JPH11212446A - 点字表示器 - Google Patents

点字表示器

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JPH11212446A
JPH11212446A JP1619598A JP1619598A JPH11212446A JP H11212446 A JPH11212446 A JP H11212446A JP 1619598 A JP1619598 A JP 1619598A JP 1619598 A JP1619598 A JP 1619598A JP H11212446 A JPH11212446 A JP H11212446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
braille
hole
shape memory
memory alloy
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1619598A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryotaro Tanaka
亮太郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
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Publication of JPH11212446A publication Critical patent/JPH11212446A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点字ピンを駆動する機構が単純で、応用され
る装置を容易に小型にすることができる点字表示器を提
供する。 【解決手段】 1は表示盤であり、この表示盤1には、
所定の配列で複数の貫通孔2が形成されている。この貫
通孔2の基端部は、先端部分より大径のピン収納部2a
とされ、このピン収納部2aの基端部は、前記貫通孔2
と軸線が一致する貫通孔2を有する蓋1aによって閉じ
られている。前記貫通孔2には、点字ピン3が挿入され
ており、この点字ピン3の中央の円板状の突起部3aが
前記ピン収納部2a内に収納され、前記点字ピン3の前
記突起3aより上方の部分は、圧縮コイルばね4に挿通
されている。この圧縮コイルばね4は、前記蓋1aの上
面と突起部3aの下面との間で圧縮されている。前記点
字ピン3の下端には、穴3bが形成され、この穴3bに
は線状の形状記憶合金5が挿通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盲人または弱視者
へ点字情報を提供する点字表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】盲人または弱視者へ情報を提供する手段
として、点字情報を表示する点字表示器は、一般的に用
いられている。点字表示器の表示部において、点字ピン
が指に触れることにより、情報の伝達が行われる。点字
ピンは、ボードの穴から突き出している「1」を示す状
態と、ボードの穴に引っ込んでいる「0」を示す状態と
がある。
【0003】また、この点字ピンは、3×4の配置で表
示部に12本配設されており、12本のどの点字ピンが
突き出しているか、引っ込んでいるかにより、文字情報
を2値化して伝達する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の点字
表示器においては、点字ピンの駆動にソレノイドが用い
られている。そのため、機構が複雑で、応用される装置
(たとえば、盲人用キーボード)の小型化には、限界が
ある。本発明はこのような背景の下になされたもので、
点字ピンを駆動する機構が単純で、応用される装置を容
易に小型にすることができる点字表示器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
点字表示器において、基板と、この基板を貫通して所定
の配置で設けられた貫通孔と、この貫通孔にそれぞれ挿
通されたピンと、このピンを前記基板の一方の面から他
方の面へ付勢するばねと、このばねの付勢と反対方向へ
前記ピンを移動させる方向へ変形可能な形状記憶合金
と、この形状記憶合金と電源とを断続するスイッチ手段
とを具備することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の点
字表示器において、前記ピンには、前記基板の裏面に当
接することによりピンの突出を所定の位置で規制する突
起が設けられ、前記ばねは前記基板の裏面と前記突起と
の間に介在する圧縮ばねであり、前記形状記憶合金は、
前記ピンに連結されて伸縮方向へ変形することを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の点字表示器において、前記スイッチ手段
は、トランジスタで構成されていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の点字表示器において、前記スイッチ手段
は、リレーで構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる表示器における一本の点字ピンの構成を示すブロッ
