JPH1121605A - 高炉微粉炭吹込み用二重管ストレートバーナー取付け方法 - Google Patents

高炉微粉炭吹込み用二重管ストレートバーナー取付け方法

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JPH1121605A
JPH1121605A JP19039897A JP19039897A JPH1121605A JP H1121605 A JPH1121605 A JP H1121605A JP 19039897 A JP19039897 A JP 19039897A JP 19039897 A JP19039897 A JP 19039897A JP H1121605 A JPH1121605 A JP H1121605A
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JP
Japan
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burner
blast furnace
double tube
tuyere
straight burner
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19039897A
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English (en)
Inventor
Kuniyoshi Anami
邦義 阿南
Yoshiyuki Matsuoka
芳幸 松岡
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でしかもメンテナンス性に優れた高炉微
粉炭の吹込み用二重管ストレートバーナー取付け方法を
提供する。 【解決手段】 内部に耐火・断熱リング3を有する送風
羽口2内に高炉微粉炭吹込み用の二重管ストレートバー
ナー4の先端が位置するように、二重管ストレートバー
ナー4をブローパイプ1に取付けるに際し、二重管スト
レートバーナー4の先端が耐火・断熱リング3より炉内
側100mm以内の範囲で突出し、且つ、二重管ストレ
ートバーナー4の延長線Yが送風羽口2内筒延長線Zと
炉内側で交わるように配置する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高炉への微粉炭吹込
み用二重管ストレートバーナーの取付け方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、高炉へ熱風を供給する送風羽口は
その内部を通水冷却していることから、その羽口の内面
(熱風流路面)を断熱することで熱風温度の低下を防止
し、熱風炉の省エネルギー化を図っており、その具体例
として、例えば、実開昭52−141007号公報ある
いは実開昭53−128306号公報に開示されている
ように、送風羽口の先端より後退した(炉外側方向)位
置の内面に耐火・断熱リングを装着している。この耐火
・断熱リングを装着した送風羽口に微粉炭を吹き込む場
合、図5に示すようにブローパイプ1に取付けるバーナ
ー4aは通常ストレートパイプでありブローパイプ1の
構造上、バーナー4aの先端5はブローパイプ1の先端
からブローパイプ側に位置しているか、又は、ブローパ
イプ1先端から送風羽口側に突き出しても100mm程
度が限界であった。このバーナー4aを介して微粉炭を
炉内に吹き込むと、燃焼残渣である灰分の溶融物8が耐
火・断熱リング3の内面に付着堆積し、送風羽口2の閉
塞やバーナー4aの詰まり等のトラブルを引き起こすこ
とがあった。その対策として、例えば、特公平6−2
1284号公報に開示されているように、溶融物8が付
着生成し難い高級な耐火・断熱リング(Cr2 3 −A
23 系)を使用する方法がある。また、図6に示
すように、バーナー4aの先部を屈曲させて、送風羽口
2の軸心と屈曲したバーナー4aの先部を略平行にして
溶融物8の付着生成を抑制する技術等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したは下記の
問題点を有する。前記の特公平6−21284号公報
は高級な耐火・断熱リングが必要となり、設備的に高価
となる。また、前記のバーナー先端を屈曲する方法
は、該バーナー4aを交換する際に、バーナー4aをそ
のまま引抜き及び挿入が出来ず、ブローパイプ1と共に
取外し、取付けを行なわなければならずメンテナンス性
が悪く、しかも、屈曲加工が必要となりバーナー費用が
増大する等の問題を有するものであった。本発明は上記
問題を有することなく、安価でしかもメンテナンス性に
優れた高炉微粉炭吹込み用二重管ストレートバーナーの
取付け方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、その手段は、内部に
耐火・断熱リングを有する送風羽口内に高炉微粉炭吹込
み用の二重管ストレートバーナーの先端が位置するよう
に、該二重管ストレートバーナーをブローパイプに取付
けるに際し、前記二重管ストレートバーナーの先端が前
記耐火・断熱リングより炉内側100mm以内の範囲で
突出し、且つ、前記二重管ストレートバーナーの延長線
が前記送風羽口内筒延長線と炉内側で交わるように配置
する高炉微粉炭吹込み用二重管ストレートバーナー取付
け方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の実施の形態
を示す図であり、図中、2はブローパイプ1の先端に該
ブローパイプ1の軸心Xに対して下向き5度〜9度の角
度で設けると共に内部を冷却水で冷却している送風羽
口、3は送風羽口2内に設けた長さ190〜350mm
の耐火・断熱リングであり、送風羽口2の先端から炉外
側に向けて200〜300mmの位置から深さ5〜10
mmの段差を設け、その段差内に、この耐火・断熱リン
グ3を内設することにより、該耐火・断熱リング3が炉
内側に移動することを防止している。4はブローパイプ
1に設けた微粉炭吹込み用の二重管ストレートバーナー
であり、キャリヤーガスと共に微粉炭を炉内に吹込む内
管5と、冷却用空気又は酸素を炉内に吹込む外管6から
構成され、二重管ストレートバーナー4の先端を前記耐
火・断熱リング3より炉内側への突出量Lを100mm
以下の範囲内にすることにより、前記二重管ストレート
バーナー4の先端部で燃焼する微粉炭から発生した燃焼
残渣が生成するまでに、送風羽口2の内筒内に設置され
た耐火・断熱リング3を通過するため、この燃焼残渣が
耐火・断熱リング3の内面に付着する事がなくなる。こ
