JPH11228240A - 高融点材料の焼結方法 - Google Patents

高融点材料の焼結方法

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JPH11228240A
JPH11228240A JP10035361A JP3536198A JPH11228240A JP H11228240 A JPH11228240 A JP H11228240A JP 10035361 A JP10035361 A JP 10035361A JP 3536198 A JP3536198 A JP 3536198A JP H11228240 A JPH11228240 A JP H11228240A
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pressure
melting point
temperature
density
sintering
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JP10035361A
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English (en)
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Hideaki Kikuchi
秀昭 菊地
Eiji Nishida
英司 西田
Masato Araki
正任 荒木
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Nippon Koki Co Ltd
Asahi Electric Works Ltd
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STAR SHIP KK
Nippon Koki Co Ltd
Asahi Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、融点が2,700゜Kを越える高
融点物質及びに窒化けい素の粉体及びスポンジ状等の多
孔質物質を、材料の結合のための添加材料を加えずに、
固体を圧力媒体とする高圧力、高温下で焼結及び/また
は高密度化する方法を提供するものである。 【構成】 融点が2,700゜Kを越える高融点物質、
窒化けい素の粉体、スポンジ状等空隙を含む多孔質物質
を、固体を圧力媒体とする高圧力高温装置に封入し、1
00MPa以上の圧力下で高密度化するに際し、圧力を
P、材料の融点または気化点或は分解温度をTM 、処理
温度をTとし、PをMPa、TM とTを゜Kで表わした
とき、2GPa≧P≧100MPaの範囲では、 T≧0.7TM −0.2P また、P≧2GPaでは、 T≧0.7TM −400 で、融点未満の温度−圧力範囲で処理して焼結及び/ま
たは高密度化することを特徴とする、高融点材料の処理
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高融点のセラミッ
ク、金属の粉体、疎な状態の塊体を、固体を圧力伝達物
質として、特定の圧力−温度条件で処理することによ
り、理論密度の98%以上の密度で焼結及び/または高
密度化する技術に関する。
【0002】
【背景技術】従来、高融点のセラミック、金属の粉体や
疎な状態の塊体を、低融点の結合材やフラックスなし
で、焼結及び/または高密度化(以下、簡単化のために
「焼結」と表現する。)するには、次のような各種の方
法があるが、これらの方法には後述するような多くの問
題があった。
【0003】(1)処理する材料を常圧下で、空気中ま
たは不活性ガス中で高温焼結する。 (2)処理する材料を真空中で高温焼結する。 (3)処理する材料を固体による圧力下で高温焼結す
る。 (4)処理する材料を気体高圧下で高温焼結する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法によ
る問題とは、次のような点である。即ち、 (1)空気やその他のガス中で焼結する場合、主に気体
を介した伝熱によって材料を加熱するため熱効率が低
く、高硬度のセラミックや、溶融せずに気化点に直接到
達する材料のような難焼結材料の場合、焼結するに充分
