JPH1122156A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH1122156A
JPH1122156A JP18253597A JP18253597A JPH1122156A JP H1122156 A JPH1122156 A JP H1122156A JP 18253597 A JP18253597 A JP 18253597A JP 18253597 A JP18253597 A JP 18253597A JP H1122156 A JPH1122156 A JP H1122156A
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JP
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nut
floor
load
ring plate
bolt
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JP18253597A
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English (en)
Inventor
Tadao Yoshikawa
忠男 吉川
Shuzo Saito
修三 斉藤
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用目的に応じて緩衝力を選択でき、一つの
エリアで数種類の競技を行うことができる床構造を提供
すること。 【解決手段】 複数箇所に配置された緩衝材4を介して
床面1を支持する構造である。各位置においてそれぞれ
直列に配置した複数個の緩衝材4と、床面1からこれら
直列に配置した複数個の緩衝材4に作用する荷重Fを、
個別に作用させたり、また、いくつかの緩衝材4を介し
て作用させたりする荷重負荷選択機構7を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば体育館の床
構造に係り、競技の種類により、緩衝力を選択できる床
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体育館の床面は、競技の種類によってそ
のエリアの床面の緩衝力が選定され、競技者に過度の衝
撃力を作用させないようになっている。例えば、一般競
技や剣道場は緩衝作用が小さく(硬い床)、柔道場は緩
衝作用が大きい(軟らかい床)ものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の体育館にあっては、エリア毎に床面の緩衝力が固定さ
れ、建設後は緩衝力を変更することが困難であったの
で、エリア毎に使用できる競技が決まってしまい、体育
館の有効利用の点で問題があった。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、使用目的に応じて緩衝力を選択で
き、一つのエリアで数種類の競技を行うことができる床
構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の床構造は、複数個の緩衝材を直列に配
置し、これら緩衝材に作用する荷重を、荷重負荷選択機
構によって、個別に作用させたり、また、いくつかの緩
衝材を介して作用させたり選択できることとしている。
そして、緩衝材に作用する荷重を選択することによっ
て、緩衝力を選択できることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の床構造は、複数箇所に配
置された緩衝材を介して床面を支持する構造において、
各位置においてそれぞれ直列に配置した複数個の緩衝材
と、床面からこれら直列に配置した複数個の緩衝材に作
用する荷重を、個別に作用させたり、また、いくつかの
緩衝材を介して作用させたりする荷重負荷選択機構を具
備しているのである。
【0007】本発明の床構造では、荷重負荷選択機構に
よって、直列に配置した複数個の緩衝材に作用する荷重
を、個別に作用させたり、また、いくつかの緩衝材を介
