JPH1122856A - 調節弁用ケージ、調節弁および配管サイレンサー - Google Patents

調節弁用ケージ、調節弁および配管サイレンサー

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JPH1122856A
JPH1122856A JP19775297A JP19775297A JPH1122856A JP H1122856 A JPH1122856 A JP H1122856A JP 19775297 A JP19775297 A JP 19775297A JP 19775297 A JP19775297 A JP 19775297A JP H1122856 A JPH1122856 A JP H1122856A
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Toshikatsu Meguro
俊勝 目黒
Shigeki Kikawada
茂樹 黄川田
Kenichi Itabashi
憲一 板橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイズおよびコストの増大とCV値の低下とを
抑えながら、より高い減音効果を得る。 【解決手段】径が異なる複数の円筒32a〜32dを有
する。各円筒は同心状に間隔をあけて配置される。各円
筒の壁に多数の流路孔を有する。各流路孔は1mm以下
の径を有する。各円筒ごとに各流路孔は各円筒の肉厚内
で各円筒の中心線に対し垂直の平面に沿って、中心線の
垂線方向に対し所定角度傾斜する方向を向く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調節弁用ケージ、
調節弁および配管サイレンサーに関し、特に、低騒音化
を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調節弁には、多数の孔を設けた多
孔単段型のケージを有する低騒音弁および多段型のケー
ジを有する低騒音弁がある。これらは、流体をそれぞれ
の孔に分散して流し、流れの乱れスケールを小さくし
て、音が減衰しやすい高周波数領域または可聴範囲外の
高周波数領域に流体騒音の周波数をシフトさせて低騒音
化を図っている。これによる減音効果は、最大25dB
A程度まで可能である。
【0003】また、迷路状またはノコ歯状の流路を形成
したディスクを積み重ねて成る積層型の調節弁用ケージ
がある。この場合、流体が各流路を迷路状またはノコ歯
状に方向を変えて流れるようにし、流体の持つエネルギ
ーを損失させて低騒音化を図っている。これによる減音
効果は、最大30dBA以上である。
【0004】また、従来の調節弁用ケージ、調節弁およ
び配管サイレンサーとしては、例えば、特開平7−26
0017号公報および特開平9−60763号公報に示
すものがある。すなわち、前者は、調節弁用ケージの迷
路型流路に複数の溝を形成して、衝撃波を減衰させ、騒
音を低下させるものである。後者は、調節弁用ケージを
同心状に配置した円筒により構成し、各円筒の外壁に流
路孔からの流体の流れを曲げる曲げ部材を設け、流体の
吹き抜けを防止して低騒音化を図るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多孔単段型およ
び多段型低騒音弁の場合、減音効果は調節弁用ケージの
流路孔の孔径に強く依存しており、孔径が小さいほど減
音効果を得ることができる。しかしながら、従来の調節
弁用ケージでは、より小さい孔をあけようとすると、同
じ流体の通過面積を確保するには孔径比の2乗倍の孔数
が必要となるため、ドリル加工のコストが増大してしま
う。このため、従来の多孔型ケージでは、孔径が3〜1
0mm程度に設定されて減音効果が低いうえ、バルブの
流れやすさを示すCV値もかなり下げなければならず、
例えば、20dBAの減音効果を得るには、CV値を標
準弁の約3〜4割程度にまで下げなければならないとい
う問題点があった。
【0006】また、従来の積層型低騒音弁の場合、多孔
多段型低騒音弁よりも減音効果は高くすることができる
が、その分、CV値を大きく犠牲にしなければならな
い。このため、従来の積層型低騒音弁では、高い減音効
果を望めばCV値を落とさなければならず、CV値を落
とさずに高い減音効果を望めば、サイズが大型化すると
ともに高コスト化を招くという問題点があった。
【0007】また、特開平7−260017号公報およ
び特開平9−60763号公報に示す従来の技術とは異
なる方向からも低騒音化を実現し、技術の豊富化を図る
