JPH11230678A - 連続加熱炉 - Google Patents

連続加熱炉

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JPH11230678A
JPH11230678A JP5011498A JP5011498A JPH11230678A JP H11230678 A JPH11230678 A JP H11230678A JP 5011498 A JP5011498 A JP 5011498A JP 5011498 A JP5011498 A JP 5011498A JP H11230678 A JPH11230678 A JP H11230678A
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JP
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zone
work
cooling
preheating
heat
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JP5011498A
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Ryoji Sato
良治 佐藤
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Resonac Corp
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で熱ロスが少ない上に予熱・冷却
の高効率化が図られ、もって好ましい省エネルギー化を
図ることのできる連続加熱炉を提供する。 【解決手段】 炉体11内に2つの内装管13を上下に
重ね、上側搬送路13aと下側搬送路13bとを構成す
る。上下の搬送路13a,13bの予熱ゾーンA、加熱
ゾーンBおよび冷却ゾーンCを逆向きに設定するととも
に、これに合わせてワークWを搬送するメッシュベルト
15A,15Bの搬送方向も逆向きとする。ワークWが
隣り合う加熱ゾーンBと冷却ゾーンCを進行して互いに
すれ違う際にワークW間に熱交換を生じさせ、予熱にか
かる能力と冷却にかかる能力を互いに補い合うように
し、予熱・冷却の高効率化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを搬送しな
がら熱処理する連続加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】連続加熱炉は、金属圧粉体を焼結するた
めの焼結炉や、ワークを焼戻したり焼鈍したりする熱処
理炉、あるいは部品の乾燥炉等が挙げられる。図7は、
耐熱性のメッシュベルトによりワークを搬送しながら加
熱する従来の連続加熱炉の一例を示している。この連続
加熱炉は、煉瓦等の断熱材で形成され電熱ヒータ1が装
備されたトンネル状の炉体2の内部に、耐熱鋼等で作ら
れた断面矩形状の内装管3が貫通されて搬送路4が形成
され、この搬送路4に、無端のメッシュベルト5の上側
搬送部が延在している。メッシュベルト5は、図示せぬ
可変減速モータで駆動される駆動ローラ6と、この駆動
ローラ6との間にメッシュベルト5を挟む補助ローラ7
とで牽引され、従動ローラ8でガイドされることにより
矢印F方向に循環移動するようになっている。
【0003】炉体2内の搬送路4においては、図7で左
側の入口側が予熱ゾーンA、出口側が加熱ゾーンBに区
分けされており、メッシュベルト5に載せられたワーク
Wは、搬送されるに伴ってヒータ1により予熱を経て加
熱される。内装管3は炉体2の出口から所定長さ突出し
ており、この突出部分の搬送路4は冷却ゾーンCとなっ
ている。内装管3の冷却ゾーンCの部分には必要に応じ
てウォータジャケット9が外装され、ワークWは冷却ゾ
ーンCを搬送されるに伴い常温もしくはそれに近い温度
になるまで冷却された後、排出される。予熱ゾーンAと
加熱ゾーンBの温度は図示せぬ温度センサで常に計測さ
れ、その計測温度が各ゾーンA、Bに応じた適正温度と
なるように、ヒータ1が電気制御される。また、冷却ゾ
ーンCにウォータジャケット9を設けた場合には、冷却
ゾーンCの温度も計測され、冷却ゾーンCが適正な冷却
