JPH11215505A - 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 - Google Patents

動画像符号化装置及び動画像符号化方法

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JPH11215505A
JPH11215505A JP1467498A JP1467498A JPH11215505A JP H11215505 A JPH11215505 A JP H11215505A JP 1467498 A JP1467498 A JP 1467498A JP 1467498 A JP1467498 A JP 1467498A JP H11215505 A JPH11215505 A JP H11215505A
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field
frame
vector
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JP1467498A
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Ten Urano
天 浦野
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/004Predictors, e.g. intraframe, interframe coding

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に、かつ高画質で動画像データを符号化
する。 【解決手段】 動きベクトル検出器146内に、フレー
ム動きベクトル検出器146A、フィールド予測ベクト
ル検出器146B、改良デュアルプライム予測ベクトル
検出器146Cを設け、それぞれ動きベクトルを検出し
て予測誤差を算出する。改良デュアルプライム予測ベク
トル検出器146Cは、従来のデュアルプライムにおけ
る動きベクトルを例えばフレーム動きベクトルに固定
し、差分動きベクトルを動きベクトルに応じて0、−
1、1のいずれかに一意的に固定して予測誤差を算出す
る。動き補償モード選択器148は、予測誤差の最も小
さいものを選択して出力する。改良デュアルプライム予
測ベクトル検出器146Cでは動きベクトル及び差分動
きベクトルを一意的に固定するため、デュアルプライム
予測に比べて簡易な処理となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動画像符号化装置、
特に動きベクトルと差分動きベクトルを用いて予測符号
化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、動画像を符号化する際に、符
号化対象の画像を動きベクトルで指定される参照画像で
予測し、その予測誤差と動きベクトルを符号化する動き
補償予測符号化技術が知られており、予測の方法として
フレーム間で予測するフレーム予測やフィールド間で予
測するフィールド予測、さらにはフィールド間で動き補
償を行って作成する2つの予測信号の平均値を予測信号
とするデュアル(Dual)予測などがある。
【0003】図6には、デュアル予測による予測符号化
方法が模式的に示されている。参照フレームの奇数フィ
ールド(奇数フィールド1)、参照フレームの偶数フィ
ールド(偶数フィールド1)、符号化対象フレームの奇
数フィールド(奇数フィールド2)、符号化対象フレー
ムの偶数フィールド(偶数フィールド2)と時系列的に
存在する場合(奇数フィールド1と偶数フィールド1で
フレーム1、奇数フィールド2と偶数フィールド2でフ
レーム2を構成する)、奇数フィールド1から奇数フィ
ールド2への予測を示す動きベクトルMVoo、偶数フ
ィールド1から奇数フィールド2への予測を示す動きベ
クトルMVoe、奇数フィールド1から偶数フィールド
2への予測を示す動きベクトルMVeo、偶数フィール
ド1から偶数フィールド2への予測を示す動きベクトル
MVeeの4つの動きベクトルを用いる。なお、各動き
ベクトルは、16×8画素の半マクロブロック単位であ
る。そして、動きベクトルMVooから得られる16×
8の奇数ラインの半マクロブロックを100、動きベク
トルMVeoから得られる16×8の偶数ラインの半マ
クロブロックを102、動きベクトルMVoeから得ら
れる16×8の奇数ラインの半マクロブロックを10
4、動きベクトルMVeeから得られる16×8の半マ
クロブロックを106とすると、奇数ライン半マクロブ
ロック100と奇数ライン半マクロブロック104の平
均値を算出して奇数ライン半マクロブロック108を生
成し、偶数ライン半マクロブロック102と偶数ライン
半マクロブロック106の平均値を算出して偶数ライン
半マクロブロック110を生成する。さらに、奇数ライ
ン半マクロブロック108と偶数ライン半マクロブロッ
ク110とを合成して、次フレームのマクロブロック1
12を予測する。
【0004】このようなデュアル予測によれば、予測の
精度が向上するため画質向上を図ることができるが、合
計4つの動きベクトルを符号化する必要があるため、符
号量が増大してしまう欠点がある。
【0005】そこで、従来より、このデュアル予測を改
良した、いわゆるデュアルプライム予測方法が提案され
