JPH11227514A - 貨物自動車の積み荷構造 - Google Patents

貨物自動車の積み荷構造

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JPH11227514A
JPH11227514A JP3135198A JP3135198A JPH11227514A JP H11227514 A JPH11227514 A JP H11227514A JP 3135198 A JP3135198 A JP 3135198A JP 3135198 A JP3135198 A JP 3135198A JP H11227514 A JPH11227514 A JP H11227514A
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gantry
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floor
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JP3135198A
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Inventor
Tatsuya Ozawa
達也 小沢
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FUJI UNSO KK
Nippon Fruehauf Co Ltd
Original Assignee
FUJI UNSO KK
Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷台床上に積載していた荷物を上段に一部積み
増しすることができる荷箱の段積構造を提供することを
目的とする。 【解決手段】架台110を載置する荷箱106床面10
7の一部の位置に設けられ載置台129の降下位置で上
部に架台110を配置でき、載置台129の上昇位置で
架台110を上段位置に移動自在な昇降装置120と、
該昇降装置120により上段位置に上昇した架台110
を受け止める架台受桟122と、架台受桟122上に載
置された架台110を固定する油圧シリンダ140と、
を有する貨物自動車の積み荷構造。架台110を荷箱前
後方向に滑動移動せしめる自走式ローラコンベア126
を床面107に設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積荷を架台あるい
はパレット等に載置して輸送する貨物自動車の荷箱内の
段積構造に関し、特に巻紙、フィルム、印画紙などのロ
ール状貨物を2段積みして輸送する上で好適な荷箱内の
段積構造に関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車で貨物を輸送する場合、荷箱
内の積荷容積を最大限に活用して積荷輸送効率の向上を
計ることが求められる。ダンボールや木箱に梱包された
貨物や積み重ねができる荷物は、段積してロープやベル
トなどの緊締具を用いて固定すれば、有効容積を活用し
て制限重量まで積載することができる。
【0003】巻紙やワイヤー等のロール状荷物の場合、
これらの荷物は重量が重く直に重ねると傷付き易くまた
不安定になるのでそのまま段積することはできない。通
常、荷物を安定化するためにこの種の荷物は架台に据え
付けられている。従来、このような貨物を荷台床上に積
載する場合、フォークリフトを用いて荷物を後部門口か
ら荷台後端部に積置し、床に設けられた搬送装置により
荷箱の奥部へ順次送り込まれている。
【0004】これを2段積みする場合は、例えば、床が
2段構成になり上段の床全体がエレベータ式に昇降する
もの、また、上段と下段に傾斜を有する床を設け、上段
の床前部にエレベータを設け上段と下段の間を荷物一個
づつ積み揚げ降ろし可能にしたものが従来の考案として
あり、前者は実開昭55−127630号公報と実開昭
56−27141号公報に、後者は実開昭55−119
233号公報に開示されている。これらの考案は、荷物
の積み降ろし作業における安全性や輸送中の荷崩れ荷物
の移動等のトラブルの解消、さらに作業効率等の改善を
計った点では評価できるものの、荷室容積の有効利用と
