JPH11225390A - マルチチャネルデータ再生方法 - Google Patents

マルチチャネルデータ再生方法

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JPH11225390A
JPH11225390A JP10023020A JP2302098A JPH11225390A JP H11225390 A JPH11225390 A JP H11225390A JP 10023020 A JP10023020 A JP 10023020A JP 2302098 A JP2302098 A JP 2302098A JP H11225390 A JPH11225390 A JP H11225390A
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JP10023020A
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English (en)
Inventor
Eiji Otomura
英二 音村
Takashi Fujita
剛史 藤田
Akihisa Kawamura
明久 川村
Masaharu Matsumoto
正治 松本
Shuji Miyasaka
修二 宮阪
Takashi Katayama
崇 片山
Masahiro Sueyoshi
雅弘 末吉
Takeshi Nakamura
中村  剛
So Ishido
創 石戸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の演算処理を1度のマトリックス処理で
行うことにより、マルチチャネル入力データの出力スピ
ーカーポジションへの振り分け、レベル調整、ダウンミ
ックス処理、ダウンミックスを解く処理を行うこと。 【解決手段】 ルーチン101でデータを入力し、ルー
チン102でマトリックスを初期化する。そしてルーチ
ン103で各チャネルに対して指定された出力スピーカ
ーポジション情報を取得し、ルーチン104でマトリッ
クスの要素を並び替える。次にルーチン105、106
でレベル情報、ダウンミックス係数情報を夫々取得し、
ルーチン107でダウンミックス用のマトリックスを作
成する。こうすると、複数の演算処理を1度のマトリッ
クス処理で実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャネルデ
ータ再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア機器の普及に伴
い、ディジタル信号処理の高速化が要求されている。こ
れに加えて、携帯端末の小型化及び軽量化に伴い、ディ
ジタル信号処理用LSIの低価格化が要求されている。
【0003】以下、従来のマルチチャネルデータ再生方
法について、図面を参照しながら説明する。図5は従来
のマルチチャネルデータ再生方法を示すフローチャート
である。図5において、301はデータ入力ルーチン、
302は出力スピーカーポジション情報取得ルーチン、
303はルーチン302で取得した情報に基づいてチャ
ネルデータを並べ替える入力データ並べ替えルーチンで
ある。
【0004】304は外部指定の出力レベル情報取得ル
ーチン、305はルーチン304で取得した出力レベル
を入力データに掛け合わせるレベル演算ルーチンであ
る。306はデータ中又は外部指定のダウンミックス係
数情報取得ルーチンである。307はルーチン306で
取得した情報に基づき、入力データがダウンミックスデ
ータであるかを判断するダウンミックス判定ルーチンで
ある。308はルーチン307で、ダウンミックスデー
タでないと判断した場合に、ダウンミックスを行うか否
かを判断するダウンミックス実行判定ルーチンである。
【0005】309はルーチン308でダウンミックス
を行うと判断した場合に、ダウンミックスを行うダウン
ミックス実行ルーチンである。310はルーチン307
でダウンミックスデータであると判断した場合に、ダウ
ンミックスを解くか否かを判断する判定ルーチンであ
る。311はルーチン310でダウンミックスを解くと
判断した場合に、ダウンミックスを解くルーチンであ
る。312はデータ出力ルーチンである。
【0006】各出力チャネルには1対1で出力スピーカ
