JPH11220519A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH11220519A
JPH11220519A JP10019548A JP1954898A JPH11220519A JP H11220519 A JPH11220519 A JP H11220519A JP 10019548 A JP10019548 A JP 10019548A JP 1954898 A JP1954898 A JP 1954898A JP H11220519 A JPH11220519 A JP H11220519A
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housing
connection device
terminal
cable
mobile phone
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JP10019548A
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Yoshitaka Kanayama
佳貴 金山
Hirochika Ito
博規 伊藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報機器に携帯無線端末を接続して情報の伝
達を行う際に、電波の送受信効率を良好に保つ接続装置
を提供する。 【解決手段】 無線通信を行う携帯無線端末5と、携帯
無線端末5で送信する情報又は受信した情報を処理する
情報機器1とを接続する接続装置において、携帯無線端
末5を接続させたとき、この携帯無線端末5が備える送
信又は受信用のアンテナ7を直立に近い状態で保持する
ハウジング3を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報機器に例えば携帯電話端末を接続させる
のに適した接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話端末をパーソナルコンピ
ュータやファクシミリ等の情報機器に接続する装置とし
ては図12に示す如きものがある。ここでは、情報機器
にラップトップ型の携帯可能なパーソナルコンピュータ
41を用いて説明する。接続装置は、一端に、情報機器
例えばパーソナルコンピュータ41と接続される接続部
を備えたケーブル42を有しており、このケーブル42
の内部には複数の信号線が収納されており、また、この
ケーブル42の他端にはハウジング43が備えられてい
る。ハウジング43内では、複数の信号線とプラグ44
の接触端子とがそれぞれ結合されている。プラグ44
は、携帯電話端末45が底面部に有するジャック46と
接続されて、このジャック46を介して携帯電話端末4
5と接続される構成とされている。
【0003】携帯電話端末45により例えばPDC(Pe
rsonal Digital Cellular)等の無線電話システム用の通
信回線を通じて外部からの信号を受信して、ジャック4
6からの信号をプラグ44の接触端子で受け、ケーブル
42内部の複数の信号線により伝送され情報機器側の接
続部を介して情報機器に取り込み、この逆の行程で情報
機器から接続装置を介して携帯電話端末45により外部
へ信号を発信する。
【0004】このように構成されることで、情報機器と
携帯電話端末との間で信号の伝送が可能となり、携帯電
話端末を用いた情報の伝達を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】無線電話システムなど
の無線通信システムの多くは基地局側の送受信を行うア
ンテナは大地(海水平面)に対して垂直である垂直偏波
が用いられており、基地局から放射された電波は反射や
回折等を繰り返して携帯端末等に到達するが、その電波
は水平偏波よりも垂直偏波のレベルが強いことが確率的
に多く、携帯端末に搭載されているアンテナの放射特性
が端末を直立させた状態において水平偏波よりも垂直偏
波のレベルが高いことは周知である。
【0006】ところで、図12に示す構成で情報機器と
携帯端末とを接続させたときには、ハウジング43直近
のケーブル42の軸方向と接続装置のプラグ44を携帯
電話端末45のジャック46に接続する際の差し込み方
向が一致することになり、ハウジング43直近のケーブ
ル42の軸方向と携帯電話端末45のアンテナ47の方
向(アンテナ方向)が一致することとなる。接続装置を
接続した状態では、端末を手などで直接持たないかぎり
携帯電話端末45を直立状態で保持することは困難であ
り、携帯電話端末45を横置きせざるを得ない。その結
果、携帯電話端末45から送受信される電波は水平偏波
が優勢となり、偏波の不整合により送受信レベルが劣化
してしまう。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、情報機器に携帯
端末を接続して情報の伝達を行う際に、電波の送受信効
率を良好に保つ接続装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、無線通信を行う携帯無線端末と、携帯無線
端末で送信する情報又は受信した情報を処理する情報機
器とを接続する接続装置において、携帯無線端末を接続
