JPH11214769A - レーザ発振装置 - Google Patents

レーザ発振装置

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JPH11214769A
JPH11214769A JP1237398A JP1237398A JPH11214769A JP H11214769 A JPH11214769 A JP H11214769A JP 1237398 A JP1237398 A JP 1237398A JP 1237398 A JP1237398 A JP 1237398A JP H11214769 A JPH11214769 A JP H11214769A
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Hidefumi Omatsu
英文 尾松
Takayuki Yamashita
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な回路構成で大型かつ高価な増幅器を用
いずに、非常に微弱なパワー値検出器の出力波形を正確
に再現できるレーザ発振装置を実現する。 【解決手段】 レーザ共振器1からの出力ビーム2をビ
ームスプリッタ3により分光し、分光された出力ビーム
2bのパワー値をパワー値検出器4で検出し、このパワ
ー値検出器4の出力を増幅器5で増幅する。そして、増
幅器5より発生する直流成分のオフセット電圧をコンデ
ンサ6でカットし、また、コンデンサ6の電荷の充放電
によりコンデンサ6の基準電圧V0 がシフトする現象が
発生するが、この基準電圧V0 のシフト分を、比較器
7,基準値発生回路8,記憶器9および加算器10を用
いて補償することにより、増幅器5として複雑な回路構
成で大型かつ高価な増幅器を用いることなく、非常に微
弱なパワー値検出器4の出力波形を正確に再現すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を常時監
視することにより高品質のレーザ光を出力できるレーザ
発振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ光を常時モニターするレー
ザ発振装置について図6を参照しながら説明する。図6
は従来のレーザ発振装置の概略構成図である。図6にお
いて、21はレーザ共振器、23はビームスプリッタ、
24はパワー値検出器、25は増幅器、26は波形モニ
ター器、27は制御部である。
【0003】図6に示すように、レーザ共振器21から
の出力ビーム22はビームスプリッタ23に当たり、出
力ビーム22の大部分はビームスプリッタ23を透過し
て、加工用レーザ光22aとして出力される。そして、
一部分はビームスプリッタ23の表面で反射され、レー
ザ光22bとしてパワー値検出器24に入力される。一
般にパワー値検出器24は、焦電素子、フォトンドラッ
グなどが使用され、フォトンドラッグの場合その出力電
圧は数十μVから数百μV(マイクロボルト)である。
このパワー値検出器24の出力は非常に微弱な信号のた
め、増幅器25で1万倍から10万倍に増幅された後、
波形モニター器26でレーザ光がモニターされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のレー
ザ発振装置では、増幅器25のゲインは上記のように非
常に高いため、温度変化や電源電圧変動などの環境変化
で、増幅器25の出力信号の0V(オフセット電圧)が
変化することがあり、波形モニター器26でのパルスパ
ワーの再現に大きく誤差を発生することがあった。ま
た、増幅器25の温度変化や電源電圧変動などの耐環境
性を向上し、出力信号のオフセット電圧を大幅に改善し
た増幅器にすると、複雑な回路構成となり、装置が大型
でかつ高価になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、複
雑な回路構成で大型かつ高価な増幅器を用いることな
く、非常に微弱なパワー値検出器の出力波形を正確に再
現することができるレーザ発振装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレーザ発
振装置は、レーザ共振器より射出された出力ビームを分
光するためのビームスプリッタと、ビームスプリッタに
より分光された出力ビームのパワー値を検出するパワー
値検出器と、パワー値検出器の出力を増幅する増幅器
と、増幅器出力の直流成分をカットするコンデンサと、
