JPH11214323A - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び半導体製造装置Info
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- JPH11214323A JPH11214323A JP31950198A JP31950198A JPH11214323A JP H11214323 A JPH11214323 A JP H11214323A JP 31950198 A JP31950198 A JP 31950198A JP 31950198 A JP31950198 A JP 31950198A JP H11214323 A JPH11214323 A JP H11214323A
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Abstract
よる不純物増速拡散を抑制し不純物密度分布の制御性が
向上させることができる半導体装置の製造方法、及び半
導体製造装置を提供する。 【解決手段】 表面にその中心線に底部が接近するよう
に形成された複数の凹部11を有する熱処理管1と、こ
の熱処理管1に巻回された抵抗加熱コイル3と、外部か
ら凹部11に移動可能に挿入されたランプ熱源2とを備
えている。ランプ熱源2には、ランプ熱源を移動させる
ためのランプ移動装置6が接続されている。熱処理管1
の内部には、複数枚のウェハ4を搭載する搬送台9が出
し入れできる。複数枚のウェハ4に対して、ランプ熱源
2を用いて高速昇温による第1の熱処理工程とこれに続
く抵抗加熱源3による第2の熱処理工程とをウェハ4の
冷却工程なしに行う。
Description
熱処理工程に関し、特に、工程数を削減し、不純物密度
分布の制御性を高めると共に良好な電気特性を実現する
半導体装置の製造方法及びこの方法を実施するための半
導体製造装置に関するものである。
は、設計工程、マスク作成工程、ウェハ製造工程、ウェ
ハ処理工程、組立工程、検査工程等からなり、これら種
々の工程を経て製品が形成される。このうち、ウェハ処
理工程(以下、「ウェハプロセス」という)は、LSI
等の半導体装置を開発・製造する場合の基幹技術であ
る。ウェハ処理工程には、 (a)CVD、エピタキシャル成長、熱酸化等の成膜工
程; (b)フォトリソグラフィー工程; (c)ウェットエッチング、RIE等のドライエッチン
グ等のエッチング工程; (d)熱拡散、イオン注入等の不純物導入工程; (e)CMP等の平坦化工程;あるいは (f)ウェハ洗浄工程、 等の種々の工程が、複雑に組み合わさって構成されてい
る。
現するためには各種の膜厚等の縦方向の寸法(厚み方向
の寸法)、ゲート長等の横方向の寸法(平面方向の寸
法)や不純物密度分布等を高精度に制御する必要があ
る。しかし、不純物導入工程に用いるイオン注入等によ
って生成される半導体基板のダメージ(以下、「一次欠
陥」という)により不純物拡散が増速・遅延する現象が
あることが知られている。また、このダメージによって
引き続く熱処理工程により転位などの欠陥(以下、「二
次欠陥」という)が生成し、これがリーク電流の増大等
の特性劣化の原因となっていることも知られている。イ
オン注入等の際に生成する一次欠陥を回復するために
は、ランプアニール等の高速昇温による高温のアニール
を行うことが有効な手段であるため、従来は、イオン注
入の後にランプアニールを行うという方法が用いられて
いた。したがって、実際のウェハプロセスでは、例え
ば、イオン注入の後には、注入イオンの活性化やダメー
ジ回復のために幾つかの熱処理工程が入り、その後にゲ
ート酸化膜を形成する熱酸化工程が行われる。
た場合のウェハの温度履歴の概念図を図15に示す。こ
の図で、T2、τ2は抵抗加熱炉でのプロセス温度及び時
間である。熱酸化工程の場合にはT2は、700〜10
00℃の範囲の温度領域に設定される場合が多く、τ2
は数分から数時間に設定される。図15に示した例では
抵抗加熱炉の昇降温速度を50℃/分としている。しか
し、昇降温の温度領域によって段階的に昇温・降温速度
を変化させたりする場合もある。また、昇温乃至降温速
度としては、1℃/分から100℃/分の範囲が一般的
であるがこれより更にゆっくり又は高速で昇温や降温を
行う場合もある。
注入イオンの活性化やダメージ回復のためにランプアニ
ール工程が付加された場合は、熱処理工程の増大に伴っ
て製品の製造効率の低下を招く問題があった。これは、
この熱処理工程の増大に伴なって、基板温度の上げ下げ
の回数が増大し、構造欠陥の生成等の半導体基板の熱に
よる疲労や酸素の析出物等の微小欠陥の生成等の問題が
生じるからである。その結果、これらの構造欠陥や微小
欠陥等が原因となって半導体装置の電気特性の悪化が問
題となっていた。
る方策として、赤外線ランプ加熱炉を用いて高速昇温に
よりアニールと熱酸化工程とを連続的に行う方法が考え
られる。しかし、赤外線ランプ加熱炉は、局所的な加熱
には有利であるが、均一な温度分布を達成するのは、そ
の性質上困難である。今や直径300mmのシリコンウ
ェハの使用が検討されており、係る大型ウェハを用いる
熱処理工程においては、枚様式の赤外線ランプ加熱炉で
も、温度分布の均一性を得るのは困難である。
問題があるので、複数枚のシリコンウェハが同時に処理
可能なバッチ式の赤外線ランプ加熱炉が待望される。し
かし、バッチ式となれば、均一な温度分布を達成するの
は、極めて困難である。従って、赤外線ランプ加熱炉を
用いて、複数枚のシリコンウェハを同時に熱酸化した場
合には、ウェハ面内で均一な膜厚の酸化膜が形成されに
くいという問題がある。特に、高耐圧などの品質の良い
酸化膜を形成するためにはウェット雰囲気での酸化工程
が適していることが知られているが、反応管の内壁に水
滴が付着して、赤外線の透過に不均一性が発生する問題
もあるので、更に、ウェハ面内で均一な膜厚の酸化膜が
形成されにくくなる。
メージ回復と良質な酸化膜形成を同時に行うことは困難
であった。特に、複数枚の大口径シリコンウェハをダメ
ージ回復と良質な酸化膜形成を同時に行うことは困難で
あったので、スループットが悪いという問題があった。
ものであり、製造工程数を増大することのなく、イオン
注入等によって生成するダメージの効果的な回復が可能
な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
抑制し、所望の不純物密度分布プロファイルが制御性高