させたとき、この携帯無線端末が備える送信又は受信用
のアンテナを直立に近い状態で保持するハウジングを備
えたものである。
【0009】本発明によると、情報機器と接続した携帯
無線端末で送受信を行う場合に、携帯端末を略直立状態
で保持することで、携帯無線端末から送受信される電波
は垂直偏波が優勢となり、偏波の整合がとれて送受信レ
ベルを改善することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1及び図2を参照して説明する。
【0011】図1は、本例の接続装置を用いて携帯無線
端末と情報機器とを接続する場合の外観を示す斜視図で
ある。ここでは、情報機器として、ラップトップ型の携
帯可能なパーソナルコンピュータ1を用いてあり、携帯
無線端末として、セルラ方式などの無線電話システム用
の携帯電話端末5を用いた例を説明する。なお、ここで
の携帯電話端末5は、使用者が通話を行う際に、端末5
がほぼ直立した状態となるように手で持って、その使用
者の耳と口に近づけて使用することを一般的な使用状態
(但し実際には完全な直立状態ではなく若干の角度を有
して使用される)としてある端末である。
【0012】本例の接続装置は、内部に複数の信号線を
収納しているケーブル2と、このケーブル2の一端部が
接続されるハウジング3とを有しており、ハウジング3
内でケーブル2の複数の信号線の一端と電気的に個別に
接続される接触端子を有する接続端子である例えばプラ
グ4を備えている。プラグ4は、携帯電話端末5が底面
部に有する接続端子である例えばジャック6と接続でき
る構成としてあり、プラグ4とジャック6を接続させた
とき、このプラグ4とジャック6を介して携帯電話端末
5内の回路とケーブル2とが電気的に接続される。
【0013】携帯電話端末5は、電磁波を空間に放射す
る送信アンテナとしての処理と、電磁波を空間から取り
込む受信アンテナとしての処理を行う送信用と受信用を
兼用するアンテナ7を上面部に備えている。この場合、
アンテナ7は例えばヘリカルアンテナで構成され、上述
した一般的な使用状態(即ち端末5をほぼ直立した状態
としたとき)のときに、垂直偏波の電磁波を受信し送信
するアンテナとして機能するように構成してある。
【0014】また、ケーブル2の他端には情報機器(こ
こではパーソナルコンピュータ1)と接続する接続部を
有している。この例では情報機器との接続部として、パ
ーソナルコンピュータ1のカードスロット1aに装着可
能なPCMCIA規格などのコンピュータ用カード2a
として構成してある。
【0015】そして本例においては、プラグ4に携帯電
話端末5のジャック6を差し込んだとき、ハウジング3
により携帯電話端末5がほぼ直立した状態(即ち上述し
た一般的な使用状態と同じ状態)で保持されるような形
状にハウジング3を構成してあり、ハウジング3からケ
ーブル2を引き出す方向(図1に示すケーブル2の軸方
向)については、プラグ4にジャック6が差し込まれる
方向と、略垂直になる形状としてある。ここでは、ハウ
ジング3を何らかの水平な台の上に載せたとき、プラグ
4へのジャック6の差し込み方向が垂直方向になると共
に、ハウジング3のケーブル引出し部3aが、水平方向
に突起したL字型の形状となるようにハウジング3を構
成してある。
【0016】このように構成することで、本例の接続装
置に携帯電話端末5を接続させたとき、携帯電話端末5
が備えるアンテナ7を略垂直に保持することができ、携
帯電話端末5のアンテナ7で送受信を行う際に垂直偏波
を優勢とすることができるため、偏波の整合がとれて送
受信レベルを改善することができる。従って、例えば携
帯電話端末5と接続されたパーソナルコンピュータ1で
処理される電子メールデータなどの各種伝送データに対
する伝送エラーの発生を、低く抑えることが可能にな
る。
【0017】なお、上述の実施の形態ではハウジング3
の底面積については特に説明しなかったが、携帯電話端
末5のジャック6を有する底面が、図2のAに示す如く
幅X1 ,厚さY1 で決まる底面積であり、ハウジング3
の底面が、図2のBに示す如く幅X2 ,厚さY2 で決ま
る底面積であるとき、少なくともハウジング3の底面の
幅X2 又は厚さY2 のいずれか一方を、携帯電話端末5
の幅X1 又は厚さY1よりも大きくして(図2の例では
厚さY2 だけをY1 よりも大きくしてある)、ハウジン
グ3の底面積を携帯電話端末5の底面積以上の面積を有
するようにしても良い。なお、ここで述べた底面の面積
とは、底面側から端末やハウジングを見た場合の投影面
積であり、必ずしもそれぞれの底面がその面積で平面状
になっていることを示しているものではない。このよう
に構成することで、携帯電話端末5に接続装置を接続さ
せて、携帯電話端末5をハウジング3で直立状態に保持
する際の安定性の向上を図ることができる。
【0018】次に本発明の第2の実施の形態を、図3〜
図6を参照して説明する。この第2の実施の形態を示す
図3〜図6において、上述した第1の実施の形態を示す
図1及び図2に対応する部分に同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0019】図3は、本例の接続装置の外観を示す斜視
図である。本例の接続装置は、内部に複数の信号線を収