コンデンサ出力が所定のレベルを超える期間を検出する
検出手段と、コンデンサ出力を入力し検出手段の検出期
間中はこの検出期間の直前のコンデンサ出力を保持して
出力し検出期間以外の期間は入力するコンデンサ出力を
出力するコンデンサ出力保持手段と、コンデンサ出力保
持手段の出力の反転信号とコンデンサ出力とを加算する
加算器と、加算器出力を監視する波形監視器とを備えて
いる。
【0007】この構成によれば、増幅器より発生する直
流成分のオフセット電圧をコンデンサでカットし、ま
た、コンデンサの電荷の充放電によりコンデンサの基準
電圧がシフトする現象が発生するが、この基準電圧のシ
フト分を、検出手段,コンデンサ出力保持手段および加
算器を用いて補償することにより、増幅器として複雑な
回路構成で大型かつ高価な増幅器を用いることなく、非
常に微弱なパワー値検出器の出力波形を正確に再現する
ことができる。
【0008】請求項2記載のレーザ発振装置は、レーザ
共振器より射出された出力ビームを分光するためのビー
ムスプリッタと、ビームスプリッタにより分光された出
力ビームのパワー値を検出するパワー値検出器と、パワ
ー値検出器の出力を増幅する増幅器と、増幅器出力の直
流成分をカットするコンデンサと、コンデンサに蓄積さ
れる電荷を出力ビームのオン・オフに同期して強制的に
放電させるスイッチと、コンデンサ出力を監視する波形
監視器とを備えている。
【0009】この構成によれば、増幅器より発生する直
流成分のオフセット電圧をコンデンサでカットし、ま
た、コンデンサに蓄積される電荷を出力ビームのオン・
オフに同期して強制的に放電させるスイッチを設けたこ
とにより、コンデンサの電荷の充放電によりコンデンサ
の基準電圧がシフトする現象を防止することができるた
め、増幅器として複雑な回路構成で大型かつ高価な増幅
器を用いることなく、非常に微弱なパワー値検出器の出
力波形を正確に再現することができる。
【0010】請求項3記載のレーザ発振装置は、請求項
1または2記載のレーザ発振装置において、波形監視器
で出力ビームのパワー値を計測し、この計測したパワー
値が一定値以下に低下したときに警報を出力したり、装
置の運転を強制的に停止する等のインターロック機能を
持たせたことを特徴とする。これにより、出力ビームの
パワー値が一定値以下に低下したときに生じる、加工結
果に及ぼす悪い影響や不良品の混入などの検知や防止を
行うことができる。
【0011】請求項4記載のレーザ発振装置は、請求項
1,2または3記載のレーザ発振装置において、レーザ
媒体であるガスを放電により励起してレーザ光を発生さ
せることを特徴とする。このように、ガスレーザ発振装
置に適用することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。なお、以下の第1および第2
の実施の形態では、レーザ発振装置としてレーザ媒体ガ
ス(例えばCO2 ガス)を用いたガスレーザ発振装置を
例に説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
のレーザ発振装置の概略構成図である。図1において、
1はレーザ共振器、3はビームスプリッタ、4はパワー
値検出器、5は増幅器、6はコンデンサ、7は比較器、
8は比較器7の基準値VR を発生する基準値発生回路、
9は記憶器、10は加算器、11は波形監視器、13は
制御部である。
【0013】本実施の形態のレーザ発振装置は、レーザ
共振器1と、レーザ共振器1より射出された出力ビーム
2を分光するためのビームスプリッタ3と、ビームスプ
リッタ3により分光された出力ビーム2bのパワー値を
検出するパワー値検出器4と、パワー値検出器4の出力
を増幅する増幅器5と、増幅器5の出力の直流成分をカ
ットするコンデンサ6と、基準値VR を発生する基準値
発生回路8と、コンデンサ6の出力電圧VC と基準値V
R とを比較する比較器7と、比較器7の比較結果とコン
デンサ6の出力電圧VC とを入力し、比較器7の比較結
果がVC >VRとなる期間にはその期間の直前のコンデ
ンサ6の出力電圧VC を保持して出力し、比較器7の比
較結果がVC ≦VR となる期間には入力するコンデンサ
6の出力電圧VC をそのまま出力する記憶器9と、記憶
器9の出力電圧VM の反転信号とコンデンサ6の出力電
圧VC とを加算する加算器10と、加算器10の出力を
監視する波形監視器11と、レーザ共振器1からの出力
ビーム2のオン・オフ制御およびレーザ共振器1の運転
の開始・停止等の制御を行う制御部13とを備えてい