ーポジションが割り当てられており、出力スピーカーポ
ジションの例を6チャネルとして表1に示す。
【表1】
【0007】また出力スピーカーポジション情報取得の
ルーチン302で取得する出力スピーカーポジション情
報の例を、入力が8チャネルとし、情報が3ビットとし
て表2に示す。
【表2】
【0008】以上のように構成された従来のマルチチャ
ネルデータ再生方法について、その動作を説明する。先
ずデータ入力ルーチン301でデータ入力処理を行う。
次に出力スピーカーポジション情報取得ルーチン302
で出力スピーカーポジション情報を取得し、その情報に
基づいて入力データ並べ替えルーチン303で出力スピ
ーカーポジションに従ってデータを並べ替える。
【0009】入力データ並べ替えの一例を図6に示す。
入力データは図6(a)に示すチャネル順序で入力され
る。また、各チャネルには表3に示す出力スピーカーポ
ジションが指定されているとする。
【表3】 この場合に、図6(b)に示すチャネル順序に並べ替え
られる。
【0010】次に出力レベル情報取得ルーチン304で
外部より指定された出力レベル値を取得し、レベル演算
ルーチン305において取得した出力レベル値を入力デ
ータに掛け合わせる。次にダウンミックス係数情報取得
ルーチン306でダウンミックス係数情報を取得し、ダ
ウンミックス判定ルーチン307でルーチン306で取
得したダウンミックス係数情報に基づいて、入力データ
がダウンミックスデータであるか否かを判断する。ダウ
ンミックスデータでなければ、ダウンミックス実行判定
ルーチン308でダウンミックスを行うか否かを判定す
る。
【0011】ダウンミックスを行う場合は、ダウンミッ
クス処理ルーチン309でダウンミックス処理を行い、
データ出力ルーチン312でデータ出力を行う。ルーチ
ン308でダウンミックスを行わないと判定された場合
は、データ出力ルーチン312でデータ出力を行う。
【0012】ダウンミックス処理の一例を表4と以下の
数式を用いて説明する。
【表4】 表4に示す比率で1チャネルと2チャネルにダウンミッ
クスを行う指定がされた場合、1チャネル、2チャネル
の出力データは夫々式(1)式、(2)式で示される演
算に基づいて生成される。(1)式、(2)式におい
て、1ch、2ch、・・・、8chは夫々1 チャネ
ル、2チャネル、・・・、8チャネルの入力データを示
し、1ch_m、2ch_mはダウンミックスされた1
チャネル、2チャネルのデータを示すものとする。
【0013】 1ch_m=1ch+a1*3ch+b1*4ch+c1*5ch +d1*6ch+e1*7ch+f1*8ch ・・・・(1) 2ch_m=2ch+a2*3ch+b2*4ch+c2*5ch +d2*6ch+e2*7ch+f2*8ch ・・・・(2)
【0014】またダウンミックス判定ルーチン307で
ダウンミックスデータであると判定されると、ダウンミ
ックスを解く判定ルーチン310に移り、ダウンミック
スデータを解くか否かを判定する。ダウンミックスを解
く場合はダウンミックスを解くルーチン311に進み、
ダウンミックスデータを解く処理を行う。そしてデータ
出力ルーチン312でデータ出力を行う。ダウンミック
スデータを解かない場合は、データ出力ルーチン312
でデータ出力を行う。
【0015】ダウンミックスを解く処理の一例を(3)
式及び(4)式で示す。表4に示す比率で、1チャネル
及び2チャネルの入力データに他チャネルのデータがダ
ウンミックスされている場合に、1チャネル、2チャネ
ルの出力データは夫々(3)式、(4)式の演算に基づ
いて変換される。(3)式、(4)式において、1c
h、2ch、・・・、8chは(1)式、(2)式と同
様であり、1ch_nm、2ch_nmはダウンミック
スを解いた1チャネル、2 チャネルのデータを示すもの
とする。
【0016】 1ch_nm=1ch−a1*3ch−b1*4ch−c1*5ch −d1*6ch−e1*7ch−f1*8ch ・・・・(3) 2ch_nm=2ch−a2*3ch−b2*4ch−c2*5ch −d2*6ch−e2*7ch−f2*8ch ・・・・(4)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の再生方法では、各処理毎に積和演算や分岐を
含む複雑なマイクロコードを組むことが必要となり、マ
イクロコードのステップ数や処理量が増大する。ディジ