く得られる半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
増大することのなく、電気特性や結晶学的特性などの特
性の優れた半導体装置が容易に得られ、且つ生産性の高
い半導体装置の製造方法を提供することである。
ハを一度にランプ熱源を用いて高速昇温による高温の熱
処理工程とこれに続く抵抗加熱源による熱処理工程とを
ウェハの冷却工程なしに行える半導体製造装置を提供す
ることである。
明は、ランプの出力を調整して、半導体基板を初期設定
温度から、第1の昇温速度で、第1の熱処理温度まで昇
温し、この温度を所定時間維持して半導体基板に対して
第1の熱処理を行う工程と、ランプの出力を下げ、第1
の熱処理温度から、第1の降温速度で降温し、抵抗加熱
により、初期設定温度より高く第1の熱処理温度より低
い第2の熱処理温度に設定する工程と、抵抗加熱によ
り、第2の熱処理温度を所定時間保持して半導体基板に
対して第2の熱処理を行う工程と、熱処理された半導体
基板を第2の降温速度で降温する工程とを少なくとも含
む半導体装置の製造方法であることを第1の特徴とす
る。
の熱処理温度における第1の熱処理工程と、これに続く
第2の熱処理温度における第2の熱処理工程とをウェハ
の冷却工程無しに、単一のプロセスとして実行すること
ができる。その結果、本発明の第1の特徴によれば、熱
処理工程数を増大することが無い。また熱処理工程の増
大による結晶欠陥生成の心配もない。高温の第1の熱処
理温度に高速昇温は、ランプ加熱により容易に実現で
き、第2の熱処理温度における第2の熱処理は、抵抗加
熱源を用いているので、温度分布の均一性を得るのが容
易である。本発明の第1の特徴によれば、第1の熱処理
工程と、これに続く第2の熱処理工程との間に、ウェハ
を500℃以下まで戻す冷却工程を無くすことが出来る
ので、イオン注入等によって生成するダメージの効果的
な回復と、ダメージによる不純物の増速拡散を抑制し不
純物密度分布の制御性を向上することができる。この結
果、電気特性などの優れた高品質の半導体製品の製造
が、製造工程数を増大することなく可能となる。また、
本発明の半導体製造装置の熱処理装置により複数枚のウ
ェハを同時に処理可能であるので、スループットが高く
量産性に優れている。
整して、半導体基板を初期設定温度から第1の昇温速度
で第1の熱処理温度まで昇温し、この温度を所定時間維
持して半導体基板に対して第1の熱処理を行う工程と、
ランプの出力を下げ、第1の熱処理温度から第1の降温
速度で降温し、抵抗加熱により、初期設定温度より高く
第1の熱処理温度より低い第2の熱処理温度に設定する
工程と、抵抗加熱により、第2の熱処理温度を所定時間
保持して半導体基板に対して第2の熱処理を行う工程
と、熱処理された半導体基板を第2の昇温速度で第2の
熱処理温度より高い第3の熱処理温度まで昇温し、この
温度を所定時間維持して半導体基板に対して第3の熱処
理を行う工程と、第3の熱処理を行った半導体基板を第
2の降温速度で降温する工程とを少なくとも含む半導体
装置の製造方法であることである。
の熱処理温度における第1の熱処理工程と、これに続く
第2の熱処理温度における第2の熱処理工程と、さらに
これに続く第3の熱処理温度における第3の熱処理工程
とをウェハの冷却工程無しに、単一のプロセスとして実
行することができる。特に、第2の熱処理工程が酸化工
程を含む場合にこの酸化工程で生成する酸化膜の膜質を
第3の熱処理工程により向上させることが出来る。最近
は、LSIに用いられるMOSFETのゲート長は、サ
ブクォーター・ミクロンレベルにまで微細化されてきて
いる。このような微細構造のMOSFETのゲート酸化
膜の膜厚は、ますます薄くなる傾向にあり、このような
薄い酸化膜形成のために酸化温度が低温化が要求され
る。しかるに、低温で酸化して作成される酸化膜中には
シリコン原子と酸素原子の結合ネットワークに歪みが残
ってしまうなどの構造的なストレスが残り、これが酸化
膜の耐圧や絶縁破壊などに対する酸化膜の信頼性を悪化
させる原因となる。この様な酸化膜中に生成するストレ
スは、第3の熱処理温度における第3の熱処理工程によ
って、効果的に緩和させることができる。
めには、第1の熱処理温度に高速昇温する場合と同様
に、ランプ加熱によることが好ましい。第1の特徴で述
べたように、第2の熱処理温度における第2の熱処理
は、抵抗加熱源を用いているので、温度分布の均一性を
得るのが容易である。本発明の第2の特徴によれば、第
1の熱処理工程、第2の熱処理工程及び第3の熱処理工
程とからなる一連の工程の間に、ウェハを500℃以下
まで戻す冷却工程を無くすことが出来るので、熱処理工
程数を増大することが無く、イオン注入等によって生成
するダメージの効果的な回復と、ダメージによる不純物
の増速拡散を抑制し不純物密度分布の制御性を向上する
ことができる。この結果、電気特性などの優れた高品質
の半導体製品の製造が、製造工程数を増大することなく
可能となる。
透過する熱処理管と、この熱処理管に隣接して配置され
た抵抗加熱ヒータと、熱処理管に対して移動可能なラン
プ熱源と、ランプ熱源を移動させるためのランプ移動装
置とを少なくとも具備した半導体製造装置であることで
ある。
に、第1の熱処理温度に高速昇温するためには、ランプ
加熱により、第2の熱処理温度における均一性の良好な
温度分布での第2の熱処理をするためには、抵抗加熱源
を用いる。したがって、本発明の第3の特徴の半導体製
造装置によれば、このような加熱源の切り替えが簡単に
出来る。さらに、本発明の第3の特徴の半導体製造装置
によれば、同一の熱処理管を用いて、高温の第1の熱処
理温度における第1の熱処理工程と、これに続く第2の
熱処理温度における第2の熱処理工程とを、ウェハの冷
却工程無しに、単一のプロセスとして実行することがで
きる。
は、ランプ移動装置を用いて、ランプ熱源を熱処理管に
対して移動可能なように構成しているので、抵抗加熱源
によって、ランプ熱源が焼損したり、寿命が短くなるこ
ともない。また、複数枚のウェハを同時に処理可能な構
成が容易に実現できるので、スループットが高く、量産
性に優れた半導体製造装置が提供できる。熱処理管は、
赤外線を透過する石英で構成するのが好ましい。そし
て、抵抗加熱ヒータは、たとえば、熱処理管に対して複
数回巻回したコイル状に構成し、コイルとコイルの間の
熱処理管の表面に複数の凹部を配置することが好まし