納しているケーブル2と、このケーブル2の一端部が接
続されるL字型のハウジング3′とを有しており、ハウ
ジング3′内でケーブル2の複数の信号線の一端と電気
的に個別に接続される接触端子を有する接続端子である
例えばプラグ4を備えていて、プラグ4とジャック6を
接続させたとき、このプラグ4とジャック6を介して携
帯電話端末5(図示せず)内の回路とケーブル2とが電
気的に接続される。そして、プラグ4に携帯電話端末5
のジャック6を差し込んだとき、ハウジング3′により
携帯電話端末5がほぼ直立した状態で保持されると共
に、ハウジング3′からケーブル2を引き出す方向が、
プラグ4にジャック6が差し込まれる方向と、略垂直に
なる形状としてある点については、上述した第1の実施
の形態と同様である。
【0020】そして本例においては、ハウジング3′の
底面部に2箇所の切り欠き部10a,10bが設けてあ
り、このそれぞれの切り欠き部10a,10bに、脚部
8a,8bが収納される構成としてある。即ち、ハウジ
ング3′の底面を示す図4に詳細に示すように、回動支
点9a,9bを中心に回動可能な状態でハウジング3′
に取付けられた脚部8a,8bが、ハウジング3′の底
面部に設けられた切り欠き部10a,10bに収納され
る構成としてある。
【0021】図5は、本例のハウジング3′に取付けら
れた脚部8a,8bを引き出した際の斜視図であり、図
6はハウジング3′から脚部8a,8bを引き出した際
のハウジング3′の底面を示す図である。ここでは、回
動支点9a,9bは、ケーブル引出し部3aから遠くな
る位置に設定してあり、図5、図6に示すように、2本
の脚部8a,8bでハの字状などの任意の角度に引き出
すことができる。
【0022】本例の接続装置を構成するハウジング3′
に携帯電話端末5を接続して保持させる際には、脚部8
a、8bを収納位置から引き出して使用し、接続装置を
使用しない時には脚部8a、8bを収納位置にする。
【0023】このように構成することで、上述した第1
の実施の形態の場合と同様に、接続装置に差し込まれた
携帯電話端末5を、ほぼ直立した状態に保持することが
でき、携帯電話端末5が備えるアンテナ7を略垂直に保
持でき、携帯電話端末5のアンテナ7で送受信を行う際
に垂直偏波を優勢とすることができ、偏波の整合がとれ
て送受信レベルを改善することができる。この場合、ハ
ウジング3′の底面の面積を広くとることなく、脚部8
a,8bにより安定性の向上を図ることができ、また接
続装置を使用しない場合には脚部8a,8bを収納して
携帯性の向上を図ることができる。
【0024】なお、第2の実施の形態では回転操作につ
いては、任意の回動角度に行うものとしたが、脚部8
a、8bの拡張及び収納の際の回転動作を抑制するスト
ッパ等を設けて、使用時の安定性が更に向上するように
し、不使用時における携帯時等に脚部8a、8bが自然
拡張して外力により破損することを抑制して携帯性が更
に向上するようにしても良い。また、2本の脚部8a,
8bは、歯車などで連動して回動するように構成して、
操作性を向上させても良い。
【0025】次に本発明の第3の実施の形態を、図7及
び図8を参照して説明する。この第3の実施の形態を示
す図7及び図8において、上述した第1の実施の形態を
示す図1及び図2に対応する部分には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。
【0026】図7は、本例の接続装置の外観を示す底面
図で、本例の接続装置は、内部に複数の信号線を収納し
ているケーブル2と、このケーブル2の一端部が接続さ
れるL字型のハウジング3″とを有しており、ハウジン
グ3″内でケーブル2の複数の信号線の一端と電気的に
個別に接続される接触端子を有する接続端子である例え
ばプラグ4を備えていて、プラグ4と携帯電話端末5
(図示せず)のジャック6を接続させたとき、このプラ
グ4とジャック6を介して携帯電話端末5内の回路とケ
ーブル2とが電気的に接続される。そして、プラグ4に
携帯電話端末5のジャック6を差し込んだとき、ハウジ
ング3″により携帯電話端末5がほぼ直立した状態で保
持されると共に、ハウジング3″からケーブル2を引き
出す方向が、プラグ4にジャック6が差し込まれる方向
と、略垂直になる形状としてある点については、上述し
た第1の実施の形態と同様である。
【0027】そして本例においては、ハウジング3″の
底面を示す図8に示すように、ハウジング3″の底面部
に吸盤11を固定してあり、この吸盤11でハウジング
3″をガラスや机等の平面な場所に吸着させることがで
きる構成としてある。
【0028】このように構成することで、上述した第
1,第2の実施の形態の場合と同様に、接続装置に差し
込まれた携帯電話端末5を、ほぼ直立した状態に保持す
ることができ、携帯電話端末5が備えるアンテナ7を略
垂直に保持でき、送受信レベルを改善することができる
と共に、携帯電話端末5を略垂直に保持する際に、吸盤
11での吸着で安定性の向上を図ることができる。
【0029】なお、第3の実施の形態では、ハウジング
3″に吸盤11が固定してあるものとしていたが、吸盤
11の取り外しが可能なものであるとしても良く、この
ような構造とすることで、吸盤11の吸着性が良い場所
では吸着力により接続装置を固定して安定性の向上を図
