JPH11218339A - 暖房システム - Google Patents

暖房システム

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Publication number
JPH11218339A
JPH11218339A JP2071098A JP2071098A JPH11218339A JP H11218339 A JPH11218339 A JP H11218339A JP 2071098 A JP2071098 A JP 2071098A JP 2071098 A JP2071098 A JP 2071098A JP H11218339 A JPH11218339 A JP H11218339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
heating system
radio wave
heating
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2071098A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Wakamatsu
浩一 若松
Hitoshi Hatajima
仁 畑島
Kazuhiro Yamauchi
一宏 山内
Haruo Yamazaki
治雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2071098A priority Critical patent/JPH11218339A/ja
Publication of JPH11218339A publication Critical patent/JPH11218339A/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱部における漏水や漏電の恐れがなく、従
って、保守、点検の頻度を大幅に減らすことができると
共に、その作業も容易である暖房システムを提供する。 【解決手段】 電磁波を放射する電磁波放射部1、及び
該電磁波放射部1から放射される電磁波を吸収する電磁
波吸収体による発熱部2を備える暖房システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱部における漏
水や漏電の恐れのない暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、室内空間を均一に暖
めるための床暖房等の全体暖房が急速に普及しつつあ
り、特に、近年は、エネルギー消費が少なく、かつ、温
度分布や勾配が小さい暖房方法、装置が求められてい
る。一方、従来より、それらの暖房方法として、暖房面
に一面に導水管を敷設して温水を通水して暖房する方
法、ヒータを埋設して電熱で暖房する方法、又、基体に
導電塗料を塗布した面発熱体に通電することによって暖
房する方法等が知られている。
【0003】しかしながら、これら従来の暖房方法は、
発熱部に温水や電気を用いることから漏水や漏電の恐れ
があり、又、導水管やヒータの一部の損傷がその系列の
暖房単位全体の機能を停止してしまうという欠点もあっ
て、定期的な保守、点検が必須であると共に、その保
守、点検も必ずしも容易とは言い難かった。尚、発熱部
における漏水や漏電を防止したり、それらによる危険を
回避するために、発熱部を保護層で保護することも考え
られるが、この場合、熱効率の低下が避けられない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、発熱部における漏水や漏
電の恐れがなく、従って、保守、点検の頻度を大幅に減
らすことができると共に、その作業も容易である暖房シ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁波を放射
する電磁波放射部、及び該電磁波放射部から放射される
電磁波を吸収する電磁波吸収体による発熱部を備える暖
房システム、を要旨とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の暖房システムを以下に図
面に基づいて説明するが、本発明は、その要旨を越えな
い限り、以下に記載の例に限定されるものではない。図
1は、本発明の暖房システムを床暖房に用いたときの一
実施例を示す断面略図である。
【0007】図において、電磁波放射部1は、基本的に
は、発信器1a、アンテナ1b、及び、電源1c、ケー
ブル1dで構成され、電源1cから供給された電気を発
信器1aで電波等の電磁波に変換し、それをアンテナ1
bで放射する。
【0008】ここで、発信器1a、アンテナ1bは、使
用する電磁波の波長により任意に選択できるが、後述す
る電磁波吸収体との関係で、短波長の電磁波を放射でき
るものとするのが好ましい。又、そのときの電磁波の周
波数は5GHz以上とするのが好ましく、10GHz以
上とするのが特に好ましい。又、アンテナ1bの設置数
は、後述する電磁波吸収体に入射させる電磁波の角度を
均一化させてその発熱温度を均一化させる意味で、複数
とするのが好ましく、例えば、床面積2畳毎に1個設置
する。
【0009】尚、電磁波放射部1のアンテナ1bは、電
磁波障害の点から図示のように床材F下に設置するのが
好ましいが、シールドを確実にする限り、床材F上に設
けることもできる。
【0010】又、発熱部2は、アンテナ1bから放射さ
れた電波等の電磁波を吸収しそれを熱エネルギーに変換
して発熱を行う電磁波吸収体からなり、その電磁波吸収
体としては、フェライトタイルのような磁性型、基材に
導電物質を混入した誘電型、及び、電磁波反射体を設
け、それから1/4波長離れた位置に誘電体を介して抵
抗膜を設けたλ/4型等を用い得るが、電磁波吸収性能
の均一性等の点から、λ/4型とするのが好ましく、図
においてはそのλ/4型を用いた例を示してある。
【0011】図において、2aは抵抗膜、2bは誘電
体、2cは電磁波反射体である。ここで、抵抗膜2aと
しては、長尺の繊維束の多数を所定間隔で敷き並べたも
の、導電物質をバインダー中に分散させた塗材を基体上
に塗布したもの、あるいは、この塗布基体を任意の幅に
切断し所定間隔で敷き並べたもの等が用いられる。
【0012】その長尺の繊維束としては、炭素繊維束が
好ましい。又、導電物質としては、炭素系物質や金属等
が挙げられ、中で、炭素系物質、特にカーボンブラック
が好ましく、バインダーとしては、樹脂、ゴム、セメン
ト、粘土、珪酸カルシウム等が挙げられ、中で、樹脂、
特に熱硬化性樹脂が好ましい。又、これらの導電物質を
バインダー中に分散させた塗材を塗布する基体として
は、樹脂シートやフィルム、ガラス板、コンクリート板
等が挙げられる。
【0013】尚、導電物質とバインダーは均一に混合さ