ている。このデュアルプライム予測においては、合計4
つの動きベクトルのとり得る値を、参照フレーム、符号
化対象フレームで動きベクトルがほぼ平行の場合に対応
する値に制限して動きベクトル符号量を低減させるもの
である。
【0006】図7には、デュアルプライム予測における
4つの動きベクトルMVoo、MVeo、MVoe、M
Veeが示されている。動きに関して伝送する情報は、
動きベクトルMVと、差分動きベクトルをDMV=(D
MVx、DMVy)とした場合、DMVx、DMVyの
値がそれぞれ0、1、−1(ハーフペル精度の動き補償
では0、1/2、−1/2)に制限された差分動きベク
トルDMVのみとし、MVoo及びMVeeなどの同相
フィールド間(同パリティ)の動きベクトルは一律にM
Vで表し、MVeoやMVoeなどの異相フィールド間
(異パリティ)の動きベクトルは動きベクトルMVをフ
ィールド間距離に従って伸縮したベクトルにDMVを加
えた値で示すものである。これによれば、動きベクトル
MVと差分動きベクトルDMVのみを符号化するだけで
足りるので、符号量の低減を図ることができる。
【0007】なお、デュアル予測やデュアルプライム予
測については、例えば「最新MPEG教科書」(アスキ
ー出版社1994年発行)や「インターレース画像に対
する適応動き補償予測の一方式」、尾高等、東芝総合研
究所、1992年画像符号化シンポジウム(PCSJ9
2)などに記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このデ
ユアルプライム予測を用いて実際に動画像を符号化する
場合、まず各符号化対象フィールドに対する各参照フィ
ールドからの動きベクトル(4本)を探索し、次に探索
した4つの動きベクトルをMVに換算し、それぞれに対
してとり得るDMV全て(9通り)との組み合わせのう
ちから予測誤差を最小とするMVとDMVの組み合わせ
を探索する必要があり、ハードウェア構成が複雑化する
とともに処理に時間を要する問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、デユアルプライム
予測の欠点である、ハードウェア構成の複雑化及び処理
の長時間化を防止し、簡易な構成かつ短時間の処理で高
精度の予測符号化を行うことができる動画像符号化装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、動きベクトル及び差分動きベクトル
を用いて動画像を予測符号化する動画像符号化装置であ
って、前記動きベクトルを所定値に固定して符号化する
符号化手段を有することを特徴とする。なお、所定値に
固定されるベクトルには、動きベクトルと差分動きベク
トルが共に含まれるものとし、所定値に固定とは、値を
固定する他に、値の決定方法を固定する場合も含まれる
ものとする。
【0011】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記符号化手段は、前記差分動きベクトルを前記動
きベクトルに応じて一意的に設定して符号化することを
特徴とする。
【0012】また、第3の発明は、第1、第2の発明に
おいて、前記動きベクトルは、前記動画像のフレーム動
きベクトルであることを特徴とする。
【0013】また、第4の発明は、第1、第2の発明に
おいて、前記動きベクトルは、フィールド動きベクトル
から算出されることを特徴とする。
【0014】また、第5の発明は、第3の発明におい
て、前記差分動きベクトルは、フィールド動きベクトル
あるいはフィールド動きベクトルから算出されたベクト
ルと前記動きベクトルとの大小関係に応じて一意的に設
定されることを特徴とする。
【0015】また、第6の発明は、第4の発明におい
て、前記差分動きベクトルは、フィールド動きベクトル
と前記動きベクトルとの大小関係に応じて一意的に設定
されることを特徴とする。
【0016】また、第7の発明は、第1〜第6の発明に
おいて、フレーム動きベクトルに基づくフレーム予測符
号化手段とフィールド動きベクトルに基づくフィールド
予測符号化手段の少なくともいずれかをさらに有し、か
つ、前記フレーム予測符号化手段と前記フィールド予測
符号化手段の少なくともいずれかと第1〜第6発明に係
る前記符号化手段による予測誤差を比較する比較手段と
をさらに有し、最も小さい予測誤差を用いて符号化する
ことを特徴とする。
【0017】また、第8の発明は、動きベクトル及び差
分動きベクトルを用いて動画像を予測符号化する動画像
符号化方法であって、前記動きベクトルを所定値に固定
して符号化することを特徴とする。
【0018】また、第9の発明は、第8の発明におい
て、前記差分動きベクトルを前記動きベクトルに応じて
一意的に設定して符号化することを特徴とする。
【0019】また、第10の発明は、第8、第9の発明
において、前記動きベクトルは、前記動画像のフレーム
動きベクトルであることを特徴とする。
【0020】また、第11の発明は、第8、第9の発明
において、前記動きベクトルは、フィールド動きベクト
ルから算出されることを特徴とする。
【0021】また、第12の発明は、第10の発明にお
いて、前記差分動きベクトルは、フィールド動きベクト
ルあるいはフィールド動きベクトルから算出されたベク
トルと前記動きベクトルとの大小関係に応じて一意的に
設定されることを特徴とする。 また、第13の発明