温度となるよう冷却水の流量等が制御される。焼結炉や
熱処理炉の場合には、内装管3内が水素ガスを含む無酸
化雰囲気ガスで満たされるように、外部からそのような
ガスが供給される。
【0004】このような連続加熱炉において、ワーク搬
送速度すなわちメッシュベルト5の移動速度は、炉体2
の長さに応じてワークWの加熱・冷却条件を満たすよう
に、駆動ローラ6を回転させるモータの減速機の回転速
度が設定される。粉末冶金の焼結炉では、予熱ゾーンA
で圧粉体中の成形潤滑剤を分解除去し、加熱ゾーンBで
は焼結されるのに必要な温度と時間が与えられ、冷却ゾ
ーンCでは望ましい冷却速度と常温もしくはそれに近い
温度で排出されるような条件を満たすように設計され
る。
【0005】連続加熱炉としては、上記ベルト搬送型の
他に、炉体の入口に設けたプッシャを進退させることに
よりボートに乗せたワークをボートごと搬送路に沿って
順送りするプッシャ型があるが、炉体の構造は、図7の
ものとほぼ同様である。
【0006】さて、図7に例示した従来の連続加熱炉で
は、入口側のメッシュベルト5上にワークWを載せると
メッシュベルト5とともに炉体2内に入っていき、常温
すなわち冷たいワークWとメッシュベルト5のワークW
が載っている部分が、まず予熱ゾーンAで熱を受けて昇
温していく。ヒータ1には、炉体2から放射される熱
と、ワークWとメッシュベルト5を昇温するのに必要な
温度を確保するため、必要な電流が流れる。加熱ゾーン
Bを通過して蓄熱されたワークWとメッシュベルト5
は、冷却ゾーンCに入ると、温度の一部が内装管3を経
由して大気中に放熱され、その他がウォータジャケット
9を循環する冷却水を温める熱交換により冷却されてい
き、常温もしくは常温に近い温度まで冷却されて内装管
3から排出される。ウォータジャケット4の冷却水は、
例えばプールに導かれ大気に放熱されて冷却され、再利
用される。このようなベルト搬送型の連続加熱炉におけ
る加熱・冷却の対象物は、ワークとメッシュベルトであ
るが、前述したプッシャ型の連続加熱炉における加熱・
冷却の対象物は、ワークとワークを乗せたボートとな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の連
続加熱炉にあっては、炉体2が直線的なトンネル状であ
る故に両端開口が互いに遠隔な場所にある。このため、
熱ロスが大きい上に、特に常温のワークWを昇温させる
予熱ゾーンAにおいてはヒータ1に供給する電力が大容
量となり、一方、蓄熱されているワークWを冷却する冷
却ゾーンCでは大きな冷却能力を必要としていた。した
がって、全体として熱効率が悪く、好ましい省エネルギ
ー化を図り得ないといった欠点があった。よって本発明
は、簡単な構造で熱ロスが少ない上に予熱・冷却の高効
率化が図られ、もって好ましい省エネルギー化を図るこ
とのできる連続加熱炉の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、トンネル状の炉体と、この炉
体を長手方向に沿って略直線的に貫通し、その一端から
他端にわたって設けられる熱処理ゾーンが、予熱ゾー
ン、加熱ゾーンおよび冷却ゾーンの順序で区分けされる
搬送路と、ワークを、前記熱処理ゾーンの順序にしたが
って搬送する搬送手段とを具備する連続加熱炉におい
て、前記搬送路を互いに隣接する状態で複数設けるとと
もに、前記搬送手段のワーク搬送方向および前記熱処理
ゾーンの順序を、互いに隣接する搬送路において互いに
逆向きとしたことを特徴としている。
【0009】本発明の具体的な構成としては、例えば炉
体内を上下に仕切って搬送路が上下2本とされ、入口と
出口を互いに逆として、それぞれ入口から出口にわたっ
て予熱ゾーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンが設けられたも
のが挙げられる。この場合、上下の搬送路の予熱ゾーン
と冷却ゾーンとが上下方向にラップし、加熱ゾーンどう
しが上下方向にラップする。そして、上下の搬送路に設
けられる搬送手段(ベルト搬送型であればベルト、プッ
シャ搬送型であればワークを乗せたボートになる)のワ
ーク搬送方向は、熱処理ゾーンの順序にしたがい入口か
ら出口方向に設定され、互いに逆向きとされる。