して作用させたり、選択することで、競技に応じた最適
の緩衝力を得ることができる。
【0008】本発明の床構造においては、荷重負荷選択
機構は床面に直結されているものであっても、また、床
面と直結されておらず、緩衝材を介して連結されている
ものでもよい。緩衝材を介して連結されている場合に
は、床面に同じ荷重が作用した場合、基礎上の荷重負荷
選択機構が上下動しないので、床面に直結した場合と比
較して、床面と基礎との間隔を小さくできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の床構造を図1〜図21に示す
実施例に基づいて説明する。図1は本発明の床構造の平
面図、図2は図1の正面図、図3〜図12は荷重負荷選
択機構が床面に直結されている場合における図、図13
〜図21は荷重負荷選択機構が緩衝材を介して床面に連
結されている場合における図である。
【0010】図面において、1は基礎2から所定の高さ
だけ上方の位置に設置される床面であり、例えばこの床
面1を複数個組み合わせて大規模な床を形成する。この
床面1は、土台3上に載置した例えば弾性ゴム製の緩衝
材4を介してボルト5とナット6で支持されており、床
面1の基準高さ位置の調整はこのボルト5とナット6に
よって行われる。
【0011】ところで、本発明では前記緩衝材を例えば
3個、直列に配置すると共に、これらの緩衝材4a〜4
cに対して前記床面1から作用する荷重を、個別に作用
させたり、また、いくつかの緩衝材を介して作用させた
りする荷重負荷選択機構7を設置している。
【0012】以下、この荷重負荷選択機構7について説
明する。図3〜図9は荷重負荷選択機構7の第1実施例
を示すもので、次のような構成である。
【0013】7aは上段の緩衝材4aの上部に配置され
るリングプレートであり、例えば図10に示すように、
中心部分が盛り上がり、外周と内周部の4等分位置に緩
衝材4aの外れ止め片7aaを垂下状に取り付けたもの
である。また、7bは上段の緩衝材4aと中段の緩衝材
4bの間に介設されたリングプレート、7cは中段の緩
衝材4bと下段の緩衝材4cの間に介設されたリングプ
レートであり、これらのリングプレート7b,7cは、
例えば図11に示すように、外周と内周部の4等分位置
に緩衝材4a,4b,4cの外れ止め片7ba,7ca
を、上下に突出させた状態に取り付けたものである。
【0014】これらのリングプレート7a〜7cの中心
には、前記ボルト5と一体に取り付けた中空ねじ軸7d
〔図9参照〕の貫通孔7ab,7bb,7cbが設けら
れている。なお、前記外れ止め片7aa,7ba,7c
aはプレスによって折り曲げ形成したものでも、別途溶
接によって取り付けたものであってもよい。
【0015】そして、リングプレート7aは、前記中空
ねじ軸7dの上面と、前記ボルト5に螺合するナット8
で挟持状に固定され、ボルト5を介して伝えられる床面
1からの荷重Fを緩衝材4aに作用させる。
【0016】7eは中空ねじ軸7dに螺合する第1のナ
ット、7fは同じく中空ねじ軸7dに螺合する第2のナ
ットであり、第1のナット7eとリングプレート7bと
の相対位置関係、及び第2のナット7fとリングプレー
ト7cとの相対位置関係によって、ボルト5を介して伝
えられる床面1からの荷重Fを、緩衝材4a〜4cに対
して個別に作用させたり、また、いくつかの緩衝材4
a,4b,4cを介して作用させたりする。
【0017】例えば、図3は床面1からの荷重Fが作用
しない状態で、第1,第2のナット7e,7fは、それ
ぞれの座面とリングプレート7b,7cの上面が一致す
る位置に配置されている状態を示している。この図3に
示す状態の場合には、床面1に作用する荷重Fは、ボル
ト5を介してリングプレート7aから緩衝材4aへ、ま
た、ボルト5,中空ねじ軸7d,第1のナット7eを介
してリングプレート7b,緩衝材4bへ、また、ボルト
5,中空ねじ軸7d,第2のナット7fを介してリング
プレート7c,緩衝材4cへ伝えられるので、Fの荷重
が作用した場合における緩衝材4a〜4cの撓みをそれ
ぞれδとした場合、床面1に荷重Fが作用した場合には