ことが望まれる。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、サイズおよびコストの増大とCV
値の低下とを抑えながら、より高い減音効果を得ること
ができる調節弁用ケージ、調節弁および配管サイレンサ
ーを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明に係る調節弁用ケージは、円筒を
有し、前記円筒の壁に複数の流路孔を有し、各流路孔は
前記円筒の肉厚内で前記円筒の中心線の垂線方向に対し
傾斜する方向を向いていることを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明に係る調節弁用ケージ
は、円筒を有し、前記円筒の壁に複数の流路孔を有し、
各流路孔は前記円筒の肉厚内で前記円筒の中心線に対し
垂直の平面に沿って、前記中心線の垂線方向に対し傾斜
する方向を向いていることを特徴とする。
【0011】請求項1または2の本発明に係る調節弁用
ケージは、円筒が1個の単段型から成っても、径が異な
る複数の円筒を有して各円筒が同心状に間隔をあけて配
置された多段型から成ってもよい。流路孔の配置は、ど
のような配置でもよく、規則的な配置であっても、不規
則な配置であってもよい。流路孔の向きの、円筒の中心
線の垂線方向に対する傾斜角度は、傾斜していれば何度
であってもよい。
【0012】請求項1または2の本発明に係る調節弁用
ケージは、ケーシングの弁室内に配置され、内部に弁プ
ラグを移動可能に設けて調節弁を構成する。この調節弁
用ケージでは、通過しようとする流体の流れの方向に対
して各流路孔の方向が傾斜している。このため、流体
は、各流路孔の内部入口付近では流れの方向に対し開い
た孔壁側には流れずに直進しようとし、流れの方向に対
し交わる孔壁により流体の有効通過面積が減少して、流
路孔をより小さな径にした場合と同様の減音効果が得ら
れる。また、調節弁用ケージから流れ出る噴流は、垂直
方向から傾いた角度で調節弁のケーシングの内壁に衝突
するので、調節弁の外部に伝達される音が減少する。さ
らに、流路孔の傾き角が大きいほど、調節弁用ケージか
ら調節弁のケーシングの内壁までの距離が長くなる。こ
のため、各流路孔から出た噴流が相互干渉を起こし、噴
流の一様化が促進される。これによって、局所的な高速
流が調節弁のケーシングの内壁に衝突して調節弁の外部
に伝わることにより生じる騒音を緩和することができ
る。
【0013】請求項3の本発明に係る調節弁用ケージ
は、径が異なる複数の円筒を有し、各円筒は同心状に間
隔をあけて配置され、各円筒の壁に複数の流路孔を有
し、各円筒ごとに各流路孔は各円筒の肉厚内で各円筒の
中心線に対し垂直の平面に沿って、前記中心線の垂線方
向に対し所定角度傾斜する方向を向き、各流路孔の向き
は隣合う円筒で前記所定角度の正負が逆であることを特
徴とする。
【0014】請求項3の本発明に係る調節弁用ケージで
は、流路孔の配置は、どのような配置でもよく、規則的
な配置であっても、不規則な配置であってもよい。流路
孔の傾斜する所定角度は、傾斜していれば何度であって
もよく、各円筒ごとに角度が異なっていてもよい。
【0015】請求項3の本発明に係る調節弁用ケージ
は、ケーシングの弁室内に配置され、内部に弁プラグを
移動可能に設けて調節弁を構成する。この調節弁用ケー
ジでは、流路孔の傾斜する所定角度の正負が各円筒ごと
に交互に変わるので、ケージ内で発生する音波をケージ
の外部に伝わるまでに効率良く減衰させ、減音効果を得
ることができる。また、噴流は、各円筒の各流路孔を通
過する際にジグザグに曲げられてエネルギー損失を伴う
ため、各流路孔から流れ出る噴流の速度が低下し、減音
効果が得られる。
【0016】請求項4の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項3の調節弁用ケージにおいて、各円筒は等間
隔で配置され、各流路孔は同一の径を有し、各円筒ごと
の各流路孔の円筒面上の総面積は中心側の円筒から外側
の円筒にかけて等比級数的に大きくなるよう外側の円筒
ほど内側の円筒より前記流路孔の数が多くなっているこ
とを、特徴とする。
【0017】請求項4の本発明に係る調節弁用ケージ
は、調節弁の弁プラグを全開にしたとき各円筒の上流と
下流の流体の圧力比がそれぞれ等しくなるように、各流
路孔の円筒面上の総面積が中心側の円筒から外側の円筒
にかけて等比級数的に大きくなっていることが好まし
い。
【0018】請求項4の本発明に係る調節弁用ケージで
は、各円筒ごとの各流路孔の円筒面上の総面積が中心側
の円筒から外側の円筒にかけて等比級数的に大きくなっ