【0010】操業にあたっては、上下の搬送路の入口か
らそれぞれ装入されたワークが、搬送手段により予熱ゾ
ーン、加熱ゾーン、冷却ゾーンの順に通過して所定の熱
処理が連続的に行われる。ここで、上側搬送路を進行す
るワークおよび搬送手段(この2つが実質的な加熱・冷
却対象物であるが、以下の説明では一括してワークと言
う)をみた場合、まず、予熱ゾーンを通過する際、下側
搬送路の冷却ゾーンを進行中のワークの放熱を受ける。
したがって、上側搬送路のワークは、予熱ゾーンに装備
される加熱手段に加えて、下側搬送路の冷却ゾーンを進
行中のワークの熱を吸収して昇温し、予熱される。次い
で、ワークが予熱ゾーンを通過して加熱ゾーンに入る
と、その加熱ゾーンの加熱手段によってワークはさらに
昇温し、所定の加熱温度で熱処理される。続いて、ワー
クが加熱ゾーンを通過して冷却ゾーンに入ると、放熱に
より冷却していく。冷却手段がある場合には、放熱に加
え冷却手段によって強制的に冷却される。ワークの放熱
は、下側搬送路の予熱ゾーンを進行中のワークに達し、
これに熱が吸収されながら冷却が進む。以上は上側搬送
路を進行するワークをみた場合であるが、下側搬送路を
進行するワークにも、上側搬送路を進行するワークとの
間に同様の熱のやり取り、すなわち熱交換が当然生じ
る。
【0011】本発明では、一方の搬送路の予熱ゾーンを
進行中の冷たいワークと、他方の搬送路の冷却ゾーンを
進行中の蓄熱しているワークが近接することにより、両
者の間に熱交換が生じるわけである。その結果、簡単な
構造で予熱ゾーンの予熱能力(予熱ゾーンの長さや加熱
手段の容量等)ならびに冷却ゾーンの冷却能力(冷却ゾ
ーンの長さや冷却手段の容量等)を抑えることができ
る。また、炉外への熱の放出量が低減して熱ロスが少な
い上に予熱・冷却の高効率化が図られ、もって好ましい
省エネルギー化を図ることができる。さらに、炉の大き
さがコンパクトながらもワークの熱処理能力が高くな
り、操業コストの低減が可能となる。
【0012】また、本発明では、互いに隣接する搬送路
のうちの少なくとも一方の搬送路の加熱ゾーンと冷却ゾ
ーンの境界部分に存在する雰囲気ガスを、他方の搬送路
の予熱ゾーンに向けて送り込む雰囲気ガス給送手段を有
することを、より好ましい形態としている。この構成に
よれば、隣接する搬送路を搬送されるワークどうしの熱
交換が積極的に行われ、上記効果がより一層大きくな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次いで、本発明をより明らかにす
るための第1〜第4実施形態を、図面を参照して説明す
る。(1)第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態に係るベルト搬送型連続
加熱炉を模式的に示した縦断面図であり、図2は図1の
II−II矢視断面図である。これら図で符合11は、煉瓦
等の断熱材で形成されたトンネル状の炉体である。図1
および図2に示すように、炉体の上下の内面近傍には、
複数の電熱ヒータ12が全長にわたって等間隔に装備さ
れている。炉体の内部には、耐熱鋼等で作られた断面長
方形状の2つの内装管13が、上下に重ねられて略水平
に貫通している。図1に示すように、これら内装管13
は炉体11の長さよりもやや長く、その長い分が、上側
の内装管13は左側に突出し、下側の内装管13は右側
に突出している。これら突出部分は、断面コ字状のウォ
ータジャケット14で被覆されている。これらウォータ
ジャケット14は、内装管13に対し着脱可能である
と、設計変更が生じても容易に対応できるなどの点で好
ましい。上側の内装管13の内空が上側搬送路13a、
下側の内装管13の内空が下側搬送路13bとされる。
上側搬送路13aのワーク搬送方向は図1で右から左、
また、下側搬送路13bのワーク搬送方向は左から右
と、互いに逆向きに設定される。上下の搬送路13a,
13bは、図1に示すように、そのワーク搬送方向にし
たがい、入口から出口にわたって予熱ゾーンA、加熱ゾ
ーンB、冷却ゾーンCの順に区分けされる。各ゾーン
A,B,Cの温度は、図示せぬ温度センサで常に計測さ
れ、その計測温度が各ゾーンA,B,Cに応じた適正温
度となってワークWの熱履歴が一定化されるように、ヒ
