JPH1121563A - プラスチック廃棄物の油化方法および装置 - Google Patents

プラスチック廃棄物の油化方法および装置

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JPH1121563A
JPH1121563A JP17470397A JP17470397A JPH1121563A JP H1121563 A JPH1121563 A JP H1121563A JP 17470397 A JP17470397 A JP 17470397A JP 17470397 A JP17470397 A JP 17470397A JP H1121563 A JPH1121563 A JP H1121563A
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JP
Japan
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plastic waste
waste
oil
liquefying
gas
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JP17470397A
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English (en)
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Takashi En
梁 閻
Shuichi Inagaki
修一 稲垣
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチック廃棄物を極低温として脆化させた
後、同一容器内で爆発を行うことにより、プラスチック
廃棄物の油化装置を簡略化することができ、省時間、省
力化および省エネルギー化が図れるプラスチック廃棄物
の油化方法および油化装置を提供する。 【解決手段】プラスチック廃棄物を収容できる密閉型の
処理容器21と、この処理容器21の内部を極低温とす
る冷却装置22と、処理容器21内に水素ガスを供給す
る水素ガス注入装置23と、処理容器21内の水素ガス
に点火して爆発を行わせる火花放電装置24とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック廃棄
物の油化方法および装置に係り、特に油化方法の改良に
より油化率が向上し、油化装置の腐食を防止することが
できるプラスチック廃棄物の油化方法、および油化方法
の改良によりプラスチック廃棄物の油化装置を簡略化で
き、省時間、省力及び省エネルギーとすることが可能で
あるプラスチック廃棄物の油化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチック廃棄物は一般廃棄物として
排出されるが、そのプラスチック廃棄物の材料の構成比
率は、概略的にポリエチレン(PE)とポリプロピレン
(PP)が約60%、ポリスチレン(PS)が約23%
およびポリ塩化ビニル(PVC)が13%と、熱可塑性
プラスチック廃棄物がプラスチック廃棄物全体の約96
%を占めている。
【0003】従来、熱可塑性プラスチック廃棄物の処理
は主に埋め立てにより行われていた。近年においては、
プラスチック廃棄物を熱分解して油化する方法が開発さ
れ、この方法は、資源を再度利用することが可能な上、
環境を汚染する恐れがないことから、注目されている再
生処理方法である。廃プラスチックを再生処理する方法
は、プラスチック廃棄物を粉砕した後、熱分解処理によ
って重質油と軽質油とを分離して回収を行う方法と、燃
料として燃焼する方法が一般に知られている。
【0004】図3は、従来のプラスチック廃棄物の油化
方法を示すブロック図である。
【0005】このプラスチック廃棄物の油化方法では、
まずプラスチック廃棄物の大きさを大小に分類した後、
常温下で粉砕装置1である切断機もしくは衝撃式粉砕機
を用いて粉砕する。粉砕したプラスチック廃棄物は、平
均粒径が約10〜30mm程度となり、原料入口2から
挿入され、プラスチック廃棄物の油化処理工程の第一段
油化装置である脱塩化減容押出機3内に導かれる。
【0006】この脱塩化減容押出機3においては、プラ
スチック廃棄物が脱塩化減容押出機3の胴体4周りに設
