JPH11223544A - 燃料タンクの油量検出装置 - Google Patents
燃料タンクの油量検出装置Info
- Publication number
- JPH11223544A JPH11223544A JP2527698A JP2527698A JPH11223544A JP H11223544 A JPH11223544 A JP H11223544A JP 2527698 A JP2527698 A JP 2527698A JP 2527698 A JP2527698 A JP 2527698A JP H11223544 A JPH11223544 A JP H11223544A
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- Japan
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- fuel tank
- oil amount
- pressure
- oil
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運航の状態にかかわらず、燃料タンク内の残
存油量を正確に把握することが出来ると共に、構造が簡
単で安価に製造することが出来る燃料タンクの油量検出
装置を提供することにある。 【解決手段】 1は耐油性ゴム等の可撓性材料により変
形可能に構成された中空袋状の燃料タンク本体を示し、
この燃料タンク本体1の底面1aの中央部及びその前後
部には、油量重量圧力に応じて電気抵抗値が変化する複
数個の感圧導電性ゴムセンサー2が配設してある。前記
感圧導電性ゴムセンサー2は、従来公知のものを使用
し、例えば、CR,NBR等の極性ゴムまたはシリコー
ンゴムに、高導電性カーボンブラックを油量重量圧力を
感知して電気抵抗が変化するように所定量添加してあ
る。
存油量を正確に把握することが出来ると共に、構造が簡
単で安価に製造することが出来る燃料タンクの油量検出
装置を提供することにある。 【解決手段】 1は耐油性ゴム等の可撓性材料により変
形可能に構成された中空袋状の燃料タンク本体を示し、
この燃料タンク本体1の底面1aの中央部及びその前後
部には、油量重量圧力に応じて電気抵抗値が変化する複
数個の感圧導電性ゴムセンサー2が配設してある。前記
感圧導電性ゴムセンサー2は、従来公知のものを使用
し、例えば、CR,NBR等の極性ゴムまたはシリコー
ンゴムに、高導電性カーボンブラックを油量重量圧力を
感知して電気抵抗が変化するように所定量添加してあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料タンクの油
量検出装置に係わり、更に詳しくは特に航空機用の燃料
タンク等のように、燃料オイルのレべルが変化し易い燃
料タンクにおいて常に残存油量を正確に検出することが
出来る燃料タンクの油量検出装置に関するものである。
量検出装置に係わり、更に詳しくは特に航空機用の燃料
タンク等のように、燃料オイルのレべルが変化し易い燃
料タンクにおいて常に残存油量を正確に検出することが
出来る燃料タンクの油量検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機等に使用される燃料タンク
は、飛行状態に応じて燃料オイルが燃料タンク内を移動
するため、正確な残存油量を検出することが難しく、一
般的には静電容量型の油量検出装置が使用されている
(実願平1-21529 号 (実願平2-113127号公報) のマイク
ロフィルム) 。
は、飛行状態に応じて燃料オイルが燃料タンク内を移動
するため、正確な残存油量を検出することが難しく、一
般的には静電容量型の油量検出装置が使用されている
(実願平1-21529 号 (実願平2-113127号公報) のマイク
ロフィルム) 。
【0003】ところで、上記のような油量検出装置は、
加圧ラインを持つ燃料タンクと、差圧力センサーと、上
下方向の加速度を検出する加速度センサーと、差圧力セ
ンサー及び加速度の出力を受け燃料タンクの燃料を算出
するプロセッサ及び該プロセッサの出力を表示する表示
器を備えたものである。また、この他に燃料タンク内に
電気接点となるフロートを設け、液面が電気信号に変換
されてパイロットの油量計により表示されるようにした
油量検出装置も知られている。
加圧ラインを持つ燃料タンクと、差圧力センサーと、上
下方向の加速度を検出する加速度センサーと、差圧力セ
ンサー及び加速度の出力を受け燃料タンクの燃料を算出
するプロセッサ及び該プロセッサの出力を表示する表示
器を備えたものである。また、この他に燃料タンク内に
電気接点となるフロートを設け、液面が電気信号に変換
されてパイロットの油量計により表示されるようにした
油量検出装置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな従来の油量検出装置は、運航上揺動が激しいと、油
量計の揺れも激しく的確な残存油量の把握が困難で、ま
た構造も簡単でコストアップとなる問題があった。この
発明の目的は、運航の状態にかかわらず、燃料タンク内
の残存油量を正確に把握することが出来ると共に、構造
が簡単で安価に製造することが出来る燃料タンクの油量
検出装置を提供することにある。
うな従来の油量検出装置は、運航上揺動が激しいと、油
量計の揺れも激しく的確な残存油量の把握が困難で、ま
た構造も簡単でコストアップとなる問題があった。この
発明の目的は、運航の状態にかかわらず、燃料タンク内
の残存油量を正確に把握することが出来ると共に、構造
が簡単で安価に製造することが出来る燃料タンクの油量
検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、燃料タンク本体の内壁面の複数箇所に、油
量重量圧力に応じて電気抵抗値が変化する感圧導電性ゴ
ムセンサーを配設し、この感圧導電性ゴムセンサーに電
気抵抗値を燃料タンク本体内の残存油量に換算する演算
制御装置を介して油量表示装置に接続したことを要旨と
するものである。