い。こうすれば、ランプ熱源を凹部に挿入し、移動可能
なように、構成できる。熱処理管の中心線近傍まで、底
部が接近するように凹部を形成すれば、ランプ熱源が半
導体基板に接近するので、より効率的に半導体基板を加
熱できる。
採用できる。例えば、棒状の抵抗加熱源として、この棒
の軸方向と熱処理管の軸方向を互いに平行にしても良
い。また、凹部の形状は、円柱状、矩形状、あるいは一
定方向に平行な溝形状等が採用可能である。
第1乃至第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記
載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符
号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、
厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実の
ものとは異なることに留意すべきである。したがって、
具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべき
ものである。また図面相互間においても互いの寸法の関
係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんで
ある。
発明の半導体製造装置としての加熱炉の断面図、図2は
図1に示した半導体製造装置に用いる熱処理管の斜視図
である。また,図3は、図1及び2Bに示した加熱炉を
用いて、本発明の熱処理工程を実行する際の加熱炉内温
度の時間的変化を説明する概念図である。図3において
は、ウェハ温度の時間的変化(a)と共に、抵抗熱源及
びランプのそれぞれの出力の時間的変化(b)、および
雰囲気ガスの時間的変化(c)を示している。
うに、赤外線を発光するランプ熱源2と抵抗加熱源3と
を備えた加熱炉を含むシステムで構成されている。ラン
プ熱源2は、タングステンランプ、ハロゲンランプ等で
あり、抵抗加熱源3は、MoSi2等の金属シリサイド
を用いた電熱線である。電熱線3は、熱処理管である石
英管1を巻回している。図1に示すように加熱炉は、熱
処理管である石英管1を有し、その側面には複数の円柱
状凹部11が形成されている。円柱状凹部11は、ラン
プ2の外形よりも少し大きめの内径を有し、ランプ2の
発光部とほぼ同程度の深さを有している。ランプ2のソ
ケット8には、支持棒7が取り付けられている。この円
柱状凹部に対してランプ2を出し入れ出来るように、支
持棒7に取り付けられた移動装置6がランプの出し入れ
を駆動する。ランプ2の出し入れ、ランプ2の出力制
御、及び抵抗熱源3の出力制御は制御装置5によって行
われる。図1ではランプを合計16個設置した加熱炉が
示されているが、ウェハ4の口径、ウェハ4の枚数、及
びランプの出力などに応じて任意の個数の設置ができ
る。また、この実施の形態ではランプ移動装置6はそれ
ぞれのランプの移動を個別的に制御できるようにしてあ
るが、例えば、複数のランプを一つの支持棒をまとめる
ことにより、一つの移動装置で複数のランプの出し入れ
を制御することもできる。
10が取り付けられている。このガス導入管10は、熱
処理管1の中に非酸化性ガスや酸化性ガスを導入するも
のである。図1では、導入管10を1本として示した
が、ガスの種類やガスの用途などによって複数の導入管
を設置することができる。
ハ4を搭載する搬送台9が出し入れ出来るように構成さ
れている。そして、ウェハ4は搬送台9により石英管1
内部に搬入される。また、図1ではウェハ4を平行に2
組づつ裏面を向き合わせて合計6枚のウェハ4を一度に
処理できるようにした場合を例示しているるが、ランプ
を片側だけに設定し片側だけのウェハ4を処理できるよ
うにするなどにより処理可能なウェハ枚数を減らすこと
も可能である。また、ランプの数や熱処理管1の長さ等
を変えることなどにより一度に処理可能なウェハ4の枚
数を増減することも可能である。
作を図3を参照しながら説明する。図3の横軸は、本発
明の熱処理工程における熱処理時間を示し、所定の工程
時間の時刻t1〜t6が示されている。図3(a)は、熱
処理工程におけるウェハ温度の時間的な変化を示す概念
図で、その縦軸は、ウェハ温度(℃)を示し、原点は室
温になっている。図3(b)は、この概念図に対応した
ランプと抵抗熱源の出力の時間的変化を示す概念図であ
る。図3(c)は、この概念図に対応した雰囲気ガスの
切り替えを示す概念図である。図3(a)に表示されて
いる温度には、初期設定温度T0、第1の熱処理温度
T1、第2の熱処理温度T2等がある。初期設定温度T0
は、加熱炉の予熱温度であり、ウェハ4の出し入れの際
の温度を表わしている。ここでは、高速昇温で高温(1
000℃:T1)でアニールを行った後、ウェット雰囲
気で700℃(T2)、60分の酸化工程を行い、ウェ
ハ4を取り出す温度T0まで降温する工程を説明する。
期設定温度(予熱温度)T0=500℃になるように抵
抗加熱源3の出力を調整しておく。この場合の予熱は、
任意の温度に設定することができる。この予熱温度T0
は、ウェハ4を炉内部を搬入する際の不純物拡散を抑え
るなどのために600℃以下が望ましいが、予熱温度T
0が低すぎると加熱時間が増大するなど不具合が生じる
ので500℃以上であることが必要である。つまり、一
定の場合には、予熱を行わずに室温の状態であっても構
わないが、上記のように、昇温の際の効率などを考慮す
ると、500〜600℃程度に石英管1が予熱されてい
ることが望ましい。ウェハ搬送台9にウェハ4を設置し
た後、搬送台9を石英管1内部に搬入する。ウェハ4に
は、例えば、シリコンウェハを用いる。この際、石英管
1の円柱状凹部の内部にランプが挿入されるようにウェ
ハ4の搬入を行いながらランプを円柱状凹部の内部に移
動する。この、ランプの円柱状凹部の内部への移動は、
ウェハ4が石英管1に搬入される以前に行われていても
構わないし、また、ウェハ4の石英管1への移動が完了
してから行っても構わない。
後、ランプ2の出力を上げ、昇温速度が100℃/秒で
ウェハ温度が第1の熱処理温度T1=1000℃になる
まで昇温を行う。この際に、ウェハ温度を熱電対やパイ
ロメーター(放射エネルギーセンサー)などで測定し、
その結果を制御装置5に入力し、ランプの電源入力電圧
に対してフードバックをかけながら、ランプの出力をP
ID制御等により調整すればよい。あるいは、予めラン
プの出力とウェハ温度の関係のデータを取得しておき、