ータ12が電気制御されるとともに、ウォータジャケッ
ト14の冷却水の流量が制御される。上下の搬送路13
a,13bにおける温度分布は、両端の予熱ゾーンAと
冷却ゾーンCが低く、中央の加熱ゾーンBが高い山型と
なる。
【0014】上側搬送路13aには、無端のメッシュベ
ルト(搬送手段)15Aの上側の水平な搬送部が延在し
ている。このメッシュベルト15Aは、上側搬送路13
aの出口側に配され図示せぬ可変減速モータで駆動され
る駆動ローラ16aと、この駆動ローラ16aとの間に
メッシュベルト15Aを挟む補助ローラ17aとで牽引
され、入口側に配された上下の従動ローラ18aでガイ
ドされることにより、矢印(イ)方向に循環移動するよ
うになっている。一方、下側搬送路13bにも、同様の
無端のメッシュベルト(搬送手段)15Bの上側の水平
な搬送部が延在している。このメッシュベルト15B
は、前記メッシュベルト15Aの内側に配されており、
下側搬送路13bの出口側に配されて図示せぬ可変減速
モータで駆動される駆動ローラ16bと、この駆動ロー
ラ16bとの間にメッシュベルト15Bを挟む補助ロー
ラ17bとで牽引され、入口側に配された従動ローラ1
8bでガイドされることにより、矢印(ロ)方向に循環
移動するようになっている。これからの説明で、上側搬
送路13aに設けられたメッシュベルト15Aを上側メ
ッシュベルト15A、また、下側搬送路13bに設けら
れたメッシュベルト15Bを下側メッシュベルト15B
とする。なお、図2ではこれらメッシュベルト15A,
15Bの図示を省略している。
【0015】上側メッシュベルト15Aにおいては、上
側の従動ローラ18aから上側搬送路13aの入口ま
で、また、上側搬送路13aの出口から駆動ローラ16
aまでの間に、所定の距離がそれぞれ確保されており、
それらの間における上側メッシュベルト15Aの搬送部
は、入口側がワーク装入部19a、出口側がワーク排出
部20aとされる。また、下側メッシュベルト15Bに
おいても、同様にワーク装入部19b、ワーク排出部2
0bが設けられている。図示はしていないが、各ワーク
装入部19a,19bの周囲には、これらワーク装入部
19a,19bにワークWを配列して載せるシュータも
しくは配列ロボットが配置されており、一方、各ワーク
排出部20a,20bの周囲には、これらワーク排出部
20a,20bからワークWを取り出すシュータもしく
は取出しロボットが配置されている。本実施形態の場
合、下側メッシュベルト15Bの周囲に上側メッシュベ
ルト15Aが存在しているので、少なくとも下側メッシ
ュベルト15Bに対するワークWの出し入れは、横方向
からとなる。ワークWは、各メッシュベルト15A,1
5Bのワーク装入部19a,19bにそれぞれ配列され
ると、メッシュベルト15A,15Bの循環移動に伴
い、上下の搬送路13a,13bをそれぞれ搬送されな
がら所定の熱履歴を受け、ワーク排出部20a,20b
に至ると次の工程に送られる。当該連続加熱炉を焼結炉
や熱処理炉に適用する場合には、内装管13内が水素ガ
スを含む無酸化雰囲気ガスで満たされるように、外部か
らそのようなガスが供給される。
【0016】次に、上記第1実施形態の連続加熱炉の作
用を説明する。操業にあたっては、まず、ヒータ12へ
の通電およびウォータジャケット14の冷却水の循環を
開始し、上下の搬送路13a,13bの温度分布を所定
通りに定める。次いで、上下のメッシュベルト15A,
15Bを運転し、ワーク装入部19a,19bにワーク
Wを配列して上下の搬送路13a,13bに送り込む。
ワークWは、上下の搬送路13a,13bの予熱ゾーン
A、加熱ゾーンB、冷却ゾーンCを通過し、その過程で
所定の熱履歴が与えられた後、常温もしくは常温に近い
温度に冷却されてワーク排出部20a,20bに至り、
ここで取り出されて次の工程に送られる。
【0017】このような連続操業において、上側搬送路
13aを進行するワークWおよびメッシュベルト15A
のワークWが載せられた部分(この2つが実質的な加熱
・冷却対象物であるが、ここでは一括してワークWと言
う)は、まず、予熱ゾーンAを通過する際、下側搬送路
13bの冷却ゾーンCを進行中のワークWの放熱を受け
る。したがって、上側搬送路13aのワークWは、予熱