いう観点から云えば十分効果のあるものではない。
【0005】また、モノコックトレーラにおいてコンベ
アベルトを装備した荷台の搬送機構を開示した実開平1
−103443号公報がある。さらに、実開昭48−8
7776号公報に開示された考案は、自走可能な積付け
台車が荷物を載置したまま車両荷箱の奥部まで敷設され
た走行レール上を移送するもので、荷物の積み降ろし時
はこの走行レールの延長上にあるプラットホームに別の
走行レールを設置して接続し移送を行うものである。こ
の積付け台車に設けた昇降台は上下に昇降自在であり荷
物を段積したまま荷箱内に走り込ませ、積付け台車を収
縮させて、左右の側壁内面に長手方向に沿って対称に横
架した一対のラック上に荷物を定置することができるも
のである。
【0006】しかしながら、この方式によれば、輸送先
において荷物の積み降ろしをする場合も同様な自走式積
付け台車とその走行レールを備えねばならないという制
約があり、台車がなければ移送手段を有さないこととな
る。さらに上段の荷物を移送する場合は荷物を載置した
昇降台を上昇させた位置に保持したまま荷箱内を走行す
ることになるのでバランスが悪く転倒するおそれがあ
る、など使用上に問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】貨物自動車等輸送用荷
箱は高さが最高3.8mに制限され、床の高さも車両側
の車輪の高さに制約される。また、トレーラはトラクタ
に連結する関係から連結部の高さが制限される。このよ
うな条件の下に、車型に応じて荷箱内有効容積の拡大が
要望される。近年、保安基準の法改正によりキングピン
から12mの荷台長を有するトレーラに対し重量規制が
従来の車両総重量20トンから28トンに緩和された。
ここにおいて、従来荷台床面に一列に並べて載置してい
た積荷は更に8トン分の積み増しが可能になったが、荷
箱内には増量分を格納する余裕がないという問題が生じ
ている。この問題に対し従来の2段式床を構築するとか
えって広すぎて設備の無駄となり、問題は解消しない。
【0008】本発明は、上記したような問題に鑑み、荷
台床上に積載していた荷物を上段に一部積み増しするこ
とができる荷箱の段積構造を提供することを目的とし、
特に荷物の上に直接荷物を上乗せすることができない荷
物、例えば紙、フィルム、ワイヤー等のロール状貨物を
架台に据え付けて輸送するのに好適な荷箱の荷物段積構
造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のごとき本発明の目
的を達成するために、本願の請求項1に係る発明では、
ロール状貨物を載置した架台を複数段荷箱に積載する貨
物自動車の積み荷構造において、前記架台を載置する荷
箱床面の一部の位置に設けられ載置台の降下位置で上部
に架台を配置でき、載置台の上昇位置で架台を上段位置
に移動自在な昇降装置と、該昇降装置により上段位置に
上昇した架台を受け止める架台受桟と、架台受桟上に載
置された架台を固定する固定装置と、を有することを特
徴とする貨物自動車の積み荷構造を提供する。本願の請
求項2に係る発明では、ロール状貨物を載置した架台を
複数段荷箱に積載する貨物自動車の積み荷構造におい
て、前記架台を載置する荷箱床面の一部の位置に設けら
れ載置台の降下位置で上部に架台を配置でき、載置台の
上昇位置で架台を上段位置に移動自在な昇降装置と、該
昇降装置により上段位置に上昇した架台を受け止める架
台受桟と、架台受桟上に載置された架台を固定する固定
装置と、前記架台を載置する荷箱床面に設けられ、架台
を荷箱前後方向に滑動移動せしめる自走式ローラコンベ
アと、を有することを特徴とする貨物自動車の積み荷構
造を提供する。本願の請求項3に係る発明では、上記請
求項1または2に記載において、上記昇降装置は上下動
するパンタグラフ状リンク機構とこのリンク機構により
上下動させられる載置台を有し、該載置台の下降してい
る位置は、その上面を架台が滑動移動自在な位置である
ことを特徴とする貨物自動車の積み荷構造を提供する。
本願の請求項4に係る発明では、上記請求項1または2
に記載において、架台受桟は、支柱枠に回動自在に設け
られた回動腕の先端に回動自在に設けられ、油圧シリン
ダの駆動で架台を載置受け止める位置と架台が通過する
幅まで移動する位置との2位置をとることを特徴とする