ているので、各円筒の流路孔から流れ出る噴流は圧力が
近似し、ガスやスチームなどの流体の各円筒を通過する
際の減圧により各円筒にかかる負担は均等に近づき、効
率的な減音効果を得ることができる。
【0019】請求項5の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項3または4の調節弁用ケージにおいて、各円
筒は一端がホルダーにそれぞれ着脱可能に取り付けられ
ることを特徴とする。
【0020】請求項5の本発明に係る調節弁用ケージで
は、流体条件の変化に合わせて円筒の数を調整すること
により、減音効果を調整することができる。
【0021】請求項6の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1,2,3,4または5の調節弁用ケージに
おいて、各流路孔は各円筒面上で60°千鳥配置で規則
的に配置され、各流路孔は同一の径を有し、各流路孔の
中心間の間隔は前記径の2倍以上3倍以下であること
を、特徴とする。
【0022】請求項6の本発明に係る調節弁用ケージで
は、各流路孔は、各円筒面上で60°千鳥配置で規則的
に配置される。すなわち、各流路孔は前記円筒の中心線
に対し垂直でそれぞれ等間隔に配置される複数の平面に
沿って各平面ごとに前記円筒に等間隔で配置され、各平
面上で互いに隣合う流路孔と、その平面に隣合う平面上
の前記隣合う流路孔に隣合う流路孔とは円筒面上で正三
角形の各頂点上に位置して各流路孔は規則的に配置され
る。
【0023】請求項6の本発明に係る調節弁用ケージで
は、流路孔が各円筒に均等に配置され、ケージ内で発生
する音波を均等に効率良く減衰させ、減音効果を得るこ
とができる。
【0024】請求項7の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1,2,3,4,5または6の調節弁用ケー
ジにおいて、前記流路孔は1mm以下の径を有すること
を特徴とする。
【0025】請求項7の本発明に係る調節弁用ケージで
は、流体が径1mm以下の流路孔に分散して流れ、流れ
の乱れスケールが小さくなる。これにより、多孔型ケー
ジの減音効果が最大限に引き出され、音が減衰しやすい
高周波数領域または可聴範囲外の高周波数領域に流体騒
音の周波数がシフトし、CV値の低下を最小限に抑えな
がら、高い減音効果を得ることができる。
【0026】請求項8の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1,2,3,4,5,6または7の調節弁用
ケージにおいて、前記流路孔は電子ビーム加工、レーザ
ービーム加工またはウォータージェット加工により形成
されていることを特徴とする。
【0027】請求項8の本発明に係る調節弁用ケージ
は、流路孔がドリル加工で形成されるのに比べて非常に
短時間で加工され、流路孔の径が1mm以下のものが安
価に製造される。特に、電子ビーム加工により流路孔が
形成される場合には、円筒の中心線の垂線方向に対し傾
斜する方向の流路孔が容易に形成される。
【0028】請求項9の本発明に係る調節弁は、ケーシ
ングの弁室内にケージを配置し、このケージ内に弁プラ
グを移動可能に設けた調節弁において、前記ケージは、
請求項1,2,3,4,5,6,7または8の調節弁用
ケージから成ることを特徴とする。
【0029】請求項9の本発明に係る調節弁は、請求項
1,2,3,4,5,6,7または8の調節弁用ケージ
により、流体騒音を低減させることができる。この調節
弁は、例えば、ガスやスチームの工業用高圧配管系に設
けられ、騒音の発生を抑制しつつ高圧流体を制御するた
め好適に使用される。
【0030】請求項10の本発明に係る配管サイレンサ
ーは、フランジ部が2本の配管の各フランジの間に挟ん
で取り付けられ、ケージが配管内に配置される配管サイ
レンサーにおいて、前記ケージは請求項1,2,3,
4,5,6,7,8または9の調節弁用ケージから成る
ことを特徴とする。
【0031】請求項10の本発明に係る配管サイレンサ
ーは、請求項1,2,3,4,5,6,7または8の調
節弁用ケージにより、流体騒音を低減させることができ
る。この配管サイレンサーは、例えば、工業用高圧配管
に好適に使用される。なお、本明細書中で、「配管サイ
レンサー」の概念には、「サイレンサー」も含まれる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図4は、本発明の実施
の形態を示している。図1に示すように、調節弁10
は、ケーシング11と、調節弁用ケージ12と、弁座1