ゾーンAに装備されるヒータ12に加えて、下側搬送路
13bの冷却ゾーンCを進行中のワークWの熱を吸収し
て昇温し、予熱される。次いで、ワークWが予熱ゾーン
Aを通過して加熱ゾーンBに入ると、その加熱ゾーンB
のヒータ12によってワークWはさらに昇温し、所定の
加熱温度で熱処理される。続いて、ワークWが加熱ゾー
ンBを通過して冷却ゾーンCに入ると、ウォータジャケ
ット14により放熱が促進されつつ冷却される。蓄熱状
態のワークWが冷却されると、その放熱が下側搬送路1
3bの予熱ゾーンAを進行中のワークWに達し、このワ
ークWに熱が吸収されながら冷却が進む。
【0018】以上は上側搬送路13aを進行するワーク
Wをみた場合であるが、下側搬送路13bを進行するワ
ークWにも、上側搬送路13aを進行するワークWとの
間に同様の熱交換が当然生じる。すなわち、上側搬送路
13aの予熱ゾーンAを進行中の冷たいワークWと、下
側搬送路13bの冷却ゾーンCを進行中の蓄熱している
ワークWが近接することにより、両者の間に熱交換が生
じる。このような上下のワークW間の熱交換は、ワーク
Wが冷却ゾーンCに至らない操業開始時には起こらない
ので、その間は最大の電力を要するが、ひとたび予熱か
ら冷却が上下の搬送路13a,13bにおいて連続的か
つ同時に行われると、操業開始時よりも消費電力が少な
くて済むようになる。これは、上記熱交換が行われるこ
とにより、予熱ゾーンAの予熱能力(予熱ゾーンAの長
さ、ヒータ12の容量あるいは消費電力等)ならびに冷
却ゾーンCの冷却能力(冷却ゾーンCの長さ、ウォータ
ジャケット14の容量等)を抑えることができるからで
ある。したがって、本実施形態の連続加熱炉によれば、
簡単な構造で熱ロスが少ない上に予熱・冷却の高効率化
が図られ、もって好ましい省エネルギー化を図ることが
できる。
【0019】(2)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態を説明する。図3は、第2
実施形態に係るプッシャ搬送型連続加熱炉を模式的に示
した縦断面図である。この連続加熱炉は、ワーク搬送手
段がプッシャである点を除いては、上記第1実施形態の
連続加熱炉と略同様の構成を持つものである。したがっ
て、第1実施形態に対応する構成要素には同一の符合を
付し、その説明を省略する。
【0020】上下の搬送路13a,13bの入口には、
図では見えないワークが入れられた箱形のボート(搬送
手段)Tを載せる装入テーブル21a,21bがそれぞ
れ設けられ、一方、出口には、ボートTを受ける排出テ
ーブル22a,22bがそれぞれ設けられている。上下
の装入テーブル21a,21bのさらに入口側には、進
退を繰り返すことによりボートTを押して順送りに搬送
するプッシャ(搬送手段)23A,23Bがそれぞれ配
備されている。プッシャ23A,23BによるボートT
の搬送方向は、上側搬送路13aでは矢印(ハ)方向、
下側搬送路13bでは矢印(ニ)方向と、互いに逆向き
とされている。上下の内装管13の両端開口すなわち上
下の搬送路13a,13bの入口および出口を、熱ロス
を抑えることを目的として開閉自在なシャッタで閉じる
場合があり、その場合には、少なくとも下側の搬送路1
3bのシャッタの開閉は横からとなる。
【0021】本実施形態の連続加熱炉を操業するにあた
っては、まず、図示せぬローラコンベヤまたはプッシャ
により、ワークが入れられたボートTを上下の装入テー
ブル21a,21bに載せ、プッシャ23A,23Bを
進退させてボートTを搬送路13a,13bに間欠的に
送り込む。ボートTを順次装入テーブル21a,21b
に載せることで、ボートTは後続のボートTにより順次
押されて搬送される。上下の搬送路13a,13bにお
いて、ワークはボートTごと予熱ゾーンA、加熱ゾーン
B、冷却ゾーンCを通過し、その過程で所定の熱履歴が
与えられ、常温もしくは常温に近い温度となってから排
出テーブル22a,22bで受け取られ、ここで取り出
されて次の工程に送られる。
【0022】本実施形態においては、上記第1実施形態
とワークの搬送手段が異なり、実質的な加熱・冷却対象
物はワークとこのワークを乗せたボートTとなるが、上
下の搬送路13a,13bを搬送されるワークおよびボ
ートTの間には、第1実施形態で説明した熱交換が全く