な高温に到達させることが事実上困難で、金属等の焼結
助材である添加物なしには、焼結することはほとんどで
きない。
【0005】(2)真空中で焼結する方法では、ほとん
どの場合、材料の加熱は輻射によるため、熱効率が低
く、(1)と同様に、共有結合を有するセラミックや、
溶融せずに気化点に直接到達する材料のような難焼結材
料の場合、圧力を加えて界面の接触と材料の塑性変形を
助長したり、気化を防ぐことができないので、単独法で
は、ほとんどの焼結処理が困難である。
【0006】(3)前述した固体による圧力下での焼結
は、一般にホットプレスと称する方法である。つまり、
この固体圧力法は、パンチの間に被焼結体及び/または
被高密度化体(以下、被焼結体と略称する。)を介在さ
せ、パンチで加圧しながら、材料即ち被焼結体を側面か
ら包囲するグラファイト等の円筒形の型兼加熱体で通電
加熱するか、高周波誘導加熱して、固体熱伝達により被
焼結体を加熱して焼結するけれども、この方法は、加圧
力が低く、また、到達温度も不十分で、本発明で対象と
するような難焼結材料を単独で焼結することはできなか
った。
【0007】(4)また従来では、気体高圧下で材料を
焼結する、所謂熱間静水圧焼結またはホットアイソスタ
ティックプレス(以下、HIPと略称する。)と称す
る、高圧容器中で通常200MPa(約2000気圧)
程度の気体高圧下で高温にして焼結する方法も知られて
いるが、まず粉体等の多孔質である焼結材料を気体で圧
縮するためには、焼結材料を金属やガラスの気密性の膜
で包む必要がある。したがって、この方法によると、到
達最高温度は使用される膜の耐熱温度によって制約さ
れ、金属やガラスの耐熱温度が上限で、高融点材料等の
難焼結材料の単独焼結には温度、圧力共に不十分であっ
た。更に、高圧容器としては、耐圧性の気密容器である
ことが要求されることから、金属製であることが必須で
あり、強度を保持できる温度の上限からも、最高到達温
度は制約を受ける。また、この方法は、気体を熱媒体と
するため、被焼結体を加熱する際の熱効率も低い。作業
上の安全性についても、気体高圧は高圧状態と常圧では
体積変化が極端に大きく、容器の破裂等の危険が伴な
い、安全確保のための設備コストや、操業コストも高
い。
【0008】(5)高融点物質等の難焼結材料をプラズ
マ化し、所謂プラズマ溶射によって成形体を得ることも
可能であるが、その方法によっては、対理論密度比で9
5%未満の物しかできない。また、化学蒸着法(以下、
CVDと略称する。)や、物理蒸着法(以下、PVDと
略称する。)によって、高融点物質を気化し、単一元素
からなる物はそのまま基盤上に堆積させ、化合物の場合
は元素比率を制御して化合させながら基盤上に結晶成長
させる技術もあるが、この方法は、結晶の寸法や方位、
形状を制御することが困難で、利用範囲は材種、形状、
用途等の面で極めて狭い範囲である。更に、この方法
は、操作が精密を要することから、設備コストと製造コ
ストが非常に高く、実用できる範囲は非常に限られる。
【0009】以上に述べたような従来技術の現状を吟味
すると、高融点の難焼結材を粒同士の接合を助けるため
の、より低融点の接合材やフラックスを添加せずに、高
密度に焼結するには、以下の課題を解決すればよいと考
えられる。
【0010】(1)通常の大気圧中或は真空中での焼結
では、空気等の気体を熱伝達媒体としたり、真空中で輻
射によって加熱することの熱効率の悪さと、それらによ
って被焼結材料が充分な高熱に到達することができない
点が問題であり、難焼結材料にあっては、熱のみでは粉
体等の多孔質物質中の空隙を除去することはほとんど無
理で、熱以外の空隙を除去する方策を導入することが必
要である。
【0011】(2)前述のHIPで代表される、気体に
よる加圧では、焼結される材料の気密シールの耐熱性
と、加圧装置の耐熱性によって到達温度が制約されるた
め、気体以外の圧力媒体によって材料を加圧する必要が
ある。
【0012】(3)前述したホットプレス法によれば、
加圧は固体加圧であり、加熱も固体熱伝達または直接通
電加熱或は高周波加熱であるため、気体熱伝達、真空中
加熱、気体圧力媒体に伴なう問題点は解決するかに思わ
れる。しかし、この方法では、圧力はピストンから直接
被焼結体に伝えられるため、加えることができる圧力
は、被焼結体である粉体を包囲するグラファイト等の発