る。なお、比較器7および基準値発生回路8が、コンデ
ンサ6の出力電圧VCが所定のレベル(基準値VR )を
超える期間を検出する検出手段であり、記憶器9がコン
デンサ出力保持手段である。
【0014】図2に記憶器9の構成を示しておく。この
記憶器9は、比較器7の出力(比較結果)によりオン・
オフ制御されるスイッチ91と、電圧を保持するコンデ
ンサ92とで構成している。比較器7の比較結果がVC
>VR のときにはスイッチ91をオフとし、比較器7の
比較結果がVC ≦VR のときにはスイッチ91をオンす
る。
【0015】このように構成されるレーザ発振装置につ
いて、その動作をさらに図3に示すタイミング図を参照
しながら説明する。図1に示すように、レーザ共振器1
からの出力ビーム2はビームスプリッタ3に当たり、出
力ビーム2の大部分はビームスプリッタ3を透過して、
加工用レーザ光2aとして出力される。そして、一部分
はビームスプリッタ3の表面で反射され、レーザ光2b
としてパワー値検出器4に入力される。このパワー値検
出器4の出力は非常に微弱な信号のため、増幅器5で1
万倍から10万倍に増幅され、コンデンサ6に出力され
る。そして、増幅器5より発生する直流成分のオフセッ
ト電圧はコンデンサ6でカットされ、パルス波形の交流
成分のみ通過する。
【0016】しかし、出力ビーム2のオン・オフの比率
(デューティ)の変化によりコンデンサ6の出力電圧V
C は、図3の(A)のように、コンデンサ6の電荷の充
放電により、本来0Vであるべき基準電圧V0 がシフト
する現象が発生する。そこで、基準電圧V0 のシフトを
改善するため、比較器7によってコンデンサ6の出力電
圧VC と基準値発生回路8の基準値VR とを比較する。
ここで、基準値発生回路8の基準値VR は、0<VR
(VP /10)の範囲で設定しておく。VP はコンデン
サ6の出力電圧VC のピーク値と基準電圧V0 間の電圧
である。
【0017】比較器7の出力は図3の(B)に示すよう
に、VC >VR のときにLレベル(ローレベル)とな
り、VC ≦VR のときにHレベル(ハイレベル)とな
る。この比較器7の出力がHレベルからLレベルに切り
替わるときに、この切り替わる直前のコンデンサ6の出
力電圧VC を記憶器9が記憶し、それを比較器7の出力
がLレベルの期間保持し出力する。比較器7の出力がH
レベルのときには記憶器9はコンデンサ6の出力電圧V
C を記憶しないでそのまま出力する。したがって、記憶
器9の出力電圧VM は、図3の(C)のようになる。
【0018】そして、加算器10では、コンデンサ6の
出力電圧VC と記憶器9の出力電圧VM の極性を反転し
た信号とを加算する。その加算出力は図3の(D)のよ
うに、パワー値検出器4の非常に微弱な出力信号波形を
正確に再現することができ、これを波形監視器11でモ
ニターすることができる。以上のように本実施の形態に
よれば、パワー値検出器4の出力を増幅する増幅器5よ
り発生する直流成分のオフセット電圧をコンデンサ6で
カットし、また、コンデンサ6の電荷の充放電によりコ
ンデンサ6の基準電圧V0 がシフトする現象が発生する
が、この基準電圧V0 のシフト分を、比較器7,基準値
発生回路8,記憶器9および加算器10を用いて補償す
ることにより、増幅器5として複雑な回路構成で大型か
つ高価な増幅器を用いることなく、非常に微弱なパワー
値検出器4の出力波形を正確に再現することができる。
【0019】また、レーザ光のパルスパワー値が一定値
以下に低下すると加工結果に悪い影響がでたり、加工製
品に不良品が混入することがあるため、パルスパワー値
の監視およびモニターは非常に重要である。そこで、波
形監視器11で出力ビームのパワー値を計測し、この計
測したパワー値が一定値以下に低下したときに警報を出
力したり、装置の運転を強制的に停止する等のインター
ロック機能を持たせることにより、出力ビームのパワー
値が一定値以下に低下したときに生じる、加工結果に及
ぼす悪い影響や不良品の混入などの検知や防止を行うこ
とができる。
【0020】〔第2の実施の形態〕図4は本発明の第2
の実施の形態のレーザ発振装置の概略構成図である。図
4において、12は制御部13によって開閉制御される
スイッチであり、その他の図1と対応する部分には同一
符号を付している。本実施の形態のレーザ発振装置は、
レーザ共振器1と、レーザ共振器1より射出された出力
ビーム2を分光するためのビームスプリッタ3と、ビー
ムスプリッタ3により分光された出力ビーム2bのパワ
ー値を検出するパワー値検出器4と、パワー値検出器4