同様に起こり、したがって同様の効果を得ることができ
る。
【0023】(3)第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態を説明する。図4は、第3
実施形態に係る連続加熱炉を模式的に示した横断面図で
あり、図5は図4のV−V矢視断面図である。これら図
で、上記第1および第2実施形態の連続加熱炉に対応す
る構成要素には同一の符合を付し、その説明を省略す
る。
【0024】本実施形態は、炉体11内の搬送路が横方
向に並列している点が、上記第1および第2実施形態と
大きく異なっている。炉体11の内部には、断面長方形
状の1つの内装管31が略水平に貫通している。図4に
示すように、内装管31は炉体11よりも長く、その両
端部が炉体11の開口からある程度突出している。図5
に示すように、内装管31の底部の中央には、適当な高
さの凸条32が内装管31の長手方向に沿って延びてお
り、この凸条32の両側が、ワークWの搬送路31a,
31bとされている。これら左右の搬送路(図4で下側
が左側搬送路31a、上側が右側搬送路31b)のワー
ク搬送方向は、図4に示すように、矢印(ホ)および矢
印(ヘ)方向と、互いに逆向きとされる。ワークWの搬
送手段は、図示を省略している。ワークWの搬送手段と
しては、上記第1実施形態のようなメッシュベルトを用
いることもできるし、上記第2実施形態のようなプッシ
ャを用いることもできる。また、これら以外の搬送手段
を用いてもよい。なお、メッシュベルトを採用する場合
には、メッシュベルトが巻回されるローラが左右に隣り
合う関係上、これらローラを同軸上に配置してもよい
が、熱処理前と熱処理後のワークWの混在が防がれるよ
う搬送方向に互いにずらした方が好ましい。
【0025】左右の搬送路31a,31bは、図4に示
すように、ワークWの搬送方向にしたがい、入口から出
口にわたって予熱ゾーンA、加熱ゾーンB、冷却ゾーン
Cの順に区分けされる。内装管31が炉体11から突出
する両端部であって、左右の搬送路31a,31bの出
口に当たる部分には、断面コ字状のウォータジャケット
14が着脱可能に外装されている。また、本実施形態で
は、図5に示すように、炉体11の全長にわたって等間
隔に装備された上下のヒータ12に加え、炉体11の予
熱ゾーンAと冷却ゾーンCの両側部に、側部ヒータ12
cが装備されている。
【0026】本実施形態の連続加熱炉を操業するにあた
っては、まず、上下のヒータ12、予熱ゾーンAおよび
加熱ゾーンBの側部ヒータ12cへの通電、ならびにウ
ォータジャケット14の冷却水の循環を開始し、左右の
搬送路31a,31bの温度分布を所定通りに定める。
次いで、搬送手段によりワークWを左右の搬送路31
a,31bへ入口から送り込む。ワークWは、左右の搬
送路31a,31bの予熱ゾーンA、加熱ゾーンB、冷
却ゾーンCを通過し、その過程で所定の熱履歴が与えら
れ、常温もしくは常温に近い温度で排出され、この後、
次の工程に送られる。
【0027】このような連続操業中、左右に隣り合う予
熱ゾーンAと冷却ゾーンCとを進行して互いにすれ違う
ワークW間に熱交換が起こり、予熱ゾーンAと冷却ゾー
ンCの温度が均一もしくはそれに近い状態となる。ここ
で、予熱ゾーンAを進行しているワークWにおいては、
隣の冷却ゾーンCを進行している蓄熱状態のワークWに
近接する内側部分が早く昇温し、外側部分との間に温度
格差が発生する可能性がある。この場合には、冷却ゾー
ンCの側部ヒータ12cに通電がなされ、温度格差が補
われるよう温度制御される。
【0028】本実施形態においては、ワークWの搬送路
31a,31bが左右に隣接している点で、上記第1お
よび第2実施形態とは形態が異なるものの、一方の搬送
路31a(31b)の予熱ゾーンAと他方の搬送路31
b(31a)の冷却ゾーンCを進行して互いにすれ違う
ワークW間に熱交換が起こり、したがって、第1および
第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】なお、本実施形態の左右の搬送路31a,
31bは、内装管31の中央の凸条32で仕切られ双方
が連通しているが、このような凸条32に代えて、仕切
り壁により左右の搬送路31a,31bを互いに遮断し