このデータによりランプの出力をプログラム制御する方
法を採っても構わない。図3では昇温速度を100℃/
秒としたが、昇温速度は任意に設定できる。また、昇温
を1000℃まで行ったが、この温度も任意に設定でき
る。但し、イオン注入等のダメージの回復を効果的に行
うためには、最大昇温速度は10℃/秒以上でT1は9
50℃以上であることが望ましい。
℃)まで温度が達してから、例えば、10秒間この温度
を保持し、第1の熱処理工程を実行する。この温度T1
における、時刻t2から時刻t3までの時間、即ち第1の
熱処理工程の保持時間は任意に設定できる。しかし、こ
の保持時間は、数秒から数分間程度の間で設定すること
が好ましい。一定の場合には、保持時間はゼロ、即ち、
第1の熱処理温度T1に達した後直ぐに降温を行っても
構わない。
秒間保持の後、ランプ出力を低下し、更に、徐々にラン
プ2を石英管1の円柱状凹部から引き抜きはじめる。同
時に、図3(b)に示すように、抵抗加熱源3の出力を
上げて降温速度を50℃/秒にし、第2の熱処理温度T
2=700℃になるまで降温処理を行う。図3(b)に
示すように、ランプの出力減に対応してウェハ温度が下
がっているが、ランプの予熱があるので、出力低減温度
よりウェハ4の降温速度の方が遅くなっている。第1の
熱処理温度T1から第2の熱処理温度T2への降温速度
は、ランプと抵抗加熱源の出力を制御することにより任
意に設定することができるが、不純物の拡散深さを浅く
抑えるためには、最大降温速度は10℃/秒以上になる
ようにするのが良い。ランプ2の出力の低下とランプ2
の円柱状凹部からの抜き取りを同時に行っても良く、ラ
ンプ2を抜き取った後にランプ出力を低下させてもよ
い。また、ランプ出力を適宜低下した後に抜き取っても
構わない。但し、ウェハ4の温度を効率的に上昇するた
めに、円柱状凹部によりランプ2をウェハ4の近くまで
接近してある場合には、ランプ出力の低下に伴いウェハ
面内及びウェハ4間での温度の均一性が悪化することが
あり、このような場合には抵抗加熱装置による温度制御
に迅速に切り替えるほうが効果的である。そのためラン
プ出力の低下とランプ2の引き抜きを同時に行うことが
好ましい。また、ソケット8等のランプ2の周辺部が抵
抗加熱源3に近接しているような場合には、ランプの引
き出しを迅速に行うことにより、抵抗加熱源3の温度の
上昇に伴うソケット8等の温度の上昇による焼損等の不
具合を防ぐことができる。なお、前述の第2の熱処理温
度T2は第1の熱処理温度T1以下の任意に設定できる
し、また、降温速度も任意に設定できる。ここでは、第
1の熱処理温度T1=1000℃からの降温の開始時刻
t3から抵抗加熱源3の出力を上昇したが、例えば、最
初の1000℃までの昇温の時点から抵抗熱源3の出力
を増大しても構わないし、1000℃からの降温の時刻
以降に抵抗熱源3の出力を増大をしても構わない。
0℃に達した後(時刻t4)、温度T2による第2の熱処
理工程が酸化工程の場合には、例えば、ウェット雰囲気
での酸化を行う。ウェット雰囲気の場合は、水素燃焼に
よる水蒸気や超高純度の脱イオン水をバブリングさせた
水蒸気をガス導入管から石英管1内部に導入する。な
お、ウェハ4の搬入から、時刻t4間での雰囲気はアル
ゴン(Ar)雰囲気とした。但し、時刻t4までの雰囲
気は、用途に応じて任意の雰囲気であっても構わない。
特に、ウェハ4の搬入から、時刻t4間での雰囲気はH2
雰囲気とすれば、表面清浄化及び表面平坦化が可能であ
るので好ましい。ウェハ4の搬入から、時刻t4間での
雰囲気は、この他にも雰囲気も任意に設定でき、窒素
(N2)ガスや一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(N
O2)等の酸化窒化性雰囲気などであっても良い。さら
には、窒素(N2)で希釈した酸素(O2)やアルゴン
(Ar)で希釈した水素(H2)などを用いることも可
能である。また、窒素(N2)やアルゴン(Ar)で希
釈した塩酸(HCl)を流して、基板の表面をクリーニ
ングすることも可能である。また、第2の熱処理温度T
2における第2の熱処理工程は、窒素(N2)、アルゴン
(Ar)、ヘリウム(He)等で希釈した酸素(O2)
などを用いるドライ雰囲気での酸化や、希釈した塩酸
(HCl)を含む酸化雰囲気での酸化でもかまわない。
時刻t4から700℃に温度を保ったまま、60分間の
酸化を行う。(時刻t5)。但し、時刻t4から時刻t5
までの処理時間は、酸化工程の場合の酸化膜厚の条件な
どによって任意に設定できる。
の熱処理工程としての60分間の酸化工程が終了した
後、雰囲気をウェットからアルゴン(Ar)ガス雰囲気
に切り替え、抵抗加熱源3の出力を低下することによ
り、降温速度50℃/分で600℃まで降温する。時刻
t5から時刻t6までの降温における雰囲気ガスは、任意
に設定でき、窒素(N2)ガスや一酸化窒素(NO)、
二酸化窒素(NO2)等の酸化窒化性雰囲気などであっ
ても良い。さらには、窒素(N2)で希釈した酸素
(O2)やアルゴン(Ar)で希釈した水素(H2)など
を用いることも可能である。600℃まで降温したら、
ウェハ搬入台9を石英管1の外に搬出することにより、
ウェハ4の取り出しを行い処理を終了する。時刻t5か
ら時刻t6までの降温速度は、加熱熱源の出力を調整す
ることなどにより、任意に設定することができる。但
し、急速な冷却を行うとウェハ4にストレスの発生や、
ウェハ内部の欠陥の生成などの原因となるため、最大降
温速度は500℃/分以下にすることが望ましい。ま
た、降温速度を遅くすると、不純物拡散が顕在化するの
で、最大降温速度は10℃/分以上にすることが好まし
い。このように、第2の熱処理温度T2から初期設定温
度T0までの降温速度一定の範囲内で任意に設定でき
る。
は、同一の炉を用いて、一旦室温に戻すことなく、連続
的に、高速な昇温で高温の第1の熱処理温度T1におけ
るランプアニール工程と、この温度より低温での第2の
熱処理温度T2における酸化工程を抵抗加熱源を用いて
行うことが可能となる。また、本発明の熱処理装置によ
れば、一度に複数枚のウェハ4に対して、ランプアニー
ル工程と抵抗加熱源を用いた酸化工程からなる一連の熱
処理工程を行うことにより、ダメージの回復と均一な膜
厚の酸化膜の形成が可能となる。一度に複数枚のウェハ
4に対して、均一性の高い熱処理工程が実行できるの
で、量産性に優れている。
に示した構造に限られるものではない。例えば、図4あ