は、第11の発明において、前記差分動きベクトルは、
フィールド動きベクトルと前記動きベクトルとの大小関
係に応じて一意的に設定されることを特徴とする。
【0022】また、第14の発明は、第8〜第13の発
明において、フレーム動きベクトルに基づくフレーム予
測符号化とフィールド動きベクトルに基づくフィールド
予測符号化の少なくともいずれかを実行し、前記フレー
ム予測符号化と前記フィールド予測符号化の少なくとも
いずれかにより算出される予測誤差と前記動画像符号化
により算出される予測誤差を比較し、最も小さい予測誤
差を用いて符号化することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。なお、本実施形態で用いられる
予測符号化の手法は、従来のデュアルプライム予測符号
化の改良として位置づけることができるので、便宜上、
改良デュアルプライム予測と称する。図1には、本実施
形態の構成ブロック図が示されている。本実施形態のM
PEGエンコーダでは、イメージを記録するビデオ信号
が、画面並び換え器111に供給される。画面並び換え
器111は、画面順を並び換える。すなわち、現フレー
ムが時間的に先行するフレームにより参照される場合
は、該現フレームが先行して復号されて画像メモリ14
2に格納されている必要があるため、現フレームとその
時間的な先行フレームとは、現フレームが最初に処理さ
れるように並び換えられる。例えば、時間的に先行する
Bピクチャによって参照される現I又はPピクチャは、
先にマクロブロック変換器112へ出力される。
【0024】画面並び換え器111で並び換えられたビ
デオデータは、マクロブロック変換器112に入力され
る。例えば通常の2ポートメモリを含むマクロブロック
変換器112は、信号を、ラスタスキャンフォーマット
から16×16画素のマクロブロックフォーマットに変
換して、減算器114と動き検出器146へ出力する。
マクロブロックフォーマットでは、イメージの各フレー
ムは、16×16画素の行列にアレンジされた256画
素を有するマクロブロックの集まりとして表される。マ
クロブロック変換器112は、これらの画素値をマクロ
ブロック毎に減算器114へ供給する。
【0025】非イントラ符号化モードでは、減算器11
4は、画像メモリ142から供給される参照マクロブロ
ックを、マクロブロック変換器112から供給される対
応する現マクロブロックから減算して、動き補償された
差分マクロブロックである差分マクロブロックをブロッ
ク変換器116へ出力する。イントラ符号化モードで
は、減算器114は、マクロブロック変換器112から
供給された現マクロブロックをブロック変換器116へ
出力する。
【0026】ブロック変換器116は、16×16画素
のマクロブロックフォーマットから8×8画素の4個の
ブロックフォーマットに変換してDCT118へ出力す
る。ブロック変換器116は、これらの画素値をブロッ
ク毎にDCT118へ供給する。
【0027】DCTプロセッサ118は、各ブロックの
画素値にDCT演算を適用して、DCT係数行列Cij
のブロックに変換する。各ブロックは、ジグザグスキャ
ンを用いて64個の係数Cijのリニアストリームにア
レンジされる。何れのブロックに於いても、これらの係
数のCijの先頭は、画素ブロックの直流(DC)空間
周波数成分を表す。また、残りの係数Cijは、次に高
い空間周波数成分である。
【0028】DCTプロセッサ118によって供給され
る係数値は、量子化器120に適用される。量子化器1
20は、各係数値Cijを、割り当てられたビット数を
持つ2値に変換する。概して、低い順番の係数に対して
は、高い順番の係数に対してよりも、大きいビット数が
用いられる。その理由は、人間の目が、低空間周波数の
イメージ成分に対してよりも、高空間周波数のイメージ
成分に対しての方が、より感受性が鈍いためである。こ
の操作は、例えば、各係数を空間周波数に比例する各々
異なる値によって除算することで実行され得る。
【0029】また、各係数値に割り当てられたビット数
は、量子化コントローラ132から供給される量子化ス
テップ幅qに応じて変更され得る。量子化ステップ幅q
は、各係数が、量子化行列Kijによって除算される前
又は除算された後に、各係数を除算するために適用され
る。量子化器120はデジタル値の流れをうみ、それ
は、VLC(可変長符号化)124と逆量子化器136
へ入力される。圧縮レートを制御する量子化ステップ幅
qは可変である。
【0030】VLC124は、量子化器120からのデ
ータを、例えばランレングスのハフマンタイプのコード
を用いて符号化する。ハフマンタイプのコードを用い
て、VLC124は、出現頻度の高いデータ値の結合と
0の連続に対して、より少ないビット数割り当てる。
【0031】第2のVLC134は、ともにモード決定
器150からのデータであるマクロブロックタイプデー
タMBTと動きベクトルデータとを、可変長符号化す
る。
【0032】VLC124で発生された符号とVLC1
34で発生された符号は、挿入器(FIFOメモリ)1
26に入力される。この挿入器(FIFOメモリ)12
6は、それらを結合して、ビットストリームをバッファ
メモリ(FIFOメモリ)128へ出力する。このビッ
トストリームはバッファメモリ(FIFOメモリ)12
8に格納され、光ディスクのような記録媒体130に記
録される。