熱体の強度に制約されるため、圧力上限は略20MPa
程度で、本発明が対象とする難焼結材の焼結には不十分
であり、難燒結材では、この圧力よりもより高い圧力を
負荷する必要がある。
【0013】(4)続けると、プラズマ溶射において
は、低圧下でプラズマ化した高融点物質を基盤上に積層
するため、高温にもかかわらず密度が高くなく、特に高
融点のセラミックでは、密度が理論密度の約90%未満
に留まる。この理由は、何等かの外力によって積層体を
圧縮して空隙を押し潰すことができないためで、この事
実から、高温のみでは求めるものが得られないことが解
る。前述のPVD、CVDの場合は、基盤上に高融点物
質を、または化合物である高融点物質の構成元素を化合
させ、結晶として析出させる方法であるが、結晶の方位
や寸法、形状の制御が困難な点が課題である。
【0014】
【問題を解決するための手段】発明者らは上記の問題点
につき、理論的、実験的に検討を重ねた結果、本発明
は、融点が2,700゜Kを越える高融点物質、窒化け
い素の粉体、スポンジ状等空隙を含む多孔質物質を、材
料の結合のための添加材料を加えずに、固体を圧力媒体
とする高圧力高温装置に封入し、100MPa以上の圧
力下で高密度化するに際し、圧力をP、材料の融点また
は気化点或は分解温度をTM 、処理温度をTとし、Pを
MPa、TM とTを゜Kで表わしたとき、2GPa≧P
≧100MPaの範囲では、 T≧0.7TM −0.2P また、P≧2GPaでは、 T≧0.7TM −400 で、融点未満の温度−圧力範囲で処理して燒結及び/ま
たは高密度化することを特徴とする、高融点材料の処理
方法を提案するものである。
【0015】また、後述する本発明の実施例において
は、(1)2種類以上の高融点材料の混合体を処理する
場合、融点の低い側の温度−圧力条件で処理して燒結及
び/または高密度化することを特徴とする請求項1記載
の2種類以上の高融点材料混合体の処理方法、(2)最
も高い圧力と温度に達する前に、より低い圧力及びより
低い圧力と温度とのいずれかの条件下で処理する方法、
(3)発熱体、被処理体、ガスケットの相互間を、六方
晶型窒化ほう素で隔てて熱的及び電気的に絶縁する方
法、(4)2種類以上の材料を接合しつつ燒結及び/ま
たは高密度化する方法。(5)これらの方法によって燒
結及び/または高密度化された真密度の98%以上の密
度を有する材料を提案するものである。
【0016】具体的に本発明を説明すると、粉体やスポ
ンジ状の多孔質物質を焼結原料とし、焼結体の密度を上
げるため、焼結手段として、固体を圧力媒体とした高圧
力(以下、固体高圧力と略称する。)装置下で、焼結し
ようとする高融点物質の性質に応じた特定の圧力と温度
で当初の処理を行う。つまり、この固体高圧力を用いる
ことによって、従来の説明で指摘した問題点の全てを解
決することができる。
【0017】a.まず、熱伝達が固体熱伝達または直接
通電加熱になるため、気体による熱伝達と輻射による加
熱より熱効率が高くなる。 b.高圧力下で焼結するため、高温による軟化に加え
て、固体圧による圧縮により空隙が圧潰され、高密度焼
結が可能になる。また、傾向として、高温では変形抵抗
が温度の上昇につれて低下するから、低い温度では高い
負荷圧力、高い温度では低い負荷圧力で空隙を押し潰し
て焼結することが可能となる。
【0018】c.特に、溶融を介することなく気化点に
達する、窒化けい素のような材料の場合、通常の焼結手
段では、溶融する材料と混合するか、何等かの手段で気
化を防ぎながら高温にして焼結することが不可欠である
が、固体高圧力下では、圧力が気化を抑制するため、特
別の手段を用いなくても容易に焼結可能な高温とするこ
とができる。 d.ホットプレス法は、本発明による方法に近いが、圧
力値が低く、高圧力高温装置(以下、高圧力装置と略称
する。)のような圧力封止と同時に温度を装置内に封止
しつつ装置を冷却する仕組がなく、大量の熱輻射を伴な
うため、必要とする高温にするのが非常に困難で、また
熱効率も低かったのに対し、固体熱伝達または直接通電
加熱によって加熱しつつ、固体圧力媒体が同時に断熱材
の役割を果すため、高い熱効率で容易に高温とすること
ができる。
【0019】e.プラズマ溶射やCVD、PVDなどの
ような気化物や元素状の物質を積層或は結晶化させるの
と異なり、粉体やスポンジ状の多孔質物質を固体または