床面1の撓み量(下降量)はδとなる。
【0018】また、図4は床面1からの荷重Fが作用し
ない状態で、第1のナット7eは、その座面とリングプ
レート7bの上面が一致する位置に配置され、第2のナ
ット7fは、リングプレート7cの上面より例えばδだ
け上方に配置されている状態を示している。この図4に
示す状態の場合には、第2のナット7fはリングプレー
ト7cと接触していないので、床面1に作用する荷重F
は、ボルト5を介してリングプレート7aから緩衝材4
aへ、また、ボルト5,中空ねじ軸7d,第1のナット
7eを介してリングプレート7b,緩衝材4b,リング
プレート7c,緩衝材4cへ伝えられることになる。従
って、床面1に荷重Fが作用した場合には床面1の撓み
量(下降量)は2δとなる。
【0019】また、図5は床面1からの荷重Fが作用し
ない状態で、第1のナット7eは、リングプレート7b
の上面より例えばδだけ上方に配置され、第2のナット
7fは、リングプレート7cの上面より例えば2δだけ
上方に配置されている状態を示している。この図5に示
す状態の場合には、第1,第2のナット7e,7fはリ
ングプレート7b,7cと接触していないので、床面1
に作用する荷重Fは、ボルト5を介してリングプレート
7aから緩衝材4a,リングプレート7b,緩衝材4
b,リングプレート7c,緩衝材4cへ伝えられること
になる。従って、床面1に荷重Fが作用した場合には床
面1の撓み量(下降量)は3δとなる。
【0020】ところで、前記した図3の状態から、第
1,第2のナット7e,7fを図4,図5に示す状態に
移動させる手段として、第1実施例では次のような構成
を採用している。すなわち、中空ねじ軸7dには、図3
〜図5に示すように、捩じり軸7gが嵌入されており、
この捩じり軸7gにおける前記第1,第2のナット7
e,7fとの相対位置に設けられた突起7ga,7gb
が、図6に示すように、中空ねじ軸7dの下端から上方
に向けて設けられた、角度θのスリット状の切欠7da
から、中空ねじ軸7dの外側に突出している〔図8
(a)参照〕。
【0021】一方、第1のナット7eには、図8に示す
ように、突起7gaを嵌入する角度θ/2の切欠7ea
が上下に貫通して設けられ、また、第2のナット7fに
は、図9に示すように、突起7gbを嵌入する切欠7f
aが上下に貫通して設けられている。
【0022】ところで、前記角度θは、中空ねじ軸7d
に螺合する第1,第2のナット7e,7fのねじピッチ
によって決定されるものであり、θ/2だけ第1,第2
のナット7e,7fが回動した場合に第1,第2のナッ
ト7e,7fがδだけ上下移動するように決定する。
【0023】上記したような第1実施例では、図3に示
す状態の場合、第1のナット7eの切欠7eaと突起7
gaとの相対位置関係は図8(a)に実線で示すように
なっている。また、第2のナット7fの切欠7faと突
起7gbとの相対位置関係は図9(a)に実線で示すよ
うになっている。
【0024】そして、この図3に示す状態から、選択リ
ンク7tを介して捩じり軸7gの下部に取り付けたレバ
ー7hを用いて捩じり軸7gを反時計回りにθ/2だけ
回動した状態が図4である。この場合、第1のナット7
eは、突起7gaが切欠7ea内を、図8(a)に実線
で示す位置〔図8(a)のの位置〕から二点鎖線で示
す位置〔図8(a)のの位置〕まで回動するだけであ
るから、図3の状態と同じ状態を維持、すなわち回動し
ない。一方、第2のナット7fは突起7gbの回動によ
って切欠7faを介して、図9(a)に実線で示す位置
〔図9(a)のの位置〕から二点鎖線で示す位置〔図
9(a)のの位置〕までθ/2だけ回動し、図3の状
態からδだけ上昇する。
【0025】また、図4に示す状態から、同様に捩じり
軸7gをさらに反時計回りにθ/2だけ回動した状態が
図5である。この場合、第1のナット7eと第2のナッ
ト7fは、それぞれ図8(a),図9(a)のに示す
位置から突起7ga,7gbの回動によって切欠7e
a,7faを介し、図8(a),図9(a)のに示す
位置までθ/2だけ回動し、図4の状態からそれぞれδ
だけ(図3の状態から第1のナット7eはδだけ、第2