貨物自動車の積み荷構造を提供する。本願の請求項5に
係る発明では、上記請求項1または2に記載において、
上記固定装置は、架台受桟上に載置された架台を前後方
向から押圧する油圧シリンダであることを特徴とする貨
物自動車の積み荷構造を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る貨物自動
車の荷箱2段積構造を実施したモノコックトレーラの側
面図であり、図2はその前面図であり、図3はその後面
図である。これらの図の中で荷箱内に積載されたロール
状貨物100を透視して2点鎖線で示した。ここでは、
本発明に係る貨物自動車の荷箱2段積構造を理解し易く
するための周知のモノコックトレーラの構造について説
明する。トレーラ101とトラクター(未図示)の結合
は、トレーラ101前部の床下に突設したキングピン1
02をトラクタの後方連結部に装備されているカップラ
ーの係止孔の中へと嵌め込んでなされる。トレーラ10
1の前面には、トラクター側から供給する電気と加圧エ
ヤーの電線、配管等のジョイント部が装備されており、
トラクターとの連結時にこのジョイント部で双方のコネ
クタ同士を接続する。
【0011】連結されると前面はキャブの背面に対向す
る。後面には荷箱の門口枠が形成され、観音開き式の扉
103がこの門口枠の側柱に枢着されている。扉103
には4本のロッドロック104が左右に対称に配設され
ている。ロッドロック104に使用される施錠機構は周
知のものであり、この説明を省略する。バン型トラック
と異なり、モノコックトレーラの荷箱は車両側のシャシ
ーに架装されていない。
【0012】そのためモノコックトレーラの場合は、荷
箱構造に積載貨物の荷重を支持して走行することができ
るよう十分な強度が付与されている。図1乃至図3に示
すトレーラはトラクターから分離され、前部のランディ
ングレッグ105に支持された状態で停止している。ラ
ンディングギヤは、荷箱の前方床部下方に床部の骨格と
なる横根太に固定されたブラケットを介して取り付けら
れている。その下端部は伸縮自在であり、トラクタに牽
引される時は縮小された状態となっている。また、床部
後方下方の横根太は縦根太に締結されており、締結され
た縦根太に懸架装置を介して車輪を装着して車輪が荷箱
を懸架する構成になっている。
【0013】図1から明らかなように、荷箱106内に
は床面107に14台のロール状貨物100を載置し、
さらにその上段に6台のロール状貨物100が載置され
ている。従来は14台のロール状貨物100で積載許容
重量に達していたので、輸送上問題はなかったものの、
重量緩和により更に6台追加積載することが可能になっ
た。本発明はこのような重量緩和に発する要望に応え、
従来の有効容積を減じることなく図のように6台荷物を
2段積する構成とした。以下、本発明の構成についてさ
らに説明する。
【0014】図4はロール状貨物100の荷姿を示す斜
視図である。ロール状貨物100は1づつロール状に巻
かれた紙、フィルム、ワイヤ等の巻き荷108がその軸
芯109の両端部でコ字型をした架台110の台形状側
腕111の半円溝112内に回転自在に掛け止められて
いる。底部は軽量な格子状のフレーム113で構成し強
度を付与してある。図5は荷箱内縦断面であり、荷箱1
06内に設置されたアーチ型の支柱枠114の縦支柱1
21中間位置に設けた回動腕115によって上段積みさ
れ、ロール状貨物100が上下に2台載置された状態を
示す。
【0015】本発明は、荷箱106の床構造において床
骨格を構成する横根太116の形状が中央部117で中
落ちしていることを特徴とする。この横根太116の中
落ち構造は、図5から明らかなように、横根太116の
中央部117で上部に切欠き部118を設けるとともに
下部はそれに対応させて下方に拡幅し全体は逆ハット型
に形成されている。図6は、トレーラ101の床面10
7を構成する横根太を透視してその配列状態を示す。図
6に示すトレーラ101では、通常のトレーラの床面に
使用されているH文字状の横根太119をトレーラの前
方の床面に並設し、本発明における逆ハット型の横根太
116を、前後方向に配置した4本の支柱枠114の配
置間隔Wよりも広い範囲に亘って床面に配置している。
図5から明らかなように、この切欠き部118が荷箱1