溶融状態で焼結するため、結晶寸法や方位の制御がより
容易である。 f.加熱温度の上限は、実用的にはヒーターの溶融温度
未満であり、例えば炭素をヒーターとする場合、約4,
000゜Kが、被焼結体に直接通電加熱する場合、被焼
結体の融点が実質的な上限となるので、充分に焼結温度
以上とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明で用い
る固体圧力装置を説明する。
【0021】図1は本発明で用いる第1固体圧力装置の
断面であり、鋼等の金属製の高圧力装置内に粉体やスポ
ンジ状の多孔質物質を封入した状態を示している。即
ち、図1は装置垂直軸に直角な断面であり、上下、左右
対称な円形の装置の符号1は焼結しようとする多孔質物
質、2はガスケットと称する圧力伝達兼圧力封止材料、
3は加熱のための電流通路である電極板、4は同じく電
流通路であるカレントリング、5は焼結される多孔質物
質1と電極板3の熱を絶縁するためのカレントリング内
ガスケット、6は上下対称に設置される高圧力装置のピ
ストン、7は高圧力装置のシリンダ、8は高圧力装置の
ピストン6をシリンダ7内に圧入するためのプレスの加
圧装置である。
【0022】図1において、ピストン6は上下からプレ
スの加圧装置8でシリンダ7内に圧入され、シリンダ6
内の焼結するべき多孔質物質1やガスケット2などは、
負荷に応じた圧力を発生する。被焼結体である多孔質物
質が導電性物質の場合、その状態でピストン6を電極と
して通電することによって加熱し、本発明によって設定
された適切な圧力と温度条件で保持することによって焼
結される。図1は被焼結体である多孔質物質1が導電性
物質である場合を示す。また、図1には装置の冷却機構
が示されてないが、水を冷却媒体として、ピストン6と
シリンダ7の隙間からガスケット2等に水が進入しない
ようにシールしてピストン6とシリンダ7の外面を冷却
するのが通常の方法で、高圧で物質を処理することに慣
れた当業者にとっては常識的なことである。
【0023】図2は焼結しようとする多孔質物質が非導
電性物質である場合に用いる第2固体圧力装置を示し、
1は焼結しようとする多孔質物質、2はガスケット、2
aはヒーター、2bは絶縁体、3は金属或いはグラファ
イト等の導電性の電極板、4はカレントリング、5はカ
レントリング内ガスケット、6はピストン、7はシリン
ダである。ヒーター2aは被焼結体の焼結温度を自らが
溶融することなく発生できる材料でなければならず、低
圧での炭素の安定結晶形であるグラファイトが多く用い
られる。また、ヒーター用グラファイトは、焼結グラフ
ァイトを管状に切削したものでも、フレキシブルグラフ
ァイトと称される屈曲できるグラファイトを巻いて管状
にしたものでもよい。
【0024】前述したガスケット2並びにカレントリン
グ内ガスケット5の材料には、パイロフィライトまたは
葉蝋石と称する天然の石材や、パイロフィライトの粉体
をポルトランドセメントやアルミナセメントで固めた
物、タルクまたは滑石や、その粉体を同様にセメント類
で固めた物、低圧相窒化ほう素または六方晶型窒化ほう
素(hexagonal boron nitrid
e、以後hBN)など、高圧力下で流動する耐熱絶縁材
が用いられる。
【0025】ただし、略2,000゜K前後でパイロフ
ィライト等、hBNを除く材料は溶融して導電性のある
ガラス化し、焼結状態が不安定となることがあるので、
それ以上の温度に加熱する場合は、ヒーターや被焼結材
料の周囲を融点が約4,000゜KであるhBNで包囲
し、パイロフィライト等のガスケット材料を高熱から保
護してもよい。更に、ヒーターや被焼結材料の周囲を包
囲するhBNには、体積%で40%まで、融点が2,0
00゜K以上の高融点材料を混入して、hBNの使用量
を軽減することができる。
【0026】また、電極やヒーター及び被焼結体自体が
導電体の場合、それらへの絶縁に配慮すれば、耐熱性で
はあるが導電性のグラファイト等を使用してもよい。ま
た、図1と図2で使用している高圧力装置は、ピストン
−シリンダ型高圧力装置と呼ばれるもので、一定の直径
の円筒型の空洞を有するシリンダ内に、上下からシリン
ダ内径よりやや小さいピストンを挿入して加圧する形式
の装置で、発生圧力は負荷応力をシリンダの断面積で除
した値とほぼ等しい。すなわち、0.1〓の断面積のシ