るいは図5に示すような構造も採用できる。
用いる他の熱処理管の斜視図である。また,図4(b)
は、図4(a)に示した熱処理管の、IIIB−IIIB線に
沿った断面図である。図1に示すような円柱状凹部の代
わりに、図4(a)では、熱処理管1の長さ方向に垂直
な溝12が複数個設けられている。この熱処理管1の長
さ方向に垂直な溝12のそれぞれに対して、複数の赤外
線ランプ熱源をそれぞれ、移動装置を用いて出し入れし
ても良い。ランプ熱源は、図1と同様な、熱処理管の半
径方向を長軸とする棒状のランプでも良く、熱処理管1
の長さ方向に対し垂直な方向に長軸を有する形状のもの
でもかまわない。
管の変形例に係り、図4(a)のIIIB−IIIB線に対応
する面における断面図である。本発明の熱処理管の長さ
方向に垂直な溝12は、図4(b)に示すように平面で
も良く、図4(c)に示すように曲面でも良い。
他の熱処理管の斜視図(鳥瞰図)である。図5では、熱
処理管1の長さ方向に沿った長辺を有する矩形の溝13
が設けられている。この矩形の溝13に対して、赤外線
ランプ熱源を移動装置用いて出し入れしても良い。
用いた本発明の半導体製造装置の斜視図(鳥瞰図)で、
金属シリサイド等の電熱線3が、熱処理管である石英管
1を巻回している。そして、この巻回している電熱線3
と電熱線3の隙間において、複数の棒状のランプ2が出
し入れ出来るように構成されている。
においては、ウェハ搬送台に複数枚のウェハを設置し
て、この搬送台を石英管1内部に搬入した後、石英管1
の矩形の溝13の内部に複数の棒状のランプ2を、それ
ぞれ挿入する。そして、挿入されたそれぞれのランプの
出力を増大して、第1の熱処理温度T1まで昇温する。
その後、図3に示した時刻t2から時刻t3までの時間、
第1の熱処理工程がなされ、時刻t3経過後、各ランプ
の出力を低下させ、更に、徐々にランプ2を石英管1の
矩形の溝13から引き抜きはじる。これと同時に、抵抗
加熱源3の出力を上げ、第2の熱処理温度T2において
第2の熱処理工程を実行すればよい。
用いた場合における、本発明の他の半導体製造装置の斜
視図(鳥瞰図)である。図6(b)においては、複数本
の棒状電熱線3が、熱処理管である石英管1の長手方向
に並列に配置されている。この複数本が長手方向に並列
に配置された電熱線3と電熱線3の隙間において、複数
の棒状のランプ2がその長軸を石英管1の長手方向に並
列にして配置されている。この複数の棒状のランプ2
は、矩形の溝13に対して出し入れ出来るように構成さ
れている。さらに、図6(b)においては、複数本の棒
状電熱線3が、石英管1に対して距離を変えられるよう
に構成されている。
においては、まず、複数本の棒状電熱線3を石英管1の
管壁から離しておく。そして、ウェハ搬送台に複数枚の
ウェハを設置して、この搬送台を石英管1内部に搬入し
た後、石英管1の矩形の溝13の内部に複数の棒状のラ
ンプ2を、それぞれ挿入する。そして、挿入されたそれ
ぞれのランプの出力を増大して、第1の熱処理温度T1
まで昇温する。その後、図3に示した時刻t2から時刻
t3までの時間、第1の熱処理工程がなされ、時刻t3経
過後、各ランプの出力を低下させ、更に、徐々にランプ
2を石英管1の矩形の溝13から引き抜きはじる。これ
と同時に、複数本の棒状電熱線3を石英管1の管壁に近
づくように移動し、棒状電熱線3の出力を上げ、第2の
熱処理温度T2において第2の熱処理工程を実行すれば
よい。
本設置されているが、実際には、ウェハの口径、ウェハ
の枚数、及びランプの出力などに応じて任意の個数の設
置ができる。
外に、石英管1の長手方向に対し斜めの溝を構成しても
かまわない。
処理工程を実際のMOSFETの製造工程で用いる場合
を例にとって説明する。MOSFETの製造工程とし
て、ウェハ作成からゲート酸化膜作成工程までを説明す
る。
体基板に反転層防止のためのチャネルストップ領域を形
成するためにホウ素(B)あるいはリン(P)、ヒ素
(As)といったドーパントイオンをイオン注入する必
要がある。この際のドーズ量及び注入エネルギーは、所
望されるしきい値電圧などの電気特性等により定められ
る。ドーズ量は、1011〜1014cm-2、エネルギー
は、10keVから200KeVの範囲で用いられるこ
とが多い。チャネルストップ領域形成のためのイオン注
入は、シリコンウェハ表面の汚染や表面荒れなどの防止
のために酸化膜を通じて行われる場合が多い(以下、こ
の目的で用いられる酸化膜を「ダミー酸化膜」とい
う)。この実施例1では、厚さ15nmのダミー酸化膜
を通して、イオン注入した後、厚さ12nmのゲート酸
化膜を形成する一連の工程について説明する。
を通して、リン(P)を80keV、5×1013cm-2
でイオン注入する。イオン注入後に、このダミー酸化膜
を弗化アンモニウム(NH4F)溶液などで剥離する。
去するための処理を行った後、加熱炉に投入する。この
時、加熱炉の予熱温度(初期設定温度)T0を600℃
とした、時刻t1(このときを0分とする)から時刻t2
の間のランプによる昇温では昇温速度を100℃/秒と
し、アニール温度T1を1000℃とする(t2=4
秒)。時刻t2と時刻t3の間隔を10秒とする。
ら温度T2(=700℃)まで降温する。このときの降
温速度は50℃/秒である(t4=20秒)。時刻t4ま
での雰囲気をアルゴン(Ar)ガス雰囲気(不活性雰囲
気)とする。
雰囲気(水素燃焼)に切り替え、厚さ12nmの酸化膜
を形成する。時刻t4でアルゴン(Ar)ガスに切り替
え温度T2(=700℃)から温度T0(=600℃)ま
で降温速度50℃/分で降温する。
場合のシリコンウェハ中のチャネルストップ用リン
(P)濃度分布を図7に示した。
い従来の場合にはイオン注入ダメージにより顕著な拡散
の増速が見られるが、本発明による方法では、高速昇温
(100℃/秒)及び高温アニール(10秒)によって
イオン注入ダメージが回復し、リン(P)の増速拡散が
抑えられ急峻な濃度分布が実現できることが分かる。こ
の実施例1では時刻t4までのアニール工程をアルゴン
(Ar)ガス雰囲気で行ったが、本発明では窒素
(N2)で希釈した酸素(O2)やアルゴン(Ar)で希
釈した水素(H2)などを用いることも可能である。
工程の後、温度を室温まで下げずに連続して酸化工程を
行うことができるため、従来の工程数を増大することな
く、また、熱疲労や微小欠陥などの少ない良好な半導体
装置の製造が可能となる。
やpウェルなどの深い拡散領域を形成するための高加速
