。したがって、第一条件
を満足したキャビネット間では電子膨張弁の制御は、蒸
発器出口温度に司られるようになる。
【0049】一方、蒸発器の出口側は、断熱キャビネッ
ト外に近い配管となるため、液冷媒が断熱キャビネット
外の配管に到達する可能性が高い。
【0050】このため、配管に結露が発生し、床に水滴
が落ちる不具合を招くが、このときに、蒸発器の出口温
度の影響が強いと、絞りを緩める変化量が大きくなり、
更に不具合を招く結果となる。
【0051】そこで、入口温度の影響が強くなるよう重
み付け、P1>P2の関係とすることで、蒸発器の出口
温度の温度変動に対して絞りの変動を小さく抑える方向
に制御が働き、結露の発生を小さく抑える。
【0052】また、過渡期の各断熱キャビネット13,
15,17,19の各蒸発器7,8,9,10への絞り
度合更新周期を安定期より短くすることが望ましい。
【0053】これにより、液冷媒が流入していない断熱
キャビネットでは絞りを緩める方向に制御して、蒸発器
を迅速に気液二相流で満たし、運転効率の悪い過渡期の
運転時間を短くすることが可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のマル
チ型冷蔵庫によれば、過渡期又は安定期に対して各断熱
キャビネットをバランスよく、迅速に冷やすことができ
る。また、過渡期の運転条件に対して迅速に対応できる
ため消費電力も少なくて済み、経済性の面でも大変好ま
しいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるスプリットマルチ型冷蔵庫の
全体の回路図。
【図2】スーパーヒートの温度特性図。
【図3】図2のA,B,C,D部分の液冷媒の状態を示
した説明図。
【図4】早く冷えたスーパーヒート:大と、冷えが遅れ
たスーパーヒート:小の説明図。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 凝縮器 7,8,9,10 蒸発器 1,3,15,17,19 断熱キャビネット 25,35,43,51 絞り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 隆喜 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 小鮒 照男 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機及び凝縮器を有する室外機と、前
    記圧縮機及び凝縮器と閉サイクルを構成する絞り装置及
    び蒸発器とを有する複数の断熱キャビネットとで構成さ
    れるスプリットマルチ型冷蔵庫において、前記蒸発器の
    入口温度及び出口温度のある基準温度からの偏差に応じ
    て、前記各断熱キャビネットに設けられた蒸発器への絞
    りを可変とすることを特徴とするスプリットマルチ型冷
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 圧縮機及び凝縮器を有する室外機と、前
    記圧縮機及び凝縮器と閉サイクルを構成する絞り装置及
    び蒸発器とを有する複数の断熱キャビネットで構成され
    るスプリットマルチ型冷蔵庫において、前記各蒸発器の
    入口温度及び出口温度を監視する監視手段と、監視手段
    からの信号に基づき各蒸発器の入口温度及び出口温度を
    比較するための、ある基準温度情報が設けられ、入口温
    度及び出口温度が共に前記基準温度を下回った場合を安
    定期と判断し,それ以外を過渡期と判断する制御部とを
    有し、制御部は、安定期又は過渡期の判断に応じて、各
    蒸発器の絞り量を制御することを特徴とするスプリット
    マルチ型冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 過渡期と判断した制御部は、蒸発器の入
    口温度の影響と、出口温度の影響分では、入口温度の影
    響が強く出るよう重み付けを行うことを特徴とする請求
    項2記載のスプリットマルチ型冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 過渡期と判断した制御部は、各断熱キャ
    ビネットの蒸発器への絞り度合更新周期を、安定期の判
    断時より短くすることを特徴とする請求項2記載のスプ
    リットマルチ型冷蔵庫。
JP17438697A 1997-06-30 1997-06-30 スプリットマルチ型冷蔵庫 Pending JPH1123080A (ja)

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