り、吸盤11の吸着性が悪い場所においては吸盤11を
取り外して使用することができ、また接続装置の不使用
時の携帯性等の向上を図ることができる。
【0030】次に本発明の第4の実施の形態を、図9及
び図10を参照して説明する。この第4の実施の形態を
示す図9及び図10において、上述した第1の実施の形
態を示す図1及び図2に対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0031】図9は本例の接続装置の構成を示す側面図
である。本例においては、内部に複数の信号線を収納し
ているケーブル2と、このケーブル2の一端部が接続さ
れるハウジング31とを有しており、ハウジング31内
でケーブル2の複数の信号線の一端と電気的に個別に接
続される接触端子を有する接続端子である例えばプラグ
4を備えていて、プラグ4と携帯電話端末5(図示せ
ず)のジャック6を接続させたとき、このプラグ4とジ
ャック6を介して携帯電話端末5内の回路とケーブル2
とが電気的に接続される。
【0032】そして、本例におけるハウジング31は、
屈曲可能な機構であるロータリージョイント12を備え
ており、このロータリージョイント12を介して先端部
31aと後端部31bとに2分割してあり、先端部31
aと後端部31bとの角度を、ロータリージョイント1
2による回動で任意の角度に設定できる構成(例えば9
0°の範囲内で回動できる構成)としてある。先端部3
1aにはプラグ4が設けてあり、後端部31bからはケ
ーブル2を引き出す構成としてあり、プラグ4の接触端
子とケーブル2内の信号線とが電気的に接続してある。
【0033】図9に示した例では、先端部31aと後端
部31bとの角度を90°程度にした例であり、この場
合には、プラグ4に携帯電話端末5のジャック6が差し
込まれる方向と、ケーブル2が引き出される方向とが、
約90°になる。そして、先端部31aと後端部31b
との角度を180°程度にすることで、図10に示すよ
うに、プラグ4に携帯電話端末5のジャック6が差し込
まれる方向と、ケーブル2が引き出される方向を、同じ
方向にすることができる。
【0034】図9に示すように、ハウジング31の先端
部31aと後端部31bとの角度を90°程度に設定し
た場合には、上述した第1〜第3の実施の形態で説明し
た例と同様に、プラグ4に携帯電話端末5のジャック6
が差し込まれる方向と、ケーブル2が引き出される方向
とが約90°になり、ハウジング31の後端部31bを
何らかの台に載せることで、プラグ4に差し込まれた携
帯電話端末5をほぼ直立した状態で保持することができ
る。従って、携帯電話端末5が備えるアンテナ7を略垂
直に保持でき、偏波の整合をとって送受信レベルを改善
することができる。
【0035】そして、図9に示すような状態で使用する
のが困難である状況、例えば振動の激しい場所(車内な
ど)で使用する場合には、図10に示すように、ハウジ
ング31先端部31aと後端部31bとの角度を約18
0°に設定して、ハウジング31に接続された携帯電話
端末5を寝かせて使用する。
【0036】このように構成することで、振動の少ない
場所では送受信レベルを改善することができるようにす
ると共に、振動の激しい場所では安定性を最優先して携
帯電話端末5の転倒等による故障の発生確率を抑制する
ことができる。
【0037】なお、第4の実施の形態で説明した例で
は、ロータリージョイント12で設定される角度とし
て、90°及び180°としたが、90°や180°以
外の任意の角度で固定可能に構成しても良い。
【0038】次に本発明の第5の実施の形態を、図11
を参照して説明する。この第5の実施の形態を示す図1
1において、上述した第1の実施の形態を示す図1,図
2及び上述した第4の実施の形態を示す図9,図10に
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。
【0039】図11は、本例の接続装置を用いて携帯電
話端末と情報機器とを接続する場合の外観を示す側面図
である。本例においては、内部に複数の信号線を収納し
ているケーブル2と、このケーブル2の一端部が接続さ
れるハウジング31とを有しており、ハウジング31内
でケーブル2の複数の信号線の一端と電気的に個別に接
続される接触端子を有する接続端子である例えばプラグ
4を備えていて、プラグ4と携帯電話端末5(図示せ
ず)のジャック6を接続させたとき、このプラグ4とジ
ャック6を介して携帯電話端末5内の回路とケーブル2
とが電気的に接続される。
【0040】そして、本例におけるハウジング31は、
屈曲可能な機構であるロータリージョイント12を備え
ており、このロータリージョイント12を介して先端部
31aと後端部31bとに2分割してあり、先端部31
aと後端部31bとの角度を、ロータリージョイント1
2による回動で任意の角度に設定できる構成(例えば9
0°の範囲内で回動できる構成)としてある。先端部3
1aにはプラグ4が設けてあり、後端部31bからはケ
ーブル2を引き出す構成としてあり、プラグ4の接触端
子とケーブル2内の信号線とが電気的に接続してある。
【0041】そして本例においては、ハウジング31の
後端部31bの側面に吸盤11を取付けてある。
【0042】このように構成することで、上述した第4