リンダに、10MNの応力を負荷した場合、100MP
aの圧力を発生すると考えてよい。
【0027】本発明で用いることができる他の固体圧力
装置としては、ベルト型、ガードル型、ソーサー型など
あるが、発生圧力については、予め圧力検定を行う必要
がある。圧力検定の方法は、各種の高圧力技術に関する
教科書等に記載されており、当業者であれば、それらを
参考にして容易に負荷応力と発生圧力の関係を求めるこ
とができる。
【0028】以下に、本発明の実施例の詳細を挙げる。 −実施例1− 平均粒径3.5μmの炭化タングステン(融点は3,0
98゜Kとされる。以下、WCと略称する。)にポリブ
テンを重量比で3%添加し、内径φ12mmの金型で圧
縮成形し、直径φ12mm、高さ16mmの円柱形とし
た。成形体を真空中で500℃に加熱し、10時間後に
は有機物が分解されたと考えられるガスが発生しなくな
ったため、加熱電源を停止して放冷した。その状態での
成形体の質量は19.7gで、この値はWCの理論比重
とされる15,770kg/ の69.1%に相当す
る。
【0029】図1のように、WCの成形体の周囲をパイ
ロフィライトの成形体で包囲し、内径φ60mmのピス
トン−シリンダ型高圧力装置に入れ、上下の両端に高さ
5mm、外径40mm、内径34mmのSUS304ス
テンレス鋼製のカレントリングで、WC成形体側に直径
40mm、厚さ2mmのSUS304鋼製の円板を備え
たものを取り付け、直径φ58mmのピストンで上下か
ら565KNの応力を負荷した。この場合、シリンダ断
面積は2.826×10-3〓であるので、200MPa
の圧力が発生したと考えられる。
【0030】この状態で、上下のピストンを電極として
WC自身を通電加熱体として電流を流し、1,870゜
Kに加熱して5分間保持した後に、圧力と温度を同時に
直線的に上げ、2分間で350MPa、2,400゜K
に到達させ、10分間保持した。なお、温度は、予め別
個の実験で熱電対を試料室部分に絶縁して挿入し、投入
電力と発生温度の直線関係を測定し、その値を元に温度
を推定した。この温度と圧力を段階的に上げる方法は、
やや低い圧力下で加熱して材料を軟化させ、更に圧縮し
て密度を上げるのに好ましい方法であるが、必ずしも行
わなければならないものではなく、材料の性質や焼結の
目的等により適宜選択し得るもので、セラミックや金属
の焼結に習熟した当業者であれば、容易に判断し得る。
【0031】その後、10分間かけて圧力を大気圧まで
下げ、温度を電流を断って残留する温度まで下げた。高
圧装置内のWCを取り出したところ、直径約11mm、
高さ約14mmの不規則な円柱形に焼結されていた。焼
結体をダイヤモンド砥石で切断し、切断面をダイヤモン
ド粉で研磨して、光学顕微鏡で表面を検査したところ、
全体に直径1μm未満から1μmの空隙が20μm角の
面積に1個の割合で認められた以外は、強固に焼結され
ていた。
【0032】焼結体の一部を一辺が約5mmの立方体と
して切り出し、アルキメデス法によって密度を測定した
ところ、15,580kg/ で、X線による理論的密
度とされる15,770kg/ の98.8%、アルキ
メデス法による実測値とされる15,500〜15,7
00kg/ の100.5%から99.2%の値が得ら
れ、良好に焼結していると判断された。更に、マイクロ
ビッカース硬度計によって硬度を測定したところ、1
7.8GPaであった。また、透過型電子顕微鏡によっ
て、WCの粒と粒の間の接合を調べたところ、WC同士
が介在物を伴わずに直接接合していることが判明した。
【0033】なお、この実験では、非常な高温が発生し
たため、SUS304ステンレス鋼製の電極板の一部が
溶融し、また、ピストンに加わった熱が非常に高かった
ため、WC成形体の両端を各々高さ3mm、直径22m
mに広げ、同部分の温度が直径の小さな部分より低くな
るようにして実験を繰り返したところ、電極板の溶融を
防止でき、従ってピストンに加わった熱も低下し、焼結
体も直径を大きくした部分が焼結してなかったことを除
き、良好に焼結していた。他の実験でも、電極板やピス
トンが高温になりすぎるような場合、同様な配慮を行っ
て効果を得た。また、材料が非導電性物質で、グラファ
イトヒーターで加熱する場合は、試料径を広げる部分を
グラファイトの成形体やシートで置き換えて実施し、良
好な結果を得た。