れている必要があり、慣用のミキサーやペイントシェー
カー等を用いて、場合により溶媒を加えて混合されたも
のとする。以上の抵抗膜2aは、面抵抗値として340
〜420Ω程度のものが好ましい。
【0014】又、誘電体2bとしては、ポリウレタンや
ポリスチレン等の樹脂発泡体、セメントモルタル、コン
クリート、ガラス、珪酸カルシウム等が挙げられる。
尚、この誘電体2bは、抵抗膜2aと電磁波反射体2c
とを所定の間隔に保持するためのスペーサーの機能を有
するものであり、従って、その形状は、所定の間隔を保
持し得る限り限定されるものではないが、連続体として
の板状、不連続体としてのブロック状、柱状等の形を採
り得る。又、誘電体2bの厚さ(t)は、吸収しようと
する電波の波長(λ)と誘電体自体の誘電率(ε)とか
ら、次式を満足するように設定され、通常、5〜50m
m程度とするのが好ましい。
【0015】t=λ/(4ε1/2
【0016】又、電磁波反射体2cとしては、入射した
電波等の電磁波を実質的に全反射するものが好ましく、
更に、暖房性の面から熱伝導率の高いものが好ましく、
具体的には、金属板、金網、パンチングメタル等が挙げ
られる。
【0017】本発明の暖房システムは、前記電磁波放射
部1、及び該電磁波放射部1から放射される電磁波を吸
収する電磁波吸収体による発熱部2を備えることを必須
とするが、更に、温度を測定する測温部3a、及び該測
温部3aで測定される温度に基づいて電磁波放射部1に
おける電磁波の放射量を調節する調節部3bからなる温
度制御部3を備えるものであるのが好ましい。尚、図に
おいて、4は制御盤である。
【0018】これにより、測温部3aの例えば温度セン
サーが検知した温度が信号に変えられて制御盤4に送信
され、制御盤4の調節部3bの調節回路により電磁波の
強さが制御されることによって、電磁波吸収体による発
熱体2の発熱量が調節され、暖房温度を所定値に保つこ
とができる。
【0019】以上の構成からなる本発明の暖房システム
は、住宅の床暖房や畜舎の床暖房等において、発熱部を
床下に設置して室内や舎内を暖房したり、除雪器等とし
て屋根下に発熱部を設置して屋根上の積雪を溶かした
り、又、育苗器等として苗床の下に発熱部を設置して温
度を一定に保って発芽、生育を促進したりして、各種の
暖房装置として好適に用いられる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、発熱部における漏水や
漏電の恐れがなく、従って、保守、点検の頻度を大幅に
減らすことができると共に、その作業も容易である暖房
システムを提供することができる。又、放射した電磁波
の大部分が熱に変換されるので、極めて熱効率の高い暖
房システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の暖房システムを床暖房に用いたとき
の一実施例を示す断面略図である。
【符号の説明】
1 ;電磁波放射部 1a;発信器 1b;アンテナ 1c;電源 1d;ケーブル 2 ;発熱部(電磁波吸収体) 2a;抵抗膜 2b;誘電体 2c;電磁波反射体 3 ;温度制御部 3a;測温部 3b;調節部 4 ;制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 治雄 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化学株式会社黒崎事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を放射する電磁波放射部、及び該
    電磁波放射部から放射される電磁波を吸収する電磁波吸
    収体による発熱部を備えることを特徴とする暖房システ
    ム。
  2. 【請求項2】 更に、温度を測定する測温部、及び該測
    温部で測定される温度に基づいて電磁波放射部における
    電磁波の放射量を調節する調節部からなる温度制御部を
    備える請求項1に記載の暖房システム。
  3. 【請求項3】 電磁波吸収体が、抵抗膜、電磁波反射
    体、及びその両者を離間させるための誘電体で構成され
    ている請求項1又は2に記載の暖房システム。
  4. 【請求項4】 抵抗膜が、長尺の炭素繊維束の多数を敷
    き並べたものである請求項3に記載の暖房システム。
  5. 【請求項5】 抵抗膜が、導電物質をバインダー樹脂中
    に分散させた塗材を基体上に塗布したものである請求項
    3に記載の暖房システム。
  6. 【請求項6】 導電物質がカーボンブラックである請求
    項5に記載の暖房システム。
JP2071098A 1998-02-02 1998-02-02 暖房システム Pending JPH11218339A (ja)

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JP2071098A JPH11218339A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 暖房システム

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JP2071098A Pending JPH11218339A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 暖房システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041807A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Ten Kk フェライト磁性体を使用した融雪方法
JP2009052875A (ja) * 2007-08-02 2009-03-12 Hoshino Sansho:Kk 床暖房構造
JPWO2017130652A1 (ja) * 2016-01-28 2018-11-29 国立大学法人 名古屋工業大学 電波シールド材、モルタル、融雪装置、電波シールド体、および構造物

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JP2003041807A (ja) * 2001-08-02 2003-02-13 Ten Kk フェライト磁性体を使用した融雪方法
JP2009052875A (ja) * 2007-08-02 2009-03-12 Hoshino Sansho:Kk 床暖房構造
JPWO2017130652A1 (ja) * 2016-01-28 2018-11-29 国立大学法人 名古屋工業大学 電波シールド材、モルタル、融雪装置、電波シールド体、および構造物

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