タル信号処理用のLSIの低価格化のためには、チップ
面積の縮小が必要である。そのためにはチップ面積の6
0%から70%を占めるメモリ部の面積の削減が必須と
なるが、上記の演算処理量がこの妨げとなっている。
【0018】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、複数の演算処理を1度のマト
リックス処理で行うことにより、複雑なマイクロコード
を組む必要がなく、マイクロコードのステップ数を削減
し、演算処理量を軽減できるマルチチャネルデータ再生
方法を実現することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本願の請求項1記載の発明は、チャネル数Nの
マルチチャネル入力データに対して、M行N列のマトリ
ックス処理を施すことで、チャネル数Mのマルチチャネ
ルデータに変換して出力することを特徴とするものであ
る。
【0020】本願の請求項2記載の発明は、チャネル数
Nのマルチチャネルデータを入力し、前記チャネル数N
のマルチチャネル入力データの各チャネルに与えられて
いる出力スピーカーポジション情報に対して、チャネル
数Mのマルチチャネル出力データの各チャネルに1対1
で割り当てられている出力スピーカーポジションに変換
するM行N列のマトリックスを第1の変換マトリックス
とし、ユーザ指定の出力チャネル数に対応するよう出力
スピーカーポジションに変換するM行N列のマトリック
スを第2の変換マトリックスとするとき、前記第1又は
第2の変換マトリックスを用いて入力データにマトリッ
クス処理を施し、前記マトリックス処理で得られた各チ
ャネルデータを指定のスピーカーポジションに出力し、
未定義スピーカーポジションのデータ又はユーザ未指定
のデータを出力しないようにしたことを特徴とするもの
である。
【0021】本願の請求項3記載の発明は、チャネル数
Nのマルチチャネルデータを入力し、外部指定の出力レ
ベルを用いて出力データをレベル調整して複数チャネル
入力データを外部指定の比率により加算又は減算するこ
とにより、ダウンミックスされたチャネルデータとして
出力する処理を第1の処理とし、前記ダウンミックス処
理が施されたチャネルの入力データを、外部指定の比率
により分割して複数チャネルのデータに戻す処理を第2
の処理とし、1つの入力チャネルの入力データを同時に
複数チャネルから出力する処理を第3の処理とすると
き、所望の出力レベル値、比率、前記出力レベル値と前
記比率の積、又は複数の比率の積をM行N列のマトリッ
クスの要素に用いることで前記第1〜第3のいずれかの
処理を1度のマトリックス処理で行い、チャネル数Mの
マルチチャネルデータを出力することを特徴とするもの
である。
【0022】本願の請求項4記載の発明は、チャネル数
Nのマルチチャネルデータを入力し、前記チャネル数N
のマルチチャネル入力データの各チャネルに与えられて
いる出力スピーカーポジション情報に対して、チャネル
数Mの各チャネルに1対1で割り当てられている出力ス
ピーカーポジションに変換するM行N列のマトリックス
を用いた変換処理を第1の変換マトリックス処理とし、
ユーザ指定の出力チャネル数に対応するよう出力スピー
カーポジションに変換するM行N列のマトリックスを用
いた変換処理を第2の変換マトリックス処理とし、外部
指定の出力レベルを用いて出力データをレベル調整して
複数チャネル入力データを外部指定の比率により加算又
は減算することにより、ダウンミックスされたチャネル
データとして出力する処理を第1の処理とし、前記ダウ
ンミックス処理が施されたチャネルの入力データを、外
部指定の比率により分割して複数チャネルのデータに戻
す処理を第2の処理とし、1つの入力チャネルの入力デ
ータを同時に複数チャネルから出力する処理を第3の処
理とするとき、所望の出力レベル値、比率、前記出力レ
ベル値と前記比率の積、又は複数の比率の積をマトリッ
クスの新たな要素として前記第1又は第2の変換マトリ
ックスに組み入れることで、前記第1又は第2の変換マ
トリックス処理と第1〜第3の処理のいずれかの処理と
を1度のマトリックス処理で行い、チャネル数Mのマル
チチャネルデータを出力することを特徴とするものであ
る。
【0023】このような再生方法によれば、チャネル数
Nのマルチチャネル入力データの各チャネルに与えられ