けられているヒーター5により、270〜300℃まで
加熱分解されて溶融状プラスチック廃棄物とされる。こ
の溶融状プラスチック廃棄物は、電気モーター6により
駆動されるスクリュー7で送給され、脱塩化減容押出機
3外へ連続的に押出され、第二段油化装置である熱分解
槽8に送り出される。
【0007】また、前記プラスチック廃棄物を加熱する
と、プラスチック廃棄物中のポリ塩化ビニル(PVC)
は熱分解されて、塩酸ガスと少量の油ガスを発生する。
この塩酸ガスおよび少量の油ガスは吸引ポンプ9によっ
て排出され、塩酸ガス処理装置10および油吸収塔11
を通して中和され、吸収される。
【0008】一方、脱塩化減容押出機3から押出された
溶融状プラスチック廃棄物は、溶融物流出管12を介し
て次の熱分解槽8に導かれ、熱分解槽8で400〜45
0℃まで加熱されて処置される。分解した油ガスは、凝
縮機13を通して軽油および重油に分留されて、オイル
タンク14に貯蔵される。そして分解されたカーボン残
さは、残さ受皿15に導かれて処置される。
【0009】この図3に示した方法は、プラスチック廃
棄物全体の60%を占めているポリエチレンとポリプロ
ピレンの塑性が高いために、常温下での粉砕には多大な
手間および電力エネルギーが必要である。
【0010】そこで、最近では、例えば特開昭50−7
367号公報、実開平5−74689号公報等に掲載さ
れているように、プラスチック廃棄物が極低温で脆くな
る特性を利用して、プラスチック廃棄物を極低温におき
粉砕するという方法が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各公報に開示されているプラスチック廃棄物の油化方
法および装置においては、プラスチック廃棄物を極低温
として脆化させるという工程と、プラスチック廃棄物を
粉砕させるという工程とが、同一容器内で行われるもの
ではなく、別々の容器に移して油化を行うという方法で
行われていた。そのため、冷却槽と破砕槽とが別個に設
けられ、複雑な構造および機能を有する。
【0012】また、従来の方法に用いられるプラスチッ
ク廃棄物原料の平均粒径は、約10〜30mmであり、
プラスチック廃棄物原料の平均粒径が大きいと、脱塩化
減容押出機20内で加熱分解時の原料が粘結しやすくな
り、油化装置内の生成油の流動性が悪くなり、油質が低
下するという問題がある。
【0013】また、プラスチック廃棄物中のポリ塩化ビ
ニルを常温から300℃まで加熱すると、熱分解によっ
てポリ塩化ビニル樹脂中の塩素が水素と結合して樹脂か
ら分離し、塩素ガスとなる。さらに、生成した塩素ガス
は脱塩化減容押出機20内の水分と結合し、凝縮するこ
とによって塩酸となる。そのため、塩酸は脱塩化減容押
出機20内部の低温域で滞留、濃縮してしまい、装置内
部は塩酸に曝されてしまう。塩酸は装置内部を一層激し
く腐食するために、設備のメンテナンスや塩酸を処理す
るためにコストがかかってしまうという問題が生じてい
る。
【0014】さらに、プラスチック廃棄物を熱分解し、
生成した油の主要成分は水素と炭素が結合したものであ
るが、上記のように、塩素が水素と結合して樹脂から分
離することによって生成した油の組成中炭素が多くな
り、プラスチック廃棄物の油化率が低下してしまうとい
う問題も生じている。
【0015】本発明は、このような課題に対処するため
になされたものであり、プラスチック廃棄物を極低温と
して脆化させた後同一容器内で爆発を行うことにより、
装置を簡略化することができ、省時間、省力化および省
エネルギー化が図れるプラスチック廃棄物の油化方法お
よび油化装置を提供することを目的とする。
【0016】また、プラスチック廃棄物を極低温雰囲気
下におき爆発を行うことにより、微粉砕が可能となり、
油化率を向上させることができるプラスチック廃棄物の
油化方法および油化装置を提供することを目的とする。
【0017】さらに、爆発させる際の水素量を規定する
ことにより、塩素ガスの発生を抑制することができ、油
化装置の腐食防止が図れるプラスチック廃棄物の油化方
法および油化装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、プラスチック廃棄物を極
低温の状態にして脆化させる第1工程と、脆化した前記
廃棄物を粉砕する第2工程と、粉砕した廃棄物を加熱溶
融して油化する第3工程とを含む廃棄物の油化方法にお
いて、少くとも前記第2工程と第3工程とを、1つの密