3と、ボンネット14と、弁プラグ15とを有してい
る。
【0033】ケーシング11は、内部に流体の流路21
を有し、流路21に弁室22を有している。ケーシング
11には、流路21の入口23および出口24と弁室2
2の開口25とが形成されている。調節弁用ケージ12
は、弁座13とボンネット14との間に挟まれて弁室2
2内に固定されている。弁座13は中央に孔26を有
し、ケーシング11の流路21の中間部の貫通孔27に
嵌合されている。ボンネット14は、調節弁用ケージ1
2を押さえて開口25を塞ぐようケーシング11にボル
ト固定されている。
【0034】弁プラグ15は、ボンネット14を貫通す
る弁軸16の端部に固定され、調節弁用ケージ12の内
部に移動可能に設けられている。弁プラグ15は、弁座
13の孔26を開閉可能である。弁プラグ15は、ボン
ネット14の内側と連通する貫通孔15aを有する。
【0035】図2に示すように、調節弁用ケージ12
は、ガイド筒31と、径が異なる4個の円筒32a,3
2b,32c,32dと、ホルダー33とから成る多孔
多段型ケージである。なお、ガイド筒31および4個の
円筒32a,32b,32c,32dは、それぞれ単独
でも調節弁用ケージを構成することができる。ガイド筒
31は、円筒状であって弁座13の側に多数の流路孔3
1aを有している。なお、図2では、流路孔31aをそ
の中心線で簡略化して示す。ガイド筒31の流路孔31
aは、ドリル加工により形成され、3mmの同一の径を
有している。円筒32a〜32dは円筒32a,32
b,32c,32dの順に長くなっており、円筒32a
から順に外側にガイド筒31を包囲して同心状に等間隔
で配置されている。ガイド筒31および各円筒32a〜
32dの間には、圧力回復室34,34,…が形成され
る。
【0036】各円筒32a〜32dは、壁に多数の流路
孔35,35,…を有する。なお、図2では、流路孔3
5をその中心線で簡略化して示す。流路孔35は、電子
ビーム加工により形成されている。各流路孔35は、1
mmの同一の径を有する。図2に示すように、円筒32
dは全体に流路孔35が形成されているが、円筒32a
〜32cは、流路孔35が形成された弁座13の側の領
域と流路孔35が形成されていないホルダー33の側の
領域とを有する。流路孔35が形成された弁座13の側
の領域は、円筒32aより円筒32bの方が広く、円筒
32bより円筒32cの方が広くなっている。各円筒3
2a〜32dごとの各流路孔35の円筒面上の総面積
(総開口面積)は、中心側の円筒32aから外側の円筒
32dにかけて(すなわち、流路の下流側にかけて)等
比級数的に大きくなるよう外側の円筒ほど内側の円筒よ
り流路孔35の数が多くなっている。流路孔35の数
は、各円筒32a〜32dの総開口面積が隣合う内側の
円筒の総開口面積の1.3倍になるように設定される。
これにより、弁プラグ15を全開にしたとき、各円筒3
2a〜32dの上流と下流の流体の圧力比がそれぞれ等
しくなる。
【0037】図4(A)に示すように、従来の調節弁の
円筒1〜3では、流路孔4が、各円筒1〜3の肉厚内で
各円筒の中心線に対し垂直の平面(図4(A)の紙面と
同一平面)に沿って、中心線の垂線方向を向いている。
これに対し、図4(B)に示すように、調節弁用ケージ
12の各流路孔35は、各円筒32a〜32dの肉厚内
で各円筒の中心線に対し垂直の平面(図4(B)の紙面
と同一平面)に沿って、中心線の垂線方向に対し所定角
度α°傾斜する方向を向いている。各流路孔35の向き
は、隣合う円筒32a〜32dで所定角度α°の正負が
逆である。すなわち、円筒32a〜32dは交互に所定
角度−α°(傾き角)の符号(+−)が変化しており、
奇数段の円筒32aおよび円筒32cの各流路孔35は
同じ向きに所定角度α°傾斜し、偶数段の円筒32bお
よび円筒32dの各流路孔35は同じ向きに所定角度−
α°傾斜している。なお、各流路孔35の傾斜する所定
角度は、各円筒32a〜32dごとに角度が異なってい
てもよい。
【0038】図3に示すように、各流路孔35は、60
°千鳥配置で規則的に配置される。すなわち、各流路孔
35は、円筒32a〜32dの中心線Aに対し垂直でそ
れぞれ等間隔に配置される複数の平面Ba〜Bdに沿っ
て各平面ごとに円筒32a〜32dに等間隔で配置され
る。そして、例えば、平面Bb上で互いに隣合う流路孔
35b,35bと、その平面Bbに隣合う平面Ba,B
c上の2つの流路孔35b,35bに隣合う流路孔35
a,35cとは円筒面上で正三角形の各頂点上に位置し
て各流路孔35は規則的に配置される。各流路孔35の
中心間の間隔Cは、径の2倍である。