06の床面107中央に長手方向に沿って凹所を形成す
ることとなり、この凹所内には例えばテーブルリフタの
如き昇降装置120を設置している。
【0016】支柱枠114の左右の縦支柱121中央部
には水平方向に回動自在な回動腕115が設けられ、こ
の回動腕115の先端側上面に架台受桟122が枢支さ
れ、回動腕115の回動により架台受桟122は縦支柱
121方向から中央側に出没自在に支承されている。上
段のロール状貨物100の架台110底面が左右の架台
受桟122の間に跨って載置されている。架台受桟12
2の側面に固着されている規制板123は架台110の
左右方向の移動を規制する。なお、回動腕115と架台
受桟122の詳細な構成については後述する。
【0017】荷箱の床面107近くの支柱枠114内側
(図5参照)には、荷箱106内の前後方向に移動する
ロール状貨物100をガイドする架台ガイドローラ12
4が荷箱106の後部に複数個設けられている。
【0018】支柱枠114の左右の縦支柱121下方側
面には架台ガイドレール125が荷箱の長手方向に設け
られており、その設けられている長さは、前記配置間隔
Wに等しい。この架台ガイドレール125は、ロール状
貨物100が降下する際、架台110側部をガイドす
る。横根太116の両側端近くには、荷箱の床面107
に沿って長手方向に自走式ローラコンベア126が設け
られ、ロール状貨物100がこの上を滑動する。この自
走式ローラコンベア126は、床面107上に設けられ
た側板127とこれらに軸承されるローラ128とを有
する。
【0019】次に昇降装置120を構成するテーブルリ
フタの作用を図7を参照して説明する。図7に示す如
く、テーブルリフタはロール状貨物100を載せる載置
台129と、荷箱の床面107に据え付ける基台130
とが、載置台129に一端が枢支され多端がローラで基
台130上を転動する外リンク131と基台130に一
端が枢支され多端がローラで載置台129上を転動する
内リンク132を連結軸133によりX状に結合して開
閉自在とした左右一対のパンタグラフ状リンク機構によ
り接続されており、両内リンク132間を結合する水平
棒134を基台130及び該水平棒134に支軸137
に枢支した油圧シリンダ135のシャフト136の駆動
力によりリンク機構を伸縮させて載置台129上のロー
ル状貨物100を昇降せしめるものである。
【0020】図5に示す載置台129の後面には左右に
回転式ストッパー138が設けられる。これは、載置し
たロール状貨物100の移動や転落を後方で防止するも
のである。図示しない小型の油圧シリンダにより回転式
ストッパ138を回転させることができ、ロール状貨物
100を運搬するときには該ストッパ138を立てて該
貨物の滑落を防止し、積み卸し操作時にはこれを横に回
転させて積み荷の積み卸しの邪魔にならないようにす
る。このような操作は図示しない電気配線によって自動
操作するようになっている。
【0021】図8及び図9は本発明のロール状貨物10
0の段積構造を示す。図8から分かるように、4本の縦
支柱121の途中に配設されている架台受桟122の前
後端部から横桟139がそれぞれ前後方向に延出してい
る。図8において、この横桟139上面にはそれぞれ油
圧シリンダ140が設置されており、これら油圧シリン
ダは架台受桟122上に載置されたロール状貨物100
の架台110の前後方向への移動を防止するためのスト
ッパー140’を備えている。4本の縦支柱の中央部分
には、横桟142が取り付けられ、この横桟142の下
面には小型油圧シリンダ141が2カ所に装着されてい
る。そのシャフト143の先端は、支柱枠114の縦支
柱121に回動自在に枢着された回動腕115の自由端
部に回動自在に連結され、油圧シリンダ141の基端部
は横桟142に回動自在に枢支されているので、シャフ
トの伸縮駆動力により回動腕115は水平に回動する。
また、回動腕115の自由端部には垂直支軸が突出して
おり架台受桟122に設けたピン孔に嵌挿されているの
で、架台受桟122は回動腕115の回動と連動して内
側方向に出没自在となっている。
【0022】次に、積み荷となるロール状貨物100の
積載手順について説明する。まず、フォークリフト等の
積み卸し機械により荷箱106の後端から順次6個のロ