の実施の形態の場合と同様に、ハウジング31を何らか
の台などの上に載せることができるときには、ハウジン
グ31の先端部31aと後端部31bとの角度を約90
°に設定することで、プラグ4に差し込まれた携帯電話
端末5をほぼ直立した状態で保持することができ、携帯
電話端末5が備えるアンテナ7を略垂直に保持でき、偏
波の整合をとって送受信レベルを改善することができ
る。
【0043】また、車内のガラス窓などのほぼ直立した
平面が近くにある場合には、図11に示すように、ハウ
ジング31の先端部31aと後端部31bとの角度を約
180°に設定した上で、ガラス窓13に吸盤11を吸
着させる。
【0044】このように構成することで、振動の激しい
場所、例えば車内であっても、携帯電話端末5を寝かせ
ることなく略垂直な状態で固定することができ、携帯電
話端末5が備えるアンテナ7で送受信を行う際に垂直偏
波を優勢として偏波の整合をとり、送受信レベルを改善
することができる。
【0045】なお、上述した各実施の形態では、ハウジ
ング3,3′,3″,31がプラグ4を備え、携帯電話
端末5がジャック6を備えているとしていたが、各ハウ
ジング3,3′,3″,31が備える端子部としては、
携帯端末と電気的に接続される端子であれば、どのよう
な端子であっても良い。また、ハウジング3,3′,
3″,31の底面部などに滑り止め等の処理を施して接
続装置の安定性を高めるようにしても良い。
【0046】また、各実施の形態で説明した構成につい
ては、それぞれ単独で構成させる場合の他に、各実施の
形態の構成を組み合わせた構成としても良い。例えば、
第2の実施の形態で説明した脚部8a,8bと、第3の
実施の形態で説明した吸盤11との双方を備えるハウジ
ングとしても良い。また、第4,第5の実施の形態で説
明したロータリージョイント12を備えるハウジング
に、安定性を高めるための脚部8a,8bを設けるよう
にしても良い。
【0047】更に、上述した各実施の形態では、情報機
器にはパーソナルコンピュータ1を用いたが、ファクシ
ミリ等の様々な情報機器と携帯端末との接続ができるこ
とは勿論である。また、上述した各実施の形態では、接
続装置により保持される端末として携帯電話端末5を使
用したが、電話装置以外の無線通信を行う携帯通信端末
の保持及び接続を行う接続装置としても良い。例えば、
メッセージデータなどの受信を行うページャ装置のアン
テナが直立に近い状態で保持される接続装置としても良
い。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、情報
機器と接続した携帯電話端末で送受信を行う場合に、携
帯電話端末を略直立状態で保持され、偏波の整合がとれ
て携帯端末での送受信レベルを改善することができる。
【0049】請求項2に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、ケーブルを携帯無線端末が
差し込まれる方向と直交する方向に引き出すことで、情
報機器に接続されるケーブルを良好な状態に配置でき、
接続状態を良好に保つことができる。
【0050】請求項3に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、携帯電話端末の底面部より
もハウジングの底面部を大きくしているため、携帯電話
端末を直立状態で固定する際の安定性の向上を図ること
ができる。
【0051】請求項4に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、ハウジングの底面部に回転
可能な支持部を設けたことにより、携帯電話端末を直立
状態で固定する際の安定性の向上を図ることができると
共に、接続装置不使用時の携帯性の向上を図ることがで
きる。
【0052】請求項5に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、ハウジングに吸盤を備えた
ことにより、携帯電話端末を直立状態で固定する際の安
定性の向上を図ることができる。
【0053】請求項6に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、ハウジングに屈曲機構を備
えたことにより、ハウジング直近のケーブルの軸と携帯
電話端末とを任意の角度で固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による接続装置を用
いて携帯電話端末と情報機器を接続する場合の外観を示
す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末
とハウジングとの図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による接続装置に用
いるハウジングが備える脚部の収納時の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による接続装置に用
いる脚部収納時のハウジングの底面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による接続装置に用
いるハウジングが備える脚部の拡張時の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による接続装置に用