【0039】ホルダー33は、環状であって中央に孔3
3aを有する。ホルダー33は、一端に平坦面33bを
有し、他端の内側にガイド保持用の環状段部33cを有
し、環状段部33cの外側で急に肉厚になって、さらに
外側にかけて円筒32a〜32dの保持用の複数の環状
段部33d,33d,…を有して薄くなっている。ガイ
ド筒31は一端が環状段部33cに固定され、各円筒3
2a〜32dは円筒32aから順に各一端がガイド筒3
1の外側で環状段部33d,33,…に固定されてい
る。各円筒32a〜32dは、一端がホルダー33にそ
れぞれ着脱可能に取り付けられる。調節弁用ケージ12
は、ガイド筒31および各円筒32a〜32dがホルダ
ー33に取り付けられた状態でホルダー33の平坦面3
3bからガイド筒31の端部および各円筒32a〜32
dの端部までの長さが揃っている。ホルダー33は開口
25の内側の環状段部25aと係合して開口25から弁
室22内に挿入され、調節弁用ケージ12は弁室22内
に配置される。弁座13は弁室22の側に複数の環状凸
部13a,13a,…を有し、ガイド筒31および各円
筒32a〜32dは環状凸部13a,13a,…により
位置決めされる。
【0040】次に作用を説明する。調節弁10は、調節
弁用ケージ12により、流体騒音を低減させることがで
きる。図1において、調節弁10は、高圧流体がケーシ
ング11内の流路21を入口23から出口24へと流れ
るとき、弁プラグ15が調節弁用ケージ12の内部で弁
軸16により移動して弁座13の孔26を開閉し、流路
21の高圧流体の流れを制御する。
【0041】弁プラグ15を開くとき、弁座13の孔2
6を通った流体は、調節弁用ケージ12の各円筒32a
〜32dの流路孔35を放射方向に抜け出ようとする。
調節弁用ケージ12では、図4(B)に示すように、通
過しようとする流体の流れの方向に対して各流路孔35
の方向が傾斜している。このため、流体は、各流路孔3
5の内部入口付近では、流れの方向に対し開いた孔壁側
には流れずに、流れがその孔壁から一部剥離したように
なって直進しようとする。そして、流体は、流れの方向
に対し交わる孔壁により流体の有効通過面積が減少し
て、流路孔35をより小さな径にした場合と同様の減音
効果が得られる。また、調節弁用ケージ12から流れ出
る噴流は、垂直方向から傾いた角度で調節弁10のケー
シング11の内壁11aに衝突するので、調節弁10の
外部に伝達される音が減少する。さらに、流路孔35の
傾き角が大きいほど、調節弁用ケージ12から調節弁1
0のケーシング11の内壁11aまでの距離lが長くな
る。このため、各流路孔35から出た噴流(矢印および
1点鎖線で示す)が相互干渉を起こし、噴流の一様化が
促進される。これによって、局所的な高速流が調節弁1
0のケーシング11の内壁11aに衝突して調節弁10
の外部に伝わることにより生じる騒音を緩和することが
できる。
【0042】また、調節弁用ケージ12では、流路孔3
5の傾斜する所定角度の正負が各円筒32a〜32dご
とに交互に変わるので、ケージ内で発生する音波をケー
ジの外部に伝わるまでに効率良く減衰させ、減音効果を
得ることができる。また、噴流は、各円筒32a〜32
dの各流路孔35を通過する際にジグザグに曲げられて
エネルギー損失を伴うため、各流路孔35から流れ出る
噴流の速度が低下し、減音効果が得られる。
【0043】調節弁用ケージ12では、流体が径1mm
以下の流路孔35に分散して流れ、流れの乱れスケール
が小さくなる。これにより、多孔型ケージの減音効果が
最大限に引き出され、音が減衰しやすい高周波数領域ま
たは可聴範囲外の高周波数領域に流体騒音の周波数がシ
フトし、CV値の低下を最小限に抑えながら、高い減音
効果を得ることができる。
【0044】調節弁用ケージ12では、各円筒32a〜
32dごとの各流路孔35の円筒面上の総面積が中心側
の円筒32aから外側の円筒32dにかけて等比級数的
に大きくなっているので、各円筒32a〜32dの流路
孔35から流れ出る噴流は圧力が近似し、ガスやスチー
ムなどの流体の各円筒32a〜32dを通過する際の減
圧により各円筒32a〜32dにかかる負担は均等に近
づき、効率的な減音効果を得ることができる。
【0045】調節弁用ケージ12では、各円筒32a〜
32dは一端がホルダー33にそれぞれ着脱可能に取り
付けられているので、流体条件の変化に合わせて円筒3
2a〜32dをホルダー33から取外し、円筒32a〜
32dの数を調整することにより、減音効果を調整する
ことができる。例えば、1個の円筒の調節弁用ケージ1
2の場合、ガイド筒31と円筒32bを用いて構成し、