成するため、燃料タンク本体の内壁面の複数箇所に、油
量重量圧力に応じて電気抵抗値が変化する感圧導電性ゴ
ムセンサーを配設し、この感圧導電性ゴムセンサーに電
気抵抗値を燃料タンク本体内の残存油量に換算する演算
制御装置を介して油量表示装置に接続したことを要旨と
するものである。
【0006】この発明は上記のように構成され、燃料タ
ンク本体の内壁面の複数箇所に配設した感圧導電性ゴム
センサーにより、残存油量を正確に把握して油量表示装
置に表示するようにしたので、航空機の運航状態にかか
わらず燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが
出来るものである。
ンク本体の内壁面の複数箇所に配設した感圧導電性ゴム
センサーにより、残存油量を正確に把握して油量表示装
置に表示するようにしたので、航空機の運航状態にかか
わらず燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが
出来るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
燃料タンクの油量検出装置の概略構成図を示し、1は耐
油性ゴム等の可撓性材料により変形可能に構成された中
空袋状の燃料タンク本体を示し、この燃料タンク本体1
の底面1aの中央部及びその前後部には、油量重量圧力
に応じて電気抵抗値が変化する複数個の感圧導電性ゴム
センサー2が配設してある。
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
燃料タンクの油量検出装置の概略構成図を示し、1は耐
油性ゴム等の可撓性材料により変形可能に構成された中
空袋状の燃料タンク本体を示し、この燃料タンク本体1
の底面1aの中央部及びその前後部には、油量重量圧力
に応じて電気抵抗値が変化する複数個の感圧導電性ゴム
センサー2が配設してある。
【0008】前記感圧導電性ゴムセンサー2の配設する
場所や数については、上記の実施形態に限定されず、燃
料タンク本体1の側面や、上面等の複数箇所に配設して
も良い。また、前記感圧導電性ゴムセンサー2は、従来
公知のものを使用し、例えば、CR,NBR等の極性ゴ
ムまたはシリコーンゴムに、高導電性カーボンブラック
を油量重量圧力を感知して電気抵抗が変化するように所
定量添加してある。
場所や数については、上記の実施形態に限定されず、燃
料タンク本体1の側面や、上面等の複数箇所に配設して
も良い。また、前記感圧導電性ゴムセンサー2は、従来
公知のものを使用し、例えば、CR,NBR等の極性ゴ
ムまたはシリコーンゴムに、高導電性カーボンブラック
を油量重量圧力を感知して電気抵抗が変化するように所
定量添加してある。
【0009】前記燃料タンク本体1の内壁面に配設した
複数の感圧導電性ゴムセンサー2は信号線3を介して接
続され、この信号線3は、燃料タンク本体1の外部に設
置される演算制御装置4及び油量表示装置5に接続され
ている。演算制御装置4では、感圧導電性ゴムセンサー
2で検出した電気抵抗値を燃料タンク本体1内の残存油
量に演算して換算処理し、その処理した値を油量表示装
置5に出力して残存油量が表示されるように構成されて
いる。
複数の感圧導電性ゴムセンサー2は信号線3を介して接
続され、この信号線3は、燃料タンク本体1の外部に設
置される演算制御装置4及び油量表示装置5に接続され
ている。演算制御装置4では、感圧導電性ゴムセンサー
2で検出した電気抵抗値を燃料タンク本体1内の残存油
量に演算して換算処理し、その処理した値を油量表示装
置5に出力して残存油量が表示されるように構成されて
いる。
【0010】また、演算制御装置4では、燃料タンク本
体1が燃料オイルで満杯の状態及び油量に対応する抵抗
値を予め計測して、その計測値を入力しておくもので、
感圧導電性ゴムセンサー2で検出した電気抵抗値と、演
算制御装置4に予め入力しておいた油量に対応する抵抗
値とを比較演算することにより、燃料タンク本体1内の
残存油量を検出するようにしたものである。
体1が燃料オイルで満杯の状態及び油量に対応する抵抗
値を予め計測して、その計測値を入力しておくもので、
感圧導電性ゴムセンサー2で検出した電気抵抗値と、演
算制御装置4に予め入力しておいた油量に対応する抵抗
値とを比較演算することにより、燃料タンク本体1内の
残存油量を検出するようにしたものである。
【0011】なお、図1において6は、燃料タンク本体
1内に燃料オイルを供給する供給穴、7は燃料タンク本
体1内から燃料オイルを排出する排出管を示している。
以上のように、この発明の実施形態では、燃料タンク本
体1の内壁面の複数箇所に配設した感圧導電性ゴムセン
サー2により、残存油量を正確に把握して油量表示装置
5に表示するようにしたので、航空機の運航状態にかか
わらず燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが
出来るものである。
1内に燃料オイルを供給する供給穴、7は燃料タンク本
体1内から燃料オイルを排出する排出管を示している。
以上のように、この発明の実施形態では、燃料タンク本
体1の内壁面の複数箇所に配設した感圧導電性ゴムセン
サー2により、残存油量を正確に把握して油量表示装置
5に表示するようにしたので、航空機の運航状態にかか
わらず燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが
出来るものである。
【0012】また、感圧導電性ゴムセンサー2は、薄く
て小さいものを燃料タンク本体1の内壁面に貼付けた
り、埋設することにより固定するので、燃料タンク本体
1内の容積を狭めることなく、常に正確な残存油量を把
握することが可能となる。
て小さいものを燃料タンク本体1の内壁面に貼付けた
り、埋設することにより固定するので、燃料タンク本体
1内の容積を狭めることなく、常に正確な残存油量を把
握することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上記のように燃料タンク本