のナット7fは2δ)上昇する。
【0026】従って、この第1実施例の場合、第1,第
2のナット7e,7fは、捩じり軸7gの回動により第
1,第2のナット7e,7fが図3に示す状態から図
4,図5に示す状態まで上昇した場合に、突起7ga,
7gbが外れないような高さであることが必要である。
【0027】第1,第2のナット7e,7fを、図3の
状態から図4,図5に示す状態に移動させる手段は、前
記した第1実施例に限るものではなく、図12に示すよ
うな構造を採用しても良い。すなわち、図12に示した
ものは、前記した第1実施例における捩じり軸7gを中
心軸7iと外筒7jに分割し、中心軸7iに第1のナッ
ト7eの回動用突起7iaを、また、外筒7jに第2の
ナット7fの回動用突起7jaを設け、それぞれをレバ
ー7ka,7kbで独立して所定の角度だけ回動できる
ようしたものである。この場合、第1,第2のナット7
e,7fに設ける切欠7ea,7faは、図9に示した
第1実施例における第2のナット7fと同様で良い。
【0028】次に、荷重負荷選択機構7の第2実施例を
図13〜図21に基づいて説明する。この第2実施例は
前記した第1実施例と異なり、図13においてナットが
下降することにより、緩衝材を選択するものに関するも
のである。すなわち、この第2実施例は荷重負荷選択機
構7が緩衝材4a,4b,4cを介して床面1に連結さ
れているものであり、この第2実施例の場合には、前記
した第1実施例の場合のように、床面1に荷重Fが作用
して床面1が下降した場合にも、捩じり軸7gが床面1
と直結して下降しないので、前記した図3〜図12に示
す第1実施例と同じ量だけ床面1が下降する場合にも基
礎2から緩衝材4aまでの間隔を短くすることができ
る。
【0029】7mは土台3に固定支持されたケーシング
であり、第1実施例と同様の選択作用とするために、上
部側外周面には雄ねじ7maが左ねじに形成されてい
る。また、7n,7oは前記雄ねじ7maに螺合する第
3,第4の左ねじナットであり、これら第3,第4の左
ねじナット7n,7oの外周面には、雄ねじ7na,7
oaが右ねじに形成されている。そして、第3の左ねじ
ナット7nの雄ねじ7naには第5のナット7pが螺合
し、第4の左ねじナット7oの雄ねじ7oaには第6の
ナット7qが螺合している。
【0030】これら第5,第6のナット7p,7qは、
それぞれその上下方向位置によって、リングプレート7
b,7cを下方から支持したり、しなかったりする。例
えば図13に示すように、床面1に荷重Fが作用しない
場合に、リングプレート7b,7cを下方から支持した
場合には、ボルト5,リングプレート7a,緩衝材4a
を介して伝えられる床面1に作用する荷重Fは、リング
プレート7b,第5のナット7pを介して第3の左ねじ
ナット7n,ケーシング7mに伝えられることになり、
緩衝材4aのみで緩衝することになる〔図3と作用は同
じ状態〕。
【0031】ところで、第3の左ねじナット7nの内周
面には、図15に示すように、溝7nbが上下に貫通し
て設けられており、この溝7nbに、前記ケーシング7
m内に回動が自在なように支持された捩じり軸7rに突
設した突起7raが、ケーシング7mにおける前記突起
7raとの相対位置に設けたスリット7mcを貫通して
嵌入している。一方、第4の左ねじナット7oの内周面
には、図16に示すように、角度θ/2を有する切欠7
obが上下に貫通して設けられ、この切欠7obに、捩
じり軸7rに突設した突起7rbが、同じくケーシング
7mにおける前記突起7rbとの相対位置に設けたスリ
ット7mdを貫通して嵌入している。なお、これらのス
リット7mc,7mdは例えば角度θの遊びを許容でき
るようになっている。
【0032】また、第5,第6のナット7p,7qの外
周面には、図15,図16に示すように上下に貫通した
ガイド溝7pa,7qaが設けられ、例えばケーシング
7mに設けたスリット7meに嵌入させて取り付けたガ
イド7mbが、これらガイド溝7pa,7qaに嵌合す
ることで、第5,第6のナット7p,7qの回り止めの
役目をはたしている。