2個の円筒の調節弁用ケージ12の場合、ガイド筒31
と円筒32b,32dを用いて構成し、5個の円筒の調
節弁用ケージ12の場合、ガイド筒31と円筒32a〜
32dを用いて構成することができる。
【0046】調節弁用ケージ12は、電子ビーム加工に
より流路孔35が形成されるので、流路孔35がドリル
加工で形成されるのに比べて非常に短時間で加工され、
流路孔35の径が1mm以下のものが安価に製造され
る。流路孔35は、円筒32a〜32dの中心線Aの垂
線方向に対し傾斜しているが、電子ビーム加工により容
易に形成することができる。
【0047】調節弁用ケージ12では、流路孔35が各
円筒32a〜32dに60°千鳥配置で均等に配置さ
れ、ケージ内で発生する音波を均等に効率良く減衰さ
せ、減音効果を得ることができる。
【0048】この調節弁10は、例えば、ガスやスチー
ムの工業用高圧配管系に設けられ、騒音の発生を抑制し
つつ高圧流体を制御するため好適に使用される。
【0049】前述の調節弁の減音効果の参考にするた
め、騒音測定を実施した。騒音測定は、IEC Pu
b.534−8−1(1986)に基づいて行った。測
定は、標準弁(ガイド筒31のみのもの)、ケージ数が
3個(ガイド筒31および2個の円筒32b,32d)
で円筒32b,32dの流路孔35の径が2.5mmの
もの、ケージ数が2個(ガイド筒31および1個の円筒
32b)で円筒32bの流路孔35の径が1.0mmの
もの、ケージ数が3個(ガイド筒31および2個の円筒
32b,32d)で円筒32b,32dの流路孔35の
径が1.0mmのもの、ならびにケージ数が5個(ガイ
ド筒31および4個の円筒32a〜32d)で円筒32
a〜32dの流路孔35の径が1.0mmのものについ
て、行った。これらのサンプルは、弁サイズが4インチ
(約10.16cm)、ポートサイズが2インチ(約
5.08cm)で、騒音測定時には弁プラグ15のリフ
トを調節してCV値を30に固定した。
【0050】なお、これらのサンプルは、各流路孔35
が各円筒32a〜32dの肉厚内で各円筒32a〜32
dの中心線Aに対し垂直方向を向いていること(所定角
度α°=0°)、ガイド筒31のみのものを含むことお
よび円筒32b,32dの流路孔35の径が2.5mm
のものを含むことを除いて、前述の調節弁10と同様の
構成を有していた。円筒32b,32dの流路孔35の
径が2.5mmのものでは、各流路孔35の中心間の間
隔は径の2倍であった。
【0051】その結果を図5に示す。図5において、縦
軸は騒音レベルを、横軸は調節弁の入口側と出口側の圧
力比を示す。図5からわかるように、ケージ数が3個で
流路孔35の径が2.5mmのものでは、標準弁と比較
して最大20dBA程度の減音効果である。これに対
し、流路孔35の径が1.0mmのものでは、ケージ数
が2個の場合でもより減音効果が高く、さらにケージ数
が増すと、減音効果がさらに高くなっている。従って、
流路孔35の径を小さくすることで、CV値を下げなく
ても減音効果を高められることがわかる。
【0052】図6は、流路孔35の径が1.0mmのサ
ンプルの最大減音効果とCV比との関係を示す。横軸の
CV比は、低騒音弁と標準弁の定格CV値の比である。
図6のグラフでは、最大減音効果とCV比との関係でプ
ロットされる位置が、右上の領域に位置すれば減音性能
が高いことを意味する。図6には、既存の積層型、多孔
多段型および多孔型の低騒音弁の減音性能を同時に示
す。
【0053】図6を見ると、流路孔35の径が1.0m
mのサンプルは、ケージ数にかかわらず既存の低騒音弁
と比較していずれも高い減音性能を示していることがわ
かる。例えば、ケージ数が3個の場合、標準弁と比較し
て26dBA程度の減音効果を有し、定格CV値は標準
弁の45%程度である。これに対し、既存の低騒音弁で
同じ程度の減音効果を得るには、定格CV値を標準弁の
15%程度にまで落とさなければならないことになる。
【0054】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図7(A)は、本発明の実施の形態の配管サイ
レンサーを示す。図7(A)に示すように、配管サイレ
ンサー40は、フランジ部41とケージ42とを有する
単段型配管サイレンサーである。ケージ42は、1個の
円筒42aから成る。フランジ部41と円筒42aと
は、一体的に構成されている。の円筒32a〜32d
は、フランジ部41に取り付けられる。
【0055】円筒42aは、壁に多数の流路孔43を有
する。なお、図7(A)では、流路孔43をその中心線
で簡略化して示す。各流路孔43は、1mm以下の同一