【0033】MPEGエンコーダでは、バッファメモリ
128のデータ量が監視され、MPEGデコーダのバッ
ファメモリに格納されるデータ量がシミュレートされ
る。これにより、量子化ステップ幅qが、MPEGデコ
ーダのバッファメモリがオーバーフローしないように制
御される。即ち、量子化ステップ幅qは、バッファメモ
リ128と、バッファメモリ128の容量変化を参照し
て決定される。量子化ステップ幅qとしては、通常は、
値1〜31が採用される。
【0034】BピクチャとPピクチャでは、差分値がD
CTされて出力されるため、データ量はIピクチャより
少なくなる。この理由から、MPEGでは、目標データ
量はピクチャタイプに応じて割り当てられる。また、発
生されたデータ量は、各スライスやマクロブロック毎に
監視される。データ量は目標値と比較され、量子化コン
トローラ132によって評価される。例えば、発生符号
量が目標値より大きい場合は量子化ステップ幅qは大き
くされ、量子化は粗くなる。この制御は、量子化コント
ローラ132により行われる。他方では、発生符号量が
目標値より小さい場合は量子化ステップ幅qは小さくさ
れ、量子化は細かくなる。バッファメモリ126はフレ
ームタイプ、フレーム特性、量子化ステップ幅に起因し
て生ずる発生符号量の変動を緩和する。
【0035】なお、MPEG標準は、一般的ではない
が、固定ビットレートに加えて、可変ビットレートを許
容している。ビットレートが変動する場合は、量子化ス
テップ幅qは当然に変動する。
【0036】逆量子化器136と逆DCT138で構成
される局部デコーダは、先行又は後続フレームのための
参照イメージデータを再生する。再生されたフレーム
は、画像メモリ142に格納される。その後、減算器1
14へ前述のように出力される。加算器140は、上記
再生データが差分データである場合に、参照フレーム内
の動き補償された参照マクロブロックを上記再生データ
に加算する。
【0037】画像メモリ142は、少なくとも2つのイ
メージデータを格納する。IピクチャとIピクチャ、I
ピクチャとPピクチャ、PピクチャとPピクチャのペア
の何れかである。画像メモリ142は、各マクロブロッ
クを参照用に出力する。また、動きベクトル検出用に動
きベクトル検出器146へ出力する。また、モード決定
用にモード決定器150に出力する。動きベクトル検出
器146では、現マクロブロックに最も似ている領域が
探し出される。
【0038】動きベクトル検出器146は、フレーム予
測ベクトル検出器146A、フィールド予測ベクトル検
出器146B、改良デュアルプライム検出器146Cか
ら構成されている。フレーム予測ベクトル検出器146
Aは、フレーム間で動きベクトルを検出して、その予測
誤差とともに動き補償モード選択器148に出力する。
フィールド予測ベクトル検出器検出器146Bは、フィ
ールド間で動きベクトルを検出して、その予測誤差とと
もに動き補償モード選択器148に出力する。改良デュ
アルプライム予測検出器146Cは、後述する処理によ
り動きベクトル及び差分動きベクトルを検出して、その
予測誤差とともに動き補償モード選択器148に出力す
る。
【0039】動き補償モード選択回路148は、入力さ
れた3つのモードのうち、最も予測誤差の少ないものを
選択する。
【0040】この動き補償モード選択回路148によ
り、マクロブロックを動き補償予測符号化(インター符
号化)する場合に最も適切な動き補償の方向を選択する
ことができるが、画像のパターンによってはマクロブロ
ックを符号化する場合に画面内符号化(イントラ符号
化)の方が効率的な場合もある。モード決定回路150
は、このイントラ/インターの決定を行う。モード決定
回路150については、例えば、特開平6−13330
1号、特開平5−137129号に示されるように、よ
く知られている。
【0041】モード決定回路150は、マクロブロック
変換器112からのマクロブロックの画像の分散値を求
める。また、動き補償モード選択回路148からの動き
ベクトルに基づいて動き予測符号化した場合の差分画面
の分散値を求める。このために、動き補償モード選択回
路148からの動きベクトルに基づいて、予測マクロブ
ロックを動き補償読み出し制御回路144を介して画像
メモリ142から読み出して、このモード決定回路15
0に入力する。
【0042】モード決定回路150は、この予測マクロ
ブロックとマクロブロック変換器112からのマクロブ
ロックとの差分画面のマクロブロックを得る。そして、
このマクロブロックの分散値を求める。このように求め
た2つの分散値を比較することによりマクロブロックの
タイプを決定する。この決定に基づいて、マクロブロッ
クタイプ情報を出力する。また、マクロブロックタイプ
情報として、インター符号化が選ばれた場合は、動きベ
クトル情報も出力する。
【0043】以上のような構成において、MPEGエン
コーダの動作を簡単に説明する。
【0044】まず、画面並び換え回路111は、数十枚
の画面から、一枚の画面が画面単位内で圧縮が行われる
Iピクチャを設定し、それ以外の画面は、動き補償を用
いた画面単位間での圧縮が行われBピクチャ・Pピクチ
ャとする。画面並び換え回路111は、この設定に合わ
せて画面の並び替えを行う。
【0045】そして、画面単位内で圧縮を行うイントラ
マクロブロックでは、ブロック化回路112で画面を複
数の領域に分割し、減算回路114を素通りし、DCT