閉空間内での爆発による衝撃波と発生熱とを利用して同
時的に行うことを特徴とするプラスチック廃棄物の油化
方法を提供する。
【0019】請求項2記載の発明では、プラスチック廃
棄物を極低温の状態にして脆化させる第1工程と、脆化
した前記廃棄物を粉砕する第2工程と、粉砕した廃棄物
を加熱溶融して油化する第3工程とを含む廃棄物の油化
方法において、前記第1工程を、1つの密閉空間内での
熱交換によって行った後、前記第2工程と第3工程と
を、前記第1工程で使用した密閉空間内での爆発による
衝撃波と発生熱とを利用して同時的に行うことを特徴と
するプラスチック廃棄物の油化方法を提供する。
【0020】請求項3記載の発明では、中空の処理容器
内にプラスチック廃棄物を挿入し、この処理容器内を極
低温雰囲気とすることによりプラスチック廃棄物を脆化
させた後、前記処理容器内に水素ガスを注入して点火す
ることにより爆発を行わせ、その爆発によって生じる衝
撃波で前記廃棄物を微粉砕するとともに、爆発時に生じ
る熱により溶融させて油化することを特徴とするプラス
チック廃棄物の油化方法を提供する。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
プラスチック廃棄物の油化方法において、プラスチック
廃棄物を極低温の状態に保つための冷却媒体として、沸
点233K以下の冷却媒体を用いることを特徴とするプ
ラスチック廃棄物の油化方法を提供する。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
プラスチック廃棄物の油化方法において、冷却媒体とし
て液体窒素(N)または液体ヘリウム(He)を使用
することを特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法を
提供する。
【0023】請求項6記載の発明では、請求項4または
5記載のプラスチック廃棄物の油化方法において、気化
した冷却媒体の環境中への放出を阻止する方法として、
冷却媒体を循環させて使用することを特徴とするプラス
チック廃棄物の油化方法を提供する。
【0024】請求項7記載の発明では、請求項4から6
までのいずれかに記載のプラスチック廃棄物の油化方法
において、冷却媒体を極低温に冷却する冷却源として液
化天然ガスを用いることを特徴とするプラスチック廃棄
物の油化方法を提供する。
【0025】請求項8記載の発明では、請求項3記載の
プラスチック廃棄物の油化方法において、処理容器内の
水素ガスの濃度は、爆発に要する水素ガス量と油化すべ
きプラスチック中の塩素に置換すべき水素ガス量とを含
む値に設定することを特徴とするプラスチック廃棄物の
油化方法を提供する。
【0026】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
プラスチック廃棄物の油化方法において、水素注入量を
処理容器内における容積の4〜75vol%とすること
を特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法を提供す
る。
【0027】請求項10記載の発明では、請求項3記載
のプラスチック廃棄物の油化方法において、点火方法と
して火花放電を用いることを特徴とするプラスチック廃
棄物の油化方法を提供する。
【0028】請求項11記載の発明では、請求項3記載
のプラスチック廃棄物の油化方法において、爆発による
発生熱で廃棄物を溶融状とするための熱分解処理温度
を、250〜350℃に設定することを特徴とするプラ
スチック廃棄物の油化方法を提供する。
【0029】請求項12記載の発明では、請求項3記載
のプラスチック廃棄物の油化方法において、油化したプ
ラスチック廃棄物を処理容器から排出した後、軽質油と
重質油とに分離することを連続的に行うことを特徴とす
るプラスチック廃棄物の油化方法を提供する。
【0030】請求項13記載の発明では、請求項4記載
のプラスチック廃棄物の油化方法において、処理容器上
方に設置した抽出ポンプを介して、爆発および熱分解処
理により生じる塩酸ガス及び少量の油ガス等を吸引ポン
プより抽出して、廃ガス処理装置において処理すること
を特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法を提供す
る。
【0031】請求項14記載の発明では、プラスチック