の径を有する。各流路孔43は、円筒42aの肉厚内で
円筒の中心線Dに対し垂直の平面に沿って、中心線Dの
垂線方向に対し所定角度傾斜する方向を向いている。各
流路孔43は、前述の調節弁10の調節弁用ケージ12
の流路孔35と同様に形成されており、重複した説明を
省略する。
【0056】次に、作用について説明する。配管サイレ
ンサー40は、フランジ部41を2本の工業用高圧配管
44,45の各フランジ44a,45aの間に挟んで取
り付けられる。ケージ42は、配管45の内部に配置さ
れる。配管サイレンサー40は、高圧流体がケージ42
の内側から外側へと流れるとき、前述の調節弁10と同
様の作用により流体騒音を低減させることができる。
【0057】図7(B)は、本発明のさらに他の実施の
形態の配管サイレンサーを示す。配管サイレンサー50
は、フランジ部51とケージ52とを有する多段型配管
サイレンサーである。ケージ52は、2個の円筒52
a,52bを有する。フランジ部51と内側の円筒52
aとは、一体的に構成されている。外側の円筒52b
は、フランジ部51に取り付けられる。
【0058】円筒52a,52bは、同心状に等間隔を
あけて配置される。各円筒52a,52bは、壁に多数
の流路孔53を有する。なお、図7(B)では、流路孔
53をその中心線で簡略化して示す。各流路孔53は、
1mm以下の同一の径を有する。各流路孔53は、各円
筒52a,52bの肉厚内で各円筒の中心線Eに対し垂
直の平面に沿って、中心線Eの垂線方向に対し所定角度
傾斜する方向を向いている。各流路孔53は、前述の調
節弁10の調節弁用ケージ12の流路孔53と同様に形
成されており、重複した説明を省略する。
【0059】次に、作用について説明する。配管サイレ
ンサー50は、フランジ部51を2本の工業用高圧配管
54,55の各フランジ54A,55aの間に挟んで取
り付けられる。ケージ52は、配管55の内部に配置さ
れる。配管サイレンサー50は、高圧流体がケージ52
a,52bの内側から外側へと流れるとき、前述の調節
弁10と同様の作用により流体騒音を低減させることが
できる。
【0060】なお、前記実施の形態において、複座構造
の調節弁について例示したが、調節弁は単座構造または
バランス型の単座構造を有していてもよい。前記実施の
形態において、ケージが4個の円筒または2個の円筒を
有する例について説明したが、ケージを構成する円筒は
4個または2個に限らず、何個であってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る調節弁用ケージ、調節弁お
よび配管サイレンサーによれば、各流路孔が円筒の肉厚
内で円筒の中心線の垂線方向に対し傾斜する方向を向い
ているので、サイズおよびコストの増大とCV値の低下
とを抑えながら、より高い減音効果を得ることができ
る。
【0062】特に、請求項3の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、流路孔の傾斜する所定角度の正負が各円筒ご
とに交互に変わるので、ケージ内で発生する音波を効率
良く減衰させ、また、各流路孔から出る噴流にエネルギ
ー損失を与えて速度を低下させ、さらに減音効果を得る
ことができる。
【0063】特に、請求項4の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、各円筒にかかる流体の減圧による負担が均等
に近づき、効率的な減音効果を得ることができる。
【0064】特に、請求項5の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、各円筒は取付部で着脱可能に取り付けられる
ので、流体条件の変化に合わせて減音効果を調整するこ
とができる。
【0065】特に、請求項6の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、ケージ内で発生する音波を均等に効率良く減
衰させ、減音効果を得ることができる。
【0066】特に、請求項7の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、流路孔が1mm以下の径を有するので、流体
が各流路孔に分散して流れ、流れの乱れスケールが小さ
くなり、高い減音効果を得ることができる。
【0067】特に、請求項8の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、流路孔がドリル加工で形成されるのに比べて
非常に短時間で安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の調節弁の開弁状態と閉弁