のため、特殊な材質ではなく、一般的な材質を用いた耐
火・断熱リングの使用が可能となり、費用が安価とな
る。しかし、二重管ストレートバーナー(以下バーナー
と言うこともある)4の先端部の炉内側への突出量Lが
100mm超になると送風羽口2先端部の高温のレース
ウエイからの熱輻射により、該バーナー4の先端部の損
傷が激しくなり、寿命が短くなる問題を生じる。
【0006】更に、二重管ストレートバーナー4の先端
から流出した微粉炭は広がりながら高炉炉内に流入す
る。この広がりながら流入する微粉炭の周辺部は送風羽
口2内で燃焼するが中心部は未燃焼のまま炉内に流入す
る。このため、ブローパイプ1の軸心Xに対して下向き
5度〜9度の角度で送風羽口2が設けられている場合に
おいて、ブローパイプ1の軸心Xに対して水平面上での
取付角度θ1 を11度以下で、しかも横からみて(図2
参照)送風羽口2と平行になるように上下方向の取付角
度θ2 を5度〜9度とし、また、軸心Xに対し垂直面方
向の投影角度θ3を30度〜45度の範囲内で該ブロー
パイプ1に二重管ストレートバーナー4を配置すること
により、前記二重管ストレートバーナー4の延長線Yが
送風羽口2の内筒延長線Zと炉内側で交わるようにする
ことが出来る結果、送風羽口2の寿命短縮を防止でき
る。即ち、前記二重管ストレートバーナー4の延長線Y
が送風羽口2の内筒内部と交わると前記未燃焼微粉炭が
送風羽口2の内面に接触して、該送風羽口2の内面が磨
耗することから送風羽口2の寿命が短くなり、該記二重
管ストレートバーナー4の延長線Yが送風羽口2の内筒
内部と交わらないようにすることにより、前記未燃焼微
粉炭が送風羽口2内面に接触するのを防止して、送風羽
口2の内面の磨耗を防止する。このように、前記耐火・
断熱リング3、送風羽口2に障害を与えることがない状
態でストレートタイプのバーナー4の使用が可能となる
ため、該バーナー4の交換に際して、バーナー4のみを
そのままブローパイプ1から抜取り、挿入することがで
き、バーナー4のメンテナンス性が良好となる上、バー
ナー費用が安価となる。なお、9は内冷缶、10は外冷
缶、11は高炉鉄皮である。
【0007】
【実施例】図1〜図4を参照して本発明の実施例を説明
する。ブローパイプ1の軸心Xに対して下向き7度で長
さ490mmの送風羽口2を設けた5000m3 級の高
炉に本発明を適用した例を下記に示す。
【0008】この送風羽口2には深さ8mmで、長さ2
20mmの溝7を設けている。そして、その溝7内に厚
さ17mm、長さ200mmで、SiO2 :15重量
%、Al2 3 :85重量%の断熱材でリング状に形成
した耐火・断熱リング3を装着している。二重管ストレ
ートバーナー4を、ブローパイプ1の軸心Xに対し水平
面上で10度36分の角度(θ1 )で、しかも、横から
みて(図2参照)送風羽口2と平行になるように、上下
方向で7度の角度(θ2 )にし、かつ、該軸心Xに対し
垂直面方向の投影角度が35度(θ3 )に成るように該
ブローパイプ1に設置し、更にこの二重管ストレートバ
ーナー4の先端を、送風羽口2の先端から炉外側へ23
0mmの位置で、且つ、耐火・断熱リング3の先端から
40mm(L)突出させ、更に、二重管ストレートバー
ナー4の軸心延長線Yと送風羽口2の内筒延長線Zが炉
内側700mmの位置で交わるようにして、微粉炭吹込
みを実施した。その結果、送風羽口2の閉塞やバーナー
4の詰まり等のトラブルを引き起こすことなく、また、
送風羽口2内での圧損も低い状態で140Kg/t-pigまで
の微粉炭吹込みが可能であった。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の高炉微粉炭吹込み用二重
管ストレートバーナー取付け方法においては、ストレー
トバーナーによりトラブルを引き起こすことなく、高炉
炉内に微粉炭を吹き込むことが可能となって、設備費用
が安価となると共にメンテナンス性が良好になり、この
分野における効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面一部断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態を示す側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【図5】従来のブローパイプへのバーナー取付け構造を
示す側面断面図である。
【図6】従来のブローパイプへのバーナー取付け構造を
示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ブローパイプ 2 送風羽口 3 耐火・断熱リング 4 二重管スト
レートバーナー 5 二重管ストレートバーナーの内管 6 二重管ストレートバーナーの外管 7 溝 9 内冷缶 10 外冷缶 11 高炉鉄皮

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に耐火・断熱リングを有する送風羽
    口内に高炉微粉炭吹込み用の二重管ストレートバーナー
    の先端が位置するように、該二重管ストレートバーナー
    をブローパイプに取付けるに際し、前記二重管ストレー
    トバーナーの先端が前記耐火・断熱リングより炉内側1
    00mm以内の範囲で突出し、且つ、前記二重管ストレ
    ートバーナーの延長線が前記送風羽口内筒延長線と炉内
    側で交わるように配置することを特徴とする高炉微粉炭
    吹込み用二重管ストレートバーナー取付け方法。
JP19039897A 1997-06-30 1997-06-30 高炉微粉炭吹込み用二重管ストレートバーナー取付け方法 Withdrawn JPH1121605A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107971745A (zh) * 2017-12-16 2018-05-01 唐山金山腾宇科技有限公司 炼铁高炉送风装置的直吹管与喷煤管组对工装设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107971745A (zh) * 2017-12-16 2018-05-01 唐山金山腾宇科技有限公司 炼铁高炉送风装置的直吹管与喷煤管组对工装设备
CN107971745B (zh) * 2017-12-16 2024-01-05 唐山金山腾宇科技有限公司 炼铁高炉送风装置的直吹管与喷煤管组对工装设备

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