廃棄物を収容できる密閉型の処理容器と、この処理容器
の内部を極低温とする冷却装置として前記処理容器内に
水素ガスを供給する水素ガス注入装置と、前記処理容器
内の水素ガスに点火して爆発を行わせる火花放電装置と
を備えることを特徴とするプラスチック廃棄物の油化装
置を提供する。
【0032】請求項15記載の発明では、請求項14記
載のプラスチック廃棄物の油化装置において、処理容器
を球状処理容器とし、爆発によって生じる衝撃波の均等
分散を可能としたことを特徴とするプラスチック廃棄物
の油化装置を提供する。
【0033】請求項16記載の発明では、請求項14記
載のプラスチック廃棄物の油化装置において、冷却装置
は、球状処理容器を被服する冷却容器と、この冷却容器
に冷却媒体を循環させる冷却媒体循環装置とを備え、処
理容器内の温度を−150〜−40℃に保つ機能を有す
ることを特徴とするプラスチック廃棄物の油化装置を提
供する。
【0034】請求項17記載の発明では、請求項14記
載のプラスチック廃棄物の油化装置において、油化した
プラスチック廃棄物を直接処理容器から導入し、軽質油
と重質油とに分離する熱分解槽を備えることを特徴とす
るプラスチック廃棄物の油化装置を提供する。
【0035】請求項18記載の発明では、請求項14記
載のプラスチック廃棄物の油化装置において、爆発によ
って生じる塩酸ガス及び少量の油ガス等を処理容器から
抽出して回収する廃ガス処理装置を備えることを特徴と
するプラスチック廃棄物の油化装置を提供する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
2を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明によるプラスチック廃棄物
の油化装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【0038】プラスチック廃棄物の油化装置20は、プ
ラスチック廃棄物を収容できる密閉型の処理容器21
と、この処理容器21の内部を極低温とする冷却装置2
2と、処理容器21内に水素ガスを供給する水素ガス注
入装置23と、処理容器21内において水素ガスに火花
点火して爆発を行わせる火花放電装置24と、油化した
プラスチック廃棄物を直接処理容器21から導入し、軽
質油と重質油とに分離する熱分解装置25と、爆発によ
って生じる塩酸ガス及び少量の油ガス等を処理容器21
から抽出して回収する廃ガス処理装置26とを備えてい
る。冷却装置22は後に詳述するが、冷却容器27と冷
却媒体循環装置28とを含む構成のものである。
【0039】処理容器21は、プラスチック廃棄物を爆
発させて溶融状プラスチック廃棄物とするための密閉型
の容器であり、中空な球状釜装置29を適用し、これに
より衝撃波が均等に分散するようにしている。球状釜装
置29の外周部には冷却容器27を設置し、上部には、
プラスチック廃棄物を球状釜装置29内に投入するため
に、ネジ型止栓30を有する原料投入口31を設置して
いる。また、下部には、油化したプラスチック廃棄物を
直接処理容器21から熱分解装置25に運ぶために、ネ
ジ型止栓32と溶融物流出管33とを有する溶融流出口
34を設置している。
【0040】冷却装置22は、球状釜装置29を被覆す
る冷却容器27と、この冷却容器27に冷却媒体を循環
させる冷却媒体循環装置28とを備え、冷却容器27内
の温度を−100℃に保つようになっている。冷却媒体
循環装置28は、冷却容器27から閉ループ状の冷媒配
管35を配し、この冷媒配管35には、冷媒吸引ポンプ
36、冷凍機37、圧縮機38、冷媒蓄蔵タンク39、
および減圧弁40を順次に接続している。
【0041】冷媒吸引ポンプ36は、冷却容器27にお
いて熱を吸収して気化した冷媒ガスを吸引する。吸引さ
れた冷媒ガスは、冷凍機37及び圧縮機38まで冷媒配
管35を通して流動し、冷凍機37では吸引された冷媒
ガスが低温となり、圧縮機38では冷媒ガスが圧縮され
る。そして、冷却および圧縮された冷媒ガスは、極低温
の液冷媒となって、冷媒蓄蔵タンク39に貯蔵される。
【0042】本実施形態においては、冷媒として、沸点
が233K(−40℃)以下の液体窒素を用いている。
この冷媒は、減圧弁40を介して冷却容器27に導入さ
れ、球状釜装置29内の温度を−100℃に保つことが
できる。
【0043】また、水素ガス注入装置23は、水素ガス