いる脚部拡張時のハウジングの底面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による接続装置に用
いる吸盤を有するハウジングの底面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態による接続装置に用
いる吸盤を有するハウジングの側面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による接続装置に用
いるロータリージョイントを有するハウジングを約90
°で固定した状態を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態による接続装置に
用いるロータリージョイントを有するハウジングを約1
80°で固定した状態を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態による吸盤及びロ
ータリージョイントを有するハウジングを用いた接続装
置の構成を示す図である。
【図12】従来の接続装置を用いて携帯電話端末と情報
機器を接続する場合の外観の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ、2…ケーブル、3,
3’,3”,31…ハウジング、4…プラグ、5…携帯
電話端末、6…ジャック、7…アンテナ、8a,8b…
脚部、9a,9b…回動支点、10a,10b…切り欠
き部、11…吸盤、12…ロータリージョイント

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う携帯無線端末と、上記携
    帯無線端末で送信する情報又は受信した情報を処理する
    情報機器とを接続する接続装置において、 上記携帯無線端末を接続させたとき、この携帯無線端末
    が備える送信又は受信用のアンテナを直立に近い状態で
    保持するハウジングを備えたことを特徴とする接続装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接続装置において、 上記携帯無線端末の底面部に存在する端末側端子部に接
    続する接続装置側端子部を上記ハウジングが備えると共
    に、 複数の信号線を収納し、一端が上記接続装置側端子部と
    接続され、他端が上記情報機器側と接続されるケーブル
    を備え、 上記接続装置側端子部への上記携帯無線端末の差し込み
    方向と上記ハウジングから上記ケーブルを引き出す方向
    とを略直交する方向とすることを特徴とする接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接続装置において、 上記ハウジングの底面が上記携帯無線端末の端子部を有
    する底面の面積以上の面積を有することを特徴とする接
    続装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の接続装置において、 上記ハウジングの底面の所定位置に収納され、上記所定
    位置から引き出すことが可能な脚部を有することを特徴
    とする接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の接続装置において、 上記ハウジングの底面に吸盤を有していることを特徴と
    する接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の接続装置において、 上記ハウジングが屈曲部を有し、 この屈曲部を支点とした回動で上記接続装置側端子部へ
    の上記携帯無線端末の差し込み方向と上記ケーブルを引
    き出す方向とのなす角度が可変であることを特徴とする
    接続装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236508A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 戲智科技股▲ふん▼有限公司 携帯式電子装置のキャリア及びそのキャリアを運用したパッケージケース
JP2015014597A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mitbeschrankter Haftung 基準尺を走査する走査ユニットと位置測定装置

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JP2015014597A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mitbeschrankter Haftung 基準尺を走査する走査ユニットと位置測定装置
US10527399B2 (en) 2013-07-03 2020-01-07 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Scanning unit for scanning a scale and position-measuring device

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