回路118でそれぞれに二次元離散余弦変換(DCT)
を行って周波数成分を求める。このDCT処理の単位
は、8×8画素単位のブロックである。
【0046】図2には、DCT変換の様子が示されてい
る。画面(図2(a))はDCT処理されて、図2
(b)に示されるように、周波数成分に変換される。こ
の結果、左上が低周波領域となり、右下が高周波領域と
なる。得られた周波数成分は、図2(d)で示される値
Qijによって除算される。この除算が、量子化であ
る。この量子化時に、人間の視覚特性が高周波に対して
鈍感なことを利用し、低周波側には多くの符号を割り当
て、高周波側の符号量を少なくするように、量子化す
る。つまり、前述の値Qijは、高周波に当たる領域の
値が大きく設定された量子化マトリックスKijと、量
子化回路120からの量子化ステップ幅qとの、乗算結
果である。こうして得られたデータを図2(c)の如
く、低周波側から高周波側へジグザグにとり、この結果
を可変長符号化する。
【0047】また、画面単位間で圧縮を行うインターマ
クロブロックでは、ブロック化回路112の出力(現画
面)と、動き補償による予測画面とを、減算回路114
に入力して差分をとり、以降は、Iピクチャと同様に符
号化する。このようにBピクチャとPピクチャは、差分
を伝送するので、データ量は小さい。したがって、この
ままでは、符号化時のデータ量(ビット量)が、画面に
よって異なる。しかし、MPEGでは、転送ビットレー
トは、ほぼ一定である。
【0048】このために、データ量が多い画面が続く
と、バッファメモリ128がオーバーフローしてしまう
恐れがある。そこで、量子化マトリックス(図2
(d))の乗算である量子化ステップ幅qの値を変更す
ることにより量子化の粗さを変更して(圧縮率を制御し
て)、発生データ量をフィードバック制御することによ
り、オーバーフローを防止している。
【0049】動きベクトル検出回路146は、それぞれ
の予測方法で予測誤差を算出し、動き補償モード選択回
路148は、適切な符号化モードを検出する。モード決
定回路150は、最終的にマクロブロックタイプを決定
し、このマクロブロックタイプ情報と、動きベクトルを
出力する。
【0050】このようなMPEGデコーダにおいて、本
実施形態では、動きベクトル検出器146内の改良デュ
アルプライム予測ベクトル検出器146Cが従来のデュ
アルプライム予測のように探索した4つの動きベクトル
MVoo、MVoe、MVeo、MVeeをMVに換算
し、それぞれに対してとり得るDMV全て(9通り)と
の組み合わせのうちから予測誤差を最小とするMVとD
MVの組み合わせを探索するのではなく、より簡易的に
動きベクトルMVと差分動きベクトルDMVを検出する
点に特徴がある。
【0051】図3には、改良デュアルプライム予測ベク
トル検出器146Cの処理フローチャートが示されてい
る。まず、フレーム動きベクトルmv(デュアルプライ
ム予測における動きベクトルMVとは異なることに注意
されたい)を算出する(S101)。なお、このフレー
ム動きベクトルmvは、フレーム予測ベクトル検出器で
算出されたフレーム動きベクトルmvをそのまま用いる
ことができる。
【0052】次に、4つの動きベクトル(図ではフィー
ルド動きベクトルと称している)MVoo、MVoe、
MVeo、MVeeを算出する(S102)。この算出
は、従来のデュアル予測における4つの動きベクトル算
出、あるいはデュアルプライムにおける4つの動きベク
トル算出と同様の手法で行うことができる。
【0053】フレーム動きベクトルmv及び4つの動き
ベクトルMVoo、MVoe、MVeo、MVeeを算
出した後、フィールドトップベクトルFTV及びフィー
ルドボトムベクトルFBVを算出する(S103)。フ
ィールドトップベクトルFTVはMVooあるいはMV
eoのいずれかを用いることができ、また、フィールド
ボトムベクトルFBVはMVoeあるいはMVeeのい
ずれかを用いることができる。従って、FTVとFBV
は、合計4通りの組み合わせが存在し、そのいずれかを
用いることができる。
【0054】フィールドトップベクトルFTV及びフィ
ールドボトムベクトルFBVを算出した後、動きベクト
ルMVと差分動きベクトルDMVを算出する(S10
4)。この動きベクトルMV及び差分動きベクトルDM
Vは、S101で算出されたフレーム動きベクトルmv
とS103で算出されたフィールドトップベクトルFT
V、フィールドボトムベクトルFBVに基づいて算出さ
れ、例えば動きベクトルMVは
【数1】 動きベクトルMV=フレーム動きベクトルmv ・・・(1) とする。一方、差分動きベクトルDMVは、フィールド
トップベクトルFTVとフィールドボトムベクトルFB
Vの平均値とフレーム動きベクトルmvとの大小関係に
応じて決定し、
【数2】 ((FTV)x+(FBV)x)/2<フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(2) であれば
【数3】 差分動きベクトル(DMV)x=−1 ・・・(3) とし、
【数4】 ((FTV)x+(FBV)x)/2=フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(4) であれば
【数5】 差分動きベクトル(DMV)x=0 ・・・(5) とし、