注入口41と、開閉弁兼安全弁42と、ガス流量計43
と水素ガスボンベ44とを備えている。水素ガス注入口
41は、球状釜装置29内に水素ガスを注入する入口で
あり、開閉弁兼安全弁42は、水素ガスの注入量を調節
し、また多量の水素ガスが注入される場合にはそれを阻
止し、ガス流量計43は水素ガスの流量を適性量とす
る。本実施形態では、球状釜装置29へ供給される水素
ガスの濃度を、爆発に要する水素ガス量と油化すべきプ
ラスチック中の塩素に置換すべき水素ガス量とを加味
し、例えば、球状釜装置29における容積の50%とし
ている。
【0044】また、火花放電装置24は、火花放電電極
45と電力供給装置46とにより構成している。火花放
電電極45は、球状釜装置29内においてプラスチック
廃棄物の爆発を行うために点火を行う装置であり、球状
釜装置29内に挿入され、また、電力供給装置46は、
火花放電電極45に電線47を介して接続している。
【0045】熱分解装置25は、二次処理配管48に熱
分解槽49、凝縮器50、オイルタンク51及び残さ受
槽52を配置して構成している。熱分解槽49では、油
化したプラスチック廃棄物を球状釜装置29から二次処
理配管48により導入し、さらに430℃に加熱して油
化した後、二次処理配管48により凝縮器50に送り、
軽質油と重質油とに分離する。分留された油は、凝縮器
50からオイルタンク51に送って貯蔵する。熱分解槽
で加熱後に分解したカーボン残さは、残さ受皿52に導
き、後に廃棄処置する。
【0046】廃ガス処理装置26は、廃ガス抽出配管5
3に、廃ガス抽出口54と、安全弁55と、吸引ポンプ
56と、塩酸ガス処理装置57と油ガス吸収塔58とを
配置して構成した開ループ状の装置である。廃ガス抽出
口54では、球状釜装置29内において爆発を行った後
に生じる塩酸ガス及び少量の油ガス等の廃ガスが抽出し
て回収される。回収された廃ガスは、吸引ポンプ56に
より廃ガス抽出口54および廃ガス抽出配管53を通し
て塩酸ガス処理装置57に導入され、その塩酸ガス処理
装置57内において塩素ガスにより中和される。中和さ
れた廃ガスは、油ガス吸収塔58に導かれる。また、廃
ガス抽出口54と吸引ポンプ56の間には安全弁55を
設けており、抽出する廃ガスが急激に増加することを阻
止している。
【0047】なお、本実施形態の冷却装置22では、L
NG気化時の冷熱を利用した冷凍機37を使用してエネ
ルギーの効率化を図っている。
【0048】図2は、この冷却装置の構成図である。
【0049】図2に示す冷却装置は、冷却容器27に冷
媒配管59を介して順次に、吸引ポンプ60、熱交換器
61、圧縮機62、冷媒蓄蔵タンク63および減圧弁6
4を接続している。熱交換器61には冷媒配管65を介
して、減圧弁64とLNG貯蔵タンク67とを接続して
いる。また、熱交換器92には、発電プラント等にエネ
ルギーを導く冷媒配管68を接続している。
【0050】本実施形態では、LNG貯蔵タンク67か
ら液体LNGを冷媒配管65により減圧弁66を介し
て、熱交換器61で冷媒と熱交換して液体LNGを気化
する。気化したLNGは冷媒配管68により発電プラン
トの燃料や都市ガスおよび化学プラントに提供する。一
方、熱交換器61内で熱交換した冷媒は約200K(−
73℃)に冷却して、冷媒蓄蔵タンク63に貯蔵する。
【0051】このような構成によれば、発電プラント、
都市ガス設備または化学プラント等において、LNGを
利用する場合に、その供給源側におけるLNG気化時の
冷熱を利用して本実施形態における極低温を得ることが
でき、有効にエネルギーを活用することが可能となる。
即ち、LNGの特性とは、温度−162℃のLNGを常
温のガスにするためには、外部から約8.36kj/k
g・LNGの熱量を与える必要があり、この時、LNG
が周りから大量の熱を吸収することである。この特性を
効率良く利用して、プラスチック廃棄物を極低温とする
ための処理装置の冷却源を提供することができる。
【0052】次に、本実施形態によるプラスチック廃棄
物の油化方法について説明する。
【0053】まず球状釜装置29下部の溶融物流出口3
4のネジ型止栓32を閉め、各種大きさのプラスチック
廃棄物を原料投入口31から球状釜装置29内に投入す
る。投入量は球状釜装置29の内体積の2/3程度とし
て、ネジ型止栓30を閉める。
【0054】次に、減圧弁40を開放し、極低温の液体
