JPH1122769A - スプリング - Google Patents
スプリングInfo
- Publication number
- JPH1122769A JPH1122769A JP19188197A JP19188197A JPH1122769A JP H1122769 A JPH1122769 A JP H1122769A JP 19188197 A JP19188197 A JP 19188197A JP 19188197 A JP19188197 A JP 19188197A JP H1122769 A JPH1122769 A JP H1122769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- elastic connecting
- members
- annular
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/04—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with spring inlays
- A47C27/06—Spring inlays
- A47C27/065—Spring inlays of special shape
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
して大きな弾性変形量を許容することが可能であると共
に、過大な圧縮荷重に対しても支持状態が安定し、破損
し難いスプリングを得る。 【解決手段】 全体が合成樹脂材により一体的に形成さ
れ、適宜間隔を有し軸心を同一にして平行に配置されて
いる複数の環状部材と、該環状部材相互を複数箇所にお
いて連結する弾性連結部材とからなり、該弾性連結部材
は、各環状部材により形成される仮想筒状面に沿って配
置され且つ環状部材の周方向に湾曲した倒U字形をなす
スプリングにおいて、前記環状部材の径を隣接する環状
部材相互間で異なるようにし、それらを連結する弾性連
結部材の一端部と他端部とが軸方向に重合しないように
すると共に、環状部材の外周側または内周側に該環状部
材を挟んでその両側に位置した弾性連結部材相互の干渉
を防止する制限板を設けた。
Description
発され、それ以外の各種緩衝要素,弾性要素としても利
用可能な合成樹脂製のスプリングの改良に関する。
スには、金属性のコイルバネやトーションバー等の多数
を平板状に一様に分布させた状態で、それらの上下端縁
において隣接するもの同志を平面的に結合すると共に、
外周縁部を線材等で囲ったスプリングが使用されてい
る。このようなスプリングは概して構造が複雑で生産性
が悪いばかりか、重量が大であり運搬時等の取扱いに大
変な労力を要するのみならず使用時に耳障りな軋み音が
発生し、更には、錆の発生,側地等の繊維素材部分との
整合性が悪い等の問題が有った。
品として軽量且つ静粛で、生産性も良好なプラスチック
製のスプリングの開発が進められているが、このプラス
チック製スプリングの場合、他のプラスチック製品同様
の成形技術が利用できるため、従来と全く異なった形状
のスプリングを形成でき、その形状的な効果によって優
れた力学的特性を得ることも可能であるが、過大な圧縮
荷重によってスプリングが形状的な弾性変形の限界に達
した場合、材料自体の強度不足によって支持状態が不安
定になったり、破損に至ることも懸念される。
上記の点に鑑みて、軽量且つ静粛で、スプリングの大き
さに比較して大きな弾性変形量を許容することが可能で
あると共に、過大な圧縮荷重に対しても支持状態が安定
し、破損し難いスプリングを得ることを目的とするもの
である。
一体的に形成され、適宜間隔を有し軸心を同一にして平
行に載置されている複数の環状部材と、該環状部材相互
を複数箇所において連結する弾性連結部材とからなり、
該弾性連結部材は、各環状部材により形成される仮想筒
状面に沿って配置され且つ環状部材の周方向に湾曲した
倒U字形をなすスプリングにおいて、前記環状部材の径
を隣接する環状部材相互間で異なるようにし、それらを
連結する弾性連結部材の一端部と他端部とが軸方向に重
合しないようにすると共に、環状部材の外周側または内
周側に該環状部材を挟んでその両側に位置した弾性連結
部材相互の干渉を防止する制限板を設けた。
の代表的な実施形態を示し、以下図面と共に説明する。
央の環状部材2、その上下両側に間隔dを有し軸心Cを
同一にして平行に配置されている2つの環状部材3,3
及び、該各環状部材2,3,3相互をそれぞれ円周上の
3箇所において連結する倒U字形をなす複数の弾性連結
部材4とから形成されている。
環状部材3,3は、それらの径r3が互いに等しく、中
央の環状部材2はその径r2が上下の環状部材3,3に
比べて相対的に小さく設定されている。
記各環状部材2,3,3によって形成される略つづみ形
をなす仮想筒状面5に沿って配置され、各環状部材2,
3,3に連続する一端部41、他端部42は図中垂直方
向となる軸方向C(スプリング1の伸縮方向)には重合
しないように径方向にずれて配置されている。
置した弾性連結部材4,4の一端部41,41の接続位
置付近の外周側に、過大な圧縮荷重が作用した場合に前
記各弾性連結部材4,4の他端部42,42が相互に当
接、干渉するのを防止する制限板21を形成している。
尚、上下の環状部材3,3には、弾性連結部材4の湾曲
部分43と軸方向Cに重合する位置の内周側に、それら
の部材同士が当接するのを防止するアーチ状の切欠部3
3を形成している。
により一体的に形成されており、基本的に金型を用いて
成形される。図示例のスプリングの場合、図中上下方向
に2分割するコアと、3分割するスライド式のキャビテ
ィにより成形性も良好である。スプリング1に使用する
樹脂材料としては、曲げ強度に優れ、特に繰返し曲げ応
力に強いものが好適であり、例えばポリプロピレン系,
ポリアミド系,ポリアセタール系の樹脂を用いる。
対して圧縮荷重(等分布荷重とする)を負荷すると、各
弾性連結部材4が倒U字形の間隔を狭める方向に撓曲さ
れ、スプリング1は全体として上記圧縮荷重に見合った
弾性変形量だけ圧縮されて平衡状態となる。
材4の一端部41と他端部42とは径方向にずれて配置
されているので、それらが当接することが無い。これに
より、スプリング1は、各環状部材2,3,3の径が等