の出力を増幅する増幅器5と、増幅器5の出力の直流成
分をカットするコンデンサ6と、コンデンサ6に蓄積さ
れる電荷を出力ビーム2のオン・オフに同期して強制的
に放電させるスイッチ12と、コンデンサ6の出力電圧
C を監視する波形監視器11と、レーザ共振器1から
の出力ビーム2のオン・オフ制御およびレーザ共振器1
の運転の開始・停止等の制御を行う制御部13とを備え
ている。
【0021】このように構成されるレーザ発振装置につ
いて、その動作をさらに図5に示すタイミング図を参照
しながら説明する。第1の実施の形態同様、レーザ共振
器1からの出力ビーム2はビームスプリッタ3に当た
り、その一部分がレーザ光2bとしてパワー値検出器4
に入力され、パワー値検出器4の出力が増幅器5で増幅
されてコンデンサ6に出力され、増幅器5より発生する
直流成分のオフセット電圧はコンデンサ6でカットさ
れ、パルス波形の交流成分のみ通過する。ここで、も
し、スイッチ12が無い場合あるいはスイッチ12が開
状態(オフ)のままであれば、コンデンサ6の出力電圧
Cは、図5の(A)のように、コンデンサ6の電荷の
充放電により、本来0Vであるべき基準電圧V0 がシフ
トする現象が発生する。ここでは、制御部13より出力
ビーム2のオン・オフに同期してスイッチ12を開閉す
る制御信号S(図5の(B))を出力する。なお、出力
ビーム2のオンはビーム射出状態、出力ビーム2のオフ
はビーム停止状態であり、制御信号Sは出力ビーム2の
オンの直前に出力される制御信号である。
【0022】制御信号Sによりスイッチ12を閉じてコ
ンデンサ6に蓄積している電荷を強制的に放電すること
により、コンデンサ6の出力電圧VC は、図5の(C)
に示されるように、図3の(D)と同じ結果となり、パ
ワー値検出器4の非常に微弱な出力信号波形を正確に再
現することができ、これを波形監視器11でモニターす
ることができる。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、パワ
ー値検出器4の出力を増幅する増幅器5より発生する直
流成分のオフセット電圧をコンデンサ6でカットし、ま
た、コンデンサ6に蓄積される電荷を出力ビーム2のオ
ン・オフに同期して強制的に放電させるスイッチ12を
設けたことにより、コンデンサ6の電荷の充放電により
コンデンサ6の基準電圧V0 がシフトする現象を防止す
ることができるため、増幅器5として複雑な回路構成で
大型かつ高価な増幅器を用いることなく、非常に微弱な
パワー値検出器4の出力波形を正確に再現することがで
きる。
【0024】さらに、第1の実施の形態同様、波形監視
器11で出力ビームのパワー値を計測し、この計測した
パワー値が一定値以下に低下したときに警報を出力した
り、装置の運転を強制的に停止する等のインターロック
機能を持たせることにより、出力ビームのパワー値が一
定値以下に低下したときに生じる、加工結果に及ぼす悪
い影響や不良品の混入などの検知や防止を行うことがで
きる。
【0025】以上のように第1および第2の実施の形態
では、簡単な構成の増幅器5を用いた装置で、安定した
出力ビームをモニターまたは監視することにより、高品
質なレーザ出力を得ることができる。なお、上記の実施
の形態では、レーザ媒体ガス(例えばCO2 ガス)を用
いたガスレーザ発振装置として説明したが、YAGレー
ザ発振装置であっても同様の効果を有するものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パワー値
検出器の出力を増幅する増幅器より発生する直流成分の
オフセット電圧をコンデンサでカットし、また、コンデ
ンサの電荷の充放電によりコンデンサの基準電圧がシフ
トする現象が発生するが、この基準電圧のシフト分を、
検出手段,コンデンサ出力保持手段および加算器を用い
て補償することにより、増幅器として複雑な回路構成で
大型かつ高価な増幅器を用いることなく、非常に微弱な
パワー値検出器の出力波形を正確に再現することができ
る。
【0027】また、本発明によれば、パワー値検出器の
出力を増幅する増幅器より発生する直流成分のオフセッ
ト電圧をコンデンサでカットし、また、コンデンサに蓄
積される電荷を出力ビームのオン・オフに同期して強制
的に放電させるスイッチを設けたことにより、コンデン
サの電荷の充放電によりコンデンサの基準電圧がシフト
する現象を防止することができるため、増幅器として複
雑な回路構成で大型かつ高価な増幅器を用いることな
く、非常に微弱なパワー値検出器の出力波形を正確に再
現することができる。