エネルギーイオン注入とチャネル表面付近の不純物密度
制御のための比較的低エネルギーのイオン注入を行った
後にゲート酸化膜を形成する場合について説明する。従
来は、ウェル拡散領域の形成を高温長時間の不純物拡散
によって行っていたが、高加速エネルギーイオン注入に
より深い領域に不純物ドープが短時間で行える利点があ
り、近年、頻繁に用いられるようになっている。しかし
ながら、高加速エネルギーイオン注入を行うことによっ
て、基板中に多量のダメージ(点欠陥)を生成するた
め、イオン注入工程に続く熱処理工程(例えばゲート酸
化膜工程)で不純物拡散が増大し、不純物分布の制御性
が悪化する問題や転移等の構造欠陥が基板中に生成され
接合リーク等の電気的な特性に悪影響を及ぼすなどとい
った深刻な問題が発生していた。従って、高加速エネル
ギーイオン注入によって生成するダメージを回復するこ
とは重要な問題であり、このようなダメージの回復には
高温アニールが有効である。
にMOSFETのゲート酸化膜を、700℃、30分行
って、形成する場合の工程を説明する。
して半導体基板にボロン(B)を加速エネルギー100
keV、ドーズ量1×1013cm-2でイオン注入を行
う。次に、n型ウェルを形成するための高加速エネルギ
ーイオン注入としてリン(P)を加速エネルギー750
keV、ドーズ量3×1013cm-2でイオン注入する。
これらのイオン注入の後、表面酸化膜を剥離する。
定した熱処理用加熱炉にウェハを搬入し、時刻t1(0
秒とする)から昇温温度50℃/秒で1050℃
(T1)まで昇温する(t2=9秒)。次に、1050℃
で10秒間保持した(t3=19秒)後、降温速度50
℃/秒で700℃(T2)まで降温する(t4=26
秒)。ここまで(t4)の工程での炉内はアルゴン(A
r)雰囲気にする。
雰囲気をウェット雰囲気に変え、抵抗加熱源によって温
度を700℃に保ち、30分間の酸化を行う。(t5=
30分26秒)。
替え、降温速度50℃/分で600℃まで降温(t6=
32分26秒)してから、熱処理用加熱炉からウェハを
取り出す。
ル処理の伴わない酸化方法、即ち、ゲート酸化膜工程を
抵抗加熱炉を用い、昇温速度を50℃/分で700℃ま
で昇温し、ウェット雰囲気中で30分の酸化を行った
後、降温速度50℃/分で600℃まで降温する方法に
おけるシリコンウェハ中のボロン(B)及びリン(P)
の不純物密度分布の違いを図8(a)及び図8(b)に
示す(図8(a)がB濃度、図8(b)がP濃度)。こ
の図から分かるように、本発明の熱処理方法では、従来
の方法に比べて、1050℃、10秒という高温工程が
余分に含まれているにもかかわらず、ボロン(B)及び
リン(P)の拡散深さが浅くなっていることが分かる。
これは、本発明による酸化工程前の高速昇温による高温
工程によってイオン注入によって生成した点欠陥が消滅
したことを示す。つまり、本発明が、イオン注入によっ
て生成したダメージの回復に効果的で有効であること分
かる。
3を説明する。この実施例3では、図3の第2の熱処理
温度T2の保持工程(第2の熱処理工程)と時刻t5以降
の降温工程との間に第3の熱処理温度T3における第3
の熱処理工程、すなわち、昇温工程を含む熱処理方法に
ついて説明する。
の第2の熱処理温度T2の保持工程(第2の熱処理工
程)が酸化工程を含む場合に、この酸化工程で生成する
酸化膜の膜質を向上させるのに有効である。特に、半導
体集積回路で用いられるMOSFETなどの半導体素子
は、近年ゲート絶縁膜である酸化膜の膜厚が薄くなって
おり、このような薄い酸化膜形成のために酸化温度が低
温化する傾向がある。しかるに、低温で酸化して作成さ
れる酸化膜中にはシリコン原子と酸素原子の結合ネット
ワークに歪みが残ってしまうなどの構造的なストレスが
残り、これが酸化膜の耐圧や絶縁破壊などに対する酸化
膜の信頼性を悪化させる原因となる。この様な酸化膜中
に生成するストレスは、第3の熱処理温度T3における
第3の熱処理工程によって効果的に緩和させることがで
きる。
の時間的変化を説明する概念図である。ここで、時刻t
5までの工程は図3と同じであるが、時刻t5以降で昇温
工程を有する点が異なる。
第3の熱処理温度T3まで昇温する。この際、第3の熱
処理温度T3は、第2の熱処理温度T2以上の任意の温度
に設定することができるが、酸化膜質の改善を目的とす
る場合には950℃以上であることが望ましい。図9で
は、第3の熱処理温度T3の方が第1の熱処理温度T1よ
りも高温である場合について示してあるが、第1の熱処
理温度T1及び第3の熱処理温度T3は独立かつ任意に設
定しても良い。また、昇温速度も任意に設定することが
できるが、不純物拡散を抑制するためには、50℃/分
以上の昇温速度が望ましい。時刻t5′から時刻t5″は
第3の熱処理温度T3での保持時間であるが、この時間
はゼロであっても良く任意に設定して構わない。また、
雰囲気も任意に設定でき、窒素(N2)ガス、水素
(H2)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の非酸化性雰囲
気や一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)等の酸
化窒化性雰囲気、或いは、酸素(O2)、水蒸気(H
2O)等の酸化性雰囲気などであっても良い。時刻t5″
から時刻t6までは降温工程であり、図3の場合の時刻
t5から時刻t6の間の降温工程と同様に行えば良い。
(a)乃至図14(n)を参照してメモリやロジックに
用いられるCMOS構造の半導体集積回路の製造工程を
説明し、この製造工程に本発明の熱処理工程をどの様に
適用したかを説明する。
3Ωcm程度の(100)面を主表面とするn型シリコ
ンウェハを用意する。この半導体基板20の主表面に1
50nm程度の熱酸化膜(SiO2)21を形成後,図1
0(a)に示すようにフォトレジスト膜22を塗布し、
これをフォトリソグラフィー技術によりパターニングし
てpウェル形成領域を開口する。次に、pウェル形成領
域に熱酸化膜21を通して1012〜1013cm-2程度の
ドーズ量でボロン(B)をイオン注入する。次に、熱酸
化膜21のウェル形成領域の部分をエッチング除去す
る。また、フォトレジスト膜22も除去し、所定の清浄
化工程を終えてから、約1200℃でイオン注入された
ボロンを熱拡散して図10(b)に示すようにpウェル
24を形成する。
酸化膜21をすべて除去して剥離してから、再び膜厚1
00nm程度の熱酸化膜(SiO2)25を図10