【0033】従って、ケーシング7mの下部に、図13
における紙面前後方向に移動が可能なように取り付けた
ラック7sを、図13における紙面前方から後方に移動
させ、このラック7sと捩じり軸7rの下部に設けられ
たピニオン7rcの作用で、図13,図15,図16に
示す状態から、捩じり軸7rを反時計回り方向にθ/2
だけ回動すると、捩じり軸7rの回動は突起7raから
溝7nbを介して第3の左ねじナット7nに伝えられ、
図15にで示す位置からに示す位置まで回動する。
同様に、突起7rbも図16にで示す位置からに示
す位置まで回動するが、突起7rbは第4の左ねじナッ
ト7oの切欠7ob内を一方の端部から他方の端部まで
回動するだけで、第4の左ねじナット7oは回動しな
い。
【0034】この回動によって、第3の左ねじナット7
nはケーシング7mの雄ねじ7maとの螺合により例え
ばδだけ下降するが、一方、第5のナット7pはガイド
7mbによって回動を阻止されているので、第3の左ね
じナット7nの回動により逆ねじの作用でδ下降して、
第5のナット7pが第3の左ねじナット7nに重なるよ
うにして下降し、相対的に2δだけ下降して、リングプ
レート7bを下方から支持しなくなる。この時のδは第
1実施例で説明したδの1/2となり、2δの下降で第
1実施例のδに相当する。従って、第2実施例では、第
1実施例と比べてナットの厚さを薄くできる。また、ラ
ック7sの移動量も少なくできる。この状態で、床面1
に荷重Fが作用すると、荷重Fはボルト5,リングプレ
ート7a,緩衝材4a,リングプレート7b,緩衝材4
b,リングプレート7cを経て第6のナット7q,第4
の左ねじナット7oを介してケーシング7mに伝えられ
ることになり、緩衝材4aと緩衝材4bで緩衝すること
になる〔図4と作用は同じ状態〕。
【0035】緩衝材4aと緩衝材4bで緩衝する前記し
た状態から、さらに捩じり軸7rを反時計回り方向にθ
/2だけ回動すると、捩じり軸7rの回動は突起7ra
から溝7nbを介して第3の左ねじナット7nに伝えら
れ、第3の左ねじナット7nは図15にで示す位置か
らに示す位置まで回動する。この回動によって、第3
の左ねじナット7nはケーシング7mの雄ねじ7maと
の螺合によりさらにδだけ下降し(図13の状態から2
δ下降する)、第5のナット7pはさらに第3の左ねじ
ナット7nに重なるように下降し、相対的に2δだけ下
降する(図13の状態から4δ下降する)。なお、この
4δは第1実施例の2δに相当する。
【0036】一方、前記回動は突起7rbから切欠7o
bを介して第4の左ねじナット7oに伝えられ、第4の
左ねじナット7oは図16にで示す位置からに示す
位置まで回動する。この回動によって、第4の左ねじナ
ット7oはケーシング7mの雄ねじ7maとの螺合によ
り例えばδだけ下降するが、一方、第6のナット7qは
ガイド7mbによって回動を阻止されているので、第4
の左ねじナット7oの回動により逆ねじの作用でδ下降
して、第6のナット7qが第4の左ねじナット7oに重
なるようにして下降し、相対的に2δだけ下降して、リ
ングプレート7cを下方から支持しなくなる。
【0037】この状態で、床面1に荷重Fが作用する
と、荷重Fはボルト5,リングプレート7a,緩衝材4
a,リングプレート7b,緩衝材4b,リングプレート
7c,緩衝材4cを経て土台3に伝えられることにな
り、緩衝材4a,緩衝材4b,緩衝材4cで緩衝するこ
とになる〔図5と作用は同じ状態〕。
【0038】この図13に示す第2実施例にあっても、
前記第3の左ねじナット7n,第5のナット7pの高さ
は、前記した第1実施例の場合と同様に、第4の左ねじ
ナット7o,第6のナット7qの高さより高くなされて
いることは言うまでもない。
【0039】前記図13〜図17に示す実施例では、リ
ングプレート7b,7cの支持を、θ/2の回動でδだ
け上下移動するようにねじのピッチを決めた第3,4の
左ねじナット7n,7o、第5,6のナット7p,7q
を、第3の左ねじナット7n,第5のナット7pと、第
4の左ねじナット7o,第6のナット7qに組み合わせ
ることで、θ/2の回動で第5,第6のナット7p,7