冷媒を冷媒蓄蔵タンク39から、減圧弁40を介して冷
却容器27に導き、球状釜装置29の内部を冷却する。
球状釜装置29内の温度は、減圧弁40により冷媒の蒸
気圧を制御することにより、冷却温度を−100℃に保
持する。また、熱を吸収して気体となった冷媒を冷媒吸
引ポンプ36により吸引し、冷凍機37と圧縮機38と
を介して液化して、冷媒蓄蔵タンク39に貯蔵する。
【0055】その後、水素ガスの開閉弁兼安全弁42を
開き、水素ガス注入口41から水素ガスを球状釜装置2
9内に注入する。水素量は、球状釜装置29内部の体積
の50vol%としている。水素を注入した後、開閉弁
兼安全弁42を閉める。また、廃ガス処理装置26に設
置した安全弁55を閉める。
【0056】次に、電力供給装置46の電源を入れ、火
花放電によって球状釜装置29内の水素混合ガスを爆発
させる。極低温雰囲気下において脆化したプラスチック
廃棄物は、爆発時生じた衝撃波により瞬時的に粉砕す
る。また、爆発時生じた発生熱および高圧力により、粉
砕したプラスチック廃棄物を一気に300℃に加熱し、
熱分解する。
【0057】爆発終了後、安全弁55を開き、球状釜装
置29内で熱分解によって発生した塩酸ガスおよび少量
の油ガスを、廃ガス処理装置26を介して吸引ポンプ5
6によって排出し、塩酸ガス処理装置57および油ガス
吸収塔58を通して処理する。
【0058】球状釜装置29内の廃ガスを完全に処理し
た後、溶融物流出口34のネジ型止栓32を溶融物流出
管33の底部位置まで下げる。溶融状のプラスチック廃
棄物を溶融物流出管33を介して次の熱分解槽49に導
き、熱分解槽49内で430℃に加熱し、同容器内にお
いてさらに熱分解をする。分解したオイルガスを凝縮器
50を通して分留して、軽油と重油とする。その後、熱
分解装置25を介してオイルタンク51に貯蔵する。ま
た、熱分解槽49で分解したカーボン残さは、残さ受槽
52に導き処置をする。
【0059】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、常温で微粉砕しにくいプラスチック廃棄物を極低温
雰囲気下におき、球状釜装置29内で爆発物を爆発さ
せ、爆発時生じた衝撃波を最大限に利用することによっ
て、各種大きさのプラスチック廃棄物を一気に粉砕する
とともに、爆発時生じた高熱および高圧力により、25
0〜350℃に一気に加熱して、プラスチック廃棄物を
分解することができる。
【0060】また、爆発方法としては水素ガスを用い、
爆発に必要な水素注入量および高温、高圧時プラスチッ
ク廃棄物中の塩素と水素の反応量を考慮して水素ガスを
球状釜装置29内に注入し、爆発させるとともに、熱分
解時プラスチック樹脂中から分離した塩素の部位には注
入した過剰の水素、すなわち未爆発の水素によって置換
することによって、プラスチック廃棄物の油化率を向上
させることができる。
【0061】そして、熱分解された溶融状プラスチック
廃棄物を直接に熱分解槽49に導入し、熱分解槽49内
で400℃前後まで加熱し、さらに軽質油と重質油とに
分離することによって、従来の脱塩化減容押出機内での
250〜350℃の脱塩および熱分解工程を省略し、プ
ラスチック廃棄物の油化装置20の簡単化や設備コスト
の低減化を実現することができる。
【0062】さらに、冷却媒体循環装置28を使用する
ことによって、気化した冷媒の環境中への放出を防止す
ることができる。また、発電プラント等で−165℃の
LNGを大気圧、290Kの状態に気化させる際に、L
NGは約890kj/kgの熱量を吸収するので、この
冷熱を効率良く利用し、プラスチック廃棄物の油化装置
20の冷却源として利用することができる。
【0063】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではない。
【0064】例えば、前記実施形態では球状釜装置29
内の温度を−150〜−40℃に保持するために、沸点
233K(−40℃)以下の冷媒として液体窒素を使用
したが、特にコストや安全性などの面から考えて、液体
ヘリウムを用いることもできる。液体ヘリウムは大気圧
下での沸点は約4.2K(−268.8℃)であり、蒸
気圧が低下しても固化しない安定性があり、冷媒として
は望ましいものである。
【0065】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によるプ