【0034】−実施例2− 平均粒径10μmの炭化けい素(融点は、2,813゜
Kとされる。以下、SiCと略称する。)にポリビニー
ルアルコールを重量比で5%添加し、内径φ11mmの
金型で圧縮成形し、直径φ11mm、高さ16mmの円
柱形とした。その成形体を真空中で500℃に加熱し
て、8時間後には有機物が分解されて考えられるガスが
発生しなくなったため、加熱電源を停止し、放冷した。
その状態での成形体の質量は3.3gで、SiCの理論
比重とされる3,208kg/ の67.7%に相当す
る。周囲に厚さ0.4mmの弯曲可能なグラファイトシ
ートを巻き付け、直径11.8mmとして、パイロフィ
ライトの成形体で包囲し、実施例1と同様にして、70
6KNの応力を負荷した。この場合、シリンダ断面積は
2.826×10-3〓であるので、250MPaの圧力
が発生したと考えられる。
【0035】この状態で、上下のピストンを電極とし
て、電流を流し、1,600゜Kに加熱して、5分間保
持した後に、圧力と温度を同時に直線的に上げ、2分間
で400MPa、1890゜Kに到達させ、10分間保
持した。なお、温度の推定方法は、実施例1の方法によ
った。
【0036】その後、10分間かけて圧力を大気圧まで
下げ、温度を電流を断って残留する温度まで下げた。高
圧装置内のSiCを取り出したところ、直径約10m
m、高さ約14mmの不規則な円柱形に焼結されてい
た。焼結体をダイヤモンド砥石で切断し、切断面をダイ
ヤモンド粉で研磨して、光学顕微鏡で表面を検査したと
ころ、全体に直径1μm未満から1μmの空隙が20μ
m角の面積に1個の割合で認められた以外は、強固に焼
結されていた。
【0037】焼結体の一部を一辺が約5mmの立方体と
して切り出し、アルキメデス法によって密度を測定した
ところ、3,205kg/ で、X線による理論的密度
とされる3,208kg/ の99.9%の値が得ら
れ、良好に焼結していると判断された。更に、マイクロ
ビッカース硬度計によって硬度を測定したところ、18
2GPaであった。
【0038】−実施例3〜24− 実施例1及び2と同様にして各種の材料について高圧
力、高温で焼結実験を実施した。それぞれの融点、焼結
条件と結果を次の表に示す。
【表1】 全ての材料が対理論密度比で98%以上の値を示した。
なお、表中で「昇」と記載したものは、常圧下ではその
温度で昇華することを示す。また、材料は全て平均粒径
が10μmから1μm以上のものを使用した。なお、幾
つかの実施例で、焼結体の対真密度比が100%を越え
るものがあるが、その理由は、次の(1),(2)であ
る。 (1)これ迄高融点材料を真密度で焼結することが極め
て困難か、ほとんど不可能であったため、従来報じられ
ていた値が、実際の値より低かった。 (2)本発明明細書に示す実験に用いた材料に入ってい
た不純物のため、密度が高かった。なお、これは逆に密
度比が100%未満のものについても有り得ることで、
実際には真密度焼結しているものも含まれると考えられ
る。
【0039】−実施例25− 炭化ハフニウム(以下、HfCと略称する。)10gと
炭化タングステン(以下、WCと略称する。)90gに
100mlのベンゼンを加え、超硬合金製のポットとボ
ールからなるボールミルで2時間混合した。混合物から
ベンゼンを沈殿の上澄みとして取除き、200℃に加熱
しながら、圧力が1torr以下になるまで真空乾燥し
て除去し、成形助剤として外割りで5重量%のポリビニ
ールアルコールを添加し混合した。
【0040】成形助剤を添加した混合物を、金型で約1
0MPaの圧力を負荷して、直径14mm、高さ16m
mの円柱形に成形し、炉中で400℃に加熱しつつ圧力
が1torr以下になるまで真空引きした。その後常圧
になるまでアルゴンガスを注入して放冷し、100℃以
下になってから高圧装置中に装入して焼結した。
【0041】焼結条件は、まず100MPa、1,70
0゜Kで5分間処理した後、200MPa、2,200
゜Kまで直線的に昇圧、昇温し、5分間保持してから1
0分間かけて圧力をプレス加圧力と加熱電力を0とし
た。試料を取り出して形状寸法を測定したところ、高さ
約13mm、直径約13mmの不規則な円柱形だった。
アルキメデス法によって密度を測定したところ、15,
380kg/ で、HfCとWCが密に焼結されたと考
えた場合の密度、15,410kg/ に対して99.