ク図である。この図において、1は表示盤であり、この
表示盤1には、所定の配列で複数の貫通孔2が形成され
ている。この貫通孔2の基端部は、先端部分より大径の
ピン収納部2aとされ、このピン収納部2aの基端部
は、前記貫通孔2と軸線が一致する貫通孔2を有する蓋
1aによって閉じられている。
【0010】前記貫通孔2には、点字ピン3が挿入され
ており、この点字ピン3の中央の円板状の突起部3aが
前記ピン収納部2a内に収納されている。また、前記点
字ピン3の前記突起3aより上方の部分は、圧縮コイル
ばね4に挿通されている。この圧縮コイルばね4は、前
記蓋1aの上面(ピン収納部2aの底部)と突起部3a
の下面との間で圧縮されるようになっている。
【0011】前記点字ピン3の下端には、穴3bが形成
されており、この穴3bには線状の形状記憶合金5が挿
通されている。前記形状記憶合金の一方の端部5aおよ
び他方の端部5bは、基板6の電極部にねじ止めされ、
この電極部から供給される電流により発熱し、所定の温
度となることによって形状が変化する(実施形態では縮
む)ようになっている。
【0012】次に、図1および図2を参照して、上述し
た一実施形態の動作を説明する。図1は、形状記憶合金
5に電流が流れていない場合を示している。また、図2
は、形状記憶合金5に電流が流れている場合を示してい
る。
【0013】まず、点字表示器の電源を投入すると、全
ての点字ピンは、図1に示すようにデータ「1」を示し
ている。すなわち、点字ピン3の突起部3aは、圧縮コ
イルばね4により持ち上げられ、所定の長さだけ表示盤
1の上面より突き出している。このとき、スイッチ7
は、点字表示器内において、全てオフ状態となってい
る。
【0014】ある点字情報を示す場合に、点字表示器の
点字ピン3で「0」の情報を表現するとき、点字ピン3
の突起部3aは、図2に示すように、表示盤1の上面よ
り下に下がっている必要がある。そのため、図2におい
て、「0」の情報を出力する点字ピン3に対応するスイ
ッチ7をオン状態とする。
【0015】これにより、形状記憶合金5には、電源8
より電流が供給される。その結果、形状記憶合金5は、
自身の抵抗値と流れる電流の電流値より求まるエネルギ
ーにより、発熱する。そして、形状記憶合金5は、発熱
した熱により、自身の長さが、例えば全体の’5%’縮
む。
【0016】この結果、点字ピン3の突起部3aは、形
状記憶合金5の縮むことによる張力により、表示盤1の
上面より下に引き下げられる。すなわち、形状記憶合金
5の縮むことによる張力は、圧縮コイルばね4が表示盤
1の上面へ点字ピン3の突起部3aを突き出させる力に
勝り、コイルばね4を縮ませる。これにより、点字ピン
3は、「0」の情報を示す。
【0017】また、点字表示器の点字ピン3で「1」の
情報を表現するとき、点字ピン3の上部は、図1に示す
ように表示盤1の上面より上に突き出している必要があ
る。そのため、図1において、「1」の情報を出力する
点字ピン3に対応するスイッチ7をオフ状態とする。
【0018】これにより、形状記憶合金5には、電源8
より電流が供給されなくなる。その結果、形状記憶合金
5は、自身の抵抗値と流れる電流の電流値より求まるエ
ネルギーによる発熱動作が停止する。そして、形状記憶
合金5は、自身の温度が下がることにより、もとの形状
に戻る。
【0019】この結果、点字ピン3の突起部3aは、コ
イルばね4の伸びる力により、表示盤1の上面より上に
突き上げられる。これにより、点字ピン3は、「1」の
情報を示す。
【0020】ここで、形状記憶合金5の電流のオン/オ
フによる伸縮の反応時間は、ニッケル・チタン合金によ
る形状記憶合金を用いた場合、数十msecである。こ
の反応時間は、人間が指先で情報をなぞって読みとる応
用に関しては、十分な速度である。
【0021】なお、点字ピン3の下端に穴3bを設けて
形状記憶合金5を挿通していたが、穴3bの代わりにフ
ック等を設けて、形状記憶合金5を吊着させることも可
能である。
【0022】また、点字ピン3の下端に穴3bを設けて
形状記憶合金5と点字ピン3との連結を単純な構造とし
ているのは、点字ピンの密度を上げるのに有効である。
また、形状記憶合金5の接続を2本とすることで、実質
的な形状記憶合金5の強度は、向上する。
【0023】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、スイッ
チ7の構成をトランジスタに代え、電流のオン/オフ動
作を行うことも可能である。また、スイッチ7の構成を
リレーに代え、電流のオン/オフ動作を行うことも可能
である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、点字表示
器において、基板と、この基板を貫通して所定の配置で
設けられた貫通孔と、この貫通孔にそれぞれ挿通された
ピンと、このピンを前記基板の一方の面から他方の面へ
付勢するばねと、このばねの付勢と反対方向へ前記ピン
を移動させる方向へ変形可能な形状記憶合金と、この形
状記憶合金と電源とを断続するスイッチ手段とを具備す
るするため、ピンを上下に駆動させる構造が簡単に構成
でき、点字表示器の小型化が可能となり、かつ製造コス
トを安くする効果がある。
【0025】請求項2記載の発明によれば、前記ピンに