ている出力スピーカーポジション情報に対して、チャネ
ル数Mのマルチチャネル出力の各チャネルに1対1で割
り当てられている出力スピーカーポジションを基に構成
される第1の変換マトリックス、またはユーザ指定の出
力チャネル数に対応するよう構成される第2の変換マト
リックスを用いて入力データにマトリックス処理を施
す。そして各入力チャネルデータを指定のスピーカーポ
ジションに出力し、未定義スピーカーポジションのデー
タ又はユーザ未指定のデータを出力させないようにす
る。
【0024】また外部指定の出力レベルを用いた出力デ
ータのレベル調整、複数チャネル入力データを外部指定
の比率により加算または減算して1チャネルデータとし
て出力するダウンミックス処理、ダウンミックス処理を
施された1チャネル入力データを外部指定の比率により
分割して複数チャネルデータに戻して出力する処理、1
チャネル入力データを同時に複数チャネルから出力する
処理を、マトリックスの値に所望の出力レベル値、比
率、出力レベル値と比率の積又は複数の比率の積を用い
ることで、複数の処理を1度のマトリックス処理で行う
ものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態にお
けるマルチチャネルデータ再生方法について図面を参照
しながら説明する。図1は本実施の形態におけるマルチ
チャネルデータ再生方法を示すフローチャートである。
本図において、101はNチャネルの入力データを入力
するデータ入力ルーチン、102はマトリックス初期化
ルーチン、103は出力スピーカーポジション情報取得
ルーチンである。104はルーチン103で取得したM
チャネルの出力スピーカーポジション情報に従って、ル
ーチン102で初期化したマトリックスを並べ替えるマ
トリックス並べ替えルーチンである。
【0026】105は外部指定の出力レベル情報取得ル
ーチン、106はデータ中又は外部指定のダウンミック
ス係数情報取得ルーチンである。107はルーチン10
5、ルーチン106で取得した情報を基に、マトリック
スを作成するマトリックス作成ルーチンである。108
はルーチン107で作成したマトリックスを用いたマト
リックス処理ルーチンであり、109はデータ出力ルー
チンである。
【0027】ここでは、各出力チャネルに1対1で割り
当てられている出力スピーカーポジションを6チャネル
(M=6)として表1に示す。また出力スピーカーポジ
ション情報取得ルーチン103で取得する出力スピーカ
ーポジション情報を、表2に示すように3ビットとし、
入力数Nを8チャネルとする。
【0028】次に本実施の形態のマルチチャネル再生方
法について、その動作を説明する。まずデータ入力ルー
チン101でデータ入力処理を行う。次にマトリックス
初期化ルーチン102でマトリックスの初期化を行う。
ルーチン102で初期化したマトリックスを第1の変換
マトリックスとし、その一例を図2(a)に示す。次に
出力スピーカーポジション情報取得ルーチン103で出
力スピーカーポジション情報を取得する。この出力スピ
ーカーポジション情報に基づいてマトリックス並べ替え
ルーチン104でマトリックスの列を並べ替え、第2の
変換マトリックスを得る。このマトリックスの並べ替え
の一例を図2(b)に示す。
【0029】入力データは図6(a)に示すチャネル順
序で入力される。表3に示す出力スピーカーポジション
が指定されている場合に、図2(b)に示すマトリック
スに並べ替えられる。次に出力レベル情報取得ルーチン
105で外部より指定された出力レベル値を取得する。
またダウンミックス係数情報取得ルーチン106でダウ
ンミックス係数の情報を取得する。
【0030】次にマトリックス作成ルーチン107で
は,ルーチン105及びルーチン106で取得した情報
を基にマトリックス作成を行う。次にマトリックス処理
ルーチン108では、ルーチン101で取得した入力デ
ータに対して、ルーチン107で作成したマトリックス
を用いてマトリックス処理を施す。さらにデータ出力ル
ーチン109では、ルーチン108の演算結果をデータ
出力する。
【0031】マトリックス作成ルーチン107により作
成されるマトリックスの例を図3(c)に示す。これは
表4で示す比率で1チャネル、2チャネルにダウンミッ
クスを行う指定がされた場合に第1の処理を行うマトリ
ックスである。また、ダウンミックスを解くよう指定さ