【数6】 ((FTV)x+(FBV)x)/2>フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(6) であれば
【数7】 差分動きベクトル(DMV)x=1 ・・・(7) とする。なお、(FTV)x等はベクトルFTVのx成
分であることを示し、y成分についても同様である。ま
た、ハーフペル精度の動き補償では、差分動きベクトル
DMVのx成分、y成分をそれぞれ0、1/2、−1/
2とすればよい。これによれば、予測誤差計算は、従来
のデュアルプライム予測の4×9=36通りの場合に比
べて1通り(動きベクトルMVは1個であり、しかも差
分動きベクトルDMVのx成分、y成分の値はそれぞれ
0、1、−1のいずれかのみが用いられるため)で済む
ことになり、簡易かつ高速に処理することができる。
【0055】動きベクトルMV及び差分動きベクトルD
MVを算出した後、これらを用いて予測マクロブロック
を生成し、予測誤差を算出する(S105)。予測誤差
の具体的な算出方法は従来と同様であり、予測マクロブ
ロックの各画素値をXij、実際のマクロブロック(符
号対象フレームのマクロブロック)の画素値をAijと
した場合、
【数8】 予測誤差=Σ|Xij−Aij|(但しi、jは1〜8) ・・・(8) で算出される。算出された予測誤差は、他の予測方法に
よる予測誤差と比較され、最も小さい予測誤差が選択さ
れることになる。
【0056】図4には、本実施形態の全体処理フローチ
ャートが示されている。まず、フレーム予測ベクトル検
出器146Aで算出されたフレーム動きベクトルmvを
用いてフレーム予測を行い、その時の予測誤差S1を算
出する(S201)。具体的には、時系列上のフレーム
1とフレーム2からフレーム動きベクトルmvを算出
し、このフレーム動きベクトルmvを用いて16×16
のマクロブロックを生成し、実際のマクロブロック画素
値との差分値を演算する。
【0057】フレーム予測による予測誤差を算出した
後、フィールド予測ベクトル検出器146Bでフィール
ド予測による予測誤差S2を算出する(S202)。具
体的には、時系列上の参照フレームの奇数フィールド
(奇数フィールド1)、参照フレームの偶数フィールド
(偶数フィールド1)、符号化対象フレームの奇数フィ
ールド(奇数フィールド2)、符号化対象フレームの偶
数フィールド(偶数フィールド2)において、奇数フィ
ールド1と奇数フィールド2から動きベクトルを算出し
て16×8の奇数ライン半マクロブロックを生成すると
ともに、偶数フィールド1と偶数フィールド2から動き
ベクトルを算出して16×8の偶数ライン半マクロブロ
ックを生成し、これらを合成して16×16のマクロブ
ロックを生成する。そして、この予測マクロブロックと
実際のマクロブロック画素値との差分値を演算する。
【0058】フィールド予測による予測誤差を算出した
後、改良デュアルプライム予測ベクトル検出器146C
で図3に示された改良デュアルプライム予測による予測
誤差S3を算出する(S203)。なお、この予測誤差
S3を算出するに当たっては、S201で予測誤差を算
出する際に得られたフレーム動きベクトルmvや、S2
02で予測誤差を算出する際に得られた動きベクトル
(MVooやMVeeに相当)を援用することで、処理
の効率化を図ることができる。
【0059】そして、フレーム予測、フィールド予測、
改良デュアルプライム予測それぞれの予測誤差が算出さ
れた後、動き補償モード選択器148はS1、S2、S
3の大小比較を行って最も小さい予測誤差を選択し、最
小予測誤差が得られる予測方法を選択する(S20
4)。予測誤差の最も小さい予測方法を適宜選択するこ
とで、符号量を低減させると同時に画質も向上させるこ
とができる。
【0060】図5には、MPEGにおける標準画像4種
類に対し、フレーム予測、デュアルプライム予測、デュ
アルプライム予測において単に動きベクトルMVと差分
動きベクトルDMVを一つに固定した固定選択による予
測、及び本手法(すなわち改良デュアルプライム)によ
る符号化画像の復号画像の画質評価の結果が示されてい
る。評価に用いた画像は、Cheer Leader、
Foot Ball、Flower Garden、M
obile&Calenderであり、評価値はSNR
(信号対雑音比)である。また、符号化条件はビットレ
ート4Mbpsであり、GOP構成M=1、N=15を
2GOP分(フレーム数では30フレーム分)処理した
ものである。
【0061】図からわかるように、例えばCheer
Leader画像の場合、デュアルなし予測の場合には
SNR=30.07dB、デュアルプライム予測の場合
にはSNR=30.39dB、固定選択予測の場合には
SNR=30.07dB、本手法(改良デュアルプライ
ム)予測の場合にはSNR=30.10dBであり、デ
ュアルなし=固定選択<本手法(改良デュアルプライ
ム)<デュアルプライムの順に画質が向上している。ま
た、Flower Gardenの場合には、デュアル
なし<固定選択<本手法(改良デュアルプライム)<デ
ュアルプライムの順で画質が向上している。
【0062】このことから、本手法(改良デュアルプラ
イム)による予測では、簡易な処理でありながら、単な
るフレーム予測あるいはフィールド予測以上の高画質で
あり、デュアルプライムに迫る高画質が得られることが
わかる。
【0063】ここで、本改良デュアルプライムでは、動
きベクトル及び差分動きベクトルを一つに固定している