ラスチック廃棄物の油化方法及び油化装置によれば、装
置の簡略化により、省時間、省力および省エネルギーと
することができ、またプラスチック廃棄物を極低温化に
おくことにより微粉砕が可能であり、油化率を向上させ
ることができ、さらに爆発時の水素量を規定することに
より、塩素ガスの発生を抑制し、油化装置の腐食を防止
することが可能なプラスチック廃棄物の油化方法および
油化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラスチック廃棄物の油化装置の
一実施形態を示す概略構成図。
【図2】前記実施形態において、LNG気化時の冷熱を
利用した冷却装置の一実施形態を示す構成図。
【図3】従来のプラスチック油化処理方法を説明するた
めのブロック図。
【符号の説明】
20 プラスチック廃棄物の油化装置 21 処理容器 22 冷却装置 23 水素ガス注入装置 24 火花放電装置 25 熱分解装置 26 廃ガス処理装置 27 冷却容器 28 冷却媒体循環装置 29 球状釜装置 30 ネジ型止栓 31 原料投入口 32 ネジ型止栓 33 溶融物流出管 34 溶融物流出口 35 冷媒配管 36 冷媒吸引ポンプ 37 冷凍機 38 圧縮機 39 冷媒蓄蔵タンク 40 減圧弁 41 水素ガス注入口 42 開閉弁兼安全弁 43 ガス流量計 44 水素ガスボンベ 45 火花放電電極 46 電力供給装置 47 電線 48 二次処理配管 49 熱分解槽 50 凝縮器 51 オイルタンク 52 残さ受皿 53 廃ガス抽出配管 54 廃ガス抽出口 55 安全弁 56 吸引ポンプ 57 塩酸ガス処理装置 58 油ガス吸収塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29B 17/00 B09B 5/00 ZABQ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック廃棄物を極低温の状態にし
    て脆化させる第1工程と、脆化した前記廃棄物を粉砕す
    る第2工程と、粉砕した廃棄物を加熱溶融して油化する
    第3工程とを含む廃棄物の油化方法において、少くとも
    前記第2工程と第3工程とを、1つの密閉空間内での爆
    発による衝撃波と発生熱とを利用して同時的に行うこと
    を特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法。
  2. 【請求項2】 プラスチック廃棄物を極低温の状態にし
    て脆化させる第1工程と、脆化した前記廃棄物を粉砕す
    る第2工程と、粉砕した廃棄物を加熱溶融して油化する
    第3工程とを含む廃棄物の油化方法において、前記第1
    工程を、1つの密閉空間内での熱交換によって行った
    後、前記第2工程と第3工程とを、前記第1工程で使用
    した密閉空間内での爆発による衝撃波と発生熱とを利用
    して同時的に行うことを特徴とするプラスチック廃棄物
    の油化方法。
  3. 【請求項3】 中空の処理容器内にプラスチック廃棄物
    を挿入し、この処理容器内を極低温雰囲気とすることに
    よりプラスチック廃棄物を脆化させた後、前記処理容器
    内に水素ガスを注入して点火することにより爆発を行わ
    せ、その爆発によって生じる衝撃波で前記廃棄物を微粉
    砕するとともに、爆発時に生じる熱により溶融させて油
    化することを特徴とするプラスチック廃棄物の油化方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプラスチック廃棄物の油
    化方法において、プラスチック廃棄物を極低温の状態に
    保つための冷却媒体として、沸点233K以下の冷却媒
    体を用いることを特徴とするプラスチック廃棄物の油化
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラスチック廃棄物の油
    化方法において、冷却媒体として液体窒素(N)また
    は液体ヘリウム(He)を使用することを特徴とするプ
    ラスチック廃棄物の油化方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のプラスチック廃
    棄物の油化方法において、気化した冷却媒体の環境中へ