は、前記基板の裏面に当接することによりピンの突出を
所定の位置で規制する突起が設けられ、前記ばねは前記
基板の裏面と前記突起との間に介在する圧縮ばねであ
り、前記形状記憶合金は、前記ピンに連結されて伸縮方
向へ変形するため、ピンを上下に駆動させる構造が簡単
に構成でき、点字表示器の小型化が可能となり、かつ製
造コストを安くする効果がある。。
【0026】請求項3記載の発明によれば、前記スイッ
チ手段は、トランジスタで構成されているため、スイッ
チング動作を高速に行うことができる効果がある。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1記載の点
字表示器において、前記スイッチ手段は、リレーで構成
されているため、高速にスイッチングが行え、かつ形状
記憶合金へ流す電流量を多くとれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による点字表示器の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による点字表示器の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 表示盤 2 貫通孔 3 点字ピン 4 コイルばね 5 形状記憶合金 6 基板 7 スイッチ 8 電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 この基板を貫通して所定の配置で設けられた貫通孔と、 この貫通孔にそれぞれ挿通されたピンと、 このピンを前記基板の一方の面から他方の面へ付勢する
    ばねと、 このばねの付勢と反対方向へ前記ピンを移動させる方向
    へ変形可能な形状記憶合金と、 この形状記憶合金と電源とを断続するスイッチ手段と、 を具備することを特徴とする点字表示器。
  2. 【請求項2】 前記ピンには、前記基板の裏面に当接す
    ることによりピンの突出を所定の位置で規制する突起が
    設けられ、前記ばねは前記基板の裏面と前記突起との間
    に介在する圧縮ばねであり、前記形状記憶合金は、前記
    ピンに連結されて伸縮方向へ変形することを特徴とする
    請求項1記載の点字表示器。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は、トランジスタで構
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の点字表示器。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段は、リレーで構成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    点字表示器。
JP1619598A 1998-01-28 1998-01-28 点字表示器 Withdrawn JPH11212446A (ja)

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JP1619598A JPH11212446A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 点字表示器

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JPH11212446A true JPH11212446A (ja) 1999-08-06

Family

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT412035B (de) * 2003-02-20 2004-08-26 Roman Mag Graf Kompaktes bewegliches taktiles modul mit formgedächtnislegierungsantrieb
JP2009015815A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Korea Advanced Inst Of Sci Technol 触感装置
JP2010217433A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこの定着装置を搭載する画像形成装置
CN101853592A (zh) * 2010-05-17 2010-10-06 南京信息职业技术学院 盲文凹凸点控制结构及逐行驱动全页盲文点显器
WO2020077703A1 (zh) * 2018-10-15 2020-04-23 浙江理工大学 一种低能耗电磁驱动式盲文点显装置

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JP2010217433A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこの定着装置を搭載する画像形成装置
CN101853592A (zh) * 2010-05-17 2010-10-06 南京信息职业技术学院 盲文凹凸点控制结构及逐行驱动全页盲文点显器
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405