が、デュアルプライムでとり得る36通りの値のうち、
任意の一つに固定した固定選択予測よりも良い画質が得
られていることに着目すべきである。すなわち、本改良
デュアルプライム予測は、単に動きベクトルと差分動き
ベクトルを一つに固定したのではなく、フレーム動きベ
クトルmvとフィールドトップベクトルFTV及びフィ
ールドボトムベクトルFBVとを巧みに組み合わせて動
きベクトルMVと差分動きベクトルDMVとを所定値に
固定した点に特徴があり、これにより、符号量を低減し
つつ高画質化が可能となるのである。
【0064】なお、本実施形態では、動きベクトルMV
をフレーム動きベクトルmvとし、差分動きベクトルD
MVをFTVとFBVの平均値とフレーム動きベクトル
mvとの大小関係に応じて定まる値(0、1、−1のい
ずれか)としたが、本発明はこれに限定されず、他の決
定方法を用いることも可能である。
【0065】例えば、動きベクトルMVとしてフィール
ドトップベクトルFTVとフィールドボトムベクトルF
BVとの平均を採用し、差分動きベクトルとしてフレー
ム動きベクトルmvと上記平均(動きベクトルMV)と
の大小関係に応じて定まる値とすることもできる。すな
わち、各ベクトルのx成分に着目すれば(y成分も同
様)
【数9】 動きベクトル(MV)x=((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(9) とし、
【数10】 フレーム動きベクトル(mv)x<((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(10) であれば
【数11】 差分動きベクトル(DMV)x=−1 ・・・(11) とし、
【数12】 フレーム動きベクトル(mv)x=((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(12) であれば
【数13】 差分動きベクトル(DMV)x=0 ・・・(13) とし、
【数14】 フレーム動きベクトル(mv)x>((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(14) であれば
【数15】 差分動きベクトル(DMV)x=1 ・・・(15) とすることもできる。
【0066】また、動きベクトルとしてフレーム動きベ
クトルmvを採用し、差分動きベクトルとしてFTV
(あるいはFBV)とフレーム動きベクトルmv(つま
り動きベクトルMV)との大小関係に応じて定まる値と
することも考えられる。すなわち、
【数16】 動きベクトル(MV)x=フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(16) とし、
【数17】 (FTV)x<フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(17) であれば
【数18】 差分動きベクトル(DMV)x=−1 ・・・(18) とし、
【数19】 (FTV)x=フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(19) であれば
【数20】 差分動きベクトル(DMV)x=0 ・・・(20) とし、
【数21】 (FTV)x>フレーム動きベクトル(mv)x ・・・(21) であれば
【数22】 差分動きベクトル(DMV)x=1 ・・・(22) とすることもできる。
【0067】さらに、動きベクトルMVとしてFTVと
FBVの平均を採用し、差分動きベクトルDMVとして
FTV(あるいはFBV)と上記平均(つまり動きベク
トルMV)との大小関係に応じて定まる値とすることも
できる。すなわち、
【数23】 動きベクトル(MV)x=((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(23) とし、
【数24】 (FTV)x<((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(24) であれば
【数25】 差分動きベクトル(DMV)x=−1 ・・・(25) とし、
【数26】 (FTV)x=((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(26) であれば
【数27】 差分動きベクトル(DMV)x=0 ・・・(27) とし、
【数28】 (FTV)x>((FTV)x+(FBV)x)/2 ・・・(28) であれば
【数29】 差分動きベクトル(DMV)x=1 ・・・(29) とすることもできる。
【0068】なお、動きベクトルMV及び差分動きベク
トルDMVを定める上記4通りの方法のいずれを用いる
にせよ、本改良デュアルプライム予測の本質は、動きベ
クトルMVをある値に固定し、差分動きベクトルをこの
動きベクトルMVに応じて(動きベクトルに依存して)
一意的に決定することであり、この技術思想の範囲内で
種々の変形例が可能である。
【0069】また、本実施形態では、輝度信号の処理に
ついて説明したが、色信号についても同様に処理するこ
とができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画像を予測符号化する際に符号量を削減しつつ画質向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態の量子化処理説明図であ