れた場合に第2の処理を行うマトリックスは図3(d)
のようになる。
【0032】さらに、入力データが図6(a)に示すチ
ャネル順序で入力され、各チャネルには表3に示す出力
スピーカーポジションが指定され、表4に示す比率で1
チャネル、2チャネルにダウンミックスを行う指定がさ
れた場合、作成されるマトリックスは図4(e)のよう
になる(但し符号は+)。また表4に示す比率で1チャ
ネル、2チャネルに他チャネルのデータがダウンミック
スされて入力され、ダウンミックスを解く指定がされた
場合、作成されるマトリックスも図4(e)のようにな
る(但し符号は−)。
【0033】図4(e)のマトリックス値において、ダ
ウンミックスを行う場合を+、ダウンミックスを解く場
合を−で示す。また、前述した図4(e)の条件で、ユ
ーザが1 チャネル、2チャネルのみ出力を指定した場
合、作成されるマトリックスは図4(f)のようにな
る。以上のような方法により、マルチチャネルのデータ
再生を1度のマトリックス処理で実現できる。
【0034】又1つのチャネルのみからデータが入力さ
れた場合、このデータを全てのチャネルに同時に出力す
ることもでき、これを第3の処理と呼ぶ。この第3の処
理は図2に示すマトリックスにおいて、第1列の要素を
全て1にし、他の列の要素を0にすることにより実現さ
れる。
【0035】
【発明の効果】従来のマルチチャネルデータ再生方法で
は、積和演算7分岐を含む複雑なマイクロコードを組む
ことが必要となり、マイクロコードのステップ数、処理
量が増大していた。本発明のマルチチャネルデータ再生
方法を用いると、マルチチャネルデータ処理を1度のマ
トリックス処理で実現するため、複雑な積和演算、他方
面にわたる分岐処理を行う必要がなくなり、マイクロコ
ード開発の容易性向上、マイクロコードのステップ数削
減、処理量軽減が実現でき、メモリ面積縮小が可能とな
る。これにより、ディジタル信号処理用LSIの低価格
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるマルチチャネル
データ再生方法を示すフローチャートである。
【図2】本実施の形態のデータ再生に用いられるマトリ
ックス構成図(その1)であり、(a)は初期状態のマ
トリックス構成図、(b)は出力スピーカーポジション
を考慮したマトリックス構成図である。
【図3】本実施の形態のデータ再生に用いられるマトリ
ックス構成図(その2)であり、(c)はダウンミック
スの場合のマトリックス構成図、(d)はダウンミック
スを解く場合のマトリックス構成図である。
【図4】本実施の形態のデータ再生に用いられるマトリ
ックス構成図(その3)であり、(e)は出力スピーカ
ーポジションとダウンミックス、又は出力スピーカーポ
ジションとダウンミックスを解く場合のマトリックス構
成図、(f)は(e)の条件で1チャネル及び2チャネ
ルのみ出力する場合のマトリックス構成図である。
【図5】従来のマルチチャネルデータ再生方法を示すフ
ローチャートである。
【図6】マルチチャネルデータ再生方法による出力スピ
ーカーポジションを考慮したデータの並べ替え構成図で
ある。
【符号の説明】
101,301 データ入力ルーチン 102 マトリックス初期化ルーチン 103,302 出力スピーカーポジション情報取得ル
ーチン 104 マトリックス並べ替えルーチン 105,304 出力レベル情報取得ルーチン 106,306 ダウンミックス係数情報取得ルーチン 107 マトリックス作成ルーチン 108 マトリックス処理ルーチン 109,312 データ出力ルーチン 303 入力データ並べ替えルーチン 305 レベル演算ルーチン 307 ダウンミックス判定ルーチン 308 ダウンミックス実行判定ルーチン 309 ダウンミックス実行ルーチン 310 ダウンミックスを解く判定ルーチン 311 ダウンミックスを解くルーチン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮阪 修二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 片山 崇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 末吉 雅弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石戸 創 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネル数Nのマルチチャネル入力デー