(c)に示すように半導体基板20の主表面に形成す
る。その後、CVD法を用いて膜厚200nm程度の窒
化膜(Si3N4)26を成長させる。この窒化膜26の
上にフォトリソグラフィー技術によりパターニングされ
たフォトレジスト膜27を形成し、これをマスクに反応
性イオンエッチング(RIE)を行って、図10
(c)に示すように素子分離形成領域の窒化膜26を除
去する。この工程により素子形成領域と素子分離領域が
区画される。この時点で素子形成領域は窒化膜26によ
って被覆されている。その後、窒化膜26のパターニン
グに用いた、フォトレジスト膜27を除去する。
板20にチャネルストップイオン注入する。素子分離領
域に反転防止不純物を注入するときには素子形成領域に
この不純物が入らないようにする必要がある。まず、図
11(d)に示すように、pウェル24とその上の窒化
膜26をフォトリソグラフィー技術によりフォトレジス
ト膜28で被覆し、リン(P)をチャネルストップイオ
ン注入する。ついでフォトレジスト膜28を除去してか
ら図11(e)に示すようにpウェル24以外に領域上
にフォトリソグラフィー技術により新たなフォトレジス
ト膜30を形成し、ボロン(B)をチャネルストップイ
オン注入する。その後、フォトレジスト膜30を除去す
る。
離領域にフィールド酸化膜32を形成する。フィールド
酸化膜32は、ゲート酸化膜などの熱酸化膜に比較して
膜厚が約1μmと1桁程度厚い。従って、通常は酸化速
度の速い水蒸気を含む雰囲気で形成される。素子形成領
域を覆う窒化膜26は、シリコンに比較して酸化速度が
著しく遅いので酸化防止膜として用いられる。図11
(f)に示すようにフィールド酸化膜32と半導体基板
20との界面には、pウェル24にp+反転防止層(チ
ャネルストップ領域)が形成され、基板領域にn+反転
防止層(チャネルストップ領域)が形成される。
酸化膜25及びその上の窒化膜26を除去してから素子
形成領域に膜厚が数10nmのダミー酸化膜58を形成
する。次に、ゲートしきい値電圧制御(Vth制御)イオ
ン注入を行う。まずフォトリソグラフィー技術により、
図12(h)に示すようにpウェル24をフォトレジス
ト膜34で被覆してからpMOSのゲートしきい値電圧
制御用の不純物をイオン注入する。次に、フォトレジス
ト膜34を除去してから図12(i)に示すようにpウ
ェル24以外の領域上に、フォトリソグラフィー技術に
より、フォトレジスト膜36を形成し、続いてnMOS
のゲートしきい値電圧制御用用の不純物をイオン注入す
る。その後、フォトレジスト膜36を除去する。さら
に、Vth制御イオン注入イオン注入時の保護膜として使
用されたダミー酸化膜58を剥離する。
化を行って新たにゲート酸化膜33を形成する。この熱
酸化を行う工程において本発明の製造方法が適用され
る。つまり、前述したVth制御イオン注入、熱酸化膜
(ダミー酸化膜)剥離及び酸化前処理を行ってから、こ
の半導体基板20に対して、図3に示したようなタイム
フローの熱処理工程を実施してゲート酸化膜33を形成
する。
にCVD法によりポリシリコン膜を400nm程度堆積
する。フォトリソグラフィー技術によりパターニングさ
れたフォトレジスト膜39をポリシリコン膜上に形成す
る。そして、このフォトレジスト膜39をマスクとし
て、図13(j)に示すように反応性イオンエッチング
(RIE)などによりポリシリコン膜をエッチングし
て、ゲート電極38及びポリシリコン配線(図示しな
い)を形成する。その後、フォトレジスト膜39を除去
する。
ン領域を形成する。まず、フォトリソグラフィー技術を
用いて、図13(k)に示すように、pウェル24とそ
の上のゲート電極38などの上を、新たなフォトレジス
ト膜40で被覆する。そして、ポリシリコンゲート電極
38をマスクとして、自己整合的に、ボロン(B)をド
ーズ量1015cm-2のオーダーでイオン注入する。この
時、ポリシリコンゲート電極38にもボロン(B)がイ
オン注入される。ついでフォトレジスト膜40を除去し
てから、フォトリソグラフィー技術を用いて、図13
(l)に示すようにpウェル24以外の領域上に他のフ
ォトレジスト膜42を被覆する。そして、ポリシリコン
ゲート電極38をマスクとして、自己整合的に、砒素
(As)を1015cm-2のオーダーでイオン注入する。
この時、ポリシリコンゲート電極38にも砒素(As)
がイオン注入される。その後、フォトレジスト膜42を
除去する。
理されて不純物が拡散し、図14(m)に示すようにp
型ソース/ドレイン領域44及びpウェル24にn型ソ
ース/ドレイン領域45が形成される。この時、ポリシ
リコンゲート電極38に注入されたボロン(B)及び砒
素(As)も活性化されるので、pMOSFET側及び
nMOSFET側の両方のポリシリコンゲート電極38
が低抵抗化する。次に、トランジスタ間を接続するアル
ミニウム配線層とゲート電極を形成するポリシリコン膜
間の絶縁のため、図14(m)に示すように、層間絶縁
膜46を堆積させる。この層間絶縁膜46は、CVD法
により堆積された膜厚0.5μm程度の酸化膜(CVD
−SiO2)と、この酸化膜(CVD−SiO2)の上
に、CVD法により堆積された膜厚0.5μm程度のP
SG膜又はBPSG膜の2層構造から構成された複合膜
である。この複合膜の上層のBPSG膜は、リフローさ
れて層間絶縁膜46の表面が平坦化される。この表面
に、フォトリソグラフィー技術を用いてパターニングさ
れたフォトレジスト膜47をマスクにして、RIE若し
くはECRイオンエッチング等により層間絶縁膜46を
エッチングし、図14(m)に示すようにアルミニウム
配線層とトランジスタを接続するコンタクト孔48を形
成する。その後、このコンタクト孔48を形成に用いた
フォトレジスト膜47を除去する。
ーム真空蒸着法等によりシリコンなどを含有するアルミ
ニウム合金膜(Al−Si,Al−Cu−Si)を形成
する。この上に、フォトリソグラフィー技術を用いて、
フォトレジスト膜のマスクを形成し、このマスクを用い
て、これをRIEにより、アルミニウム合金膜(Al−
Si,Al−Cu−Si)をパターニングしてソース/
ドレイン領域44,45と電気的に接続された金属配線
49を図14(n)に示すように形成する。その後、こ
の金属配線49のパターニングに用いたフォトレジスト
膜を除去する。そして、機械的損傷防止と、水分や不純
物の浸入の防止を目的とした膜厚1μm程度のパッシベ
ーション膜50が図14(n)に示すように金属配線4