体の内壁面の複数箇所に、油量重量圧力に応じて電気抵
抗値が変化する感圧導電性ゴムセンサーを配設し、この
感圧導電性ゴムセンサーに電気抵抗値を燃料タンク本体
内の残存油量に換算する演算制御装置を介して油量表示
装置に接続したので、航空機等の運航の状態にかかわら
ず、燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが出
来、また構造が簡単で安価に製造することが出来る上
に、燃料タンク内の容積を狭めることなく、正確な残存
油量を検出することが可能となる。
体の内壁面の複数箇所に、油量重量圧力に応じて電気抵
抗値が変化する感圧導電性ゴムセンサーを配設し、この
感圧導電性ゴムセンサーに電気抵抗値を燃料タンク本体
内の残存油量に換算する演算制御装置を介して油量表示
装置に接続したので、航空機等の運航の状態にかかわら
ず、燃料タンク内の残存油量を正確に把握することが出
来、また構造が簡単で安価に製造することが出来る上
に、燃料タンク内の容積を狭めることなく、正確な残存
油量を検出することが可能となる。
【図1】この発明を実施した燃料タンクの油量検出装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
1 燃料タンク本体 1a 燃料タン
ク本体の底面 2 感圧導電性ゴムセンサー 3 信号線 4 演算制御装置 5 油量表示装
置 6 供給穴 7 排出管
ク本体の底面 2 感圧導電性ゴムセンサー 3 信号線 4 演算制御装置 5 油量表示装
置 6 供給穴 7 排出管
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンク本体の内壁面の複数箇所に、
油量重量圧力に応じて電気抵抗値が変化する感圧導電性
ゴムセンサーを配設し、この感圧導電性ゴムセンサーに
電気抵抗値を燃料タンク本体内の残存油量に換算する演
算制御装置を介して油量表示装置に接続して成る燃料タ
ンクの油量検出装置。 - 【請求項2】 前記燃料タンク本体を、変形可能な可撓
性材料により構成した請求項1に記載の燃料タンクの油
量検出装置。 - 【請求項3】 前記感圧導電性ゴムセンサーは、CR,
NBR等の極性ゴムまたはシリコーンゴムに、高導電性
カーボンブラックを所定量添加して成る請求項1または
2に記載の燃料タンクの油量検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2527698A JPH11223544A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 燃料タンクの油量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2527698A JPH11223544A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 燃料タンクの油量検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223544A true JPH11223544A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12161508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2527698A Pending JPH11223544A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 燃料タンクの油量検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11223544A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012245911A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toyota Motor Corp | 燃料タンク構造 |
DE102014205825A1 (de) | 2014-03-28 | 2015-10-01 | Contitech Ag | Flexible Sensoranordnung zur Erfassung einer Druckverteilung |
FR3035919A1 (fr) * | 2015-05-05 | 2016-11-11 | Snecma | Procede et dispositif de surveillance d'une consommation d'huile contenue dans un reservoir d'un moteur d'aeronef |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP2527698A patent/JPH11223544A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012245911A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toyota Motor Corp | 燃料タンク構造 |
DE102014205825A1 (de) | 2014-03-28 | 2015-10-01 | Contitech Ag | Flexible Sensoranordnung zur Erfassung einer Druckverteilung |
FR3035919A1 (fr) * | 2015-05-05 | 2016-11-11 | Snecma | Procede et dispositif de surveillance d'une consommation d'huile contenue dans un reservoir d'un moteur d'aeronef |
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