8%であった。焼結体の断面を実施例1と同様にして、
光学顕微鏡で検査したところ、空隙などの欠陥は認めら
れず、ビッカース微小硬度計で硬度を測定したところ、
16.8GPaだった。
【0042】−実施例26− ホウ化ランタン(以下、LaB6と略称する。)10g
とタンタル(以下、Taと略称する。)90gを実施例
25と同様な焼結前処理をしてから、常圧、常温から、
直線的に300MPa、2,300゜Kに昇圧、昇温し
て4分間保持することにより焼結し、5分間かけて直線
的にプレス圧力と加熱電力を除去した。
【0043】試料を取りだして形状寸法を測定したとこ
ろ、高さ約13mm、直径約13mmの不規則な円柱形
で、アルキメデス法によって測定した密度は、13,3
20kg/ で、LaB6とTaが密に焼結されたと考
えた場合の密度、13,300kg/ に対して10
0.2%であった。焼結体の断面を実施例1と同様にし
て、光学顕微鏡で検査したところ、空隙などの欠陥は認
められなかった。
【0044】−実施例27− 実施例25で使用したHfCとWCの混合物と、実施例
26で使用したLaB6とTaの混合物とを各々焼結前
の円柱成形体の略半分づつの高さとして重ね合わせ、実
施例26と同様にして焼結した。焼結体の断面を実施例
1と同様にして、光学顕微鏡で検査したところ、空隙な
どの欠陥は認められず、HfCとWCの混合物と、La
B6とTaの混合物の境界は、隙間なく強固に接合して
いた。
【0045】−実施例28− プラズマ溶射法によって成形した真密度の89.2%で
ある10,430kg/ の密度を有するHfCを直径
φ11mm、高さ16mmの円柱形とし、実施例10と
同じ条件で処理した。その結果、成形体は直径約φ1
1.7mm、高さ約15mmに収縮した。成形体から切
り出した材料の密度をアルキメデス法によって測定した
ところ、12,540kg/ で、真密度とされる1
2,600kg/ の99.5%であり、処理によって
高密度化したことが確認された。
【0046】−比較例1〜24− 実施例と同様の実験を、実施例より圧力または温度が低
い条件で実施した。その条件と結果を表2に示す。
【0047】
【表2】 何れの場合も、密度が対理論密度比で98%に充たない
か、成形されなかった。その結果当然硬度も実施例1〜
26より低く、総合して、有効な焼結体は全く得られな
かった。
【0048】以上の結果から、融点が2,700゜Kを
越える高融点物質及び窒化けい素の粉体及びスポンジ状
等の多孔質物質を良好な状態で焼結するには、実施例と
比較例の結果を対比して整理した結果、2GPa≧P≧
100MPaの範囲では、 T≧0.7TM −0.2P また、P≧2GPaでは、 T≧0.7TM −400 の条件で焼結することによって、良好な焼結体が得られ
ることが判明した。上記の条件が、良好な焼結体を得る
のに必要である理由は、本発明で対象とする難焼結材料
は、単に高温にしただけでは自ら空隙を埋めて焼結する
ことが困難であるため、高温で軟化した材料を周囲から
固体高圧力で圧縮し、空隙を埋めつつ焼結して、高密度
の焼結体とするためである。
【0049】
【発明の効果】本発明は、融点が2,700゜Kを越え
る高融点物質及び窒化けい素の粉体及びスポンジ状等の
多孔質物質を、材料の結合のための添加材料を加えず
に、真密度に対して98%以上の密度で焼結することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる第1固体圧力装置の断面図であ
る。
【図2】本発明で用いる第2固体圧力装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 焼結しようとする多孔質物質、 2 ガスケット(圧力伝達兼圧力封止材料)、 2a ヒーター、 3 電極板、 4 カレントリング、 5 カレントリング内ガスケット、 6 高圧力装置のピストン、 7 高圧力装置のシリンダ、 8 プレスの加圧装置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】以下に、本発明の実施例の詳細を挙げる。 −実施例1− 平均粒径3.5μmの炭化タングステン(融点は3,0
98゜Kとされる。以下、WCと略称する。)にポリブ
テンを重量比で3%添加し、内径φ12mmの金型で圧
縮成形し、直径φ12mm、高さ16mmの円柱形とし
た。成形体を真空中で500℃に加熱し、10時間後に
は有機物が分解されたと考えられるガスが発生しなくな
ったため、加熱電源を停止して放冷した。その状態での
成形体の質量は19.7gで、この値はWCの理論比重
とされる15,770kg/mの69.1%に相当す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】焼結体の一部を一辺が約5mmの立方体と
して切り出し、アルキメデス法によって密度を測定した
ところ、15,580kg/mで、X線による理論的
密度とされる15,770kg/mの98.8%、ア
ルキメデス法による実測値とされる15,500〜1
5,700kg/mの100.5%から99.2%の
値が得られ、良好に焼結していると判断された。更に、
マイクロビッカース硬度計によって硬度を測定したとこ
ろ、17.8GPaであった。また、透過型電子顕微鏡
によって、WCの粒と粒の間の接合を調べたところ、W
C同士が介在物を伴わずに直接接合していることが判明
した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】−実施例2− 平均粒径10μmの炭化けい素(融点は、2,813゜
Kとされる。以下、SiCと略称する。)にポリビニー
ルアルコールを重量比で5%添加し、内径φ11mmの
金型で圧縮成形し、直径φ11mm、高さ16mmの円
柱形とした。その成形体を真空中で500℃に加熱し
て、8時間後には有機物が分解されて考えられるガスが