9の上にCVD法により積層される。パッシベーション
膜50にはPSG膜や窒化膜などが利用される。
剥離→熱酸化(ゲート酸化)→ポリシリコンCVDの工
程で本発明が適用される。以上、CMOS構造の半導体
集積回路の製造方法において、本発明の熱処理工程は、
ゲート酸化膜の形成工程に適用したが、この工程に限ら
ず、イオン注入工程などの半導体基板を損傷させるよう
な工程後の酸化膜の特性を安定化させるための種々の熱
処理工程に適用することができる。
ことのなく、イオン注入等によって生成するダメージの
効果的な回復が可能な半導体装置の製造方法を提供する
ことが出来る。
することのなく、所望の不純物密度分布プロファイルが
容易に得られる半導体装置の製造方法を提供することが
出来る。
大することのなく電気特性や結晶学的特性などの特性の
優れた半導体装置が容易に製造可能で、且つ生産性の高
い半導体装置の製造方法を提供することが出来る。
を一度にランプ熱源を用いて高速昇温による高温の熱処
理工程とこれに続く抵抗加熱源による熱処理工程とをウ
ェハの冷却工程なしに行える半導体製造装置を提供する
ことが出来る。
(鳥瞰図)である。
熱源及びランプのそれぞれの出力、および雰囲気ガスの
時間的変化を示す概念図である。
の熱処理管の斜視図(鳥瞰図)、図4(b)は、図4
(a)に示した熱処理管の、IIIB−IIIB線に沿った断
面図で、図4(c)は、図4(a)に示した熱処理管の
変形例に係り、IIIB−IIIB線に対応する面における断
面図である。
管の斜視図(鳥瞰図)である。
本発明の半導体製造装置の斜視図(鳥瞰図)で、図6
(b)は、図5に示した熱処理管を用いた場合におけ
る、本発明の他の半導体製造装置の斜視図(鳥瞰図)で
ある。
ト酸化膜を形成したときのウェハ中のリン(P)濃度分
布を示す特性図である。
程によりゲート酸化膜を形成したときのウェハ中のボロ
ン(B)の濃度分布を示す特性図で、図8(b)はリン
(P)濃度分布を示す特性図である。
熱炉内温度の時間的変化を説明する概念図である。
程断面図である(その1)。
程断面図である(その2)。
程断面図である(その3)。
程断面図である(その4)。
程断面図である(その5)。
度の時間的変化を示す概念図である。
2,47 フォトレジスト膜 23 ゲート酸化膜 24 pウェル 26 窒化膜(Si3N4) 32 フィールド酸化膜 38 ゲート電極 44 p型ソース/ドレイン領域 45 n型ソース/ドレイン領域 46 層間絶縁膜 48 コンタクト孔 49 金属配線 50 パッシベーション膜 58 ダミー酸化膜
Claims (10)
- 【請求項1】 ランプの出力を調整して、半導体基板を
初期設定温度から、第1の昇温速度で、第1の熱処理温
度まで昇温し、この温度を所定時間維持して前記半導体
基板に対して第1の熱処理を行う工程と、 前記ランプの出力を下げ、前記第1の熱処理温度から、
第1の降温速度で降温し、抵抗加熱により、前記初期設
定温度より高く前記第1の熱処理温度より低い第2の熱
処理温度に設定する工程と、 前記抵抗加熱により、前記第2の熱処理温度を所定時間
保持して前記半導体基板に対して第2の熱処理を行う工
程と、 前記熱処理された半導体基板を第2の降温速度で降温す
る工程とを少なくとも備えていることを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 ランプの出力を調整して、半導体基板を
初期設定温度から第1の昇温速度で第1の熱処理温度ま
で昇温し、この温度を所定時間維持して前記半導体基板
に対して第1の熱処理を行う工程と、 前記ランプの出力を下げ、前記第1の熱処理温度から第
1の降温速度で降温し、抵抗加熱により、前記初期設定
温度より高く前記第1の熱処理温度より低い第2の熱処
理温度に設定する工程と、 前記抵抗加熱により、前記第2の熱処理温度を所定時間
保持して前記半導体基板に対して第2の熱処理を行う工
程と、 前記熱処理された半導体基板を第2の昇温速度で前記第
2の熱処理温度より高い第3の熱処理温度まで昇温し、
この温度を所定時間維持して前記半導体基板に対して第
3の熱処理を行う工程と、 前記第3の熱処理を行った半導体基板を前記第2の降温
速度で降温する工程とを少なくとも備えていることを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記初期設定温度は500℃以上600
℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の昇温速度は10℃/秒以上で
あることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1の熱処理工程は、不活性ガスを
含む雰囲気、水素ガスを含む雰囲気、還元性ガスを含む
雰囲気の少なくとも1の雰囲気で行い、前記第2の熱処
理工程は、水蒸気を含む酸化性の雰囲気で行うことを特
徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記第3の熱処理を行う工程を、ランプ
で行うことを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 前記第3の熱処理温度は、前記第2の熱
処理温度より高いことを特徴とする請求項2記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項8】 所定の波長の光を透過する熱処理管と、 該熱処理管に隣接して配置された抵抗加熱ヒータと、 前記熱処理管に対して移動可能なランプ熱源と、 該ランプ熱源を移動させるためのランプ移動装置とを少
なくとも備えていることを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項9】 前記熱処理管には複数の凹部が形成さ
れ、前記ランプ熱源は該凹部に挿入し、移動可能である
ことを特徴とする請求項8記載の半導体製造装置。 - 【請求項10】 前記抵抗加熱ヒータは、前記熱処理管
に対して複数回巻回したコイル状に構成され、前記凹部
は、コイルとコイルの間に配置されていることを特徴と
する請求項8記載の半導体製造装置。
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JP32966997 | 1997-11-14 | ||
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