【0028】さらに、波形監視器で出力ビームのパワー
値を計測し、この計測したパワー値が一定値以下に低下
したときに警報を出力したり、装置の運転を強制的に停
止する等のインターロック機能を持たせたことにより、
出力ビームのパワー値が一定値以下に低下したときに生
じる、加工結果に及ぼす悪い影響や不良品の混入などの
検知や防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のレーザ発振装置の
概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における記憶器の構
成を示す回路図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における動作を説明
するためのタイミング図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のレーザ発振装置の
概略構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における動作を説明
するためのタイミング図。
【図6】従来のレーザ発振装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 レーザ共振器 2 出力ビーム 3 ビームスプリッタ 4 パワー値検出器 5 増幅器 6 コンデンサ 7 比較器 8 基準値発生回路 9 記憶器 10 加算器 11 波形監視器 12 スイッチ 13 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ共振器より射出された出力ビーム
    を分光するためのビームスプリッタと、前記ビームスプ
    リッタにより分光された出力ビームのパワー値を検出す
    るパワー値検出器と、前記パワー値検出器の出力を増幅
    する増幅器と、前記増幅器出力の直流成分をカットする
    コンデンサと、前記コンデンサ出力が所定のレベルを超
    える期間を検出する検出手段と、前記コンデンサ出力を
    入力し前記検出手段の検出期間中はこの検出期間の直前
    の前記コンデンサ出力を保持して出力し前記検出期間以
    外の期間は入力する前記コンデンサ出力を出力するコン
    デンサ出力保持手段と、前記コンデンサ出力保持手段の
    出力の反転信号と前記コンデンサ出力とを加算する加算
    器と、前記加算器出力を監視する波形監視器とを備えた
    レーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 レーザ共振器より射出された出力ビーム
    を分光するためのビームスプリッタと、前記ビームスプ
    リッタにより分光された出力ビームのパワー値を検出す
    るパワー値検出器と、前記パワー値検出器の出力を増幅
    する増幅器と、前記増幅器出力の直流成分をカットする
    コンデンサと、前記コンデンサに蓄積される電荷を前記
    出力ビームのオン・オフに同期して強制的に放電させる
    スイッチと、前記コンデンサ出力を監視する波形監視器
    とを備えたレーザ発振装置。
  3. 【請求項3】 波形監視器で出力ビームのパワー値を計
    測し、この計測したパワー値が一定値以下に低下したと
    きに警報を出力したり、装置の運転を強制的に停止する
    等のインターロック機能を持たせたことを特徴とする請
    求項1または2記載のレーザ発振装置。
  4. 【請求項4】 レーザ媒体であるガスを放電により励起
    してレーザ光を発生させることを特徴とする請求項1,
    2または3記載のレーザ発振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030084408A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 주식회사 이오테크닉스 레이저 마킹시스템의 파워보상방법 및 레이저 마킹시스템

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030084408A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 주식회사 이오테크닉스 레이저 마킹시스템의 파워보상방법 및 레이저 마킹시스템

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