状態とを中心線を境に示す縦断面図である。
【図2】図1の調節弁の主要部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図3】図1の調節弁の調節弁用ケージの流路孔の配置
を示す拡大正面図である。
【図4】(A)従来例の調節弁用ケージを示す横断面
図、(B)図1の調節弁の調節弁用ケージを示す横断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態の調節弁の騒音測定結果を
従来例と比較して示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態の調節弁の減音性能を示す
グラフである。
【図7】本発明の実施の形態の(A)単段型配管サイレ
ンサーを示す縦断面図、(B)多段型配管サイレンサー
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 調節弁 11 ケーシング 12 調節弁用ケージ 13 弁座 14 ボンネット 15 弁プラグ 32a,32b,32c,32d 円筒 33 ホルダー 35 流路孔 40,50 配管サイレンサー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒を有し、前記円筒の壁に複数の流路孔
    を有し、各流路孔は前記円筒の肉厚内で前記円筒の中心
    線の垂線方向に対し傾斜する方向を向いていることを特
    徴とする調節弁用ケージ。
  2. 【請求項2】円筒を有し、前記円筒の壁に複数の流路孔
    を有し、各流路孔は前記円筒の肉厚内で前記円筒の中心
    線に対し垂直の平面に沿って、前記中心線の垂線方向に
    対し傾斜する方向を向いていることを特徴とする調節弁
    用ケージ。
  3. 【請求項3】径が異なる複数の円筒を有し、各円筒は同
    心状に間隔をあけて配置され、各円筒の壁に複数の流路
    孔を有し、各円筒ごとに各流路孔は各円筒の肉厚内で各
    円筒の中心線に対し垂直の平面に沿って、前記中心線の
    垂線方向に対し所定角度傾斜する方向を向き、各流路孔
    の向きは隣合う円筒で前記所定角度の正負が逆であるこ
    とを特徴とする調節弁用ケージ。
  4. 【請求項4】各円筒は等間隔で配置され、各流路孔は同
    一の径を有し、各円筒ごとの各流路孔の円筒面上の総面
    積は中心側の円筒から外側の円筒にかけて等比級数的に
    大きくなるよう外側の円筒ほど内側の円筒より前記流路
    孔の数が多くなっていることを、特徴とする請求項3記
    載の調節弁用ケージ。
  5. 【請求項5】各円筒は一端がホルダーにそれぞれ着脱可
    能に取り付けられることを特徴とする請求項3または4
    記載の調節弁用ケージ。
  6. 【請求項6】各流路孔は各円筒面上で60°千鳥配置で
    規則的に配置され、各流路孔は同一の径を有し、各流路
    孔の中心間の間隔は前記径の2倍以上3倍以下であるこ
    とを、特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の
    調節弁用ケージ。
  7. 【請求項7】前記流路孔は1mm以下の径を有すること
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の
    調節弁用ケージ。
  8. 【請求項8】前記流路孔は電子ビーム加工、レーザービ
    ーム加工またはウォータージェット加工により形成され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6
    または7記載の調節弁用ケージ。
  9. 【請求項9】ケーシングの弁室内にケージを配置し、こ
    のケージ内に弁プラグを移動可能に設けた調節弁におい
    て、前記ケージは、請求項1,2,3,4,5,6,7
    または8記載の調節弁用ケージから成ることを特徴とす
    る調節弁。
  10. 【請求項10】フランジ部が2本の配管の各フランジの
    間に挟んで取り付けられ、ケージが配管内に配置される
    配管サイレンサーにおいて、前記ケージは請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8または9記載の調節弁用ケ
    ージから成ることを特徴とする配管サイレンサー。
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