    の放出を阻止する方法として、冷却媒体を循環させて使
    用することを特徴とするプラスチック廃棄物の油化方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4から6までのいずれかに記載の
    プラスチック廃棄物の油化方法において、冷却媒体を極
    低温に冷却する冷却源として液化天然ガスを用いること
    を特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のプラスチック廃棄物の油
    化方法において、処理容器内の水素ガスの濃度は、爆発
    に要する水素ガス量と油化すべきプラスチック中の塩素
    に置換すべき水素ガス量とを含む値に設定することを特
    徴とするプラスチック廃棄物の油化方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプラスチック廃棄物の油
    化方法において、水素注入量を処理容器内における容積
    の4〜75vol%とすることを特徴とするプラスチッ
    ク廃棄物の油化方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のプラスチック廃棄物の
    油化方法において、点火方法として火花放電を用いるこ
    とを特徴とするプラスチック廃棄物の油化方法。
  11. 【請求項11】 請求項3記載のプラスチック廃棄物の
    油化方法において、爆発による発生熱で廃棄物を溶融状
    とするための熱分解処理温度を、250〜350℃に設
    定することを特徴とするプラスチック廃棄物の油化方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項3記載のプラスチック廃棄物の
    油化方法において、油化したプラスチック廃棄物を処理
    容器から排出した後、軽質油と重質油とに分離すること
    を連続的に行うことを特徴とするプラスチック廃棄物の
    油化方法。
  13. 【請求項13】 請求項4記載のプラスチック廃棄物の
    油化方法において、処理容器上方に設置した抽出ポンプ
    を介して、爆発および熱分解処理により生じる塩酸ガス
    及び少量の油ガス等を吸引ポンプより抽出して、廃ガス
    処理装置において処理することを特徴とするプラスチッ
    ク廃棄物の油化方法。
  14. 【請求項14】 プラスチック廃棄物を収容できる密閉
    型の処理容器と、この処理容器の内部を極低温とする冷
    却装置と、前記処理容器内に水素ガスを供給する水素ガ
    ス注入装置と、前記処理容器内の水素ガスに点火して爆
    発を行わせる火花放電装置とを備えることを特徴とする
    プラスチック廃棄物の油化装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のプラスチック廃棄物
    の油化装置において、処理容器を球状処理容器とし、爆
    発によって生じる衝撃波の均等分散を可能としたことを
    特徴とするプラスチック廃棄物の油化装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のプラスチック廃棄物
    の油化装置において、冷却装置は、球状処理容器を被服
    する冷却容器と、この冷却容器に冷却媒体を循環させる
    冷却媒体循環装置とを備え、処理容器内の温度を−15
    0〜−40℃に保つ機能を有することを特徴とするプラ
    スチック廃棄物の油化装置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載のプラスチック廃棄物
    の油化装置において、油化したプラスチック廃棄物を直
    接処理容器から導入し、軽質油と重質油とに分離する熱
    分解槽を備えることを特徴とするプラスチック廃棄物の
    油化装置。
  18. 【請求項18】 請求項14記載のプラスチック廃棄物
    の油化装置において、爆発によって生じる塩酸ガス及び
    少量の油ガス等を処理容器から抽出して回収する廃ガス
    処理装置を備えることを特徴とするプラスチック廃棄物
    の油化装置。
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