しい単純な円筒形状をなすスプリングに比べて大きな弾
性変形量を許容することができると共に、上記一端部4
1と他端部42との当接、干渉により発生する騒音を防
止できる。
の限界以上の過大な圧縮荷重Pが作用した場合には、図
4に示す如く、上下両側の弾性連結部材4,4の各湾曲
部分43,43が夫々中央の環状部材2に当接すると共
に、各弾性連結部材4,4の他端部42,42が、制限
板21の平坦な上下各面に当接することによって、それ
以上の弾性変形が制限される。
4,4の他端部42,42に曲げと捩れが加わることに
よって3次的な傾斜を生じていても、他端部42,42
の角部分同士が当接したり、外側と内側とに喰い違った
りして支持状態が不安定になったり、破損したりするの
が防止され、安定した支持状態が得られるようになって
いる。
成されていても良く、更には、環状部材2の全周に亘り
フランジ状に形成しても良い。また、同形状のスプリン
グ1を複数連結する場合には、弾性連結部材4,4の一
端部41,41相互の当接、干渉を防止する制限板を径
の大きい環状部材3の内周側に形成しても良い。
スプリング1の多数を上下一対からなる合成樹脂性のネ
ット状弾性平面部材の層間に保持されるように、各スプ
リング1の上下の環状部材3,3を上記ネット状弾性平
面部材に固定し、一体とすることによって、合成樹脂剤
のみからなるマットレス用スプリングに構成し、該マッ
トレス用スプリングに、ウエブ,断熱材,通気性シート
等の弾褥体層を重ね、それらを側地で被うことでマット
レスを形成できる。このように構成されたマットレス
は、合成樹脂材の持つ粘弾性による緩衝,制振作用によ
り、寝返り時等における不要な振動や、揺れが抑制さ
れ、且つ、従来の金属性のマットレス用スプリングのよ
うな軋み音も無く、静粛であると共に、軽量で運搬時の
取扱いが容易である。
部材2,3,3とそれを連結する上下2段の弾性連結部
材4により、つづみ形のスプリング1を構成する場合を
示したが、環状部材及び弾性連結部材の段数は適宜設定
でき、つづみ形状の他に円錐形状或いは上下端部の環状
部材3,3の後よりも中央の環状部材2の径が大きい大
鼓形等とすることもできる。更に、2以上のスプリング
1を重ねて接着,融着或いは嵌合等の手段により連結一
体として用いても良い。また、倒U字形の弾性連結部材
4は、互いに鏡面対称に配置された2個を一対として配
設しても良く、また、周方向に3箇所以上設けても良
い。更に、2以上の弾性連結部材の配置パターンを組合
せたり、スプリングの長さ方向にパターンの異なる2以
上の部分を形成しても良い。
されているので、以下に記載される効果を奏する。
れ、適宜間隔を有し軸心を同一にして平行に載置されて
いる複数の環状部材と、該環状部材相互を複数箇所にお
いて連結する弾性連結部材とからなり、該弾性連結部材
は、各環状部材により形成される仮想筒状面に沿って配
置され且つ環状部材の周方向に湾曲した倒U字形をなす
スプリングにおいて、前記環状部材の径を隣接する環状
部材相互間で異なるようにし、それらを連結する弾性連
結部材の一端部と他端部とが軸方向に重合しないように
すると共に、環状部材の外周側または内周側に該環状部
材を挟んでその両側に位置した弾性連結部材相互の干渉
を防止する制限板を設けたので、弾性変形時における弾
性連結部材の一端部と他端部との当接が防止され、スプ
リングの大きさに比較して大きな弾性変形量を許容でき
ると共に過大な圧縮荷重が作用した場合にも、弾性連結
部材相互の当接や、干渉及びそれによる支持状態の不安
定化、或いはスプリングの破損を防止し、安定した支持
状態が得られる。また、従来一般に使用されている金属
製コイルスプリング,トーションバー等に比べてはるか
に軽量で、使用される合成樹脂材料の重量当りの弾性力
が極めて大きく、軋み音や錆等の問題も無く、更には成
形品とすることで製造コストも低く抑えられるため、マ
ットレス用としてはもとより、各種弾性要素,緩衝要素
として広範囲での利用が期待できる。
る。
る。
た平面図である。
態を示す一部切除した正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 全体が合成樹脂材により一体的に形成さ
れ、適宜間隔を有し軸心を同一にして平行に配置されて
いる複数の環状部材と、該環状部材相互を複数箇所にお
いて連結する弾性連結部材とからなり、該弾性連結部材
は、各環状部材により形成される仮想筒状面に沿って配
置され且つ環状部材の周方向に湾曲した倒U字形をなす
スプリングにおいて、前記環状部材の径を隣接する環状
部材相互間で異なるようにし、それらを連結する弾性連
結部材の一端部と他端部とが軸方向に重合しないように
すると共に、環状部材の外周側または内周側に該環状部
材を挟んでその両側に位置した弾性連結部材相互の干渉
を防止する制限板を設けたことを特徴とするスプリン
グ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19188197A JP3326518B2 (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | スプリング |
US09/104,617 US6113082A (en) | 1997-06-27 | 1998-06-25 | Spring |
DE19828648A DE19828648C2 (de) | 1997-06-27 | 1998-06-26 | Feder und Federanordnung für eine Matratze |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19188197A JP3326518B2 (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | スプリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122769A true JPH1122769A (ja) | 1999-01-26 |