ール状貨物106を荷箱106の前端方向に送り込む。
ロール状貨物100は、自走式ローラコンベア126の
ローラー128上を滑動して、容易に荷箱106の前方
に移動させることができる。次に、上段に積載する6個
のロール状貨物100を運び込み、2個ずつ3台の載置
台129上にそれぞれ配置する。このとき、図9の
(b)に示すように、架台受桟122は小型油圧シリン
ダ141を動作させて、横桟142に接近させておき、
ロール状貨物100の通過を許容させる。
【0023】ついで、油圧シリンダ135を伸縮してロ
ール状貨物が2つづつ載置された載置台129を図6の
位置まで上昇させる。この状態から油圧シリンダ141
を伸張し、架台受桟122を図9の(a)に示す位置ま
で内側に移動させる。この位置では、架台受桟122は
ロール状貨物100を載せた架台110の底面の下に位
置する。この状態で油圧シリンダ135を伸縮させる
と、6個のロール状貨物100は架台受桟122上に載
置される。この後、図9の(c)に示すように、架台受
桟122の前後に設けた油圧シリンダ140を伸張さ
せ、ロール状貨物100の架台110を押圧移動させ、
これらを固定する。最後に下段に積載する残り8個のロ
ール状貨物100を順次荷箱106の下段に搬入し、最
後に後部の回転ストッパ138を立てて下段のロール状
貨物を固定する。ロール状貨物を荷箱から降ろすとき
は、上記手順と逆の手順を用いる。
【0024】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に係る発明では、荷台床上に積載していた荷物を
上段に一部積み増しすることができるので、法規の改正
の伴って、新規な2段積みの荷箱の段積構造を設計する
ことはなく、従来の荷箱内部の少ない設計変更で、一部
増量する積み荷の収納部分を設けることができる。ま
た、上段に積載した積み荷はストッパにより固定できる
ので、車両の走行中に荷崩れを起こすようなことはな
い。特に積み荷の上に直接積み荷を上乗せすることがで
きない物、例えば紙、フィルム、ワイヤー等のロール状
貨物を架台に据え付けて輸送するので、輸送上きわめて
安全な構造を提供できる。請求項2に係る発明では、荷
箱の床面に自走式ローラコンベアを設けているので、架
台の積み卸しが円滑に行われる。請求項3に係る発明で
は、上記請求項1,2に対する効果に加えて、昇降装置
は上下動するパンタグラフ状リンク機構とこのリンク機
構により上下動させられる載置台を有しているので、、
パンタグラフ機構を薄く折り畳むことができ、そのため
該載置台の下降している位置は、その上面を架台が滑動
移動自在にする事ができる。請求項4に係る発明では、
上記請求項1,2に対する効果に加えて、架台受桟が支
柱枠に回動自在に設けられた回動腕の先端に回動自在に
設けられ、油圧シリンダの駆動で架台を載置受け止める
位置と架台が通過する幅まで移動する位置との2位置を
とる構成を有するので、きわめて簡単な構成で上段の架
台の積み卸し構造を提供することができる。請求項5に
係る発明では、上記請求項1,2に対する効果に加え
て、固定装置が架台受桟上に載置された架台を前後方向
から押圧する油圧シリンダであるので、架台受桟の駆動
装置と同じ油圧駆動であるので、油圧ソースを同じにす
ることができ、制御系統を油圧に揃えることができ、電
気制御配線構造を加えることもなく、この点で配管構造
が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、図1は、本発明に係る貨物自動車の荷
箱2段積構造を実施したモノコックトレーラの側面図で
ある。
【図2】図2は、その前面図である。
【図3】図3は、その後面図である。
【図4】図4は、架台に載せたロール状貨物を示す斜視
図である。
【図5】図5は、ロール状貨物を2段積みした状態を示
す後面図である。
【図6】図6は、図6は、トレーラの床面を構成する横
根太を透視してその配列状態を示す側面図である。
【図7】図7は、ロール状貨物を載置する載置台の上下
駆動構造を示す斜視図である。
【図8】図8は、ロール状貨物の上段への移動を説明す
る説明図である。
【図9】図9は、動作を説明する部分説明図である。
【符号の説明】