る。
【図3】 本発明の実施形態の改良デュアルプライム予
測処理フローチャートである。
【図4】 本発明の実施形態の全体処理フローチャート
である。
【図5】 シーケンス画像と各予測方法のSNR説明図
である。
【図6】 従来のデュアル予測説明図である。
【図7】 従来のデュアルプライム予測説明図である。
【符号の説明】
146A フレーム予測ベクトル検出器、146B フ
ィールド予測ベクトル検出器、146C 改良デュアル
プライム予測ベクトル検出器、148 動き補償モード
選択器。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動きベクトル及び差分動きベクトルを用
    いて動画像を予測符号化する動画像符号化装置であっ
    て、 前記動きベクトルを所定値に固定して符号化する符号化
    手段を有することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段は、前記差分動きベクト
    ルを前記動きベクトルに応じて一意的に設定して符号化
    することを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記動きベクトルは、前記動画像のフレ
    ーム動きベクトルであることを特徴とする請求項1、2
    のいずれかに記載の動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記動きベクトルは、フィールド動きベ
    クトルから算出されることを特徴とする請求項1、2の
    いずれかに記載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記差分動きベクトルは、フィールド動
    きベクトルあるいはフィールド動きベクトルから算出さ
    れたベクトルと前記動きベクトルとの大小関係に応じて
    一意的に設定されることを特徴とする請求項3記載の動
    画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記差分動きベクトルは、フィールド動
    きベクトルと前記動きベクトルとの大小関係に応じて一
    意的に設定されることを特徴とする請求項4記載の動画
    像符号化装置。
  7. 【請求項7】 フレーム動きベクトルに基づくフレーム
    予測符号化手段とフィールド動きベクトルに基づくフィ
    ールド予測符号化手段の少なくともいずれかをさらに有
    し、かつ、 前記フレーム予測符号化手段と前記フィールド予測符号
    化手段の少なくともいずれかと請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の前記符号化手段による予測誤差を比較す
    る比較手段と、 をさらに有し、最も小さい予測誤差を用いて符号化する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の動画
    像符号化装置。
  8. 【請求項8】 動きベクトル及び差分動きベクトルを用
    いて動画像を予測符号化する動画像符号化方法であっ
    て、 前記動きベクトルを所定値に固定して符号化することを
    特徴とする動画像符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記差分動きベクトルを前記動きベクト
    ルに応じて一意的に設定して符号化することを特徴とす
    る請求項8記載の動画像符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記動きベクトルは、前記動画像のフ
    レーム動きベクトルであることを特徴とする請求項8、
    9のいずれかに記載の動画像符号化方法。
  11. 【請求項11】 前記動きベクトルは、フィールド動き
    ベクトルから算出されることを特徴とする請求項8、9
    のいずれかに記載の動画像符号化方法。
  12. 【請求項12】 前記差分動きベクトルは、フィールド
    動きベクトルあるいはフィールド動きベクトルから算出
    されたベクトルと前記動きベクトルとの大小関係に応じ
    て一意的に設定されることを特徴とする請求項10記載
    の動画像符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記差分動きベクトルは、フィールド
    動きベクトルと前記動きベクトルとの大小関係に応じて
    一意的に設定されることを特徴とする請求項11記載の
    動画像符号化方法。
  14. 【請求項14】 フレーム動きベクトルに基づくフレー
    ム予測符号化とフィールド動きベクトルに基づくフィー
    ルド予測符号化の少なくともいずれかを実行し、 前記フレーム予測符号化と前記フィールド予測符号化の
    少なくともいずれかにより算出される予測誤差と前記動
    画像符号化により算出される予測誤差を比較し、 最も小さい予測誤差を用いて符号化することを特徴とす
    る請求項8〜13のいずれかに記載の動画像符号化方
    法。
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