て完全に独立したものとしてもよい。上記第1および第
2実施形態は、隣接する搬送路がこのように完全に独立
しているものであった。このような構成の場合、搬送路
31a,31bごとに異なる雰囲気ガスを用いることが
でき、多様な熱処理方法に対応することができる。ま
た、例えば焼結炉や乾燥炉に適用した場合には、予熱工
程で発生する揮発除去成分が隣の搬送路の加熱ゾーンB
へ流入し、加熱工程を経たワークWに悪影響を及ぼすと
いった不具合が回避される利点もある。
【0030】(4)第4実施形態 次に、本発明の第4実施形態を説明する。図6は、第4
実施形態に係る連続加熱炉を模式的に示した横断面図で
ある。この連続加熱炉は、上記第3実施形態の連続加熱
炉と基本構造を同じくするものである。したがって、第
3実施形態に対応する構成要素には同一の符合を付し、
その説明を省略する。なお図6では、ヒータおよびワー
クWの搬送手段の図示を省略している。
【0031】左右の搬送路31a,31bにおけるワー
クWの搬送方向は、上記第3実施形態と同様に矢印
(ホ)および矢印(ヘ)方向と、互いに逆向きとされ
る。左右の搬送路31a,31bは、ワークWの搬送方
向にしたがい、入口から出口にわたって予熱ゾーンA、
加熱ゾーンB、冷却ゾーンCの順に区分けされる。左右
の搬送路31a,31bの予熱ゾーンAと冷却ゾーンC
には、これらゾーンA,Cにアンモニア分解ガス等の還
元性ガスを供給するガス供給管41A,41C,42
A,42Cが、側方より挿入されている。これらガス供
給管41A,41C,42A,42Cには図示せぬ流量
計およびバルブが付随され、ガス供給量を調整すること
ができるようになっている。また、左右の搬送路31
a,31bの両端開口には、その開口面積を調整するこ
とのできるシャッタ(図示略)が設けられ、ガス供給管
41A,41C,42A,42Cからのガス供給量と開
口面積とを調整することにより、炉外へガスが放出され
るとともに、加熱ゾーンBのガスが予熱ゾーンAに流れ
込むようになされている。なお、前記シャッタに代え
て、内装管31の両端開口を下方に傾斜させたハンプ型
とすることでもよい。
【0032】また、内装管31内には、左側搬送路31
aの加熱ゾーンBと冷却ゾーンCの境界部分に存在する
雰囲気ガスを右側搬送路31bの予熱ゾーンAに向けて
送り込むバイパス管(雰囲気ガス給送手段)43Aと、
右側搬送路31bの加熱ゾーンBと冷却ゾーンCの境界
部分に存在する雰囲気ガスを左側搬送路31aの予熱ゾ
ーンAに向けて送り込むバイパス管(雰囲気ガス給送手
段)43Bとが、装備されている。これらバイパス管4
3A,43Bには、ガス給送用のタービンポンプ44が
それぞれ内蔵されている。タービンポンプ44によるガ
ス給送量は、炉内のガスの流れが乱れないように、ガス
供給管41A,41C,42A,42Cから供給される
ガス量と整合されるように調整される。
【0033】本実施形態では、上記第3実施形態と同様
にして連続操業が行われると、左右に隣り合う予熱ゾー
ンAと冷却ゾーンCとを進行して互いにすれ違うワーク
W間に熱交換が起こる。この熱交換は、ワークWからの
輻射および内装管31の熱伝導に加え、加熱ゾーンBを
通過してきた蓄熱状態のワークWの放熱によって熱せら
れたガスが、バイパス管43A,43Bによって予熱ゾ
ーンAに送り込まれることによっても生じる。このた
め、ワークWどうしの熱交換が積極的に行われ、熱効率
の向上等、本発明の効果がより一層大きくなる。なお、
このようなガス移動による熱交換をさらに促進させるた
めに、バイパス管43A,43Bを通るガスを加熱する
と好ましい。そのための手段として、各予熱ゾーンAに
挿入されるガス供給管41C,42Cを、一旦、対応す
る搬送路31a,31bの加熱ゾーンB寄りの冷却ゾー
ンCを通過させて内部の管内のガスが昇温するような配
管構造を採れば、ガスを加熱する手段を別個に設ける必
要がなく、効率的である。その場合の配管は、炉体11
に通した管か、炉体11に穿設したガスジャケット等で
構成することができる。
【0034】上記第4実施形態の連続加熱炉は、還元性
ガス雰囲気で熱処理する焼結炉等に好適であるが、例え
ば、焼き戻し炉のように炉内のガスが空気の場合には、
ガス供給管41A,41C,42A,42Cからのガス