発生しなくなったため、加熱電源を停止し、放冷した。
その状態での成形体の質量は3.3gで、SiCの理論
比重とされる3,208kg/mの67.7%に相当
する。周囲に厚さ0.4mmの弯曲可能なグラファイト
シートを巻き付け、直径11.8mmとして、パイロフ
ィライトの成形体で包囲し、実施例1と同様にして、7
06KNの応力を負荷した。この場合、シリンダ断面積
は2.826×10−3であるので、250MPa
の圧力が発生したと考えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】焼結体の一部を一辺が約5mmの立方体と
して切り出し、アルキメデス法によって密度を測定した
ところ、3,205kg/mで、X線による理論的密
度とされる3,208kg/mの99.9%の値が得
られ、良好に焼結していると判断された。更に、マイク
ロビッカース硬度計によって硬度を測定したところ、1
82GPaであった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】焼結条件は、まず100MPa、1,70
0°Kで5分間処理した後、200MPa、2,200
°Kまで直線的に昇圧、昇温し、5分間保持してから1
0分間かけて圧力をプレス加圧力と加熱電力を0とし
た。試料を取り出して形状寸法を測定したところ、高さ
約13mm、直径約13mmの不規則な円柱形だった。
アルキメデス法によって密度を測定したところ、15,
380kg/mで、HfCとWCが密に焼結されたと
考えた場合の密度、15,410kg/mに対して9
9.8%であった。焼結体の断面を実施例1と同様にし
て、光学顕微鏡で検査したところ、空隙などの欠陥は認
められず、ビッカース微小硬度計で硬度を測定したとこ
ろ、16.8GPaだった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】試料を取りだして形状寸法を測定したとこ
ろ、高さ約13mm、直径約13mmの不規則な円柱形
で、アルキメデス法によって測定した密度は、13,3
20kg/mで、LaB6とTaが密に焼結されたと
考えた場合の密度、13,300kg/mに対して1
00.2%であった。焼結体の断面を実施例1と同様に
して、光学顕微鏡で検査したところ、空隙などの欠陥は
認められなかった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】−実施例28− プラズマ溶射法によって成形した真密度の89.2%で
ある10,430kg/mの密度を有するHfCを直
径φ11mm、高さ16mmの円柱形とし、実施例10
と同じ条件で処理した。その結果、成形体は直径約φ1
1.7mm、高さ約15mmに収縮した。成形体から切
り出した材料の密度をアルキメデス法によって測定した
ところ、12,540kg/mで、真密度とされる1
2,600kg/mの99.5%であり、処理によっ
て高密度化したことが確認された
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 35/584 C04B 35/56 F 35/58 105 B 101S 35/58 102T (72)発明者 西田 英司 神奈川県川崎市高津区久本1丁目8番1号 旭電機株式会社内 (72)発明者 荒木 正任 愛知県半田市岩滑西町2丁目31番地31 株 式会社スターシップ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が2,700゜Kを越える高融点物
    質、窒化けい素の粉体、スポンジ状等空隙を含む多孔質
    物質を、材料の結合のための添加材料を加えずに、固体
    を圧力媒体とする高圧力高温装置に封入し、100MP
    a以上の圧力下で高密度化するに際し、圧力をP、材料
    の融点または気化点或は分解温度をTM 、処理温度をT
    とし、PをMPa、TM とTを゜Kで表わしたとき、2
    GPa≧P≧100MPaの範囲では、 T≧0.7TM −0.2P また、P≧2GPaでは、 T≧0.7TM −400 で、融点未満の温度−圧力範囲で処理して高密度化する
    ことを特徴とする、高融点材料の処理方法。
  2. 【請求項2】 2種類以上の高融点材料の混合体を処理
    する場合、融点の低い側の温度−圧力条件で処理して高
    密度化することを特徴とする請求項1記載の2種類以上
    の高融点材料混合体の処理方法。
  3. 【請求項3】 最も高い圧力と温度に達する前に、より
    低い圧力及びより低い圧力と温度とのいずれかの条件下
    で処理することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 発熱体、被処理体、ガスケットの相互間
    を、六方晶型窒化ほう素で隔てて熱的及び電気的に絶縁
    することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 2種類以上の材料を接合しつつ高密度化
    する請求項1から請求項4の何れかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5に記載の方法によ
    って高密度化された真密度の98%以上の密度を有する
    材料。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5に記載の方法によ
    って材料を燒結する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項5に記載の方法によ
    って燒結された真密度の98%以上の密度を有する材
    料。
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