JP3326518B2 JP3326518B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=16282023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19188197A Expired - Lifetime JP3326518B2 (ja) | 1997-06-27 | 1997-07-02 | スプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326518B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316953A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Nabeya:Kk | 除振マウント |
JP2020085230A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 東友科技股▲ふん▼有限公司 | 爪クラッチ及びそれを用いるクラッチ構造 |
CN111252587A (zh) * | 2018-11-30 | 2020-06-09 | 东友科技股份有限公司 | 分离爪及其适用的离合结构 |
CN112628330A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-09 | 余姚市彩昀化妆品包装有限公司 | 塑料弹簧、泵芯、乳液泵及按压式包装容器 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP19188197A patent/JP3326518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316953A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Nabeya:Kk | 除振マウント |
JP2020085230A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 東友科技股▲ふん▼有限公司 | 爪クラッチ及びそれを用いるクラッチ構造 |
CN111252587A (zh) * | 2018-11-30 | 2020-06-09 | 东友科技股份有限公司 | 分离爪及其适用的离合结构 |
US10914346B2 (en) | 2018-11-30 | 2021-02-09 | Teco Image Systems Co., Ltd. | Clutch claw and clutch structure using same |
CN111252587B (zh) * | 2018-11-30 | 2021-07-09 | 东友科技股份有限公司 | 分离爪及其适用的离合结构 |
CN112628330A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-09 | 余姚市彩昀化妆品包装有限公司 | 塑料弹簧、泵芯、乳液泵及按压式包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3326518B2 (ja) | 2002-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6113082A (en) | Spring | |
US7237282B2 (en) | Stackable and stable bedding foundation | |
MX2007002292A (es) | Componentes de muelles asimetricos y muelles internos para colchones de un solo lado. | |
JP2004503268A (ja) | インナースプリング体及びマットレス用の押出フォーム強化構造 | |
JP2015051285A (ja) | 非螺旋セグメントを有するインナースプリングコイルおよびインナースプリング | |
JPH078247B2 (ja) | ばねコイル及びばね組立体 | |
JPH0233366B2 (ja) | ||
JP3326518B2 (ja) | スプリング | |
US5395097A (en) | Spring wire core made of nestably stackable half units | |
US20020069463A1 (en) | Stackable bedding foundation | |
US5401007A (en) | Wire spring assemblies made of nestably stackable half units | |
JPH09144794A (ja) | スプリング | |
JP3156046B2 (ja) | マットレス用スプリング構造体 | |
JP3000521B2 (ja) | スプリング | |
KR20010006549A (ko) | 부착피팅부가 일체로 형성된 복합물 스프링모듈 | |
JP4022336B2 (ja) | 家具並びに寝具の荷重受け面及び家具並びに寝具の荷重受け面の弾性力調整方法。 | |
RU2215459C2 (ru) | Пружинный матрац | |
KR101718230B1 (ko) | 하단 매트리스 지지프레임 | |
JP3306703B2 (ja) | マットレス用スプリング構造体 | |
US6050553A (en) | Device for connecting springs to form a support surface therewith | |
WO2006101381A1 (en) | Spring unit for use in a mattress or the like | |
KR100372273B1 (ko) | 매트리스용 인너스프링 조립체 | |
CA2234839C (en) | Mattress construction | |
JPH0160246B2 (ja) | ||
JP3057993U (ja) | マットレス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990908 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712 Year of fee payment: 8 |