供給を停止するか、もしくはガス供給管41A,41
C,42A,42Cそのものを省くことができる。
【0035】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば、搬送路は3本以上の複数でも
よく、その配列の仕方も、熱交換のバランスがとれる範
囲で任意に設定することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の搬送路を互いに隣接させ、搬送路内に区分けされ
るワークの熱処理ゾーンの順序およびワークの搬送方向
を、互いに隣接する搬送路において互いに逆向きとした
ので、簡単な構造で熱ロスが少ない上に予熱・冷却の高
効率化が図られ、もって好ましい省エネルギー化を図る
ことのできるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る連続加熱炉を模
式的に示す縦断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る連続加熱炉を模
式的に示す縦断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る連続加熱炉を模
式的に示す横断面図である。
【図5】 図4のV−V矢視断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態に係る連続加熱炉を模
式的に示す横断面図である。
【図7】 従来の連続加熱炉の一例を模式的に示す縦断
面図である。
【符号の説明】
11…炉体 13a…上側搬送路 13b…下側搬送路 15A,15B…メッシュベルト(搬送手段) 23A,23B…プッシャ(搬送手段) 31a…左側搬送路 31b…右側搬送路 43A,43B…バイパス管(雰囲気ガス給送手段) A…予熱ゾーン B…加熱ゾーン C…冷却ゾーン T…ボート(搬送手段) W…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27B 9/04 B22F 3/10 K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル状の炉体と、 この炉体を長手方向に沿って略直線的に貫通し、その一
    端から他端にわたって設けられる熱処理ゾーンが、予熱
    ゾーン、加熱ゾーンおよび冷却ゾーンの順序で区分けさ
    れる搬送路と、 ワークを、前記熱処理ゾーンの順序にしたがって搬送す
    る搬送手段とを具備する連続加熱炉において、 前記搬送路が互いに隣接して複数設けられるとともに、 前記搬送手段のワーク搬送方向および前記熱処理ゾーン
    の順序が、互いに隣接する搬送路において互いに逆向き
    とされていることを特徴とする連続加熱炉。
  2. 【請求項2】 互いに隣接する前記搬送路のうちの少な
    くとも一方の搬送路の前記加熱ゾーンと前記冷却ゾーン
    の境界部分に存在する雰囲気ガスを、他方の搬送路の前
    記予熱ゾーンに向けて送り込む雰囲気ガス給送手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の連続加熱炉。
JP5011498A 1998-02-16 1998-02-16 連続加熱炉 Pending JPH11230678A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228116A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Koyo Thermo System Kk 連続焼戻し炉
CN104128604A (zh) * 2014-07-01 2014-11-05 中磁科技股份有限公司 烧结炉控制气氛的方法
CN105256122A (zh) * 2015-11-06 2016-01-20 浙江尚鼎工业炉有限公司 一种连续式铝镁合金热处理炉
JPWO2016158336A1 (ja) * 2015-03-27 2018-01-25 住友電工焼結合金株式会社 成形体の熱処理方法、および圧粉磁心

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