    タに対して、M行N列のマトリックス処理を施すこと
    で、チャネル数Mのマルチチャネルデータに変換して出
    力することを特徴とするマルチチャネルデータ再生方
    法。
  2. 【請求項2】 チャネル数Nのマルチチャネルデータを
    入力し、 前記チャネル数Nのマルチチャネル入力データの各チャ
    ネルに与えられている出力スピーカーポジション情報に
    対して、チャネル数Mのマルチチャネル出力データの各
    チャネルに1対1で割り当てられている出力スピーカー
    ポジションに変換するM行N列のマトリックスを第1の
    変換マトリックスとし、ユーザ指定の出力チャネル数に
    対応するよう出力スピーカーポジションに変換するM行
    N列のマトリックスを第2の変換マトリックスとすると
    き、前記第1又は第2の変換マトリックスを用いて入力
    データにマトリックス処理を施し、 前記マトリックス処理で得られた各チャネルデータを指
    定のスピーカーポジションに出力し、 未定義スピーカーポジションのデータ又はユーザ未指定
    のデータを出力しないようにしたことを特徴とするマル
    チチャネルデータ再生方法。
  3. 【請求項3】 チャネル数Nのマルチチャネルデータを
    入力し、 外部指定の出力レベルを用いて出力データをレベル調整
    して複数チャネル入力データを外部指定の比率により加
    算又は減算することにより、ダウンミックスされたチャ
    ネルデータとして出力する処理を第1の処理とし、 前記ダウンミックス処理が施されたチャネルの入力デー
    タを、外部指定の比率により分割して複数チャネルのデ
    ータに戻す処理を第2の処理とし、 1つの入力チャネルの入力データを同時に複数チャネル
    から出力する処理を第3の処理とするとき、 所望の出力レベル値、比率、前記出力レベル値と前記比
    率の積、又は複数の比率の積をM行N列のマトリックス
    の要素に用いることで前記第1〜第3のいずれかの処理
    を1度のマトリックス処理で行い、チャネル数Mのマル
    チチャネルデータを出力することを特徴とするマルチチ
    ャネルデータ再生方法。
  4. 【請求項4】 チャネル数Nのマルチチャネルデータを
    入力し、 前記チャネル数Nのマルチチャネル入力データの各チャ
    ネルに与えられている出力スピーカーポジション情報に
    対して、チャネル数Mの各チャネルに1対1で割り当て
    られている出力スピーカーポジションに変換するM行N
    列のマトリックスを用いた変換処理を第1の変換マトリ
    ックス処理とし、 ユーザ指定の出力チャネル数に対応するよう出力スピー
    カーポジションに変換するM行N列のマトリックスを用
    いた変換処理を第2の変換マトリックス処理とし、 外部指定の出力レベルを用いて出力データをレベル調整
    して複数チャネル入力データを外部指定の比率により加
    算又は減算することにより、ダウンミックスされたチャ
    ネルデータとして出力する処理を第1の処理とし、 前記ダウンミックス処理が施されたチャネルの入力デー
    タを、外部指定の比率により分割して複数チャネルのデ
    ータに戻す処理を第2の処理とし、 1つの入力チャネルの入力データを同時に複数チャネル
    から出力する処理を第3の処理とするとき、 所望の出力レベル値、比率、前記出力レベル値と前記比
    率の積、又は複数の比率の積をマトリックスの新たな要
    素として前記第1又は第2の変換マトリックスに組み入
    れることで、前記第1又は第2の変換マトリックス処理
    と第1〜第3の処理のいずれかの処理とを1度のマトリ
    ックス処理で行い、チャネル数Mのマルチチャネルデー
    タを出力することを特徴とするマルチチャネルデータ再
    生方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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