qをそれぞれ2δだけ上下移動するものを示したが、リ
ングプレート7b,7cの支持はこれに限らず、図18
〜図21に示したものでもよい。
【0040】すなわち、図18〜図21に示す実施例で
は、ケーシング7mの雄ねじ7maに螺合する第1のナ
ット7eの内周面には、図19に示すように、溝7eb
が上下に貫通して設けられており、この溝7ebに、前
記ケーシング7m内に回動が自在なように支持された捩
じり軸7rに突設した突起7raが、ケーシング7mに
おける前記突起7raとの相対位置に設けたスリット7
mcを貫通して嵌入している。
【0041】一方、第2のナット7fの内周面には、図
20に示すように、角度θ/2を有する切欠7fbが上
下に貫通して設けられ、この切欠7fbに、捩じり軸7
rに突設した突起7rbが、同じくケーシング7mにお
ける前記突起7rbとの相対位置に設けたスリット7m
dを貫通して嵌入している。
【0042】従って、ラック7sを、図18における紙
面後方から前方に移動させ、このラック7sとピニオン
7rcの作用で、図18に示す状態から、捩じり軸7r
を時計回り方向にθ/2だけ回動すると、捩じり軸7r
の回動は突起7raから溝7ebを介して第1のナット
7eに伝えられ、第1のナット7eをθ/2だけ時計回
り方向に回動する。同様に、突起7rbもθ/2だけ時
計回り方向に回動するが、突起7rbは第2のナット7
fの切欠7fb内を他方の端部から一方の端部まで回動
するだけで、第2のナット7fは回動しない。
【0043】この回動によって、第1のナット7eはケ
ーシング7mの雄ねじ7maとの螺合により例えばδだ
け下降し、リングプレート7bを下方から支持しなくな
る。この状態で、床面1に荷重Fが作用すると、荷重F
はボルト5,リングプレート7a,緩衝材4a,リング
プレート7b,緩衝材4b,リングプレート7cを経て
第2のナット7fを介してケーシング7mに伝えられる
ことになり、緩衝材4aと緩衝材4bで緩衝することに
なる〔図4と作用は同じ状態〕。
【0044】緩衝材4aと緩衝材4bで緩衝する前記し
た状態から、さらに捩じり軸7rを時計回り方向にθ/
2だけ回動すると、捩じり軸7rの回動は突起7raか
ら溝7ebを介して第1のナット7eに伝えられ、第1
のナット7eはさらにθ/2だけ回動し、第1のナット
7eはケーシング7mの雄ねじ7maとの螺合によりさ
らにδだけ下降する(図18の状態から2δ下降す
る)。
【0045】一方、前記回動は突起7rbから切欠7f
bを介して第2のナット7fに伝えられ、第2のナット
7fは図18の状態からθ/2だけ回動し、ケーシング
7mの雄ねじ7maとの螺合により例えばδだけ下降し
て、リングプレート7cを下方から支持しなくなる。
【0046】この状態で、床面1に荷重Fが作用する
と、荷重Fはボルト5,リングプレート7a,緩衝材4
a,リングプレート7b,緩衝材4b,リングプレート
7c,緩衝材4cを経て土台3に伝えられることにな
り、緩衝材4a,緩衝材4b,緩衝材4cで緩衝するこ
とになる〔図5と作用は同じ状態〕。
【0047】上記した実施例では、緩衝材4を3個直列
に配置し、これらを選択的に支持することで、床面1に
作用する衝撃力を3段階で緩和させるものを示したが、
直列に配置する緩衝材の個数を変化させることで、選択
数を変えることができることは言うまでもない。
【0048】また、上記した実施例では、緩衝材を基礎
2の近傍に配置したものを示したが、床面1の近傍に配
置したものであっても良い。また、上記した実施例で
は、緩衝材として弾性ゴムを示したが、金属製の皿ばね
やコイルスプリングであっても良い。また、上記した実
施例では、中空ねじ軸に設けた切欠は、図6に示したよ
うに、下端から上方に連続的に設けたものを示したが、
捩じり軸の突起の嵌入位置に部分的に設けたものであっ
ても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床構造に
よれば、床上で行われる競技の種類や演技に応じて、必
要な緩衝作用を選択的に選ぶことができるので、競技の
種類等に応じて別々の建物を建設する必要がなく、一つ