W・・・・・配置間隔 100・・・・・ロール状貨物 101・・・・・トレーラ 102・・・・・キングピン 103・・・・・扉 104・・・・・ロッドロック 105・・・・・ランディングレッグ 106・・・・・荷箱 107・・・・・床面 108・・・・・ロール状巻き荷 109・・・・・軸心 110・・・・・架台 111・・・・・台形状側腕 112・・・・・半円溝 113・・・・・フレーム 114・・・・・支柱枠 115・・・・・回動腕 116・・・・・横根太 117・・・・・中央部 118・・・・・切欠き部 119・・・・・横根太 120・・・・・昇降装置 121・・・・・縦支柱 122・・・・・架台受桟 123・・・・・規制板 124・・・・・架台ガイドローラ 125・・・・・架台ガイドレール 126・・・・・自走式ローラコンベア 127・・・・・側板 128・・・・・ローラ 129・・・・・載置台 130・・・・・基台 131・・・・・外リンク 132・・・・・内リンク 133・・・・・連結軸 134・・・・・水平棒 135・・・・・油圧シリンダ 136・・・・・シャフト 137・・・・・支軸 138・・・・・回転式ストッパ 139・・・・・横梁 140・・・・・油圧シリンダ 141・・・・・油圧シリンダ 142・・・・・横桟 143・・・・・シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60P 7/12 B60P 7/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状貨物を載置した架台を複数段荷箱
    に積載する貨物自動車の積み荷構造において、 前記架台を載置する荷箱床面の一部の位置に設けられ載
    置台の降下位置で上部に架台を配置でき、載置台の上昇
    位置で架台を上段位置に移動自在な昇降装置と、 該昇降装置により上段位置に上昇した架台を受け止める
    架台受桟と、 架台受桟上に載置された架台を固定する固定装置と、を
    有することを特徴とする貨物自動車の積み荷構造。
  2. 【請求項2】ロール状貨物を載置した架台を複数段荷箱
    に積載する貨物自動車の積み荷構造において、 前記架台を載置する荷箱床面の一部の位置に設けられ載
    置台の降下位置で上部に架台を配置でき、載置台の上昇
    位置で架台を上段位置に移動自在な昇降装置と、 該昇降装置により上段位置に上昇した架台を受け止める
    架台受桟と、 架台受桟上に載置された架台を固定する固定装置と、 前記架台を載置する荷箱床面に設けられ、架台を荷箱前
    後方向に滑動移動せしめる自走式ローラコンベアと、を
    有することを特徴とする貨物自動車の積み荷構造。
  3. 【請求項3】上記昇降装置は上下動するパンタグラフ状
    リンク機構とこのリンク機構により上下動させられる載
    置台を有し、該載置台の下降している位置は、その上面
    を架台が滑動移動自在な位置であることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の貨物自動車の積み荷構
    造。
  4. 【請求項4】架台受桟は、支柱枠に回動自在に設けられ
    た回動腕の先端に回動自在に設けられ、油圧シリンダの
    駆動で架台を載置受け止める位置と架台が通過する幅ま
    で移動する位置との2位置をとることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の貨物自動車の積み荷構造。
  5. 【請求項5】上記固定装置は、架台受桟上に載置された
    架台を前後方向から押圧する油圧シリンダであることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の貨物自動車
    の積み荷構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7665788B2 (en) 2003-02-15 2010-02-23 Middlegate Marketing Ltd. Vehicles and trailers incorporating moveable load carrying platforms

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