の建物で複数種類の競技を行うことができる。また、本
発明の床構造によれば、競技場を分割して多目的に使用
する場合、床面を区域的に選定し、その競技に適合する
緩衝作用を選択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床構造の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】荷重負荷選択機構が床に直結されている場合に
おける図2の要部拡大断面図で、3つの緩衝材のそれぞ
れに荷重が作用した場合を示す図である。
【図4】荷重負荷選択機構が床に直結されている場合に
おける図2の要部拡大断面図で、3つの緩衝材のうちの
上2つの緩衝材にのみ荷重が作用した場合を示す図であ
る。
【図5】荷重負荷選択機構が床に直結されている場合に
おける図2の要部拡大断面図で、3つの緩衝材のうち上
1つの緩衝材にのみ荷重が作用した場合を示す図であ
る。
【図6】接続ボルトと中空ねじの正面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】(a)は図3のB−B断面図、(b)は第1の
ナット部材のみを正面方向から見た断面図である。
【図9】(a)は図3のC−C断面図、(b)は第2の
ナット部材のみを正面方向から見た断面図である。
【図10】リングプレートの一実施例を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図11】リングプレートの他の実施例を示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図12】ねじり軸の他の実施例を説明する図である。
【図13】荷重負荷選択機構が緩衝材を介して床に連結
されている場合における図2の要部拡大断面図である。
【図14】ケーシングに設けたスリットの説明図であ
る。
【図15】図13の矢視D−D図である。
【図16】図13のE−E断面図である。
【図17】図13のF−F断面図である。
【図18】図13の他の実施例を示す図である。
【図19】図18における第1のナットの平面図であ
る。
【図20】図18における第2のナットの平面図であ
る。
【図21】図18のG−G断面図である。
【符号の説明】
1 床面 2 基礎 4 緩衝材 7 荷重負荷選択機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数箇所に配置された緩衝材を介して床
    面を支持する構造において、各位置においてそれぞれ直
    列に配置した複数個の緩衝材と、床面からこれら直列に
    配置した複数個の緩衝材に作用する荷重を、個別に作用
    させたり、また、いくつかの緩衝材を介して作用させた
    りする荷重負荷選択機構を具備したことを特徴とする床
    構造。
  2. 【請求項2】 床面と荷重負荷選択機構が直結されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の床構造。
  3. 【請求項3】 床面と荷重負荷選択機構が直結されてお
    らず、緩衝材を介して連結されていることを特徴とする
    請求項1記載の床構造。
JP18253597A 1997-07-08 1997-07-08 床構造 Pending JPH1122156A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749562B1 (ko) 2006-10-26 2007-08-16 이상만 플로워용 완충시스템
KR100825409B1 (ko) 2007-06-05 2008-04-29 주식회사 세양 건물용 바닥판의 설치구조 및 그 설치구조에 사용되는받침대
EP2910707A1 (de) * 2014-02-24 2015-08-26 MERK Timber GmbH Stützelement für einen Doppel- oder Hohlraumboden

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